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ATACK NET ブックレビュー
トレーニングやリハビリテーションなど、スポーツ医科学と関連した書評を掲載しています。

体験教育が日本を救う
高山 修

 著書は長年教育に携わってきた。生きる力のもとになる「思考力」「判断力」「表現力」などは、具体的な体験活動、すなわち自分の目で見て、手で触れて、体で感じるという実体験を通して意識化され、広く深く養われるものであるという著者の信念がまとめられている。子どもの発育発達にスポーツが欠かせないということが強調して述べられており、全8章中、3章を費やして書かれている。発達段階に応じたスポーツの取り入れ方がわかりやすく紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2010-01-10)

タグ:教育 体験    
カテゴリ 指導
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武道的思考
内田 樹

 著者がブログや各種媒体で発表した内容を「武道」のテーマに沿って編み直したものである。
 武道的であるということは、危機的状況下において生き延びていく、そのための知恵と力のことを指す。心身の修行と文献を読む中で得られた実感を伴う道筋が、教育問題や時事問題などを通して示されていて、かなりの刺激がある。とくに合気道の稽古に関する部分では、身体の感受性が高まるような気がする。どういう心持ちを、準備をしているかが常に問われるのだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:筑摩書房

(掲載日:2011-07-10)

タグ:武道    
カテゴリ 人生
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ゴールキーパー専門講座
松永 成立 北 健一郎

 ゴールキーパーに関する技術の専門書である。松永氏は、「よいゴールキーパーはファインセーブが少ない」と話し、ポジショニングの大切さを示す。そして相手選手がどこにいてボールがどこにあるかで判断する、というように常に具体的である。試合中にチーム全体にかける声、メンタル面の準備、選択すべきプレーなど、場面ごとに求められる役割を明確に示してくれる。
 ゴールキーパーの仕事の面白さ、奥深さを知ることができる一冊。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2011-07-10)

タグ:サッカー 入門 ゴールキーパー    
カテゴリ トレーニング
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慢性腰痛は3日で治る
高林 孝光

 筆者は筋肉を「一冊の本のような仕組み」にたとえる。いくら表層の筋をマッサージしても、痛みの原因が深層部の「触れない筋肉」にある場合には意味がないというのである。そもそも、痛みがある場所には筋防御があり、それにより血行が滞り、痛みが留まるということを、自身の骨格から気づいた筆者。電気治療を積極的に用いて、「触れない筋」へのアプローチの重要性を説いている。
 立体動態波、TENSなどを用いて筋防御をときほぐし、血流をよくし、発痛物質を排出して筋を正常な状態に戻すという。専門職にとっては強い語調になじめない部分があるかもしれないが、最新治療を多くの方々に、という意思によるものだろう。
 巻末にはトレーニングやストレッチングの方法も紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:幻冬舎

(掲載日:2011-07-10)

タグ:腰痛   
カテゴリ 運動生理学
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バイオメカニクス 人体運動の力学と制御
David A. Winter 長野 明紀 吉岡 伸輔

 人間の動きをバイオメカニクス的に解析する場合に必須となる基本知識がまとめられているのが本書である。信号処理の方法から、順動力学解析、筋電図のデータ処理の方法など、かなり専門的ではあるが簡潔な記述により、深い理解を得ることができるだろう。
 読みこなすには数学的な理解と人体や運動に関する知識が必要となる。なお、訳者序文において原著の紹介がなされている。「初学者に通読できるほどわかりやすく丁寧で、それでいてバイオメカニクス分野の奥深さを感じさせる内容に深く感銘を受けた」「バイオメカニクスの専門書として初めて読んだ本が本書であり、習得のしやすさを実際に体験している」。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ラウンドフラット

(掲載日:2011-07-10)

タグ:バイオメカニクス 入門    
カテゴリ スポーツ医科学
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スポーツアロママッサージ よくわかる!実践バイブル
神崎 貴子

 本書はスポーツアロママッサージを、スポーツ選手の身体のメンテナンス方法として紹介している。
 簡単な解剖学や代表的なケガの解説、SOAPノートのつけ方についても解説されており、アロマセラピーをどのようにスポーツシーンに取り入れ、コンディショニングに活用していくかがよくわかる。「スムーブテクニック」など実際の手技については、写真が多用されており、ポイントが丁寧に挙げられてDVDとともに理解しやすくなっている。オリンピックや国体におけるサポートの様子もまとめられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:フレグランスジャーナル社

(掲載日:2011-07-10)

タグ:アロマ マッサージ   
カテゴリ トレーニング
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教養としてのスポーツ科学
早稲田大学スポーツ科学学術院

 スポーツ医科学、健康スポーツ、アスレティックトレーニング、コーチング、スポーツ教育、スポーツビジネスの6分野にわたって記述されている。各項目が見開きから4ページに収まる分量であり、内容も専門性を保ちつつわかりやすいものとなっている。
 学部生向けの導入教育のテキストではあるが、スポーツ科学を全体的につかむことができるので、基本的なところを理解しておきたい人のほか、独学で学びたい、学び直したい人にとっても有用な一冊となる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2011-06-10)

タグ:スポーツ科学 入門 教養   
カテゴリ スポーツ医科学
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速く走るコツ マンガでみるスポーツ科学
小田 伸午 三ツ井 慈之

 原作の小田氏がこれまで研究してきた動作のコツについて、高校生向けにマンガ形式で伝えている。
 ストーリーは高校陸上部での選手と顧問の先生による人間模様をベースに、ときどき親父ギャクや涙も交じえつつ、より速く走るためのコツについてテンポよく紹介していく。「地面を蹴るのではなく、地面から押してもらう」「力感が外れたときが速い」といったポイントが、主人公の動きとともに表現されていて、実際に走ってみたくなるような感覚になるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:朝日出版社

(掲載日:2011-06-10)

タグ:陸上 トレーニング 漫画    
カテゴリ トレーニング
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高地トレーニングの実践ガイドライン 競技種目別・スポーツ医科学的エビデンス
青木 純一郎 川初 清典 村岡 功

 高所トレーニングに関して、とくに各競技における実践例をまとめている。本書は、日本オリンピック委員会スポーツ医・科学研究報告として毎年出されたものが全体報告となり、それをもとに書籍化されたものである。陸上競技、水泳、スキー(クロスカントリー、ノルディック複合)、スピードスケート、バイアスロンにおいて、どのような高所トレーニングが行われてきたか、また実際の測定データについて詳しく分析されている。このほか、低酸素施設をどのように活用するか、高地トレーニングに関する健康チェックについても紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:市村出版

(掲載日:2011-06-10)

タグ:高所トレーニング スポーツ科学    
カテゴリ スポーツ医科学
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リタ-ン・トゥ-・ライフ・スル-・コントロロジ-
ジョセフ・H・ピラティス 武田 淳也 日本ピラティス研究会

Return to Life Through Contrology
──ピラティスで本来のあなたを取り戻す!

 ジョセフ・ピラティス氏によるバイブル的な著書、『Return to Life Through Contrology』原著第2版(1945年)を翻訳したものである。 
 34のエクササイズとともに、「自然に基づく身体教育の基本原則」が掲載され、これが本書の核となっている。この文章は、ピラティス氏の考え方を今に伝えるものであり、古さを感じさせることなく、どのような気持ちで動作を行い、呼吸すべきかをガイドしてくれる。「あとがきに代えて」の部分では監訳者・編著者からのメッセージには、よい動きや姿勢のイメージを、イメージの通りに行うための方法としてコントロロジー(コントロールに接尾辞-gyがついた語)があり、それがピラティスの醍醐味であると紹介している。
 ピラティスの歴史についても年表形式でまとめてあり、よい指導者を選ぶためのガイドブックともなっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:現代書林

(掲載日:2012-03-29)

タグ:ピラティス 入門 コントロロジー  
カテゴリ トレーニング
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スポーツ哲学の入門 スポーツの本質と倫理的諸問題
シェリル・ベルクマン・ドゥルー 川谷 茂樹

 タイトルに入門とある通り、スポーツ哲学のトピックが網羅された労作だ。とくに現代社会におけるスポーツの価値や、ドーピングなどの倫理的問題について多くのページを割いている。すぐに目を通せる分量でも、結論を得られる分野でもないが、スポーツに関わるなら知っておくべき内容ではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナカニシヤ出版

(掲載日:2012-08-03)

タグ:スポーツ哲学 倫理 ドーピング  
カテゴリ スポーツ社会学
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やわらかアカデミズム・わかるシリーズ よくわかるスポーツ文化論
井上 俊 菊 幸一

 教科書のような体裁で、多岐に渡るトピックがコンパクトにまとめられている。欄外にて用語説明や文献紹介がなされ、基礎から発展までカバーする。教育、ビジネス、地域といった様々な視点を含み、調査法にまで言及している本書は、スポーツを学ぼうとする人にとって必携の書と言っても過言ではない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ミネルヴァ書房

(掲載日:2012-08-03)

タグ:スポーツ文化論  
カテゴリ スポーツ社会学
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フェルデンクライス・メソッド入門 力みを手放す、体の学習法
伊賀 英樹

 フェルデンクライス氏が体系化し、日本に入ってきてから約30年になるフェルデンクライスメソッド。自身の身体を知り、よりよい動きに近づけていくこのメソッドは、言い換えれば個人の数だけ適した方法がある。また、不調のある人は不必要な力みがある場合が多いため、身体の各部分をゆるめるワークが中心になる。となると、なかなか一律に解説しにくいものだ。それを筆者は要点を整理し、平易な言葉でまとめた。
 本書の前半は望ましい心構えについて述べられ、後半はペアワークおよびATMレッスン(グループレッスン)の体験に割かれている。豊富なイラストは、ゆっくり実践していく助けとなるだろう。本当に効果があるのか? と半信半疑の人に紹介するのにちょうどよい入門書だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:BABジャパン

(掲載日:2012-08-03)

タグ:フェルデンクライスメソッド 入門  
カテゴリ ボディーワーク
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なぜ全日本女子バレーは世界と互角に戦えるのか
渡辺 啓太 大塚 一樹

 全日本女子バレーのテレビ中継にて、タブレット端末を手にする監督の姿がよく映る。そこにはどんな情報が送られているのか、誰がデータを収集しまとめているのか。そこにスポットを当てた。
 表紙の数字とアルファベットの文字列は、実際の試合時に入力されたものだ。激しい情報戦の中、公開してしまっていいのかと感じるかもしれないが、各国代表ともデータの活用方法は日々進化している。では日本代表にて試行錯誤を積み重ねてきたのはと言えば、二十代の若き渡辺氏であった。
 渡辺氏が出身校の恩師や代表監督、選手たち、チームメイト、そして家族に支えられながら、「アナリスト」として認められていく様が伝わってくる。スポーツ現場を支えるスタッフにとっては、ここまで全力を注げているかと振り返ったり、真摯に取り組めばきっと認めてもらえると勇気づけられたりもする一冊と言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2012-08-03)

タグ:バレーボール アナリスト データ  
カテゴリ スポーツ医科学
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運動と健康の心理学
竹中 晃二

 「実践」心理学講座シリーズの1つであることから、運動が健康を導くとわかっていてもなかなか始められない、続けられない人へのアプローチを中心としている。動機づけや行動変容などの理論にとどまらず、対象ごとにどのような介入方法を行ったかやその考察について多くページを割いているのが特色だ。まさに実践のための心理学の書と言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:朝倉書店

(掲載日:2012-08-03)

タグ:心理 行動変容  
カテゴリ スポーツ医科学
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トレーニングをする前に読む本 最新スポーツ生理学と効率的カラダづくり
石井 直方

 本書は1991年から連載してきた身体関連のコラムを書籍にまとめたものを、文庫化したものだ。それでも最新と冠しているのは、研究の最前線にいる著者が適宜加筆しているためだ。扱うトピックはダイエットなど一般スポーツ愛好者の興味の大きい分野が主だが、記述は分子レベルまでおよぶ。これまで専門的にスポーツ科学や運動生理学を学ぶ機会のなかった人にとって、基礎となりうる一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2012-08-03)

タグ:トレーニング 生理学  
カテゴリ スポーツ医科学
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小・中学生のための足がグングン速くなる本
伊東 浩司

 走り方のコツや心の持ちようなどは、小学校の授業を振り返ってみると意外にもあまり取り上げられなかった印象がある。100mの日本記録保持者でもある著者は、「走ることを楽しいと思ってほしい」という願いをベースに、わかりやすくトレーニングのポイントをまとめた。紹介されるのはどれも今日から実践できるようなドリルばかりだが、表題のように「グングン」速くなるには、保護者をはじめとした周囲の大人の振る舞いがポイントになると説く。子どもたちが「できた!」「楽しい」「走りたい」と思えるようにすれば、自ら練習に取り組み自然とタイムは伸びていく。短距離走に限らず、スポーツがうまくなるコツ、選手との接し方に応用できる話が散りばめられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:カンゼン

(掲載日:2012-08-03)

タグ:トレーニング 陸上 ジュニア 走り方 
カテゴリ 運動実践
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ファシリテート・ストレッチング やさしいPNFストレッチング
McAtee,Robert E. Charland,Jeff 魚住 廣信

 改訂にあたって、スタビリティボールとエラスティックバンドを使ってのエクササイズと、競技・種目別のストレッチングルーチンが追加された。
 ファシリテート・ストレッチングの仕組みから各筋に対するストレッチ方法まで網羅されており、さらに90分のDVDが付いている。これから学び始める人の入門書となるのはもちろん、すでにPNFストレッチを取り入れている人も再確認とアップデートになるだろう。訳者が述べている通り、掲載されているものにとどまらず、対象や状況に応じてエクササイズをデザインしていく際の参考になる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2012-08-03)

タグ:ストレッチング 入門 
カテゴリ トレーニング
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上昇思考 幸せを感じるために大切なこと
長友 佑都

 前著『日本男児』から1年、著者は活躍の場をますます広げている。その土台となるのは、変わらず「感謝」や「ポジティブシンキング」だ。
 所属チーム主将のサネッティ、家族、はたまたチェゼーナ在籍時に交流したイタリア人男児の名などが出てくるが、彼らとの出会いをよいものと捉える考え方には、見習うべき点が多い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:角川書店

(掲載日:2012-10-10)

タグ:サッカー エッセー   
カテゴリ 人生
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スポーツ子育て論 わが子の潜在力を開花させる
遠山 健太

 著者は全日本フリースタイルスキーのモーグルチームにトレーナーとして強化を担当している。日本におけるトップ選手の育成やスポーツそのもののあり方をふまえて、子どもが育っていく環境をどのようにすべきかを示している。教育という観点、子どもを持つ父親としての観点も含まれている。
 本書のメッセージは、最初から型にはめるのではなく、子どもと一緒に遊び、いろいろな動きをさせること。これが子どもの潜在的に持っているものを開花させるために重要であるというもの。話題は多岐に渡るが、指導者や親の立場で、判断に迷ったときに視点を提供してくれるだろう。トレーナーがどのような仕事をしているかについて、あるいは地域おこしという視点でスポーツと関連づけている部分もあって興味深い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:アスキ-・メディアワ-クス

(掲載日:2012-10-10)

タグ:教育 ジュニア 成長 子育て   
カテゴリ 指導
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格闘筋進化論
澤木 一貴

 本書で紹介されるのは、複合関節運動であり、競技に活用できる効率的な動きである。コアを基本とし、ファンクショナルトレーニングやプライオメトリックトレーニングへと発展させていく。
 アンバランスに耐えながらのデッドリフト、回転しながらピラーを崩さない、というように、各エクササイズの狙いや意識すべきポイントが最初に出ていて、その下に具体的な種目名が表示されるという形で統一されているのが特徴。写真を多く使って、よい例や悪い例、バリエーション例が示されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2012-10-10)

タグ:格闘技 トレーニング   
カテゴリ トレーニング
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プロトレーナー木場克己の体幹パフォーマンスアップメソッド
木場 克己

 パフォーマンスアップとタイトルにあるように、アスリート(週4日以上スポーツをしている人)をメインターゲットとしている。負荷の高いメニューも紹介されているため、トレーニング前の運動能力チェックやストレッチ、トレーニング後のマッサージ法も詳しく記載されている。
 また、運動する習慣のある人でも、柔軟性、体幹力、バランス力、アジリティーの中では不得意なものがあってもおかしくないが、いくつかのステップに分けられていて弱点強化にもなる。
 さらにその各ステップに一般の人向けの回数も記載されており、気軽に始められそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:カンゼン

(掲載日:2012-10-10)

タグ:体幹 トレーニング   
カテゴリ トレーニング
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すぐ役に立つ介護予防フィットネス ロコモティブシンドロームに対応したQOL向上運動・実践ガイド
石井 千惠 竹尾 吉枝 小谷 さおり 芝崎 美幸

 主に高齢者を対象とした、椅子を使ったり唱歌に合わせたエクササイズがまとめられている。介護現場ですぐ実践できるのはもちろん、スポーツ指導者にとっても学ぶ点は多い。たとえば動機づけの仕方や、筋力や柔軟性に応じたエクササイズのマッピングなど、普段はアスリートを対象とすることが多い立場の人が、もし高齢者を対象とする際には心強い参考書と言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:誠文堂新光社

(掲載日:2012-10-10)

タグ:ロコモティブシンドローム 介護予防 高齢者   
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:すぐ役に立つ介護予防フィットネス ロコモティブシンドロームに対応したQOL向上運動・実践ガイド
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スポーツのマネジメント ユベントス・フェラーリその交渉と契約
マリオ 宮川 尾張 正博

 スポーツのマネジメント、というとサッカーなどの組織のマネジメントを想起するかもしれない。しかし、本書のメインはF1、それも選手個人のマネジャーだ。付き人、または代理人と混同されることもある中で、一流ドライバーとのエピソードを振り返りながら「マネジャー業とは」を紹介していく。後半では“宮川兄弟”として著者の名を日本に知らしめた、ユベントスおよびデルピエロ選手のマネジメントについても書かれている。マネジメントの世界を志す若者にとって、現場を想像する助けとなるのではないだろうか。
 また、「強い選手である前に、良き人間であれ」といった著者のマネジャー哲学は興味深く、トップアスリートとの接し方や関係を深める様などは、マネジャーに限らずスポーツ関係者にとって大いに参考になるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2012-10-10)

タグ:マネジメント F1 サッカー    
カテゴリ 人生
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親・指導者の「常識」がつくり出す子どものスポーツ障害 だから治らない、防げない!
高瀬 元勝

 スポーツ障害とは慢性的な痛みなどの症状を指す。スポーツは同じ動作を繰り返すため、こういった状態に陥りやすい。このとき、大人なら練習をやめたり減らしたりでき、またレベルの高い選手なら適宜動作を修正することもできるだろう。では子どもの場合はと考えたとき、保護者や指導者も含めて、練習や、身体動作という意味では生活から見直す必要があると筆者は解く。
 本書後半ではたくさんの症例を紹介しているが、来院に付き添った保護者や、選手を介して指導者ともコミュニケーションを図っているのがうかがわれ、セラピストとしてのあり方を考えさせられる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:現代書林

(掲載日:2012-10-10)

タグ:スポーツ障害 整体    
カテゴリ 人生
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足が速くなる こけし走り
齊藤 太郎

 こけしとは骨盤、肩甲骨、姿勢の最初の1文字ずつとったもの。体育の授業や部活動で速く走りたいと願う子どもたちがすんなりと理解できるよう、要点を絞って簡潔に説明されている。写真モデルも監修者以外は子どもを起用しているので、イメージしやすいだろう。
 練習メニューにて狙い通りに姿勢を保ちつつ骨盤や肩甲骨を動かせているか、指導者や保護者が確かめる際のチェックポイントもついている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:池田書店

(掲載日:2012-10-10)

タグ:陸上 指導    
カテゴリ トレーニング
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日本人が知らない体幹の使い方
山田 英司

 タイ発祥の格闘技、ムエタイで9本ものベルトを手にしたチャモアペット氏が監修、写真にも登場してムエタイにおける身体操作をひもといた。興味深いのは著者がムエタイをタイの文化や伝統と絡めて捉え、現地で過ごす以外になかなか習得することが難しい姿勢や発力の動きを紹介していることだ。同じように手足を動かしても同じ技にならない場合のアプローチは、運動指導においても参考になりそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2012-11-10)

タグ:トレーニング ムエタイ    
カテゴリ 運動実践
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スポーツに活きる!正しい走り方講座
杉本 龍勇

 正しい走り方とはつまり正しい体の動かし方だと著者は説く。それを身につけるには自分の身体がどのように動いているか感じ取ることが必要だが、簡単ではない。ポイントは自ら考えること、そして基礎技術を鍛えること。前者は、固有の感覚なので当然のことと言える。一方後者は絶対的なもので、姿勢、リズム、股関節の使い方が挙げられる。豊富な写真とともにトレーニング方法が紹介されている。
 また、「スポーツに活きる」とタイトルにあるように、実際の競技内でよく行われるステップからのダッシュや方向転換にも言及されているので、一般のスポーツ愛好者からトップレベルのアスリートまで指導する際に広く参考になる一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2012-11-10)

タグ:トレーニング 陸上 走り方   
カテゴリ トレーニング
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バテない体をつくる登山エクササイズ 山登りのための基礎体力・基礎知識が身につく!
大森 義彦

 近年山登りに興味を持ち、トレーニングの目標に掲げる人が増えているのではないだろうか。このとき忘れてはならないのは対「自然」であること、そして平地でどんなに鍛えても山での歩きとは異なるということだ。体力切れは危険に直結するため、まずさまざまな疲労原因を紹介し、対策を促す。次に「登山エクササイズ」として階段や坂道を使ったエクササイズや、リュックを背負うために力みがちな部位のストレッチをレクチャー。それを経て、最後に雨の日の歩き方など具体的な注意点について述べている。
 大森氏の豊富な登山経験に基づくアドバイスは、トレーニング指導の前提として知っておくと大いに役に立つに違いない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:誠文堂新光社

(掲載日:2012-11-10)

タグ:登山 トレーニング   
カテゴリ トレーニング
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トップアスリートを創る 日本体育大学アスリートたちの軌跡
日本体育大学学友会運動部 宮村 淳

 オリンピックなど、常に競技スポーツの第一線で活躍してきた日本体育大学のアスリートたち総勢21名にインタビューしてまとめた本。トップアスリート育成のためのノウハウ満載。指導者のみならず中・高校生にもお勧め。

A5判 250頁 2,500円+税
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2002-04-10)

タグ:インタビュー 指導 選手育成 
カテゴリ 指導
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スポーツ心理学からみたサッカーの理論 増補版
麓 信義

 サッカーを楽しむ個人の問題に絞り「どうしたらうまくなるのか」という観点から、サッカーの本質と練習メニューを解説。中・高校生でも気軽に読めるように語りかける文体。初版に訂正・加筆説明を巻末に加えた増補版。

新書判 318頁 950円+税
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:三一書房

(掲載日:2002-03-15)

タグ:サッカー メンタル 心理学 
カテゴリ 運動実践
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コンビニ・外食大活用 食べて勝つスポーツ栄養の基礎知識
齊藤 愼一

 栄養サポートが得られにくい、大学スポーツ選手や社会人になりたてのスポーツ選手を念頭に書かれたスポーツ栄養の本。
 コンビニや外食での食事選び、自炊開始のコツ、スポーツ栄養学の活用など、豊富なイラストで紹介。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2002-07-10)

タグ:スポーツ栄養学 食事 
カテゴリ
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からだにはココロがある
高岡 英夫

 身体に存在するココロについて書かれた本。ココロを介して人間の身体と心は密接につながっているとし、そのココロの構造を知り、うまくつきあっていくことで、自己の本来持っている能力を引き出す方法を知り、生かす。その方法を登山に見立て紹介。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:総合法令

(掲載日:2002-07-10)

タグ:身体 メンタル 
カテゴリ 身体
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スポーツ少年のメンタルサポート 精神科医のカウンセリングノートから
永島 正紀

 精神科医である著者が、スポーツによって生じる子どもたちの「ココロの悲鳴」について精神科医の立場から警鐘を鳴らす。これまでにはない新しい視点で書かれている。スポーツに携わる指導者およびスポーツ少年を持つ親にお勧めの1冊。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2002-07-10)

タグ:メンタル 子ども 精神科 
カテゴリ スポーツ医科学
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ブロッキング技術トレーニング
籾山 隆裕

 陸上競技のみならず、あらゆるスポーツ動作が滑らかに、効率よい動作になる加重のライン「ブロッキング・アクシス(軸)」について、CD-ROM付きで、具体的に解説(動画)。すぐに試してみたくなる理論!
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:陸上競技社

(掲載日:2002-10-10)

タグ:動作 
カテゴリ 運動実践
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フットサル教本
日本フットサル連盟 松崎 康弘 須田 芳正

 少ない選手の数で、広いグラウンドがなくてもできる、ミニサッカー(フットサル)。
 フットサルの歴史から技術、戦術、その指導法やトレーニング方法、さらに競技規則解説まで豊富なイラストと写真でわかりやすく解説。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2002-10-10)

タグ:フットサル 
カテゴリ 運動実践
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図解雑学 スポーツの科学
スポーツインキュベーションシステム

 手や足はなぜ動くのか。筋肉はどのようにして縮むのか。筋肉を縮めるエネルギーはどこから生み出されるのか。イラストを多用して生化学・物理学・力学まで解説。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナツメ社

(掲載日:2002-11-10)

タグ:入門 
カテゴリ スポーツ医科学
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「導具」を使った健康体操 オリジナル手具体操のすすめ
春山 文子

 日常生活で健康体操(運動)を楽しく継続させるために、長年の体操指導の実績を持つ著者が、健康体操を楽しく継続させるために開発した「導具=動きを導くための物」と体操の方法を紹介。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文芸社

(掲載日:2002-11-10)

タグ:体操 
カテゴリ 運動実践
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究極の身体(からだ)
高岡 英夫

 運動進化論が解く人類究極の身体能力とは? カラダが持つ能力を様々な視点から解説。カラダの素晴らしさや巧みさ、面白さを再確認する現代身体論のバイブル。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ディレクト・システム

(掲載日:2002-12-10)

タグ:身体 
カテゴリ 身体
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ここ一番!の集中力を高める法
児玉 光雄

 いろいろな局面での「ここ一番!」に強い人と弱い人がいるが、その差は「集中力」によって異なるという。一流のスポーツ選手からビジネスマンに至るまで、具体的な例を挙げ、集中力を高める方法が満載の実践書。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東洋経済新報社

(掲載日:2003-01-10)

タグ:メンタル 集中力 
カテゴリ その他
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運動の生理学 新版
P.V.カルポビッチ W.E.シニング 石河 利寛

 この書は、運動生理学の分野では権威があり、最初に訳本が出されてから17年が過ぎているが、1976年に新版として、内容が新しくなった。
 記述も膨大で、索引も参考文献も完備されていて、運動生理学を学ぼうとする人には使いやすい。ただし、この書を読むには、カルポビッチ、シニング両博士の序文にもあるとおり、基礎生理学の知識があったほうがよい。体育を専攻する学生だけでなく、トレーニングを考える人すべてに、一度は目を通し、疑問が生じたときの参考書として使っていただきたい書である。

P.V.カルポビッチ、W.E.シニング共著、石河利寛訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベ-スボ-ル・マガジン社

(掲載日:1979-10-10)

タグ:運動生理学 
カテゴリ スポーツ医科学
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いつも元気! インストラクター物語
鎌田 安奈 斎藤 恵

 元OLの主人公がひょんなことからフィットネスクラブに通い、エアロビクスインストラクターを目指す。その苦労と喜びと驚きをリアルに綴った小説&マンガ。4コママンガ63本掲載。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ハートフィールド・アソシエイツ

(掲載日:2004-07-10)

タグ:インストラクター 漫画 
カテゴリ 人生
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夢のとなりで 新庄剛志と過ごしたアメリカ滞在記
小島 勝典

 今シーズン日本プロ野球界に復帰し、様々な話題を提供してくれるSINJOH選手。
 2002年から彼の通訳として、2シーズンを共に過ごした著者が、新庄剛志と過ごしたアメリカでのエピソードを綴った滞在記。
 貴重な写真や新庄選手をイメージしたイラストも豊富。知られざる新庄選手の一面が垣間見れる一冊。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:メディアート出版

(掲載日:2004-06-10)

タグ:アメリカ 野球 滞在記  
カテゴリ 人生
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スポーツマッサージ指導論 実習指導者・スポーツ指導者のために
佐藤 揵

 仙台大学体育学部教授で、NPO法人ジャパンアスレチックトレーナーズ協会の資格認定委員会委員の佐藤医学博士が手がけた本。副題に「実習指導者・スポーツ指導者のために」とあるように、指導的立場にある人を始め、スポーツ選手や後方支援スタッフを対象としている。
 本書は「スポーツマッサージを行う前、指導する前に」に始まり、「マッサージに先立つ基礎的事項」「マッサージ論」「スポーツマッサージ技術論」と続き、「マッサージ関連情報」で締めくくられている。この他、著者が関わった「独特な他者伸張法が体操競技プレイヤーの肩関節柔軟性に及ぼす効果」など2つの研究が実験研究例として取り上げられている。
 初心者にはもちろんのこと、指導における注意点や技術の応用法にも言及しているので、上級者も目を通しておくとよいだろう。
金港堂出版部(022-232-0201)
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:金港堂出版部

(掲載日:2012-10-08)

タグ:スポーツマッサージ 
カテゴリ 身体
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ナンバの身体論
矢野 龍彦 金田 伸夫 長谷川 智 古谷 一郎

 光文社から発行された『ナンバ走り』(矢野ら著)の続編にあたり、前著で紹介されたナンバ的な動きの解説書となる本。副題は「身体が喜ぶ動きを探求する」。この身体論は、ナンバを「難場」と解釈し、身体的に無理のない、より素早い、より自然な動きによって困難なシチュエーションを切り開こうという考え方で、武術研究家の甲野善紀氏が提唱する古武術の身体運用法がもとになっている。
 桐朋高校バスケットボール部のコーチを務める著者4氏が言う「ナンバ」は、捻る、うねる、踏ん張るといった動作をできるだけ避けた、広く普及している西洋式の運動とは正反対の動きを指している。第3章「ナンバ的動きの練習法」、第4章「ナンバ歩き、ナンバ走りの練習法」では、写真つきで具体的な練習法が紹介されており、第6章「桐朋バスケットボール部の取り組み」では現場で実践されたナンバ的な動きの効果と課題が金田氏によって語られている。
 あとがきには、「否定的な意味であれ、肯定的な意味であれ、すべての人にとって考えるヒントになれば幸いである」とある。普段と異なる発想でからだを動かし、本書でよく使われている「身体との対話」を行うことによって、新しい発見が得られるかもしれない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:光文社

(掲載日:2012-10-08)

タグ:ナンバ バスケットボール 古武術 
カテゴリ 身体
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強くなるためのサッカーフィジカルトレーニング Q&A100
菅野 淳 星川 佳広

 成長段階に応じた練習法、トレーニング法、コンディショニング、食事まで、100の疑問について日本代表コーチがわかりやすく解答。
 ジュニア選手、ユース、指導者、父兄にもお勧めの一冊。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スキージャーナル

(掲載日:2012-10-09)

タグ:フィジカル コンディショニング トレーニング 食 サッカー 
カテゴリ トレーニング
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中学野球小僧


 中学生のための野球専門誌。創刊2号の特集は『高校野球でヒーローを目指せ!』と『秋の新チーム発足版:中学野球テクニカル』。プロ野球選手の体験談や野球がうまくなるための技術を写真やイラストで紹介。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:白夜書房

(掲載日:2005-10-10)

タグ:野球  
カテゴリ 運動実践
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感受性を育む 現象学的教育学への誘い
中田 基昭

 本書においては、神谷美恵子ほか、そしてサルトル、ブーバー、メルロ‐ポンティ、ハイデッガー、フッサールの思索を紹介しながら、段階的に「感受性」に迫っていく。
 著者は教育実践の場に関わりながら、知的障害をこうむっている子どもたちの他者関係、あるいは小学校における教師と子どもたちの関係を現象学に基づいて解明するということを研究テーマとしている。先人の言葉を手がかりにしながら、意識とは何か、身体とは何かという問いを深めていくのである。この深みのある読みから導かれるものが、読み手として抱える問題と、うまくリンクした瞬間、読み手自身の立ち位置とそれを取り囲む構造が立体的に意識できるようになる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東京大学出版会

(掲載日:2009-01-10)

タグ:教育 感受性 現象学  
カテゴリ その他
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5時間を切る! マラソン完走BOOK
牧野 仁

 本書は、初めてのマラソン出場で完走、そして5時間以内の走破を目標に掲げている。著者が提唱するのは、意外なことに「走らない」という方法である。
 まず、楽に走れるようになるためのドリルとして、股関節の柔軟性向上のためのランジや肩甲骨エクササイズとしてのバタフライ、手の力を抜くための「昔チョキ」(親指、人差し指、中指を伸ばす)での腕振りなどが紹介される。
 そして、長く走るためのドリルでは、ストレッチングのほか「仮想ロープ引きウォーキング」「仮想マリオネットウォーキング」でよい姿勢で体幹部の移動感覚を身につけ、四肢の協調運動ができるようなエクササイズを紹介。
 最後に、速く走るドリルとして、バウンディングなど。この3分類、計20種類が写真つきで紹介されている。動作をイメージでインプットすることを目指したDVDも付属。姿勢づくりを中心とした「走らない」エクササイズで、段階的に上達していくことで、誰でもどこでもできるドリルであるという。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:主婦の友社

(掲載日:2009-01-10)

タグ:マラソン 走り方  
カテゴリ 運動実践
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痛みに負けないカラダをつくる完全マスター 関節ストレッチ&トレーニング
矢野 啓介 佐嶋 健司

 本書は、まず部位別のストレッチ方法が紹介される。基本のストレッチから、「さらに伸びる」ストレッチ、角度を変えたものの3つが部位ごとに示され、見開き2ページにまとめられている。部位別のトレーニングについても2ページごとに紹介。いずれも豊富な写真にポイントが書き込まれている。
 そして、最後に「あなたの症状に適した関節ストレッチ&トレーニング」として、肩こり、腰痛、膝の痛み、野球肩、テニス肘などに悩む人のためのストレッチやトレーニングの組み合わせを勧めている。
「関節ストレッチ」および「関節トレーニング」を融合させていることが特長。部位ごとに簡単に探したい項目を探せるように随所に工夫がこらされている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:現代書林

(掲載日:2009-01-10)

タグ:ストレッチング トレーニング  
カテゴリ 運動実践
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カラダは水中運動でよみがえる 水遊びのノリでちょうどいい
快適スイミング研究会

 副題にもあるように、ここでは速く、力強く泳ぐことではなく、ゆっくりと、楽しく水遊びをする感覚を勧めている。「水はあなたのパーソナルトレーナー。大人の楽しい遊び場です」と述べられているように、水そのものを利用することで、リラックスして効果的な運動ができ、身体をよみがえらせてくれるとしている。最終目標は、蹴伸びで水中をスムーズに進んでいくこと。
 本書では「バンザイ蹴伸び」と呼ばれている手のひらを内側に向けて腕を上げたポーズで、「初代ウルトラマンの飛行姿勢」なのだという。そのためには姿勢がよいこと、バランス感覚や筋力、リラックスすることが必要になる。四股歩きや「けんけんぱ」など、目的に応じた段階的なエクササイズ10種目がカラー写真で丁寧に紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:学習研究社

(掲載日:2009-01-10)

タグ:水中運動  
カテゴリ 運動実践
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日本のスポーツはあぶない
佐保 豊

 熱中症、脳震盪、心臓疾患など、スポーツ中の事故、ケガなどについて、一般向けにわかりやすく書かれている。著者はサッカーやアイスホッケーの現場でアスレティックトレーナーとしての経験を持つ。海外と比較すると、日本におけるスポーツを取り巻く環境においては、安全面への配慮が足りないということを指摘している。
 現場へのAEDの配置、心肺蘇生法を含めた応急処置の普及が早急に求められていると訴えている。なお、これはスポーツの専門職が担っていくべきポイントでもある。
 タイトルには「笑顔でスポーツができるように」との思いが込められている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:小学館

(掲載日:2009-05-10)

タグ:安全 スポーツセーフティ  
カテゴリ アスレティックトレーニング
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強くなる近道 力学でひもとく格闘技
谷本 道哉 荒川 裕志

 著者の1人、谷本氏は空手の選手として稽古に取り組んでいた。現在ではスポーツバイオメカニクスや筋生理学の研究者である。また、もう1人の荒川氏はプロの格闘技の現役選手であり、研究者でもある。この2人が『格闘技通信』で連載した内容に加筆・修正を加えたものが本書である。
 より効果的な突きや蹴りが、どのようなメカニズムで生まれているか、また現場で使われるさまざまな表現を力学的な観点から解説していく。
 著名な選手、伝説的な格闘家の動きについても多くの記述があるが、著者らの「強くなるためにどうすればよいか」という執念に基づくものではないかと感じられた。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2009-06-10)

タグ:力学 トレーニング スポーツバイオメカニクス  
カテゴリ スポーツ医科学
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日本テニススウィング革命
中野 薫

 著者は、日本人がテニスで不振である理由として、「体幹を支持する足使いと腕使いでスクエア・スタンス打法のテニスを指導しているから」と主張する。海外のトッププレーヤーでは「オープン・スタンス打法」であり、「骨盤を土台とし、体軸を中心にして肩にトルクを与え、体幹の弾性体(腹腔と肋軟骨)をねじって」スイングしているという。また、「前腕を回内する外捻りのトルクの腕使い」「肩甲骨を外転し、胸郭に張りつけて前鋸筋を使う内捻りのトルクの腕使い」など「新しい発見による独創的な運動科学の理論」(41ページ)を著者は「ニュー・パワー理論」としている。
 でんでん太鼓などの例を用いながらまとめている。その記述はシンプルながら難解であり、バイオメカニクス的な用語なども独自の解釈が見受けられるようだが、感覚的な部分においてはヒントが得られるかもしれない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:幻冬舎ルネッサンス

(掲載日:2009-05-10)

タグ:テニス  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:日本テニススウィング革命
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サッカープレー革命2
河端 隆志 中村 泰介 小田 伸午 常足研究会

 プレー革命シリーズ第3弾となる本書は、『サッカープレー革命』『サッカートレーニング革命』に続くもので、サッカーにおける各種の動作について、動きづくりの観点から提案をしている。動きの解説には、分解写真とDVDによる映像が用いられている。
 プロローグおよびパート1~6で構成され、最初に「二軸感覚」の走りについて説明し、ロナウド、メッシほか世界の一流選手の動きのポイントを簡潔に列挙している。パート1からは走り方について、紙コップを2列に並べてつぶしながら走る、などの具体的なトレーニング方法がある。ここでのポイントは「二軸」と「フルフラット」(足裏全体で着地すること)である。これを基本としてキック、フェイント、ヘディング、トラップなどについて解説している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:カンゼン

(掲載日:2009-05-10)

タグ:サッカー  
カテゴリ 身体
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臨床スポーツ医学
Peter Brukner Karim Khan 籾山 日出樹 赤坂 清和 河西 理恵 黒澤 和生 丸山 仁司

 オーストラリアで出版された、Peter Bruknerらによる『Clinical Sports Medicine 第三版』のパートA~Fのうち、Bまでが翻訳されている。
 パートAでは、基本原則として傷害予防や診断、リハビリテーションの原則、バイオメカニクスや注意点などについてまとめられている。パートBでは、身体の部位ごとに発生しうるさまざまな問題について、痛み、外傷などに注目して詳しく述べられている。その問題点が何に起因するか、臨床診断、診断、検査、治療方法などについて豊富な写真、カラーイラストで解説。手術の紹介、リハビリテーションプログラムについてもわかりやすく記述されている。整形外科医のほか、PT、アスレティックトレーナー、鍼灸マッサージ師向け。

Peter Brukner、Karim Khanほか著、籾山日出樹、赤坂清和、河西理恵、黒澤和生、丸山仁司 総監修
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医学映像教育センター

(掲載日:2009-05-10)

タグ:スポーツ医学 リハビリテーション   
カテゴリ スポーツ医学
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ヒューマンエラーを防ぐ知恵 ミスはなくなるか
中田 亨

 人間によるエラーを防ぐことは、人間にしかできない。一方で「型にはまらないエラーをしでかすのも人間」であるという。多くの事故が過去に起こり、それを教訓として安全対策が取られてきた。事故防止の戦いは尽きることがない。本書では、ヒューマンエラーの本質について平易に述べ、事故を防ぐためのさまざまな方策が紹介される。スポーツ現場での安全管理などにも応用可能かもしれない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:化学同人

(掲載日:2009-06-10)

タグ:エラー スポーツセーフティ  
カテゴリ その他
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自分で上手に巻ける最新スポーツテーピング
スポーツセーフティジャパン

 NPO法人スポーツセーフティジャパンによるテーピングに関するガイド。1人でも失敗せずに巻くことができるよう、紹介されているのは伸縮性のあるテーピング素材(キネシオタイプや伸縮テープ)による関節サポートが中心であり、ホワイトテープは、手指の過伸展防止、補強などに用いられる。
 部位ごとのテーピング方法について、カラー写真、そして巻いた箇所がわかりやすいように工夫されているが、本書はテーピングのみを解説するだけではない。ウォームアップやクールダウン、セルフマッサージについてもまとめられている。掲載されているコラムにも、スポーツをより安全に楽しむためのポイントがちりばめられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:学習研究社

(掲載日:2009-06-10)

タグ:テーピング  
カテゴリ アスレティックトレーニング
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タンパク質の一生 生命活動の舞台裏
永田 和宏

 遺伝子情報をもとに、アミノ酸を順序どおりに並べる。そして、それを立体的に組み立てていくことで機能を持ったタンパク質をつくっていく。その様子をわかりやすく解説したのが本書である。タンパク質ができあがるまでには、シャペロンと呼ばれる脇役の分子が重要な役割をもっていること、輸送のためのさまざまな工夫、そして分解するための仕組みなどが順を追って紹介されていく。本当に生命の働きはうまくできていることを実感できる。
 われわれは、ともすれば筋量を増やすことを目的としてしまいがちだが、身体内部でどのようなことが起こっているか、想像してみるのも面白い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:岩波書店

(掲載日:2009-06-10)

タグ:タンパク質  
カテゴリ 生命科学
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運動も勉強もできる脳を育てる「運脳神経」のつくり方
深代 千之

 帯に「運動ができる子どもは勉強もできる」「文武両道」とあるように、著者の深代氏は運動ができることと勉強ができることは深く関連しているという。そのうえで著者は、運動を基本動作から鍛えようと提唱する。走り方、跳び方、投げ方などについて、スポーツバイオメカニクスなどの研究から得られた知識を話題として織り交ぜながら解説している。
 そして、スポーツ万能になるために大切な「動きの素」は、体幹によるとして、反動動作、反射、捻り、ムチ動作をどのように感じ、利用するかについても解説している。
 イラストを用いた「運脳神経」を鍛えるための身体を楽しく動かすワークや、身体のことをより深く知るための問題も掲載されている。簡単な言葉を用いているものの、実際には専門的な内容が多いと感じる。しかし、理解できないというのではなく、わかりやすく伝えるための工夫が感じられる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ラウンドフラット

(掲載日:2009-07-10)

タグ:脳 発育発達    
カテゴリ 身体
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使える強い筋肉をつくるトレーニングマニュアル
谷本 道哉 荒川 裕志

 筋肉の基本性能を向上させるための筋肥大トレーニングと、競技動作で使える筋肉にするための基礎的スキルトレーニングの2つ、すなわち「ベースアップとチューンアップ」を行い、タイトルにもある「使える強い筋肉をつくる」方法について述べているのが本書である。
 部位別の筋力トレーニングの方法では、注意すべきポイントが詳細に挙げられている。基礎的スキルトレーニングでは、プライオメトリックトレーニング、チーティングテクニック、クイックリフト、軽負荷プライオメトリックトレーニング、ケトルベルトレーニングについて解説。
 DVDで実際の動作を確認することができる。総合格闘家、山田崇太郎氏との対談も収録。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:晋遊舎

(掲載日:2009-08-10)

タグ:筋 トレーニング  
カテゴリ トレーニング
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描かれた技術 科学のかたち サイエンス・イコノロジーの世界
橋本 毅彦

 銅版画、絵、スケッチ、設計図など、過去の科学技術が描かれたものを、技術史の立場から語っている。当時の最先端の考え方、時代の要請について細かく述べてあり、それらが生まれる過程と必然性がよくわかる。地域的には西洋、東洋を問わず、またさまざまな年代にわたってトピックが取り上げられている。
 一枚の絵から、ここまでの豊かな背景が読み取れることに驚く。現代に生きるわれわれも、後世からみれば当時の最先端と呼ばれるような何かを、絵や図の形で残していくのであろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東京大学出版会

(掲載日:2009-08-10)

タグ:技術史  
カテゴリ その他
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ジュニアサッカーコーチングメソッド
平野 淳 Soccer clinic

 ジュニアサッカーにおける指導について、コンセプトとともに、具体的な方法を紹介している。総論を述べた後、U-6、U-9、U-12という3つのカテゴリごとに、それぞれの特徴が示されており、各々に合致したトレーニング方法が25ずつ、合計75もの図解がある。
 各年代が、発達段階において精神的・身体的にどのような状態であるのか、何を楽しいと思うのか、現場での指導経験を踏まえた実践的なメソッドである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2009-08-10)

タグ:サッカー コーチング  
カテゴリ 指導
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ハイインテンシティ・トレーニング
ジョン・フィルビン 大川 達也

 ハイインテンシティ・トレーニングとは、一般的なウェイトトレーニングとは方法が異なり、略語のHIT、あるいは「スロートレーニング」とも呼ばれるものである。ゆっくりとウェイトを上げ下げするということが特徴であり、「関節や靭帯に余計な負荷を与えることなく、筋肉に対して最適なプレッシャーを与えることができる」のだという。ケガのリスクを低減させる手法として用いられているのだそうだ。
 基礎的・理論的な背景に始まり、プログラムをどのように組み立てるか、そして写真を数枚使った実際のエクササイズ紹介に至るまで、ハイインテンシティ・トレーニングについて体系的にまとめられている。普及に向けたこれまでの取り組みの成果が、集大成となった1冊である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:アスペクト

(掲載日:2009-07-10)

タグ:トレーニング  
カテゴリ トレーニング
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シコふんじゃおう 日本伝統のコアトレがすごい!
元・一ノ矢 白木 仁

 日本伝統のトレーニングとして、今改めて見直されている「四股」について、相撲界で長く活動した著者がわかりやすく解説している。
 最初は股割から。これが基本となる動作で、股関節を開いて膝を曲げる動きである。立った状態から、脚を伸ばす、そして床に両脚を開いて骨盤を立てるところまでできれば、股割の第一ステップが終了である。これから四股に挑戦していく。意外なのは四股は「腰を浮かさず、腹で上げる」と言っていること。膝の向き、視線に関しても、写真に細かくアドバイスがつけられており、間違えないような心配りがある。肩のこらないコラムも読み応えがあり、なぜ四股にこだわるのか、よくわかる。自分の身体と向かい合い、インナーマッスルのトレーニングをしていくのに最適なのだそうだ。
 白木氏との対談、肩甲骨や股関節のトレーニングも収録されている。

元・一ノ矢 著、白木 仁 協力
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2009-07-10)

タグ:四股  
カテゴリ 運動実践
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ただジム
松井 薫 千野 エー

 日常生活の中でトレーニングを取り入れることができれば、それが会費無料の「ただジム」になるという発想である。たとえば歯磨きをしながら、電車に乗りながら、といった日常の時間にプラスして、さまざまなストレッチング、トレーニングを行っていくことを提案している。これを「しながらジム」とするなら、まとまった時間がとれるなら部屋でできる「おこもりジム」もある。
 シェイプアップ目的の女性を読者とした書籍だが、スポーツの現場でもこの発想は活用可能である。工夫次第で日頃のコンディショニングに取り入れると有用かもしれない。

松井薫 監修、千野エー イラスト

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:泰文堂

(掲載日:2009-07-10)

タグ:トレーニング  
カテゴリ 運動実践
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おやじファイトLOSER 勝っても負けても明日からまた仕事。
熊谷 美由希

 おやじファイトは、基本的に33歳以上に限定されたボクシング大会である。これは、そんなおやじファイターたちの写真集である。日常の普段の仕事の様子とともに、試合時の表情が切り取られている。
 ホテルマン41歳、営業マン47歳、消防士39歳、建築業50歳など、紹介文は職業と年齢のみ。まさに無名選手という扱いであるが、それによってどのような顔をして仕事に向かい合い、そしてボクシングに打ち込んでいるか、浮かび上がる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:有峰書店新社

(掲載日:2009-09-10)

タグ:ボクシング 写真集  
カテゴリ その他
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スポーツの源流
佐竹 弘靖

 現代におけるニュースをきっかけとして、スポーツ種目のたどった道のりを掘り下げていく。源流を訪ねる旅である。野球、バドミントン、ポロ、柔道など、そしてオリンピックが取り上げられており、数々のエピソードや背負ってきた歴史が当時の社会情勢とともに描写される。
 スポーツは、時代によって求められる形に変化することで今まで受け継がれてきたのである。各競技の特徴、あるいは特有の性格のようなものがどこに由来するのか、見えてくる気がする。視野を少し過去のほうへ広げてくれる本である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文化書房博文社

(掲載日:2009-09-10)

タグ:スポーツの歴史  
カテゴリ スポーツ社会学
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フィットネスIQ 知識でカラダを変える本
齊藤 邦秀

 フィットネスIQとは、筆者の造語であり、フィットネスに関する認識、日常生活での応用能力であり、自分自身の手でよりより生活を組み立てるためのノウハウであるという。
 本書は、「ウォーミングアップ」「ブレインワーク」「ボディワーク」の3つのまとまりで構成され、最初はFAQ(よくある質問)である。これは筆者がパーソナルトレーナーとして受けた質問をまとめたものであり、トレーニングへのモチベーションを高めてくれる。ブレインワークではストレッチングやエクササイズを、またボディワークでは身体のセルフチェック方法を紹介。自分と対話し、受身でないトレーニングの大切さを語っている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スキージャーナル

(掲載日:2009-09-10)

タグ:フィットネス  
カテゴリ 運動実践
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スポーツ科学から見たトップアスリートの強さの秘密
児玉 光雄

 身体能力や動体視力、脳、エネルギーシステム、高地トレーニング、疲労、メンタルトレーニング、ジュニア期の発育発達など、スポーツに関わるさまざまなトピックを一般向けにわかりやすく解説している。見開きで左ページには文章、右ページにはイラストや表を用いている。
 運動学習、生理学などだけではなく、野球やゴルフ、テニス、サッカー、陸上競技におけるバイオメカニクス的な側面についても詳しく解説されている。これまでの主な研究がコンパクトかつ平易にまとめられているので、スポーツ科学における多くの分野を俯瞰できる内容となっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ソフトバンククリエイティブ

(掲載日:2009-09-10)

タグ:スポーツ科学  
カテゴリ スポーツ医科学
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これなら続く!考える筋トレ
有賀 誠司

 トレーニングに関して、基本的な方法についてコンパクトにわかりやすくまとめられた一冊。一般向けの書籍で、対象は主に働き盛りの中堅世代である。しかし、学業や社業をこなし、トレーニングも行わなければならない学生アスリートや社会人アスリートにとっても参考になる考え方が盛り込まれている。たとえばタイムマネジメントやモチベーションの維持、環境整備については役立つだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:岩波書店

(掲載日:2009-12-10)

タグ:トレーニング  
カテゴリ トレーニング
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テクニックはあるが、「サッカー」が下手な日本人
村松 尚登

 日本のサッカーが上手になるためのヒントを求めてスペインへ単身乗り込んだ著者。テクニックはあるが、サッカーは下手な日本人という評価に対して、どのようにして活路を見出したのだろうか。本書は、スペインでの生活を織り交ぜながら書き上げた、コーチという立場からの問題提起である。
「戦術的ピリオダイゼーション」を理論的根拠とし、サッカー選手をサッカーの中で鍛えていくことがの必要性を実感に基づいて訴えている。サッカーのゲームをどのように分析するかという点において複雑系の枠組みを取り入れて考えているのが特徴。「バタフライ効果」(チョウの羽ばたきが別の場所で嵐を引き起こすように、予測不可能な効果を発揮することのたとえ)を期待し、締めくくっている。コーチング領域において意義ある提案である。
(当初は講談社ランダムハウスより刊行、現在は武田ランダムハウスジャパン)
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:武田ランダムハウスジャパン

(掲載日:2009-12-10)

タグ:サッカー  
カテゴリ 指導
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肉体改造並びに体力増強のしかた
窪田 登

 ウェイトトレーニングの第一人者である著者による、トレーニングに関してまとめた一冊。各種のトレーニング理論・実践方法の歴史的経緯に触れることができる。著者にとって身の回りに起こったこととして描写されているのが興味深い。自伝を交えた形式であるが、トレーニングの方法、原則、注意点などについても解説されている。
 窪田氏がトレーニングを始めたのは1946年のこと。1930年生まれで80歳になろうとする今でも、トレーニングを続けている。その息の長い情熱には圧倒される。「ライフイズムーブメント」の意味が、重みをもって伝わってくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スキージャーナル

(掲載日:2009-12-10)

タグ:歴史 自伝 トレーニング  
カテゴリ トレーニング
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加藤健志コーチのプールサイドで速くなろう!!
加藤 健志

 水泳選手のためのトレーニングやコンディショニングを集め、豊富な写真を用いて解説している。身体づくりに重点を置いており、足首や肩甲帯の柔軟性を高めるための方法や、ストリームラインをつくるための安定性を高めるエクササイズが示されている。インデックスが両端にあり、章ごと、部位ごとの2種類で目的とするトレーニング方法にたどりつける工夫がなされている。
 泳法そのものにはとくに触れていないが、より速く泳ぐために必要な身体的特徴が、本書を通して浮かび上がってくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2009-12-10)

タグ:水泳 指導 トレーニング  
カテゴリ トレーニング
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スポーツ測定評価学 からだの形と働きを測る
角田 直也 須藤 明治

 測定と評価に関して、多岐にわたる方法と基本となる考え方を網羅した教科書である。全身持久力や伸長、体重、新体力テストに始まり、BIODEXによる筋力測定、自転車エルゴメータによる無酸素性パワー測定、動作解析、超音波、骨密度、バランス能力、筋電図、全身反応速度など、必要と考えられる測定方法の意義や手順、応用例が紹介されている。
 興味深いのが終章のスポーツ測定評価実践にまとめられた項目である。これは学生向けの課題として使えるようになっており、記入欄に書き込んで提出できるよう、切り取り線が入っている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文化書房博文社

(掲載日:2010-01-10)

タグ:教科書 測定 評価  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツ測定評価学 からだの形と働きを測る
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近代スポーツのミッションは終わったか 身体・メディア・世界
稲垣 正浩 今福 龍太 西谷 修

 スポーツ史、文化人類学、哲学というそれぞれ異なる分野から、スポーツの果たしてきた役割について語り合うもの。複数回のシンポジウムでの発言をもとに書籍化している。メディアとの関係性、世界情勢の影響をどのように受けるかなどが立場が違う分、広がりを見せている。
「近代スポーツは、すでにその役割を終えているのではないか」といった指摘もあり、興味深い。エッセイ的なコラムや、各人の思い出として語られた部分から、考える手がかりは身体そのものにあるということが読み取れる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:平凡社

(掲載日:2010-01-10)

タグ:スポーツ史 文化人類学 哲学  
カテゴリ その他
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目からウロコのマラソン完走新常識 だから、楽に走れない!
飯田 潔 牧野 仁

 マラソン指導者である牧野氏と、シューズやインソールに関する専門家である飯田氏の共著。一般のランナーがマラソンの練習を健康的に続けるためのアドバイスを、それぞれの経験に基づいてコンパクトにわかりやすく解説している。
 走り方については、走り方の基本となる腕の振り方や呼吸法、チョキで走るなどの方法が紹介されている。さらに実際のレースで役立つ「裏ワザ」として、レース参加に関する年間の組み立てから、当日の移動、トイレに関してまで細かくまとめられている。
 なお、シューズは買うのは夜がよい、とこれまで言われてきたが、実際には違うそうだ。本当の自分の足に合うサイズのシューズをどのように選ぶか、納得のいく説明がしてある。ほかにも足の指が黒くなってしまう理由など、身近な疑問に答えてくれている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:実業之日本社

(掲載日:2010-01-10)

タグ:マラソン  
カテゴリ 運動実践
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1日5分!「座り」筋トレ 超簡単「貯筋」運動のススメ
福永 哲夫

 スポーツ科学の第一人者として多くの筋を測定してきた福永氏による、一般向けに平易に書かれた本。普段の生活の中でトレーニングを行うことは可能であり、日本人は「貯筋」運動をすべきであるという趣旨である。
 可能であればトレーニング指導の専門家がついて指導したほうがよいとしながらも、時間的・経済的に難しい場合は、何かをしながら立つ、座るといった簡単な運動をすることで十分に筋を鍛えていくことは可能であり、その刺激により、QOL(生活の質)を高めることができるという。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2010-03-10)

タグ:トレーニング  
カテゴリ 運動実践
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強い者は生き残れない 環境から考える新しい進化論
吉村 仁

 本書は、環境という面から生物の進化について深く考察したものである。
 環境の変化としては身体面や用具が大きく改善していき、ルールも頻繁に変わっていくという現状がある。これは、生物にとって常に変化しつづける環境への適応と似通った方向性が、各チームや個人に求められるということでもあるだろう。すなわち、生き残るのは強い者、つまりその時点での環境に完全に適応した者ではない。真に生き残るのは、環境の変化にしなやかに対応できる者ということになる。ビジネス面での危機感を述べた経営者の言葉が紹介されているが、スポーツの世界においても、最も強いチームや個人が毎年勝ちつづけるというのは、なかなか難しい。進化学や生物学の分野の書籍ではあるが、ライバルに打ち勝とうと日々努力が重ねられているスポーツにおいてもヒントとなるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:新潮社

(掲載日:2010-03-10)

タグ:進化  
カテゴリ その他
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迷ったときこそ、続けなさい! 続けることで得られる力
坪田 信義 根本 真吾

 仕事とは何か、どういう意味を持つのか、仕事を続けるかどうか迷ったときにどうするのがよいのか。そういった疑問に対して、野球のグラブをつくり続けてきた名人(坪田氏)から、根本氏が聞き手として話を引き出してまとめた本である。根本氏は、かつて名人と一緒に働き、グラブを修理・実演製作しながら全米を回った経験がある。
 たとえ目の前にある仕事が面倒であったり、苦しいものであっても、それを楽しめるような工夫を重ねながら続けることがポイントであるようだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:クロスメディア・パブリッシング

(掲載日:2010-03-10)

タグ:仕事  
カテゴリ 人生
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賢い皮膚 思考する最大の“臓器”
傳田 光洋

 皮膚は外界と接しており、内外を区切る役割を持つ。細菌やウイルス、乾燥などから身を守り、熱など危険なものを察知して致命的な事故を防ぐ役割を持っている。サブタイトルにあるように最大の臓器でもあると考えられるのだそうだ。著者は皮膚の研究を続けていく中で考察を深めていくが、それをもとに皮膚の構造や機能について広い視野から最新の研究成果をまとめている。
 興味深いのは、表皮にポリモーダル痛み受容器があるという発見である。神経伝達物質の存在やその受容器の存在についても明らかになっており、皮膚が情報処理をしている可能性について示唆している。本書ではさらに一歩踏み込んで東洋医学的なアプローチの有効性についても仮説を示している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:筑摩書房

(掲載日:2010-03-10)

タグ:皮膚  
カテゴリ 身体
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スプリントトレーニング 速く走る・泳ぐ・滑るを科学する
日本トレーニング科学会

 そもそもスプリントトレーニングとは何かという定義から始まり、生理学・生化学、バイオメカニクス、評価方法、トレーニング計画、傷害予防、栄養、ドーピングなど、多岐にわたるスポーツ医科学的な内容がコンパクトにまとまっている。
 なお、スプリントトレーニングという題名から、陸上競技を連想するが、本書で扱っているのは、陸上競技に限定されない。サッカー、水泳、スキー、スピードスケートなども取り上げられているのが特徴の1つである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:朝倉書店

(掲載日:2010-04-10)

タグ:トレーニング科学 スプリント  
カテゴリ スポーツ医科学
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徒手的理学療法
藤縄 理

 全6章で構成され、基本理念、評価の原理、治療の原理について解説した後、部位ごと(脊柱、上肢、下肢)に機能解剖、主な傷害、評価方法とともに、徒手的理学療法が紹介される。実際の動きについても、DVDを用いて動画で繰り返し見ることができ、技術を身につけるうえで役に立つ。
 主に理学療法士へ向けて関節モビライゼーションや軟部組織モビライゼーションなどについて解説したものであるが、各部位に関して自己モビライゼーションや自己ストレッチング方法も紹介されており、参考になる。
 筆者は25年の経験を持ちながら「いまだ修行中の身です」と書いている(序文)。よりよい学びの場を提供したいという思いが結実した書籍である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:三輪書店

(掲載日:2010-04-10)

タグ:理学療法 モビライゼーション ストレッチング  
カテゴリ スポーツ医科学
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ブレスダイエット 呼吸でやせる!
有吉 与志恵

 本書で紹介されているエクササイズは、呼吸に関するもののみ。モニタリングをして、筋を緩めるためのリセットコンディショニング(指でさする、圧を加えて筋を動かすなど)をして、呼吸の方法を身につけるというシンプルなもの。DVDも付属し、実際の方法について解説されている。用具はエクササイズの前後に行うサイズ測定に必要なものくらいである。
 呼吸の方法をきちんと身につけることで、不要な緊張がほぐれ、姿勢も変わり、心身によい効果が現れてくるそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2010-04-10)

タグ:呼吸  
カテゴリ 運動実践
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幻の東京オリンピックとその時代 戦時期のスポーツ・都市・身体
坂上 康博 高岡 裕之

 題名にある「幻の東京オリンピック」とは、立候補したがリオデジャネイロに開催決定した2016年のものではなく、戦時中の1940年のものである。開催決定までの誘致活動の様子、そして返上に至る過程について、スポーツ社会学的な分析が行われている。
 各地の大規模な運動公園など、さまざまな運動施設はスポーツを行うインフラを担っているが、すでにこの時期から計画・整備が始まっていたことが本書により明らかにされている。オリンピック誘致と連動して、さまざまな変化が起きていること、それが戦後にも大きな影響を及ぼしていることが興味深い。
 そのほかの題材として、都市空間、広告における写真表現、学生野球、集団体操などが取り上げられ、当時どのような動きがあったのかが文献に基づいて立体的に浮かび上がる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:青弓社

(掲載日:2010-04-10)

タグ:歴史 オリンピック  
カテゴリ スポーツ社会学
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基礎から学ぶ!ストレッチング
谷本 道哉 岡田 隆 荒川 裕志 石井 直方

 本書では、ストレッチングについて6つのカテゴリに分けて紹介されている。30の部位別ストレッチング(静的)、ダイナミックストレッチング、PNFストレッチング、体幹モビライゼーション、コアコンディショニングがNG例などポイントを絞って解説している。
 研究・文献に基づいた、専門的でありながらわかりやすい理論的背景により、仕組みを理解したうえでコツも示されているので、実際に行いやすくなるような工夫がなされている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2010-05-10)

タグ:ストレッチング  
カテゴリ 運動実践
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BIOMECHANICS STABILIZATION OFFICIAL BOOK
柳谷 登志雄 安光 達雄 日本スタビライゼーション協会

 本書の特徴は、さまざまなスタビライゼーションのエクササイズ時の姿勢について、筋電図を測定し、画像解析した結果とともに示していることである。
 とくに第3章では、各ポジションのよい例と悪い例を見開きで紹介し、上から写真、スケルトンモデルによる重心位置の解析、2~4つの筋電図グラフの比較により、どの筋がどのように使われているかがわかるように示されている。
 また第4章では、14の筋電図パターンが示されており、動作やアライメントの保持を考えるうえで興味深い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:PCY

(掲載日:2010-05-10)

タグ:筋電図  
カテゴリ トレーニング
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生き残る技術 無酸素登頂トップクライマーの限界を超える極意
小西 浩文

 酸素なしで8,000m超の山を登っていく。そんな生存の限界のような世界で挑戦しているのが著者の小西氏である。本書はビジネスマン向けのシリーズでもあり、仕事でどのような考え方をすることが必要になるかのヒント、という形で書かれているが、これはそのままスポーツにもあてはまる。
 大自然の中、人間の生命はときに無力である。多くの仲間の死という重いものを身近に経験しながら、それでも生きて挑戦していく。小西氏は、常に状況を正確に把握し、自分が行うべきことは何かがはっきりと見えている状況で、チャレンジすべきときにチャレンジするためには直感も働かせているという。
 読み手それぞれが、自らの「困難」に立ち向かい、限界を超えていくために何が必要なのか、道しるべとなってくれる一冊である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2010-05-10)

タグ:登山  
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:生き残る技術 無酸素登頂トップクライマーの限界を超える極意
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すぐに使える即効テーピング
倉持 梨恵子

 テーピングを行う方法を中心としてコンパクトにまとめられた一冊。選手自身での巻き方、部位別、症状別の巻き方がわかりやすい写真を用いて解説されている。
 全体は5つに分かれており、テーピングの基本に始まり、基本の巻き方、部位別テーピング、応急処置、ストレッチ&エクササイズという構成である。紹介されているのは基本的な巻き方であるが、ホワイトテープだけでなく、伸縮テープ(ハードタイプ、ソフトタイプ)、筋肉サポートテープ、バンテージなどが使われている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:池田書店

(掲載日:2010-05-10)

タグ:テーピング  
カテゴリ アスレティックトレーニング
CiNii Booksで検索:すぐに使える即効テーピング
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ゴルフボディをつくるためのストレッチ&トレーニング
菅原 賢

 ゴルフであっても「基本は身体」という考えに基づき、飛距離を伸ばしたい、スライスやフックを直したいといったゴルファーの悩みに、身体のコンディショニングの面からメニューを提案し、カラー写真に注意すべきポイントが丁寧に書かれている。
 このほか、傾斜地やバンカーでのショットの安定性を高めるためのエクササイズ、スイングの再現性を向上させるためのトレーニングについて、そして最後にケガを予防するためのさまざまな方法やセルフマッサージについても紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナツメ社

(掲載日:2010-07-10)

タグ:ゴルフ  
カテゴリ トレーニング
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確かなサッカー技術の習得と指導のために インサイドキック応用編
麓 信義

 前作の基本編に続き、インサイドキックのみに絞ったサッカー技術の解説書である。初心者へどのように教えるかという観点から、場面に合ったインサイドキックの使い方、ボールを浮かすキックなど、連続写真を用いて丁寧に解説している。前作に引き続き、基本に忠実であり、それに沿った数々の練習方法が示されている。
 対戦相手がいることを念頭においた練習方法であり、脚を振り回すなどの悪い癖が出ないようにするためにどうすればよいか、言葉を尽くして説明している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:杏林書院

(掲載日:2010-07-10)

タグ:サッカー キック  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:確かなサッカー技術の習得と指導のために インサイドキック応用編
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スポーツ傷害の理学療法
福井 勉 小柳 磨毅

 スポーツ傷害に対して、理学療法的にどのようなアプローチができるかについて、考え方や評価方法、トレーニングがまとめられている。野球やサッカー、水泳、テニスなど競技別のコンディショニングについても詳しく書かれており、各競技に求められる身体的特性がわかる。なお、最終章には地域支援という観点から理学療法士の活動が紹介されており、サッカーや野球、障害者スポーツのほか、パーソナルトレーナーとしても活躍の場があることがうかがえる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:三輪書店

(掲載日:2010-07-10)

タグ:理学療法  
カテゴリ スポーツ医学
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小・中学生のための走り方バイブル2
伊東 浩司

 四股立ち、肩回しなど、小中学生に向けたわかりやすいエクササイズで、動きの意識を変えることで足が速くなることを目指す。バランスチェックやボール投げ、ラダーやペットボトルによる軽いウェイトを用いたエクササイズも紹介し、どのようにしてレベルアップを図ればよいかを教えてくれる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:カンゼン

(掲載日:2012-10-13)

タグ:走り方 
カテゴリ 運動実践
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これからの健康とスポーツの科学
安部 孝 琉子 友男

 健康科学、スポーツ科学に関して、幅広く16章にわたってまとめたもの。いずれも身近なことを題材としながら、エビデンスが簡潔に示され、まんべんなく基本的な知識や考え方を身につけることができる。
 健康に暮らしていくためにはどのようすればよいかという視点から、運動習慣や肥満、骨の強度、ストレスとの関連などを紹介。また、スポーツについては、パワー発揮、持久力、スタミナ、スキル、栄養、暑熱環境や高地トレーニングなどについて広く取り上げられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2010-07-10)

タグ:健康科学 スポーツ科学  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:これからの健康とスポーツの科学
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バク転完全攻略本
吉田 哲郎

 側転運動、倒立運動、回転運動、ブリッジという4つのグループにわけ、易しい動きから難しい動きまで、段階的に練習することができる。たとえば側転運動では、「カエルのバタ足」「三角側転」「大きく三角側転」「側転」と進み、「マカコ」へ至る。徐々に回転の角度を縦方向へ変えていき、バク転に導くのである。動きのポイントについても写真を用いて詳しく書かれている。
 動作修得をいわばカリキュラム化していく実例ともいえる。選手の指導にあたる専門職にとっては、目標となる動きができるようにするにはどうすればよいかという点で参考になるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2012-10-14)

タグ:バク転 
カテゴリ 運動実践
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絶対うまくなる!バドミントン
大束 忠司

 オリンピック(アテネ・北京)出場の経験もあり、現在は日本体育大学でコーチとして、またナショナルBチーム男子コーチでもある大束氏が、バドミントンの基本的な動きについて解説している。
 全部で8つのパート、57講座を用いて「シャトルを打つ前に」ということで構え方やウォーミングアップから始まり、さまざまなストレーク、ショットやレシーブ、フットワークやサービスについて丁寧にポイントを示している。
 シングルス、ダブルスそれぞれの戦術やローテーションの考え方、カウンター攻撃についても紹介している。DVDが付属しており、動きを確認することができる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:主婦の友社

(掲載日:2010-09-10)

タグ:バドミントン  
カテゴリ 運動実践
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いちばんよくわかるストレッチの教科書
山本 利春

 ストレッチングの基本となる考え方について学び、実践することができる平易な「教科書」である。
 部位別にどこの筋肉に対するアプローチなのかについて解剖学的な知識が盛り込まれ、続いてそれを伸ばすためのコツが写真で解説されていく。競技別、また症状別にどのようなストレッチングを行うかについても解説。さらにパートナーストレッチングが紹介されている。
 興味深いのは「あなたのストレッチを大改造!」という欄。陥りがちな間違いについてビフォー&アフター形式でわかりやすく示されている。ストレッチングそのもの以外に、何を準備しなければならないか、知識についてまとめられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:新星出版社

(掲載日:2010-09-10)

タグ:ストレッチング  
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:いちばんよくわかるストレッチの教科書
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スポーツのための筋力トレーニング練習メニュー120
有賀 誠司 石井 直方

 トレーニングをどのように行えばよいか、種目の選択やメニューの組み立て方など、コンパクトにまとめた1冊である。
 第1章では「筋力トレーニングの基礎知識」として、Q&A方式でポイントを押さえていく。第2章では「基礎的トレーニング」を45種目紹介。ここまででしっかりと基礎を固めることができる。これをベースに、専門的トレーニング、身体能力アップトレーニングを行っていくことができる。このほか、プログラムの組み方、スポーツ別のトレーニング、ストレッチなどについて紹介している。
 各トレーニング種目のやり方についてはもちろん、その目的は何であるのかに注目しやすい工夫がされている。応用の利く考え方を身につけるために必要な体系的な知識をまとめているため、迷ったときに参考になるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:池田書店

(掲載日:2012-10-14)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:スポーツのための筋力トレーニング練習メニュー120
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なぜヨガをやる女性はすっぴんでも美しいのか?
山本 邦子

 ヨガというと、苦しそうなポーズを取ることが頭に浮かぶ人がいるかもしれない。しかし、ポーズを取ることそのものはヨガの本質ではないというのである。呼吸を整え、心身の調和を図っていくことがヨガであり、それを行いやすくする方法として、さまざまなポーズが伝わってきているのだそうだ。
 タイトルに対して、「姿勢・身体のバランスが整えられ、足裏がいつもきれいだから」「深い呼吸で、余分な力が抜けるから」「身体の中の水を動かすことで新陳代謝がよくなるから」「心と脳を鍛え、常に前向きになれるから」というように、章ごとに答える形で書かれている。人が過度な緊張やこだわりから解放されて、いい表情をみせるとき、女性だけに限らず、美しい「すっぴん」となるのだろう。
 身体と心がいかに密接に関わっているか、スポーツ選手や舞台に立つ人へのサポート経験に基づくエピソードが盛り込まれている。睡眠の大切さ、ウェイトトレーニングを行うことと感覚のずれについてなど、われわれの日々の業務を改めて見直すきっかけにもなる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ワニブックス

(掲載日:2010-09-10)

タグ:ヨガ  
カテゴリ 運動実践
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筋トレまるわかり大事典
谷本 道哉

『トレーニングマガジン』誌で連載された内容を集約したもの。前半はトレーニング検定編として三択問題とその解説である。基礎的な問題から、考えさせる問題まで、さまざまな話題が取り上げらている。
 後半はトレーニング・クリニック編としてQ&A方式で質問に答えている。トレーニングをしている中で生まれる疑問について、経験と研究成果に基づいて回答している。コラムの内容も、硬いものから柔らかいものまで多岐にわたっており、興味深い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2012-10-14)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
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機能障害科学入門
千住 秀明 沖田 実 松原 貴子 森岡 周

 リハビリテーションに関わる人たちにとって、機能障害こそが治療のターゲットになる、と編者は言う。扱っているトピックは炎症、急性・慢性痛、創傷、靭帯・骨・筋損傷、骨折、麻痺などである。
 機能障害がどのようなメカニズムで発生し、それに対して「現在の治療トピックス」がどういったものであるのかがまとめられている。
 主に理学療法士や作業療法士の学生向けとあり、短い文章で箇条書きのように述べられていて、知識の整理に役立つ。学生だけでなく、身体の構造について知っておかなければならないスポーツ現場の専門職にとっても有用となるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:九州神陵文庫

(掲載日:2012-10-14)

タグ:機能障害 
カテゴリ スポーツ医科学
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スポーツマッサージ 運動・フィットネス・リハビリテーションのケア
大谷 素明 Sandy Fritz 乗松 尋道 宮本 祐介 八坂 里子 山下 貴士

 Sandy Fritzによる『SPORTS&EXERCISE MASSAGE』の抄訳である。
 1部では、基本的な知識についてまとめ、手の動かし方、リンパドレナージュ、トリガーポイントなど、さまざまな手法が紹介されている。2部では、損傷の一般的分類と部位別損傷について述べられ、どのようなマッサージを行うか、あるいは行ってはならないかがまとめられている。日本では制度上の違いによりできないものもあるだろうが、治療の考え方が興味深い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:西村書店

(掲載日:2012-10-15)

タグ:スポーツマッサージ 
カテゴリ スポーツ医科学
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お相撲さんの“腰割り”トレーニングに隠されたすごい秘密
元・一ノ矢

 腰割りとは、相撲の基本動作の1つで、ハーフスクワットのように腰を落としていく動きのこと。いわゆる「股割」とは異なる。ポイントは、つま先と膝の向きが同じで、上体を真っ直ぐにしたまま下ろしていくことである。これにより股関節のスムーズな動きができるようになるそうだ。日常生活の中で気軽にできるエクササイズである。安田登、有吉与志恵、白木仁の各氏とのインタビューも収録。腰割りについて多面的に議論している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:実業之日本社

(掲載日:2010-08-10)

タグ:腰割り 相撲  
カテゴリ トレーニング
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柔軟性の科学
Michael J. Alter 山本 利春

 500ページ近くにわたり、柔軟性について体系的に網羅したレビューとなっている。原著はScience of Flexibility。全19章を用いて取り上げられている範囲は非常に幅広い。たとえば、柔軟性に影響を及ぼす各因子について検討し、筋線維などの軟部組織の微細構造について、あるいは神経について概観している。さらには、腰と骨盤、ハムストリングスの相互関係(第17章7節)といった、運動学的な視点からの分析もある。柔軟性やストレッチングとの関連で危険性についても述べられており、リスク管理の手がかりにもなるだろう。
 具体的なストレッチングの方法については付章「ストレッチングエクササイズ」として60項目がまとめられているが、本書の主眼はそこではない。柔軟性という身体の要素について考える基盤となる一冊である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2010-08-10)

タグ:柔軟性 ストレッチング  
カテゴリ スポーツ医科学
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ストレッチングセラピー
Jari Ylinen 泉 秀幸

 原著はVenytystekniikatを英訳したStretching therapy for Sport and Manual therapies。原著者はフィンランドの医師で、母国と英国でマニュアルセラピーを学び、帰国後にリハビリテーションと痛みを専門とし、実践している。
 本書は二部構成となっており、理論編とテクニック編に分かれる。理論編では、ストレッチングに関するさまざまなエビデンスをまとめ、研究方法、用語の整理が行われている。ストレッチングを実施するにあたっての理論的背景を確認することができる。テクニック編では、各部位の機能解剖学的な図を示し、どのようにストレッチングするかについてセラピストと患者双方の姿勢とともに写真と矢印でポイントを示している。小さな筋肉の1つ1つも対象としているため、きめの細かい対応をする際に参考になりそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2010-08-10)

タグ:ストレッチング  
カテゴリ スポーツ医科学
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バイオメカニクスで読み解くスポーツ動作の科学
深代 千之 川本 竜史 石毛 勇介 若山 章信

 最初に身近な例を用いた問題を示し、それに対する答え、さらに解説という形で構成。スポーツ動作や人体について、バイオメカニクスの立場で読み解いていくが、扱っている内容は広いが理解しやすい。
 本書はバイオメカニクスの考え方をわかりやすく伝えている。序章でスポーツバイオメカニクスの魅力について4項目が挙げられているように、謎が解けたり、意外な発見があったりすることが実感でき、より身近に感じられるようになるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東京大学出版会

(掲載日:2012-10-15)

タグ:スポーツバイオメカニクス 
カテゴリ スポーツ医科学
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「崖っぷち監督」がメダリストを二人生むまで
今村 俊明 宮部 保範 門脇 正法

 タイトルにある「崖っぷち」とは、日本電産サンキョースケート部で監督を務める今村俊明氏である。解任直前まで追い込まれながら、自分しかいないという覚悟を示すことで踏みとどまり、バンクーバーオリンピックでは選手2人をメダル獲得に導いた道のりをまとめている。
 スピードスケートの競技の特色が、映像が浮かび上がってくるような丁寧な情景描写によって描かれている。納得できないスケーティングだったときの悔しさ、熱い闘志、快挙を成し遂げた喜びが、具体的な行動で表現される。監督と選手との距離感や信頼関係についても、さまざまなエピソードを通じて明らかになっていく。
 本人の努力はもちろんだが、選手たちを取り巻く環境や周囲の支えあっての活躍なのであり、それに対する感謝の気持ちが伝わる一冊となっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:KKベストセラーズ

(掲載日:2012-10-15)

タグ:スピードスケート 
カテゴリ スポーツライティング
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バレーペディア バレーボール百科事典
日本バレーボール学会

 バレーボールに特有の言葉として、たとえば二段トスがある。これはブロックでの接触を数えていたときの名残りである。本書では、このようにバレーボールの用語やプレーについて、歴史的経緯を織り交ぜながらまとめている。しかし、コラムやイラストも多く、決して硬い内容ではない。
 トレーニングやコンディショニングに関わる専門職が、未経験の競技でサポートに入る場合、競技特有の表現に戸惑うことがあるかもしれない。本書を読むことでチームで共通認識を持つ助けとなると考えられる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日本文化出版

(掲載日:2012-10-15)

タグ:事典 バレーボール 
カテゴリ 指導
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アンチエイジングフィットネス 40歳からはじめる加齢に負けないからだづくり
Marilyn Moffat Carole B. Lewis 福井 勉

 理学療法の立場から書かれたアンチエイジングのためのエクササイズ集である。特徴としては姿勢、筋力、バランス、柔軟性、持久力の要素別に身体の測定・評価ができるように用意されていることが挙げられる。
 これにより自分で自身のフィットネス要素を評価し、エクササイズメニューを選択して実施し、再度評価をすることができる。日常生活の中で気をつけるべき動作のポイントについても助言があり、長く健康的な人生を楽しむための運動を実践するうえで有用なガイドブックである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ラウンドフラット

(掲載日:2012-10-15)

タグ:アンチエイジング 中高齢 運動指導 
カテゴリ 運動実践
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10秒から始める!カッコいい体を作る簡単筋トレ
谷本 道哉

 たとえば自宅や仕事場で、10秒から手軽にトレーニングする「プチ筋トレ」を提案する一般向けの書籍。たとえば電車でのメニューは姿勢を変えずに行うことができ、人目を気にしなくてもよい。「いつでもどこでも」が各メニューの最初についており、どんな状況でもトレーニングをしようという発想には脱帽である。食事やストレッチングについても解説。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:学研パブリッシング

(掲載日:2010-10-10)

タグ:運動  
カテゴリ トレーニング
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アスリートのための食トレ 栄養の基本と食事計画
海老 久美子

 アスリートの栄養について、わかりやすく現実的な提案をしてくれるのが本書である。減量・増量、間食、ケガをしたときなど、アスリートが実際に遭遇するような場面が描かれ、それに対して食事の専門家の立場から妥当な選択肢を示していく。
 アドバイスの内容は食事のみに留まらず、生活習慣にも及んでいる。食事というのが、生活習慣の根幹をなすものであり、選手の心身をつくっていくうえでいかに重要であるかがわかる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:池田書店

(掲載日:2010-10-10)

タグ:食事  
カテゴリ
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ジムに通う前に読む本 スポーツ科学からみたトレーニング
桜井 静香

 スポーツクラブ(ジム)に通う際に知っておきたいスポーツ科学の知識がわかりやすくまとめられた一冊。ヨガや水中運動、ストレッチング、ウォーキングなど、基本となる動きが幅広く紹介されている。運動を行うことで、身体にどのような変化が起こるのかについて、筋肉や骨など、日常生活でイメージしやすい形で記述されている。
 トレーニングメニューの紹介は安全性の高いものが掲載されていることからもわかるように、本来はジム利用者が読むことを想定した本である。しかし、ポイントを押さえた簡潔な記述が中心であり、Q&A形式でのアドバイスや運動継続のヒントなどもあるため、トレーニングを指導する立場の方々にとっても役立つ本になるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2010-10-10)

タグ:スポーツクラブ スポーツ医科学 知識  
カテゴリ 運動実践
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積極的マイナス思考のすすめ スポーツ指導の現場から発信する日本人のストレス耐性を高める新発想
友末 亮三

 積極的という言葉と、マイナス思考という言葉。互いに矛盾しているようにも思える。「積極的マイナス思考」とは、どん底まで落ちてしまった状態であるが、きっかけをつかめば積極的プラス思考に持っていけるというのである。さらに、日本人に合ったストレス耐性を高める方法であるとも。
 また、心身のうち「身」から入ったほうがよい、という「自然体」へと導く方法論が面白い。これが本書を特徴づけている部分であり、題名からは心の問題を扱っていると考えてしまうが、実際には身体のことについても多く扱っている。
 テニスのコーチング経験に基づいた男女の違い、体育会と同好会の気質の違いなど、20章にわたる身体感覚とメンタルの話題が集められており、興味深い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スキージャーナル

(掲載日:2010-10-10)

タグ:テニス 指導  
カテゴリ メンタル
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命のカウンセリング
長谷川 泰三

 小学生のころから自分で稼いでいた著者。それは貧困と暴力、一家離散という状況で育ったことによるもの。暴走族に入るなど、荒れた生活を送る。その後、交通事故で車椅子での生活となり、人生に絶望し、自殺しようと東尋坊へ行くが、その旅の中で誰かに必要とされることが、相手にとって迷惑ではなく喜びなのだということに気づいた。一方で友人からの相談に背を向けたことで友人の自殺を止めることができなった、という罪の意識も背負うことになる。その後も度重なる「逃げる」経験を経て、筆者は自殺しようとする人専門のセラピストになった。
 後半部からはグループセラピーを受けているかのようである。心が凍り付いてしまうと、表情が固まり、身体にも影響が出てくるということが実例を通して語られる。他者とのコミュニケーションを取ることに恐怖を感じていたり、きつい状況で「助けて」と言えなくなっている人に対する直接的なアプローチが描かれている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:あさ出版

(掲載日:2012-10-15)

タグ:カウンセリング 
カテゴリ 身体
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若さを伸ばすストレッチ
伊藤 マモル

 伊藤氏によると、ストレッチングが苦手になる理由の1つに、ストレッチに関する書籍のモデルが、柔軟性が高いために、写真のような姿勢が取れないことではないかということから、あえて身体の固い人を起用してイラスト化している。
 本書では、わかりやすい言葉や、具体的な例、Q&A方式を用いて、ストレッチングの意味や理論的裏づけ、活用場面に応じたストレッチングの具体的な方法について述べる。
 若さを保ち、より伸ばしていくためのストレッチングということを一般向けにまとめている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:平凡社

(掲載日:2010-08-10)

タグ:ストレッチング  
カテゴリ ストレッチング
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ティーチングピラティス 姿勢改善を目的とした実践ガイド
ジェ-ン・パタ-ソン 新田 收 小山 貴之 中村 尚人

 ピラティスにおいて姿勢をどのようにしてつくるのか、たとえば「チョコレートのかけらが落ちないように」などのユニークな口頭指導の例が紹介されている。
 主にピラティスを指導する方々を対象として、その目的や方法、押さえておくべきポイントを伝えている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2010-11-10)

タグ:ピラティス  
カテゴリ ボディーワーク
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健康とスポーツ
玉川大学教育学部

 本書は、玉川大学の体育教員が授業で使用している資料をまとめ、一般教養としても役立つよう、テキストとして出版したものである。健康やスポーツに関して幅広い項目が採用されており、たとえばフィットネス、タバコや薬物乱用、筋生理学、トレーニング、スポーツ傷害と予防法、救急処置がある。それぞれ簡潔にわかりやすく説明している。玉川大学における体育教育の特徴としてデンマーク体操や体育祭なども取り上げられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:玉川大学出版部

(掲載日:2010-12-10)

タグ:教科書 一般教養 体育 健康  
カテゴリ スポーツ医科学
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未来志向のこころとからだ(NHKラジオテキスト)
山内 潤一郎

 10月から12月にかけてラジオで放送される内容のテキスト。「夢を持って豊かに生きるための身体づくり」のために、「自由気ままに話を進めて」いる。調和、挑戦、確認、運動、休息、行動、環境、未来というように全13回の各タイトルが漢字2文字と、サブタイトルで示されている。内容は、スポーツ医科学に関わる最新の研究トピックを幅広く取り上げており、一般のリスナーにもわかりやすい表現になっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日本放送出版協会

(掲載日:2010-12-10)

タグ:ラジオテキスト  
カテゴリ スポーツ医科学
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黒人はなぜ足が速いのか 「走る遺伝子」の謎
若原 正己

 ACTN3(αアクチニン3)やACE(アンジオテンシン変換酵素)などの遺伝子のほか、ミトコンドリア遺伝子なども取り上げながら、中・長距離は東アフリカ勢、短距離走はカリブ海勢が強いのはなぜか、を追求している。
 たとえば長距離走についてはケニアのカレンジン地方において「酸素の少ない高所で長時間走る」環境により選択された身体内部の生理学的な遺伝要因に加え、手足の長さなどの形質的な要因が組み合わさって、全体として適応進化したのではないかという推論を述べている。
 多くの研究にあたって丁寧な解説が加えられており、遺伝子とスポーツに関する数多くの話題が紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:新潮社

(掲載日:2010-12-10)

タグ:遺伝子  
カテゴリ 身体
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皮膚運動学 機能と治療の考え方
福井 勉

 指を曲げると、内側に皺ができる。伸ばすと内側の皺は消え、関節の反対側に皺がよる。皮膚を引っ張ればある程度伸びる。たとえば直立して側屈をすると、曲げたほうの皮膚には深い皺ができ、反対の皮膚は引っ張られる。このことを基本として、筆者は「これらの運動の変化は皮膚の物理的抵抗だけとは考えにくく、なんらかの神経作用が関わっているように考えられる」と述べているが、全身の関節運動に皮膚がどのように影響しているのかを解説している。
 手技として皮膚を集めてきたり、引っ張りを加えることで、機能障害を受けている関節に対してアプローチができるという。
 徒手的な方法のほか、テーピングによって皮膚を誘導する方法も掲載。シンスプリントや肩関節周囲炎も症例紹介として報告されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:三輪書店

(掲載日:2010-12-10)

タグ:皮膚  
カテゴリ 身体
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「いじらない」育て方 親とコーチが語る遠藤保仁
元川 悦子

 鹿児島県の桜島にあるスポーツ少年団で小さい頃からサッカーをしていた遠藤保仁選手。彼が育った環境について、ご両親や地域のコーチへの丁寧な取材で明らかになっている。何か特別なことをしてきたわけではないというものの、地域ぐるみで子どもたちを育てている様子がよくわかる。練習内容は厳しいものであったというが、自分の子どもであれ、よその子どもであれ、しっかりと向き合う姿勢がのびのびした選手をつくるのかもしれない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日本放送出版協会

(掲載日:2011-01-10)

タグ:育て方 サッカー  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:「いじらない」育て方 親とコーチが語る遠藤保仁
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レベルアップする!野球 科学・技術・練習
石橋 秀幸

 野球において、上達するには何が必要かという点で、バッティング、ピッチング、フィールディング、ベースランニングの4パートで野球の基本的なプレーを網羅している。特徴としては、科学、技術、練習という3つの段階を踏んでいることである。最初に科学的な背景を説明し、実際にどのような技術を用いればよいか、さらにその技術を身につけるための具体的な練習法が写真とともに紹介されている。
 たとえば、ゴロを捕球する方法として、科学的に見るという部分ではボールの描く放物線を示し、どこで捕球すべきかを示す。さらに技術を学ぶ、という部分では、グラブが円運動を描くように手を伸ばすということが解説される。これらに対応するような練習方法がさらに紹介され、目的に応じた練習の組み立てができそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:西東社

(掲載日:2011-03-10)

タグ:野球  
カテゴリ 運動実践
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サッカー専用ボディ強化計画
鈴木 章史 三栖 英揮

 サッカーに求められる身体的特性とはどのようなものだろうか。本書は、M's AT projectのスタッフによる「サッカー専用ボディ」をつくりあげるためのトレーニングをまとめている。  冒頭ではパフォーマンスを支えるピラミッド、そしてファンクショナルテストの考え方について紹介。ファンクショナルトレーニング実践として、ドローインから始まる、柔軟性や安定性を高めるための50種類、そしてフィールドトレーニング実践としてすばやく動き出す、減速する、方向転換、跳ぶという4つに対応した26種類が取り上げられている。
 いずれもオーソドックスなエクササイズが中心であるが、最初にポイントを示し、丁寧な解説と豊富な写真でわかりやすく示しているのが特徴である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2011-03-10)

タグ:サッカー  
カテゴリ トレーニング
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体感して学ぶ ヨガの解剖学
中村 尚人

 理学療法士としてリハビリテーションに関わってきた中村氏。ヨガに出会い、アーサナ(ヨガの姿勢のこと。ポーズ)がその運動指導であり、心身一如の健康法であったということに気づく。ヨガと解剖学の両方を深く知ることで多面的な見方ができるようになり、探求が深まるだろうという。
「太陽礼拝」の動作をチェックとして活用し、さまざまなアーサナを解説するとともに、関連した解剖学的な知識をわかりやすく伝えている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:BABジャパン

(掲載日:2011-03-10)

タグ:ヨガ 解剖学  
カテゴリ ボディーワーク
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ゆっくりあきらめずに夢をかなえる方法
桧野 真奈美

 短大の卒業を前に、区切りとなるような「これをやった」というものがほしかったーーふとしたきっかけで新人発掘テストを受けてみた。これがすべてのスタート地点となり、日本代表として世界で戦うことになる。この本には、そこに至る過程と、悔しさや楽しさがつまっている。
 そもそも陸上競技で膝を痛めていたため、手術を受け、リハビリテーションという辛い日々から始まり、スポンサー獲得の苦労、コーチングを受ける大変さが描かれている。そして上達していくというスポーツが本質的に持つ楽しさに触れ、真剣に競技に打ち込むようになるという成長の様子もうかがえる。夢をかなえるために必要な明るさや工夫、タフさ、あきらめの悪さは普通ではない。ボブスレーに限らず、さまざまな分野でこの姿勢を見習うことができる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ダイヤモンド社

(掲載日:2012-10-16)

タグ:ボブスレー リハビリテーション 
カテゴリ 人生
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図解最先端テーピング術 「巻く」ではなく「貼って」効く!
岩崎 由純

 サブタイトルに「巻く」ではなく「貼って」効く、とあるように、本書で紹介されているのは非伸縮性のホワイトテープではなく、キネシオロジーテープを用いた方法である。部位ごとに、解剖学的な構造を示し、「手首を反らすと痛い」などのトラブルに対して、どのような方法が効果的かについて写真を使って解説している。動きを制限するためのテーピングのほか、リンパの流れを促進するような「リンパテープ」も紹介している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2011-03-10)

タグ:テーピング  
カテゴリ アスレティックトレーニング
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実践 反復性肩関節脱臼――鏡視下バンカート法のABC
菅谷 啓之

之 内視鏡を用いた手術を行うドクター、あるいは術後のリハビリテーションを担当するスタッフ向けの専門書である。治療の歴史、そして基礎として機能解剖や病態、バイオフィードバックに関しての記述、そして診断、治療の方法がまとめられている。
 鏡視下手術の方法については、Bankart病変、合併病変、腱板疎部縫合、骨欠損へのブロック移植などが取り上げられている。「私のアプローチ」という見出しがあるが、これは執筆者の経験に基づき、手術の手技や問題点などが盛り込まれたもの。
 専門医向けではあるが、反復性肩関節脱臼に対して、これまでどのような経緯で手術の方法が確立されてきたか、また今後も技術の進歩が続いていくということがよくわかる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:金原出版

(掲載日:2012-10-16)

タグ:肩関節脱臼 手術法 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:実践 反復性肩関節脱臼――鏡視下バンカート法のABC
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読む筋トレ
森 俊憲

 最初は1日5分から、というように筋力トレーニングを勧めている。スポーツ現場向けというよりは、一般向けの書籍である。また具体的なメニューは少なめで、どのようにしてトレーニングを始め、継続させるかという点に多くのページが割かれている。
 しかし、本書はまさに「読む筋トレ」であり、モチベーションを生み出す思考方法を知ることができる。自分の理想とするイメージを明確にし、実現のために目標設定し、それに向かって前進していくというプロセスは、「ボディデザインは自己探求」という言葉に集約されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:扶桑社

(掲載日:2011-03-10)

タグ:トレーニング  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:読む筋トレ
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繁盛する治療院の患者の心をつかむ会話術
岡野 宏量

 会話術という題名ではあるが、話し上手になるための方法ではない。治療のプロフェッショナルに求められる会話であり、きちんと情報を収集し、リピートにつなげるためのコミュニケーションの方法を紹介。
 4つの質問(状況質問、問題質問、示唆質問、解決質問)と3つの説明(治療の特徴、利点、利益)を通して、押し売りにならないようにしながら、動機づけを図り、今後につなげる「コンサルティング患者対応」が具体的に記述されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:同文舘出版

(掲載日:2012-10-16)

タグ:治療院 質問 
カテゴリ その他
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スポーツ指導者のためのコンディショニングの基礎知識
山本 利春

 地域スポーツや学校部活動での指導者向けに、コンディショニングの方法についてまとめたもの。腰痛やオスグッド・シュラッター病病などへの対処の方法、医療機関の選び方、入学時の注意点など、身近な話題を丁寧に解説している。全体を通して、選手の自己管理能力を高める方法を探っている。巻末にはトレーニングの現場や講習会などで使うための付録として、応急処置やケガの予防のためのポイントを示す資料が付属している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2012-10-16)

タグ:コンディショニング 
カテゴリ 運動実践
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スポーツ・サイキング 勝つためのスポーツ心理学
トーマス・タッコ アンバート・トッシー 松田 岩男 池田並子

「ゲームのフィジカル(身体的)な面の上達をたすける本、つまりバットやクラブ、ラケット、ボール、あるいは棒高跳びのポールの握り方などを教示してくれる本ならたくさんあるけれど、いったいどこに自意識や恐怖や腹立たしさ、挫折のイライラその他、スポーツの遂行を妨げる情動的(エモーショナル)難題のよりよい把握の仕方が示されているだろうか?」(第1章より)
 つまり、この本はスポーツを外から見て、筋力がどうの、テクニックがどうのというのではなく、内から見て、スポーツマンの心の問題を説いたものだ。スポーツ心理学というと難しく聞こえるが、表紙の感じからもわかるように、どのスポーツマンにも面白く読め、指導者にとっても選手管理や士気の高揚などにとても役立つのがこの本である。
 とくにSERP(スポーツ情動反応プロフィール)という自己診断の章(第5章)は実際に試してみる価値がある。
「自分のことは自分が一番よくわかっている」という人もあるだろうが、本当は自分こそ最も不可解な存在かもしれない。心の問題で少しでもひっかかったことのある人にはもちろん、そんなこと考えたこともないという人にもぜひ一読を勧めたい。

トーマス・タッコ、アンバート・トッシー著
松田岩男、池田並子訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:1980-09-10)

タグ:メンタル 
カテゴリ メンタル
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肩の痛み
Rene Cailliet 萩島 英男

 まず著者の紹介からすると、「訳者のことば」に開業医であり、南カリフォルニア大学医学部リハビリテーション医学講座を担当する大学教授であり、Kaiser病院リハビリテーション部長の任にもあるという。リハビリテーション専門医として著したこの書は、アメリカでベストセラーになっただけでなく日本語版も昨年12月で12刷を数えるほど、多くの人に読まれてきた。訳者の萩島秀男氏は米国リハビリテーション専門医アカデミー正会員であり、わらび診療所(リハビリテーション、ペインクリニック)の設立者かつ所長でもある。
 巻頭の「日本語版出版によせて」によると「このシリーズはリハビリテーション医療の一面を示し、多くの人々を悩ます数多くの障害および痛みを起こす様々な状態に関し、完全治癒でなくとも、改善をもたらす過程の説明を行う目的で書かれたもの」だ。
 とくにアスレティック・リハビリテーションとして書かれたものではないが、肩とはどんなものかを説明する第1章「機能解剖」は、肩をよく使うスポーツマンにはぜひとも目を通しておいてもらいたい。また2章以下、肩に起因する痛みについて、筋骨格系、カフ断裂、癒着性嚢炎、二頭筋腱炎、および断裂、外傷性、また7、8章の肩への関連性:外傷性、神経性その他も、それぞれの悩みを持っている人には、症状の把握に役立ち、その知識は治療過程においてもプラスになることだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医歯薬出版

(掲載日:1980-10-10)

タグ:解剖学 肩 
カテゴリ 医学
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膝の痛みと機能障害
Rene Cailliet 萩島 英男

 膝の靭帯損傷や半月板損傷で悩んでいるスポーツマンはかなり多いだろう。ジョギング・ブームも膝の障害で悩む人を多く生んだようだ。前に挙げた肩に限らず、中嶋寛之先生が指摘する通り(特集頁参照)、自分の怪我に対する勉強はぜひとも必要である。医者まかせでは、治療もトレーニングも最大の効果を挙げることはできない。まず本人が自分の怪我を理解し、治そうと思わないと、リハビリテーションはなかなか成功しないものなのだ。膝は最も複雑な関節ともいわれているが、それだけに基礎知識をしっかり身につけていることが予防にも治療にも役立つ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医歯薬出版

(掲載日:1980-10-10)

タグ:膝 
カテゴリ スポーツ医科学
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スポーツ医学の実証 30歳からの自己トレーニング あなたの方法は間違いだらけ
森 健躬

 健康ブームが訪れて久しい。スポーツ人口も増え、それ自体は誠に結構なことである。しかし、科学や医学の正しい認識をもってトレーニングをしている人はまだまだ少ない。この本は、「30歳からの……」とうたっているが、何歳の人にでも読んでいただきたい。著者は、東京厚生年金病院の整形外科部長であり、自らジョギングを行い、学生時代には陸上競技を行っていたという森健躬(もり・たけみ)氏である。
 このページで本書を紹介するのは、得てして新書判のこの種の本は「これであなたも健康に」とか「これを読めばグングン体力がつく」といったニュアンスの表現で読者の目を引こうとするものだが、本書は、あくまでトレーニングにおけるスポーツ医学の重要性を強調し、医師の立場から多くの警告と注意を促し、スポーツを行う人全員に、正しい見識を与えてくれるからである。
「プロローグ」で著者はこう語る。「人体の医学というものは、大変に複雑で、すべてが完全にはわかってはいない。その上に厄介なことに、一人一人の持つ条件も大変違っている。とくに、スポーツの世界では、体の科学の研究が始められたのが、まだ新しいので、トレーニングの科学もまだまだはっきりしていない。そのために、一種の直感でやってきたトレーニングが、たまたまある人にうまく合うと、それが正しい方法と簡単に判断されて、それを他の人にも指導するということが、これまで行われてきた。しかし、それぞれ、体力や能力が違う人に、こんな方法では正しい効果を生むわけはないのだ。それどころか、それこそ合わない人にとっては、“トレーニング”ではなくて“しごき”に過ぎなくなっていたり、体力をつけるどころか、体力をなくすことになってしまう。最近、私達臨床医が病院へくる患者さんをみていると、科学性を無視した間違ったトレーニングによって、体力をこわした人がなんと多いことか!」
 これはスポーツマン全員に関係する発言である。この前書きのあと、第1章「自己トレーニングかん違いの恐さ」で「ランニング中、水を飲むな、は大きな誤解」とか、「うさぎ跳びは百害あって一利なし」とか、「過熱した少年野球の知られざる障害」など20項目にわたり、誤った考えを指摘している。また第2章「この“スポーツ医学”だけは知っておこう」では、「水泳がかえって皮下脂肪を増やす」「テニス肘は無理の証拠だ」「千本ノックは野球を下手にする」など興味深い項目を18並べて解説している。第3章「体を強くするトレーニング術」は、競技選手向けではないがトレーニングのヒントは豊富にある。第4章「この自己チェック法も忘れないこと」ではトレーニング商品の正しい使い方、選び方を述べている。そして最後の第5章ではお医者さんらしく「“応急手当”この方法を知っておけ」と題し、運動中よく起こる怪我に対する応急手当てを簡潔に述べている。「捻挫は冷湿布しすぎると治りが遅い」とか、「つき指は指をひっぱって治すのは大間違い」など、8項目で解説している。
 スポーツ医学の観点からトレーニングについて述べる一般書はほとんどないが、その意味で非常に意義ある本であるといえよう。スポーツ医学をスポーツマンのものとしても定着させるという点でこの種の本がこれから多く世に出されることが望まれる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:青春出版社

(掲載日:1980-11-10)

タグ:スポーツ医学 
カテゴリ スポーツ医科学
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子どものからだ 科学的な体力づくり
宮下 充正

 副題は「こうすれば科学的に体力がつくられる」といったハウ・ツーを意味しているのではない。体育教育のなかで、科学に基づき、子どもを健全に、発育・発達させようということを広く深くアピールする書である。すでに各紙誌で書評が載せられているので、目を通された人も多いだろう。本書はあとがきによれば『教職研修』(教育開発研究所機関誌)に昭和52年から2年にわたり掲載されたものをUP選書の1冊としてまとめられた。したがって、当初は学校の教師を対象として書かれたわけであるが、通読してみると、ここに述べられ指摘されている問題は、教師に限らず、父兄を含め、諸活動の指導者に大きく関わるものばかりである。受験地獄といわれ、頭ばかり強調され、一方で「落ちこぼれ」などという不快な言葉も取り沙汰されている今日、「近頃の子どもは体力がない」などと大人はどうして他人事のように嘆いていられよう。教師、父兄、指導者はもちろんのこと、誰もが「子どものからだ」について正しい認識を持つ必要性はいくら強調してもしすぎではない。全体を通じ、厳しく鋭い指摘が随所にみられるが、読者はそこに著者の子どもに対する深い愛情を見出さずにはいられないだろう。事実、著者は長年、子どもの野外活動に熱心であり、自ずと本書の説得力も増している。子どもの体育・スポーツに関係する人にはぜひとも一読していただきたい書である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東京大学出版会

(掲載日:1980-12-10)

タグ:子ども 
カテゴリ 身体
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中年のための草野球健康法
吉松 俊一 佐野 克郎

 いうまでもなく、野球は日本のビッグ・スポーツである。リトル・リーグからプロ野球まで層の厚さは野球王国と呼んでいいほどである。だが、それ以上にいわゆる草野球は盛んであり、草野球人口は膨大である。
 しかし、ジョギング・ブームが多くの障害を生んでいるのと同様、盛んな草野球でも種々の障害が起こっている。とくに普段はあまり運動をしない中高年が週末のゲームで怪我をする例は珍しくないだろう。「健康のために」と始めたことが逆に体を壊すことになってはミもフタもない。そこで日々のトレーニングが必要になるが、著者のいう通り「言うは易く行うは難し」が現実である。そういう人に多くの示唆を与えてくれるのが本書だ。
『草野球健康法』と題された本書は、草野球こそ「生命保険」とし、草野球による健康維持、体力向上を1頁単位で面白くまとめ、自ら「野球狂」と称する著者らしく、つい勝ち方のコツにまで話は及ぶ。それがまた健康法につながっている。プロ野球選手の実例が多いのも特徴で、より興味を持って読める内容となっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:さがみや書店

(掲載日:1980-12-10)

タグ:草野球 
カテゴリ 運動実践
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体力づくり手帳1981
窪田 登

 これは書籍ではなく、文字通りの手帳である。だが、ただの手帳ではなく、体力づくりのガイドが前に掲載され、そのガイダンスにしたがってトレーニングをしていき、その日々のトレーニング量を部位別、目的別に記入できるユニークなスペースが日誌形式で1年分(または3カ月分)まとめられている。
 トレーニングは、スタミナ(5種目)、筋力(22種目)、柔軟性(6種目)の3つに分けられ、それぞれ詳しく解説されている。競技スポーツ者向けというよりは、一般人の体力づくり用であるが、使い方によってはスポーツマンにも役立つだろう。
 市販はされていないが、上記に問い合わせれば見本を送ってくれる。企業など、数がまとまれば、企業名を入れてつくってくれるそうだ。日誌による管理は重要であり有効だ。こういう考え方は一般人よりまずスポーツマンが身につけるべきことかもしれない。
窪田 登 監修
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ICインテリジェンス・カウンセル

(掲載日:1980-12-10)

タグ:トレーニング日誌 
カテゴリ トレーニング
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トレーニングの科学 パワー・アップの理論と方法
宮下 充正

 本書は「科学をあなたのポケットに」と謳われた講談社ブルーバックスの一冊である。したがって「トレーニングの科学」と題されてはいるが、研究者向けのものではなく、スポーツ選手やスポーツ愛好家(指導者を含む)を対象にして書かれている。
 科学は、現代人のあらゆる生活に浸透し、あまりに科学万能が叫ばれるため、70年代にはその反動も見られた。しかし、ことスポーツに関しては、「科学的」といわれるものの、現場においては、結局科学も経験や精神に一歩譲らねばならないのが現状である。もちろん例外はあろうが、それだけスポーツ科学は、実際には現場に根を下ろすに至っていないといえよう。研究のレベルでは様々な解明が進みつつあっても、その成果が実践の場になかなか生かされないという事情も確かにある。
 そこで求められるのが本書のような科学的基礎知識(とはいっても気軽に読み飛ばせるものではない)と多くの実際的プログラムとともに解説したものである。
 著者である宮下氏は、本誌の読者には連載を通じてすでにお馴染みであろうが、本書の内容は、この連載をもっと一般向けにし、体系立ててまとめたものと考えればよいだろう。章題を列記すると、プロローグ「スポーツの記録は何によってきまるか」一「自分のからだは変えることができる」二「運動を生み出すのは筋肉だ」三「運動を長続きさせる肺と心臓」四「トレーニングの基本的条件」五「ハイ・パワーのトレーニング」六「ミドル・パワーのトレーニング」七「ロー・パワーのトレーニング」八「トレーニングと食事」九「トレーニングと男女の差」十「年齢に応じたトレーニング」エピローグ「中年からのトレーニング」となっている。
 筆者もいう通り「かならずしも科学的トレーニングだけが、良い記録を生み出す万能薬ではない」が、本書に含まれている知識と、そこに示唆されている事柄は、実際にトレーニングを行ううえで、またスポーツ活動全体に多くのものをもたらしてくれることだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:1981-03-10)

タグ:トレーニング科学 
カテゴリ トレーニング
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スポーツ選手のための筋力トレーニング
波多野 義郎 鈴木 秀雄

 この本は元来、米国ユニバーサル社が考案し発売したトレーニング・マシーン、ユニバーサル・マシーンの使用解説のために書かれたものの翻訳である。したがって、大半はユニバーサル・マシーンを使っての運動の解説であるが、その前後にはトレーニングの全体を論じた項が付されており、なぜトレーニング・マシーンが必要なのかが理解しやすく書かれている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ソニー企業株式会社アスレティック営業部

(掲載日:1981-03-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
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トリム家庭読本 こころとからだの健康づくり
武見 太郎 余暇開発センター

 ブックハウス・エイチディ刊『ザ・スポーツメディスン・ブック』のなかでゲーブ・マーキン博士は「体力作りや試合に備えて体調をベストにするトレーニングは、健康、幸福、長寿のためのトレーニングと同一のものである」と述べている。『トリム家庭読本』と題された本書は、その名が示す通り一般家庭での健康作りをテーマとしているが、競技選手やその指導者が体力作りを考えるうえで大切なことがイラストや図表をふんだんに使って分かりやすく解説されている。たとえば、第2章の「持久力をつけよう」では、エアロビクス理論を中心にトレーニング時の望ましい心拍数(ターゲット・ゾーン)の説明や、第3章中の「トレーニング中のチェック」、第7章の「栄養のトリム」は、どのスポーツマンにも基礎知識として必要なものばかりである。「体力」を科学的にとらえ、効果的にその向上を考えるなら、基礎を正しく理解しておくことがそのスタートとなる。科学的となると難解な図表が並び、文章を読んでも専門的用語に満ちて、一般読者にはとっつきにくい傾向があるが、高度な内容がよく噛みくだかれているのが本書の特徴である。
 こういう書を通じて、体力に関する正しい知識が家庭内に入っていくことは、とても大切なことであり、また望ましいことである。

武見太郎総合監修、(財)余暇開発センター編集
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ぎょうせい

(掲載日:1981-06-10)

タグ:運動処方 
カテゴリ トレーニング
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スポーツ・コンディショニング
窪田 登 上田 雅夫

 今日はコンディションがよいとか、どうもコンディションが悪くてとか、とかくスポーツマンはコンディションという言葉をよく用いる。その場合、どうも体がだるいとか、いつもより力が出て体も軽いとか感覚的に体調をとらえていうことが多い。筋力、柔軟性、持久力、スピードなど体力の要素を細かくチェックして、その総体の状態をコンディションというわけだが、この本では「選手が体力を調整したり高めていくためのトレーニング」をコンディショニングとし、コンディショニングの総論から入り、筋力トレーニング、スタミナ・トレーニング、柔軟性トレーニング、スピード・トレーニングのそれぞれに関する理論と方法を多くの写真を用いて示している。
 スポーツマンにとって嬉しいことに、野球、テニス、バレーボール、ゴルフ、水泳についての個別のコンディショニング・プログラムを詳しく述べた章もある。
 さらに、本書の特徴のひとつとして、心理学者の上田氏が第9章「メンタル・コンディショニング」を執筆、スポーツマンの心理面に興味深く触れている。なかでも人間関係について述べられた部分は、コーチと選手、あるいは選手間の交流を考える意味で考えさせられる。「親のこころ」「成人のこころ」「子どものこころ」の3つで構成されるという自我の話は、コーチには必読である。
 このように、スポーツ・コンディショニングについて総合的にとらえ、細かく解説する本書は、コンディショニング・プログラムを効果的、合理的に作成し、うまく実行していくうえで恰好の書となる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:時事通信社

(掲載日:1981-06-10)

タグ:コンディショニング 
カテゴリ 運動実践
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やる気の心理学
宮本 美沙子

 この本はとくにスポーツマンのために書かれたものではない。どちらかといえば、子どもを相手にする先生や親が読めば得るところは一層大であろう。しかし、とかくやる気が問題とされるスポーツの現場に携わる人にとっても、貴重な示唆に富んだ書である。
 我々は「やる気がないから駄目なんだ」とか「あいつはやる気があるからどんどん伸びる」というように「やる気」という言葉をわかったつもりで容易に使っている。しかし、ではそのやる気を出させるためにはどうすればよいか、あるいはやる気がないというのはどういう状態なのかを理解するのは容易なことではない。やる気を出させるのも指導者の役割のひとつとすれば、「やる気のないのは駄目」と決めつけるのは一種の怠慢になるだろう。
「このように、実在の『やる気』のある人というのは、やさしさもユーモアもあり、おとなしいが生き生きとしており、仕事を楽しみ、かつ、現実的な悩みもあり、人の承認も求めるような、喜怒哀楽に満ちたナマ身の人たちなのである。『やる気』というのは、常識で考えるような積極性やたくましさだけでなく、もっと静かで慎重な面も伴うのである。」と述べる著者は、やる気の仕組み、やる気の発達、やる気と人格特性、やる気と性格、やる気と学校生活、自己実現とやる気といった章題で、やる気を分析し、やる気の本質に近づいていく。
「学習においても遊びにおいても、ただ漠然と『やる気』だけをもつのではなく、こうすればああなるかな、などと、あれこれ思いをめぐらせ、想像力豊かにイメージをもち、『やり遂げる』ための見通しをもつことが大切」「『やる気』になるにはまず感情がゆすぶられることが必要」「どうも日本の社会では、ミスをしない人、失点のない人のほうが起用され易いようである」など、スポーツ関係者にも興味深い叙述は数多く見られる本書は、少し学問的に過ぎるところもあるが、愛情に満ちた筆致に、指導者は多くの点を学び取ることができるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:創元社

(掲載日:1981-07-10)

タグ:モチベーション やる気 
カテゴリ メンタル
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ランニング・ガイドブック1981
ランナーズ編集部

 月刊誌『ランナーズ』の増刊号である。ランニング専門誌が編集しただけあって、実際に役立つランニング情報が満載されている。ほぼ半分の頁を割いて「最新シューズ情報」を初め、シューズ、ウェア、小物、計器などランニングに必要な用品をカラーでカタログ化しているのは、商品知識を得、選ぶうえでとても役立つ。また残り半分は資料頁で、ランナーにとって知りたいことが網羅されている(例:陸連の登録、全国縦断推薦コース、国外・国内ランキングなど)。最後にシューズのブランド別サイズ表が実物大に載せられているので、自分の足を合わせれば、どのブランドなら何号かがすぐわかる。こういう親切さは、この種の本の生命ともいうべきものである。
 自ら走る人たちが編集したということがガイドブックとして質の高さと実用性の両者を兼ね備える要因となっているといえる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ランナーズ

(掲載日:1981-07-10)

タグ:ランニング 
カテゴリ 運動実践
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ランニングへの招待
有吉 正博

 ジョギング・ブーム、ランニング・ブームは、ブームとしては下火かもしれないが、走りつづける人が増え、各マラソン大会の出場者も増える一方である。ブームは新しいうちをとらえる言葉であり、定着したとき、世の中は次のブームを求めているだけといえるだろう。だから、これからジョギング、ランニングを始めようとする人があとをたたないのも当然であり、何よりもブームの定着を証明するにほかならない。
 本書はそういう「走り出そう」とする人のためのガイドブックである。走ることはリラックスすることと切り離せないが、この本は自らもランナーである著者が、まさにジョギングをするようにリラックスしてその楽しさ、方法、注意事項を興味深く書き綴ったものである。著者は、中学からずっと陸上競技を続け、大学時代は4年連続箱根駅伝を走り、現在も毎朝10kmほどのランニングを欠かさずといったランニング生活と並行して、東京教育大学体育学部、同大学院、助手、講師、助教授と学問上のキャリアも積んでいる。面白いのは研究する立場だけでなく、研究された経験も豊富に持っている点で、生理学上のランナーのためになる事柄を楽しく語ってくれる。
 入門書であるから、初心者が知りたいことのほとんどは網羅されている。ホイジンガの『ホモ・ルーデンス』や貝原益軒の『養生訓』、三島由紀夫の『葉隠入門』などの書からも引用をたくみになし、より興味深く読み進めるようになっている。「さあ、走るぞ」という肩肘張った姿勢より「オレも走ってみるかナ」という軽い気持ちで読むほうが、ランニングの世界により強く誘われるかもしれない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ランナーズ

(掲載日:1981-08-10)

タグ:ランニング 
カテゴリ 運動実践
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アスレチック・トレーニング入門 スポーツ傷害の管理
R.J.Carey G.D.Reinholtz J.W.Schrader M.J.Smaha 小林 義雄 波多野 義郎

 月刊トレーニング・ジャーナルでの特集頁その他でトレーナーの重要性については何度も触れてきているが、体育、医学両面において十全な知識と技術を持ち合わせたトレーナーが日本にはまだまだ少ないのも事実である。そして、いわゆるトレーナー学を学ぼうとしても体系立てられた信頼のおけるテキストがないことも、逆にトレーナーの側から再三指摘されている。
 その現場での要求をかなり満たすと考えられるのが本書である。原書はNATA公認トレーナーが学生指導用にまとめたトレーナー志望者のための自己研修用教則本である。全体はたとえば「83. 捻挫は、関節を安定させている靭帯の引っ張りもしくは完全な裂離をともなう関節傷害である。」という記述のあと「靭帯の裂離もしくは引っ張りを__とみなす。」という欄があり、右欄にその解答として「捻挫」とある。こうして読み進み、自分でチェックすることで覚えていくわけだ。この項目数、実に1838に達する。知識を身につけるとともに、アメリカの学生トレーナーがどれほど勉強するかを知ることもできる。もちろん知識だけではなく、併せて経験をも積まなければならないが、そのよき教則本として大いに利用活用できるだろう。

R.J.Carey, G.D.Reinholtz, J.W.Schrader, M.J.Smaha
小林義雄、波多野義郎訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ソニー企業株式会社アスレチック営業部

(掲載日:1981-08-10)

タグ:スポーツ医科学 アスレティックトレーニング 
カテゴリ アスレティックトレーニング
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基礎運動学
中村 隆一 斉藤 宏

 先月号から月刊トレーニング・ジャーナルでもラインハルト・ジーゲル氏によるキネシオロジーの連載が始まっているが、より理解を深めるテキストとしてお勧めする書である。キネシオロジーについて第1章で「これは人間の運動を研究・分析する学問であり、解剖、神経、生理、物理および心理学などの基礎的な科学の知識を総合した応用科学である」と述べられている。したがって、いきなりキネシオロジーに入ることはできないということになるが、体育学を学んだ人や、体育・スポーツに深い関心を持ち様々な書を読んできた人には、この本は大いなるものをもたらすことだろう。わかりやすく美しいイラストも豊富だし、基礎を学ぶ上で絶好の書である。
「最近は運動学を学ぶことによって、正常な人間の運動についての法則と知識を得て、これを応用して障害された運動機能の回復や異常姿勢の矯正、またスポーツ関係ではトレーニングの方法とかパフォーマンスの向上などに活用されている」と述べられている通り、スポーツの指導者にはぜひともこの分野に目を向けていただきたい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医歯薬出版

(掲載日:1981-10-10)

タグ:キネシオロジー 運動学 
カテゴリ スポーツ医科学
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じょうずになろう およぐこと
宮下 充正 加古 里子 武藤 芳照

 月刊トレーニング・ジャーナル連載「水泳の医学」の執筆者である武藤氏が文を書き、工学博士であり技術士でもあり、絵本の作品も多い加古氏が絵を担当、そしてお馴染みの宮下氏が監修といった三拍子揃った制作陣による絵本である。しかし、絵本とはいっても内容は科学的であり、絵を楽しみながら「およぐこと」に関する理解を深め、泳げない人は泳ごうという気持ちに、泳げる人は子どもをこうして教えようという気持ちにさせる。つまり、大人でも十分読める本となっている。とくに指導者には「すいえいのこうか」の頁や「すいえいれんしゅうのやりかた」「およぐときのちゅうい」などの頁のほか、宮下氏の「解説」をよく読んでいただきたい。
 水泳は誰にでも楽しめるスポーツであり、いざというときには人を助け、自らを助けるものである。また、最近は単なるスポーツとしてではなく、障害者や妊婦のための水泳も盛んに行われるようになってきた。
 水泳については誰でもよく知っているように思うだろうが、子どもと一緒にこの本を読めば、改めて教えられること、気をつけねばならないことなどがいくつもあることを知るだろう。
 付け加えれば、宮下、武藤両氏とも水泳部に属してプールで泳ぎ込んだ人であり、現在も日本の水泳界の指導者として活躍されている。なお、この本は「じょうずになろうシリーズ」の1冊で、続刊として「じょうずになろう なげること」「じょうずになろう うつこと」などが予定されている。

宮下充正監修、加古里子絵、武藤芳照文
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:評論社

(掲載日:1981-10-10)

タグ:水泳 
カテゴリ 運動実践
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ストレッチ体操
安田 矩明 小栗 達也 勝亦 紘一

 NHKテレビの「スポーツ教室」でストレッチングを紹介した安田、小栗氏らがまとめたもの。基本25種のストレッチング、二人組のストレッチング、動きづくりの運動から成る。動きづくりの頁はストレッチングと直接関係ないが、準備運動とストレッチングの結びつけとして興味深い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1981-11-10)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ ストレッチング
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ストレッチング
小林 義雄 竹内 伸也

 月刊『陸上競技』でストレッチングを紹介してきた小林、竹内両氏によるもの。海外の文献に詳しい両氏らしく、理論的にしっかりしている。二人組でやるより1人でやるほうが効果的だろうという考えには、小誌も同感で、ボブが初版では2人組を入れていたのを、改訂版(翻訳書『ボブ・アンダーソンのストレッチング』の底本)では外しているのもそのためと思われる。運動生理学に通じる両氏らしい書。全頁ストレッチングに関する記述、解説から成る。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:1981-11-10)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ ストレッチング
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スポーツ人間のための ザ・ストレッチング
吉松 俊一

 月刊トレーニング・ジャーナルにも連載中の整形外科医吉松氏によるもの。整形外科医らしく筋肉から入り、種目別ストレッチングでは障害を起こしやすい部位を挙げているのが親切であり、利用価値が高い。この種目別ストレッチングの頁がメインだが、現代病のストレッチングもあり、この点も医師らしい視点といえよう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:CBS・ソニー出版

(掲載日:1981-11-10)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ ストレッチング
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ボブ・アンダーソンのストレッチング
ボブ・アンダーソン 堀居 昭 月刊トレーニング・ジャーナル編集部

 月刊トレーニング・ジャーナル編集部 何度も紹介してきたから、今更付け加えることもないが、他書と比較して違う点を述べておきたい。まず、全頁ボブの奥さんであるジーンによるイラストとともに説明されていること。他書は写真が主である。そしてそのイラストには伸展される部分が点々で記されていてわかりやすい。次に、ボブ自身の体験がベースになっており、ストレッチングを体系づけた最初の人らしく、人柄がしのばれる書となっている。健康に楽しく生きたいという気持ちが底にあり、自分の身体が硬く弱くなったという自覚からスタートしているので、非常に説得力がある。
 あまり自画自賛するのもどうかと思うが、一番大切なのは正しい方法を学び、自分でやってみて、やり続けることである。流行現象としてみる愚だけは避けたい。ストレッチングをひとつの刺激として準備運動再考も望まれる。

ボブ・アンダーソン著、堀居 昭訳、月刊トレーニング・ジャーナル編集部編
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ブックハウス・エイチディ

(掲載日:1981-11-10)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ ストレッチング
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実践コーチ教本 コーチのためのトレーニングの科学 スポーツ医学 スポーツ人間学
松井 秀治 黒田 善雄 勝部 篤美 粂野 豊 日本体育協会

実践コーチ教本
1 コーチのためのトレーニングの科学(松井秀治編)
2 コーチのためのスポーツ医学(黒田善雄編)
3 コーチのためのスポーツ人間学(勝部篤美・粂野豊編)

 コーチに必要な知識を全3巻にまとめたもの。最近アメリカではコーチにも資格制度が必要ではないかとの論議がなされているが、若年層の指導に当たる人が、スポーツ医科学の基礎知識を身につけていることは当然要求されることである。トレーナー制度の確立しているアメリカとはいえ、トレーナーやドクターがついているチームは、全体から見ればまだまだほんの一握りである。中学、高校ではトレーナーがついているほうが珍しいといってよいだろう。
 その点、日本も同じである。それだけに指導者が負っている責任は大きい。近視眼的勝利至上主義ではなく、長く一生の問題として、スポーツを指導する立場の人にはとくに読んでいただきたい書である。
 参考文献も豊富に掲載されており、その分野でさらに知識を深めたいとき便利である。忙しくてとても読んでいる暇がないという人も、座右の書として、必要時に取り出して読めるよう使いやすく編集されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1981-12-10)

タグ:スポーツ医科学 
カテゴリ 指導
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身体障害者のためのスポーツ指導 身体不自由編 視覚・聴覚・言語障害編
大阪市障害更生文化協会

身体障害者のためのスポーツ指導 身体不自由編
身体障害者のためのスポーツ指導 視覚・聴覚・言語障害編

 身体障害者のスポーツは、リハビリテーションとしてのみならず、広く楽しむスポーツとしても行われるようになってきた。ここに紹介する2冊は、「市民スポーツの指導者が積極的に障害者を受け入れ、みんなの中で、いっしょにスポーツの指導をすすめていくための資料として」作成されたものである。
 発行所である大阪市身体障害者スポーツセンターは、昭和49年、在宅の身体障害者のために、家族ぐるみで気軽に利用できる総合的スポーツ施設として開設されたもので、開館4年半で利用者は延べ50万人にのぼるという。その4年半の事例を中心にまとめられているが、「あとがき」にある通り、「身体障害者が一市民としてみんなのスポーツの輪に入れることを願って、市民スポーツの指導者と養護学校のみならず、すべての学校の先生方に参考としていただきたい」ものである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大阪市身体障害者スポーツセンター

(掲載日:1981-12-10)

タグ:運動指導 身体障害者 
カテゴリ 指導
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テーピング
鹿倉 二郎

 今さら紹介するまでもない鹿倉氏の待望の書。現在日本でただ1人のNATA公認トレーナーの鹿倉氏らしく、テーピングをテクニックだけで捉えず、常にトレーナーの仕事の一環という視座を失わず述べている。その意味でトレーナーのひとつのテキストとしても重宝だろう。全体は大きく3つに分けられ、パート1基礎編でテーピングの概論、パート2実践編で足から始まり指に至るまでの部位別、目的別テーピングを解説、パート3アスレチック・トレーニングではトレーニング、コンディショニング、リハビリテーションなどについてよく整理し分かりやすく述べている。全頁2色刷で要点が明瞭であるのも親切である。
 これまでテーピングの本は何冊か出されているが、多くは巻き方の説明が中心で、なぜそうすべきなのかということについては、あまり触れられていない。本書では各部位の具体的テーピングに入る前に構造と働きを説明し、その部位に多い傷害についても述べている。テーピングは巻く技術以上にこういった知識が必要であることはいうまでもないが、その点で優れた内容となっている。なんとなくテーピングを覚えたつもりでテープを使っている人には、ぜひこの書を読んでいただきたい。本誌読者に強く勧める所以である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:1982-01-10)

タグ:テーピング 
カテゴリ アスレティックトレーニング
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プレイ・ザ・ボルグ
ビヨン・ボルグ 後藤 新弥

 プロ・テニス界のスーパー・スター、ボルグがこれまでの技術書の説かれてきた理論にぶつけ、自己流テニスの真髄をフランクに述べた書。自分の個性を見つけ、自分に合ったテニスをしよう、そして何よりも楽しむことと、テニスというゲームへ誘う。傑出した人は単純明快に物を語れるが、このボルグもその例といえる。テニス関係者のみならず、誰もがスポーツに心を開けるその糸口を与えてくれる書である。

ビヨン・ボルグ著 後藤新弥訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:1982-01-10)

タグ:テニス 
カテゴリ 運動実践
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歩くだけで健康になる
主婦の友社

 本誌(月刊トレーニング・ジャーナル)でもかつてアメリカでのウォーキング・ブームについて紹介したが、日本でも歩くことが注目され始めた。もちろんそれ以前に歩くこと、ウォーキングを実践する人は多かったが、医科学的な目が向けられたのは最近のことといってよいだろう。本書は、その歩くことも医科学の専門家の協力のもと、歩くことの科学をわかりやすく説明、さらに実際に歩くことで成人病を治した体験集(ドクターメモつき)と全国のコースガイドを加え編集されたものである。執筆・協力者として小野三嗣、小林太刀夫、黒木良克、中島寛之の著名な専門家たちを初め、日本歩け歩け協会、日本万歩クラブなど実践者も多い。なんとなく体調がすぐれないが、走り出す意欲もない人には、格好のガイドブックだし、成人病を抱えている人には、歩くという運動で健康を取り戻した人の体験談は大いに参考になるだろう。スポーツの基本であるというより、人間の営みの基本である「歩くこと」を本書を通じて学ぶのも意義深いだろう。自然に行っていることを私たちは意外に理解していないものである。

主婦の友社編
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:主婦の友社

(掲載日:1982-01-10)

タグ:ウォーキング 歩行 
カテゴリ 運動実践
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運動処方 健康と体力つくりのために
M・ポラック J・ウィルモア S・フォックス 広田 公一 飯塚 鉄雄 中西 光雄 石川 旦

 いずれも著名な3人の専門家が、最新の運動・スポーツ科学の成果を、一般の人々に理解しやすいようにとの目的で著した書である。
 運動処方については、ケネス・H・クーパーのエアロビック理論以来飛躍的な発展を遂げてきたが、本書は、そうした理論を基礎として個人の運動プログラムをつくるための総合的な知識を得る上で格好のテキストといえるだろう。
 第1章では、まず現代人の生活様式からくるいわゆる「運動不足病」について平易に解説。さらにその対抗策として個人別運動プログラムの必要性を説いている。第2章では、「運動、健康の保持及び運動能力に関する研究成果」についてこれまでの多くの研究結果をまとめている。続く第3章では、医学的適性検査及び体力測定についての説明と実際的な方法を解説し、第4章で具体的な運動処方について述べている。また、第5章の「心臓疾患患者のリハビリテーション」は病院や学校などにおいても十分役立つものだし、第6章「運動と栄養」、第7章「特別留意事項」は、日常出くわすさまざまな問題についてのきめ細かな指針となっている。
 一般の人々だけでなく、体育・スポーツの指導者にもぜひ読んでいただきたい書である。

M・ポラック、J・ウィルモア、S・フォックス共著
広田公一、飯塚鉄雄、中西光雄、石川旦共訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:1982-03-10)

タグ:運動処方 
カテゴリ 指導
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勝つための投球術
トム・シーバー 吉松 俊一

 偉大なスポーツ選手が必ずしも優れた指導者や理論家であるとは限らないものだが、その両者の資質を確実に兼ね備えているといえるのがトム・シーバーであろう。そのトム・シーバーが、自らのピッチング論を平易に説き明かしているのが本書である(訳は月刊トレーニング・ジャーナルの連載「野球の科学的トレーニングについて」でお馴染みの吉松俊一氏が担当)。
 彼の理論家たる所以は、この本が初心者にとっても十分納得のいく指導書になっていることで、読者は彼の有益な体験を知るとともに自然とピッチングの基本を会得することだろう。そしてピッチングがただ投げることばかりでなく、チーム・プレーの1つであることや精神的・肉体的な自己管理がいかに大切かなど多くのことを学ぶだろう。自伝としても面白い。

トム・シーバー著、吉松俊一訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:1982-03-10)

タグ:野球 
カテゴリ 指導
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解剖学アトラス
Kahle Leonhardt Platzer 越智 淳三

 カラーで色分けされ、解剖学をこれから学んでいこうとする人にも非常にわかりやすく説明された書。本文と図が同じページに配置されているので読みやすいうえ、図の説明番号が下欄に抜き出してあり、日本語と英語(またはラテン語など)の部位名も併記してある。
 また、解剖学ばかりでなく、キネシオロジー的な説明図も入って、これからのスポーツ科学を学んでいこうとする人には、ぜひ座右の書としてほしい書である。価格もこの種の本としては求めやすい値段である。イラストも美しい。

Kahle, Leonhardt, Platzer共著、越智淳三訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文光堂

(掲載日:1982-03-10)

タグ:解剖 
カテゴリ 医学
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ランニングと脳 走る大脳生理学者
久保田 競

 新聞・雑誌などで話題を呼んでいる本だ。もちろん、その背景にはジョガーやランナーの人口増加、それを支える健康を願う気持ちがあるのは事実だが、本書の場合、副題にもあるように著者が大脳を専門とする学者であること、その著者が自ら走ろうと決め2年で体重が23kg減少するに伴い、心身に様々な変化が現れたのを学問的に考えていること、そして走ろうと思ったそのきっかけが、同じ年齢の人なら多くが思い当たるフシがあることなども、話題を呼んでいる要素であろう。そのきっかけとは、テレビに出た自分の顔が異様にふくらみ、脂肪太り、運動不足の顔であること、とても知的活動をしている人の顔ではないことを発見したことだった。
 運動不足が顔を変えてしまうのと逆に、運動が顔を変えるのは、経験的に知る人も多いだろう。著者は、顔にとどまらず、体重はもとより、精神的な面、性格も確かに変わったと感じている。そのほか、ランニングで食欲が減ることに関しセロトニン説を出したり、ランナーズ・ハイについて論じたり、経験に基づいた学問的アプローチが繰り広げられる。それがランニング書としてもスポーツ書としてもユニークでかつ非常に興味深い一冊といえる所以となっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:朝倉書店

(掲載日:1982-06-10)

タグ:ランニング 
カテゴリ 身体
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スポーツのケガ+疲れ これだけで防げる、治せる
中嶋 寛之

 関東労災病院スポーツ整形外科部長としてつとに著名な中島寛之氏がまとめた書。長くスポーツ医療に携わってきた経験と実績をもとに、スポーツマンのために、現場ですぐにでも活かせるように書かれている。「スポーツ整形外科」が誕生したとき、どうしてこれまでなかったのかという声も聞かれたが、本書に関しても同様、どうしてこういったわかりやすく適切にまとめられた、いわば現場でのスポーツ医学書がなかったのだろうかと思わざるを得ない。どのチームにも、またスポーツを行うどの家庭にも必要な書である。
 全体は大きく次の3つに分かれている。

「スポーツのケガ あとで泣かない最新応急処置」
 RICEから始め、筋肉と骨についての最低必要な知識と、よくある9つのケガの手当てと治療、リハビリテーション、テーピングなどに関する章。

「ケガを防ぎ疲れをとるストレッチング&スポーツマッサージ」
 ストレッチングとスポーツマッサージの基本をわかりやすく説いた章。種目別プログラムもある。

「スポーツ別ケガと傷害の予防のポイント」
 各スポーツで起きやすいケガと障害についてポイントを簡潔にまとめた章。

 読者にとって嬉しいのは、各章がスポーツマンの立場で書かれていることである。特に「よくある9つのケガの手当て」の項では、症状、応急手当て、リハビリテーションと再発予防など、スポーツマンがもっとも気になるポイントが述べられている。こういった書で適切な判断と処置を学ぶことで、十分力を出すことができるのである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:主婦の友社

(掲載日:1982-08-10)

タグ:スポーツ傷害 
カテゴリ スポーツ医学
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水泳と健康 医者からのアドバイス
ジェームス・T・アラダイス 矢野 成敏

 月刊トレーニング・ジャーナルで武藤芳照氏が連載「水泳の医学」(単行本としてブックハウス・エイチディより刊行)で水泳の医学面を述べられたが、本書は1972年にイギリスで出された、医師でありコーチでもある著者によるものであり、訳者もまた医師でありコーチで、かつ日本水泳連盟科学技術委員である。
 健康とは心身両面から成るものであるが、本書は「第I部からだ」「第II部こころ」の2つに分けられ、両面からスイマーへのアプローチがなされている。
 第I部では感染症、月経、貧血、筋肉痛、平泳ぎ膝などスイマーによくある障害について、原因・症状・治療・予防・水泳(泳いでよいかどうか、泳ぐならどうするか)の5項目別に述べられているほか、肥満症、アルコール、喫煙、日射病、ストレス、練習時間などについても有意義なアドバイスが加えられている。
 第I部が医師としての立場を中心に書かれているとすれば、第II部はコーチとしての立場から書かれているといえよう。「トップクラスのコーチのすばらしい特徴は、その人の個性である」「優秀なコーチとしての理想的な性格というものはない。(中略)だがそのコーチたちに共通で目立つ点は、スイマーに普通の身体的障害をのりこえさせるような何か電撃的なものを注入する能力である」けだし名言が続く。著者の温かい洞察力が光る書といえる。

ジェームス・T・アラダイス著 矢野成敏訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:績文堂出版

(掲載日:1982-08-10)

タグ:水泳 
カテゴリ スポーツ医科学
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スポーツ外傷カラーアトラス
J.G.P.Williams 中嶋 寛之

 スポーツ医学全般に対し、現場、すなわち監督、コーチ、トレーナー、選手をはじめ一般人における関心は以前に比してはるかに高まっている。ケガは即座に戦力の低下につながるだけでなく、最悪の場合、そのスポーツへの復帰も望めない。さらには日常生活への支障も生む。常に向上を目指し極限まで体を酷使する競技スポーツ、また健康を求め、楽しみも含む一般人のスポーツにおいても、スポーツ医学の基礎知識なくして、プレーもコーチもできなくなってきたのである。それはまた当然のことである。
 だが、私たちは病院に通うような、あるいは入院するようなものに関しては、とかく医師に任せきりになりがちである。しかし治すのは医師だけの力ではできない。その本人が治そうと思い、自分の障害を把握し努力しなければならない。その意味で、本書は専門的であるとはいえ、スポーツ外傷に関する貴重な写真と解説に満ちたもので、全般的に短時間で見通せる優れたアトラスである。訳者である中嶋氏も序文で「とくに実際にレントゲン写真、手術所見など見ることの少ないパラメディカルの方々、トレーナー、体育学生などには理解しがたい点もあるかもしれないが、逆にいえば貴重な財産となることであろう。/スポーツ整形外科を専門とする方はもとより、スポーツ選手と接触することの多い上記の方々に是非おすすめしたい本である」と記している。
 500点を超えるカラー写真、レントゲン写真、図版によるスポーツ外傷の目で見るテキストとでもいうべき本書は、著者序文によれば「イギリスあるいは海外におけるスポーツ外傷研修コースの講義に用いられたものが中心となっている」。多少値は張るが、用意しておきたい1冊である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:南江堂

(掲載日:1982-10-10)

タグ:スポーツ傷害 
カテゴリ スポーツ医科学
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日曜日のサイエンス読本
日経サイエンス

 日本経済新聞社発行の「日曜日読本シリーズ」の1冊。今や科学雑誌たけなわであるが、それほど科学は日常生活に背理、ウカウカしていると、電車の切符を買うのもどうすればよいのかわからなくなりそうである。コンピュータや遺伝子工学などがマスコミを通じ喧伝されると、とくに科学を専門としない人は不安を感じるかもしれない。しかし、専門書は難しすぎるし、一般向けに書かれたものは結局よくわからない。高度な科学を誰にでもわかるよう説明することは大変難しいことである。
 そこで本書。「日曜日読本シリーズ」という命名はうまい。日曜日(でなくてももちろんかまわないが)にゴロッと寝て読んでも結構面白い本だ。内容は、今話題のものばかり。列記すると、マイコン、光通信、レーザー、水素革命、LSI、太陽電池、バイオテクノロジー、プレート・テクニクス、ブラック・ホール、ストレスと脳、そしてスポーツ科学の計11章から成る。スポーツ科学の章は、特別新しいことは書かれていないが、最近のスポーツ科学の成果の要点がうまくまとめられているともいえる。むしろ、1冊の本として現代科学全体を知り、スポーツと科学について、ふと思いを馳せる意味で、気軽に読めてまた面白く、頭に入りやすいといえる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日本経済新聞社

(掲載日:1982-10-10)

タグ:科学 
カテゴリ スポーツ医科学
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ポキポキ折れる子どもの骨
杉浦 保夫

 ショッキングなタイトル。この書名を見て、ウサギ跳びによる集団骨折とか、人の頭を叩いた子どもの手のほうが折れた話とかを思い起こされた方もあるだろう。
「まえがき」で筆者は語る。
「私たちのような専門の整形外科医からみていますと“ゾッ”とするような、さまざまな骨の故障が多発しており、今や、少年スポーツには危機が訪れているといえましょう。本書では、始めに現在起こっている事例を取り上げて皆さんの注意をうながし、さらに健康な子どもに育てあげるには何が必要で、何が不必要なのか、をわかりやすく説明していきます」
 そこで、「プロローグ」においては骨に関する基礎知識を述べ、第1章では、最近の子どもはすぐに骨折するといわれるが、果たして真実かどうかを論じている。著者らの研究では、客観的証拠はなく、むしろ検査の精密化と運動する機会の減少により、そういう感じを抱くのではないかということだ。
 第2章は「まちがいだらけの子どものスポーツ」とし、リトルリーグ、少年サッカーなど、スポーツ活動における誤った考えを指摘している。やはり、一番の問題は使い過ぎということになるようだ。骨肉腫と疑われた少女の足の疲労骨折などは、耐寒マラソンがもたらした例である。疲労骨折から生じる変形や運動障害についても述べられている。
 以下第3章「子どものケガと病気」、第4章「子どもを守るこれだけの常識」と続くが、いずれも親や指導者には欠かせない内容である。食事や「健康器具」に関する指摘は大人にも通じることである。
 スポーツの低年齢化が進み、才能ある子どもは小さいときから厳しくトレーニングさせれば、やがては世界的選手にという考えがある。しかし、本書でも述べられている通り「巨人の星」の方法ではいずれその子をつぶすことになろう。子どもにとってスポーツとは何なのか、そこから考えねばならない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:1982-10-10)

タグ:骨 
カテゴリ 医学
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Japanese Journal of Sports Sciences誌
日本バイオメカニクス学会

 一般には、科学雑誌の創刊が相次いでいるが、スポーツの分野で新たに2誌が創刊された。ひとつは「Japanese Journal of Sports Sciences」である(日本バイオメカニクス学会編集、ソニー企業株式会社発行、月刊、A4判、77頁、800円)。
 内容は、特集(創刊号は「脳は身体行動をどのようにコントロールしているか」)のほか、国内スポーツ情報、海外情報、学会報告、Case Study、原著論文、海外文献情報、Athletic Training誌からの転載記事、Book Reviewなどがある。「創刊に当たって」で宮下充正氏が「バイオメカニクスが学際的学問であり、応用科学であるということを考え合わせるならば、このJournalの内容は学術的水準を保ちながら、しかも学問的背景の異なる多くの人々に理解できるものであるべきだということになる」と述べている通り、これからいろいろな人たちがこのJournalに参加し、文字通りSports Sciencesの世界が広がることが期待される。誰もが気軽に読めるというものではないが、スポーツ科学に関心を抱く若い人たちには刺激にもなるだろうし、活動の場にもなるだろう。
(もう1つの雑誌については、別の項目に移した)

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日本バイオメカニクス学会

(掲載日:1982-10-10)

タグ:バイオメカニクス 
カテゴリ スポーツ医科学
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カリフォルニアダイエット&エクササイズ
Peter Wood 萱沼 文子 井上 和子

 アメリカでも日本でもダイエット・ブックは文字通り山ほどあり、その山は積み重ねられていく一方。それだけ、逆に効果的なものがないともいえる。美しく痩せることを望み、多くの女性がこの種の本を求めていく。だが、どんな魅力的なキャッチ・フレーズを掲げようとも、本誌としては運動しないで食事だけの工夫で痩せることを、真に健康を求めるものとは認めがたい。それは、小社刊『フィット or ファット』の読者なら容易に納得できるところだろう。
 本書の“標語”はPlay more, eat more, weigh less! である。つまり、今以上に運動し、今より食べて、かつ体重は軽く、スリムにということだ。積極的な真の健康を求める人にとっては、この標語がすんなり理解できるのではないだろうか。食べすぎると肥満する、運動しないから肥る、はたまたその逆。いろいろなことがいわれるが、ではアスリートはどうか。運動は人一倍し、食べるのも人一倍。それでいてスリムではないか。
 本書は、運動と食事の両面から新しいウェイ・オブ・ライフを提唱する本ともいえる。「フィットネス概論」といった趣きがあるのも、この本の正しい方向を示すところである。平易に書かれているが、追跡調査をもとにした科学的な内容で、洒脱なイラストとともに楽しく読み進める。肥満について、運動について、栄養について、そして実際のダイエット・プログラムについて、ぜひとも本書で学び、かつ実践していただきたい。アスリートにとっても、食事への関心は年々高まっている。食事とは何なのか。すでに運動している人がこの問題に目を向けることが、意義深いのはいうまでもない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ソニー企業

(掲載日:1984-08-10)

タグ:フィットネス ダイエット 食事 
カテゴリ 運動実践
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3割バッターへの挑戦
チャーリー・ロー 渋谷 良一 山本 明 王 貞治

 今年の夏の高校野球は池田高校の素晴らしいバッティングが話題のひとつであった。ピッチング・マシーンの導入で、「打高投低」といわれているが、バッティング自体の技術を明かした書はなかった。優れた打者は、打撃の奥義を極めたとしても、それを誰でもわかる言葉で伝えるのは難しい。
 ニューヨーク・ヤンキースの打撃コーチ、チャーリー・ローが豊富な写真とともにまとめた本書は、その意味で画期的といえるだろう。著者は、コーチが経験的なカンや通説に頼ってしまうことをよしとせず、「正しい理論、実際のプレーに有効な方法論」の必要性を感じていた。そして、1971年、フロリダ州サラソタでベースボール・アカデミーを創設したユーイング・カウフマンと考えが合い、ビデオ、フィルム設備で3年間に何百ものスイングを見ては、リプレー、スローモーションを繰り返したという。こうして、著者は自らの理論を一層科学化し、客観化していった。その結果、バッティングは後ろ足で打つという常識は全く逆であること、トップハンドをかぶせるようにするのも誤りであることがわかった。
 著者は「基本と鉄則」を繰り返し、全10章を通じて、大打者の見本的写真を駆使し、バッティングを論じていく。責任監修の王貞治氏が「一読して、私は友を得たような気になった」という言葉も重さも読んでいただければわかるだろう。

チャーリー・ロー著
渋谷良一、山本明共訳、王貞治責任監修
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1982-11-10)

タグ:野球 
カテゴリ 指導
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レッツアロービックダンシング
日本アロービックダンシング

 かつて本誌でも紹介したことのあるジャッキー・ソレンソンが始めたエアロビック・ダンシング。そのテキストというべき書。写真が豊富で覚えやすい。
 エアロビクス自体はもう一昔といってよい以前からひとつの運動理論として、ジョギングやランニング、サイクリング、ウォーキングなどの流行を生んだが、より楽しくという要素がエアロビクスとダンスを結びつけ、さまざまな呼称で登場、しかも人気を博している。エアロビクス理論に従う限り、それがランニングであろうとダンスであろうとかまわないわけである。どうせやるなら楽しいほうがいいということだが、心拍数をターゲット・ゾーン(トレーニング・ゾーン)に上げてのダンスは、やはり楽しいばかりではない。しかし運動の苦しさも、ダンスならすぐに快いものになることだろう。こういうものが日常生活に入ってくるのは大変よいことだが、ひとつの流行で終わってしまうことがないようでありたい。幸い、今は人気はすこぶるよいようだ。「身体を動かす楽しさ」をまず覚えることから運動に入っていくのもよい考えだろう。エアロビクスは、長時間持続的に行うことが必要なだけに、この「楽しさ」を大切にしたい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:新星出版社

(掲載日:1982-11-10)

タグ:エアロビクス 
カテゴリ 運動実践
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走って良かった! 女性のための走る本
ランナーズ女性ランニングセンター

 今走り始めた女性、そしてこれから走り始めるかもしれない女性たちにとって、自らと同じように試行錯誤を繰り返し走り続けてきた先人たちの言葉を聞くのは、大いに役立つことであり、また勇気づけられることであるに違いない。そういう意味でこの本はひとつの人生案内の本であり、もちろんランニングのための役立つ道しるべでもある。
 多くの女性ランナーが語るランニングとの出会いについての話は、年齢にかかわらずその人のみずみずしい青春を感じさせるし、東京オリンピックのときのアベベの快走を目の前で見た日からランニングを始めたという75歳になるおばあちゃんの話は、スポーツの持つ不思議な魅力を語っている。
 また、女性の持つランニングに対するさまざまな悩み、疑問、とくに月経中や妊娠中のランニングについても、多くの人の体験談が寄せられていて有益かつ楽しい本となっている。
 なお、同社からは、全国のレースについて網羅した「全国ランニング大会ガイド」も発売されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ランナーズ

(掲載日:1983-01-10)

タグ:ランニング 
カテゴリ 運動実践
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運動処方の指針 負荷テストと運動プログラム
アメリカスポーツ医学協会 日本体力医学会体力科学編集委員会

 アメリカスポーツ医学協会のメンバーならびに多くの研究団体の専門家たちの手により、約3年の歳月をかけ作製されたのが本書である。しかも、この日本語版は1980年改訂の第2版によっており、これは第1版での数年間の実施の結果得られた成果をもとに、やはり多くの関係者が多大な労力を注いで再編集したものという。それだけに極めて実際的な内容であり、多くのことが要領よくまとめられている。
 全体は7章から成り、それをさらに明解な見出しで整理している。内容は、前半の章で負荷テストや運動プログラムの実際を述べ、後半の章でプログラムを管理する組織のことや医師の役割、専門技術管理者の免許について述べるなど、対象は現場の指導者に向けて書かれてある。だが、前半の章などは専門家でない人にも知っておいてもらいたい内容も多く、ぜひ一読をお勧めしたい。

アメリカスポーツ医学協会編、日本体力医学会体力科学編集委員会監訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:南江堂

(掲載日:1983-01-10)

タグ:運動処方 
カテゴリ スポーツ医科学
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年齢別 少年野球トレーニング法
吉松 俊一 柴 孝也 鎌田 哲郎

 月刊トレーニング・ジャーナルでも野球のトレーニングについて執筆中の吉松俊一氏のほかに、野球に関わりの深い2人の医師が、少年や球の指導法について、スポーツ医科学の視点に立って、しかも十分わかりやすく解説した書。
 第1章から4章までは、文字通り子どもの体力やトレーニングを中心に述べてあり、第5章ではスポーツ障害とその予防、第6章子どもの日常と生理および心理、第7章少年野球の科学、と野球をよく知っている医師ならではの内容で構成されている。とくに第4章の年齢別基礎体力トレーニングは、野球に限らず、子どもの運動を指導する人が基本とする事柄が多く述べられている。指導者や親にとって、子どものからだについて再認識するうえでも面白い本といえるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:1983-01-10)

タグ:野球 
カテゴリ トレーニング
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選手とコーチのためのスポーツ生理学
エドワード・フォックス 朝比奈 一男 渡部 和彦

 本書『選手とコーチのためのスポーツ生理学』は、待望の“テキスト”である。「まえがき」で著者はいう。「科学、とりわけ生理学をスポーツに応用することは、一般的な身体条件や専門的な競技能力を向上させるのに重要であることは幾年にもわたっていわれてきた。本書はこれを念頭におき、生理学そのものより、むしろ生理学の“応用”を強調したつもりである」と。
 つまり、この本は現場においてどうすればよいかという視点から離れず書き通されている。わざわざ「選手とコーチのための」と断られているのもそのためであろう(ただし、原書は“Sports Physiology”というタイトル)。読みやすく、理解しやすくまとめられているのも本書の大きな特徴である。たとえば、全体は11章あるが、各章、「はじめに」でその章のねらいを示し、そして本文はわかりやすい図表をふんだんに用い、章の終わりには「まとめ」の頁があり、箇条書きで要点が列挙されている。また「参考・引用文献」も各章ごとに付されている。
 これだけのみならず、読者にとってうれしいのは付録である。A〜Fまであり、雑誌の略名と書名、記号および略号、ウェイトトレーニングの説明、8週間の有気的および無気的インターバルトレーニングの基本例、いくつかのストレッチ(伸長)運動の紹介、測定の単位がそれである。このほかに「用語解説」「人名さくいん」「さくいん」も完備されている。独習用のテキストとしても十分使いこなすことができるだろう。やや値は張るが、座右の書として、ぜひとも揃えておきたい一冊である。

エドワード・フォックス著、朝比奈一男監訳、渡部和彦訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1983-02-10)

タグ:生理学 
カテゴリ スポーツ医科学
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じょうずになろう とぶこと
宮下充正 加古 里子 武藤 芳照 深代 千之

じょうずになろう とぶこと宮下充正 加古 里子 武藤 芳照 深代 千之「はえば立て、立てば歩めの親心」という。歩き始めた子どもは、やがて、とぶことに興味を持つようになる。ほんの数mの距離でも走ろうとする子どもは、さらに「とぶ」ことに一層の楽しみを見出すのである。
 そんな経験をどの大人も持っているはずだが、悲しいことにいつか忘れてしまう。あるいは、小学校のときの跳び箱や走り高跳びなどで、うまくいかなかった思い出をいつまでの抱えている人もいる。
 そもそもとぶとはどういうことか。「じょうずにとぶ」にはいつ、どんなことをしていけばよいのか。これは、子どもとその親のためにかかえれた「じょうずにとぶ」ための読み物の要素をたっぷり含んだ絵本である。
「とぶ」という動作がきちんとできるようになると、スポーツにおいても、また生活においても動きが美しく、ダイナミックになる。だが、私たちは「運動神経」という言葉で、そういう動きができる人とできない人を区別するが、子どものときに、できるだけ多くの動作をしておくことを抜きにしていわゆる「運動神経」で片づけるわけにはいかない。たかをくくらず、あきらめず、子どもの成長に応じた運動を考える意味でも、この本は親や先生、また子ども自身にも読んでいただきたい。

監修宮下充正、え加古里子、ぶん武藤芳照、深代千之
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:評論社

(掲載日:1983-02-10)

タグ:跳躍 基本的動作 発育発達 
カテゴリ 運動実践
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体力アップのストレッチング
窪田 登

 昨年は、暮れにボブ・アンダーソンが来日したが、ストレッチングの本も何冊か出された。これはそのなかでもごく最近のもの。著者は本誌ではお馴染みの窪田登氏。これまで出版されたストレッチングの本と比べて特徴的なのは書名にも示されている通り、「体力アップ」という考え方が中心であり、ストレッチングはその一環として含まれている点である。本誌でも窪田氏がたびたび主張しているように体力はトータルなもので、この本でも3S(strength→体力、Stamina→持久力、Suppleness→柔軟性)という表現で示されている。
 全体は総論的な第1章、部位別、形態別ストレッチングを示した第2章、競技別ストレッチングの第3章、健康と美容のためのストレッチングの第4章、外傷予防に役立つストレッチングの第5章から成る。各章、さまざまな文献を紹介しながらわかりやすく解説した頁があるのも、トレーニング関係の蔵書コレクターとして知られる著者らしい。写真を多用し、ポジションを覚えるのも容易である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:新星出版社

(掲載日:1983-03-10)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ ストレッチング
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足のはたらきと子どもの成長
近藤 四郎

「みんなの保育大学シリーズ」の第4巻。全部で6巻で、どれも子どもと接している親や指導者には一気に読める好著である。ほかには『ひとの先祖と子どものおいたち』『子どもの発達とヒトの進化』『手のうごきと脳のはたらき』『脳の発達と子どものからだ』『内臓のはたらきと子どものこころ』がある。紙幅の都合上詳しくは紹介できないが、お母さんを前にしてわかりやすく講義したものをうまく整理しまとめたもので、斎藤公子氏のまえがき+付言が一層読後感を引き締めている。
 我が子を思わぬ親はいないが、こういう本を読むと子どもの成長をみる目もうんと違ってくることだろう。気軽に読み進め、それでいて考えさせられるところが大のシリーズである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:築地書館

(掲載日:1983-03-10)

タグ:足 発育発達 
カテゴリ 身体
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エアロビクス・ライフスタイル・ブック Sports Graphic Number Special Issue
Sports Graphic Number

Sports Graphic Number『ナンバー』誌からエアロビクスのSpecial Issue
──さて今年はどうなるのだろう

 文藝春秋の“Sports Graphic Number”を読んでいる人も多いだろうが、同誌は昨年エアロビクスの特集を組み、さらに暮れにSpecial Issueとして出したのが、この『エアロビクス・ライフスタイル・ブック』である。TVでエアロビック・ダンスが放映され、この『ナンバー』誌が2度にわたって紹介するにおよび、1982年の出来事としてエアロビック・ダンスの流行を挙げてよいほどになった。それ自体は歓迎すべきことであるが、エアロビクスとはエアロビック・ダンスという短絡も生じさせたフシもある。しかし、それはささいなことかもしれない。きっかけは何にしろ、自分の身体の健康やフィットネスに関心を持つのはよいことである。それがダンスであろうが、ジョギングであろうが、身体のことを考え、学び、身体を動かしてエアロビクスを実践していくうちに、必ず変化が出てくる。顔色も表情も、正確すら変わるかもしれない。この本の表紙に「からだも心も、もっとヘルシー&セクシーに!」とあるのは、その意味で正しい。ストレッチングもそうだが、エアロビクスの流行は、いろいろなことがわかるようでわかりにくくなった現代に、まず最も確かな自分とその身体の存在を感覚を通じて確かめ直していく、そういう現象なのかもしれない。だから、これはどんどん進行深化する流行であろう。このSpecial Issue は、その意味でやはり画期的である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文藝春秋

(掲載日:1983-03-10)

タグ:エアロビクス 
カテゴリ その他
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オリンピック人間ドラマ レンズに一瞬の感動をとらえて
岸本 健 川津 英夫

 4年に1度のスポーツの祭典オリンピックはいうまでもなく、スポーツ選手にとって最大の舞台である。我々日本人にはやはり1964年の東京大会が今なお記憶に新しいが、この本もその東京大会を契機にほぼ20年間スポーツ写真の世界に没頭した2人のカメラマンによる写真集であり、それぞれの大会、選手に関する逸話も、岸本、川津の筆で語られている。
 かつて、スポーツ写真は報道写真の1つであり、ゲームやレースの記録性が最も重要視されていたといえる。勝敗と直接関係のないカットは、いかにそれが一瞬の美しさ、素晴らしさを現していても、世の人々の目に触れることは少なかった。だが、スポーツを行う者なら、あるいは広くスポーツを愛する者なら、スポーツの素晴らしさは、単なる勝敗のポイントとなるシーンだけでなく、一瞬一瞬にひそんでいるのを知っている。本書はその意味で、オリンピック写真集というより、スポーツとスポーツマン、そしてスポーツを撮る者の緊張した関わりを示す書といえよう。人はなぜスポーツに魅せられるか、その解答をカラーとモノクロの多数の写真が語っている。読み方は様々あってよいだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:サイマル出版会

(掲載日:1983-04-10)

タグ:写真 
カテゴリ その他
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巨人軍のストレッチング
阿野 鉱二

 以前、本誌(月刊トレーニング・ジャーナル)にて巨人軍の阿野コーチがストレッチングの本を近く出版するとお知らせしたが、よくまとめられてこの1月に出た。
 プロ野球という世界はスポーツ界にあって最も進んでいると思われがちだが、ことトレーニングになると、そうともいえない。長い伝統を有する競技だが、逆にその伝統がある種のブレーキをかけていることもある。
 巨人軍の阿野コーチは、プロ野球界にあって、積極的にトレーニング科学を採り入れ、個人的にも勉強熱心なコーチのひとりである。先に本誌で巨人軍のトレーニングを何度か紹介してきたが、それを考え実行しているのも阿野コーチである。デンマーク体操やブラジル体操にストレッチングやエアロビック・ダンス、最新マシーンを用いての筋力トレーニングなどを始め、日常生活における健康管理上のアドバイスも行っている。
 その阿野コーチがまとめたこの本は、野球先取のためのものだが、他競技の人がここから方法を学び取ることはたやすく、また価値あることである。全体は「立って行うストレッチング」「座って行うストレッチング」「立ってパートナーと行うストレッチング」「フェンス(壁)利用のストレッチング」「座ってパートナーと行うストレッチング」「日常生活のためのストレッチング」「障害防止とリハビリテーションのためのストレッチング」「巨人の強筋運動」「打撃、投球前に行うストレッチング」の9章から成り、各ストレッチング・ポジションにつき解説、キーポイント、効果の3点が付され、適宜「ワンポイント・メモ」と「巨人軍選手の一言」がカコミで入っている。全頁2色刷で読みやすく、写真のモデルを定岡、篠塚、松本、島貫の各選手と筆者自身が担当しているのも親しみやすい。
 ストレッチングは最近になって広く一般にも採り入れられるようになってきたが、こうしてプロの世界で実践されていることが、一冊の本になって、世に広められることはとても望ましいことである。野球は日本人にとって馴染み深いスポーツだけに期待される。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:1983-04-10)

タグ:野球 
カテゴリ ストレッチング
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健康・体力づくり入門 運動処方の考え方と実際
小野 三嗣

「健康ブーム」ではある。ジョギング、エアロビクス・ダンス、ゲート・ボール、自然食、ビタミン剤、いくつもの流行現象がみられる。人々は、それをやれば何もかも解決するのではないかという過度の期待すら抱いて、一念発起する。何事も一朝一夕に卓効はみられず、「なんだ、バカバカしい」とやがて忘れ次のものを求める。すべての人はそうではなくとも、そういう傾向は確かにある。
 本書の著者はいう。「まず何よりも生命に関係する科学的情報の活用の知恵を身につけねばならない。大きな集団を調査対象として行われた研究の結果が示している疫学的知見や古くから受けつがれてきた体育に関する法則といわれるようなものが『自分にとって何なのか?』と考える知恵が必要なのである」と。またいう。「運動適性の個人差は普通の人々が想像するよりも著しく大きなものだということをまず認識してほしい。また疾病を研究することによって得られた知見から健康増進の問題を考えるという根本的な誤りなども反省しなければならない。運動療法という考え方がどんなに広がってきても『元来運動とはベストコンディションで行うべきものだ』という原則にはゆるぎがないのである」(いずれも「はじめに」より)。
 この本は、「運動は必要か」「運動処方の必要性」「運動処方の科学」「運動処方の原則」「運動処方のリズムを考える基礎」「運動処方とコンディショニング」「運動処方箋の実際」という章から成るが、章題の固さとは打って変わり、内容は簡潔であり、しかもハッとさせられる鋭い指摘と洞察に満ちている。いちいち例を挙げる余裕はないが読者は、健康とか体力づくりにまつわる俗説、思い込みについて改めて考え直さざるを得ないだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1983-06-10)

タグ:運動処方 
カテゴリ 指導
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スポーツ障害 発育期を中心に
高沢 晴夫 中嶋 寛之 秋本 毅

『小児のメディカル・ケア・シリーズ』の1冊。共著者である三氏は本誌(月刊トレーニング・ジャーナル)で何度もご登場いただいているので改めて紹介するまでもないだろう。
「発育期のスポーツ障害を理解するには、発育期のからだの特徴を知らなければなりません。骨、関節には特に発育期特有なものがあります。(中略)発育期のスポーツは全身的な発育・発達を促すようなものが理想的です。目先の勝負にとらわれて無理をしないよう注意すべきであり、将来に目を向けて指導することが根本的な目的と思われます」(はじめにより)
 本書は上の観点より書かれたものであり、大きく以下の5つの章に分けられている。
 第1章「発育期のスポーツ障害の特徴」、第2章「発育期によくみられる障害」、第3章「発育機におけるスポーツに特有な骨折」、第4章「スポーツ外傷、障害の救急(応急)処置」、第5章「発育期スポーツ障害の予防」
 子どもが大人のミニチュアでないことは本誌でも何度か述べてきたことだが、「エリート教育」とか「スパルタ教育」として、子どもに小さいうちから、野球、ゴルフ、テニスを学ばさせている例は少なくない。小さいうちから多くのスポーツの基本動作を学ぶのはよいことだが、使いすぎ症候群(overuse syndrome)をきたすまで「特訓」や「ハード・トレーニング」を積むのは親のエゴであり、指導者の無知であろう。本書のような指針というべき書を子どものスポーツ指導・管理に当たる人にはぜひとも読んでいただきたい。三氏とも整形外科医であり、できるだけ平明に書かれた内容は、専門的とはいえ十分一般の理解の範囲内にあるといえる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医歯薬出版

(掲載日:1983-06-10)

タグ:スポーツ障害 発育発達 
カテゴリ スポーツ医科学
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スポーツQ&Aシリーズ ランニング ワンポイントコーチ
山地 啓司 山西 哲郎 有吉 正博

 この本を含め、「スポーツQ&Aシリーズ」は10冊になった。実際にそのスポーツを行う者にとって身近で重要な疑問を掲げ、それに対して精通した専門家が回答するスタイルであるため、何かの疑問が生じたとき、似たような質問に当たればよいし、初めから通常の本を読むように読み進んでもよいし、ちょっと時間があるときに順序かまわずパラパラと読んでもよい。その意味で便利でまた有益な書だといえる。
 全体の構成は、「ランニングの基本知識編」で26問(山地、有吉担当)、「ランニングの科学編」で26問(山地担当)、「ランニング技術編」で91問(山西担当)、「健康管理編」で24問、さらに用語解説と付録の頁(都道府県陸上競技協会の所在地、全国ランニング大会の一覧)となっている。図表、写真も豊富でわかりやすい。その意味で、この一冊を座右に置くと、いわばランニング百科事典としても用いることができるだろう。
 ランニングやジョギングはすでにブームというより現代人のひとつのライフ・スタイルとして定着している観がある。身近な人でランニングをしている人は何人も見出すことができるだろう。しかし、そのうちの何人が悩みを持たないといえるだろうか。真剣であればあるほど幾多の疑問や困難を抱えているものだ。そういう人へのこの一冊を勧める。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1983-07-10)

タグ:ランニング 
カテゴリ 運動実践
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汗が演出するサウナ
阿久津 邦男

 総じて日本人は風呂好きである。「湯水のように使う」という表現もあるように、極めて贅沢に湯を使う。しかし、内湯が普及するにつれ銭湯は少なくなり、日本人の風呂に対する考え方も昔に比べると変わってきたに違いない。以前「疲労回復」を特集したとき、少し入浴の効果について触れたが、東京オリンピックの年に紹介されたサウナもまた効果の高いものである。この本によればサウナは今や全国に約6500軒、愛好党は1000万人を超す。営業用のみならず、早稲田大学の新しい体育館にもサウナが設けられるなど、スポーツの世界でも珍しくなくなってきた。しかし、サウナの正しい利用法となると、どういうわけか一般には一冊も本がなかったといえる。その意味で、とくにスポーツマン向けに書かれたものではないが、このコーナーで本書を紹介しておきたい。
 著者は専修大学教授・医学博士でスポーツの世界でも著名。一般向けに書かれており、イラストやグラフも多用、とれもわかりやすく、早速サウナに行きたくなる本だ。スポーツ疲労の回復に関しても詳しいし、一般生活上のストレス解消や安眠のための利用法、減量、美容についても親切に述べられている。
 熱いのを我慢して汗をかき、ビール、マッサージといったワン・パターンの利用しか知らない人、それでもサウナの好きな人、また一度も経験のない人、誰にも楽しく読めて、実用的な本である。元来健康的なものなのに妙な偏見をお持ちの方にもぜひ読んでいただきたい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:人間と歴史社

(掲載日:1983-07-10)

タグ:サウナ 
カテゴリ その他
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子どもたちののびのびストレッチング
小林 義雄 青木 高

 すでにストレッチングの本は10冊を超えて世に出ているだろう。そのストレッチ自体はどの本も大同小異といってよいだろう。ストレッチングの方法をマスターしたなら、ポジションに細かくこだわることなく、ボブ・アンダーソンが行ったように自分の身体でいろいろ工夫していくことが大切だし、また必要なことである。
 この本は表題通り、子どものために書かれた。
「私は本書を通じて、児童生徒の鍛錬に、従来から強調されている筋力づくり、スタミナづくりなどに加えてストレッチングを定着すべきであることを強調したい。そして本書が学校体育での授業や生育期にある生徒、成人の正しい健康・体力増進、そしてスポーツの成績アップにお役に立てばこの上ない喜びである」(はじめにより)
 ストレッチングそのものが最も必要なのは、柔軟性やクール・ダウンを忘れたり怠ったりしているスポーツマンをはじめ、活動的でない現代人であろう。柔軟性だけを考えれば、子どもにはさほど重要ではないかもしれない。しかし、重要なのは、子どもの頃に覚えてことを私たちは大人になって、自然に、何も考えず当然そうするものだと思ってしているという事実である。それはよい部分もあるが、中高年者が健康のためと、早朝ウサギ跳びをしたり、「苦しさを克服」して悲惨な結果を招いたりといった悪い部分もある。ストレッチングの意味と方法を子どもの頃に自分のものにしておくことは、その意味で極めて重要であり、本書が、大人(先生や親)の参考書の1冊となることを望むのもそこにある。「リズム・ストレッチ」「ストレッチごっこ」といった他の本にはない部分も付け加えられている点にも著者の配慮が光っている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:不昧堂

(掲載日:1983-08-10)

タグ:ストレッチング 柔軟性 子ども 
カテゴリ ストレッチング
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ザ・ブレイン
ダイヤグラム・グループ 塚田 裕三 白井 尚之

「ウーマンズ・ボディー」「マンズ・ボディー」「チャイルズ・ボディー」「Sex」といった最新の医学をイラストを多用し、わかりやすく解説した一連の本に加えられたもの。
 ダイヤグラム・グループというのは、いろいろな専門家を結集し、上記の通り、一般向けに高度な専門知識を視覚化する集団で、本拠はロンドン。
 本書は「脳」をテーマに医学界で明らかにされていることを網羅したもので、脳の構造、神経系、脳の発育、感覚、本能と感情、意識と思考、薬物と欺瞞、精神は物質を越えて、脳研究の歩みの12章から成る。直接スポーツに関連する箇所は少ないが、スポーツは心身両面の活動であり、筋肉同様脳へも関心を向けざるを得ない。
 この分野では難しい本が多い中、素晴らしいイラストと編集の妙が冴えているこの一冊は、読み物としても読者の興味をそそるだろう。
 このシリーズをはじめ、近年、人間の身体に関する本が多く出版されている。なかにはただ人の不安を誘うようなものもあるが、この2〜3年は、科学や医学に基づいた新しい視点のものも目立ってきた。この分野の充実が望まれる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:鎌倉書房

(掲載日:1983-08-10)

タグ:脳 
カテゴリ 身体
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スポーツ・バイオメカニクス入門 絵でみる講義ノート
金子 公宥

 最近はスポーツ科学の分野において「バイオメカニクス」という言葉がよく聞かれるようになり、日本バイオメカニクス学会編集の「Japanese Journal of Sports Sciences」という月刊誌も発行されている。しかし、バイオメカニクスといわれてもまだピンとこない人も多いのではないだろうか。
 本書は「絵でみる講義ノート」という副題が示す通り、筆者が大阪体育大学で用いたプリント資料に若干の手を加えたもので、それだけにとても簡明に書かれている。
「図表を多くして説明を添え書きていどにとどめたのは、これまでの指導経験を通して、その方が学生諸君に歓迎されることを知ったからである。ほとんどの体育専攻学生は、厳しいスポーツ活動を通じて相当に高度な、そして専門的な知識を身につけている。それだけに、遅々とした理詰めの講義よりも、図によって結論的な事柄を提示し、多少理論の飛躍はあっても、自由奔放な解説によって感覚に訴え、共に考えるような講義の方を好むようである。指導者にとっても、“絵”をめぐって自由な話の展開ができるという点で好都合かと思われる」(はじめにより)とその背景が述べられているが、首肯される人は多いだろう。
 序章で述べられている「スポーツ・バイオメカニクスは『Why』の疑問に挑戦することが目的であるが、その結果は、どう指導するかの『How』に役立つことが多い」の言葉通り、スポーツ・バイオメカニクスはこれからのコーチングその他の指導に不可欠である。しかし、内容がかなり高度なので、ある程度の素養が求められる。このようなわかりやすい、視覚的に捉えられる書がどんどん出てくることが望まれる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:杏林書院

(掲載日:1983-09-10)

タグ:スポーツバイオメカニクス 
カテゴリ スポーツ医科学
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カラースケッチ解剖学
Wynn Kapit Lawrence M.Elson 嶋井 和世

 解剖学というのは人間の身体を理解するうえでの基礎となるものであるが、これを学ぶのは大変である。強い関心があればいいが、そうでなければ、やはり取っつきにくい学問といえる。
 楽しくわかりやすく学べればと思ったことのある人も多いだろうが、そんな人にお勧めしたいのがこの本。極めて平たくいえば、ぬり絵ブックである。表紙にその例が示されているが、部位とその名称を同じ色でぬっていくことで、構造、位置、形などを頭に入れ、なおかつぬり終わったあとはひと目で何が何かわかる仕組みになっている。また、日本語、英語と同じものが2カ国語で表と裏に収録されているので、英語も同時に覚えられるし、訳語を知る手引きとしても使える。さらに、この表裏一体のシート(PLATEと呼ばれている)はミシン目とファイル用のパンチ穴がついていて、利用・整理もしやすくなっている。価格も手頃だ。
 色をぬっていくという誰にとっても楽しい作業を通じて、難しい分野に取り組める画期的な書で、自分の手で色をぬることで漠然としていたところも明確になってくる。医学の専門家だけでなく、広く利用できる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:廣川書店

(掲載日:1983-09-10)

タグ:解剖学 
カテゴリ 医学
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監督の条件 その実戦と理論
梅村 清弘 深井 一三 小林 平八 安田 矩明

 監督やコーチは、選手の競技力の向上に大きく関わっているのが普通である。ところが、監督やコーチの役割について、科学的に考察を加えたものはこれまでほとんど出ていない。
 本書は、約10年前に書かれたものだが、このコーチングの分野に科学的な考察を試みた書であり、その内容は今も十分な説得力を持っている。
 編著者は中京大学の教授、助教授の6人で、いずれも各種競技の監督・コーチを経験した人たちばかりである。そのため、理論を提示していきながらも、そのなかに自らの豊富な実例が挙げられて、常に、現場の視点も忘れられていない。たとえば編著者の1人は、中京高校が昭和41年春・夏の甲子園を連覇した当時の校長であり野球部長であった人で、自らのチームについての分析を詳細に行っていて興味深い。そのほか、中京大学から生まれた、各種競技のチャンピオンについての話も、監督と選手の関係という視点から詳しく考察している。
 また、名監督といわれた川上、大松、松平などの各氏の指導方法、考え方が実例中心にわかりやすく解説されている。
 そして、本書が今もなお、その新しさを失っていない点は、コーチングを単にスポーツの世界だけからみることなしに広く社会的観点から捉えようとしているところである。その意味で、本書の第1章が「コーチングの社会学」から始まるのは、その基本的な視点をよく表しているといえる。
 コーチと選手の人間関係も、社会一般の人間関係の中で考察され、そのためにスポーツ以外の分野からも多くの文献を使っている。
 こうした本がもっと出てくることによって、選手の資質だけでなく、監督(コーチ)の資質ももっと問われていくべきだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1983-10-10)

タグ:監督 
カテゴリ 指導
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スポーツの記録 陸上水泳男女72種目
前田 新生

“スポーツは筋書きのないドラマ”とはよくいわれることだが、そのドラマを構成する大きな要素が、“記録”だということができるだろう。もっといえば、過去から現在までのスポーツの記録の流れをみていくことは、それ自体で1つの歴史ドラマとなっているともいえるだろう。
 本書はしかも単に記録を集めるだけではなく、各競技の簡単な歴史も解説してあり、記録にまつわるエピソードも多く紹介されている。また、そうした記録をもとにして、各種のデータも提供して興味深い。たとえば、走り高跳びのところでは、“原始フォーム時代”“はさみ跳び時代”“ロール・オーバー時代”“ベリー・ロール時代”“背面跳び時代”とフォームの歴史が説明され、さらに選手が頭上何cmを跳んでいたかの歴史も述べてあり、非常に面白い。投てきでは、体重1kg当たりどれだけ投げているかといったデータもある。
 スポーツはまず自分でやる楽しさ、そして実際の競技を観る楽しさが第一だろうが、本書のような記録の面からスポーツをみていくことも、その楽しみをさらに深いものにしてくれることだろう。
 ジュニア新書として子ども向けに書かれたものだが、大人が読んでも十分に楽しく、資料としても役立つ書である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:岩波書店

(掲載日:1983-10-10)

タグ:記録 
カテゴリ その他
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スポーツのライフサイエンス スポーツと体力のほんとうの常識
太田 次郎 栗本 閲夫

「ライフサイエンスノート」と題されたシリーズの第2巻。細胞生物学専攻のお茶の水女子大学教授・太田次郎、体力学・成長発達専攻の順天堂大学体育学部教授・栗本閲夫の両氏による書である。
 この本は、ある雑誌の座談会で日頃、運動・体力・健康にさまざまな疑問を抱いていた太田氏が、その疑問を栗本氏に話してみたところ、明解な回答を得たことをきっかけに、その後の充実した対談の内容を独占しておくのはもったいないと、改めてまとめたものである。したがって、書かれている内容は、平明で読みやすく、普段なんとなく疑問に感じたことがいくつも挙げられていて興味深い。
 たとえばIQに関し、アシモフとボイドによる『人種とは』という書から次の引用を行っている。
「都会で育てられた五才児は、ウシについての質問に答えられないであろう。彼は、ウシが何本足か、どこから牛乳が出てくるかに答えられないかもしれない。田舎で育った五才児は、エレベーターが必要なのは高いビルか低いビルかがわからないであろう。彼はエレベーターが上下に動くのか、前後に動くのかも知らないかもしれない。どちらの子も、相手がまごついた質問によく答えられるであろう。そういうわけで二人の子どもが真に同じ知能であっても、それぞれのテストでまったく違うことがありうる。これが、オーストラリアの原住民のグループとアメリカ人グループに簡単にテストし、一つの人種が、他の人種より知能がすぐれているということができない理由である」
 そして、これと同じことが体力テストにも当てはまるとしているのは考えさせられる。ごく一部しか紹介できないが、「体力をめぐる問題」「スポーツをめぐる問題」「誤ったトレーニング」「ゴルフをめぐる話題」「学校と社会をめぐる問題」の大きく5つの章に分けられ豊富な話題が語られている。気軽に読み進め、それでいて何か考えのヒントを得られるハンディな書である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日本工業新聞社

(掲載日:1983-11-10)

タグ:ライフサイエンス 測定 発育発達 体力 
カテゴリ スポーツ医科学
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痛みのカルテ
伊藤 正治

 スポーツマンのみならず、“痛み”は厄介なもので、医学的にもなぜ痛みが生じるのかは結局よくわかっていない。痛みの程度は、人によっても、またそのときの環境や精神状態でも違うし、痛みの表現も人種間で大きな差があるといわれている。痛みに強い人、弱い人がいるのも経験的に私たちは知っている。スポーツマンの多く、とくにコンタクト・スポーツの選手は比較的痛みに強く、陸上競技などの選手は痛みにとても敏感である。
 痛みに関する本はかなり出ているが、今回紹介するのは、30年近いキャリアを有するベテラン医学記者が、専門家に会って取材、ジャーナリストらしい切れ味で、まとめたものである。全体の構成は、「基礎編」で痛みの総論を行い、以下、「頭痛」に始まり「足の痛み」まで、身体の上から下まで10章に分け、その発生原因、症状、診断、治療並びに予防をその痛みに応じて記すというものである。テニス肘、野球肘、半月板・靭帯損傷などスポーツ関係のものも含まれているが、スポーツマンも人間、こうした全般的痛みの本を持っておくと、何かと便利だろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:共同通信社

(掲載日:1983-11-10)

タグ:痛み 
カテゴリ スポーツ医科学
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体力づくり全プログラム
ダイヤグラム・グループ 高橋 睦子 池上 千寿子

 このコーナーで一度紹介したことのあるダイヤグラム・グループによるシリーズの1冊。原題は、“The Complete Encyclopedia of Exercises”。いわば、“運動百科”である。運動に関し(350種以上)、イラストを豊富に使用、読む以前に、かなり視覚的に内容を把握できる。本誌編集部としては、やはり驚いてしまう。というのは、こういう本は日本では編むのが難しいからだ。以前にも書いたが専門家を結集して1冊の優れた本をつくるグループ・ワークの妙に感嘆せざるを得ない。編集者の立場でいってしまったが、編集者は最初の読者という考え方からすれば、この本がいかに面白く興味深いかおわかりいただけるだろう。
 全体は8章(運動をしましょう、フィット・ボディ、フィットネス・レベルを測る、目的に合わせた運動、パートナーの運動用具、運動とスポーツ、特殊な運動、運動プログラム)から成り、イラストのほか図表も豊富でわかりやすい。そして、Encyclopediaというだけあって、東洋の運動(太極拳、ヨガなど)も含まれている。運動の概念、実際、医科学的バック・グラウンド、こういったものの全体を見通し、整理するうえで貴重な1冊である。
 スポーツ・メディスンという分野自体が、広い分野の結集であり、スポーツ・メディスン全体の専門家というものは存在しないといってもいい。多くの専門家の総体がスポーツ・メディスンなのである。その意味で、この本は画期的であり、グループ・ワークとして成功しているのもうなずける。価格も内容の割に安価である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:鎌倉書房

(掲載日:1983-12-10)

タグ:運動処方 
カテゴリ 運動実践
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エアロビクス・ウェイ
ケネス・H・クーパー 原 礼之助

 クーパー博士が『エアロビクス』を出したのが1968年。そして1970年には、『ニュー・エアロビクス』、1972年には妻ミリーとの共著『女性のためのエアロビクス』を刊行した。この過程で、エアロビクスという言葉は徐々に一般的なものとなり、今や体力づくりとしてエアロビクスの存在は確固たるものになっている。エアロビクスがダンスの一種という誤解もまだ多いが、それはやがて時が解決する問題であろう。
 エアロビクスがこのように言葉としても、実践としても普及したその背景には、現代人の運動不足、成人病の増加、医療費の高騰、社会の高齢化などさまざまなものが挙げられるが、その過程で、人々が身体や健康に対する考え方を変え始めたことも見落とせない。
 クーパー博士はその時代の移り変わりのなかで、1977年に著したのがこの『エアロビクス・ウェイ』である。ここには第6章「食事の重要性」という章があり、健康・体力づくりに関し、より広い視野に立った著者の姿勢がうかがえる。また第8章では「エアロビクスの精神的効果」も論じられ、次の9章ではQ&Aが扱われている。この本のあとクーパー博士は“Total Well-being”という言葉を用い始めたが、単に心肺機能の向上にとどまらず、生活、人生全般の改善・向上を目指す方向に変わりつつあるのである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:1983-12-10)

タグ:エアロビクス 
カテゴリ スポーツ医科学
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スポーツ外傷と障害
中嶋 寛之

 今さら紹介するまでもない、本誌ではお馴染みの中嶋寛之氏による編著の書。まず全体の構成と執筆者を挙げよう。
I. スポーツ医学序論(黒田善雄)
II. 運動生理学(石河利寛)
III. 部位別外傷と障害
1. 頭部(馬杉則彦)
2. 脊柱(頸部)(有馬亨)
3. 脊柱(腰部)(有馬亨)
4. 骨盤(中嶋寛之)
5. 大腿(中嶋寛之)
6. 膝(中嶋寛之)
7. 下腿・アキレス腱(横江清司)
8. 足(横江清司)
9. 足関節(横江清司)
10. 肩・鎖骨(萬納寺毅智)
11. 上腕(萬納寺毅智)
12. 肘関節(萬納寺毅智)
13. 前腕(萬納寺毅智)
14. 手・手関節(山内裕雄、井上久)
15. 顔面(眼・鼻・耳)(大畠襄)
IV. スポーツ別外傷と障害
1. ランニング障害(横江清司)
2. 水泳障害(武藤芳照)
3. 野球障害(渡会公治)
4. サッカー障害(星川吉光)
5. テニス肘(渡会公治)
6. スキー外傷(藤巻悦夫)
7. ラグビー外傷(増島篤)
V. 年齢・性別による障害
1. 年齢による障害(高沢晴夫)
2. 女性とスポーツ(中嶋寛之)
VI. スポーツ外傷・障害の予防(黄川昭雄)
VII. スポーツに関するテーピングの実際(その例)(山本郁榮)
VIII. アスレチック・リハビリテーション(鹿倉二郎)
IX. スポーツ・マッサージ(村井貞夫)
X. スポーツと応急処置(近藤稔)
 上記から分かる通り、スポーツ外傷・障害をスポーツ整形外科の範疇に限らず、運動生理学やマッサージ、テーピングなどについてもわかりやすく、しかも専門的に編集されている。写真・図も多い。
 執筆陣、頁数とも充実したこの大著は医師のみならず、指導者やトレーナー的立場の人など広く読まれるべきだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文光堂

(掲載日:1984-01-10)

タグ:スポーツ医学 外傷 障害 
カテゴリ スポーツ医科学
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運動・レクリエーションの健康学
小野 三嗣

 健康科学ライブラリーの第6巻。「はじめに」で著者はこう記す。「『健康』が多くの関心を呼び、機会あるたびに話題として取り上げられるようになったが、その割合には『健康な人々が増えてきた』という声が聞こえて来ないのはどうしたわけだろうか? 相変わらず運動不足病や不健康者の増加を嘆く声だけが高い」
 またこういう。
「運動や食事そして休養やレクリエーションなど、その持ち方を自分の意志で調節できるがゆえの生活の不合理がもたらす不健康や病気についてのみ、責任を追うべきであったはずのものが、その他の原因によるものまで背負わされるようになったため、『自分は健康を守るために生きているのではない』と開き直る人が出て来るようになるのである」
 ややもすると単純な論がまかり通ることの多い日常に対し振り下ろす一撃ともいうべき言である。このような言葉は本書の至るところに見出すことができる。
「『よく学び、よく遊べ』は、学校生活をしている子ども達だけへの教訓だと考えたとしたら大間違いである。つまり、精神作業の負担が大きくなればなるほど、身体活動のプログラムの取り入れ方に注意しなければならなくなるのである。それは必ずしも、精神作業だけに偏ったための弊害を防止するというような、マイナス面に目を向けてだけの話ではなく、精神作業の効率を良くするというような積極的な効果の方にも目を向けて提案である点にも注意してほしい」(第1章「健康に暮らすための運動・レクリエーション」より)
「年をとるにしたがって疲労の回復が遅くなるという話はよく聞くかもしれないが、筆者がここで強調しておきたいのは、それとほぼ同じように疲労症状の発現、あるいは自覚も遅れがちになるという点である。その結果、いつの間にか疲労が蓄積して来て、気がついた時には病的疲労といわれる状態になってしまっていたということがよくある」(第5章「性・年齢そして適性」より)
 きりがない。要するに、なるほどと教えられたり、改めて気づかされる点の多い、読んで面白い本なのだ。健康づくりの運動を始めようという人、始めている人、やめてしまった人にぜひ読んでいただきたい。コラムも役に立つ内容で楽しめる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1984-02-10)

タグ:健康 レクリエーション 
カテゴリ スポーツ医科学
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働き盛りのストレス解消法
ジェア・イエイツ 大原 健士郎 枝窪 俊夫

 ストレスがたまる、ストレスを解消したいというような表現はよく耳にする。ストレスが不快感につながることは多いがストレス自体は「生命力を適当に持ち合わせた人にあっては、適当量のストレスがむしろ必要である場合もある」(序より)というように必ずしも悪いばかりではない。そこでストレスを管理するという考え方が出てくる。小社刊の『健康・体力づくりマニュアル』でもストレス管理は詳しく述べられている。酒やタバコで気晴らしをするのは程度の問題もあるだろうが、やはり健康という視点から捉えると、もっと積極的方法に置き換えていく心構えが必要といえるだろう。
 この本は「働き盛りの」という言葉が冠されてはいるが、ストレスは何も働き盛りでなくても多い。職場や学校など、集団社会ではかなりのストレスにさらされている。こんな本を読んでみるのも意義深いだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:時事通信社

(掲載日:1984-02-10)

タグ:ストレス解消 運動 
カテゴリ 運動実践
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役に立つスポーツ障害事典
横江 清司

 著者は本誌で何度か登場していただいたが、アメリカのペンシルベニア州立大学での1年間の留学経験を持ち、1980年から関東労災病院スポーツ整形外科に勤務、日本陸上競技連盟医事部委員、日本体育協会公認スポーツ・ドクターでもあり、1980年からはランナーズ・クリニックを開設、自らジョギング(ホノルル・マラソンにも参加)、テニス、スキーなども楽しんでいる。
 本書はその経験と知識を活かし、誰にもわかりやすく、スポーツ障害を扱ったもので、全体は、全身と各部位の解剖図の章、各部位別障害の章、ランニング障害の予防法の章の3つに分けられる。なかでも2番目の章では、いきなり病名から入らず、症例、診断、治療、予防という構成で読みやすい。たとえば、肩鎖関節(亜)脱臼の頁では、「肩から転倒したら肩の骨が上方に突出した」という見出しがつけられ、症例として「(32歳・男性・テニス歴半年)テニスをやっていて転倒、肩から地面に落ちた。肩の痛みがひどくプレーを中止した。友人に肩が変形していると言われた」と書かれ、以下診断、治療へと続く。いってみれば、実際に医師の診察を受ける感じで読めるようになっているわけだ。最後のランニング障害の予防法も著者の豊富な経験がうかがえ、巻末の病名別索引、スポーツ別索引、また随所に収録された「ワンポイント・アドバイス」も便利である。図、イラストが多いのもわかりやすい。
 ややもすればとっつきにくいこの分野に、一般書が刊行されるのはとても望ましい。本書はその好例である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ランナーズ

(掲載日:1984-03-10)

タグ:スポーツ傷害 競技別 
カテゴリ スポーツ医科学
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野球のトレーニング
平野 裕一

 著者については今さら説明するまでもない。本誌読者、またT.J.ブックス『ダニーのベースボール・ドリル294集』の読者にとってはお馴染みのはずである。何度か本誌に執筆していただいたこともあるし、『ダニーの…』の訳者でもある。東京大学の教育学部において体育学を研究し(大学院卒)、1980〜82年同大学の野球部監督を務めた人である(現在は同大学教養学部体育学科教官)。
 こういう経歴をあえて記したのは、この著書にその足跡がにじみ出ているからである。『野球のトレーニング』という書名から、人はすぐにバッティングやピッチング、走塁、フィールディングに直結するものを想像するであろうが(著者はもちろんそれを念頭に置いているだろうが)、前半は直結というよりは、これまでなおざりにされがちであった野球の科学的側面に正面から取り組んでいる。少しでもそのような姿勢を持つ野球関係者には待望の記述がそこにあふれている。科学的視点を有し、実践的経験を踏まえた著者が、科学の舟から野球へ矢を放つのである。あえていわせていただければ、もうこの種の本を硬いとか、取っつきにくいとかいうようでは、怠慢のそしりは免れないのである。野球を熟知する人なら素直に読み進める科学的野球のトレーニング解説書なのである。
 後半は写真を豊富に使用し、具体的にトレーニングを理解し、利用できるようになっている。
 時代は変わるものである。若い時代に学問的基礎を身につけ(つまり視点を確立し)、実践を踏まえてものを語ること、そしてさらに研究を続けること(あくまで現場から離れず)、これができる人が今以上に増えねばならない。その1つの兆しがこの書であるといっても過言ではない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1984-05-10)

タグ:野球 
カテゴリ トレーニング
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力士100年の診断書(カルテ)
林 盈六

 日本の国技、相撲。日本の少年は必ずと言ってよいほど遊びや競技で相撲を経験している。大相撲の人気は多少の波はあっても、決して衰えるものではない。しかし、他の競技に比べ、包帯姿の故障者が目立ったり、力士生命も、また人生そのものも短かったりする。そして、それを「そりゃあそうだろう」と思い込んでしまう。だが明治時代、力士は一般人よりはるかに丈夫で長寿だった。
 相撲ドクターとしてあまりにも著名な著者が一般の人によくわかり、しかもどんどん引きつけられるような文章で書き記した本書は、そのままスポーツ医学入門の書ともなっている。力士たちへの警鐘であり、力士の健康から真の健康を考える内容は、したがって日本人すべてに通じるものといえよう。とにかく面白く、またよくわかる。極めて医学的、科学的記述であるのに、学問的困難を感じることなく読み進める。相撲は関係ないと簡単に決めつけず、ぜひ手に取ってみていただきたい。
 胸を患い5年間の養生経験を持つ著者の文章からは相撲や力士への愛情のみならず、深い人間への愛情が自ずと読み取れることも記しておきたい。
 そもそもスポーツ医学あるいは科学とはあくまで人間を対象とするものであるから、必ず人間への愛情や人生への洞察が根底になくてはならない。単に勝利や記録のためのものであるべきではない。だからこそ、スポーツ医科学は人間性のすべてに関わってくるのだといえないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:1984-05-10)

タグ:相撲 
カテゴリ スポーツ医科学
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マラソンの科学 安全に速く走るために
山地 啓司

 タイトルが示す通り、マラソンという競技を科学的に、しかもわかりやすく解説した書である。
 全体は9章から成り、第1章の“マラソンとは”では、マラソンの起源、女子マラソンの歴史、マラソンの魅力について、さらにマラソンのルールまで概説する。
 第2章以下は、マラソンにおける体力、技術、トレーニング、コンディショニング、健康、事故と障害など、スポーツ医科学の基本的な内容を総合的に取り上げている。各章のなかの1つ1つの項目をみるだけでも読者の興味を引く内容が多いので以下に抜粋しよう。
 競技マラソンでは何歳でベスト記録を出すか/健康マラソンを目指すには何歳からがよいか/スポーツ選手と一般人の最大酸素摂取量/酸素摂取水準はマラソンの記録を左右する/マラソンと集団──欧米人と日本人の違い/ランニングと空気抵抗──先頭よりも二番目を走るべきか/最大酸素摂取量を高めるトレーニングとは/よいウォーミング・アップの方法/暑さ・寒さと記録──君原・寺沢選手の違い/マラソン・ランナーは長命か/心拍数の少ない動物ほど長命/ランニングは高血圧症にきく/糖尿病はランニングでどうなるか/欧米人と日本人のランニングへの取り組みの違い/ランナーは攻撃的性格か/ランニング中毒とは/アベベ選手と高地トレーニング/ショーター選手と科学嗜好/マラソンは月経に悪影響を与えるか
 興味深い一例を挙げよう。ミュンヘン・オリンピックの金メダリスト、ショーター選手は、最大酸素摂取量は普通の選手並みであったが、酸素摂取水準がズバ抜けて高く(世界の一流ランナーが75〜80%であるのに対し、85%あった)、体脂肪率も極端に低かった(1.7%)。しかも彼は、高地トレーニングや炭水化物ローディングなどをすでに採り入れていたという。ここで出てきた最大酸素摂取量や酸素摂取水準などの語句もわかりやすく説明が加えられているし、それらを高めるトレーニングはどういうものがよいかという点まで取り上げてある。
 マラソンやジョギングを行う人でなくとも、興味深く読める書である。一読をお勧めしたい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1984-06-10)

タグ:マラソン 
カテゴリ スポーツ医科学
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コーチングの心理学 こんなコーチをしていませんか
武田 建 柳 敏晴

 優れた監督やコーチの指導をみていると、人間の心理をよく心得ているな、と感心することが度々ある。どんなに素晴らしい技術を教えようとしても、心理面を無視してはうまく伝わらないものだ。
 本書は、関西学院大学および関西学院高校のアメリカン・フットボール部の監督を長年務めてきた武田建氏(同大学の心理学の教授でもある)と神戸YMCA総合体育館体育主事、柳敏晴氏の共著である。
 内容は、心理学の基礎的な理論を、“現場”の言葉でわかりやすく解き明かしている。「若い頃の私は、母校の後輩のチームをコーチしながらも、心理学の勉強とスポーツの指導とはまったく別の次元のものであり、それぞれの領域でお互いに無関係で努力していたという状態であった」ところが、「良いコーチ、上手なコーチと言われる人の教え方を観察していると、行動理論の原理と多くの点で合致していることがわかってきた。そして、自分なりに実践してみると、その効果は絶大であった」(武田氏)
 長年のコーチングの経験に裏付けられた説得力ある書である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日本YMCA同盟出版部

(掲載日:1984-06-10)

タグ:コーチング 心理学 
カテゴリ 指導
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スポーツ医学・健康シリーズ


 これまでに特殊な扱いになるが、全8巻のシリーズ本全体の紹介である。この号の編集時点で既刊4冊(『スポーツ解剖学』『チームスポーツのためのスポーツ医学』『スポーツ負傷学』『スポーツ選手の筋肉学』)、さらに『最適トレーニング』『慢性病とスポーツ』『スポーツ外傷学』『女性とスポーツ』の4冊が6〜7月に刊行される予定である。
 すべて西ドイツのPerimed社の出版によるものの翻訳版であるが、スポーツ医学に関しては、どうしてもアメリカやソ連に偏ってきた傾向のある出版界にあって、ヨーロッパ、とくに西ドイツの成果を翻訳出版する試みは大いに評価できる。値は少し張るが、ハード・カバー、2色刷りであることを考えれば、さほどの障害とはならないだろう。
 パンフレット中の「シリーズの特長」には「医師・看護師に必要なスポーツの知識と、コーチ・トレーナー・体育教育者に必要な医学の知識との接点を追求した『現代スポーツ医学』の決定版」が第1項に掲げられているが、これはスポーツ医学という学問の要諦であり、的を射た編集コンセプトである。小誌も真に同様のコンセプトを抱いているわけで、その点、図表、写真を2色刷りで展開していく手法は、時代のニーズによく応えるものといえよう。
 スポーツ医科学は、もはや特殊なジャンルではなく、人間全般に関わる一般的分野であることを示唆するシリーズ刊行である。スポーツ医科学は決してやさしい学問ではないが、極力わかりやすく表現しようとするこのシリーズには好感が持たれる。
 なお、このシリーズはオーム社創立70周年記念出版である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:オーム社

(掲載日:1984-07-10)

タグ:シリーズ 
カテゴリ スポーツ医科学
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水泳療法の理論と実際
宮下 充正 武藤 芳照

 編者のひとりである武藤氏には、小社刊の『水泳の医学』という著書があるが、本書は24人の執筆陣によって「医学的治療や予防を目的として水泳を行う場合の指針となるよう」まとめられたもの。全体は16章に分けられ、「水泳運動の特性」「水中運動時の生体内変化」というバイオメカニックな面、運動生理学的な面を冒頭に置き、以下乳幼児、妊婦、喘息児、脳性まひ児、自閉症児、身体障害者、脳神経疾患、心疾患児、循環器疾患、呼吸器疾患、骨・関節疾患、皮膚疾患、健康と体力の保持・増進のための水泳、そして水泳中に発生する疾病と事故の原因といった章が続く。図表、写真もよく整理され、各章における水泳療法について「その適応と禁忌、目的(意義)、効果、国内外における現況、指導手順、注意と問題点等が理解されやすいよう」(序)配慮されている。
 水泳は、競技スポーツやレクリエーション・スポーツ、教育のためのスポーツのみならず、このように、健康・体力の保持・増進、疾病・障害の治療・予防に用いられている。読者も新聞、雑誌、テレビなどでさまざまな水泳の現場を垣間みたことがあることだろう。しかし、これまではこのように、1冊にまとまったテキストがなく、水泳療法の全体を捉えることが難しかった。本書の刊行により、一般臨床医はもちろんのこと、運動生理学やスポーツ医学の研究者、そして現場で指導にあたる水泳指導者、社会体育関係者などが正しく水泳療法の理論と実際を把握できるようになったといえよう。
 競技レベルにおいてもこれらの知識を有していることは有益だろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:金原出版

(掲載日:1984-07-10)

タグ:水泳療法 
カテゴリ スポーツ医科学
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on foot誌
ナイキ・ジャパン

 もうひとつ、ユニークな雑誌が(株)ナイキ・ジャパンから出された。「on foot」誌(当面は季刊、B4判、17頁、無料)がそれである。B4判というと週刊誌を広げた大きさ。頁数は少ないが、大判総カラーのPR誌で、レイアウトもよい。「足にこだわって創刊」と謳われており、創刊号では井上ひさし氏の「足にこだわって話は伊能忠敬に及ぶ」、中条一雄氏の「マラソンの面白さ」、アキコ・カンダさんの「足は足だけの足ではない……」、武田太加志氏の「能の修練はまず足から始まる」久保田競氏「ランニングと脳」などが掲載されている。同社トレーナーの白石宏氏による「ナイキトレーナーズルームから」という連載も今後が期待される。
 この「on foot」誌は、とくに科学にこだわらず、職人の話や舞踏家の話なども含め、足を広くみていこうとしている。運動の基本が歩くこと、走ることとするなら、足は人間の身体のベースともいえる。小社ではこの秋に『スポーツマンの足の本』を翻訳出版の予定だが、私たちは足に対する関心をもっと高めるべきかもしれない。「じっと手をみる」こともあれば「じっと足をみる」こともあってよいのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナイキ・ジャパン

(掲載日:1982-10-10)

タグ:雑誌 
カテゴリ スポーツ医科学
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危険なジョギング 歩け歩け健康法
サイモン・ウィクラー 有吉 正博

 本書の原題は“Walk Don’t run”、つまり、「走らないで、歩こう」という意味であるが、決してジョギングを否定しているわけでなく、ジョギングの危険性を指摘、その危険をこうむる可能性がある人は、歩くことに目を向け、積極的に速歩を試みようというものだ。
 全体15章の章題を並べると、内容がおおよそ理解できるだろう。以下順に記そう。「なぜ歩かなければいけないか」「歩き方のコツ」「どのくらい歩けばよいか」「歩行の高揚感」「危険だらけのジョギング」「裸足のすすめ」「子供の足に注意」「足の自己診断法」「足を強くする方法」「こんな靴は履くな」「足の手入れ」「こんなときは歩くな」「歩かないとどうなるか」「遅れている足の研究」「クルマに乗るか」
 また、各章から印象深いくだりを列記しておこう。
「自然観察のための山歩きや野歩きも十分とは言えない。ただそれを毎日の習慣とし、しかも最低1.6キロくらいはとまらずに速足で歩くことができるならばよい」「美容体操もよいが、歩行の代わりにはならない。1.6キロ歩けば、およそ2000回もお尻を大きくゆすることになるが、美容体操ではどうだろうか」「完璧な足は存在するが、完璧な靴などない」
 歩くことは人間にとって自然なことだが、その自然性から私たちは遠く離れて生活し始めた。ふと立ち止まり、本書を読むことも意義あることだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:TBSブリタニカ

(掲載日:1984-08-10)

タグ:ウォーキング 速歩 健康 
カテゴリ 運動実践
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基本レッスン バレーボール
山田 重雄 大木 正彦

 著者の1人である山田重雄氏は、現在全日本女子バレーボール・チームの総監督を務める。その活躍、実績は、改めて記すまでもなく、よく知られるところである。
 その山田氏が「バレーボールを始める小・中学生のレベルが向上し、さらに高校・大学が強くなるという積み重ねの中で、はじめて世界で活躍できる選手が育ち、強いチームづくりが可能になるのです」との観点から、初心者にバレーボールの基本についてわかりやすく解説したのが本書である。「私がトッププレーヤーを指導し始めて30年になりますが、その体験から切実に感じるのは『もし、この選手が最初から正しい基本を学んでいたら頂点をきわめたであろう』と思うことがあまりに多いことです」(著者はしがきより)
 基本の動きがわかりやすいよう、写真を中心にし、文章は必要最小限にとどめてある。いわば、読むより、見て覚えられるように工夫しているのが本書の特徴である。
 基本編(レッスン1〜9)、応用編(レッスン1〜23)と分かれ、レッスンが進められていくが、そのほかにストレッチングやボールを使っての準備体操、練習での工夫なども写真とともに解説され、実際的な内容になっている。
 最後のところでは、現役トップ・プレーヤーからのメッセージという、読者への“サービス”もある。初心者にとって、練習への意欲が一段とかきたてられることであろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1984-09-10)

タグ:バレーボール 
カテゴリ 運動実践
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見つける育てる生かす
中村 清

「精神論だけで勝てる──とんでもございません。一所懸命トレーニングする選手に、それなりのトレーニング法を与えられなかったら、コーチ失格です。レースにおいて戦術を練る、このことも日頃の情報、分析、研究が大きくモノをいうのであります」
 瀬古、佐々木七恵を初め、世界、日本のトップ・ランナーを育ててきた著者、中村氏の言葉である。本書は「半世紀以上におよぶ陸上競技行脚の道」を歩んできた著者が、自分の信じて行ってきた指導についてを率直に語った書である。
 中村氏の指導がマスコミで取り上げられるとき、そのほとんどが、「天才は有限、努力は無限」という言葉に代表されるような、“精神論”に関するものばかりである。『正法眼蔵』や聖書などの言葉から、選手たちに“精神論”を説くのは、実際、練習の1つとでもいえるもののようだ。しかし、冒頭に引用した言葉からもわかる通り、中村氏自身、“精神論”で勝てるなどとは決して思っていない。むしろ誰よりも、情報収集・分析・研究、そして科学的トレーニングに熱心であり「中村はまた、世界の一線級のいかなる選手の練習法、理論といったものもみな知っております」という言葉のなかにも、そのことがよく現れている。
 中村氏の場合、いわば方法を知り、実践を行うなかでの“精神論”なのだということが、この本からよくわかる。もっといえば、方法を知り、実践をするなかでこそ、“精神論”が真にその意味を持ってくるのである。実践の伴わない“精神論”の多いなかで、この本は、“精神論”だけでは何も成り立たないということを解き明かしてくれていると読むこともできるだろう。
 選手を「見つける育てる生かす」ための指導書であるとともに、陸上競技に打ち込んできた中村氏自身の“自伝”でもある。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:二見書房

(掲載日:1984-09-10)

タグ:マラソン 
カテゴリ 指導
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シンクロナイズド・スイミング
日本水泳連盟シンクロナイズド・スイミング委員会、科学技術委員会

 フィギュア・スケート、新体操など、競技力とともに芸術的な美しさがとくに要求される競技の人気が高まっている。シンクロナイズド・スイミング(以下シンクロ)も同様である。シンクロは新しい競技のイメージがあるが、その発祥は1920年頃といわれ、日本に初めて紹介されたのはちょうど30年前の1954年である。日本水泳連盟が競技会に採用したのが1957年というから、その対応の早さもさることながら、決して昨日今日の競技ではないことが改めてわかる。まだ普及度の点ではこれからとはいえ、日本のレベルが世界にあってかなり高いのは読者周知のことだろう。
 そのシンクロの画期的なテキストが本書であり、スポーツ指導書としても注目に値する内容である。
 第1章「さあ始めようシンクロナイズド・スイミング」ではシンクロの歴史と魅力などを説き、第2章「楽しいリズム水泳」では、リズム水泳の技術を中心に、基本、応用、リズムのとり方、練習のポイントと項目を起こして、極めてわかりやすく紹介。第3章「シンクロの技術」では基本、フィギュア(第1〜4群、38種)、ルーティンを写真、図を多数、工夫して解説、以下第4章「シンクロのトレーニング」、第5章「シンクロの科学」といった技術のバックグラウンドも付している(さらに付録として成績一覧表も)。
 とくに注目すべきは、技術解説の巧みさであり、本という手段で動作を説明する困難を最大限カバーしている。またトレーニングや科学(医学を含む)をわかりやすく要領よくまとめるのは、この種の指導書として必須であるにかかわらず、おろそかにされていたことを考えると、スポーツの新しい局面がここに垣間見られるといってもよいだろう。競技者のみならず、コーチ、指導者必携の書と謳われているのもうなずける。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1984-10-10)

タグ:シンクロナイズド・スイミング 
カテゴリ スポーツ医科学
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エアロビック・テニス
ビル・ライト 水野 忠和 友末 亮三 宮下 充正

 著者(カリフォルニア大学バークレー、テニス・コーチ)は、長年の経験と観察から、常によいショットを打てる選手には次のような共通点があることを見出した。
(1)ボールを打つ前も打った後も、からだ全体を大きく動かしている。
(2)打球の方向に一歩踏み込んで打てるように、いったんボールから遠ざかっている。
(3)小手先の技術にこだわっていない。
(4)「ラケットをもっと後方に引くように」「ネットに対して横向きになるように」などといった注意にわずらわされていない。
(5)ラケットはまるで腕の延長したもののように見える。
(6)ストロークは流れるようにしかもリズミカルに行われている。
(7)コート内を走り回ってボールを打つことを心から楽しんでいるように見える。
 これらの共通点から著者は、エアロビック・テニスを3つの特徴で説明する。つまり、1.フォームは各自の個性を生かしたうえで決めていかねばならない。2.テニスは「分かる」というより「感じる」、感じをつかむことで上達する、3.肘や膝などからだの一部分に注意を払わず、からだ全体で打つこと、の3点である。
 解説のうまさ、例の挙げ方の巧みさ、エピソードの妙など、技術指導書として、多くのヒントを含んだ書である。2色刷りでイラストも豊富に収められている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ソニー企業

(掲載日:1984-10-10)

タグ:テニス 
カテゴリ 指導
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体育とはなにか 改めて問う 体育の内容と本質
宮下 充正

 東京大学での大学院時代から数えて、体育学に入って25年という著者が、海外研修を前にして、自分自身の反省材料としてそれまでの文章を書き改めながらまとめ直したものであり、「体育にこれからたずさわろうとする若い人びとに読まれ、新しい世紀での活躍に役立てば」という願いもあって刊行となった。
 歯に衣着せぬ口調は深い洞察を感じさせ、読中・読後とも、改めて体育学とは何かを考えさせられる書で、体育に関わる人々にはぜひとも一読しておいていただきたいものである。
「(前略)すなわち、体育学は応用科学としてのその存在を世に示すことができるのである。それゆえ、私たちは、世間があっと驚くような新しい研究を追い求める必要はなく、着実に事実を積み重ねていくよう努力すべきではないかと、私は思っている」(第3章体育学はなにをしてきたのか、P55より)
「そこで私は次のようなことを提案したい。親と旅行する場合は、学校を休んでも欠席あつかいとしない、ということである。一週間分の学習予定を先生からもらって、それにしたがって親が教育の代替えをするという制度である」(第9章季節に感じる運動の必要性、P153より)
「それではスポーツ科学は万能か、科学だけで勝てるのだろうか。決してそんなことはないといえる。理屈はしょせん理屈であって、それ以上のものではない。私どもは基礎的な平均データを提供するが、それを生かすも殺すもコーチと選手しだいである」(第10章新しいスポーツ科学について、P185より)
 日本の選手を強くしたい、勝たせたいという夢を抱く著者は、水泳を初めとし、各競技に熱心に取り組んできた。研究、実践を通じての明晰さに副題が光る書である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1984-11-10)

タグ:体育 
カテゴリ スポーツ医科学
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だれにもわかる 運動処方入門
堀居 昭

 医学が予防に目を向ける時代がきているように、体育・スポーツにも健康・体力づくりの掛け声とともにその科学的成果に基づく実際的方法が求められている。「運動処方」という言葉が示すように、近年とみにクローズ・アップされてきた積極的健康づくり、それを通じての予防は、スポーツ医科学の集大成ともいえるだろう。
 だが、医学であれ科学であれ、やはり一般人にはとっつきにくい難解なものであり、「運動処方」はまだ生活にその位置をすえ切ってはいない。「だれにもわかる」と書名に冠された本書は、その意味で運動処方に興味・関心はあるが馴染めなかった人にとくにおすすめしたいものである。
 本書でも数多く執筆していただいている著者は、日本体育大学のトレーニング研究室主任教授として、日々実践の場に立ち研究生活を過ごしておられるが、その成果がいかんなく発揮されている。理論面をわかりやすく説き、実際を具体的に提示する一貫した論述は、実際に運動を処方するうえで極めて優れたガイド・ラインとなるだろう。たとえば、ジョギングは「分速は250m以下とし、距離を2〜5km程度、週に3日ぐらいが健康・体力づくりには適した運動処方といえる」といった記述がそれである。各指導者、管理者はもとより一般の方に広くおすすめする。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:共栄出版

(掲載日:1984-11-10)

タグ:運動処方 入門 
カテゴリ スポーツ医科学
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リラックス プレッシャーへの挑戦
バド・ウィンター 荒井 貞光 織田 幹雄

 リラックスという言葉から、どちらかというと、消極的な感じを持つ人が多いかもしれないが、本書が解き明かすリラックスとは、積極的な姿勢、方法論としてのリラックスである。
 最近は、試合での緊張状態から実力が出せなかったときに、プレッシャーという言葉がよく使われる。それとともにリラックスすることの重要性は、前よりも一層認識されてきている。だが、それにもかかわらず、プレッシャーやリラックスということに対し明確な指針を持って対処している人は少ない。たとえば、緊張している人、プレッシャーを受けている人に、ただ単にリラックスしろといっても、それはほとんど効果を持たないということはおわかりいただけるだろう。つまり、リラックスという状態をつくるにも、精神的技術、方法が必要なのである。
 本書はその方法を、多くの競技の実例を入れながら、コーチが選手に説明するように、わかりやすく解説したものである。
 本書の成立の背景には、第二次世界大戦中、アメリカ海軍飛行兵に試み、成功したリラックスの方法がある。戦闘という大きなプレッシャーのもとで心身ともに消耗してしまう飛行兵をリラックスさせる方法をみつけることは、当時火急の要請であったという。多額な予算がかけられ、本書の著者であるバド・ウィンター氏を中心に、心理学者なども参加して意欲的な試みが行われたのである。
 バド・ウィンター氏は、戦後、このリラックスの方法を陸上競技に応用し、多大の成功を得るとともに、多くの世界チャンピオンを育てた。そして、陸上競技だけでなく、ほかのすべての競技で、この方法が有効なことを説いている。
 本書のリラックスの方法は、最近注目されているメンタル・トレーニングの1つだと考えてよいだろう。リラックスというメンタル・トレーニングである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:1984-12-10)

タグ:メンタル 
カテゴリ 指導
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スポーツ少年の危機
武藤 芳照

 以前『子どもの成長とスポーツのしかた』(築地書館)を紹介したが、同じ著者による10月10日体育の日刊行されたのが『スポーツ少年の危機』だ。「少年スポーツの今」「使い過ぎ症候群」「スポーツ少年の心のひずみ」「育ちざかりのスポーツのやり方」「よく見られる親やコーチの誤解と疑問」「スポーツ現場で役立つ応急処置」の各章からなり、著者が日頃から訴えていることがわかりやすく、各項要領よくまとめられている。新書判の200頁ほどの本だが、収められた内容は、子どものスポーツに関する事柄の相当な範囲に及び、指導者や両親にとっては一読、さらにことあるごとに開いていただきたいものだ。書名が示す通り、私たちはもっと危機感を持って、子どもたちのスポーツを見直す必要があるだろう。「たかがスポーツ、されどスポーツ」ではなく、「スポーツだからこそ、だからこそスポーツ」の観点を大切にしたい。とくに子どもたちのためには。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:朝日新聞社

(掲載日:1986-01-10)

タグ:子ども 
カテゴリ スポーツ医科学
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非常識なテニス上達法則
田中 信弥

 プロ選手として活躍後、多くの指導現場に立ってきた著者が、「ウィークエンドプレーヤー」のために独自の上達法をまとめた。
 上達とはつまり自己改革であり、自分を変えていくポイントとなるのは「現場感覚」だという。理論やトップ選手のパフォーマンス、さらには自分はこう動いているつもり、という状態と、実際の動きとの齟齬を埋めるべく、とにかく行動する。ただ指導するのではなくその選手を動かす方法論でもある。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2013-03-10)

タグ:テニス  
カテゴリ 運動実践
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健康・運動の科学 介護と生活習慣病予防のための運動処方
田口 貞善 小野寺 孝一 山崎 先也 村田 伸 中澤 公孝

 生活習慣病や介護、というと中高年の問題というイメージがあるが、その前から自らの健康を考えてもらえるようなアプローチも含んでいる。高齢化が進む社会において、スポーツ科学は教養として知っておくべき分野かもしれない。その点で本書は図表や写真が多用されていて、わかりやすく説得力がある。
 また、骨粗鬆症や転倒など、症状ごとの予防対策はもちろん、肥満者や身体に痛みのある人に対して運動を処方する場合の注意点にも多くページを割いている。すでに運動指導の現場で活躍している人にとっても、今後は健康な人ばかりが指導を受けにくるわけではなくなっていくことを考えると、大いに参考になるのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2013-03-10)

タグ:運動処方  
カテゴリ スポーツ医科学
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1から学ぶスポーツ生理学
中里 浩一 岡本 孝信 須永 美歌子

「1から学ぶ」と銘打たれている通り、初学者向けのテキスト。最後まで読み理解し終えたときには、最新の知見を含む十分な知識が身についているはずだ。
 序章および12の章に分けて、ATP合成や骨格筋、神経、循環器系、内分泌系など生理学の基礎がバランスよくまとめられている。また、ウェイトコントロールや、環境温・加齢など内外の要因にも触れられており、生理学の知識と実際のスポーツ現場とを結びつけて考える道筋も示している。大学で教壇に立つ著者らの経験を生かした、わかりやすい内容だ。選手に自分の身体を知ってもらいたいときにも使用できそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2013-03-10)

タグ:生理学  
カテゴリ スポーツ医科学
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ジュニア格闘技・武道「安心安全」強化書
二重作 拓也

 ドクターでカラテの段位も持つ著者。自身も8歳からカラテを続け、指導にも当たる中で、またドクターとして親として子どもと接する中で見えてきた、ジュニア世代が安全に健やかに強くなるためのポイントをまとめた一冊だ。前半は11歳、12〜14歳、15〜18歳と年代ごとの発達系統に合わせた武道のトレーニングを紹介。後半では、脳震盪や心臓震盪の予防について言及している。そして締めくくりに「一流アスリートに導く10の視点」として、保護者、そして指導者の心構えについても触れている。武道に限らずさまざまなスポーツの現場、指導の現場に応用できるものだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2013-03-10)

タグ:子ども 格闘技  
カテゴリ スポーツ医科学
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最強ランナーの法則
伊東 浩司 鈴木 博美 山口 典孝

 レースを続ける中で、自分の身体との対話が、記録向上には不可欠であると強く感じた伊東浩司氏。短距離種目では、正しい姿勢でバランスよく走ることを基礎に、ストレッチングやトレーニングを紹介する。マラソンの項目には鈴木博美氏が登場。こちらも正しい姿勢を保って極力ロスを少なくする走り方を会得するために役立つ、フォームのチェック方法やドリルなど、さまざまなノウハウがまとまっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:MCプレス

(掲載日:2007-04-10)

タグ:短距離 マラソン 走り方 ランナー  
カテゴリ 運動実践
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理想のカラダをつくる筋肉トレーニングBOOK
横山 格郎

 スロートレーニングとスピードトレーニング、プログラムのつくり方の実例の全3パートで構成。各種目を見開き2ページに収め、狙いを絞ってわかりやすく解説している。動かし方やスピードに関しては、DVDでチェックできる。自重のほか、ダンベル、バランスボール、バランスマットを使った部位別トレーニング種目を紹介。コラムには水分補給やシェイプアップに向けた食事、各トレーニングの意義について書かれている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:成美堂出版

(掲載日:2007-06-10)

タグ:トレーニング  
カテゴリ トレーニング
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スポーツマーケティングを学ぶ
広瀬 一郎

 歴史の流れの中で、社会におけるスポーツのあり方が変化してきたことを概観し、近年のマスメディアの普及によって、スポーツというコンテンツが「商品化」されるようになった経緯をまとめた。そしてスポーツマーケティングの定義を試みている。サッカーにおける、広瀬氏の経験に基づく記述は圧巻。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:創文企画

(掲載日:2007-07-10)

タグ:スポーツマーケティング スポーツビジネス サッカー  
カテゴリ その他
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変身力 できるビジネスマンに変わる
高畑 好秀

 自分の力が最大限発揮できるような軸を持って世界を生き抜いていくために、絶頂期に変身すべきと高畑氏は語る。なりたい自分に変えていく力のことを変身力とよび、それを身につけるためには、信じる、捨てる、融合する、楽しむ、ブレーンをつくる、といった5つが必要だそうだ。変わるための具体的方策と心のもち方について、多くの成功例やスポーツ選手の変身を取り上げている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:長崎出版

(掲載日:2007-08-10)

タグ:メンタルトレーニング  
カテゴリ 指導
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“遊んで”伸ばす! 子どもの運動能力 楽しみながらできる「親子遊び」ドリル80
佐藤 雅弘

 運動能力を高めるためにはどうすればよいかについて、両親に向けて書かれたもの。まず基本姿勢やアライメントについて立った姿勢、歩き方でみていく。足のチェックや柔軟性も確認し、改善のためのレッスンや、遊び(飛行機やクモ歩き)の中でのコーディネーショントレーニングが、身体を支える能力、反応力、バランス能力、リズム・タイミング、組み合わせてのコーディネーションという流れで紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:山海堂

(掲載日:2007-09-10)

タグ:遊び 姿勢 子ども  
カテゴリ 指導
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筋肉まるわかりバイブル
石井 直方

 筋肉の基礎知識、トレーニング(初級と中・上級)、栄養、食事、雑学の分野で網羅し、100のQ&A方式、1ページに1項目で解説。筋肉について、それをどのようにトレーニングするかについて、また何が必要なのかについてわかりやすい言葉で説明されている。内容を踏まえて描かれたイラストが、ユーモアにあふれている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2007-10-10)

タグ:筋肉 トレーニング 栄養 食事  
カテゴリ スポーツ医科学
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筋力トレーニング100年史
窪田 登

 具体的なトレーニング例と同時に、そのバックグラウンドとなる理論がまとめられている。窪田氏の個人的なエピソードも紹介され、紀元前から近代にかけて、トレーニングに関する100年をみわたすことができる。さまざまなトレーニング方法が生まれ、普及していく様子がうかがえる。1986年の「筋力トレーニング法の変遷――100年史」を大幅に加筆訂正されたもの。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:体育とスポーツ出版社

(掲載日:2007-11-10)

タグ:トレーニング 歴史  
カテゴリ トレーニング
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日本一への挑戦 伝説の釜利谷高校男子バレーボール部の秘密
蔦宗 浩二

 日本一になるために、どうすればよいか。効果の高い練習内容、選手の起用方法、勝負に対する心構え、チームメンバーの性格の把握、ムードメーカーのつくり方など、具体的な記述を中心に、その思想が語られる。公立高校の部活ではあるもののスカウト、練習試合、海外遠征まで行っているが、それらはすべて勝つためにつながっている。日々の努力が日本一を狙ううえで必須となるようだ。
 根幹となる部分はバレーボールのみではなく、チーム運営に携わる方にとって参考となる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:バレーボールアンリミテッド

(掲載日:2007-11-10)

タグ:バレーボール 指導  
カテゴリ 指導
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パワー獲得トレーニング よくわかるプライオメトリクス
有賀 誠司

 プライオメトリクスに関して、日本人によって記述されたおそらく国内初の専門書籍。カラー写真を多用し、動作のポイントを示すとともに、100種目について動画(63分のDVD)で確認できる。プライオメトリクスとは何かから始まり、導入にあたっての注意点、プログラムの組み方、実際の内容についてまとめられている。65の基本種目と、スポーツ動作に応じた専門種目に分けて丁寧に解説し、種目別のプログラム例も紹介している。トレーニング内容やコンディショニングに関して澤野大地選手(棒高跳び)へのスペシャルインタビューや、著者の有賀氏と東海大学バレーボール部との座談会も掲載。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:新星出版社

(掲載日:2007-11-10)

タグ:トレーニング プライオメトリクス  
カテゴリ トレーニング
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ひかる先生のやさしい体育 スポーツのコツを楽しく学ぼう
田中 光

 スポーツの基本から始まり、そして鉄棒、とび箱、マット、なわとびといった基本的な運動、さらには水泳や球技、陸上まで、「コツ」のつかみ方についてわかりやすく説明している。イラストには、ポイントとなる動きが言葉で付加されている。身体軸を安定させ、バランスをとるための一連の動きが「カエル支持・カニ支持・サソリ支持」であり、鉄棒では「ふとんほし・だんごむし・ブタの丸焼き」などのネーミングがされ、子どもたちにも理解しやすい工夫が重ねられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:PHP研究所

(掲載日:2007-12-10)

タグ:子ども コツ 体育  
カテゴリ 指導
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スポーツトレーニングの常識を疑え
日本トレーニング指導者協会

 タイトルでは「常識を疑え」、また目次をみても、「“ベンチプレス&スクワット信仰”を疑え」などと刺激的な言葉が並んでいる。しかし、内容的には理にかなったことを行おうというものであって、決して従来のトレーニング方法を単純に否定するものではない。前書きににあるように、新しいアイデアや仮説が生み出され、検証されていくプロセスは「教条主義とは無縁の、素朴な疑問や眼前の事実を大切にする、ある意味で『勇気ある』コーチによってのみ進められていく」(長谷川裕氏)という立場から、誤解されやすいトレーニング方法や理論に対して、正しい理解を促し、最新の考え方に触れてほしいというメッセージが込められている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2007-12-10)

タグ:指導 トレーニング  
カテゴリ トレーニング
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バレーボールのメンタルマネジメント 精神的に強いチーム・選手になるために
遠藤 俊郎

 本誌および『Coaching and Playing Volleyball』誌での連載を再構成してまとまった著書。
 著者によると、メンタルトレーニングとは「競技力向上に劇的に作用する特効薬というよりも、好不調の波を高値安定に調整する、心身の調子を整えるサプリメント」なのだそうだ。練習日誌に自己分析のためのチェック項目を設けることを提案するなど、具体的なエピソードを交えながら、どうすればよいのかについて書かれている。メンタルトレーニングは決まりきったメニューを行うのではなく、状況に応じて自在に変化させ得るものだと認識が新たになる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2007-12-10)

タグ:メンタルトレーニング  
カテゴリ 指導
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乳酸 「運動」「疲労」「健康」との関係は?
八田 秀雄

 からだワンテーマシリーズの1つ。…について、見開き2ページのQ&A方式(70項目)で解き明かしていく。1ページを質問と回答に、もう1ページをイラストやマンガで説明している。
 乳酸は、これまで疲労物質と考えられてきており、現在も根強いものがある。これはおそらく運動負荷と相関があり、比較的安定している物質であること、さらに簡便な計測装置が開発されたために起こってしまった誤解であろう。乳酸は、実は運動時のエネルギー輸送にも大きく関わっているようだ。また、高強度運動時に乳酸が蓄積していると、(酸性条件のために)筋内のカリウム漏出を抑えている働きがある可能性があるという。
 結局のところ「疲労を乳酸だけで説明づけてしまうのはおかしなことです」という一言に集約されるが、ある時点での正しいとされる概念も、常に科学的姿勢で向かい合っていく、あるいは根拠ある主張であれば耳を傾け、改めるべきものは改めるべきであろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2007-12-10)

タグ:スポーツ生理学 乳酸  
カテゴリ スポーツ医科学
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保健体育講義資料
東京大学教養学部体育研究室

 少し古い本だが、手許に置いておくととても便利なもの。書名が『保健体育講義資料』(東京大学教養学部体育研究室編、<財>東京大学出版会)とちょっととっつきにくい雰囲気だが、要はスポーツ医科学に関する主要な図表を編んだもので、大きく①体力論、②健康論、③体育論の3つに分けられ、これまでの研究の成果が一堂に会しているというもので、何かを調べる、考える際の材料になる。そこで書名をもう一度考えてみると、この本の性格がつかみやすいのではないだろうか。だが、別に講義のためだけでなく、これはアイデアの宝庫のような本で、監督・コーチ・トレーナーなど、時間が空いたときに、なんとなく頁を繰っていると、ひょっとすると大変なヒラメキが生ずるかもしれない。本の使い方は様々なのだという好例の一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東京大学出版会

(掲載日:1986-04-10)

タグ:資料集 スポーツ医科学 図表  
カテゴリ スポーツ医科学
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じょうずになろう はしること
宮下 充正 加古 里子 武藤 芳照 八田 秀雄

“はしること”なんて、かんたんさ! でも、きみは“じょうずにはしること”ができるかな? と帯に書いてある。子どもは、走る、走り回るのが自然である。歩くのも楽しいが、走ることの楽しさのほうが、子どもにとっては勝っているだろう。しかし、帯の文章通り、“じょうずにはしること”は難しいものだ。子どもに、走ることを、“じょうずにはしること”をわかりやすく、絵本形式で示したのが『じょうずになろう はしること』(監修/宮下充正、え/加古里子、ぶん/武藤芳照、八田秀雄、評論社)だ。“じょうずになろう”シリーズの4巻目である。すでに「およぐこと」「とぶこと」「なげること」が刊行されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:評論社

(掲載日:1986-05-10)

タグ:子ども 走り  
カテゴリ 指導
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トータル・フィットネスでヘルシー・シェイプ・アップ
鈴木 正之

「シェイプ・アップ」という言葉は雑誌・新聞・テレビなどで盛んに使われるようになった。「となりの女」というテレビ番組でも、奥様たちが「ひと汗流そうか」といって、エアロビック・ダンスをし、マシーンで筋力トレーニングをするといったように、“ライフ・スタイル”のなかにシェイプ・アップが入ってきたようだ。『トータル・フィットネスでヘルシー・シェイプ・アップ』(鈴木正之著、黎明書房)は、小さなウェイトを手に持って行う運動(ダンス)を中心にした一般向けの本。モデルに’85ミス日本ヘルス・ビューティの田吹美智代さんを起用。彼女は著者の愛弟子だそうだ。写真が豊富でわかりやすい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:黎明書房

(掲載日:1986-06-10)

タグ:フィットネス  
カテゴリ 運動実践
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心身のびのび操体術
新井 節男 ふくい かなめ

 フィットネスや体力づくりの本はイラストや写真などで運動が示されていることが多いが、それに文章がつき、必ずしもわかりやすいとはいえない。動きのあるものは、本よりビデオのほうが向いているのは確かなのだが、細かい点がイマイチ不明だったりする。動きを教えるというのは難しいものだ。
 健康のため普段行う運動は、さほど動きが複雑でないので、どちらかというと、楽しいイラストで「やってみようかな」と思わせるものがいい。『心身のびのび操体術』(新井節男編著、六甲出版)は、「現代人のためのコンディショニング8章」という副題が付されているが、1頁にイラスト1点、文章が1〜2行という構成で楽しくわかりやすい。執筆は「健康操体術研究会」のメンバーである。
1. からだに良いことABC、2. 呼吸術、3. 操体術、4. 移動術、5. 跳躍術、6. 協力術、7. 浴中術、8. 遊泳術の8章から成る。術という呼び方をしているが、小難しいものではない。編著者は、本誌の投稿欄で何度か登場されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:六甲出版

(掲載日:1986-07-10)

タグ:操体  
カテゴリ 運動実践
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オーストリア方式のアルペンスキー トレーニング・マニュアル
ウドー アルブル 岡野 五郎 菅原 誠 加藤 満 乗安 整而

 スキーはとても素敵なスポーツで人気も高いが、競技となる世界レベルにおける日本人の活躍は稀である。これまでスキーの技術書はたくさん書かれているが、それ以前のトレーニングに関する本というのは少ない。『オーストリア方式のアルペンスキー トレーニング・マニュアル』(ウドー・アルブル、加藤満、岡野五郎、菅原誠、乗安整而著、富士書院)は、「スキー選手の体力トレーニングを展開していくうえで必要とされるトレーニング学の基礎についてまとめたもの」であり、「できるだけ実例をあげてわかりやすく」なっている。運動生理学、解剖学、栄養学、スポーツ医学など諸分野からアプローチされていて、スキーを専門としていなくとも、スポーツ・トレーニングを知るうえで大いに参考になる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:富士書院

(掲載日:1986-08-10)

タグ:スキー アルペンスキー  
カテゴリ トレーニング
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これで試合に強くなる! 野球メンタル強化書
高畑 好秀

 野球の試合で勝つためにはどうしたらよいかについてメンタル面での具体的なアドバイスをまとめた書籍。塗り絵方式での変化球のイメージ化、シルエットを利用したピッチングフォームの変化を見抜く方法などがエクササイズとして紹介されているのが興味深い。練習から試合中まで場面ごとにで陥りがちな悩みに対して明快な答えを示すなど、メンタル「強化」書として活用できるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:実業之日本社

(掲載日:2008-01-10)

タグ:メンタル 野球  
カテゴリ 指導
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野球肩・ひじ・腰を治す 野球の障害でもう泣かない! 自分でできる治し方+予防法
石橋 秀幸 大西 祥平

 元プロ野球トレーニングコーチと、スポーツドクターによる共著。タイトルにあるように、野球におけるさまざまな障害を予防するために書かれている。最初に投球のメカニズムを解説し、身体の各部位に起こりがちな障害に対して、フローチャート形式でアドバイス。そして、可動域のチェックやストレッチング、トレーニングの方法について写真を多く使った説明が行われる。ケガを克服した選手の体験談、指導者のあるべき姿勢についても紹介し、野球に対していかに前向きに取り組むことが大切かについてまとめている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:西東社

(掲載日:2008-01-10)

タグ:野球 トレーニング 予防  
カテゴリ スポーツ医科学
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「言語技術」が日本のサッカーを変える
田嶋 幸三

 監督としてU-17日本代表を率いていた田嶋氏。海外のサッカー代表チームの立ち居振舞いを見て「瞬時に『勝負あった』と思ったとある。この強烈な危機感から、エリート教育の場を用意するという構想が生まれた。
 本書はJFAアカデミー福島設立に向けてどのような試行錯誤が行われたか、またそこで行われている教育内容と、自立に向けての寄宿舎生活、その生活の中で自分の考えを論理的に表現する能力を養っていく様子をまとめている。なお、こうした若手育成で得られたヒントは、S級までの指導者向けライセンス認定のカリキュラムの中に、言語技術学習として導入されている。このような長期的視野に立った選手育成は、最終的には日本のサッカーそのものを育てていくことにもつながってくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:光文社

(掲載日:2008-01-10)

タグ:サッカー コミュニケーション  
カテゴリ 指導
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競技スポーツ別ウエイトトレーニングマニュアル
有賀 誠司

 トレーニングを通して、いかに成果に結び付けていくか。このコンセプトに基づき、トレーニングに関する理論をコンパクトにまとめ、代表的なスポーツ動作改善を目的とした専門的エクササイズを紹介している。これはスプリント、ジャンプ、方向転換など63種目にわたる。次にスポーツ競技に特化したトレーニング計142種目を紹介。動作ごとにウェイトトレーニングからプライオメトリックまでの組み立てが可能。示唆に富むコラムも参考となる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:体育とスポーツ出版社

(掲載日:2008-01-10)

タグ:トレーニング 競技別  
カテゴリ トレーニング
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スポーツとリハビリテーション医学
佐藤 揵

「14年間携わってきた高次神経機能(とくに失語症)のリハビリテーションの臨床から、スポーツ分野のリハビリテーションの道へ移って」26年にして、「なるほどといえる体系化ができていないスポーツのリハビリテーションの分野に、一試論を投ずるのも意味がないわけではあるまいと独断し、まとめたのが本書である」。仙台大学教授、同大学健康管理センター所長・佐藤揵氏による『スポーツとリハビリテーション医学』(廣川書店)がそれである。
 冒頭4頁にわたる文献リストが示す通り、多数の文献を駆使し、スポーツにおけるリハビリテーションの概観と実際について述べられている。著者も記している通り、これから体系化がなされる分野であり、この1冊を編むことは並々ならぬところがあったと思われる。内容は専門的だが、この分野に興味を持つ学生の方にも大いに参考になるだろう。この分野の書籍にしては価格も手頃だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:廣川書店

(掲載日:1986-09-10)

タグ:リハビリテーション  
カテゴリ スポーツ医科学
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DVD日本人に適した最速の走り方
伊東 浩司 山口 典孝

 日本人選手は黒人選手と比較して骨盤が後傾して大腿前面の筋が発達する傾向にあることを指摘。日本人に適した「すり足走法」を実現するための歩き方、腕の振り方、大股走やスキップなど股関節を動かす各種のエクササイズ、スタートの方法などが豊富な写真とともに紹介されている。この走り方を応用してサッカーや野球などでも使えるような練習も含まれる。50分のドキュメンタリー風の番組が収められたDVDが付属する。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:西東社

(掲載日:2008-03-10)

タグ:走り方  
カテゴリ 運動実践
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トレーニング指導者テキスト理論編・実践編
日本トレーニング指導者協会

 JATI認定トレーニング指導者の公式のテキストとして、理論および実技について広い範囲にわたる内容がコンパクトにまとめられている。理論編では体力学、機能解剖、バイオメカニクス、運動生理学、栄養、心理などが網羅され、救急処置も詳しく解説されている。機能解剖では、大きな図版が多く使われ、理解を助けている。実践編では、目的に応じてどのようなトレーニングを行うか、その指導にあたっての理論的な裏づけや実際の方法、その効果をどう測定していくかについて詳しく書かれている。トレーニング方法については、1つの項目に多くの写真が使われており、ポイントや応用のヒントが詰まっている。情報の収集や活用の仕方についても述べられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2008-03-10)

タグ:トレーニング  
カテゴリ トレーニング
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関節可動域制限 病態の理解と治療の考え方
沖田 実

 本書は、関節可動域制限に関して、この病態をもたらしているのは何であるかの発生要因を捉えなおし、治療に向けた考え方をまとめている。編者の「関節可動域制限との戦い」をベースとする、理学療法士向けの専門書である。
 まず第1章では、発生状況についての調査をまとめ、定義や分類について検討し、さらに筋や靭帯、関節包といった関節の構造と機能について要素ごとに解説される。そして各要素がどのように関節可動域制限に関与しているかを述べる。第2章からは、実験動物モデルによって関節可動域制限のメカニズムを探るために行われている関節を固定する(不動化)実験について具体的な方法が紹介される。また、筋や筋膜、靭帯、関節構成体(関節包、滑液、関節軟骨)にそれぞれ着目して、どのように変化しているか、顕微鏡写真やグラフ、図を用いて解説している。こうしたことを基礎として、第3章ではより臨床に近づいた観点から、どういう治療手段を用いてアプローチしていくか、またその治療効果の検証について検討している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:三輪書店

(掲載日:2008-03-10)

タグ:可動域  
カテゴリ スポーツ医科学
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体幹ランニング
金 哲彦

 本書は、走行フォームの比較写真から始まる。ありがちな「脚だけランニング」と「体幹ランニング」を並べたもの。体幹ランニングで意識するポイントは丹田、肩甲骨、骨盤の3つ。「歯車」の働きをする体幹の筋がバランスよく働くことで、効率のよい走り方が可能になるという。体幹が使われているかどうかを簡単なチェックテストで確認し、日常生活の中で体幹を鍛えることができる立ち方、歩き方についても写真入りで解説。巻末にはエクササイズシートもついている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2008-03-10)

タグ:ランニング 体幹  
カテゴリ 運動実践
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スポーツトレーニングの心理学
R.N.シンガー 松田 岩男

 昔、レオナルド・ダビンチという偉人がいた。今でいえば、美術も科学も医学も、彼は広範囲において天才を発揮した。各分野が専門分化していく今日、彼の偉業を再現することは一個人、いかなる大天才にとっても不可能であろう。世にいうマルチ人間でも、その水準で事をなしていくのは困難なはずだ。
 スポーツ心理学も例外ではない。「他の書物を分析した結果、私はこの領域に関する最も包括的な本を書こうと思いたった」(序文より)と記されている通り、スポーツと心理学について、1968年初版、1975年改訂第2版、そして1980年にその第3版が出されたものの翻訳本が『スポーツトレーニングの心理学』(R.N.シンガー著、松田岩男監訳、大修館書店)である。
 日本語版への序文から察するところ、これは初版翻訳の次の翻訳となり、その改訂の意味は極めて大だろう。著者が「話題は興味深く、エキサイティングですらある──少なくとも私には」と記されている通り、そもそも学問はエキサイティングなところがあるべきなのだ。スポーツ心理学の体系を知るために、この1冊はありがたい1冊といえる。なお、原題は“Motor Learning and Human Performance”であり、著者はアメリカ・フロリダ州立大学教授、国際スポーツ心理学会会長である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1986-10-10)

タグ:スポーツ心理学  
カテゴリ スポーツ医科学
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新版これでなっとく使えるスポーツサイエンス
征矢 英昭 本山 貢 石井 好二郎

 たとえば、「1日に何度も競技がある場合のウォーミングアップは?」という質問があった場合、どのように答えるだろうか。本書は最新の研究成果に基づき、現在考えられる回答を分かりやすい口調でまとめられている。1つの項目が2〜4ページとコンパクトにまとめられているのも特徴。各項目で「まとめ」として要約がついているので、結論部分を知りたいときに素早く回答が得られる。また、データがグラフとして、あるいは図として示されており、考えを深めることができる。2002年に出版されたものに改訂が加えられて新版となった。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2008-04-10)

タグ:スポーツ医科学 入門  
カテゴリ スポーツ医科学
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スポーツ・コーディネーショントレーニング バスケットボール編
竹内 敏康 日本コーディネーショントレーニング協会

 バスケットボールに特化した48のコーディネーショントレーニングのメニューを紹介。書籍では意識すべきポイントをわかりやすく解説し、55分のDVDで実際の動きを見ることができる。狙いは神経系への多面的な刺激により状況判断や情報処理の力を高めること。そのためエクササイズはバリエーションを豊かにすることが重要だという。ウォーミングアップに用いることも可能。工夫次第で無限のバリエーションが展開できそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スキージャーナル

(掲載日:2008-04-10)

タグ:コーディネーショントレーニング バスケットボール  
カテゴリ トレーニング
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サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法
池上 正

 少年サッカーの指導にあたる著者は、「子どもが困ったとき、大人の顔を見る状況」であることを問題視する。これまでのスポーツ指導は、本当にその選手の成長に結びつくものであったのだろうか。本書で紹介される11の魔法は、一言で集約される「気づかせる」「考えさせる」など。支配ではなく対話によって選手の自立心や表現力を養っていくことが共通している。そのために核となる考え方や具体的な方法を紹介している。今までのやり方を変えることは、ブーイングも起こるし、勇気も必要になるが、子ども、そして自分自身を進化させるためには必要なこと。「中途半端にサッカーを知っているコーチが一番危ない」という指摘には重みがある。本書は著者自身のサッカーの指導や子育ての反省と経験に基づく試行錯誤の産物である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:小学館

(掲載日:2008-04-10)

タグ:サッカー 子ども  
カテゴリ 指導
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筋肉を「高反発ゴム」に変える 全身がバネになる運動バイブル
池上 信三 西山 由起 池上 悟朗

 遠投をすると肩が痛くなるほどの運動音痴だったという著者だが、足首の角度を維持しようと力を入れておくと自然な反発力で飛び跳ねることができることを発見し「プライマリーモーション」を提唱する。それは「筋肉をゴムとして使い、動きをバネにする」ことであり、習得するステップが紹介されている。本書を読むことによって動きの見方や指導のポイントが変わるかもしれない。水津瑠美(フィギュアスケート)、加藤季温(テニス)の両氏との対談も収録。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:健康ジャーナル社

(掲載日:2008-04-10)

タグ:動きづくり  
カテゴリ 運動実践
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明日から朝食をやめなさい
小山内 博 片岡 幸雄 生山 匡

 昔、江戸時代は1日2食だったとはよくいわれることである。1日3食になった歴史は極めて浅いというわけだ。狩猟時代のことを考えると、朝起きたとき食べ物があること自体おかしなことだった。
 1日2食でもよいのではないか、いや1日2食のほうがからだによいのだと、朝食抜き、すきっ腹トレーニングを提唱するのが『明日から朝食をやめなさい』(小山内博、片岡幸雄、生山匡共著、主婦と生活社)だ。
 著者らは、朝食抜きだから貧血になる、朝食抜きだから太る、朝食抜きだから朝礼で倒れる、といった一般常識を根拠なしとし、むしろ朝食を抜いて、その時間エアロビックな運動をするほうが健康になるという。
「私たちの考えによれば、朝食を抜く生活こそ、運動量を増やし、食事量を減らせる絶好のチャンスなのである。批判されなければならないのは、朝食を抜くそのことではなく、そのチャンスを運動量を増やすことに生かさず、かえって一回の食事量を増やし、肥満への道をつくり、さまざまな成人病を引き起こす方向へやすやすと流されていっていることなのだ」(P31〜32)
 ちょっと異色の健康ブック。食事と栄養、運動と肥満などに関心のある方は読んでみてはいかが。具体的な体験談も収録されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:主婦と生活社

(掲載日:1986-11-10)

タグ:栄養 食事  
カテゴリ
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らいなー チームと親子で読む幸福野球
井上 光成 スポーツGEAR

「説明」「実例」「コーチへ」「スポーツ心理入門」という形式で、26項目が並­ぶ。野球を楽しくプレーするために役立つ心構えや具体的な動き方などがわかりやすく書かれている。これらのアドバイスは、スポーツ心理学会などで発表されたものをベースに、より噛み砕いた言葉で伝わるように工夫されているが、非常に短くまとまっていて、読みやすい。
 各章のタイトルを紹介すると、「楽しく野球をやりたい」に始まり、「死ぬほど走れ」「長嶋語のすすめ」など、ユニークな考え方を紹介。そして「軸を感じる」「軸の修正」「フォームを習うと体をこわす」など、動作習得についても紹介し、「割算野球」「戦略通りにならない」など、戦術・戦略面へのアドバイスもある。締めくくるのは「生きること」。このように、内容は多岐にわたっているが、いずれもサブタイトルにあるように「幸福野球」を実現していくためのものである。随所に見られる、柔らかなタッチのイラストにはユーモアが盛り込まれ、理解を助けるものとなっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:せいうん

(掲載日:2008-05-10)

タグ:スポーツ心理学 野球  
カテゴリ スポーツ医科学
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楽して走ろうフルマラソン 正しいフォームづくりは走りの基本です
牧野 仁

 ボクシング経験を持つ筆者は、かつて「どうせ出るならフルマラソンにしよう」といきなりマラソンに挑戦。本番まで2カ月間の練習の中で、事前にフルマラソンの距離を体験しようとして腸脛靭帯損傷してしまう。これを機にスポーツ医科学を学んだという。
 本書の面白いポイントは、「ランニングフォームは走るだけではよくならない」と最初に述べ、基本的動作の練習が必要であると説いていることである。本当に必要なのは「走らない練習」であるそうだ。フォームを意識すると変な走り方になってしまうため、無意識的な(小脳のコントロールによる)動作ができる必要がある。体幹をしっかり固定することで安定させ、四肢をうまく動かすために肩甲骨と股関節の動きを出す方法について、わかりやすく解説している。楽に走るための具体的な方法として6項目のチェックと9ステップのドリルが紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ランナーズ

(掲載日:2008-05-10)

タグ:ランニング マラソン 走り方  
カテゴリ 運動実践
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乳酸をどう活かすか
八田 秀雄

 2005年から毎年行われている乳酸研究会での発表内容をもとに、18名のスポーツ科学研究者、コーチほかによるこれまでの成果をまとめたのが本書である。最初に血中乳酸濃度の意味、代謝のメカニズム、測定の具体的な方法について述べられ、陸上競技やスピードスケート、スキー、ボート、サッカーなどでの活用事例が紹介されている。乳酸摂取や工業・医薬品についての話題も。いずれも表やグラフが多く用いられ、よりわかりやすくなるような工夫が盛り込まれている。乳酸に関する、より妥当な理解とその活かし方について現時点での知識を得ることができる1冊である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:杏林書院

(掲載日:2008-05-10)

タグ:乳酸  
カテゴリ スポーツ医科学
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復活 all for victory 全日本男子バレ-ボ-ルチ-ムの挑戦
市川 忍

 全日本男子バレーボールチームを、綿密かつ膨大なインタビューによって、エース、セッター、リベロ、監督など、個々が浮き彫りにされる全16章。選手自身の言葉も綴られ、苦悩や試行錯誤の様子がよくわかる。チームの一人一人にスポットが当たることによって、個性が際立ってくる。試合会場へ足を運び、あるいはテレビ観戦で目にするプレーは、こうした積み重ねがあってこそのもの。ひたむきな努力、個と個のぶつかり合いなど、すべてのエピソードが北京オリンピックへの挑戦の道程となるのだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:角川書店

(掲載日:2008-05-10)

タグ:バレーボール  
カテゴリ その他
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図解 成人病の運動処方・運動療法 虚血性心疾患編
伊賀 六一 波多野 義郎 野矢 久美子

 先月の「スポーツドクター・インタビュー」の頁で南谷和利・順天堂大学教授が、西ドイツとアメリカの心疾患患者のリハビリテーション施設を紹介、日本はまだこの方面では立ち遅れているとの指摘があった。
 その数少ない日本の施設として、虚血性心疾患の運動療法を行う「PFセンター」(Physical Fitness Center)と名づけられたものが社会保険埼玉中央病院にある。そこでの運動療法を中心に、図、写真、表を駆使して、非常に視覚的にわかりやすくまとめられているのが『図解 成人病の運動処方・運動療法 虚血性心疾患編』(伊賀六一、波多野義郎編、伊賀六一、野矢久美子著、医歯薬出版)である。
 “図解”と銘打たれているだけに、文章より図版のほうが多い。PFリーダーの設置など、これからのこの分野に対する提言も多く含まれている。日本における心臓病は、脳卒中を抜いて、死亡率2位となった。専門家だけでなく、一般にもこういった知識の必要性は高まっている。どんな人にも抵抗のない手引書である。またそれだけに医学の広まりもうかがえる本だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医歯薬出版

(掲載日:1986-12-10)

タグ:成人病 運動処方 心疾患  
カテゴリ スポーツ医科学
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トップアスリートの勝つコトバ 強運を引き寄せるスポーツ名言集
根本 真吾

 イチロー、浅田真央など、国内外のトップアスリートの語った言葉を集め、解説を加えたもの。紹介される言葉は確信に満ち、前向きな姿勢を表すものになっている。解説では、「勝つコトバ」が生まれた背景が描写され、場合によって著者自身の実体験と重ねて述べられている。著者が、その言葉に触発されて自らと対話している過程である。これによって、アスリートの言葉に重みが増している。これは読み手を問わない。つまり、読み手の置かれた状況によって、言葉から読み取ることのできる意味が変わってくるのだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:秀和システム

(掲載日:2008-06-10)

タグ:アスリートの言葉  
カテゴリ 指導
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天才キッカー岩本輝雄のサッカーキックバイブル
岩本 輝雄

 サッカー日本代表への選抜経験もある岩本輝雄氏が、さまざまな種類のキックを基本から教えている。そしてトラッピングやコーナーキック、フリーキックなど、場面ごとのポイントも解説。これらはDVDでも動画を見ることができる。各プレーに対してワンポイントアドバイスがついているため、どのような感覚で蹴るのかがわかりやすい。フリーキックの科学というコーナーでは、浅井武氏(筑波大)の解説記事も掲載されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:カンゼン

(掲載日:2008-06-10)

タグ:サッカー  
カテゴリ 運動実践
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インナーマッスルを使った動きづくり革命 part1
森川 靖

 バスケットボール界で選手および指導者として経験を積んできた著者。あるとき、上手な選手とそうでない選手の間で、ウォーキングランジの動きが違っていることを見つける。そこから、インナーマッスルの重要性、柔軟性の重要性に気づき、コンディショニングエクササイズを考案する。梨状筋などの位置を確認する方法を紹介し、それらをゆるめるための「レッグ・ボールローリング」などを写真を多用して解説。これは自分で動かしてよりよく機能させる方法である。また、尻を締めたスクワットやハックスクワットを正しいフォームを行い、「尻締めジャンプ」を行うことで、大腿四頭筋ではなく大殿筋を使った動きを可能にするという。『マッスル・アンド・フィットネス 日本版』にて掲載された内容をまとめたもの。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:あほうせん

(掲載日:2008-06-10)

タグ:バスケットボール インナーマッスル  
カテゴリ トレーニング
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子どもを輝かせる スポーツコミュニケーションスキル
山口 文子

 本書で最初に出てくるのが「親の仕事とは」「指導者の仕事とは」である。叱ることと怒ること、またヘルプとサポートの違いについて触れながら、子どもがスポーツにおいて輝いていくためにはどのような姿勢でいるのがよいかが書かれている。選手や子どもたちが主役であることが一貫したメッセージとなっている。白井一幸氏(元日本ハムファイターズヘッドコーチ)との対談では、実体験に由来する深みのある言葉が出ている。また、著者が全力で聴く姿勢でいることもわかる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:体育とスポーツ出版社

(掲載日:2008-06-10)

タグ:子ども スポーツコミュニケーション  
カテゴリ 指導
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プロが教える骨と関節のしくみ・はたらきパーフェクト事典
石井 直方 岡田 隆

 身体の骨と骨で構成される関節を、コンピュータグラフィックスを使って1つずつ丁寧に解説した一冊。骨と関節、靭帯、関節運動が中心であり、全ページがカラーである。
 なお、筋については起始停止を記述するのみにとどまっていて、同じシリーズの別の著(『筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典』)が担当している形である。
 立体的に描かれたたくさんの骨が、さまざまな角度から描かれている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナツメ社

(掲載日:2014-10-25)

タグ:解剖学 機能解剖学 
カテゴリ 身体
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山本博のアーチェリー上達バイブル 的中率を上げる50のコツ
山本 博

 アーチェリー競技において、弓の組み立て方からメンテナンスの方法、弓を射る際の気をつけるべきポイント、ルールなど、気をつけないといけないポイントがわかりやすくコンパクトにまとめられている。
 上達につれて矢を引く長さ(矢尺)が変わり、弓を引く力の強さ(ポンド数)も変わっていく。若年選手では身体も変化していく中で、フォームをつくりあげていくことが重要であるということが書かれてある。筋力やメンタル面の強化についても触れている。アーチェリーに特化した形でストレッチングやトレーニング、アイシング、ホットパックについても言及があり、肩周りのコンディショニングなど、参考になる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:メイツ出版

(掲載日:2015-05-07)

タグ:アーチェリー 入門書 
カテゴリ 運動実践
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Essentials of Strength Training and Conditioning 4th Edition
National Strength and Conditioning Association G. Gregory Haff

1994年の初版以来、版を重ねてきたEssentials of Strength Training and Conditioning、4th edition(第4版)が出版された。本書は英語で書かれている。トレーニングプログラムを考案したり、指導するにあたって、必要となる科学的知識やテスト、トレーニング方法などについて体系的に学ぶことができる書籍である。現時点では第3版までは日本語の翻訳が出版されている。改訂にあたって、主な変更点は以下の通りである(Updates to Fourth Editionの項目を参考とした)。

・適切なエクササイズフォームによる21のレジスタンストレーニングエクササイズのデモンストレーションがオンラインビデオで用意され、授業や実際の使用に用いることができる(訳注:翻訳版においてオンラインビデオが利用できるかどうかは未定)。
・アップデートされた研究──高強度インターバルトレーニング(HIIT)、オーバートレーニング、アジリティと方向転換、栄養、ピリオダイゼーション──により、業界で広がったトレンドを理解するのに役立つ。
・新たに、指示や写真による、代替的な様式や非伝統的(nontraditional)な用具を用いたエクササイズのテクニックを示す章を設けた。
・10の追加的なテスト、最大筋力、パワー、有酸素性能力、柔軟性、レジスタンストレーニング、プライオメトリックエクササイズ、スピード&アジリティドリルは、専門職がプログラムをデザインし、現行のガイドラインを反映させるうえで手助けとなるだろう。

以下は各章の章タイトルを仮訳したものである。

1. 人体の構造と機能
2. レジスタンスエクササイズのバイオメカニクス
3. 運動とトレーニングの生体エネルギー論
4. レジスタンスエクササイズに対する内分泌応答
5. 無酸素的トレーニングプログラムに対する適応
6. 有酸素的持久的トレーニングプログラムに対する適応
7. レジスタンストレーニングに対する年齢差・性差と関連すること
8. 競技への準備とパフォーマンスにおける心理学
9. 健康における基本的な栄養的要因
10. パフォーマンスを最大化するための栄養戦略
11. パフォーマンスを向上させる物質と方法
12. テストの選択と実施の原則
13. 選択されたテストの実施やスコアづけ、解釈
14. ウォーミングアップと柔軟性トレーニング
15. フリーウェイトとマシーントレーニングのエクササイズテクニック
16. 代替的な様式および非伝統的な用具のトレーニングにおけるエクササイズテクニック
17. レジスタンストレーニングのプログラムデザイン
18. プライオメトリックトレーニングにおけるプログラムデザインとテクニック
19. スピードおよびアジリティトレーニングにおけるプログラムデザイン
20. 有酸素的持久的トレーニングにおけるプログラムデザイン
21. ピリオダイゼーション
22. リハビリテーションとリコンディショニング
23. 施設のデザイン、レイアウト、運営
24. 施設の方針、手順、法的問題

ページ数は約735ページ。ほぼ第3版の内容を踏襲し、ところどころ新しい記述が入っている。たとえば第4章までに関しては、高強度インターバルトレーニング(HIIT)の生理学的な分析や、成長ホルモンについて明らかになったことが盛り込まれていることが確認できた。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:Human Kinetics

(掲載日:2016-04-01)

タグ:トレーニング  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:Essentials of Strength Training and Conditioning 4th Edition
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:Essentials of Strength Training and Conditioning 4th Edition
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最強パンチ理論 身体運用編
三宅 満

 強いパンチを効率よく打つにはどう身体を使えばよいかを、バイオメカニクスをはじめとしたスポーツ科学にもとづいて解説している。どのスポーツにも共通する、パワーポジションなどの基本を、格闘技の動きにも取り入れようというものだ。元ボクサーの著者がモデルとなった写真も豊富に用いられており、身体運用、格闘技のわかりやすい入門書となっている。







(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2012-05-10)

タグ:格闘技  
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:最強パンチ理論 身体運用編
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関節ストレッチ&トレーニング からだの動きを自力で取り戻す
矢野 啓介 加藤 賢二

 日本関節コンディショニング協会が監修した、セルフケアのための本。全5章中2章を割いて、関節の仕組みやトレーニングの種類を説明している。後半は、関節ごとに可動域チェック・ストレッチ・トレーニングを1セットとして紹介。
 ストレッチによって取り戻した動きを維持するには、トレーニングと組み合わせるのが効果的だという。治療院での治療効果の維持からスポーツ選手のパフォーマンスアップまで応用可能だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2012-05-10)

タグ:ストレッチング トレーニング 
カテゴリ ストレッチング
CiNii Booksで検索:関節ストレッチ&トレーニング からだの動きを自力で取り戻す
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動作でわかる筋肉の基本としくみ
山口 典孝 左 明 石井 直方

 筋学の基礎にはじまり、各骨格筋の解剖学的位置と働き、さらにどんなトレーニングやストレッチが効くかが、CGモデルを使って示されている。上肢帯・肩関節、足関節・足指といった部位ごとに章立てされていて、各筋が見開き1ページにまとめられているので見たい筋にすぐたどりつける。
 さらに付録として筋の起始・停止・作用・支配神経・生活動作の一覧もついており、重要点は赤シートで隠して覚えられる赤字表記となっている。
 実際に身体を動かして仕組みを確認することも容易で、トレーニングやリハビリテーションの現場を志す人に最適な一冊といえる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:マイナビ

(掲載日:2012-05-10)

タグ:解剖学 機能解剖学 筋 
カテゴリ スポーツ医学
CiNii Booksで検索:動作でわかる筋肉の基本としくみ
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なりたいカラダになる食材のルール トータル・ワークアウト式ダイエット
池澤 智

 トータル・ワークアウトでは、ジム入会者に「食事の仕方」の話をまずするという。それを体系的にまとめたのが本書だ。
 食材・レシピの選び方、食べる量・間隔、そして日常的なエクササイズとの併用という3つのルールに則って、「なりたいカラダ」別に3種類のダイエット法(食べ方)を紹介している。食材の選び方に多くのページを割いているのは、とくに女性の場合「○○は美容にいい」といった健康知識が豊富で、それをもとにアレンジを加えてしまいがちなことを考慮した結果だ。
 主に一般女性向けの内容ではあるが、食材の基本情報やレシピなどは、チームやアスリート、ジュニア世代への食事指導の際に大いに参考になるだろう。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:実業之日本社

(掲載日:2012-05-10)

タグ:食事 ダイエット 
カテゴリ
CiNii Booksで検索:なりたいカラダになる食材のルール トータル・ワークアウト式ダイエット
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姿勢の脳・神経科学 その基礎から臨床まで
大築 立志 鈴木 三央 柳原 大 大槻 利夫 神﨑 素樹 高草木 薫 内藤 寛 平島 雅也 政二 慶

「ヒトの動きの神経科学シリーズ」の刊行が開始された。その1冊目として、スポーツはもちろん日常の中でのヒトの動きと密接な関係にある姿勢が取り上げられている。姿勢(フォーム)の制御メカニズムを、脳科学、神経科学はもちろんバイオメカニクスなどさまざまな切り口から迫る。
 それぞれの姿勢を制御する際に内部で何が起きているかについて、研究成果がコンパクトにまとめられており、原理を知りたい人には待望の書ではないだろうか。後半では脳卒中後遺症や姿勢反射障害の患者への治療にも触れ、臨床への応用までカバーしている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:市村出版

(掲載日:2012-05-10)

タグ:神経科学 姿勢 脳 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:姿勢の脳・神経科学 その基礎から臨床まで
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アスリート食堂 筋力向上のための一週間献立集 体づくりと試合に向けて
吉谷 佳代 小清水 孝子

 研究成果に基づいて栄養素を配分したメニューであるのはもちろんだが、本書はさらに「食べてもらえる」ことに焦点を絞っている。
 週末に試合のある一週間を想定して紹介されていくメニューは、どれも食欲を誘うもので、かつ朝食・昼食の調理時間は10分程度に抑えられており、取り入れやすい。
 自炊するアスリートや選手の家族に勧めるのにちょうどよい1冊だ。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文光堂

(掲載日:2012-06-10)

タグ:食事 献立 
カテゴリ
CiNii Booksで検索:アスリート食堂 筋力向上のための一週間献立集 体づくりと試合に向けて
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2ギア理論 強い人の『身体操作』の秘密
湊谷 秀文

 空手の正道会館師範である湊谷氏が、打撃格闘技における身体操作のコツを「M式打撃術」としてまとめた。その中核となるのが「2ギア理論」で、2つの歯車(ギア)がショルダー、ヒップ、両サイド、そして身体の中心をクロスするように存在するとイメージして、パンチやキック、さらにはスポーツ全般の動きを行うというものだ。
 この理論はスポーツ力学とは関係がないと著者自身も断りを入れており、まさに独自の指導法と言えるが、効率的な動きを「イメージ」を使って伝える際の、1つの参考になるのではないだろうか。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2012-06-10)

タグ:格闘技 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:2ギア理論 強い人の『身体操作』の秘密
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からだの動きを科学する 一流選手の動きはなぜ美しいのか
小田 伸午

 研究・大学教育に長く携わる中で、スポーツ科学とスポーツ実践という「二つの真実」があると気付いたと著者は言う。研究から得られた理論と、定量的に表しにくい感覚とを、どちらかに偏ることなく、双方を生かす。それをうまく行っているのが一流選手だという。これを、スプリントや相撲など、豊富な例を用いて解説している。とくに、床反力など外力を生かす力の「抜き」と、関節を正しい位置に置く姿勢とが本書におけるポイントになるが、これを自然に実践しているのが子どもや動物なのだそうだ。
 研究知見をどのように現場に生かすか、選手の感覚をどのようにトレーニングに結びつけるかといったヒントが詰まっている。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:角川学芸出版

(掲載日:2012-06-10)

タグ:動き 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:からだの動きを科学する 一流選手の動きはなぜ美しいのか
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コ-チとプレーヤーのためのサッカー医学テキスト
財団法人日本サッカー協会スポーツ医学委員会

 国際サッカー連盟(FIFA)スポーツ医学委員会が力を入れて取り組んでいるアンチドーピングなどのトピックを中心に、サッカー競技に関わる指導者、選手自身が知っておくべき内容を網羅している。とくに外傷・傷害については多くのページを割き、症例と対応を豊富に紹介。
 また、FIFAの提唱する外傷予防のためのウォームアッププログラム「11+(イレブンプラス)」をDVDを用いて解説するほかにも、Jリーグチームに義務づけられている健康管理記録「サッカーヘルスメイト」や大会医事運営についても触れており、地域・レベルにかかわらずサッカー現場の安全性と質を底上げしようという姿勢がうかがえる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:金原出版

(掲載日:2012-06-10)

タグ:サッカー  
カテゴリ スポーツ医学
CiNii Booksで検索:コ-チとプレーヤーのためのサッカー医学テキスト
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腹を凹ます体幹トレーニング


「腹を凹ます」ことにフォーカスした、トレーニング入門ムック。人体図を用いて各トレーニングがどの筋肉に働きかけているか明示するなど、確かな理論にもとづいて展開される。
 デスクや椅子を使ったエクササイズは、一般アスリートに広く活用できるだろう。
 後半では食事や睡眠にも触れており、体幹トレーニングと合わせて継続することで根本から太りにくい身体がつくられると説く。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベストセラーズ

(掲載日:2012-04-10)

タグ:体幹 トレーニング 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:腹を凹ます体幹トレーニング
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ローイングの健康スポーツ科学
樋口 満

 ローイングとはボート漕ぎのこと。欧米では生涯スポーツの1つとして認知されている。日本でも普及することを願って、本書が編纂された。
 座って行えるローイングは健康づくりのエクササイズに適していることから、中高年者の身体への影響や実施時の注意点についても詳しく記述されているのが特色と言える。
 ローイングの研究者としても愛好者としてもキャリアの長い樋口氏の情熱がうかがえる。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:市村出版

(掲載日:2012-04-10)

タグ:漕艇 トレーニング 健康 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:ローイングの健康スポーツ科学
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観察眼
遠藤 保仁 今野 泰幸

 スポーツに携わる人にとっては身につけたいであろう「観察眼」。言葉そのものは本書終盤まで登場しないが、示唆に富み引き込まれる内容だ。
 第一部は、センターバックとして評価の高い今野泰幸のサッカー半生。自分の武器に気付くことも、サッカーを知ることも「人より遅かった」と言うが、自身や所属チーム、日本代表にも及ぶ分析は鋭い。第二部では今野と遠藤保仁との対談を挟み、2011年のアジアカップでの一戦を振り返る中で、ようやく遠藤が「観察眼」について触れる。それをふまえて、第三部で遠藤が何を考えてプレーし、プレーを通して何を感じているかが書かれている。
 遠藤は「観察眼」を、「試合を読む力」と言い換えた。そこから第一部を見返すと、今野が「試合の流れを読むために重要な要素は嗅覚」と言っている部分がある。この感覚は、試合経験を積むことで培われていくという。現在の日本代表を支える2人のサッカー観が凝縮された一冊となっている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:角川書店

(掲載日:2012-04-10)

タグ:サッカー 
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:観察眼
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鍼療法図鑑
ハンス-ウルリッヒ・ヘッカー アンゲリカ・シュテフェリング エルマー・T・ポイカー ヨルグ・ケストナー カイ・リープヘン 兵頭 明 東出 顕子

 原題は『Color Atlas of Acupuncture』で、ドイツで出版された東洋医学のポケットアトラスである。
 内容は3つに分かれ、取穴法では取穴部位、刺入の深さ、適応症、中国伝統医学における主治という項目があり、カラーイラストや写真でも解説されている。臨床上で注意すべき点や、文献に関する記述もある。耳穴はノジェ式と中国式の2つが紹介されている。トリガーポイントについては、定義から入り、どのように治療を行うのかについてまとめている。その後、個別の筋肉の説明、トリガーポイントや痛みの投射領域について解説される。
 鍼治療の組み立てのヒントにもなる書籍である。盛り込まれている内容の割に、コンパクトにまとめてあり、持ち運びにも適している。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ガイアブックス

(掲載日:2012-04-10)

タグ:鍼 
カテゴリ 東洋医学
CiNii Booksで検索:鍼療法図鑑
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スポーツ科学の教科書 強くなる・うまくなる近道
谷本 道哉 石井 直方

 運動生理学、機能解剖学などの章立てとなっているが、順番に読む必要はないと筆者は言う。確かに、スポーツに関する素朴な疑問が生まれたタイミングでそれに合った項目を開くほうが、すんなりと頭に入っていきそうだ。
 疑問が生まれたり考えたりするのは、強くなりたい、うまくなりたいときに他ならない。そんなとき正しい方向へ導く助けとなる、指導者代わりの一冊と言える
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:岩波書店

(掲載日:2012-07-10)

タグ:スポーツ科学 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツ科学の教科書 強くなる・うまくなる近道
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動きが心をつくる 身体心理学への招待
春木 豊

 長年の研究成果をまとめた著書「身体心理学」に続き、身体の動きと心の関係を明らかにしていく。「身体」ではなく「身体の動き」に着目しているのが興味深い。例示された中でも呼吸や姿勢を始め、筋反応といった切り口はスポーツにも通ずる。筋弛緩により心の緊張もほぐれるといった具合である。
 全体としてはアカデミックな内容で、直接日々のスポーツ活動に応用できるというわけではないが、普段と違った視点から動きについて考えると、新たな発見があるのではないだろうか。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2012-07-10)

タグ:身体 動き 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:動きが心をつくる 身体心理学への招待
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食と健康のホントがみえる栄養学 健康検定協会推奨 知りたいトピックから学べる実践参考書
古畑 公 木村 康一 岡村 博貴 望月 理恵子

 正しい知識をもとに望ましい生活習慣を身につけることさえできれば、健康やパフォーマンスアップにぐっと近づく。だが、食や身体に関してはさまざまな情報が溢れ、どれを信じてよいのかわからない。そこで本書によって、科学的根拠を理解するとともに「健康力」を身につけようというわけだ。
 〇╳形式でトピックがわかりやすく解説され、冷え性や腰痛など症状から索引をたどることもできる。栄養について1から説明していく形ではなく、日々の生活から食を振り返ることのできる形式となっている。選手や患者を24時間見張ることはできないが、本書によって自主性を育てることはできるかもしれない。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:誠文堂新光社

(掲載日:2012-07-10)

タグ:栄養 食事 
カテゴリ
CiNii Booksで検索:食と健康のホントがみえる栄養学 健康検定協会推奨 知りたいトピックから学べる実践参考書
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オーチスのキネシオロジ- 身体運動の力学と病態力学
キャロル・A.オ-チス 山崎 敦 佐藤 俊輔 白星 伸一 藤川 孝満

 これから身体の構造と動きについて学び始める人にも、すでに治療家として第一線で活躍している人にも必携の書と言える原著第2版が完全翻訳された。
 厚さ約5cmと辞書のようなボリュームの本書は全5部からなり、まず運動学のベースとなるバイオメカニクスについて触れた後、上肢、頭部と脊柱、下肢の機能を豊富な写真・図版を用いて解説している。これらの記述はもちろん、確かなエビデンスに基づく。また、コラムとして挟まれる臨床との関連についての記述は、治療家1人では難しい臨床例の蓄積の一助となるだろう。第5部では、さまざまな動作に影響する姿勢と歩行についても言及されている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ラウンドフラット

(掲載日:2012-07-10)

タグ:キネシオロジー 機能解剖学 解剖学 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:オーチスのキネシオロジ- 身体運動の力学と病態力学
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スポーツ哲学の入門 スポーツの本質と倫理的諸問題
シェリル・ベルクマン・ドゥルー 川谷 茂樹

 タイトルに入門とある通り、スポーツ哲学のトピックが網羅された労作だ。とくに現代社会におけるスポーツの価値や、ドーピングなどの倫理的問題について多くのページを割いている。
 すぐに目を通せる分量でも、結論を得られる分野でもないが、スポーツに関わるなら知っておくべき内容ではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナカニシヤ出版

(掲載日:2012-08-10)

タグ:哲学 倫理  
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:スポーツ哲学の入門 スポーツの本質と倫理的諸問題
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よくわかるスポーツ文化論
井上 俊 菊 幸一

 教科書のような体裁で、多岐に渡るトピックがコンパクトにまとめられている。欄外にて用語説明や文献紹介がなされ、基礎から発展までカバーする。
 教育、ビジネス、地域といった様々な視点を含み、調査法にまで言及している本書は、スポーツを学ぼうとする人にとって必携の書と言っても過言ではない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ミネルヴァ書房

(掲載日:2012-08-10)

タグ:スポーツ文化  
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:よくわかるスポーツ文化論
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なぜ全日本女子バレーは世界と互角に戦えるのか
渡辺 啓太 大塚 一樹

 全日本女子バレーのテレビ中継にて、タブレット端末を手にする監督の姿がよく映る。そこにはどんな情報が送られているのか、誰がデータを収集しまとめているのか。そこにスポットを当てた。
 表紙の数字とアルファベットの文字列は、実際の試合時に入力されたものだ。激しい情報戦の中、公開してしまっていいのかと感じるかもしれないが、各国代表ともデータの活用方法は日々進化している。では日本代表にて試行錯誤を積み重ねてきたのはと言えば、二十代の若き渡辺氏であった。
 渡辺氏が出身校の恩師や代表監督、選手たち、チームメイト、そして家族に支えられながら、「アナリスト」として認められていく様が伝わってくる。スポーツ現場を支えるスタッフにとっては、ここまで全力を注げているかと振り返ったり、真摯に取り組めばきっと認めてもらえると勇気づけられたりもする一冊と言える。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元: 東邦出版

(掲載日:2012-08-10)

タグ:データ分析 アナリティクス アナリスト 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:なぜ全日本女子バレーは世界と互角に戦えるのか
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フェルデンクライスメソッド入門 力みを手放す、体の学習法
伊賀 英樹

 フェルデンクライス氏が体系化し、日本に入ってきてから約30年になるフェルデンクライスメソッド。自身の身体を知り、よりよい動きに近づけていくこのメソッドは、言い換えれば個人の数だけ適した方法がある。また、不調のある人は不必要な力みがある場合が多いため、身体の各部分をゆるめるワークが中心になる。となると、なかなか一律に解説しにくいものだ。それを筆者は要点を整理し、平易な言葉でまとめた。
 本書の前半は望ましい心構えについて述べられ、後半はペアワークおよびATMレッスン(グループレッスン)の体験に割かれている。豊富なイラストは、ゆっくり実践していく助けとなるだろう。本当に効果があるのか? と半信半疑の人に紹介するのにちょうどよい入門書だ。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元: BABジャパン

(掲載日:2012-08-10)

タグ:フェルデンクライスメソッド 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:フェルデンクライスメソッド入門 力みを手放す、体の学習法
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運動と健康の心理学
海保 博之 竹中 晃二

「実践」心理学講座シリーズの1つであることから、運動が健康を導くとわかっていてもなかなか始められない、続けられない人へのアプローチを中心としている。
 動機づけや行動変容などの理論にとどまらず、対象ごとにどのような介入方法を行ったかやその考察について多くページを割いているのが特色だ。まさに実践のための心理学の書と言える。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:朝倉書店

(掲載日:2012-09-10)

タグ:健康心理学 運動 行動変容 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:運動と健康の心理学
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小・中学生のための足がグングン速くなる本
伊東 浩司

 走り方のコツや心の持ちようなどは、小学校の授業を振り返ってみると意外にもあまり取り上げられなかった印象がある。100mの日本記録保持者でもある著者は、「走ることを楽しいと思ってほしい」という願いをベースに、わかりやすくトレーニングのポイントをまとめた。
 紹介されるのはどれも今日から実践できるようなドリルばかりだが、表題のように「グングン」速くなるには、保護者をはじめとした周囲の大人の振る舞いがポイントになると説く。子どもたちが「できた!」「楽しい」「走りたい」と思えるようにすれば、自ら練習に取り組み自然とタイムは伸びていく。
 短距離走に限らず、スポーツがうまくなるコツ、選手との接し方に応用できる話が散りばめられている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:カンゼン

(掲載日:2012-09-10)

タグ:走り方 子ども 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:小・中学生のための足がグングン速くなる本
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トレーニングをする前に読む本 最新スポーツ生理学と効率的カラダづくり
石井 直方

 本書は1991年から連載してきた身体関連のコラムを書籍にまとめたものを、文庫化したものだ。それでも最新と冠しているのは、研究の最前線にいる著者が適宜加筆しているためだ。
 扱うトピックはダイエットなど一般スポーツ愛好者の興味の大きい分野が主だが、記述は分子レベルまでおよぶ。これまで専門的にスポーツ科学や運動生理学を学ぶ機会のなかった人にとって、基礎となりうる一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2012-09-10)

タグ:トレーニング スポーツ生理学 
カテゴリ トレーニング
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ファシリテート・ストレッチング やさしいPNFストレッチング
Robert E. McAtee Jeff Charland 魚住 廣信

 改訂にあたって、スタビリティボールとエラスティックバンドを使ってのエクササイズと、競技・種目別のストレッチングルーチンが追加された。
 ファシリテート・ストレッチングの仕組みから各筋に対するストレッチ方法まで網羅されており、さらに90分のDVDが付いている。これから学び始める人の入門書となるのはもちろん、すでにPNFストレッチを取り入れている人も再確認とアップデートになるだろう。訳者が述べている通り、掲載されているものにとどまらず、対象や状況に応じてエクササイズをデザインしていく際の参考になる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2012-09-10)

タグ:ストレッチング PNF 
カテゴリ ストレッチング
CiNii Booksで検索:ファシリテート・ストレッチング やさしいPNFストレッチング
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痛くない体のつくり方 姿勢、運動、食事、休養
若林 理砂

 2年先まで初診予約が埋まっているという若林氏が「患者を減らしたい」と筆を取った。
 まず現代人がいかに身体の痛みに鈍感かを、実際のエピソードを交えて訴える。認識を変えることはもちろん、病院に行く前に相談できる人の存在の大きさが伝わってくる。次に受診の結果、重大な病気ではなかった場合の対応として、鍼灸師である著者ならではの「ペットボトル温灸」「爪楊枝鍼」といった自分でできる方法を紹介。そして痛みを予防すべく、望ましい姿勢、食事、睡眠、心的ストレスとの向き合い方をまとめた。心身は全てつながっているのがわかる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:光文社

(掲載日:2016-01-10)

タグ:鍼灸 身体 ストレス 
カテゴリ 身体
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その症状は天気のせいかもしれません 医師が教える気象病予防
福永 篤志

 神経外科の専門医で気象予報士でもある著者が、科学的根拠にもとづいて天気と生体の関係について解説する。気象病、もしくは季節病の歴史は浅くないが、きちんと取り上げられることはなかなかなかった。第1部で気象用語を改めてさらい、第2部では日本人の死因上位に上げられる脳卒中と心臓病に着目。そして第3部にて、スポーツパフォーマンスも左右する腰痛や頭痛、インフルエンザなどの疾患・症状に気候がどのように影響するかを説く。
 天気予報をヒントに対策すれば、悩みが改善されるかもしれない。もちろん運動時だけでなく、日常生活をより健やかにするためにも活用したい。また、巻末には忙しい医師の著者が難関の気象予報士試験をどのように突破したかの勉強法も紹介されており、参考になる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2016-01-10)

タグ:天気 気候 隊長 気象病 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:その症状は天気のせいかもしれません 医師が教える気象病予防
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チャンピオンが教える 強くて美しい42式太極拳
竹内 健二

 入門編の24式太極拳の上級套路(=型)にあたり、楊式をベースとした各派の要素、他の内家拳の動きも取り入れた42式太極拳。その1つ1つが、正面・側面からの写真とDVD映像によって詳しく紹介されている。かつ、タイトルに「強くて」とあるように、後半では格式を対人に使う例にも触れる。
 全日本選手権で好成績を収める竹内氏の身のこなしは美しい。表演の大会に出る人には貴重な技術書であり、それ以外の人にも、公園などで見かける太極拳が具体的にどのように身体を動かすものなのか、どんな武術なのかが理解できる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2016-01-10)

タグ:太極拳  
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:チャンピオンが教える 強くて美しい42式太極拳
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積極的保存療法 スポーツ障害の評価と治療
村上 成道 児玉 雄二 青木 啓成

 スポーツ選手を治療する場合、早期復帰を望む現場との板ばさみになりがち。そこでただ安静でなく動かせる部位は動かす「積極的な保存療法」で対処すべく、著者らは臨床的経験をまとめた。
 まずは問診のコツやチェックポイント、そして部位ごとに障害を起こしやすい身体のくせやゆがみの改善エクササイズが紹介されている。さらに実戦編ではそれらをどう使うか具体的な流れが記されている。
 すぐに活用でき、手元に置いておきたい1冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文光堂

(掲載日:2012-12-10)

タグ:保存療法 評価 
カテゴリ スポーツ医学
CiNii Booksで検索:積極的保存療法 スポーツ障害の評価と治療
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Jリーグ20周年記念フォトブック


 最初の1ページから最後の1ページまで、写真によって魅せることが徹底されている。ストイコビッチなど前半にはプレー写真で、後半には監督として登場する人もいれば、三浦和良のようにユニフォームが変わりながらもピッチに立ち続ける様子が収録された選手もいる。また、シンプルなキャプションはその当時の熱はもちろん、読み手の思い出をも呼び覚ますのではないだろうか。
 スポーツ活動など身近なことについて写真などで記録し、1冊にまとめておくのもよいかもしれないと思えてくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2012-12-10)

タグ:サッカー 写真 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:Jリーグ20周年記念フォトブック
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見るみるわかる骨盤ナビ
竹内 京子 岡橋 優子

「見るみる」というタイトル通り、1〜3章では大きな図を使って骨盤を構成する骨および動きに関わる筋肉、動き方が紹介されている。それを踏まえて、5章では骨盤の状態を改善するセルフエクササイズが多数紹介される。このときわかりやすいよう1〜3章で取り上げた筋名を使ったり、「ゆがみ」や「ゆるみ」と表現する一方、本当に骨がゆがんでいるわけではないことにもしっかり言及されている。6章では、先のエクササイズを肩こりなど自覚症状に応じたセット例が紹介されていて、日常生活にも取り入れやすい。
 また、トレーニング指導の際、とくに日ごろからスポーツをやってきた経験のない人には、骨盤の動きや感覚を意識することは難しい。そういったときこの本の図を見せながら説明すれば、イメージをつかんでもらいやすそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ラウンドフラット

(掲載日:2012-12-10)

タグ:解剖 骨盤 
カテゴリ スポーツ医科学
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バスケットボールシュート大全 プロスキルコーチが教える「シュート」のテクニック・ドリル・方法論
フィリッピー・アダム 佐良土 茂樹

 まさにシュート大全。シュートのポイントのそのドリルを、手足の先から目線まで、さまざまなゲーム状況に応じて、また腕の長い選手や筋力の弱い十代前半の選手の場合は、といったことまで考慮して書かれている。ユニークなのはメンタルとフリースローにそれぞれ1章を割いている点だ。
 NBAのシューターとして名高い選手やコーチたちの言葉も散りばめられ、読み物としても読み応えがある。
 フィジカルエクササイズとして紹介されているものは基本的なものが多く、現場に立つ専門家にとっては見慣れているだろうが、競技特有の動きを踏まえたトレーニングやリハビリのプログラム作成の際には大いに参考になるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2012-12-10)

タグ:バスケットボール シュート ドリル 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:バスケットボールシュート大全 プロスキルコーチが教える「シュート」のテクニック・ドリル・方法論
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イラストでわかる 寝たきりにさせないPNF介助術 家庭でできるリハビリテーション
市川 繁之

 リハビリやスポーツの現場でひろく取り入れられているPNF。それを、家庭で家族に対して行えるようわかりやすくまとめた。イラストによって患者、介助者両方の姿勢が明示されているだけでなく、声掛けの例も載っており実施の際の不安軽減に役立ちそうだ。
 毎日関われるわけではない専門家が、患者とその家族とどう協力するかというヒントも散りばめられている。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2016-02-10)

タグ:リハビリテーション PNF 
カテゴリ スポーツ医学
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一流の逆境力 ACミラン・トレーナーが教える「考える」習慣
遠藤 友則

 清水エスパルスを経てACミランで16年間トレーナーを務めた遠藤氏。一流選手ばかりの中でも結果を残す選手、うまくいかない選手がいるのを間近で見てきた。前者は結果が出ないからといってより頑張ったりやり方を変えるのではなく、当たり前のことをコツコツ継続するという。ただ、それを真似しようで終わる本ではない。それで逆境を乗り越えられるのは彼らがすでに一流だからであり、我々が見習うべきはむしろその過程にある。
 自分の得意なものは何か見極め、それを発揮するために必要なことを考える。そしてそれを続けていれば、チャンスに準備万端で臨めるというわけだ。
 38歳でサッカー大国イタリアに飛び込んだ遠藤氏自身のエピソードも興味深い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:SBクリエイティブ

(掲載日:2016-02-10)

タグ:サッカー 
カテゴリ 人生
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松岡修造さんと考えてみた テニスへの本気
坂井 利彰

 坂井氏自身、大学卒業後にプロ転向という道を歩み、現在は大学という場を活かした日本人プレイヤー育成に取り組む。
 松岡修造氏との対談では、まず錦織圭選手は10代の時点で特別であり「生まれてくるもの」、それをつくるのは難しいと口を揃える。だが、錦織選手ほどの圧倒的な才能がなくともステップを踏めば世界で戦えるという点でも一致する。実際、アメリカでも大学卒のプロ選手が増えているそうだ。
 20歳前後は自分の限界が見え「心の密度が下がる」ときだという。そこで諦めず、夢見た世界へ羽ばたくためのバックアップが頼もしい。逆に言えば指導者やスタッフが本気であれば、有望な選手も育つに違いない。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2016-02-10)

タグ:育成 テニス 
カテゴリ 指導
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英国における拠点大学のスポーツ戦略 ラフバラ大学と国際スポーツ組織の動向について
久木留 毅

 ラフバラ大学のスポーツ教育は英国でも高い評価を得ている。そこで1年間研究活動と情報収集を行った著者ならではの1冊だ。大学内の設備や組織、さらに外部とも関わる事業内容が詳しく紹介されている。
 後半ではヨーロッパのスポーツ戦略と題して、地域に密着するプロクラブや、国際カンファレンスの様子、さらにヨーロッパに本部を置く国際スポーツ組織の取り組みにも切り込む。
 オリンピックを控える日本にとって参考になる情報が詰まっている。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:専修大学出版局

(掲載日:2016-02-10)

タグ:英国 スポーツ戦略 
カテゴリ その他
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アナトミー・トレイン 徒手運動療法のための筋筋膜経線
トーマス・W. マイヤース 谷 佳織 板場 英行 石井 慎一郎

 2009年の翻訳第1版、2008年の原著第2版の発行を経て、待望の翻訳第2版だ。全面新訳、オールカラー、DVD付とさらなるわかりやすさを目指したものとなった。トレインとは、列車のことである。1つずつの筋を解剖的に学んでいくと、関節において屈曲・伸展などどのような機能を発揮するかを知ることになる。
 これを踏まえて本書は、直接つながっていない筋が筋膜を介したつながりを持っていることを示し、「バック・ファンクショナル・ライン」などのラインで身体の構造を改めてみていく。姿勢を読み解き、改善をもたらすための手がかりとなる可能性がある。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医学書院

(掲載日:2013-01-10)

タグ:筋 筋膜 
カテゴリ 身体
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身体の使い方、鍛え方 スポーツがうまくなる
谷本 道哉 石井 直方

 まず身体構造やトレーニング原理を理解し、具体的なメニューの紹介に入る。そしてベースとなる身体をつくった上でコツの習得へ、という流れがわかりやすく整理されている。本書で強調されるのは、「何のためにトレーニングするのか?」を常に考えることだ。
 トレーニングを初めて取り入れるアスリートはもちろん、基本のメニューがコンパクトにまとめられているため、これから現場にでる指導者も持っておきたい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:マイナビ

(掲載日:2013-01-10)

タグ:身体 トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:身体の使い方、鍛え方 スポーツがうまくなる
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健康力を上げるスロージョギング
田中 宏暁

 適切な運動が健康によいとわかっていても、なかなか腰を上げられない人が多いのではないだろうか。ジョギングは手軽に行える種目と言えるが、その一方で運動が好きでなければ「苦しいもの」というイメージも根強い。そこで本書では「ラクに」、つまり無駄なく、楽しく走るスロージョギングのコツを紹介している。まず正しい姿勢や適切なスピードを知る中で、苦手意識を取り除いて走る習慣を身に付けることができたら、次の段階としてトレーニングを取り入れたり、食事管理との組み合わせへとステップアップできる仕組みだ。フルマラソン完走も目指すことができる。
 毎日はトレーニング指導を行えない場合に重要となる、セルフコンディショニングを取り入れてもらうきっかけとなってくれそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:カンゼン

(掲載日:2013-01-10)

タグ:スロージョギング 
カテゴリ 運動実践
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日本女子サッカーが世界と互角に戦える本当の理由
松原 渓

 サッカー番組のピッチレポーターやキャスターを務めてきた松原氏の初の著書。自らも小学校3年生からプレーした女子サッカー経験者ならではの思いが詰まった一冊だ。
 前半は大野忍や永里優季らトップ選手、そして後半は育成年代の指導者に話を聞いている。前半では、各選手たちがサッカーを始めたきっかけや、どのように技をみがいていったかなどにもふれられているが、まだ女子サッカーがさかんとは言えなかった頃からの積み重ねが今、W杯優勝や五輪準優勝などの実を結んでいると再確認できた。「これから」の育成についても着目した切り口は、試合に限らず指導現場でも取材を重ねている著者らしい。
 指導というのは短期で結果が出ないこともあるが、積み重ねは裏切らないと勇気付けられる。
 競技人口の少なさ、指導者が求められていることなどを踏まえて、タイトルの通り丹念な取材で掘り起こされている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2013-02-10)

タグ:サッカー 女子サッカー 
カテゴリ 指導
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運動器疾患ワークブック
目崎 登 小林 直行

 ワークブックの名の通り、各外傷・疾患の特徴や症状、治療法などを明解な箇条書きにしたテキスト部分と、穴埋めのワーク部分からなる。重要な用語は赤字で書かれていて、知識として覚えておくべき内容を効率よく学べる仕組みとなっている。各章の最後には、四択の演習問題で締めくくられており、テキストおよびワークでの知識を再確認して次に進めるような構成となっている。単に覚える、暗記するのでなく、理解の手助けとなるように、と考えられている。
 また、骨折・脱臼・軟部組織損傷の3部に分け、身体の部位ごとに章立てされているので、目次を索引のように使って治療法などの確認を行うこともできる。スポーツ現場や医療現場での活躍を目指す学生はもちろん、現場の友としても頼もしい書と言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医歯薬出版

(掲載日:2013-02-10)

タグ:運動器 
カテゴリ スポーツ医学
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M-Test 経絡と動きでつかむ症候へのアプローチ
向野 義人 松本 美由季 山下 なぎさ

 M-testとは、これまで「経絡テスト」と呼ばれていた東洋医学の考え方をベースとし、身体の動きに対してさまざまなテストを行い、動作の異常を評価し、治療に活用するものである。侵襲なく評価できる方法であり、今後の活用が期待されている。本書では、広く臨床現場において、診断・治療の手段の1つとしてM-Test(経路テスト)を取り入れてもらえるようにというコンセプトが伺える。
 東洋医学に触れるのは初めてという人向けの項目から、知識を踏まえての実践手順はもちろん、すでに活用している人にとっても興味を惹かれるだろうここ最近のトピックまで網羅されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医学書院

(掲載日:2013-02-10)

タグ:Mテスト 経絡テスト 
カテゴリ 東洋医学
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低予算でもなぜ強い? 湘南ベルマーレと日本サッカーの現在地
戸塚 啓

 日本のスポーツチームは、大企業にバックについてもらうか、それ以外は低予算でやりくりせねばならないとよく言われる。Jリーグ参加6年目にメインスポンサーが撤退、市民チームとなった湘南ベルマーレは後者だが、「今ある予算で何ができるか」という考え方はしていない。それを、J1昇格を決めた2014年前後に限らず、市民チームとなってからの約15年にわたって追ったのが本書だ。チームの会長、社長、監督、テクニカルディレクター、営業本部長、事業部長は、プロとして地域に何を与えられるかを出発点に湘南らしいサッカーを貫き、それを可能にするべく市場を広げてきた。低予算だからこそ甘えずに理念を極めた結果、成績もついてきつつあるのがわかる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:光文社

(掲載日:2016-03-10)

タグ:サッカー マネジメント 経営 
カテゴリ その他
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残念なメダリスト チャンピオンに学ぶ人生勝利学・失敗学
山口 香

 著者は13歳で柔道全日本体重別選手権を制し、ソウルオリンピックでは銅メダルに輝いた。引退から25年以上経ってもそう紹介される立場ならではの、アスリートのあるべき姿、日本の社会におけるスポーツの価値論を展開する。
 著者は「技能練習を重ねても人間教育にはつながらない」という柔道の祖・嘉納治五郎氏の言葉を引く。確かに、競技外でも素晴らしい人はいるが、勉強や私生活はいまひとつの「残念なメダリスト」も少なくない。メダリストが社会から尊敬され、スポーツの価値を高めるためには、選手自身の取り組みも重要ながら、家族や指導者、マスコミなどの接し方も大きいと著者は言う。スポーツに関わる一人としての言動を改めて考えさせられる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:中央公論新社

(掲載日:2016-03-10)

タグ:スポーツ 
カテゴリ 人生
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感じる力でからだが変わる 新しい姿勢のルール
メアリー・ボンド 椎名 亜希子

 従来のアライメントに留まらず、感覚とも関連づけた新しいルール(定義)に基づく身体の取扱説明書である。著者も訳者もロルフィングを学んでいるが、筋膜へのアプローチ理論を並べるのではなく、呼吸を始めとした自分自身で感じられるものをキーにエクササイズを紹介していく。
 エクササイズといっても腹筋を10回3セット、のようなものではなく、1人1人違う姿勢や動作の癖をまず意識させ、それを解消し安定させるべくじっくりと身体と向き合うものだ。ある人物の身体が変わっていく様を小説のようにして挟んでいるのも、イメージしやすい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:春秋社

(掲載日:2016-03-10)

タグ:姿勢 エクササイズ  
カテゴリ 運動実践
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京大の筋肉
森谷 敏夫

 研究で忙しいのにどうやってトレーニングを、と思いきや、筋肉を鍛えることは脳のトレーニングでもあると森谷氏は言う。本書の内容としては、高齢者に必要な運動や正しいダイエット、生活習慣についてが中心。豊富なデータをもとにわかりやすく解説が進み、講演や学生向けの講義に出席したような感覚を味わえる。最終章では季節に合わせたエクササイズも紹介している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ディジタルアーカイブズ

(掲載日:2016-04-10)

タグ:トレーニング 筋肉 
カテゴリ スポーツ医科学
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35歳からのカラダルールBOOK
谷本 道哉

 運動、食事、生活習慣の3つのカテゴリーに分け、Q&A方式で身体に関する正しい知識を紹介していく。35歳からの、と銘打っているのは身体に変化が起きそれを自覚しやすい時期なのに加えて、無理のない方法に着目してほしいというのもあるだろう。
 運動編では「10回オールアウト」や、長時間のデスクワーク中30分に一度は立ち上がるか、クッションを使う、といったことが勧められている。
 回答役の谷本氏も、若い頃の重さにこだわった筋トレを反省しているという。だが、無理のない新しいルールを実戦すればこれからを健やかに過ごせることがわかる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2016-04-10)

タグ:トレーニング 食事 
カテゴリ トレーニング
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なぜテニスは練習しても上手くならないのか
児玉 光雄

 練習しなくても上手くなる、わけではない。練習は必要だが戦略を持ち、取捨選択していくべきだと著者は言う。潜在能力の発揮をキーに、そのために必要な要素を技術面、メンタル面ともに細かく分け、その1つ1つのメカニズムと実戦方法を丁寧に解説していく。
 ショット成功の可否を決めるのはインパクト(ラケットがボールに当たる瞬間)であり、自身の身体とスイングに合ったコントロールを身につけるにはどうしたらよいか。
 また、ゲームでは相手にうまくインパクトさせない駆け引きについて、鹿屋体育大にてテニス指導とともに長くスポーツ心理学を研究してきた著者が導く。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2016-04-10)

タグ:テニス 上達 
カテゴリ 運動実践
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表現スポーツのコンディショニング 新体操・フィギュアスケート・バレエ編
有吉 与志恵 秋山 エリカ

 1人1人の状況や目標に合わせてどう指導していくか。ときには負担の掛かるポーズやパフォーマンスを許容せねばならないかもしれない。新体操やフィギュアスケートといった表現スポーツではとくにそういった葛藤が大きい。ならば、ケガが起きにくいよう、元の身体をコンディショニングしていこうとまとめられたのが本書である。
 姿勢をモニタリングし、課題があればリセットを行った上でアクティブコンディショニングを行う。これは技術向上にもつながる。見本写真も新体操選手が行っているのでイメージしやすい。痛みのない状態で練習や試合に臨めるように、という著者らの願いが伝わってくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2016-04-10)

タグ:コンディショニング 新体操 フィギュアスケート バレエ 
カテゴリ 運動実践
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50歳からはじめる ヨガ&ピラティスの教科書
中村 尚人

 50歳からはじめると銘打たれているが、年代問わずヨガやピラティスをこれからやってみたい人向けの構成。
 こころにフォーカスする「ヨガ」、身体の状態に目を向ける「ピラティス」を組み合わせて、日々のストレスや疲れを改善しようというものだ。基本の動きと不調の症状ごとのエクササイズとが、シンプルなステップで解説されている。
 日々の体調維持にぜひ取り入れたいと思える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:滋慶出版 土屋書店

(掲載日:2013-04-10)

タグ:ヨガ ピラティス 
カテゴリ 運動実践
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女子の〈底力〉の引き出し方 金メダル監督の最強人材育成メソッド
吉井 妙子

 サッカーの佐々木則夫氏、ソフトボールの斎藤春香氏、マラソンの小出義雄氏ら知る人ぞ知る指導者が実践している、女子選手を指導するコツをひもとく。と言っても、結果を残した際のチームの様子の紹介は、選手の声がメインだ。その分、指導者の独りよがりでないチーム像が浮かび上がる。
 また、各指導者らが話す「このときはこうした」「選手たちとはこう向き合った」というエピソードは、どれも目の前の状況や選手の特徴を見極めて選択したと感じられるものばかりだ。つまり本書は、女子選手の扱い方を指南するものではなく、女性はこうだという決め付けや女性の考えはわからないという意識を取り払う「気付き」を促すものと言える。その気付きとともに指導にあたれば、タイトルにもあるように、選手が自主的に力を発揮しだすだろう。
 指導に悩んだときはもちろん、新しくチームや選手の指導を始める際にも読みたい一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:フォレスト出版

(掲載日:2013-04-10)

タグ:女性 指導 
カテゴリ 指導
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最先端泳法『フラットスイム』でクロ-ルがきれいに速く泳げる!
高橋 雄介

 指導経験を多く持つ著者が、研究を重ねて辿り着いた泳法を紹介する。2ステップからなり、まずは呼吸のコツなど初心者がぶつかりがちな課題の対策を丁寧に解説していくことによって「きれいな」泳ぎ方を習得させる。それから、「速く」泳ぐためのテクニックやトレーニングにつなげている。
 写真や図が多用され、「お手本」を見せたい際も参考になる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2013-04-10)

タグ:水泳 クロール 
カテゴリ 運動実践
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自転車競技のためのフィロソフィー
柿木 克之

 化学分野の研究開発を行ってきた著者が、その手法を用いて運動生理学の研究を自転車のトレーニングにどのように生かしたかをまとめた。まず自転車競技における「強さ」を定義し、代謝の基礎知識に触れた上で、パワーメーターを用いたトレーニングの有効性を導き出す。そしてトレーニング計画など具体的な内容に入っていく。
 自転車競技に取り組み人にとって示唆に富む1冊であるとともに、効率がよく、効果は最大限なトレーニングの組み立て方を学ぶことができる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2013-04-10)

タグ:自転車 
カテゴリ スポーツ医科学
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センターバック専門講座
秋田 豊 田中 滋

 ゴールキーパー、ストライカーに続く専門講座シリーズ。秋田豊氏が豊富な経験をもとに、このポジションに求められる技術と心構えを明快に語る。
 まず、土台となるスキルとして「ヘディング」を挙げ、1章を用いて正しく強いヘディングを習得するコツを紹介。そして2章で1対1、3章で組織的守備について、具体的な状況を例に出しながら説く。それを読むと、フィールドでは相手フォワードとの駆け引きが常にあることがわかる。優位に立つのは強みを発揮できた側だ。秋田氏は自身の強みを「ヘディング」と言い切る。それを可能にするだけの積み重ねが自信となり、駆け引きを有利に進めるのだろう。
 強みを持つ重要性はセンターバックやサッカーに限らず参考になると言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2013-05-10)

タグ:サッカー 
カテゴリ 運動実践
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ランニング障害改善BOOK 走りながら痛みを改善する新メソッド
鈴木 清和

 ランニング中に起こる痛みの部位や症状から、走り方の悪い癖を突き止め、その改善方法を実践できるようにまとめられている。
 セルフコンディショニングをサポートするメソッドではあるが、巻末にはセルフカルテの書き方についても触れており、指導者や治療家がランナーの日々の様子を共有するヒントも含まれているのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2013-05-10)

タグ:ランニング障害 
カテゴリ 身体
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骨盤おこしエクササイズ
中村 考宏

 骨盤に焦点を当て、日常の不調やパフォーマンスの改善を狙った一冊だ。
 まず自分の股関節の位置の確認から入っていく構成は運動の苦手な人もスムーズに取り組めそうだ。骨盤を正しい位置に置き、それを保つには身体全体のバランスがポイントとなることがわかる。上級者向けとして著者が取り入れている「割」メソッドも紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:カンゼン

(掲載日:2013-05-10)

タグ:骨盤おこし コンディショニング 
カテゴリ 運動実践
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運動の「できる子」にする! 12歳までに取り組みたい89のトレ-ニング
立花 龍司

 89という数は「ヤキュウ」をイメージしている。野球少年だった著者は高校2年時に故障という苦い経験を味わったことから、大きな可能性を秘めるゴールデンエイジの子どもたちが同じ思いをしなくて済むようなトレーニングをまとめた。
 メインとなるのはパワー伝達時に重要な役割を果たす股関節、体幹、肩甲骨、そして肩のインターマッスル、指力&握力、母指球の6部位。これらをしっかり焦らず強化しておけば、野球だけでなくさまざまなスポーツを習得していけるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2013-05-10)

タグ:野球 
カテゴリ トレーニング
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破壊力が格段に上がるハードパンチャー育成メソッド 映像編
尾下 正伸

 元プロボクサーの尾下氏が、単に「強いパンチ」ではなく女性や子どもを含め誰でも可能な強いパンチの打ち方をまとめた。
 スポーツ選手以外の人は、パンチというとどうしても腕を意識しがちになるが、全体を連動させる身体の使い方から始まり、具体的なストレートなどの打ち方に入っていく。悪い例の写真も載せてあり、未経験の人でもポイントを意識しながら習得できそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2013-06-10)

タグ:ボクシング パンチ  
カテゴリ 運動実践
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サッカー名監督超一流の思考
児玉 光雄

 著者は臨床スポーツ心理学者で、スポーツ選手・指導者の「言葉」についての著書も多くある。本書は、サッカー日本代表を率いるザッケローニ氏とヨーロッパで活躍する4名の名監督の言葉から、彼らの成功の秘訣を探り、スポーツ現場はもちろんチームマネジメントにも広く応用しようという一冊だ。
 右ページに言葉、左ページに解説というわかりやすい構成となっていて、これからの時代に求められるリーダー像が浮かび上がってくる。即ち、メンバーの自発性を損なわず、かつリーダーとしてすべきことは行う。
 一見難しそうだが、同時にリーダーシップは誰でも習得可能な「スキル」であることも伝わってくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2013-06-10)

タグ:監督 サッカー 
カテゴリ 指導
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ランニング障害のリハビリテーションとリコンディショニング リスクマネジメントに基づいたアプローチ
増田 雄一

 スポーツにおいて欠かせないランニング動作のバイオメカニクス、下肢を中心とした動作に関わる部位の構造などの基本情報がコンパクトにまとめられている。それを踏まえて障害ごとに列挙された発生メカニズムと診断、治療方法の流れは即現場で活用できるものだ。
 また、リコンディショニングについても具体的に言及され、さらには予防についてもページが割かれており、メディカルスタッフに求められる知識が文字通り1冊に詰め込まれていると言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文光堂

(掲載日:2013-06-10)

タグ:リハビリテーション ランニング障害 
カテゴリ スポーツ医学
CiNii Booksで検索:ランニング障害のリハビリテーションとリコンディショニング リスクマネジメントに基づいたアプローチ
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ベアフットランニング ステップバイステップ
ケン ボブサクストン 吉野 剛

 ケン・ボブ氏はベアフット、つまり裸足でのランニングの第一人者で、自らも実践している。同氏は痛みのない、人間本来の走り方としてベアフットに行き着いた。
 ほとんどの人はシューズを履いて走ってきたことを考慮して、裸足でも自然な走りになるようなポイントが解説され、何よりゆっくり取り組むよう繰り返し言っている。体験記も多くまじえられ、試してみようかという気持ちがわいてくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2013-06-10)

タグ:ベアフット ランニング 
カテゴリ 運動実践
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女性アスリート専用トレーニング
籏智 健

 女性の身体的特徴と機能、それによって起こりやすいケガや月経異常などの障害をわかりやすくまとめた上で、正しいトレーニング方法を網羅している。女子チームに多く関わる機会のあった著者ならではの、ケガや障害予防のための一冊だ。
 写真のモデルを全て女性アスリートが務めているので、正しい姿勢ややり方が一目でわかりやすいのもよい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2013-07-10)

タグ:女性 トレーニング 
カテゴリ トレーニング
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「育て」の流儀 選手を導くすべての指導者へ
乾 眞寛

 福岡大サッカー部監督を長く務める著者の、読み応えのある指導者論。
 本書によると、まず指導者としてのあり方を明確にすることの重要さがわかる。乾氏は「チームを日本一にする」「世界で活躍する選手を育てる」という目標を掲げ、どうしたらそれができるかとポジティブに考えていった。達成に向けて周囲に常に気を配っているからこそ、選手が成長のきっかけをつかむタイミングを逃さず、背中を押すことが可能になる。また、失敗も含めて学べる場である大学という環境を最大限に活かしているのも印象的だ。
 永井謙佑などスター選手とのエピソードも多く紹介されているが、種目やカテゴリー、レベルを問わずどんな選手を指導する際にも参考になるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2013-07-10)

タグ:サッカー 
カテゴリ 指導
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全解剖 体を動かす「骨と筋肉」のしくみ 知ればスポーツがうまくなる!
山口 典孝

 豊富なイラストで身体のしくみの基本が理解できる。1章で、野球などよく目にする種目においてよく使う筋肉などを解説し、2章では逆上がりやマット運動を行う際のコツ、身体がどのように使われているかをレクチャーする。3章では筋線維の働きやATP、トレーニングの原理・原則、成長曲線についても触れられており、子ども向けと侮れない。
 スポーツを科学的にとらえるための入門書と言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:誠文堂新光社

(掲載日:2013-07-10)

タグ:解剖 筋 骨 
カテゴリ スポーツ医科学
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サルコペニアを知る・測る・学ぶ・克服する
安部 孝 真田 樹義 尾崎 隼朗

 サルコペニアとは、「加齢に伴って無意識のうちに起こる筋量の減少」だという。同様に筋力・筋パワーの低下はディナペニアと呼ばれる。それらの予防と改善のために、詳しい定義やメカニズムの理解を促し、測定と対策の実践を図る。
 運動習慣が定着していないことによる活動量の低下は、生活習慣病や転倒の危険性も高める。高齢化が進む社会において、トレーニング指導者が目を向けるべき領域と言えよう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2013-07-10)

タグ:サルコペニア 筋  
カテゴリ スポーツ医科学
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コアトレベーシックブック
有吉 与志恵

『スタートブック』に続く本書では、寝る・姿勢・座る・立つ・歩くを基本の五項目としてまとめた。トレーニングといっても鍛えるというより健やかな状態に整えることを掲げ、まず肩こりなどの日々の不調の原因を丁寧に解説した上で、トレーニング内容を紹介している。
 普段運動しない人にいかにエクササイズに興味を持ってもらい、続けてもらうかの参考になるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:学研パブリッシング

(掲載日:2013-08-10)

タグ:コア トレーニング 姿勢 
カテゴリ トレーニング
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ピラーティスアナトミィ
ラエル・イサコウィッツ カレン・クリッピンジャー 中村 尚人 東出 顕子

 ピラティスの基本原則から上級レベルのエクササイズまで網羅されている。また、アライメントや関節、筋肉の動きの基礎についてもわかりやすくまとめられているので、ピラティスに限らず身体の動きの学習や復習に役立ちそうだ。
 各エクササイズの紹介では、さまざまな姿勢をとった場合の身体内部の様子が解剖学的なイラストで示されおり、エクササイズが目的に合っているかや正しく行えているかを一目で確認できる。難易度の下げ方やバリエーションにも触れられており、行う人に合わせたプログラムを組む際の参考になる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ガイアブックス

(掲載日:2013-08-10)

タグ:解剖 ピラティス 
カテゴリ スポーツ医科学
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リカバリー アスリートの疲労回復のために
SAGE ROUNTREE 山本 利春 太田 千尋 笠原 政志 Aviva L.E. Smith Ueno

 リカバリーに関するさまざまな知見をまとめた、ありそうでなかった一冊だ。リカバリーの効果は定量的に測定することはできないが、だからこそ個人個人がその意義を理解し、自身の心身の状態を確認することを促す。そのために、アクティブリカバリーやマッサージなどの方法はもちろん、睡眠や栄養摂取、日常におけるストレスを解消するコツにも触れられている。
 スポーツ活動において、疲労回復がいかに重要かが伝わってくる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2013-08-10)

タグ:疲労 リカバリー 回復 
カテゴリ スポーツ医科学
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サッカー解体新書
ドナルド T. カーケンドール 大澤 真

 著者はFIFA医学評価研究センターの一員。訳者は浦和レッズでトレーナーを務める大澤氏である。
 本書ではサッカー選手の動きや求められるフィジカル要素、注意すべき傷害をコンパクトに解説した上で、FIFAの推奨するウォーミングアップ・トレーニングを詳しく紹介している。各トレーニングにおいて動員される筋がわかりやすくイラスト化されている。また、その筋がサッカーにおけるどんなプレーで必要になってくるのかにも言及されており、サッカーに関わるトレーニング指導者には必携と言える。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2013-08-10)

タグ:サッカー トレーニング 
カテゴリ スポーツ医科学
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ROMナビ 動画で学ぶ関節可動域測定法
青木 主税 根本 悟子 大熊 敦子

 ROMの測定はリハビリを始め医療関連の現場で欠かせないが、どんな対象にも正しく実施する感覚はなかなかつかみにくい。それを190分に渡るDVDで繰り返し学ぼうというものだ。
 この第2版では片麻痺患者への測定法が追加収録された。書籍には実施時の留意点やチェックポイントがコンパクトにまとめられており、基本軸・移動軸・参考可動域角度も色分けされている。一目でわかりやすいテキストと言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ラウンドフラット

(掲載日:2013-09-10)

タグ:関節可動域 ROM 測定 
カテゴリ スポーツ医科学
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プロの技術が身につく!テ-ピングバイブル
野田 哲由 岡田 隆

 テーピングはスポーツ現場においてもっともポピュラーなコンディショニングと言える。だが、正しく巻くのは難しい。本書ではコツを5つにまとめ、それをチェックポイントとして身体の各部位へのテーピング方法を解説している。豊富な写真はもちろん、骨・筋肉・靱帯を透過イラストで示すことで選手ひとりひとりの特徴に合わせて巻くことが可能だ。
「内反捻挫の再発予防」「手首を反らすと痛い」といったように目的・症状ごとにどんなテーピングをすべきか辿ることができ、基本的な用具の紹介もされているので、専門教育は受けていないものの学校や地域などでスポーツチームに関わることになった人に勧めたい。また、トレーナーが練習に毎回は参加できない場合、チームスタッフに読んでおいてもらうのもよさそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:高橋書店

(掲載日:2013-09-10)

タグ:テーピング 
カテゴリ アスレティックトレーニング
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スポーツ・コーチング学 指導理念からフィジカルトレーニングまで
レイナー・マートン 大森 俊夫 山田 茂

 著者は米国スポーツ教育プログラムの創設者。まず本書のボリュームにスポーツ・コーチングの奥深さと、コーチとはいかに多岐に渡る知識が必要かを改めて知らされる。
 本書後半ではトレーニングやリスクマネジメントの知識がまとめられているが、やはり本書の特徴は指導理念や選手とのコミュニケーションに触れた前半だろう。練習をサボった主力選手を試合で起用すべきか、といった現場でよく起こるエピソードばかりだ。悩みにぶつかったとき、指導者は本書を手にとってみてはどうだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:西村書店

(掲載日:2013-09-10)

タグ:コーチング 
カテゴリ 指導
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障害者の体力評価ガイドライン 脳血管障害・脊髄損傷
日本リハビリテーション医学会障害者の体力評価ガイドライン策定委員会

 障害を持つ人が運動を行う際、安全管理はとくに重要で、そのためには状態の把握が欠かせない。だが、傷害者の体力を評価する指針がこれまでなかったことから、議論を重ね、本ガイドラインがまとめられるに至った。そもそも「体力とは」まで立ち返り、各要素の評価法を紹介している。後半ではリハビリの現場で割合の多い脊髄損傷者と脳血管障害者の体力評価について、Q&A方式で解説している。
 運動を取り入れる際に抱きがちなためらいを取り払う一助となるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:金原出版

(掲載日:2013-09-10)

タグ:体力評価 障害者 
カテゴリ その他
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運動と健康
臼井 永男

 放送大学テキストということで、ヒトの身体のしくみからトレーニング理論、そして健康スポーツについてがコンパクトに凝縮されている。前半では二足歩行であることに着目して運動器・神経系、循環系の構造をひも解き、中盤では巧みさ・ねばり強さ・力強さを伸ばすトレーニングについて記載されている。そして子どもの発達過程から加齢による体力低下までと、障がい者スポーツにも触れ、まさに一冊で運動と健康の概要を学べる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:放送大学教育振興会

(掲載日:2013-10-10)

タグ:健康 運動 
カテゴリ スポーツ医科学
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運動しても自己流が一番危ない 正しい「抗ロコモ」習慣のすすめ
曽我 武史

 トップスポーツの現場で豊富な経験を積んできた著者が、これからの社会においてはロコモティブシンドローム(通称ロコモ)予防が不可欠だと説く。
 ロコモ予備軍の特徴として、運動習慣はあるが自己流だったり、自分の年齢ならまだ関係ないと思っている場合が多いという。それらの誤解を解くためチェックポイントを提示し、各項目に当てはまる人の身体はどんな状態かを丁寧に解説している。その上で、後半では呼吸法や姿勢を整えるエクササイズに触れる。電車で1駅でも座ってしまうか、水溜りを跨ぐか横に避けるかといった日常の動作から身体の状態と必要なエクササイズをつなげていく理論が整理されていて、読者自身の理解はもちろん、他人にロコモ予防について説明する際にも大いに参考になるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2013-10-10)

タグ:運動 
カテゴリ 運動実践
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東大フカシロ式 賢い脳をつくるスポーツ子育て術
深代 千之

 子どもがスポーツを通じて得られる「脳力」をわかりやすくまとめた。まず1章では身体の基礎「脳」力を引き出すワークとして、おしり歩きやバランス崩しなどを紹介している。バイオメカニクスの第一人者である著者ならではの内容だ。2章以降のメンタルやコミュニケーションの「脳」力についても、スポーツ科学に基づいた簡潔な解説がなされている。
 保護者向けに書かれてはいるが、子どもが悩んでいるときの対応を始め、口だけでなく一緒に努力・克服していく重要さは子どもとスポーツに関わる大人全てに共通する。気づきの多い一冊と言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:誠文堂新光社

(掲載日:2013-10-10)

タグ:子育て 発育発達 教育 
カテゴリ 運動実践
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五十肩はこう治す! 知るだけで治りがよくなる「体のスイッチ」
高林 孝光

 いわゆる「五十肩」を抱える人は多い。治療がうまくいかず、本当に治るのか不安を抱えている人に、まず五十肩とはどういう症状なのか、何が原因かを解説していく。そして生活習慣を見直し、ベースとなる筋力を鍛え、症状ごとに関係する部位にアプローチする方向へと導く。専門用語や治療の流れがシンプルに説明されており、患者とのコミュニケーションを深めるのに役立ちそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:自由国民社

(掲載日:2013-11-10)

タグ:五十肩 
カテゴリ 身体
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スポーツ・インテリジェンス オリンピックの勝敗は情報戦で決まる
和久 貴洋

 国立スポーツ科学センターに情報戦略部門が設置されて以来、情報戦略分野において活躍してきた和久氏が、これまでの活動内容や展望をまとめた興味深い一冊だ。
 イギリスやオーストラリアを始めとした世界各国の取り組みはもちろん、日本の「マルチサポート・ハウス」についても、設置に至るまでの経緯が裏方のスタッフ視点で紹介されている。これらから言えるのは、現代のトップスポーツは選手発掘やスポーツ医・科学サポート、情報分析など総力戦であるということだ。総合的な強化を行うには時にイノベーションが必要になるが、過去の例をみてもオリンピックの自国開催は大きなチャンスだという。
 もちろんオリンピックなどのトップレベルに限った話ではなく、インフォメーション(生情報やデータ)とインテリジェンス(分析・評価された知識)の違いや扱い方のわかりやすい解説は、勝利に向けた戦略を立てる上で大いに参考になる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:NHK出版

(掲載日:2013-11-10)

タグ:情報 
カテゴリ その他
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「東洋の魔女」論
新 雅史

 産業社会学を専攻する著者ならではの視点で、「東洋の魔女」と呼ばれた日紡貝塚女子バレーボールチームが再分析されている。
 レクリエーションとして始まったバレーボールが、繊維業界の変遷や東京オリンピック開催、テレビの普及といったさまざまな要素を経て「東洋の魔女」という必然を生んだ。国中に切望された金メダルを獲ることこそが魔法を解く鍵、つまり一女性としての出発であったというのは、彼女らをバレーボール選手として捉えるだけでは見えてこないもので、新鮮だ。
 それから時代は大きく変わったが、アスリートであると同時に学生・社会人でもあり、場合によっては母や妻でもある「女子選手」がどうバランスを取るべきかは、現代にも共通するトピックではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:イースト・プレス

(掲載日:2013-11-10)

タグ:バレーボール 東洋の魔女 
カテゴリ スポーツ社会学
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健康・スポーツ科学のためのRによる統計解析入門
出村 愼一 山次 俊介 高橋 信二 鈴木 宏哉

 統計ソフトのSPSS、Excelに続き、Rを用いた統計解析の入門書シリーズだ。Rは前者2つより柔軟性が高いが、その分使いこなしきれないのではと思われるかもしれない。それを解消するべく、スクリーンショットを多用しインストールから基本操作、差の分析・関連の分析・検出力について解説している。エクセルとの併用、Rコマンダーの活用にも触れられ、データを扱う際には頼もしい助けになるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:杏林書院

(掲載日:2013-12-10)

タグ:統計 
カテゴリ スポーツ医科学
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歩くだけで若返る! プールウォーク超入門
高橋 雄介

 プールでのトレーニングやリカバリーは、トップスポーツに限らず一般スポーツ愛好者にも浸透してきている。屋内プールも身近にあるものの、実際に行ってみて、何をどうすればよいのかで詰まってしまう人も多いのではないだろうか。そんな初心者のための一冊だ。
 水中だとどんな効果があるかをわかりやすく紹介した上で、ウォーキングから、チューブなどを使ったエクササイズまで強度別に解説。どの筋肉に効いているかや正しい姿勢が一目でわかるようになっている。
 自分でトレーニングを行う人はもちろん、チームのコンディショニングに取り入れてみようというときにも参考になる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2013-12-10)

タグ:水中運動 
カテゴリ 運動実践
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レアルマドリード モウリーニョの戦術分析
アタナシアス テルジス 小澤 一郎

 グアルディオラ率いるFCバルセロナの戦術分析を行った前著に続く、トップチームの戦術の解剖本だ。オフェンス編とディフェンス編に分かれ、どちらも大ボリュームとなっている。
 1シーズン分をビデオ分析することによって、実際に相手選手のいる状態で行ったプレーを、流れとして解説しているだけでも貴重なものだ。ビルドアップ、サイドチェンジ、トランジション、セットプレーと内容も多岐にわたる。
 それを取り入れるにはどうすべきかを意識した視点で書かれているのが、指導者でもある著者ならではだろう。辞書的な活用ができそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2013-12-10)

タグ:サッカー 戦術 
カテゴリ 指導
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スポーツにおける真の勝利 暴力に頼らない指導
菅原 哲朗 望月 浩一郎

 スポーツ指導からいかに暴力を排するか。座談会・論文・インタビュー・アンケートとさまざまな形式、また指導者育成やスポーツの歴史などさまざまなアプローチからこのテーマに真摯に向き合った。編集に携わった多くは弁護士だが、現場の声も聞き、現状暴力が存在するなら状況を変えるために力を合わせていこうという姿勢が感じられる。
 トップレベルで活躍し、現在は指導の立場にあるヨーコ・ゼッターランド氏や米倉加奈子氏の現役時代のエピソードはとくに生々しいものだが、暴力が何も成果を生まないことが改めて理解できる。「こうしたら暴力はなくなる」という結論は安易には出ないが、スポーツに関わる人間として考え続けなければならないと思わせる一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:エイデル研究所

(掲載日:2013-12-10)

タグ:指導 暴力 
カテゴリ 指導
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高校野球 神奈川を戦う監督たち
大利 実

 2013年春に発売されたものだが、1シーズン限りの観戦ガイドではなく、読み応えがある。中学軟式野球、高校野球の現場に足しげく通う筆者ならではのノンフィクションだ。
 慶應義塾などの伝統校、2009年に甲子園初出場を果たした横浜隼人、打倒私立を掲げる県立高校の監督たちが、いかにそれぞれのチームカラーをつくりあげているかに迫る。神奈川県予選でぶつかることも多く、勝負を分けたプレーについても聞いている。最終的に、横浜高という王者をいかに倒すかを皆考えながら切磋琢磨しているのがわかる。
 1校しか甲子園に行けず、ライバルも多数いる中でのチームづくり、そしてライバルチームの指導者とどのような関係を築いているかは非常に興味深いものだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2014-01-10)

タグ:野球 監督 
カテゴリ スポーツライティング
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ダイエットと体の痛みに“本当に”効く60の言葉
筒井 廣明 本多 奈美

 2004年に開設した「りとるジム」にて、一般のスポーツ愛好者はもちろん普段運動の習慣のない人にも指導を行ってきた本多氏。肥満や腰痛といった不調や痛みを改善していくには、まず流行に流されてはならないと説く。同様に間違ったフォームや分量でエクササイズを頑張ることもやめ、姿勢の改善からスタート。最終章でようやく、身体を柔らかくするストレッチや運動の方法を紹介しているが、それもシンプルなものだ。
 日ごろからトレーニングや運動指導に関わっている人からすれば当たり前の記述ばかりかもしれないが、指導を受ける側はそれすら知らないことも多い。それをどのように納得してもらうか、いかに正しいフォームで運動に取り組んでもらうかがとてもわかりやすくまとめられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:アスキー・メディアワークス

(掲載日:2014-01-10)

タグ:運動指導 ダイエット 
カテゴリ 運動実践
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骨盤・股関節・鼠径部のスポーツ疾患治療の科学的基礎
福林 徹 蒲田 和芳 永野 康治 山内 弘喜 吉田 昌弘 鈴川 仁人

 SPTS(Sportsphysicaltherapyseminarseries)シリーズの第8巻。勉強会の内容をまとめたもので、本書では近年スポーツ疾患として注目される骨盤・股関節・鼠径部にフォーカスを当てている。
 グローバルスタンダードを身につけられるよう、執筆時最新の文献をもとに知見がコンパクトに整理されている。
 さらに最終章では臨床現場においてどのような評価・治療が行われているかも紹介され、判断の助けとなる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2014-02-10)

タグ:骨盤 股関節 鼠径部 
カテゴリ スポーツ医科学
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運動の指導~6つの“なぜ”に迫る
宮下 充正


 長年スポーツ科学、大学教育に関わってきた著者。運動のしくみや、どうしたらトレーニング効果が出るかなどを解明してきたが、なおも「なぜ」と問い続ける。
 分子生物学などの発達によって新しい知見が絶えず明らかになっているからというのはもちろん、問い続けること自体が運動指導者を成長させるからだ。
 本書では「肥満すると、なぜ痩せようとするのか」を始めとした、身近なようで新鮮な切り口の「なぜ」を豊富なデータを用いて語っている。その姿勢を見習いたくなる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:杏林書院

(掲載日:2014-02-10)

タグ:指導 
カテゴリ スポーツ医科学
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フィギュアスケートはじめました
佐倉 美穂 柳田 貴志 みづき 水脈

「はじめました」シリーズの最新版は、ソチオリンピックでも注目のフィギュアスケート。運動習慣のなかったライターの佐倉氏が実際にスケート教室に飛び込んだ体験記なので、とても具体的な紹介になっている。
 前半は服装や靴の選び方から、初級教室ではどんなメニューを行うのかや周りの人たちの年齢層などまで、始める前に抱きがちな疑問・不安を取り除くレポートとなっている。そして後半は、初級教室から中級教室に進み、バッジテストを受ける猛特訓の記録だ。はじめたばかりでも、「同じ教室の人たちのように滑りたい」「バッジを取りたい」といった目標を設定することが、練習を継続するのに重要だと伝わってくる。「運動神経よりもコツ」というフレーズが印象に残った。運動が特別に得意ではないという人たちがどのような言葉だと動きを理解しやすいか、共感しやすいかという点でも参考になるのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:誠文堂新光社

(掲載日:2014-02-10)

タグ:フィギュアスケート 
カテゴリ 運動実践
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腰痛改善BOOK
矢野 啓介 奥川 洋二

「ランニング障害改善BOOK」に次ぐ改善シリーズ。一口に腰痛と言ってもさまざまな種類があるが、腰を反らすと痛い、前に屈むと痛いなど「どう動くと痛いか」で4つに分類。その痛みを引き起こす身体のゆがみと日常生活のクセをつきとめた上で、日常習慣の改善および筋のバランスを正常に導く関節ストレッチ&トレーニングを紹介している。
 身体1つで行えるものが多く、セルフコンディショニングとして紹介しやすい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2014-02-10)

タグ:腰痛  
カテゴリ 身体
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メディカルストレッチング 筋学からみた関節疾患の運動療法
丹羽 滋郎 高柳 富士丸

 スポーツ選手と、高齢者や疾患のある人の身体は、一見正反対かもしれない。だが、筋の緊張をゆるめることで可動域が広がるのは同様である。よってスポーツ選手への徒手をより広く応用したものを「メディカルストレッチング」としてまとめたのが本書だ。
 2008年の初版から臨床例も追記されている。重要語句が赤文字で記載されており、知識の再整理にも最適だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:金原出版

(掲載日:2014-03-10)

タグ:ストレッチング 関節 
カテゴリ ストレッチング
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日本人のテニスは25歳過ぎから一番強くなる
坂井 利彰

 男子テニスと言えば錦織圭選手が浮かぶが、添田豪、伊藤竜馬選手もランキングトップ100入りを同時に果たした。100位以内への到達は松岡修造氏以来とのこと。著書は添田・伊藤選手のように21歳以上でトップ100入りした選手を「晩成型」と定義し、さまざまなデータを駆使しながら成功要因を分析した。錦織選手のような「早熟型」の選手相手には不利な点も併記した上で、じっくりと心身を鍛える選手育成を提言する。
 どの競技でも日本では早期育成の面で世界に遅れをとっていると言われがちだが、大学スポーツというフィールドを逆に生かそうというアイディアだ。著者自身が大学庭球部監督ということもあるかもしれないが、各国の育成システムとも比較されており説得力がある。
 何を目指し、どのように導いていくかを整理・発信することは、目標の現実化の後押しになると思わされる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2014-03-10)

タグ:テニス 育成 
カテゴリ 指導
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日本体育大学の底力
手束 仁

 近年は体育大学以外でもスポーツの強化に取り組んでいる大学が多い。その中で著者は、日本体育大学駅伝部の活躍に目を留めた。2012年の箱根駅伝では20校中19位だったのが、2013年には総合優勝。まさに「底力」と言える這い上がりぶりだった。
 だが駅伝だけでなく、体操や野球、バレーボールなど日本の伝統競技においても、「やはり日体」というような力が感じられる。それはなぜかと、各部の指導者だけでなく大学の理事長や学長にもインタビューして迫った。
 その結果、挨拶や絆といった精神的な要素も挙げられたが、「日体大生である」ということ自体が、それらを意識するきっかけになるようだ。何に取り組むにしても当たり前のことを積み重ねていくと底力になるのかもしれない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2014-03-10)

タグ:大学 教育 
カテゴリ その他
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どうぶつ体操 気持ちがよくて、楽しくて、おまけに痩せる
谷本 道哉

 まったく運動習慣のない人にとっては、エクササイズ指導者が伝える表現や感覚にもピンとこないかもしれない。
 そこで「伸びをする猫」など身近な動物にたとえてメニューを紹介していく。動いてみるという1つ目のハードルを越えたのち、立ち上がる・歩くなどの日常動作の改善、そしてウォーキングやランニング、筋力トレーニングへとステップアップ。
 メニューの強度や頻度だけでなく、発想の面でも相手に寄り添うヒントが詰まっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:マガジンハウス

(掲載日:2014-03-10)

タグ:体操 
カテゴリ 運動実践
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不屈の翼 カミカゼ葛西紀明のジャンプ人生
岡崎 敏

 著者は北海道出身。国内での葛西紀明選手の実力に対する評価の低さ、ひいては五輪時以外のジャンプ競技への注目度の低さを少しでも変えるべく、フィンランドなど海外にも足を伸ばして丹念な取材を行った。まとめられているのはソチ五輪の直前までだが、五輪で個人・団体ともメダルを獲得した葛西選手の活躍をまるで予言するかのようだ。往年のトップジャンパーとの戦いや交流の記録は、ジャンプ競技そのものの歴史の振り返りにもなっている。
 葛西選手は高校1年で札幌大会に初出場してから、ほぼ毎年W杯に出場。転戦しながら、毎年変わるルールやコーチの入れ替わり、各国のジャンプ台に対応しているという。その研究熱心さは、悔しさから来ている。現役期間が長いということは、それだけ不本意な大会や状況もあったということ。それを力に変える姿に圧倒される。
 また、北海道・下川町での少年時代のエピソードも豊富だ。最初は危険だと反対の声もあったそうだが、周囲の指導者たちが葛西選手の才能、そして誰よりも努力する姿を見て、「若いから」と高を括らず支援したことが、現在の葛西選手の土台となっているのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2014-04-10)

タグ:人生 スキージャンプ 
カテゴリ スポーツライティング
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下北沢成徳高校は、なぜ多くの日本代表選手を輩出できるのか
小川 良樹

 木村沙織選手選手ら多くの日本代表を輩出、全国大会常連でもあるチームの監督がノウハウを披露してくれるのかと思いきや、冒頭から「私は一度もタイトルのように感じたことはない」と言う文章が目に飛び込んでくる。その後も指導を始めた頃の失敗談が続く。
 そういった期間を経て、毎年練習が嫌になって辞めてしまう選手がいることなどから、「今いる選手たちに合ったやり方」を模索し始める。だが、監督就任から30年経った今でも「これだ」と言えるものはないそうだ。だから、「選手の邪魔をしない」ことを心がける。監督の理想のチームにしようとするのではなく、「いいチームってどんなチーム?」と選手に問い掛け、その答えを目指していく。それも指導者にとっては勇気のいることに違いないが、小川氏はそれを続けている。
 もちろんビジョンが何もないわけではない。自チームのスタイルを「パワーバレー」「うちの選手はバレーがうまくない」と称するが、それは選手が将来世界で戦うために高校時代に何が求められるか考えた結果だ。読み終えてみれば、下北沢成徳が高校バレーを引っ張っている理由が垣間見えた。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:洋泉社

(掲載日:2014-04-10)

タグ:バレーボール 
カテゴリ 指導
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ムーブメント ファンクショナルムーブメントシステム:動作のスクリーニング、アセスメント、修正ストラテジー
Gray Cook 中丸 宏二 小山 貴之 相澤 純也 新田 收

 Gray Cookの提唱するファンクショナルムーブメントスクリーン(FMS:痛みのない人対象)およびセレクティブ・ファンクショナルムーブメントアセスメント(SFMA:痛みのある人対象)。スポーツ現場ではよく聞かれるが、医療の現場でも積極的に取り入れられ、より多くの人のパフォーマンス向上・傷害予防につながることを願って本書がまとめられた。
 根拠となる理論に始まり、詳しいテスト手法が写真とともに網羅されている。さらに得られた動作を分析し、どのように修正につなげていくべきかも示されている。付録としてスコアシートなどもついており、実践につなげやすい構成だ。もちろんすでに取り入れているトレーニング指導者にとっても、テスト手法の再確認などに活用できるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2014-04-10)

タグ:ファンクショナルムーブメント 
カテゴリ スポーツ医科学
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“動き”のフィジカルトレーニング
中村 考宏

 著者は自身のケガや身体の不調の経験を踏まえ、筋トレで身体を固めるだけ、ストレッチで身体をやわらかくするだけでない“動き”のフィジカルトレーニングを提唱する。筋トレおよびストレッチ時には動きにくい股関節に着目した骨盤起こしを始め、拳づくり、趾握り込みなど多岐に渡るエクササイズを紹介。
 情報量は多いが、「素人の目」で状態を見極めることの重要性が繰り返されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:春秋社

(掲載日:2014-05-10)

タグ:トレーニング ストレッチング 
カテゴリ 運動実践
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運動支援の心理学 知覚・認知を活かす
樋口 貴広

 スポーツ指導やリハビリテーションといった運動制御において、知覚・認知機能がどのように貢献できるかを体系的にまとめた。
 心理学というとコミュニケーションやモチベーションを想像しがちだが、それは6章のうち1章に留まる。たとえば野球選手に「肘が下がっている」と指摘するだけではなかなか動作は改善しない。そういった場合のヒントが詰まっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:三輪書店

(掲載日:2014-05-10)

タグ:知覚 
カテゴリ スポーツ医科学
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からだの“おかしさ”を科学する すこやかな子どもへ6つの提案
野井 真吾

 新版発行に当たってデータを最新化、また高校生にも読めるよう表現を改めた。現場の教員や保護者たちの持つ違和感、たとえば「すぐ疲れたと言う子供たち」を受け、自律神経の不調や前頭葉の発達不全、貧血といった要因を科学的に探っていく。
 もちろん最終的には要因も改善方法もひとりひとり異なるが、現場と研究の力を合わせて、不調を抱える子どもに寄り添う役割の大きさを改めて考えさせられる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:かもがわ出版

(掲載日:2014-05-10)

タグ:子ども 
カテゴリ 身体
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自分で正しく巻けるスポーツテーピング
曽我 武史

 20年近くトップアスリートをサポートしてきた曽我氏が、応急処置やケガの再発予防として欠かせないテーピングを丁寧に解説している。
 1つの手順でも、重要なものや難しいものは反対側から見た図、正面から見た図など複数の写真を掲載。さらに、「この1本は強く」「剥がれにくいよう端を折って」といった、経験豊富な曽我氏ならではのコツも添えられた、わかりやすい入門書となっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2014-06-10)

タグ:テーピング 
カテゴリ アスレティックトレーニング
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マラソンは上半身が9割
細野 史晃

 専門家や競技経験者でない限り、マラソンと言えば走る、イコール下半身が重要と考えるだろう。筆者はその思い込みを取り除き、正しいフォームで走る「楽RUN」メソッドに導くべく筆を取った。
 ポイントとして「重心」と「姿勢」を挙げ、まずは物理学や解剖学などの側面から仕組みを解説。そして、それらを無意識に行えるようなトレーニングを、肩甲骨回しといった基礎から応用まで紹介している。
 走ることは、さまざまなスポーツ動作に通じるため、マラソンに限らず参考になる。また、感覚的なものをいかに伝え、修正していくかというアプローチの例としても活用できるのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2014-06-10)

タグ:マラソン 姿勢 
カテゴリ 運動実践
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僕らが部活で手に入れたもの
高畑 好秀

 トップ選手や指導者、さらには経営者など各分野の第一線で活躍する12人に、メンタルトレーナーの第一人者である高畑氏が「部活時代」をインタビュー。対話形式で読みやすく、横で一緒に話を聞いているような気分になる。
 内容は、それぞれ結果を残している人たちだけあり、文武両道ぶりはもちろん、逆境における取り組みや転機での判断、現在の職業にどのようにつなげているかなど、ハッとさせられる箇所が多い。部活、学生時代のスポーツ経験というのは何かしらを与えてくれるものだと再確認する。
 だが、高畑氏は最後に、思い出づくりのための部活ではなく、打ち込んだ結果として部活が思い出に残るのだとも言う。「部活」は「仕事」などにも置き換えられる。自分自身の振り返りにもなる一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2014-06-10)

タグ:部活動 
カテゴリ 人生
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ドラヴィエのコアトレーニングアナトミィ
フレデリック・ドラヴィエ マイケル・グンディル 安藤 誉 東出 顕子

 主要なトレーニングファクターを統合して理解し、具体的なプロトコルを組み立てることをコンセプトとした本書。まずは目標やトレーニング頻度、重量などの20の項目を確認し、根本に立ち返る。その上で、2章以降に記述されているエクササイズを選択し組み合わせていく。
 コアをターゲットとしたものだけで100種以上のエクササイズが網羅されているだけでなく、美術学校で5年・大学医学部で3年にわたって解剖学を学んだドラヴィエ氏のイラストが、動作や身体の状態の理解を深めるのに一役買っている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ガイアブックス

(掲載日:2014-06-10)

タグ:コア 
カテゴリ トレーニング
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応援する力
松岡 修造

 熱血応援のイメージが強い著者。選手として五輪に出場した際から各競技会場に足を運んでいた。そこまでするのは、海外での試合中声援に力をもらった経験、そして自分で自分を応援しようとしてもなかなかうまくいかないことを身をもって知っているからだ。
 ただ、本書は「自分がいかに応援しているか」ではなく、「応援することによっていかに力を与えられたか」に多くのページが割かれている。「応援」はスポーツに限ったものでなく、家族や同僚など身近な存在相手にも行える。ただ「頑張れ」と言うのではなく、状況やその人に合ったやり方を見極める、それが応援する力だ。
 応援は時に「苦言」と思える場合もある。それもポジティブに受けとめられる、「応援せずにはいられない人」であろうという著者のメッセージには、日々の取り組みを振り返らずにはいられない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:朝日新聞出版

(掲載日:2014-07-10)

タグ:応援 
カテゴリ その他
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新 スポーツ外傷・障害とリハビリテーション
魚住 廣信

 ベースは1987年に始まった雑誌連載。改訂を重ね、障害予防とリハビリテーションの入門書となるよう構成されている。
 冒頭に身体のつくりやRICEを始めとする基本処置、リハビリテーションの流れなどがわかりやすくまとめられている。続いて、足部や肩など身体を12カ所に分け、各部位の構造、起こりやすい外傷・障害、リハビリテーション方法を紹介。ケガが起こった後の対応だけでなく、予防のため暑熱環境時の対応などにも触れ、さらにリハビリの解説にはイラストが添えられケガの悪化や再受傷を防ぐ意図が見える。
 現場で起こりうる主な外傷・障害について網羅されており、これから勉強を始める人や復習の際に最適な一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2014-07-10)

タグ:リハビリテーション ケガ 外傷 障害 
カテゴリ スポーツ医科学
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女性のためのランニング学
ジェイソン・R・カープ キャロリン・S・スミス 日向 やよい

 著者は2人とも競技ランナーで1人は女性だ。性ホルモンの身体への影響や、摂食障害・骨粗しょう症・月経不順の予防法だけでなく、月経周期を考慮しつつ効果を最大限にするトレーニングにも触れる。
 妊娠期や産褥期、閉経期やそれ以降における運動のガイドラインについても詳しく述べられており、ランナーはもちろんスポーツに親しむ各年代の女性の助けとなるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ガイアブックス

(掲載日:2014-07-10)

タグ:ランニング 
カテゴリ スポーツ医科学
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知って感じるフィギュアスケート観戦術
荒川 静香

 技術解説と注目選手紹介を中心とした本書。ソチ五輪前に発行されたものだが、内容はわかりやすい。また、今だから話せる五輪の舞台裏の話も興味深い。
 国内でフィギュアスケートに注目が集まっていくのを選手・解説者として体感した著者ならではの視点により、競技の新しい面が見えてくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:朝日新聞出版

(掲載日:2014-08-10)

タグ:フィギュアスケート 
カテゴリ その他
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異能の球人
矢崎 良一 藤井 利香 崔 仁和 中里 浩章 谷上 史朗 沢井 史 渡辺 勘郎

 監修の矢崎氏は、高校野球の指導者には「異能」が求められるという。高校野球という場は時間が限られ、(一部を除いて)力量の高い選手も限られ、学校や保護者の理解もなかなか得られるものではない。そもそも「場」に立ち続ける保証もない中でどう指導していくか。指導論に留まらず、生き様にまで迫ったシリーズの11冊目だ。
 矢崎氏をはじめ7名の執筆者は、数奇で濃密な指導人生を辿る監督陣に深く切り込んでいく。浮かび上がるのは、野球の世界も若者に何かを教えるのも綺麗ごとだけではないということだ。甲子園に出場するような指導者でもここまで苦労しているのかと思わされる。その分、教え子たちが口にする言葉が尊いものに感じられる。現実を突きつけられるが、希望もある一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2014-08-10)

タグ:野球 監督 
カテゴリ スポーツライティング
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うっかりドーピング防止マニュアル
遠藤 敦

 著者は公認スポーツファーマシスト。競技力を上げるために故意に薬物を摂取したのではないのに陽性となって失格となってしまう「うっかりドーピング」を防ぐべく、選手やスタッフが知っておくべき知識をマニュアル化した。
 風邪や花粉症のときの服薬には気をつけている選手は多いだろうが、ライバルを陥れる「パラ・ドーピング」なるものも存在するという。自分の身体に入るものには自分で責任を持たなければと改めて思わされる。そうは言ってもドーピング防止規定は細かく、用語も難しいと弱気になってしまいそうだが、本書ではスポーツファーマシストへの具体的な相談方法にも触れている。まずは手に取ってみてほしい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:リバネス出版

(掲載日:2014-08-10)

タグ:ドーピング 
カテゴリ スポーツ医科学
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トップアスリートのランニングフォームで自己記録がぐんぐん伸びる本
鈴木 清和

 記録アップを目指す一般ランナー向けだが、「走る」という動作はさまざまなスポーツで行われるので、自分の体型や筋力に合ったフォームを見つけて身につけられればパフォーマンスアップが望めるだろう。また、指導の際のヒントにもなりそうだ。
 筆者はトップ選手のランニングフォームを3つに大別し、「スイング走法」「ツイスト走法」「ピストン走法」とイメージしやすい名前をつけて説明している。練習メニューにも「エリマキトカゲ走」などユニークな名前がついている。なぜなら、脚はこう、体幹はこう…という意識の仕方では、キネティックチェーンコントロールが難しいためだ。スムーズで、身体に無理のないフォームの獲得に導いてくれる一冊と言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2014-08-10)

タグ:ランニング 姿勢 
カテゴリ 運動実践
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治療効果をあげるための自動的・他動的ストレッチ
ジェーン・ジョンソン 佐藤 成登志 藤田 真樹子

 ストレッチは広く活用されているが、その分漫然と行ってしまっている場合もある。本書では、なぜストレッチを行うのか、どのような効果があるかを筋骨格症状ごとにまず検証する。その上で、患者の状態の評価はもちろん、禁忌や実施環境も考慮したストレッチプランのつくり方の説明に入っていく。
 後半では、身体の部位および疾患が急性か慢性かごとに、効果のあるストレッチを自動/他動に分けて写真つきで紹介している。他動的ストレッチは患者の取ってもらうべき姿勢を一目で確認でき、自動的ストレッチもセルフで行ってもらう際の説明の助けとなるに違いない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ガイアブックス

(掲載日:2014-09-10)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ ストレッチング
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グラブマスター グラブの達人になろう!
梅原 伸宏

 グラブの歴史や製造工程、選び方、使い方まで網羅したユニークな一冊。豊富な写真は、ポジションごとにグラブの特徴が大きく異なることに驚かされるとともに楽しめるものとなっている。単なる紹介に終わらず、角度などを意識したグラブ込みでの捕球練習法、型付けやレースの通し方にも言及。日々の練習を普段と違った視点から振り返ることの大切さが伝わってくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2014-09-10)

タグ:野球 グラブ 
カテゴリ 運動実践
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なぜ皇居ランナーの大半は年収700万以上なのか
山口 拓朗

 本書で紹介されている「RUNNET」というポータルサイトの調査によれば、男性皇居ランナーの54%がタイトルのように年収700万円以上だったという。このデータからスタートし、走る練習がいかに仕事の段取りに応用できるか、また土台となる身体のメンテナンスに役立つかを解説している。引用されている経営者たちの言葉を見ると、彼らは運動の効能に気づいている。運動の中でもっとも低コストに、気軽に行えるのがランニングというわけだ。
 一部の経営者に留まらず、東京マラソンなどで走ることに興味を持った社会人は、都内では珍しく信号に止められることなく5km走れるスポットである皇居外周に集まった。著者自身もランニングを始め、体調がよくなり、それによって仕事や人間関係も好転したそうだ。読者に「自分にもできるかも」と思わせるような説得力がある。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:KADOKAWA

(掲載日:2014-09-10)

タグ:ランニング 
カテゴリ その他
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体力学
中谷 敏昭

 シリーズ名「はじめて学ぶ健康・スポーツ科学シリーズ」にもある通り、これから専門的知識を吸収していこうという学生のための教科書である。よってテーマに関する最新の知見がわかりやすく整理されている。「体力」は身体的能力に限らず、ストレス耐性や免疫力などの要素も含む。また、20歳代までは向上し、それ以降は低下する。さらにはアスリートや障がい者へのアプローチについても個々に考えて取り組む必要がある。
 すでにトレーニングなどの指導者として活躍している人も、現場が変わったときの再確認として参考になる。
 シリーズは全11冊が予定されており、本書は5番目。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:化学同人

(掲載日:2014-09-10)

タグ:体力 
カテゴリ スポーツ医科学
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鉄骨クラブの偉人 オリンピアン7人を育てた街の体操指導者・城間晃
浅沢 英

 アテネオリンピックにて、体操男子日本代表は28年ぶりに団体金メダルに輝いた。メンバーに名を連ねた 6 人のうち 3 人のジュニア時代に関わったのが城間晃氏だ。
 だが城間氏の歩みは華やかとは言い難い。選手としての自身を「二流」と言い、その後悔から小さな町クラブで美しい体操を教え続けた。
 取材当初は専門知識はなかったという著者が練習を見学した感想は「地味」。ジュニア期に基本を反復するのは確かに地味だが、なくてはならない過程だ。それは体操だけでなく全てに言える。城間氏が基本を貫いたように、そこに光を当てたのが本書なのである。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:KADOKAWA

(掲載日:2016-05-10)

タグ:人生 体操 指導 
カテゴリ スポーツライティング
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動きを直せば心は変わる メンタルトレーニングの新しいアプローチ
徳永 幹雄

 心と動きは相互に作用し合う。結果が求められるスポーツにおいては、パフォーマンスを変えるべくメンタルを変えることに重点を置くアプローチが多いが、本書は「動き」を直すことに着目している。
 メンタルは実力発揮に関係するが、発揮すべき実力が磨かれている必要がある。動きといっても単なる技術練習ではなく、生活習慣なども含まれる。また、実体のメンタルについても具体的な5因子・12尺度に定義した上で、それぞれの評価とトレーニングの方法を紹介していく。
 方法は多岐にわたり、著者を始めメンタルトレーニング研究に尽力した先人の存在を感じられ、それ自体にも勇気づけられる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2016-05-10)

タグ:メンタル 動作 
カテゴリ メンタル
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ビジュアルで学ぶ筋膜リリーステクニックVolume 1 肩、骨盤、下肢・足部
Til Luchau 齋藤 昭彦

 著者がワークショップとして行っていた内容が整理してまとめられている。
 患者のほとんどは痛みの軽減を求めて治療院を訪れるが、マニュアルセラピーの効果はそれに留まらない。むしろ可動性を増すことで運動の選択肢を増やし、固有感覚を磨くことが施術の目的だと著者は言う。そういった姿勢や動きの根本にアプローチするテクニックが詰め込まれている。
 もちろん患者には個人差があり全てに当てはまる正解はないが、臨床のヒントになってくれるだろう。
 わかりやすい解剖イラストに加えて各テクニックの動画を読み込むこともでき、他の部位に焦点を当てたVol.2 にも期待が高まる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2016-05-10)

タグ:筋膜リリース 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:ビジュアルで学ぶ筋膜リリーステクニックVolume 1 肩、骨盤、下肢・足部
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セラピストの動きの基本 運動器リハビリテーション新時代
山口 光國 春木 豊

 溢れる情報を受け取り利用するのはセラピスト自身である。その自分自身をどう扱うかという切り口で、セラピストとしてのあり方を具体的に解説していく。編著の春木氏が体系化した身体心理学によると、頭で理解するだけでなく、実際に体験して「心と体の動き」に目を向けることが重要だという。
 人の身体をみるプロとしての心構えが全編に詰まっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文光堂

(掲載日:2014-10-10)

タグ:リハビリテーション 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:セラピストの動きの基本 運動器リハビリテーション新時代
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太ももを強くすると「太らない」「超健康」になる
宮崎 義憲

 40年に渡り健康と運動について研究を重ねてきた宮崎氏。本書では太ももを始めとした下半身の筋肉の鍛え方とその重要性にフォーカスする。鍛え方といっても、日常生活に必要で下半身に多く存在する遅筋線維に働きかけるものなので、反復つま先立ちなど気軽に取り組めるものばかりだ。重要なのはそれらの何気ない運動を継続することだと繰り返されている。
 中高年が主なターゲットとなっているが、日ごろの運動不足を実感する20代、30代の運動の習慣づけにも適した内容となっているのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:プレジデント社

(掲載日:2014-10-10)

タグ:運動 トレーニング 
カテゴリ 運動実践
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マー君をめざす最新トレーニング
石橋 秀幸

 マー君こと田中将大投手をただ真似すればよいのではなく、田中投手のように活躍するために何をすべきかをまとめた。投球動作を6フェーズに分けてポイントを整理し、バランス・柔軟性・筋力を鍛える方法を写真とともに紹介するパートがメインとなっている。手指筋群のトレーニングといった、野球ならではのものも載せられている。さらにはメンタルや食事、睡眠などについても触れており、強い選手になるために心技体をまんべんなく磨こうというメッセージが伝わってくる。
 図を多く用い、わかりやすい言葉で書かれているが、その記述は最新のスポーツ科学に基づく。基本を押さえながら新しい知見も取り入れる指導方法としても参考になる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:廣済堂出版

(掲載日:2014-10-10)

タグ:野球 
カテゴリ トレーニング
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今いる仲間で「最強のチーム」をつくる 自ら成長する組織に変わる「チームシップ」の高め方
池本 克之

「チームシップ」とは、著者のつくった言葉。他のメンバーと協力し合うだけでなく、全員がチームのために成長するべく自ら動くのがポイントだという。本書はスポーツチームだけを対象にしたものではないが、応用できる部分が多くある。たとえば、タイトルにもある「今いる仲間で」という考え方は、常に才能溢れる選手が揃うとは限らない中で結果を出すのに欠かせない。といってもそれを理解して実行するのは簡単ではない。
 そこでチームをつくっていく方法の1つとして「Teamship Discovery Camp」を詳しく紹介している。要は話し合いなので取り入れやすいが、「全員参加」「1回で終わらせない」などのポイントを読み進めていくと奥が深い。もちろん治療院やトレーナーチームといった組織でも活用できそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日本実業出版社

(掲載日:2014-10-10)

タグ:組織 チーム 
カテゴリ 指導
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動きの質を高めるスリー・ステップ・コンディショニング 最高のパフォーマンスを引き出すために
宮下 智

 本書ではコンディショニングを、予防やケアに留まらず1人1人が最高のパフォーマンスを発揮する取り組みと捉える。技術指導がスムーズに進むように基礎的な運動能力を高めるべく、体幹に着目。ローカルマッスルの活性化、グローバルマッスルを用いた安定性確保、強化の3ステップを具体的に解説している。
 アスリートはもちろん、負荷量を調節すれば高齢者にも応用可能だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:三輪書店

(掲載日:2014-11-10)

タグ:コンディショニング 
カテゴリ トレーニング
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リアライン・トレーニング体幹・股関節編 関節のゆがみ・骨の配列を整える最新理論
蒲田 和芳

 近年、さまざまなトレーニング方法が紹介されているが、どれも正常な関節運動が前提となっている。現状ではスポーツ活動はもちろん成長に伴って何らかのマルアライメント(骨の配列の崩れ)を抱える場合が多数だ。それを修正するリアライン、維持するスタビライズ、マルユース(崩れの原因となる動き)を修正するコーディネートの3ステップをまとめた。
 アスリートを支える熱意に満ちている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2014-11-10)

タグ:アライメント 
カテゴリ スポーツ医科学
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4スタンス理論 タイプに合った動きで最大限の力が出せる
廣戸 聡一 レッシュ・プロジェクト

 監修の廣戸氏が創案した「REASH理論」のうち「4スタンス理論」がどのように構築されていったかを、一問一答形式で振り返る。4スタンスとは身体の使い方を4種に分類したもの。たとえば逆上がり1つ取っても、逆手がやりやすい人もいれば順手がやりやすい人もいる。それはなぜかを突き詰めていった廣戸氏の粘り強さは凄まじくもある。
 後半は、野球・サッカー・ゴルフを行う上での4スタンス理論の活用法、子どもを指導する際に注意すべきこと、30歳代以降の身体の変化に対応するコンディショニングについて提言。
 自分の身体を本当に理解できているか、改めて見直したくなる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:実業之日本社

(掲載日:2014-11-10)

タグ:コンディショニング 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:4スタンス理論 タイプに合った動きで最大限の力が出せる
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比嘉式自重筋トレダイエット
比嘉 一雄

 男性と比べて筋力の弱い女性が「ボディラインをつくる」こと、代謝をあげることに目的を絞り、部位別の自重トレーニングをまとめた。
 身体を動かす習慣のなかった人でも実施可能な負荷で、続けやすいものばかりである。トレーニング指導者にとっては当たり前のことも丁寧に記述し、「長時間キツい運動をせねば痩せない」といった誤解を取り除くことでダイエットを成功に導く。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:扶桑社

(掲載日:2014-12-10)

タグ:トレーニング 自重 ダイエット 
カテゴリ 運動実践
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解剖学でわかるランニングシューズの選び方
鈴木 清和

 著者は駒澤大駅伝部出身。自身の経験もまじえ、記録アップはもちろんケガの予防にも大きく関係するシューズ選びについて整理した。初心者であっても一律に初心者用を選ぶのではなく、着地パターンと足形を主な指標とし、体型・性別も考慮することを勧めている。
 着地パターンは筋肉タイプ、適したフォームとほぼ対応しているが、それでもいかに人によって適したシューズが異なるかがわかる。
 シューズについて知識を得られるだけでなく、自分の走りを見つめ直すきっかけにもなりそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2014-12-10)

タグ:ランニング シューズ 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:解剖学でわかるランニングシューズの選び方
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自重筋力トレーニングアナトミィ
ブレット・コントレラス 東出 顕子

 いつでも、どこでも行えるのはもちろん、フリーウェイトの土台づくりにもなる自重トレーニング。約150種を取り上げ、他の「アナトミィ」既刊と同じく、ターゲットとなる筋が一目でわかるイラストとともに詳しく解説している。
 1つの部位につき難易度が4段階に分けられており、一般の人からパフォーマンスアップを目指すアスリートまでさまざまな対象のトレーニング指導に活用できる。
 プログラム計画についても言及されており、1冊で自重トレーニングの知識を網羅できるような構成となっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ガイアブックス

(掲載日:2014-12-10)

タグ:身体 トレーニング 自重 
カテゴリ トレーニング
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「黒幕」を知れば痛みは治る! あなたの痛みが治らない「本当の理由」
高子 大樹

 肩や腰、膝などに慢性的な痛みを抱えている人は少なくない。なぜずっと痛いままなのか、どうすれば治るかを「黒幕」という身近な言葉を使ってわかりやすく解く。本書では筋肉が過度に収縮した状態を「黒幕」と呼び、どの部位が硬くなっているかをチェックする方法、それを改善するエクササイズが紹介されている。それらは自分の身体と向き合う方法であり、専門機関を受診することもその1つと言える。
 ただし腰が痛いから腰をマッサージしてもらいに行こう、では「黒幕」を倒せない。痛みの原因に即した治療を選ぶ助けにもなる内容だ。
 また、治療途中でも痛みがなくなると通院をやめてしまう、といった患者の考え方にも触れられており、治療家も参考になる部分があるのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:自由国民社

(掲載日:2014-12-10)

タグ:痛み 
カテゴリ 身体
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コメディカルのためのピラティスアプローチ
中村 尚人

 理学療法士の著者は、病院などで勤務していたときにピラティスと出会った。ピラティスの持つ、発症後の「治療」ではなく「予防」に通ずるコンセプトに共感し、臨床に取り入れてきた。その経験も踏まえて、定義からエクササイズ、症例までをまとめた。
 あえて経験則も交えたのは、臨床現場で実践してほしいからこそ。患者に留まらず人々の健康のためにコメディカルはどんなアプローチができるかという示唆に溢れている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2015-01-10)

タグ:ピラティス 
カテゴリ 指導
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もっと投げたくはないか
権藤 博

 「権藤、権藤、雨、権藤」の著者がタイトルのようなことを言うと、スポーツ医科学を無視した懐古論かと思われるかもしれない。だが、指導の立場に回った権藤氏は、自らの経験を踏まえた「投げさせないコーチ」であった。つまり、個々の肩の状態をしっかり見極めた上で、プロ投手としてのあり方を提言している。それが伝わってくる自伝である。
 また、冒頭には松山千春氏との対談が掲載されているが、スポーツと関係ないのでは、と飛ばしてしまわないでほしい。松山氏の言う「明日も球場に来てください、と口でお願いするようなプロは嫌いだ」にはハッとさせられる。プロに求められるのは圧倒的なプレー。もっと投げて、シーズン30勝を挙げるような選手ということだ。
 もちろんプロ野球選手に限らず、仕事に取り組む人すべてに参考になるのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2015-01-10)

タグ:野球 投球 指導 
カテゴリ 人生
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走れるカラダの育て方
三浦 孝仁

 筋力トレーニングを行ったら、使った筋肉をストレッチする「筋トレっち」。それを、効果が出て身体が変わるまでの12週間分、100種類以上のメニューが紹介されている。
 1日に1ページずつ進んでいけばよいシンプルな構成だ。「ランニングをやってみようかな」といきなり走り始めて挫折した人に手に取ってほしい。あらゆるスポーツ活動や日常動作のベースとなる身体のつくり方がわかる一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2015-01-10)

タグ:トレーニング ストレッチ 
カテゴリ 運動実践
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わんニャンたいそう
谷本 道哉

 運動経験の少ない人にストレッチやトレーニングの指導を行う際、とってほしい姿勢や「正しい部位に効いている」感覚を納得してもらうのは意外に難しい。
 本書では身近な犬・猫にたとえることで、誰にでもイメージしやすくしている。もちろん人間のモデルの写真も豊富に掲載されている。
 1~4章前半は子どもから大人まで気軽に楽しく取り組める基礎的な内容、4章後半と5章はもう少し鍛えたいというニーズを満たす内容だ。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2015-02-10)

タグ:体操 
カテゴリ 運動実践
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足ツボを押すだけでランナーの痛みは消える!
Matty

 著者は台湾式をベースとした足ツボ師。「足のプロ」としてランナーに勧めたいセルフ足ツボ&マッサージを紹介している。足裏のどの部分に施すかと手指の形が、カラー写真によって一目でわかるよう構成されている。
 ランニング後のケアだけでなく、ウォーミングアップに身体をほぐすツボを取り入れたり、ランニング中の脇腹が痛くなるなどのアクシデントに手のひらのツボで応急処置したりと、活用法は多岐にわたる。
 日々のコンディショニングの1つ、そして一般のランナーに自分の足や身体に興味を持ってもらうきっかけにもなりそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2015-02-10)

タグ:コンディショニング 足ツボ 
カテゴリ 身体
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座位マッサージ 肩・首・頭・腰
パトリシア・M・ホランド サンドラ・K・アンダーソン 森岡 望 小坂 由佳

 患者が着衣のままで行える座位(チェア)マッサージは、治療院の外、たとえばオフィスやイベント会場など場所を問わず気軽に行えたり、座位の方が施術しやすい疾患を持つ患者にも応用できたりといったメリットがある。
 このマッサージについて、とくに需要の高い部位にフォーカスして1冊にまとめた。手技の解説だけでなく、チェアの衛生管理や患者との会話の流れなども具体的に書かれている。
 一方、マーケティング計画やプレゼンテーション時の項目を始めとした実践的な事項にも踏み込む。勉強中の学生から、ビジネスチャンスを広げようと考える専門家まで、多くの人の参考になるのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ガイアブックス

(掲載日:2015-02-10)

タグ:マッサージ  
カテゴリ 身体
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ゼロから始めるトライアスロン入門
白戸 太朗

 スイム・バイク・ランからなるトライアスロンは、過酷でハードルが高い競技と思われがちだ。プロトライアスリートの著者が、まずその先入観を壊すべく、実際には時間や予算、年齢の壁は存在しないも同然だと示す。次にトレーニングと休養の基本について紹介、続いて各種目のコツにも触れる。さらには全国で開催される大会のスケジュールやエントリー手順、大会前日の過ごし方といったことまで言及されているのが本書のユニークな点だろう。
 1つのレースに完走する頃には、達成感や仲間、健康な身体といったものを得たことに気づける。
 そこに至るまでの悩みや不安を取り除いてくれる本書は、競技の魅力を最大限に伝え広める存在と言っても過言ではない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:メディアファクトリー

(掲載日:2015-02-10)

タグ:トライアスロン 
カテゴリ 運動実践
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一流選手になるためのスポーツビジョントレーニング
石垣 尚男

 著者はスポーツ選手の「見るチカラ」を「スポーツビジョン」と定義する。これは健康診断などで測定する「視力」に限らない。
 本書では冒頭にてトップ選手がプレー中どこを見ているかを分類。固定されたゴールを狙う競技、1対1の対戦競技など特性に合った眼の使い方が必要だとわかる。続いて眼のしくみに触れた上で、スポーツ(動作)と見ることの密接な関係をデータを用いて説明。最後にトレーニング方法を解説する構成となっている。特別な器具は必要なく、空き時間や練習中に取り入れられるものばかりだ。
 現場に役立つ提案を、という著者らの想いがうかがえる。持っている技術や体力をなかなか発揮できない選手へのアプローチとして参考になるのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2015-03-10)

タグ:スポーツビジョン 眼 
カテゴリ スポーツ医科学
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イレブンリングス 勝利の神髄
フィル・ジャクソン ヒュー・ディールハンティー スタジオタッククリエイティブ 佐良土 茂樹 佐良土 賢樹

 著者はコーチとして史上最多のNBA制覇11回を誇る。チームにマイケル・ジョーダンやコービー・ブライアントといったスーパースターがいたから成しえたわけではない。むしろ彼らと良好な関係を築くのは難しい。
 スターを含めた全員が「無私の精神」を以って、「兄弟のような」絆のあるチームを目指す。そのときコーチは気づきを促す存在だと説く。その方針を11カ条にまとめてはいるが、1つ1つ解説したりはしない。読者にも気づきを促していると言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2015-03-10)

タグ:バスケットボール チーム 
カテゴリ 指導
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クリニカルストレッチ トレーナー、治療家のための臨床的ストレッチ入門
山下 貴士

 ストレッチは効果が見えやすく、かつ症状を悪化させることは少ない。ただし、正しく行えばという前提がある。そのために治療家が持つべき機能解剖の知識をまず解説し、次に各種ストレッチの特徴を紹介。利点だけでなく注意点にも言及されている。全身柔らかいほどよい、と考えるクライアントも少なくないだろう。だが、状態によってはエクササイズ(筋力強化)のほうが必要な場合もある。
 よって後半では、写真を交じえながら、部位ごとのストレッチ・エクササイズを挙げている。
 正しいストレッチ、そして症状改善への手がかりとなる一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ヒューマンワールド

(掲載日:2015-03-10)

タグ:ストレッチング トレーニング 
カテゴリ ストレッチング
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DROUTABILITY
安光 達雄

 Draw out ability=身体能力を引き出すという言葉から「ドラウタビリティ」と名づけたトレーニングメソッドの基本がまとめられた一冊。
 異なる2種類以上の動きや情報を同時に処理するトレーニングを行うことにより、判断力および動作との協調を高める。たとえば実施スピードや指示の内容などによって難易度を調節可能であるため、アスリートはもちろん、子どもや高齢者を対象とすることもできる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:PCY

(掲載日:2015-04-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ 運動実践
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テニス世界トップ10も実践する最新の打ち方・戦い方
坂井 利彰

 精力的にテニス指導に携わる著者が、2014年の錦織圭選手の活躍を受けて筆を取った。まず世界のトップレベルの選手の特徴やゲームの流れを紹介。その中で、体格に劣る錦織選手が何を武器に勝ち上がったか解説する。
 タイトルに「打ち方・戦い方」とあるように、正確な技術と、武器を発揮する戦術とがポイントになる。現在テニスをプレーしている人には技術書として参考になる。それだけでなく、観戦の上でどこに着目するとより楽しめるかもわかる。そして、錦織選手をきっかけに集まった注目をブームで終わらせず、競技力の底上げにつなげるためには、その種目に関わる一員として何をすべきかという観点でもヒントが散りばめられているとも言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2015-04-10)

タグ:テニス 
カテゴリ 指導
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イラストで楽しく学ぶ! 徒手検査インパクト
原田 晃

 鍼灸師の養成学校の教員である原田氏が、試験に受かるための暗記としてではなく、本質から徒手検査法の理解を促すべく、メカニズムや流れを整理した。頚部から下肢まで、50以上のテストを取り上げている。
 著者自身がイラストも描いているので、どのような姿勢でどこをみるのか、何に注意するのかといった検査の流れが一目瞭然。
 B6判とコンパクトであり、手もとに置いておけば、学生に留まらず臨床の現場でも素早く確認できそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2015-04-10)

タグ:徒手検査 測定 
カテゴリ スポーツ医科学
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もうダイエットはやめよう! ボディウェイト・コントロール 健康のための体重調節
西端 泉

 本書は「こうやって痩せましょう」というダイエット本ではない。さらには文中において、本来「食事」を意味する「ダイエット」という言葉を、「減量」という意味で使わないようにしている。栄養士である著者の、体重管理に関する誤解が広まらないようにという願いが込められている。
 前半では、減量が必要なのは肥満かつ関連した疾患や障害がある(発生の恐れのある)人のみと説く。無理な減量や痩せ過ぎのリスクも、豊富な図表とともにきっちり記載されている。そして後半では、身体活動量を増加させることによる肥満解消の方法を紹介する。
 トレーニングの場に、「痩せたい」とやってくる人は少なくない。彼らに対して専門家がどのような説明・対応が望ましいかがひしひしと伝わってくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ラウンドフラット

(掲載日:2015-04-10)

タグ:体重管理 減量 食 
カテゴリ 指導
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4スタンス理論バイブル エクササイズ編
廣戸 聡一

 4スタンス理論とは著者が提唱する身体理論。それに基づいた、無理なく身体を動かせるようにするエクササイズを、写真とともにまとめた。
 100種類を超えるボリュームだが、1つ1つはシンプル。「ピンニング」「シュラッグ」などの用語に馴染みがなかったり、理論を知らなくとも実践できるという。それは別の言い方をすれば、理論の中で4タイプに分類される身体の動かし方の特性にかかわらず、誰もが身につけるべき土台にあたる内容だからだ。スポーツの動きの基礎にもなれば、リハビリや高齢者の日常動作にも活用できそうだ。
 理論をより深く知りたくなった人向けとしては、後半の章で少し補足している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:実業之日本社

(掲載日:2015-05-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
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学術的に「正しい」若い体のつくり方
谷本 道哉

 若い身体をつくる、つまり心肺機能や筋力などが著しく衰えてしまわないようにするには何をすべきかを、資料を用いながら平易に解説している。まずは体操から始め、「10分筋トレ」をコツコツ重ね…と、学術的に正しい内容を書けば地味とも言える。
 本書は、その地味なことが若々しいスタイル、充実した未来へとつながっていくのだというつなぎが巧みである。最終章にまとめられた食事のコツもトレーニング指導者にとっては当たり前だが、一般の人はそれすらあやふやであり、科学的根拠のあることを広く伝えるのも重要な役割の1つだとわかる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:中央公論新社

(掲載日:2015-05-10)

タグ:トレーニング  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:学術的に「正しい」若い体のつくり方
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名言珍言108選 トップアスリート編
手束 仁 創部線の会

 1960年から2015年までにあったオリンピックやトップリーグ、全国大会における選手・指導者のコメントを紹介。1つの言葉に見開き1ページというシンプルな構成となっており、日本のスポーツの歩みのダイジェストのようにも読める。
 興味深いのは、現在は有名な選手が若手時代に発した言葉だ。「このときこう言っていたから、その後の活躍があったのかも」と思わせられる。発言がメディアに取り上げられるトップアスリートでなくとも、そのときどきで思ったことを記録しておけば、後に読み返して初心を思い出せるかもしれない。
 言葉の持つ力が改めて感じられた。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2015-05-10)

タグ:言葉 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:名言珍言108選 トップアスリート編
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スポーツコンディショニングバイブル
安田 昌玄

 安田氏の、29年間プロ野球チームのトレーニングコーチを務めた経験が詰まった一冊。野球に関する記述は一部に留め、種目問わず活用できる。キーワードは「木を見て山を見ず」にならないこと、「ローマは、一日にしてならず」「継続は力なり」とのこと。長期的な展望を持って、柔軟性、筋力、スピードなど全体的なレベルアップを図るのに必要な理論とメニューがまとめられている。写真も細やかでわかりやすい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2015-06-10)

タグ:トレーニング コンディショニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:スポーツコンディショニングバイブル
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日本一わかりやすいマインドフルネス瞑想
松村 憲

 マインドフルネスとは仏教用語で「念」「気づき」などと訳され、瞑想の1つと捉えられるという。臨床心理士の著者は、このマインドフルネスを医療現場に応用した第一人者の定義を参考に「今この瞬間に心を集中させ、判断をしないでありのままを観察する」ことだと説く。1章ではマインドフルネス瞑想を行うことでもたらされる、一般の人が「効能」と思えること(集中力が増すなど)が列記されるが、瞑想に馴染みのない人はかえって「信じてよいか」といった判断をしてしまいがちだ。その場合、2章の具体的な瞑想のやり方、Q&Aを先に読み実践してみる手もある。
 何かが変わったように思うか、何も変わらないと感じるかは人それぞれだろうが、だからよい(悪い)と判断するのではなく、ありのままに気づくことが第一歩となる。トップアスリートは、身につけるプロセスこそ違えど、このような自分の心の扱い方を知っているのかもしれない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:BABジャパン

(掲載日:2015-06-10)

タグ:メンタル 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:日本一わかりやすいマインドフルネス瞑想
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これからの健康とスポーツの科学 第4版
安部 孝 琉子 友男

「これからの」と冠した本書は、2000年の初版発行から5年ごとに改訂を重ね、第4版を数える。資料の更新はもちろん項目の追加もあり、現代社会においてどう健康を保つか、取り戻すかという意図が感じられる。
 生活スタイルを見直し、運動を習慣づけるのが基本だが、運動の的確な方法・量の見極めは簡単ではない。また、安全に行うことができる必要がある。よってその2点に多くページが割かれている。子どもから高齢者まで、正しい科学の知識に基づいたスポーツとともに生きるためのバイブルと言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2015-06-10)

タグ:健康 スポーツ科学 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:これからの健康とスポーツの科学 第4版
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ケガをさせないエクササイズの科学 トレーニングから運動療法まで
西薗 秀嗣 加賀谷 善教

 競技力の向上、もしくは健康な毎日を送るうえでトレーニングやエクササイズは欠かせない。トレーニング指導者には、運動を継続させるだけでなく、ケガをさせないという役割もある。
 前半の基礎編では、トレーニングにもリハビリテーションにも共通する理論が網羅されている。後半の応用編では、負荷量を調節すればさまざまな対象に行えるエクササイズと科学的根拠を紹介。
 もちろん現場で起こることは理論通りではないが、立ち返るべきベースとなってくれる一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2015-06-10)

タグ:障害予防 トレーニング リハビリテーション 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:ケガをさせないエクササイズの科学 トレーニングから運動療法まで
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高校野球 逆境を力に変える方法
藤井 利香

 シリーズ第2弾。練習時間・場所、人材などの制限がある中で、どのように練習を効率化し、個々の力を伸ばすか。本書が掲げる「66」の中には施設の紹介や他競技の観戦記なども含まれるが、それでも部外者はなかなか触れることのできない練習の様子が豊富に紹介されている。アイディアを惜しみなく公開した3校は、今頃さらに改良を加えていることだろう。
 著者も、「自分達ならではの秘策を生み出して」とエールを送る。野球に限らず、また指導する立場・プレーする立場問わず、練習をよりよいものにするヒントが詰まっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2015-07-10)

タグ:野球 
カテゴリ 指導
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ボディ・ナビゲーションムーブメント 筋肉と骨と神経を組み立て、解剖と機能を学ぼう
アンドリュー・ビエル 阪本 桂造

 2005年に刊行された「ボディ・ナビゲーション」で人体の組織や機能を解説した著者が、本書では動きの成り立ちを追う。カラーイラストには建設作業員や設計技師などに見立てたマスコットが登場し、骨を始めとした結合組織・関節・筋肉・神経などのパーツを組み立てていく。
 ユニークな切り口だが、設計がわかれば、どう動くかも理解しやすいと言える。最後の2章で姿勢と歩行について取り上げているが、それ以外の日常において行われるさまざまな動作に関しても応用できそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2015-07-10)

タグ:解剖学 機能解剖学 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:ボディ・ナビゲーションムーブメント 筋肉と骨と神経を組み立て、解剖と機能を学ぼう
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すぐ役に立つ脳と心の介護予防フィットネス
石井 千惠 梅田 陽子 小関 潤子 松浦 亜紀子

 運動器をメインに扱った前作に続き、脳と心にフォーカスした第2弾。まず1章で各地の介護予防教室、運動教室の現場を紹介。貴重なフィードバックである参加者の声も掲載されている。そして2章で認知症および高齢者のうつについてわかりやすく理論を整理したあと、3章にて具体的なエクササイズを写真つきで解説。
 タイトルにある通り、明日からでも指導に取り入れられそうな内容であるとともに、これから中高年の方々と向き合う場合にも、どうプログラムを進めたらよいかイメージしやすいのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:誠文堂新光社

(掲載日:2015-07-10)

タグ:介護予防 
カテゴリ 運動実践
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スポーツ膝の臨床
史野 根生

 ACL再建手術を世界的にリードする史野氏が実際に遭遇した症例のみを取り上げ、2008年に発行された本の第2版。画像診断や最新の治療方法にも触れている。
 スポーツ現場で起こるものであり、スポーツ活動への復帰を目指すことを前提に、発生機序・症状、診断、治療方法がコンパクトに解説されている。MRI画像、鏡視像も豊富に掲載され、臨床での判断の参考になる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:金原出版

(掲載日:2015-08-10)

タグ:膝 ACL 
カテゴリ スポーツ医科学
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寺門先生に学ぶ介護予防マニュアル
寺門塾門下生

 2011年に亡くなる間際まで介護予防に尽力した寺門敬夫・脳外科医師が経験したこと、それを踏まえて講演などで語った内容をまとめた。マニュアルといっても一般的なものとはまったく異なる。老いとはどういうことかについて、生理学的な説明に加えて現場でのエピソードも添えられているため、リアルに迫ってくる。だが堅過ぎもしない。寺門氏自身が、以前のように技術をふるえないといった老化を味わったからだろう。
 高齢者の身体、そして心とどう向き合うか──難しく考えず、ユーモアを持つのがコツだと、優しく語り掛けられるかのようだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:コムネット

(掲載日:2015-08-10)

タグ:介護予防 
カテゴリ 指導
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骨格筋のバイオメカニクス 筋線維から運動協調性まで
Vladimir M. Zatsiorsky Boris I.Prilutsky 関屋 昇 宮川 哲夫 高橋 正明

 同じ著者の「身体動作の運動学」に続いて邦訳が出版された(原書では3部作の3巻目に当たる)。基礎を理解している人向けに、筋の生体力学的機能にフォーカスして、理論と実験的事実を体系化している。1章前半にて筋の構造、腱の特性などを理解した上で、筋収縮、遠心性筋活動、緊張力の関節トルクへの変換、二関節筋や筋協調性のバイオメカニクスについて学べる構成となっている。
 教育背景にかかわらず、最先端の研究論文を1人で読み解けるように、という著者の狙いのもと、さまざまな工夫がなされている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2015-08-10)

タグ:バイオメカニクス 筋 腱 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:骨格筋のバイオメカニクス 筋線維から運動協調性まで
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エグゼクティブを見せられる体にするトレーナーは密室で何を教えているのか
角谷 リョウ

 長いタイトルに本書のキーワードが詰まっている。「エグゼクティブ」は経営者や医師などのことで、日頃不規則・不摂生になりがちな人たちだ。見方を変えれば、成果を出すための仕組みを理解し遂行する力を持っている人たちとも言える。
 ではその成果をどんな指標で表すか。「見せられる体」である。体型は運動の専門家でなくても一目見てわかりやすい。
 全4章のうち1章を使って紹介されるトレーニング方法はどれもごく基本的なものだ。それを言われてやるのではなく、習慣にさせて「密室」の外へ送り出す。つまり、「トレーナー」は正しい知識を、各クライアントの生活・思考様式に馴染む形で提供する存在だと気づかされる。他職からトレーナーに転じ、一度は“言ってやらせる指導”で失敗を経験した著者ならではの発想だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ダイヤモンド社

(掲載日:2015-08-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ 指導
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エンデュランストレーニングの科学 持久力向上のための理論と実践
Iñigo Mujika 長谷川 博 中村 大輔 安松 幹展 桜井 智野風 久保 啓太郎 禰屋 光 伊藤 静夫 相澤 勝治 鬼塚 純玲 田中 美吏 安藤 創一 加藤 晴康

 アスリートのパフォーマンスにおいても、一般の人の日常活動においても重要な役割を果たす持久力。そのトレーニングを行うに当たって、科学的根拠にもとづいたガイドラインとなるのが本書だ。
 29章からなり、生理学的要素や身体適応についての説明、オーバートレーニング症候群などのリスクとその対応、年代や、暑さ・寒さ・時差ぼけなどの環境要因に応じたトレーニング、持久力トレーニングのための栄養や心理学などを網羅。
 監訳の長谷川氏も日本では情報が少ないと述べているペース戦略など、すぐに自分のトレーニングに活かせそうな具体的な記述が豊富にある。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2015-09-10)

タグ:エンデュランス 持久力 
カテゴリ スポーツ医科学
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ミスターバレーボール 森田淳悟物語
森田 淳悟

 男子バレーボール唯一のオリンピック金メダルを獲得した森田氏が、2015年3月の日体大退官を機に、少年時代のことから今後のバレー界への提言までを綴った。スポーツ選手として「優等生」ではないエピソードも含まれるが、その分チームのエースとして、また一家の大黒柱として、やるべきときはやる責任感と勝負強さが際立つ。
 中でも、日体大での4年間に多くのページが割かれている。大学の練習の後に全日本チームの若手のみで特練を重ねたこと、3年時の海外遠征でプラハの春に立ち合い、国を代表する意識を持ったこと。「まだ学生だから」と守るばかりでなく、20歳前後のときにこそ心身を鍛える意義が感じられた。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:叢文社

(掲載日:2015-09-10)

タグ:バレーボール 自伝 
カテゴリ 指導
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乳酸を活かしたスポーツトレーニング(新版)
八田 秀雄

 初版から15年。カラー化し、最新の研究動向も盛り込んだ。この15年の間に「乳酸が溜まるせいで疲労する」といった短絡的なイメージは解消されつつあるが、「どんな物質で、どのような働きをするのか」については一般の人にはまだよく知られていない。それを乳酸研究の第一人者が丁寧に解説。乳酸が運動のエネルギー源として使われる流れを理解する助けとして、乳酸トランスポーターにも触れる。
 そして後半では、乳酸を切り口にした効果的なトレーニング方法がまとめられている。
 自分の体内で起きていることが正しく理解できていれば、頑張りどころも自ずとわかるだろう。スポーツに取り組む人を応援する一冊と言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2015-09-10)

タグ:トレーニング 乳酸 
カテゴリ スポーツ医科学
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エディー・ジョーンズの日本ラグビー改造戦記
大友 信彦

 1991年大会での初勝利以来、ワールドカップでの勝利から遠ざかっているラグビー日本代表。2015年大会を間近に控えたタイミングで、エディー氏をヘッドコーチに迎えてからの取り組みがまとめられた。
 エディー氏は90年代より日本ラグビーに関わっており、日本の選手たちの特徴もよく知る。課題を克服し、長所を伸ばすべく、薫田真広氏や岩渕健輔GMらとの協力体制のもと、チャレンジングな合宿・試合を組んできた。
 エディー氏が日本のラグビーの可能性を信じているからこそ、選手もついていくし、変化も見えてくる。何かを変えようとするときに大事なことを再確認するとともに、ラグビー日本代表の活躍が楽しみになる一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2015-10-10)

タグ:ラグビー 
カテゴリ スポーツライティング
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スポーツ貧血
平澤 元章

 30年近く高校の陸上部を指導してきた著者が、現場での経験やネットワークをもとに、スポーツ選手の貧血の対処法と予防法に迫った。
 前半は、高校生と先生の対談形式でスポーツ貧血のメカニズム、一般的な貧血との違いを解説する。現役の競技者にも理解してもらいたい、それによって競技に打ち込んでほしいという著者の願いが伝わってくる。また2章以降は、教え子たちの血液データをもとに試行錯誤と成果が綴られる。とくに卒業生の生の声が座談会として収録されているのは本書ならではだ。
 他にも各学校の取り組み例が具体的に書かれ、読みごたえがある。陸上長距離選手に限らず、明日から実践できるヒントが詰まっている。

(本書は自費出版に近い形での刊行物のため、購入および問い合わせについては、http://kakekko.nomaki.jp/sub12.html を参照ください)
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:

(掲載日:2015-10-10)

タグ:陸上競技 貧血 
カテゴリ 指導
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見るみるわかる肩甲ナビ
竹内 京子 宮崎 尚子

 骨盤ナビに続く、運動器ナビシリーズ第2弾。オールフルカラーの3DCGイラストによって、解剖学の基本だけでなく、肩を動かしたときや不調が起きているとき骨や筋がどうなっているかもよくわかる。なおタイトルを「肩甲ナビ」と書いて「かたナビ」と読むのには、諸説ある中で日本での概念に沿う広い領域をカバーするという意図が含まれている。
 後半では、簡単なチェックによる肩タイプ別のエクササイズを紹介している。大掛かりなものはなく、すぐにでも取り入れやすい。
 肩に悩みのある一般の人からアスリートまで応用できそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ラウンドフラット

(掲載日:2015-10-10)

タグ:解剖 肩 
カテゴリ スポーツ医科学
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姿勢と歩行 協調からひも解く
樋口 貴広 建内 宏重

 姿勢、そして歩行はあらゆる身体活動のベースとなる。ただ、どの筋がどのように働き...といった解説書ではない。筋骨格系それぞれの協力により調整される「協調」を切り口に、中枢神経系との相互作用、環境に応じた制御も含めた大きな視点で紐解いていく。人間の動きの複雑さ・絶妙さとともに、協調がうまくいかないとどういった障害が起きるかもよくわかる。
 障害が起きた場合、また防ぎたい場合にどのようにアプローチすればよいかのヒントが詰まっており、対象がスポーツ選手であっても高齢者であっても、臨床における強い味方となってくれそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:三輪書店

(掲載日:2015-11-10)

タグ:姿勢 歩行 神経 
カテゴリ スポーツ医科学
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女子選手のコーチング "特性”を知り、力を引き出すための40のヒント
八ッ橋 賀子

 いわゆる「男脳」「女脳」を取り上げた書籍はよく話題になる。そしてスポーツ現場においては、男性指導者の割合が多い。本書は、女子選手と接する男性指導者向けにアドバイスをまとめたものだ。キーポイントが40もあること自体、面倒だと思われてしまうかもしれないが、「責任感が強い」とか「計画を実行する能力に長ける」といった女子選手ならではの長所の活かし方にも言及されている。
 最大のポイントは声のかけ方をひとつ変えるだけでも指導の悩みが解消する可能性があること。メンタルトレーナーの著者が示す実践例は具体的で取り入れやすい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:体育とスポーツ出版社

(掲載日:2015-11-10)

タグ:女性 コーチング 
カテゴリ 指導
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逆転のメソッド 箱根駅伝もビジネスも一緒です
原 晋

 2015年は青山学院大の箱根駅伝初優勝で始まったとも言える。とりわけ原晋監督の手腕に注目が集まったが、切り口は勝因やユニークな指導法が大半を占めた。一方、本書のタイトルは「逆転のメソッド」である。原氏はこれまで、ケガによる競技引退や同年代に出遅れてのサラリーマン生活、そして監督就任3年目にあわや解任といった挫折・危機に見舞われた。それをどのように乗り越えたかにスポットを当てている。
 結論から言うと、ビジネスマンとしても監督としても、目標を立て、現状を把握し、具体的に計画して、周囲と協力しながら実行したわけだが、重要なのはその目標をどうしても果たしたいと思う気持ち、すなわち悔しさである。逆に言えば危機に立たされているとき、その気持ちは最も大きい。そこでいかに自滅せず逆転するかを教えてくれる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:祥伝社

(掲載日:2015-11-10)

タグ:駅伝 
カテゴリ 指導
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カラダにいい!がカラダを壊す
亀田 圭一

 食べ物やトレーニング法など、「カラダにいい」という情報が溢れかえっている現代。これが思考停止ワードになってしまっている人に向け、身体の何に、どのようにいいのか? いいと言える理由は? と再考を促していく。すると根拠の乏しい思い込みが多いことに気づかされる。
 自分の現状を正確に把握して、自然に過ごす。本当に「カラダ」にいいことはシンプルだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日本経済新聞出版社

(掲載日:2015-12-10)

タグ:トレーニング 食 
カテゴリ 運動実践
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7つの意識だけで身につく強い体幹
吉田 始史

 吉田氏は自らの道場を持つ一方、看護師の顔も持つ。さまざまな知識・経験を「運動基礎理論」と題してまとめた。その中で、単純な筋力の意味に留まらない「強い」体幹のつくり方を紹介する。
 軸として著者が挙げるのは、①背骨、②仙骨、③股関節、④首、⑤肩胛骨、⑥腰力、⑦呼吸の7つ。つまり姿勢と呼吸を常に意識することだ。後半では、その体幹の力を効率よく使うためのコツや、トレーニングで意識すべきことが丁寧に解説されている。
 アスリートから子ども・高齢者まで対象を問わない内容だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:BABジャパン

(掲載日:2015-12-10)

タグ:体幹 トレーニング 
カテゴリ 身体
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変えることが難しいことを変える。
岩渕 健輔

 ラグビーW杯における日本代表の躍進が記憶に新しい。著者は日本代表ゼネラルマネージャーとしてその瞬間に立ち合ったはずだ。本書は2012年のGM就任以降の取り組みが書かれている。今でこそ「GM」というポジションはよく聞かれるようになったが、実際どんな仕事をしているのかが垣間見える。一言で言えば対内および対外交渉がメイン。そのとき最も重要なのは周囲に同じ方向を向いてもらうことだと感じた。
 岩渕氏は現役時代は司令塔のSOを務め、海外チームでのプレー経験もある。だからこそ世界と渡り合いながら改革を先導できたが、逆に言えば課題が見え過ぎて何もできなくなってしまったかもしれない。
 どんなに優秀な人でも1人でできることは限られている。本書の内容はスケールが大きいが、周囲と力を合わせればどんな組織でも応用できるのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベストセラーズ

(掲載日:2015-12-10)

タグ:組織 チーム 
カテゴリ 人生
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最強の選手・チームを育てるスポーツメンタルコーチング
柘植 陽一郎

 選手自身のモチベーション・競技力を向上させ、それを本番で発揮できるようにする。さらにはチーム全体としても結果が出せるように持っていく「メンタルコーチング」。
 豊富なエピソードを読むと、柘植氏の言うように人はひとりひとりまったく違うというのがよくわかる。とはいえ、それを踏まえて体系化された手法で十分アプローチできる。付箋を使った内面の整理や、テープを使ったスケジュール感の把握はすぐにでも取り入れられそうだ。
 最終章では、選手と向き合う指導者自身のセルフコーチングについても触れられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:洋泉社

(掲載日:2015-12-10)

タグ:メンタル コーチング 
カテゴリ メンタル
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「一流」が使う魔法の言葉 スポーツオノマトペで毎日がワクワク!
藤野 良孝

 フランス語で「擬音語・擬態語」を表すオノマトペを、著者は“魔法の言葉”と呼ぶ。スポーツの世界に限らず日常生活にもさまざまな効果があることがわかってきたそうだ。これを活用して日々をよりよく過ごそうとまとめられたのが本書だ。
 前半ではハンマー投げの室伏広治選手をはじめ一流選手を例にメカニズムが解説され、後半の「あげトークメソッド」にて場面に応じた活用法が紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:祥伝社

(掲載日:2012-02-10)

タグ:オノマトペ 
カテゴリ 指導
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あなたの運動は大丈夫? 「スポーツ生理学」からのアプローチ
葛西 奈津子

 スポーツを楽しみたい人に向けて、食事や水分補給、ケガ予防といったなじみやすい切り口からスポーツ生理学のエッセンスを解説している。
 トライアスロンレースを10回以上完走している自身の体験をもって、練習量にしても食事内容にしても誰でもこうすればいいという「近道」はないと説く。だが「早道」はあって、それは自分の「体の声を聞く」ことだという。普段の生活では痛みや不調を意識しなかったり、自覚してもそのままにしてしまったりすることが多いが、スポーツを通じて少しずつコントロールしていくヒントが散りばめられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:明治書院

(掲載日:2012-02-10)

タグ:トレーニング スポーツ生理学 
カテゴリ スポーツ医科学
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9回裏無死1塁でバントはするな 野球解説は“ウソ”だらけ
鳥越 規央

 野球におけるセオリーに合理的な根拠があるかどうか、セイバーメトリクス(野球統計学)を用いて1つひとつ検証されている。結果としては覆されたものも、効果を証明されたものもあり、興味深い。
 セイバーメトリクスはメジャーリーグでは選手の能力評価にも採用されているそうだが、一口に能力といっても打者なら打率や敬遠数、投手なら被本塁打数など、指標となる要素は多岐にわたる。よって、解析方法の改良の過程も見える。研究が進めば選手の将来予測や、野球と比べて指標となる要素の少ない種目への活用も期待される。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:祥伝社

(掲載日:2012-02-10)

タグ:セイバーメトリクス 統計 
カテゴリ スポーツ医科学
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誰でも1km泳げる! がんばらないクロール
髙橋 雄介

「プールに行かなくてもいい」。中央大学水泳部ヘッドコーチを務める高橋氏はその言葉通り、無理に水に入らなくとも、通勤時や入浴時にも可能なトレーニングを豊富に提示する。さらに、氏が提唱する「フラットスイム理論」に基づいた水中でのエクササイズや呼吸法が続き、泳法について詳しい説明が始まるのは4章に入ってからだ。
 実はそれこそが1km泳げるようになるコツで、ゆったりとした気持ちで手脚を動かしたほうが、疲れにくくきれいに泳ぎ続けられるという。最新の理論を、わかりやすくまとめている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ソフトバンククリエイティブ

(掲載日:2012-02-10)

タグ:水泳 クロール 
カテゴリ 運動実践
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スポ-ツと腰痛 メカニズム&マネジメント
山下 敏彦

 スポーツ障害としての腰痛を、「サイエンティフィックな側面」と「プラクティカルな側面」から一冊にまとめている。発生メカニズムをスポーツ動作からたどり、診断のチェックポイント、治療法などを網羅。
 アスレティックリハビリテーションにも多くのページが割かれ、豊富な写真を用いてエクササイズの正しい姿勢が紹介されている。さらに、プライマリケアや予防についても言及しており、腰部障害を根本的に減らしていくためにスポーツ現場において必携の書と言っても過言ではない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:金原出版

(掲載日:2012-03-10)

タグ:腰痛 
カテゴリ スポーツ医科学
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勝負を決する! スポーツ心理の法則
高畑 好秀

 スポーツパフォーマンスを支える「心技体」のうち、「心」は目に見えないために鍛えにくいと言える。そこで多数のアスリートを指導してきた著者は、試合や練習のどの場面でとくに意識すべきかという切り口から、メンタルトレーニングを「イメージトレーニング」「リラックス法」「ストレス対策」など18の要素に分類した。それぞれについて、理論編・実践編・セルフチェックシートの3ステップで解説している。
 このステップを踏むことによって「自分なりの成功の方程式」が確立される、つまりどんな場面でもセルフコントロールが可能になるという仕組みだ。指導者やチームメイトとのコミュニケーションにもふれられているが、根底には「選手の中にもう1人のメンタルトレーナーを育てる」という著者のモットーが全編にわたって息づいており、自分の「心」を鍛えることができるのは最終的に自分しかいないのだとわかる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:体育とスポーツ出版社

(掲載日:2012-03-10)

タグ:スポーツ心理 メンタルトレーニング 
カテゴリ メンタル
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細マッチョ肉体改造法
古家 政吉

 紹介されるワーク(トレーニングメニュー)は6つ、それもクランチやスクワットなどシンプルなものだ。古家氏はそれを継続すること、最適な強度で行うことこそ重要だと説く。とは言えわかっていてもなかなか始められない、続けられないものだが、本書は古屋氏自身をはじめ「トレーニングによって体型が変わると人生がどう変わるか」が何例も書かれており、読者を動かす力がある。「週1回10分」という無理のない量から取り組んでいき、体型に変化が見え始める頃には、トレーニング効果をより高めるべく食事などの生活習慣を考え直す「細マッチョ脳」も働き出すという。そうなれば理想の体型に向かって、継続することが楽しくなる。
 シンプルで易しいメソッドに、実はトレーニングの醍醐味が凝縮されていることがわかる一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2012-03-10)

タグ:トレーニング 食 
カテゴリ トレーニング
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右脳の空手
大坪 英臣

 著者は船舶工学の権威。65歳で研究・指導生活に区切りをつけ、第2の人生を模索する中で空手と出会った。スポーツ科学を学んだ人からすれば、ケガの対応方法などハラハラしてしまう記述もあるが、これまで運動習慣のなかった人が運動を継続する理由、どんなきっかけで楽しさを見出すかという例としても興味深く読める。
 達人と呼ばれる人たちの技を受けたときや、自分より力の強い人を投げてしまう感覚を言葉で説明するのは難しいもの。いわば頭脳の世界で長く生きてきた著者が、それを考えるより先に身体で=心で受け止めようとする姿勢には敬意すら感じる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:風雲舎

(掲載日:2016-06-10)

タグ:空手 
カテゴリ 身体
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アレクサンダー・テクニーク完全読本 体がよみがえる姿勢と動作
Richard Brennan 青木 紀和

 アレクサンダー・テクニークとは100年以上前に、俳優が自身の発声の不調原因を探る中で構築されたメソッド。過剰な筋緊張を解消することで、リラックスした状態とスムーズな動きを取り戻し、腰痛・肩凝りなどの痛みも緩和するというものだ。表現者やスポーツ選手に留まらず、現代社会を生きる人の悩みに広く対応できる。
 特徴は自分自身でどの部分に無駄な力が入っているか認識した上で、改善に持っていくところ。紹介されている理論、エクササイズともシンプルだが、その分奥が深い。本書では患者と指導者双方が知っておきたい内容が網羅されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2016-06-10)

タグ:アレクサンダー・テクニーク ボディーワーク 
カテゴリ 身体
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プライオメトリック・トレーニング 動的筋力と爆発的パワー
Donald A. Chu Gregory D. Myer 鈴木 俊一 日暮 清

 1992年発刊の『Jumping into Plyometrics』に続く位置づけの本書。まず1~3章でプライオメトリックの仕組みや作用に触れたのち、4章・5章では成長途中の若年者やACL損傷のリスクが男性より高い女性アスリートにとって安全で効果的なトレーニングプログラムが紹介されている。
 また、6章ではリハビリテーション終盤における機能テストとしての用い方も提示され、プライオメトリック・トレーニングが幅広く活用できるものであるとわかる。そして7章以降では豊富なメニューとその組み合わせ方が写真・図とともに解説され、対象選手の競技レベルや状態に合わせた適切なメニュー選択の助けとなってくれる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2016-06-10)

タグ:プライオメトリック トレーニング 
カテゴリ トレーニング
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健康管理する人が必ず知っておきたい栄養学の○と×
古畑 公 木村 康一 岡村 博貴 望月 理恵子

 2011年に発行された『食と健康のホントが見える栄養学』の増補改訂版にあたり、日本食品標準成分表2015年版(七訂)にも対応している。巻末に○×練習問題もあるが、基本的には栄養学の基礎や食材、食の迷信などをトピックとして取り上げ、科学的根拠に基づいた正しい情報を解説する。
 さらに後半では、花粉症や口内炎といった健康レベルを下げてしまう症状に対して、栄養学の観点からどんなアプローチができるかも紹介。
 気になるトピックや症状を扱ったものから読み始めることができ、図表やイラストもわかりやすく、内容が頭にすんなりと入ってくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:誠文堂新光社

(掲載日:2016-07-10)

タグ:栄養学 食事 
カテゴリ
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勝者の呼吸法 横隔膜の使い方をスーパー・アスリートと赤ちゃんに学ぼう!
森本 貴義 大貫 崇

 森本氏・大貫氏とも、大リーグチームなどで活動歴のあるトレーナー。「スーパー・アスリート」はもちろん、そこに及ばなかった選手も間近に見てきた経験を踏まえ、1日2万回以上行っている呼吸の重要性を説く。普段、意識していない呼吸の仕組みや横隔膜の使い方を丁寧に説明していく。
 一流選手の呼吸法は自分には真似できないのでは? と思いそうなところで、もう1つの手本である赤ちゃんの呼吸も紹介する。
 大人になるにつれできなくなってしまう要因を整理し、本来の呼吸を取り戻す14個のエクササイズが最後にまとめられており、実践につながりやすい構成だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ワニ・ブックス

(掲載日:2016-07-10)

タグ:呼吸 横隔膜 
カテゴリ スポーツ医科学
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PNFスポーツオイルマッサージ 動的×静的アプローチで深部筋肉・神経まで働きかける!
田中 代志美 辻 亮

 辻氏、田中氏ともアイアンマンレース世界大会の公式トレーナーを務める。辻氏のPNFを基にした手技と、田中氏のマッサージ手技を組み合わせたテクニックを紹介。オイルマッサージの経験がない人でもスムーズに取り入れられるよう、精油の種類についての記載もある。仰向け/うつ伏せ、上肢/下肢という構成で、豊富な写真とともに施術のコツや効果をわかりやすくまとめた。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:BABジャパン

(掲載日:2016-08-10)

タグ:オイルマッサージ PNF 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:PNFスポーツオイルマッサージ 動的×静的アプローチで深部筋肉・神経まで働きかける!
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健脚商売 競輪学校女子一期生24時
伊勢 華子

 2012年に復活した女子競輪。競輪学校1期生と、廃止前に活躍した元選手のうち8名にスポットを当てた。学校部活動などで親しみのある種目ではないのに、なぜこの世界に身を投じたのか。バンクを走ることで何が見えたか。彼女たちが目の前で話しているかのような描写で明らかにしていく。浮かび上がるのは「生活」だ。タイトルに商売とあるからか賞金額から子供時代の小遣いの額までポンポン出てくる。自分の身体だけを頼りに、生きていくために漕ぐ。そこに、女性ならではのタフさだけでなく「夢」も感じられるのが、競輪の、プロスポーツの醍醐味だと改めてわかる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:中央公論新社

(掲載日:2016-08-10)

タグ:競輪 
カテゴリ スポーツライティング
CiNii Booksで検索:健脚商売 競輪学校女子一期生24時
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アスレティックケア リハビリテーションとコンディショニング
小山 貴之

 スポーツ医科学の発展と、一般社会における認知度の上昇はめざましい。だが、専門知識を持つ人がいない現場もまだまだあると著者は指摘する。たとえば部活動顧問を務める教員など、現在専門外ながら指導にあたっている人、そして将来そういった状況をなくすべく取り組む学生のための入門書だ。スポーツ外傷・障害、コンディショニング、リハビリの基礎知識が網羅され、応急処置と部位別のリハビリが紹介される章は辞書のように使える。もちろんスポーツ現場で活躍する人にとっても、最新の知見を確認できるものと言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2016-08-10)

タグ:リハビリテーション コンディショニング 
カテゴリ アスレティックトレーニング
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考えて強くなるバレーボールのトレーニング スカウティング理論に基づくスキル&ドリル
吉田 清司 渡辺 啓太

 FC東京バレーボールチームの監督を務める吉田氏は男子日本代表の、渡辺氏は女子日本代表のアナリスト経験を持つ。バレーボールにおける情報戦略を先導する両氏が、スカウティング手法と練習・試合への活かし方を、中・高生でも実践できる形に整理した。各項目は具体的に書き込まれており、ジュニア世代からデータを扱うことに慣れ、考えて練習する習慣を身につけてほしい、それによってバレーボール界全体の底上げにつながればという熱意がこもっている。スカウティングの基本的な考え方は、他の競技の選手たちにも参考になりそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2016-08-10)

タグ:バレーボール 分析 トレーニング 指導 
カテゴリ トレーニング
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早稲田アスリートプログラム テキストブック 大学でスポーツをするということ
早稲田大学競技スポーツセンター

 早稲田アスリートプログラム(WAP)は、大学創立150周年に向け、スポーツの価値を高めていくべく2014年度に開始された。なぜ「大学」でスポーツをするのか、一大学の取り組み例として読み進められる。内容は、地域貢献やチームマネジメントをはじめとした求められるスキル、そして生活管理やメディカルケアなどの持っておくべき知識のテキスト化がメイン。さらには、メディアとの関わり方やセカンドキャリアといった、部員をどうサポートするかにも触れている。勝利を追求するだけでなく、社会のリーダーたる人間になる、育てる。スポーツ界全体が目指すべき方向が浮かび上がるとともに、選手が関わる各領域、その中におけるスポーツ医科学の位置づけも再確認できる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:BookWay

(掲載日:2016-09-10)

タグ:アスリート 大学スポーツ セカンドキャリア 
カテゴリ その他
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筋トレマニア 筋トレ用語事典
有賀 誠司

 トレーニング指導を牽引する有賀氏が、トレーニング用語を整理し、「筋トレマニア」たちにも満足できる解説を行った。時代を超えて親しまれ、また研究が進み新たに生み出された中からピックアップして五十音順に並べた用語は、マシンや機器の名称、トレーニング方法や原則、スポーツ医科学用語、人物まで多岐にわたる。1つ1つの言葉の意味を正しく、詳細に説明するに留まらず、そのトレーニングを行う上での注意点、安全に行う工夫、上級者のための応用編といったプラスアルファがあるのが特徴だ。写真や図、コミカルなイラストも適宜添えられ、堅苦しくない。本書を片手に実際に動いてみようという気にさせられる。実践して初めて理解できることもある、とわかる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2016-09-10)

タグ:用語 トレーニング 
カテゴリ トレーニング
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ほんとうに危ないスポーツ脳振盪
谷 諭

脳神経外科医の著者が、脳震盪の危険性、症状の特徴、対応方法、予防として事前にやっておくべきことを具体的に、わかりやすく解説する。頭部のケガの中でも、脳振盪は出血などと違い見た目では症状がわかりにくかったり、受傷した本人が「大丈夫」と言ったりする。それに惑わされず見極めねばならない。一回の受傷はもちろん、たとえ軽症でも繰り返すことによって死の危険があるからだ。ポイントを10カ条にまとめており、焦りがちな状況でも確認しやすい。トップスポーツの現場はもちろん体育やレジャーなど日常でも出くわすことのある脳振盪。正しい知識を知っておくに越したことはない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2017-03-10)

タグ:脳振盪 
カテゴリ スポーツ医学
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プロアマ共用 野球選手に贈る試合に勝つためのマル秘偵察術
神原 謙悟 大利 実

高校チーム、大学チームでアナリストを務め、プロ球団でゲーム分析を担当する神原氏。オリジナルの分析シートを公開し、その記録方法と、集めたデータから見えてくることを紹介していく。膨大な情報を収集し分析するというのは野球やチーム球技の特性かもしれないが、情報の活用という意味ではさまざまな種目に通じる。実際、試合毎に変わる要素がありデータが万能ではないこと、選手・指導者とのコミュニケーションのコツについてなども言及されている。また、「偵察」は敵に限らず、自チームの課題や長所を明らかにするものでもある。うまくデータを強化に結びつけたい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2017-03-10)

タグ:偵察 スカウティング 分析 
カテゴリ その他
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いちばんやさしい 痛みの治療がわかる本
伊藤 和憲

 鍼灸治療院にはさまざまな「痛み」を抱えた人が訪れる。ある意味、患者の数だけ種類のある「痛み」をどう鑑別し、どう治療するかをまとめた。診察・治療の手順を7stepとし、2章では問診および理学検査を効率よく活用する手法を提示。3章では痛みを引き起こす疾患を部位ごとに 解説し、4章にて末梢神経レベル・脊髄レベル・脳レベルに分けてアプローチを考えていく。セルフケアについて取り上げる5章では、エクササイズなどの紹介にとどまらず、患者の感情や環境にも寄り添っており、そういったことも含めた「やさしい治療」とは何かを改めて考えさせられる。初学者はもちろん、すでに臨床にて活躍する治療家も、経験を体系化して整理するのに役立つ一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2017-03-10)

タグ:痛み 治療 
カテゴリ スポーツ医科学
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スポーツリハビリテーションの臨床
青木 治人 清水 邦明 鈴川 仁人

2018年に開設20年を迎えた横浜市スポーツ医科学センター。総新患数は12万人を超える。スポーツ(アスレティック)・リハビリテーションにおいて、かつてはプロ選手が手術のため海を渡ることもあったが、センターのリハビリスタッフは術直後の医学的リハ、一般的リハ、種目特異的リハの 3 段階を一貫して行い、多くの知見を積み重ねてきた。その集大成として、総論、部位別、競技別に治療について記述した。個人差が大きい中、医学的根拠に基づきどのような検査・評価・治療・予防に取り組んできたかがわかりやすく整理されている。画像も豊富で、臨床現場で困ったとき1つの指針になってくれそうだ。

(月刊トレーニング・ジャーナル)

出版元:メディカル・サイエンス・インターナショナル

(掲載日:2019-10-03)

タグ:リハビリテーション 
カテゴリ スポーツ医科学
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勝ちにいくスポーツ生理学 運動生理学の基礎からトレーニングの落とし穴までを解説
根本 勇

スポーツ生理学に似た言葉に運動生理学がある。どうして「勝ちにいく運動生理学」にしなかったのか? と疑問を抱きたくなるが、それは読むと納得できる。スポーツ現場から沸き立つ疑問をわかりやすく解説しているところは、題名の如く実践的で、選手にも十分読みこなせる内容となっている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:山海堂

(掲載日:2000-01-10)

タグ:運動生理学 
カテゴリ スポーツ医科学
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MEDICAL YellowPage
水島 洋

医療関係者でインターネット環境を持っている人には待望の書。「お薦めWWWサイト」を中心に国内外2000件を超える情報アクセス先を紹介している。専門分野別、提供形態別と大まかな分類から、学問領域別までカテゴライズされており、まさに医療関係者のイエローページ、医学情報のエントランス。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:南江堂

(掲載日:2000-01-10)

タグ:情報源 
カテゴリ その他
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身体動作の運動学
Vladimir M. Zatsiorsky 鳥居 俊

運動学の基本概念に必要な数学、物理学(力学)、解剖学を解説しながら、実際のスポーツ科学に応用できるよう編まれた本で、かなり専門的かつ具体的である。読者層は、スポーツ科学の大学院課程、リハビリテーション医学・科学、整形外科学の専門教育というだけに、基礎ができていないと読みこなせない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2000-01-10)

タグ:運動学 
カテゴリ スポーツ医科学
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スポーツの達人になる方法
小林 一敏

バイオメカニクスの研究を長きにわたって続けてきた著者ならではのタイトル。スポーツ動作の解説に加えて終始語られているのが、「教えない指導法」の重要性で、著者はこれをコーチングの要諦であるとも述べる。力学を表現する数式が苦手という人でも“達人”への興味が湧いてくる本。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:オーム社

(掲載日:2000-01-10)

タグ:動作 コーチング 
カテゴリ スポーツ医科学
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哲学的フットボール
マーク ペリマン Mark Perryman 見田 豊

「哲学」と「フットボール」をマッチメイクした面白い試みの本である。内容は、ポジションの特徴にそれぞれ哲学者のパーソナリティを当てはめていきながらゲームが展開されていくというもの。メンバーの思想なり主張なりをあらかじめ頭にインプットしてから、読み始めることをお勧めしたい。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日経BP

(掲載日:2000-01-10)

タグ:哲学 フットボール 
カテゴリ その他
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勝利を支配するもの
佐藤 純朗 平尾 誠二

非凡な才能とカリスマ性で、史上最年少監督に就任した平尾誠二氏とジャパン(ラグビー日本代表)の2年半を追った本である。W杯では、予選リーグ全敗で決勝リーグには進出できなかったものの、その足跡は日本のスポーツ界に大きな財産を残した。続投の“Mr.ジャパン”にさらなる強化を期待したい。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2000-01-10)

タグ:ラグビー 
カテゴリ スポーツライティング
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自分の頭と身体で考える
養老 孟司 甲野 善紀

解剖学の権威・養老氏と古武術を追求する甲野氏による「日本人の身体観」についての対談。話は「頭と身体で考える」というテーマから徐々に両氏の興味へ、そして日本社会の問題点へと逸れていくというバラエティに富んだ内容だ。自分の身体に問いかけてみると、意外なことが見えてくるかもしれない。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:PHP研究所

(掲載日:2000-02-10)

タグ:身体 解剖 古武術  
カテゴリ 身体
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骨と関節健康カルテ
国分 正一

(‎日本臨床整形外科医会・発行)

「骨と関節」、言い換えると「手足と背骨」のケガと病気について、一般の人々にもわかりやすいように整理された本である。「家庭の医書の一冊に」と著者が言うように、生活の中で生じるケガから先天性の関節脱臼など広く掲げ、解説している。知識として身につけ、人に教えたくなる内容。






(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:金原出版

(掲載日:2000-02-10)

タグ:関節 
カテゴリ スポーツ医科学
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筋力トレーニング科学の理論と実際
鈴木 正之

筋トレの基本的な考え方から解剖学的所見、さらには競技別の身体の動かし方、トレーニング種目の紹介と、盛り沢山の内容から本の厚さにもボリュームがある。特に競技別の動きに関しては、著者独特のバイオメカニカルな視点と“動きの解剖図”が理解を助け、筋トレ初心者にもやさしい本となった。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:黎明書房

(掲載日:2000-02-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
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投球論
川口 和久

「無駄球の多い、コントロールの悪い投手の話にここまでつきあっていただき……」と、あとがきの冒頭にある。見せ球が多くず随分肩を酷使したという川口だが、反面それが誇りに感じられてしまうから、スポーツは面白い。ストレートとカーブにこだわった川口が、その記憶をたどって再構築した「論」に相応しい展開だ。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2000-02-10)

タグ:投球 野球 
カテゴリ スポーツ医科学
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メンタル強化バイブル
高畑 好秀

この本の特徴は、各競技のトップ選手20人が勝つために練り上げた方法論を探り、得られたヒントを紹介していくというところにあるが、その豊富な事例から自分に適した情報を抽出し、アレンジすることも可能である。メンタルトレーニングの方法が、十人十色であることを強調する著者らしい仕立てだ。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:池田書店

(掲載日:2000-02-10)

タグ:メンタルトレーニング 
カテゴリ メンタル
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MT法でなりたい自分になれる
小林 充

「MT」はメンタルトレーニングの頭文字を表す。著者によるその位置づけは、潜在意識にあるマイナスイメージをクリーニングし、代わりにプラスイメージをインプットすることで「なりたい自分になれる」というもの。自分でできるチェック法に“MTテスト”を挙げるが、ゲーム感覚でやると楽しめそう。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:成星出版

(掲載日:2000-02-10)

タグ:メンタルトレーニング 
カテゴリ メンタル
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現代スポーツ評論
中村 敏雄

スポーツは文化遺産
「スポーツは今どこにいるのか?」とサブタイトルが問う。この抽象概念を追求するとともに、スポーツを文化遺産として捉える視点を国民共有のものとしていくことの重要性を説いていこうと創刊された。編者は、長きにわたり文化とスポーツの関わりを論じてきた中村敏雄氏・元広島大学教授で、著者にはスポーツ科学者、ジャーナリスト、スポーツライター、スポーツチームの監督など様々なラインナップが並び、それぞれ現在のスポーツが抱える問題をシビアに見据えながら提言する。
 中でも、編者の中村氏と清水諭氏・筑波大学講師らが語らう「メディアが果たしてきた役割と責任」は、まさに今日的課題である。ロサンゼルスオリンピック(1984年)辺りを境にスポーツビジネスが加速度を増したが、その車軸にはメディアがあったことは周知の通りである。エンターテインメントとして誰もが楽しめるスポーツという点では、メディアの功は大きかったと言える。しかし、スポーツとメディアが並走しながら時を重ねるうちにスポーツシーンを「伝える」はずのメディアが、視聴者を「操作する」ようになってしまったとも彼らは言う。一方、そうした反省からあまりお金をかけなくても楽しめるんだよと言うのが、ワールドゲームスの誕生と発展だ。2001年に秋田県で開催されることでよく知られるようにもなってきたが、こうした価値を想像するような動きは大いに期待できる。それらを含めて、様々な視点からスポーツを眺めると同時に、骨太なスポーツジャーナリズムを模索する姿も興味深い。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:創文企画

(掲載日:2000-03-10)

タグ:評論 
カテゴリ その他
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スポーツ医科学キーワード<臨床スポーツ医学>
臨床スポーツ医学編集委員会

同社によりすでに出版されている『スポーツ医学基本用語ゼミナール』から、さらにアップデートな情報に対応できるよう編まれたキーワード集。お馴染みの顔ぶれとともに、若手を思い切って起用しており、執筆者は270名に上る。学際的であるスポーツ医科学に関わる人への共通用語を取りまとめた。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文光堂

(掲載日:2000-03-10)

タグ:スポーツ医学 
カテゴリ スポーツ医学
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スポーツ科学・入門 スポーツの新たな可能性を再発見する
別冊宝島編集部

この本は、1991年に同社から出版された別冊宝島『スポーツ科学・読本』の改訂版である。9年前に出版された前書とは基本的に同じだが、今読んでもスポーツ科学入門編としてはなんら遜色ない。稲垣正浩・日本体育大学教授が語る「誰も語らなかった、スポーツ史の真実」は、一読の価値あり。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:宝島社

(掲載日:2000-03-10)

タグ:スポーツ科学 
カテゴリ スポーツ科学
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Sprint Techniques with John Smith ジョン・スミスのスプリント・テクニック スプリント・スタート・リレーの技術とトレーニング(DVD)
ジョン・スミス

元400m世界記録保持者で、現在モーリス・グリーン選手やアト・ボルドン選手らのコーチを務めるジョン・スミス氏がスプリントテクニックに関するビデオ。「前足のつま先は重心に位置する場所で地面を蹴り、脚は常に上体より前で着地する……」と、かなり詳細にわたる指導が続く。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ジャパンライム

(掲載日:2000-03-10)

タグ:陸上競技 
カテゴリ 指導
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最新徒手医学 痛みの診察法
Jiří Dvořák Václav Dvořák 江藤 文夫 原田 孝 八城 圀衛

“痛み”という症候を正しく診断して治療することは、神経学や進歩した科学をもっても困難な場合が少なくない。言わば痛みという「個人的な体験」に対し、手術療法や薬物療法が行われてきたが、それとは異なる様式として関心が高まっているのが徒手医学だ。この先端を行くドイツ、スイスの教育から解説する。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元: 新興医学出版社

(掲載日:2000-05-10)

タグ:痛み  
カテゴリ スポーツ医学
CiNii Booksで検索:最新徒手医学 痛みの診察法
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スポーツとトレーニングの生化学
Ron Maughan Paul L. Greenhaff Michael Gleeson 谷口 正子 谷口 直之 大野 秀樹

スポーツとトレーニングが及ぼす物質レベルの変化、つまり日常の運動や競技者の訓練によって引き起こされる代償はどうなっているのか。中でも、筋肉をはじめ肝臓や血液、ホルモンの動態が、どうなっているかがわかる本。生化学、生理学、運動・スポーツ科の学生にとっての“入門書”を狙いとする。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:メディカル・サイエンス・インターナショナル

(掲載日:2000-05-10)

タグ:生化学 
カテゴリ スポーツ医科学
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Coaching power : パワートレーニングプログラム(DVD)
ロナルド・ニアマイヤ

110mハードル前世界記録保持者で、アメフトの選手としてもサンフランシスコ49ersで活躍したロナルド・ニアマイア氏がパワートレーニングプログラムを解説。レジスタンストレーニング、プライオメトリクス、スプリントトレーニングを中心に、それぞれの専門種目に適した形で紹介されていく。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ジャパンライム

(掲載日:2000-05-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
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子供のためのスポーツ・コンディショニング
菅野 淳

J1のジュビロ磐田が、これまで蓄積してきたノウハウを活かしながら、地域貢献の一環として発刊した本。トップチームのコンディショニングコーチを務める菅野氏が、子どもたちや保護者に向け、「食事の摂り方」「水分補給」「あがり対策」などを説いていく。なお、この本は一般の書店には置いていません。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ヤマハフットボールクラブ

(掲載日:2000-05-10)

タグ:コンディショニング 子ども サッカー 
カテゴリ スポーツ医科学
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敗因の研究
日本経済新聞運動部

日本経済新聞土曜日夕刊の「ひと・スポーツ」欄に掲載された「敗因の研究」シリーズから精選、再取材を経て、大幅に加筆された短編集である。「敗因を探られる」だけに取材対象はよい顔をしなかったようだが、だからこそ読み手は知りたいというのも本音。勝因ではなく敗因に焦点を絞った点が新鮮だ。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日本経済新聞出版

(掲載日:2000-05-10)

タグ:分析 
カテゴリ スポーツライティング
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らくらくウォーキング健康法
佐田 正樹 森山 善彦

飽食からくる“贅沢病”に、いかに立ち向かうか? スポーツ医学の専門病院で診察に携わり、公共機関で健康づくりを指導してきた著者は、その経験から解決の糸口が1日20分のウォーキングにあると考える。主に中高齢者を対象としているだけに、わかりやすいタッチと図説が理解を助ける。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:現代書林

(掲載日:2000-05-10)

タグ:ウォーキング 
カテゴリ 運動指導
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スポーツ現場での脳振盪
Julian E. Bailes Joseph C. Maroon Mark R. Lovell 鳥居 俊 好本 裕平

「大きく強く速く」なった選手たちは、逆に中枢神経系の外傷にさらされる危険性を高めた。その代表格、脳振盪のガイドラインから発生と予防、病態、脳代謝の変化、さらにはショッキングとも言うべきNFLの元選手などによる座談会から構成される本である。
 スポーツを観ていると、解説者が「脳振盪でしょうか?」と言うことがあるが、名前はよく知られているけれども、実際この外傷がどのようなものか知られていることは稀である。
「スポーツ中の脳振盪の管理に関するコロラド医学会のガイドライン」では、「健忘を伴わない意識混濁、意識消失なし」「意識消失」といった3つのグレードに分類する指針を出しており、神経学的な検査の要不要が決められている。
『スポーツ現場での脳振盪』では、神経学のうち「神経心理学」による評価と検査法が紹介されている。とくに米国プロスポーツの代表アメリカンフットボールからは、ピッツバーグ・スティーラーズの例を挙げている。項目は集中力、記憶力、運動巧緻性、運動速度についてで、特別にデザインされたテストの実施を紹介しながら、その重要性を説いている。ほかにもアイスホッケー選手の評価についても掲載されている。
 脳振盪に限らずスポーツ中の外傷の管理について、直接処置に当たるのは医療関係者に限られているが、予防を考えると人任せではいられないのが脳振盪である。比較的わかりやすい本のため、メディカルスタッフ以外の指導者にもお勧めである。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2000-06-10)

タグ:脳振盪 
カテゴリ スポーツ医科学
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スポーツ医学II 健康と運動
池上 晴夫

「生命を支える能力を維持・強化していこう」。これを著者は健康への第三の道と説く。さらにこの道を支えるのは、運動のみならず、栄養、環境、ストレスあるいは近代化に対する個々のスタンスであり、そのアプローチの工夫が必要とも。そうした観点をもとに、第2章から専門的な内容に入っていく。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:朝倉書店

(掲載日:2000-06-10)

タグ:スポーツ医学  
カテゴリ スポーツ医学
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これからの健康とスポーツの科学
安部 孝 琉子 友男

「身体機能はどこまで改善できるか?」「どのような運動をすると骨が強くなるか?」「スポーツのうまい、へたって何が違うの?」など、それぞれの章タイトルに工夫が施されている。高齢化・長寿国と呼ばれて久しい日本人の多くが生活習慣病の危険にさらされている現状を、スポーツとの関連でみていく。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2000-06-10)

タグ:健康 
カテゴリ スポーツ医科学
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肩こり・腰痛らくらく体操(ビデオ)
(財)横浜市スポーツ振興事業団

肩こり・腰痛の解消や予防のための、自宅でできる簡単な体操がビデオになった。肩こり編・ストレッチ体操が10分、筋力トレーニングが5分と比較的短い時間で見ることができる。限定数1500本。通信販売の申込みは、横浜市スポーツ情報センター。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:

(掲載日:2000-06-10)

タグ:体操 
カテゴリ 運動指導
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健康・体力のための運動生理学
石河 利寛

著者は、日本の運動生理学の大家である石河氏。この分野は、20世紀前半から半ばにかけスポーツ活動に科学的根拠を与えるものとして重要性をもたらしてきたが、後半には主に運動が健康維持・増進に及ぼす論理的背景を示してきた。この両面について、幅広い視野に立ちながら豊富な資料をもって解説した本である。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:杏林書院

(掲載日:2000-07-10)

タグ:運動生理学 健康 
カテゴリ スポーツ医科学
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教養としてのスポーツ・身体運動
東京大学身体運動科学研究室

東大生の必修実技実習科目「スポーツ・身体運動」(1年生)の教科書として新たに編集されたテキスト本。もちろんそれ以外の読者の目に触れることも意識して編集されており、教官が所属する大学院総合文化研究科の身体運動科学グループからのメッセージとして受け取ることもできる。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東京大学出版会

(掲載日:2000-07-10)

タグ:運動 
カテゴリ スポーツ医科学
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運動分子生物学
大日方 昂 山田 茂 後藤 勝正

近年、遺伝子技術を駆使した筋細胞の分子生物学的研究が進み、筋に対する新たな知識が加えられている。この本では、運動によってもたらされた信号を受けた筋が、どう応答し特性を変えるのかというテーマを踏まえながら、運動器官としての筋の構造と構成分子、さらには仕組みについて述べられている。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2000-07-10)

タグ:分子生物学 
カテゴリ その他
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スポーツ・イヤーブック ウィナーズ2000


冒頭、ウィナーズ編集長は「どんな本かと問われれば、『暇をつぶすための本』とあえて答えたい」と控えめに述べているが、スポーツ版「現代用語の基礎知識」「知恵蔵」、もっと言えばスポーツ界のアーカイブスは、スポーツ・インフォマニアたちの必需品だ。ところで、2001年には『ウィナーズ2001』が出るそうだ。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:新潮社

(掲載日:2000-07-10)

タグ:記録 
カテゴリ その他
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運動する人がやせる・たくましくなる食事
杉浦 克己

アスリートの食事指導の分野でも第一線で活躍する著者が、健康のために運動を行っている“初心者”の栄養摂取法を取りまとめた本。管理栄養士が作成した目的別料理レシピの紹介、冷え性・肩こり・便秘などの症状に効く食事法の解説、さらにはサプリメントの正しい摂取法を解説する。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ハートフィールド・アソシエイツ

(掲載日:2000-07-10)

タグ:スポーツ栄養 
カテゴリ
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感じがいい「そのひとこと」の言い方
今井 登茂子

特別なことではない、ごく常識的かつ基本的な「そのひとことの言い方」というものが乱暴だったり、あるいは忘れられてしまったりすることで、コミュニケーションがうまくいかないことがある。「そんなときどう言ったらよいのかわからない」という人のために、コミュニケーションのプロが著した本。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2000-07-10)

タグ:コミュニケーション 
カテゴリ その他
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小・中学生のスポーツ栄養ガイドブック
樋口 満 石井 恵子 田口 素子

今年度から使用されている「第六次改定日本人の栄養所要量食事摂取基準」を説明しながら、スポーツをする小・中学生(の親)を対象に、身体づくりの基本となる食事の摂り方について実践しやすい形で解説した本。これから気になる夏バテ対策の食事や、競技別のアドバイスなどバラエティに富んだ内容だ。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:女子栄養大学出版部

(掲載日:2000-08-10)

タグ:小・中学生 スポーツ栄養 
カテゴリ
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野球のメンタルトレーニング
高畑 好秀

小誌連載中の「実録メンタルコンディショニング」を担当する高畑好秀氏が、とくに専門とする野球のメンタルトレーニングについてまとめた本。プロ野球選手などのインタビューから成る第1章、具体的なメンタルトレーニング法が紹介されている。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:池田書店

(掲載日:2000-08-10)

タグ:野球 メンタルトレーニング 
カテゴリ メンタル
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ケーススタディ運動療法 高血圧・高脂血症・糖尿病に有効な運動
坂本 静男

生活習慣病患者は、脂質代謝異常、糖質代謝異常、尿酸代謝異常、高血圧症などを抱えているケースが多い。そういう人たちに勧めるのは、健康の3本柱、つまり「運動」「栄養」「休養」だ。しかし、それぞれが明確な形で示されているかというと、疑問である。この本は、中でも「運動」に焦点を当てた。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:杏林書院

(掲載日:2000-08-10)

タグ:運動療法 
カテゴリ 運動指導
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泳いだ走った輝いた ミッキーの痛快トライアスロン人生
山本 光宏

シドニーオリンピックで正式種目となるトライアスロン。この競技で日本初の“プロ”となった山本光宏氏のインサイドストーリー。練習中の交通事故で、頸椎骨折を負いながらも奇蹟的なカムバックを遂げた37歳の現役トライアスリート人生、「明るく前向きに、挑戦していく姿」が目を見張る。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ランナーズ

(掲載日:2000-08-10)

タグ:トライアスロン 
カテゴリ 人生
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心肺蘇生法「命を救え」(ビデオ)
国際救命救急協会

心臓マッサージと人工呼吸の具体的な方法を解説したビデオ。これからのシーズン、海に出かける人も多いが、海難救助のみならずスポーツシーンでも起こり得る“もしものとき”。「救急車が到着するまでの約6分、あなたは大切な人に何ができますか?」。問い合わせ先は国際救命救急協会まで。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:

(掲載日:2000-08-10)

タグ:心肺蘇生 
カテゴリ スポーツ医科学
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ストレッチ(ビデオ)


「体をいやす全身編」「上半身リラックス編」「肩こり・腰痛改善編」などのサブタイトルが示す通り、基本的な生活習慣や仕事の中で生じる“痛み”をストレッチによって改善していくことを狙いとしたビデオシリーズ。デスクワークの休憩時間、営業職の息抜きの時間にお勧めしたいストレッチを紹介。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日機装ケンコー株式会社

(掲載日:2000-08-10)

タグ:ストレッチ 
カテゴリ ストレッチング
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アクアティックリハビリテーション
Andrea Bates Norm Hanson 山本 利春 日暮 清

リハビリテーション、リラクゼーション、疲労回復などの目的ですでに多くのチームが利用している「アクアエクササイズ」。これを正しく実践していくための基本的な理論が整理されている序盤、そして中盤からはスポーツで引き起こしやすい障害に対応したアクアティックリハビリテーションの実際が紹介されている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2000-09-10)

タグ:アクアティックリハビリテーション 
カテゴリ スポーツ医科学
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今中大介 ツールへの道
今中 大介

日本のロードレーサーの先駆者である今中氏の、長年の“経験”が敷き詰まった「プロとしての日誌」が本になった。トレーニング日誌の様相を呈していながらも本場イタリアでの喜怒哀楽、プロとして生き抜くための秘話など、読み物としても味わい深く、競技を跨いでも楽しめるようになっている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:未知谷

(掲載日:2000-09-10)

タグ:自転車 
カテゴリ スポーツライティング
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簡単ストレッチ
桜井 静香

「生活の一部」というくらい日常的に行われるようになってきたストレッチングだが、聞きかじりであるためワンパターンになりがちだった。そのワンパターンを解消するために、「いつ、どのようなことをやったらいいのか」という分類を加えたところが新しい。また、優しいタッチで描かれたイラストも心地よい。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:家の光協会

(掲載日:2000-09-10)

タグ:ストレッチ 
カテゴリ ストレッチング
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できることから始める運動プログラム ウイダーフィットネスバイブル
森谷 敏夫 有賀 雅史

「正しいトレーニングでシェイプアップされた身体」「バランスのとれた賢い食生活」「ストレスのないリラックスした心」をテーマにトータルフィットネスを掲げるウイダーが、フィットネス指導のプログラムデザインを行うときに役立てられるようにと整理した。綴じ方に工夫が施されており、扱いが便利。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:森永製菓株式会社健康事業部

(掲載日:2000-09-10)

タグ:トレーニングプログラム 
カテゴリ トレーニング
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知的障害者の運動トレーニング
小野 晃

障害を持つ子どもや成人が気軽に運動できるようにと願う著者が、知的障害児の「感覚統合トレーニング」をベースに著した本。また、そうしたトレーニングの実践者や指導者、親などから成る「Project Seed」の概念も解説されている。健常者にもトレーニングのヒントを与えてくれる内容だ。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:同成社

(掲載日:2000-09-10)

タグ:知的障害 
カテゴリ トレーニング
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ヨハン・クライフ スペクタクルがフットボールを変える
Miguel Angel Santos 松岡 義行

オランダの英雄ヨハン・クライフ。「トータルフットボール」の申し子として、数々の偉大な業績を残し、70年代には最優秀選手、90年代には監督としてもその名声を轟かせ、「名選手にして名監督」の代名詞となった。そんな彼を慕う、Jリーグ柏レイソルの西野監督も、この本に大きな称賛を送る。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:中央公論新社

(掲載日:2000-09-10)

タグ:サッカー 
カテゴリ スポーツライティング
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スポーツ・エルゴジェニック 限界突破のための栄養・サプリメント戦略
Melvin H. Williams 樋口 満 奈良 典子 杉浦 克己 山口 英裕

スポーツに特異的な競技力諸因子を高めるとされている「スポーツ・エルゴジェニック」が何であるかを明らかにしながら、その有効性、安全性、合法性そして倫理面について専門的な参考書となるべく企画された本である。スポーツ・エルゴジェニックと呼称されるすべての情報を網羅した。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2000-11-10)

タグ:スポーツ栄養 
カテゴリ
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資料でみる女性とスポーツ2000
JWS「女性スポーツ白書」作成プロジェクト

女性のスポーツ参加を促進するための課題に迫る第一歩として、参加状況や教育、身体、取り巻く環境など、女性スポーツに関わる基本的なデータが詰まったレポート集。Japanese Association for Women in Sport(JWS)の活動と合わせて一読をお薦めする。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:

(掲載日:2000-11-10)

タグ:女性 
カテゴリ その他
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この方法で生きのびろ!
Joshua Piven David Borgenicht 倉骨 彰

「呼吸が止まってしまったとき」「大地震に遭遇したとき」「山で遭難したとき」「脚を骨折したとき」……。絶体絶命そのときどうすればいいのか、というテーマに答える40のサバイバル術を紹介。一風変わった本だが、突発事態にどう対処するかというスポーツにも通じるヒントがそこかしこに。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:草思社

(掲載日:2000-11-10)

タグ:サバイバル 
カテゴリ その他
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スポーツ指導者のためのスポーツ医学
小出 清一

「スポーツ指導者のための」というコンセプトに則り、スポーツ医学に関する基礎を網羅すると同時に、非常にわかりやすい形で提供している。スポーツを実践させるうえで最低限知っておくべき内科的知識、使いすぎ症候群の予防と対処など、アスリートに限らず、一般のスポーツ愛好家にも活かされるべき知識体系。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:南江堂

(掲載日:2000-12-10)

タグ:スポーツ医学 
カテゴリ スポーツ医学
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高所 運動生理学的基礎と応用
宮村 実晴

外国では、高所に関する研究史を始め、医学的、運動生理学的見地から低酸素(高所)とヒトの適応を論じた書物は数多くあるが、日本では非常に少ないと編著者は冒頭で語っている。これに対し、様々な研究分野に協力を仰ぎ、我が国の高所トレーニングや高所科学に関する最新の情報をまとめたのがこの本。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2000-12-10)

タグ:高所 運動生理学 
カテゴリ スポーツ医科学
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スポーツ倫理を問う
友添 秀則 近藤 良享

ドーピング、リンチ・暴力、セクハラ、補助金の不正流用、そしてスポーツ構造の変革──。この本は、そうした現代スポーツが投げかける、あるいは直面する様々な難問に対し、「感情論」「損得勘定論」ではなく、倫理的な立場から誠実に捉え直していこうとする友添、近藤両氏の共同レポートである。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2000-12-10)

タグ:倫理 
カテゴリ その他
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新格闘教書 クロスオーバー・トレーニング 王者10人から学ぶ理論と実践
小山 郁

自らも格闘家であるスポーツドクターの小山郁氏の著書。空手、柔道、テコンドー、レスリング、ボクシング……と、その道の“王者”10人に学んだ理論と実践。専門格闘技だけでなく、他からもトレーニングを吸収していこうとするクロスオーバートレーニングの発想を、著者はこの中で強調している。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:三天書房

(掲載日:2000-12-10)

タグ:トレーニング 格闘技 
カテゴリ トレーニング
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ジャン=マリ・ルブラン 総合ディレクター ツールを語る
ジャン=マリ・ルブラン 三田 文英 クリストフ・プノー

アマチュアからプロのサイクリスト、そしてジャーナリストを経てツール・ド・フランスを長く支えるジャン=マリ・ルブランに、これもツールの「資料魔」「うるさ方」として知られるクリストフ・ブノーがインタビュー。エリートコースを歩み、ツールを知り尽くした男が語る歴史と未来。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:未知谷

(掲載日:2000-12-10)

タグ:自転車 
カテゴリ スポーツライティング
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スラムダンク勝利学
辻 秀一

中・高校生のバスケットボール人気に火をつけたと言われる漫画『スラムダンク』の中に、スポーツのみならず人生に勝利するヒントがあると述べる辻氏。「根性は正しく使う」「今に生きる」「あきらめは最大の敵である」「波を感じる」など、何にでも応用のきくテーマを、スポーツを題材にやさしく説いた。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:集英社インターナショナル

(掲載日:2000-12-10)

タグ:人生 
カテゴリ 人生
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ウイダー・スポーツ・ニュートリション・バイブル
森永スポーツ&フィットネスリサーチセンター

目的別食事管理のポイント、食習慣の改善法、スポーツ現場に携わる管理栄養士による選手の食事モデル分析、レシピの紹介など、スポーツ選手の食事に関するアドバイスを網羅した一冊。さらには、第6次改定日本人の栄養所要量 食事摂取基準などの資料も盛り込んだ食事に関するベーシックがわかる本。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:森永製菓健康事業部

(掲載日:2001-01-10)

タグ:スポーツ栄養 
カテゴリ
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研究者
有馬 朗人 松本 元 野依 良治 戸塚 洋二 榊 佳之 本庶 佑

成功するための“研究力”“独創力”を身につける方法について、第一線の研究者ら13名に聞いた内容が編まれている。成功する研究者に必要な資質、独創力を伸ばす方法、評価される研究者の条件などを収録。「ブレークスルーを生み出すカギはどこにあるか?」など研究者でなくても興味が湧く内容である。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東京図書

(掲載日:2001-01-10)

タグ:研究 
カテゴリ その他
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君ならできる
小出 義雄

高橋尚子選手がシドニー五輪女子マラソンで優勝することを信じて疑わなかったかのように、その後すぐに発刊された。小出監督の選手育成法から髙橋選手とともに歩んだシドニーまでの道のりなど、一般読書向けにリズミカルなタッチで描かれている。同監督の次なる夢は「銀座マラソンの開催」とまた華やかだ。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:幻冬舎

(掲載日:2001-01-10)

タグ:マラソン 
カテゴリ 指導
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スポーツ心理学ハンドブック
上田 雅夫

国際スポーツ心理学会が設立されて35年と、この分野はまだ若い科学であって、科学的解明を必要とする課題が多いのも確かである。そうした課題の解明や用語の統一を図る意味でも、誰もが理解できる形の基礎が必要であると、早稲田大学のスポーツ心理学関係者ほか41名が編んだ“教科書”。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:実務教育出版

(掲載日:2001-01-10)

タグ:スポーツ心理 
カテゴリ メンタル
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5つの診断 自分が見つかるABCDEトレーニング
末松 芳子

フィギュアスケーターの頃には、大舞台で実力を発揮できず精神面の弱さを痛感したという著者が、「ラショナル・エモーティブ・セラピー」と呼ばれる論理療法によって、精神的課題の克服が可能であるとして書き著した本。「5つの診断」とは、出来事、考え方、感情、反論、効果のステップのこと。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:情報センター出版局

(掲載日:2001-01-10)

タグ:メンタル 
カテゴリ メンタル
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スポーツ心理学 心を強く鍛えるための15の「理論」と「実践法」
高畑 好秀

「心を見つめる」「心を操る」「心を鍛える」という視点で取りまとめた、心を強く鍛えるための15の理論と実践。前半は、陸上競技の高野進氏、飛板飛込の元渕幸氏、野球の辻発彦氏などのインタビューから得られたメンタルマネジメントの神髄について、後半ではそこから得られた理論を体系化した。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:山海堂

(掲載日:2001-01-10)

タグ:スポーツ心理  
カテゴリ メンタル
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スポーツ外傷学III 上肢
黒澤 尚 星川 吉光 高尾 良英 坂西 英夫 川野 哲英

治療のゴールをスポーツ復帰に置き、日頃からスポーツ外傷に関わる医師、理学療法士、トレーナー等に直接的、具体的な診療指針を提供する「スポーツ外傷学全4巻」のうちの一冊。この本では、上肢の外傷におけるテーピング、運動処方、再発防止までを見やすい図とともに懇切丁寧に解説している。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医歯薬出版

(掲載日:2001-02-10)

タグ:スポーツ医学 
カテゴリ スポーツ医学
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運動の神経科学 基礎から応用まで
西野 仁雄 柳原 大

運動の発現はすべて脳からの出力によって生じるものであり、運動は脳が創り出す知性の1つである。そうした運動と脳との関係を、脳・神経科学の視点から明らかにしていく一冊。トップアスリートが見せる統合された円滑かつ精緻な動きは、どういう過程を経て習得されていくかがわかる。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2001-02-10)

タグ:神経 
カテゴリ スポーツ医科学
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スポーツの謎77を科学する 松坂大輔のグラブの秘密ほか
山田 ゆかり

雑誌『AERA』に「SCIENCE EYE」のタイトルで連載された著者に寄る記事に、大幅に加筆されまとめられた。スポーツ、それもトップアスリートと呼ばれ選手たちのパフォーマンスなどにおける「なぜ?」を科学的に追求し、独自の視点でわかりやすく解説した。松坂大輔選手のグラブの秘密ほか76のスポーツ科学。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:朝日ソノラマ

(掲載日:2001-02-10)

タグ:スポーツ科学 
カテゴリ スポーツ科学
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実用スポーツマッサージ基礎編・応用編(ビデオ)
白木 仁

シドニーオリンピックの選手のトレーナーとしても活躍した白木氏が指導する実践的なスポーツマッサージのビデオ2巻。ケアだけではなく、もっと積極的に活用されるようにと様々な手技の解説も加えた。コンディショニングの1つとして試合前にも導入されるようになってきたスポーツマッサージの基礎と応用。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スポーツ教育研究所

(掲載日:2001-02-10)

タグ:マッサージ 
カテゴリ コンディショニング
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勝つためのチームメイク
堀越 正巳

選手としての華々しい15年、そして監督しての2年、この間に培われた氏による「実践的ラグビー組織論」「勝つためのチームメイク」の集大成。組織と個人をいかにうまく噛み合わせ、戦う集団にするか。フォワードとバックスを機能的に動かし、両者の力を最大限に発揮させる堀越氏の理論とは?



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2001-02-10)

タグ:ラグビー 組織 
カテゴリ 指導
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適者生存 長谷川滋利メジャーリーグへの挑戦
長谷川 滋利

アナハイム・エンジェルスのセットアッパーとして実績を挙げている長谷川慈利選手。同選手がメジャーリーグに挑んだ1997年から2000年までを紹介。アメリカで生き抜くには強者ではなく、環境に適した者でなくてはならないとの持論を培い、見事プロフェッショナル・ベースボールプレーヤーとなった氏の哲学集。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ぴあ

(掲載日:2001-02-10)

タグ:野球 
カテゴリ スポーツライティング
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「からだ」を生きる 身体・感覚・動きをひらく5つの提案
久保 健 高橋 和子 三上 賀代  進藤 貴美子 原田 奈名子

学習指導要領に「体ほぐし」という新しい内容が導入される以前から、独自の立場で「からだ」という問題に取り組んできた人たちの著書。モダンダンス、舞踏、ソマティクスや、操体法、野口体操などの身体技法を「からだ」に“すまわせてきた”著者らによる「からだ」観の捉え直しとその方法論。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:創文企画

(掲載日:2001-03-10)

タグ:身体 
カテゴリ 身体
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55歳からの筋力トレーニング
宮畑 豊

今、“元気な高齢者づくり”に役立つものとして注目されている筋力トレーニングについて、アンケート結果や科学的なデータを用いてわかりやすく書かれた本。中・高齢者を対象にした「シルバー元気塾」というトレーニング教室を開催する宮畑氏が“身体をいたわる筋力トレーニング”を紹介。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:池田書店

(掲載日:2001-03-10)

タグ:トレーニング 健康 
カテゴリ トレーニング
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ABC体操(ビデオ)
石井 千恵

ABCのAは「青竹」、Bは「ボール」、Cは「チェアー(椅子)」と、身近で準備しやすい道具を使って適度な運動の実践を勧めている石井氏らが啓蒙する「ABC体操」のビデオ。解説編と実践編から成り、初めての人にもわかりやすくなっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ウィズダム

(掲載日:2001-03-10)

タグ:体操 
カテゴリ 運動指導
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スポーツ・ヒーローと性犯罪
Jeff Benedict 山田 ゆかり

スポーツ界でこれまであまり調べられなかった、「人気スポーツ選手の特殊なライフスタイルが女性に対する虐待行為を触発する」ということにメスを入れるために書かれた異色の本。性暴力に遭った女性、被告側弁護団、判事、陪審員、コーチやエージェントなどに対する綿密な取材から見えてくるものは何か。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2001-03-10)

タグ:性犯罪 
カテゴリ その他
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20世紀スポーツの肖像 心に残るアスリートたち
日本スポーツプレス協会

ルイス、ペレ、アリ、コマネチ、ビット、ジョイナー、ナブラチロワ、長嶋、山下、野茂、セナ、ジョーダン……。20世紀のスポーツを飾ったアスリートたちの感動的な“瞬間”を切り取った──。単なるスポーツ写真集に留まらず、スポーツとともに移り変わる時代をとらえた珠玉の一冊。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:学研プラス

(掲載日:2001-03-10)

タグ:写真 
カテゴリ その他
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ちょっとした接客サービスのコツ すぐまねできる顧客満足100のヒント
今井 登茂子

顧客の心を満たし、「また来よう!」と思ってもらうためにはどうしたらよいか。初対面のお客さんの心を満たすにはどんな工夫が必要か。「説明にイメージワークをプラスする」「2人揃って食べ終わるまで待つ」「歓迎のコツは半歩前進」など、接客のプロが人間の心理を突いた100のヒントをまとめた。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:オーエス出版社

(掲載日:2001-03-10)

タグ:接客 
カテゴリ その他
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乳酸を活かしたスポーツトレーニング
八田 秀雄

疲労物質として語られることの多かった乳酸を、「糖からできたものだからエネルギー源として使える」「勝負のカギである」という点から科学した本。初心者がつまずきそうな運動生理学の“難所”をうまくフォローしているため、読破したときには、きっとトレーニングに活かしてみたくなる。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2001-05-10)

タグ:乳酸 運動生理学 
カテゴリ スポーツ科学
CiNii Booksで検索:乳酸を活かしたスポーツトレーニング
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シドニー!
村上 春樹

「そんなもの、ただのメダルじゃないか。オリンピックなんてちっとも好きじゃないんだ」という帯にあるセンテンスは、必ずしも中身を象徴していない。シドニーオリンピックと並行して過ごした“村上氏の”Sydneyを、自身で懇切丁寧に記したものであるから、サイドストーリーを味わいたい人にはお薦めだろう。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文藝春秋

(掲載日:2001-05-10)

タグ:オリンピック 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:シドニー!
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その気にさせるコーチング術 コーチと選手のためのスポーツ心理学活用法
高畑 好秀

「スポーツ心理学」を活用して、コーチと選手のコミュニケーション、意識改革、実力を発揮させるための環境づくり、試合中の心理作戦、あるいは選手のこころのケアまで、幅広い内容をテクニックとして著した。これらに付随して、最近注目されつつあるスポーツ(メンタル)カウンセリングについても触れられている。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:山海堂

(掲載日:2001-05-10)

タグ:コミュニケーション スポーツ心理 
カテゴリ メンタル
CiNii Booksで検索:その気にさせるコーチング術 コーチと選手のためのスポーツ心理学活用法
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骨格筋と運動
跡見 順子 大野 秀樹 伏木 亨

「骨格筋の生命科学的概念」「肥大と萎縮」「収縮」「張力の発揮」「筋収縮のエネルギー」「筋線維組成」などといったセクションを生命科学の視点で再評価する仕立て。また“骨格筋”の理解に必要なキーワード104を本文と対比させ、巻末資料にまとめるといった工夫が施されているため読み進めやすい。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:杏林書院

(掲載日:2001-05-10)

タグ:筋 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:骨格筋と運動
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ゴールキーパー論
増島 みどり

「他の選手より鈍かったからゴールキーパーになったんだろう」という陰口を払拭させられるかもしれない。サッカーのGK・ディド・ハーフナー、松永成立、ハンドボールのGK・橋本行弘、アイスホッケーのGK・春名真仁、ホッケーのGK・高橋潤、水球のGK・水谷真大らが語る、“一番後ろの”進化論。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2001-05-10)

タグ:ゴールキーパー 
カテゴリ スポーツライティング
CiNii Booksで検索:ゴールキーパー論
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アスリートファイター読本 新世紀格闘技BOOK
坂詰 真二

シュートボクシングのトレーナーでもある著者が、すべての打撃系格闘技に使えるトレーニングやコンディショニングを「体調面」「体力面」「技術面」「心理面」に整理し、読本としてまとめた。また、技術面がある第3章を映像化したビデオ「アスリートファイター」もある。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:福昌堂

(掲載日:2001-05-10)

タグ:格闘技 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:アスリートファイター読本 新世紀格闘技BOOK
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「天使の翼」が上手さ・強さの謎を解く!
田中 直史

「天使の翼」とは、ヒトの「肩甲骨」のこと。理想的な動きはケガの予防だけでなくパフォーマンス向上にもつながる。ただ、自覚的に動かすのは難しく、外傷もほとんどが自然治癒するため肩甲骨と周辺筋はあまり着目されてこなかったという。
 長く整形外科医として従事した著者は、上手さ・強さに通じるメカニズムを検討し、基本編「力の抜きどころ」と応用編「腕のしならせ方」を紹介する。ゴルフスイングを例に、力で飛ばすのではなくリズム・タイミングを意識すること、グリップを固め過ぎないほうが動きが出ることを説明する。肩甲骨ひとつでパフォーマンスが大きく変わることがわかる。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文芸社

(掲載日:2021-01-10)

タグ:肩甲骨 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:「天使の翼」が上手さ・強さの謎を解く!
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サッカー批評原論 ブラジルのホモ・ルーデンス
今福 龍太

2008年に出版された著書の再編である。タイトルの「ブラジル」は国名でなく、人間の身体を野生に向けて解放するユートピア。「ホモ・ルーデンス」は文化史家のホイジンガがヒトに与えた、遊ぶ人という意味の学名だ。ブラジルのホモ・ルーデンスが遊ぶサッカーに対して、近代スポーツとしてのサッカーは教育や政治やマーケティング、テクノロジーといった小世界に閉じ込められている。本書は、文化人類学者の今福氏が、起源、伝播、戦術、ファンダムなど 9 つの原論から、サッカーの遊び心や美学を探求し、考察していく。すっきり「わかった!」とはならないかもしれないが、「あれがそうだったのか」という発見がある。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:コトニ社

(掲載日:2021-01-10)

タグ:サッカー 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:サッカー批評原論 ブラジルのホモ・ルーデンス
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アスリートのための解剖学 トレーニングの効果を最大化する身体の科学
大山 卞 圭悟

 JATI EXPRESSでの連載を加筆・修正してまとめた。著者は砲丸投げの競技歴、陸上を中心としたトレーナー歴、指導歴、さらに研究者としての顔を持ち、その経歴を生かして、素朴な「なぜ」をわかりやすく解説する。
 アスリートが自分の長所を伸ばし、弱点を克服するための最適なトレーニングを選ぶのに、正しい解剖学の知識は大いに役立つ。ケガが起こるメカニズムを知っていれば、予防やリハビリも効率的に行える。部位ごとにイラストを交えてまとめられており、実際に自分の身体を動かしたり触ってみながら学べる。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:草思社

(掲載日:2021-01-10)

タグ:トレーニング 解剖学 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:アスリートのための解剖学 トレーニングの効果を最大化する身体の科学
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Excelによる 健康・スポーツ科学のためのデータ解析入門
出村 慎一 山次 俊介 小林 秀紹

 Microsoft (R) Excel を利用して、各種統計処理の活用方法や応用力を身につけることを狙いとしているので、卒業論文・修士論文での調査や実験、あるいは体力テストの結果など、具体的な事例に基づくデータ解析法について詳しく学べる。統計学の授業用としても利用価値が高いと考えられる。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2001-07-10)

タグ:データ解析 
カテゴリ スポーツ科学
CiNii Booksで検索:Excelによる 健康・スポーツ科学のためのデータ解析入門
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スポーツライフデータ2000
笹川スポーツ財団

「アクティブスポーツ人口は、1700万人(成人の6人に1人)で、その割合は8年間で約3倍に」「プロ野球観戦が一番人気で、マラソン・駅伝が2位」「増加傾向のスポーツボランティア、実施希望が高いのは若年層」など、SSF笹川スポーツ財団が隔年で行っているスポーツライフデータの集積結果。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:笹川スポーツ財団

(掲載日:2001-07-10)

タグ:データ 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:スポーツライフデータ2000
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スポーツ選手のための「正しい姿勢を身につける」(ビデオ)
佐藤 雅弘 岩本 紗由美

スポーツ選手を目指す人たちが、最初に身につけたい正しい姿勢づくりについて、佐藤氏が代表を務めるコンディショニングチーム・JAMがわかりやすく解説したビデオ。正しい姿勢づくりに必要な「骨盤のコントロール」法から、具体的なチェック法、さらにはトレーニング法までを紹介。VHS 55分。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:游々舎

(掲載日:2001-07-10)

タグ:コンディショニング 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:スポーツ選手のための「正しい姿勢を身につける」(ビデオ)
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十二番目の天使
Og Mandino 坂本 貢一

愛する妻と子どもの事故死という突然の不幸にさいなまれてしまった者が、リトルリーグの監督を引き受けたことによって再生を遂げていく物語。チームの“お荷物”的な立場にいた選手が、監督だけでなく周りの選手たちにまでも、「絶対、あきらめない」不屈の精神を宿す。特に、ジュニア期の指導者にお薦め。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:求竜堂

(掲載日:2001-07-10)

タグ:野球 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:十二番目の天使
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超・能力栄養素「アミノ酸」がすごい!
三条 健昌

「超・能力」と言うと眉唾物っぽいが、それだけ人々の健康には欠かせない栄養素ということなのだろう。好成績を挙げたアスリートのみならず、生活習慣病に効果的と謳うこのアミノ酸の働きを網羅し、巻末にはアミノ酸サプリメントをいくつか挙げている。が、まずは食生活での十分な摂取を心がけたい。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:現代書林

(掲載日:2001-07-10)

タグ:アミノ酸 
カテゴリ
CiNii Booksで検索:超・能力栄養素「アミノ酸」がすごい!
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名監督の条件


「すごい」という陳腐な言葉で表現したくない“名監督”たちの条件。どちらかと言えば「おもろいこと考えとる、おっさんたちや〜」がしっくりくる。その“おもろさ”は、実はスポーツでは一番大事なことかもしれない。特に、京大アメフト部の水野弥一監督は、その“おもろさ”では最上級かもしれない。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2001-07-10)

タグ:監督 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:名監督の条件
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Q&A 運動と遺伝
大野 秀樹 及川 恒之 石井 直方

 科学のあらゆる分野に関わりを持つようになった分子生物学。身体活動の1つを研究するスポーツ科学も例外ではない。この本では、運動と遺伝に関する、「身体のサイズを決める遺伝子はあるか?」「ドーピングは遺伝子に影響を与えるのか?」などの125のテーマを、Q&A方式によってわかりやすく説いた。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2001-10-10)

タグ:遺伝 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:Q&A 運動と遺伝
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競技スポーツのためのウエイトトレーニング ポイント整理で学ぶ実践・指導マニュアル
有賀 誠司

 小誌で「パフォーマンスに活かす筋力トレーニング」を連載中の有賀氏による、アスリート向けの実践的な筋力トレーニング読本。「普及啓蒙」の時代から、効率的に実践し確実に成果を挙げる「発展」の時代に成熟したウェイトトレーニングについて、さらにはプログラム作成のための基礎知識などを網羅した。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:体育とスポーツ出版社

(掲載日:2001-10-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:競技スポーツのためのウエイトトレーニング ポイント整理で学ぶ実践・指導マニュアル
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アスリートのための栄養・食事ガイド
小林 修平 日本体育協会スポーツ医・科学専門委員会

『スポーツマンの食事のとり方ガイドブック』が20年ぶりに改定され、『アスリートのための栄養・食事ガイド』となった。(財)日本体育協会スポーツ医科学委員会・スポーツ科学研究プロジェクトの一環として研究班が結成され、1997年より3カ年計画で作成が進められた、アスリートと指導者のためのガイドブック。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:第一出版

(掲載日:2001-10-10)

タグ:スポーツ栄養 
カテゴリ
CiNii Booksで検索:アスリートのための栄養・食事ガイド
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マンガでわかる! 勝つためのトレーニング
森永製菓株式会社

 スポーツ現場ですぐに役立つトレーニングの知識と、「勝つためのポイント」をわかりやすくマンガで解説した。トレーニングやスポーツニュートリション、あるいはメンタルテクニックやコンディショニングなどのスポーツ選手が一通り押さえておきたいテーマを取りまとめた、目で見る一冊。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:森永製菓健康事業部

(掲載日:2001-10-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
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突然ですが、宮古島に行ってきます! トライアスロン200キロへの挑戦
峰岸 徹

 54歳になるまで、ほとんど運動経験がなかった峰岸氏が、映画出演を機にトライアスロンと出合い、そして挑戦、見事完走するまでを綴ったノンフィクション。合計200km以上にわたる宮古島トライアスロン大会という、あまりにも眩しい目標に向かって進んだ峰岸氏の記録。中・高年の方々にもお薦め。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ランナーズ

(掲載日:2001-10-10)

タグ:トライアスロン 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:突然ですが、宮古島に行ってきます! トライアスロン200キロへの挑戦
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健康観・健康づくり変遷の概論 民間型スポーツクラブ編
長掛 芳介

 サブタイトルに「民間スポーツクラブ編」とある。昨今のスポーツクラブブームを遡って整理しているのには「なるほど……」と思わされるが、それよりも前半にある「養生訓」などから受けた健康観が面白い。「健康の増進」「衛生」なんていう言葉がなかった江戸時代から、さらには太古にまで起源を探る。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:世論時報社

(掲載日:2001-10-10)

タグ:健康 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:健康観・健康づくり変遷の概論 民間型スポーツクラブ編
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スポーツパフォーマンスのアセスメント 競技力評価のための測定と分析
David H. Fukuda 渡部 一郎

 情報化社会においては、大量かつさまざまなデータが活用されている。スポーツ現場でも同様だ。本書ではより正確にデータを収集、分析、評価することで、効果的にパフォーマンスを上げるための手法がまとめられている。詳細な解説に加え、各アセスメントの標準データも載っていて比較できるため、データを取って終わりでなくトレーニングの計画につなげられる。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2021-02-10)

タグ:測定 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツパフォーマンスのアセスメント 競技力評価のための測定と分析
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限界は何が決めるのか? 持久系アスリートのための耐久力の科学
アレックス・ハッチンソン 露久保 由美子

 著者は中・長距離の選手としてカナダナショナルチームに在籍した経歴の持ち主。まず限界を決めるのは何か、自身の経験も交えながら、身体と心それぞれの要素を検証する。次に限界に影響するものとして、内的・外的要因を探っていく。それを踏まえて限界に近づくための方法を科学的に分析している。
 スポーツに限らず南極点到達をめぐるエピソードもあり、読み応えがある。箱根駅伝でも話題になったヴェイパーフライを用いた「ブレイキング 2(フルマラソンで2時間切り)」プロジェクトのルポも収録されている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:TAC出版

(掲載日:2021-02-10)

タグ:限界 持久力 
カテゴリ スポーツ医科学
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アスレティックトレーニング学 アスリート支援に必要なクリニカル・エビデンス
広瀬 統一 泉 重樹 上松 大輔 笠原 政志

 アスリートに対する科学的な支援や安全保証の重要性について理解が深まってきているが、それを実現する人材および環境はまだ充分と言えない。基礎となる学問を普及すべく、各分野に精通する執筆者が名を連ねた。
 日本におけるアスレティックトレーニングの背景を概観したのち、メディカルチェックやフィジカルチェックをどのように行うか、緊急時対応計画を始めとした緊急対応、傷害予防、コンディショニング、リハビリテーション、各部位の外傷・障害、姿勢評価と動作分析、さらには実際の取り組み例まで網羅する。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文光堂

(掲載日:2021-02-10)

タグ:アスレティックトレーニング 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:アスレティックトレーニング学 アスリート支援に必要なクリニカル・エビデンス
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サッカー日本代表帯同ドクター 女性スポーツドクターのパイオニアとしての軌跡
土肥 美智子 いとう やまね

 アスリートをサポートする専門職の中でスポーツドクターにフォーカスした本書。サッカー日本代表帯同のエピソードが中心となっており、鞄の中身や、受傷した選手の治療時のやり取りなど、非常に臨場感がある。スタッフ間の連携も興味深い。
 後半は、スポーツドクターになる方法やその役割、そして女性ならではのキャリアプランについて、自身の歩みや日々心掛けていることを紹介している。ちなみにJFA会長の田嶋氏と家庭を持っているが、当然専門分野が違うため干渉はしない。ただ日本サッカーの未来について志を同じくする部分があるとわかる。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:時事通信社

(掲載日:2021-02-10)

タグ:スポーツドクター サッカー 
カテゴリ スポーツライティング
CiNii Booksで検索:サッカー日本代表帯同ドクター 女性スポーツドクターのパイオニアとしての軌跡
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中長距離ランナーの科学的トレーニング
David E. Martin Peter N. Coe 征矢 英昭 尾県 貢

 理論家で綿密なトレーニング計画をもとに“つくられた”天才ランナー・セバスチャン・コー氏の父親でコーチでもあるピーター・コー氏と、実践的な運動生理学者のデビッド・マーチン氏の共著。現場の活きたコーチングと科学とが融合したというに相応しい中・長距離ランナーのためのバイブル。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2001-11-10)

タグ:中長距離走 トレーニング コーチング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:中長距離ランナーの科学的トレーニング
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すず
千葉 すず 生島 淳 藤田 孝夫

 2000年6月のCASによる裁定が下された瞬間の前後に広がる千葉さんの物語を紡ぐのはライターの生島淳氏、そして彼女の10年を撮り続けた藤田孝夫氏。「一生に一度、一冊だけでいい」。千葉さんは「あとがき」でそう語り、まるでこれまでの人生に決裂するかのように皆に感謝する。──せつないものがこみ上げる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:新潮社

(掲載日:2001-11-10)

タグ:人生 
カテゴリ スポーツライティング
CiNii Booksで検索:すず
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スポーツ文化の脱構築
稲垣 正浩

 優勝劣敗、勝利至上主義を押し出してきた一元的な欧州産近代スポーツの歴史は潰え、多様化したスポーツの時代が始まろうとしている。こうした認識に立ち著者は、再構築ではなく“脱構築”を唱える。ではいったい脱構築とはどういうことか? ややとっつきにくい口調ではあるが、深く読み応えのある本である。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:叢文社

(掲載日:2001-12-10)

タグ:文化 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:スポーツ文化の脱構築
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よく効く! キネシオテープ療法 自分で貼って痛みや不快症状を撃退する画期的テープ療法
加瀬 建造

 1985年に刊行された『すぐ効くキネシオテープ療法』の最新版・第2弾。月日を経て、様変わりしたテープの貼り方や種類などを中心に解説している。腰痛、ギックリ腰、肩こり、膝痛、捻挫、坐骨神経痛、腱鞘炎……など、様々な症状に効果的とされるキネシオテープ療法のノウハウが詰まった本。






(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:マキノ出版

(掲載日:2001-12-10)

タグ:キネシオテープ 
カテゴリ その他
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操作・再生される人体!


 生命倫理の論議が科学の発展に追いついていけない状況にある現在、我々はクローン技術などの生命工学とどのように接していくべきなのだろうか。この本では、生命工学を、人工臓器、死体ビジネスといったおどろおどろしいものとして描き出すことで、「神の領域」に入ろうとする時代に警鐘を鳴らしている。






(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:宝島社

(掲載日:2001-12-10)

タグ:生命工学 
カテゴリ 身体
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高齢者の運動ハンドブック
米国国立老化研究所 東京都老人総合研究所運動機能部門 青柳 幸利

 健康の維持・増進のためにウォーキングが注目されているが、実践者の歩行速度と筋力や平衡機能、持久力など一般的な体力指標に加え、日常生活の活動性などは高齢者にとって極めて重要な事項として検討されるべきである。これらを踏まえ、高齢者の運動というものを丁寧に扱ったというのがこの本の特徴である。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2001-12-10)

タグ:高齢者 運動 
カテゴリ スポーツ医科学
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強く大きな体をつくる


 この本のもととなっている月刊『マッスル&フィットネス』は、アメリカを始めドイツ、フランス、イタリアなど世界各国で翻訳されるフィットネス情報誌。この別冊では、ウェイトトレーニングによる身体づくりのノウハウに加え、総合的に健康増進やメンタル面の強化を図れるような様々な配慮が施されている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:マッスル・アンド・フィットネス・ジャパン

(掲載日:2001-12-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:強く大きな体をつくる
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游心流武術(ビデオ)
長野 峻也

 「游心流武術健身法」という活殺両面を体系化した武術の側面を紹介したビデオ。これまで、型稽古を主体とする中国武術、古武道、合気武道などの流儀は、常に“実用性”という疑問の目を向けられていたが、これを格闘技的な観点からではなく、武術的戦闘原理の観点から解析したという一巻。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:アートマン・プロジェクト

(掲載日:2001-12-10)

タグ:武術 
カテゴリ その他
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大学生のための最新健康・スポーツ科学
日本大学文理学部体育学研究室

 本書は「健康・スポーツ教育論」を全面的に改訂したものである。大学生年代は健康なほど競技力向上に興味を惹かれるだろう。だが、身体のコントロールはスポーツの一部分に過ぎない。生活習慣や心身の健康を保つこと、周囲の人・社会との関わりなどを通して、よりよく生きることにつながっていく。日本大学文理学部体育学科の教員が最新データをもとに執筆を担当。







(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:八千代出版

(掲載日:2021-03-10)

タグ:健康 
カテゴリ スポーツ科学
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「次の一球は?」野球脳を鍛える配球問題集
川村 卓

 配球といえば、これまでは実践で経験を積むことで身につけるものだった。データの収集や解析が進んだ今、紙面で学べる問題集がまとめられた。ピッチャーの持ち球やバッターの特徴、ボールカウント、ランナーの状況などに応じて、望ましい配球を解説する。とはいえ、あくまで正答「例」であり、本書の内容を自分たちに「当てはめるのではなく考える元に」と著者も記している。ピッチャーとキャッチャーが本書を通して配球の基本を共通認識として持っておけば、心理状態に応じてアレンジしたリ、バッターの裏をかくことなどもできるだろう。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:辰巳出版

(掲載日:2021-03-10)

タグ:配球 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:「次の一球は?」野球脳を鍛える配球問題集
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コンカレントトレーニング 最高のパフォーマンスを引き出す「トレーニング順序」の最適解
モリーズ・シューマン ベント・ロンネスタッド 稲見 崇孝 峯田 晋史郎 山岸 卓樹 山口 翔大

 持久性トレーニングとレジスタンストレーニング。パフォーマンス向上にも健康づくりにも欠かせないが、気軽に同時に高められるかというとそうはいかない。ただ、相互干渉作用についての思い込みも現場にはあるという。本書はそれぞれのトレーニングの分子・生物学的適応、神経系の適応からひもとき、互いが互いに及ぼす影響を踏まえて、年代別・種目特性別に効果的な取り入れ方を述べている。コンカレントトレーニングの日本語での定義を始め、丁寧に翻訳されており、読みやすい。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東洋館出版社

(掲載日:2021-03-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:コンカレントトレーニング 最高のパフォーマンスを引き出す「トレーニング順序」の最適解
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:コンカレントトレーニング 最高のパフォーマンスを引き出す「トレーニング順序」の最適解
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ランナーのためのメンテナンス・トレーニング 競技力向上につながる「ケガしない体づくり」
中本 亮二

 陸上経験者であり、JISS などで多くのアスリートをサポートしてきた中本氏が、「陸上競技マガジン」の連載に加筆の上まとめた。
 いい成績やいいタイムを出すには練習が、練習をしっかり行うにはケガの予防が欠かせない。筋トレなどの前に、痛みをかばうなどでついた悪いクセの修正、日々の疲労の軽減、本来の機能の回復に着目。ランナーに必要な 6 要素に応じたメニューを、ランニングの前・後・オフ日用、さらに初級・中級・上級に分けて紹介している。写真が豊富でわかりやすい。これらをコツコツ続けることで、いいサイクルが生まれる。本書をもとにセルフで「メンテナンス」できそうだ。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2021-03-10)

タグ:トレーニング ランニング メンテナンス 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:ランナーのためのメンテナンス・トレーニング 競技力向上につながる「ケガしない体づくり」
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選手が育つポジティブ・コーチング
Raymond M. Nakamura 野川 春夫 永田 幸雄

 ありそうでなかったコーチングの本質を扱った本。スポーツ指導が一方的な押しつけでは成り立たなくなった状況からしても、指導者は勤勉でなければならないことがうかがい知れる。時には選手とコーチのやり取りから課題を抽出し、時にはコーチにテストを課すなど、この本の特によいところは、その“リズム”にある。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:サイエンティスト社

(掲載日:2002-02-10)

タグ:コーチング 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:選手が育つポジティブ・コーチング
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スポーツマーケティングの世紀
海老塚 修

 国際スポーツイベントが、メディア、企業、スポーツ用品メーカー、自治体・国家をどう巻き込んでビジネスを成しているのか。スポーツマーケティングの第一線で活躍してきた著者が、「世界陸上」を筆頭に数々のスポーツイベントのマーケティングをドキュメントタッチで紹介しながら、その面白さを示す。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:電通

(掲載日:2002-02-10)

タグ:マーケティング 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:スポーツマーケティングの世紀
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命を賭けた最終ピリオド ガンとアイスバックスと高橋健次
国府 秀紀 石黒 謙吾

 二度廃部に追い込まれながらも、蘇生し続ける「日光アイスバックス」。それを語るとき、同チームに自らの命を賭けた高橋健次ゼネラルマネジャーの情熱は欠かすことはできない。スポーツをやることってそんなに困難なことなのか? と考えさせられるも、その素晴らしさを再認識させてくれるノンフィクション。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:角川書店

(掲載日:2002-02-10)

タグ:アイスホッケー 
カテゴリ スポーツライティング
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痛快! みんなのスポーツ学
辻 秀一

 押し絵に『じゃりン子チエ』を起用し、スポーツと健康が楽しく読めるよう工夫されている。筆者は冒頭で、「スポーツは医療であり、教育であり、芸術であり、コミュニケーションであり、困難な時代を生きる我々の救世主となる可能性がある」と述べている。そういう“スポーツ学”が根底に流れる本。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:集英社インターナショナル

(掲載日:2002-02-10)

タグ:スポーツ学 
カテゴリ スポーツ医科学
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勝者の条件 アスリートの“心”をどう鍛えるか
長田 一臣 麓 信義

 スポーツ心理学の第一線で活躍してきた長田、麓両氏が、スポーツにおいていかに“メンタル”が大切であるか、どうすれば心が鍛えられるかを、指導実践に基づき書の中で熱く語り合っている。ほかにも、長田氏が指導した体操の具志堅幸司、柔道の古賀稔彦、恵本裕子らに行った指導実践の記録も掲載されている。






(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:春秋社

(掲載日:2002-02-10)

タグ:スポーツ心理 
カテゴリ メンタル
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からだには希望がある
高岡 英夫

 「ゆる」と「極意」でお馴染みの高岡氏による最新書。スポーツパフォーマンスの中でも上位に位置づけられるであろうバランスや軸の獲得について、マイケル・ジョーダン、イチロー、変わったところでは五重の塔や浮世絵に描かれた花魁などを例に挙げながら解説していく。高岡氏ならではの世界が繰り広げられる。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:総合法令出版

(掲載日:2002-02-10)

タグ:身体 
カテゴリ 身体
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不幸に気づかないアメリカ人、幸せに気づかない日本人
小林 至

 当然のことながらスポーツ界にも影響を及ぼしている構造不況、リストラ。「そんなことで参っていることはないよ」というメッセージがこの本からは伝わってくる。それは、序文にある「それにしてもすごい国をつくったものだ」というアメリカから見た日本への賛嘆句からもわかる。ウェブ編集長や雑誌のコラムなども担当した小林氏だけに非常にテンポよく書かれており、「不幸に気づかないアメリカ人、幸せに気づかない日本人」がすんなり頭に入ってくる。
 さて内容だが、小林氏が1994年にアメリカに渡って感じたこと。そして、4年間住み着いたフロリダ州オーランドをさらなければならなかった理由から“物語”は始まり、オーランドを2000年9月25日に発って同年ワシントン州シアトルに着くまでの車の旅話が、アメリカの文化や経済を介して進んでいくのである。そのほとんどが、不幸に気づかないアメリカ人の話で、それがわんさか出てくる。アメリカに希望を抱いている人には、「別に行かなくてもいいか、日本に居よっと」と思わせてくれるくらいの情報量で、ちょっと間違えば毒舌と言われてしまうだろうが、観光ではなく実際に住み着いてわかることばかりだから棘がない。
 スポーツの話も、皮肉混じりに述べられているから読みやすいということもある。例えば、アメリカ人は実はオリンピックに無関心だったり(マスメディアの影響もあって)、ヨーロッパへのコンプレックスでサッカーに見向きもせず、マラソンや柔道にはまるでマイナースポーツ扱いであること、などなど。
 そして最後に、「今こそ日本の出番だ」ということになるが、日本のよさに比べてアメリカ批判が多いというアンバランスをさっ引かずとも面白く読める本である。もうそろそろ、スポーツ界でも両手を挙げての「アメリカ礼賛」をやめなければという声が聞こえてきそう。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ドリームクエスト

(掲載日:2002-03-10)

タグ:文化 
カテゴリ その他
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トレーニング用語辞典 新訂版


 1990年に編集された旧トレーニング用語辞典の新訂版。トレーニング、運動生理学、スポーツ医学、栄養学、生化学、解剖学分野の最新3300のキーワードを集めた。筋・解剖図(対照英訳付き)、栄養所要量、ストレッチング、応急処置など、スポーツ現場で役立つ資料が付録されている便利な一冊。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:森永製菓健康事業部

(掲載日:2002-03-10)

タグ:トレーニング 用語 
カテゴリ スポーツ医科学
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サッカー日本代表が世界を制する日 ワールドクラスへのフィジカル4条件
高岡 英夫 松井 浩

 運動科学者の高岡氏と、スポーツライターの松井氏が取り組んできたテーマ「日本サッカーが世界の頂点に立つには、結局、何が必要なのか」という“自問”に対し、「ワールドクラスへのフィジカル4条件」という解答を示す。選手の動きや身体つきなどから独特の発想で真理を説こうとする高岡氏らの視点が面白い。






(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:メディアファクトリー

(掲載日:2002-03-10)

タグ:サッカー 
カテゴリ 身体
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ツキの大原則
西田 文郎

 思考、イメージ、感情のスイッチをプラスにして「成功するソフト」を脳に持つこと、脳にある「失敗の記憶データ」を「成功の記憶データ」に書き換えることが、ツキを呼び込む手段であると西田氏は言う。プロ・アマ選手などに提供してきた能力開発プログラムを、ツキをキーワードに展開していく。







(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:現代書林

(掲載日:2002-03-10)

タグ:ツキ 
カテゴリ メンタル
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人民服を着た青年海外協力隊員 率先垂範、中国トップマラソンランナーまで育て上げた杉本コーチの実記録
小松 征司

「六・四事件」、通称「天安門事件」を挟んだ1988〜90年の間に、中国(内モンゴル自治区)で陸上競技・長距離選手の指導に「海外青年協力隊員」として携わった杉本和之氏の話と、それにまつわる“異文化交流”が題材となっている。
 ドキュメンタリータッチで綴られている内容は、早稲田大学・陸上競技部出身で、近代日本風あるいは体育界気質の運動部で育った中国人学生に暴力をふるってしまったという“事件”が小さな日中問題へと発展していくところから始まる。そして、事態を収束に向かわせるべく渡中した元海外青年協力隊員の著者が、懐深い中国で感じる文化の違いや、妙などをふんだんに織り込んでできあがっている。
 1つの事件を取り囲んでいる舞台は、杉本氏を迎え入れている体育工作第二大隊(マラソン分隊)。体育工作第二大隊長、選手たち、著者である小松氏、そして本人が登場する。「なぐった」という事実がある以上、一方的に非があるのは杉本氏なのだが、なんとも真相が曖昧な状況に納得がいかない著者は、思案し解決に導こうとするが、諮らずも中国の慣習となっている答礼宴(招待を受けたら必ずお返しをする習わし)で、当事者同士の和解を見ることとなる。
 本音と建前が明確に存在するという中国で、なかなか本音を見出せないでいた著者が、全中国夏季マラソン大会や北京国際マラソンで活躍する杉本氏の“心で走る”姿勢に、当地で協力隊事業を立ち上げた自らを投影させる。スポーツを通して異文化に接することのできる本。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文芸社

(掲載日:2002-04-10)

タグ:文化 
カテゴリ その他
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成功するメンタル改造術 トップアスリートに聞いて実践!
高畑 好秀

 小誌で約1年半の間、連載してきた「実録メンタルコンディショニング」に、プロレスの船木誠勝、モータースポーツの片山右京、トライアスロンの宮塚英也などの話を“増量”した本。全体は、トップアスリートにインタビューした第1章、そこからエッセンスを抽出した「メンタルトレーニングの方法と実践」の第2章、そしてスポーツ心理学者・麓信義氏との対談をベースにした第3章から成っている。
 著者が一貫して述べているのは、個別対応の指導である。メンタルトレーニングの方法論自体はたくさんあるけれども、それはあくまでも基本であって、本質は個人とのカウンセリングの中に潜んでいると。『成功するメンタル──』では、選手のカウンセリングの中で頻出する事柄が整理されているため、指導者にも選手にも“使える”内容となっている。例えば、イメージトレーニングやリラクゼーションは、スポーツのどんなときに必要なのか? あるいはミスからの気持ちの切り換え方、マンネリによるパフォーマンス低下を防ぐ法は? さらにはスランプ脱出法や正しい判断を身につける方法など、ゲームや普段のトレーニングの中で陥りやすい心理的不安に対するアプローチ法が盛り込まれている。
 構成は著者の代表作でもある『メンタル強化バイブル』(池田書店)と類似する部分もあるが、過去に100名以上のトップアスリートにインタビューし、メンタルトレーナーとして進化し続ける著者の“メンタルトレーニングに対する解答”が詰められている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:主婦の友社

(掲載日:2002-04-10)

タグ:スポーツ心理 
カテゴリ メンタル
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考えるバスケットボール! 超自主練66
中川 直之

 中川氏は華麗なプレースタイルで、指導を行う今も根強いファンがいる。その著書はトリッキーなプレーの解説かといえば逆で、体の使い方など地道なメニューから始まる。彼はこれらをコツコツ積み重ねてきたのだ。後半は実戦に近く難易度の高いメニューも紹介している。各ドリルは写真だけでなく動画でも確認でき、大人数で集まって練習できないときの自主練に最適だ。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:エクシア出版

(掲載日:2021-04-10)

タグ:バスケットボール 
カテゴリ 運動実践
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器質か心因か
尾久 守侑

 内科外来も行う精神科医が、臨床において「器質か心因か」、つまり身体疾患かそうでないかの見分けを日々迫られる中で、二元論ではない見立てと治療を整理する。
 症例を読むと、器質でも心因でもあり、そのどちらでもないときもあるというような複雑さに驚く。また、非身体疾患として治療するにも、本人への伝え方1つとってもさまざまな配慮が必要だという。器質か心因かを見分ける技術技法はなく、最終的には目の前の患者といかに向き合うかになる。正解はない。患者という「人間」の見方は、詩人でもある著者ならではかもしれず、興味深い。






(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:中外医学社

(掲載日:2021-04-10)

タグ:疾患 
カテゴリ 身体
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B.LEAGUE誕生 日本スポーツビジネス秘史
大島 和人

 2020年に5 年目を迎えたプロバスケットボールリーグ・Bリーグ。FIBA(世界協会)からペナルティを受ける状況の中、川淵三郎氏が日本協会会長となり、bjリーグとNBLを統一、と報道も多くされた。だが、単純に両リーグを合体させたわけではない。多数の関係者に振り返ってもらい、著者いわく「大河ドラマ」に迫る。 リーグやチーム、日本協会だけでなく、アマチュアの歴史が長いゆえに影響力の大きかった学生連盟や地方協会の動きにも触れている。さまざまな立場・考えの人が登場するが、共通して「日本のバスケットボールの未来」のためにもがいたことがわかる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日経BP

(掲載日:2021-04-10)

タグ:バスケットボール 
カテゴリ その他
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教えないスキル ビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術
佐伯 夕利子

 強豪・スペインのサッカーリーグで指導者として歩んできた佐伯氏。08年より関わるビジャレアルに、久保建英選手が加わったこともあり、トップチームに堅実に選手を輩出する育成方法に注目が集まった。トップチームを除く120人のコーチ・心理学の専門スタッフとともにつくってきた7つのスキルを7章にまとめた。 まず、カメラとマイクをつけて互いの指導を評価し合い自分を顧みる。自分を変え、選手との関わり方を変えると、選手も自分で考えるように変わっていく。もちろん「自然に」ではなく、エビデンスに基づき挑戦とフィードバックを行った結果だ。プロになることも、続けることも非常に厳しいからこそ、サッカーに留まらない育成が行われている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:小学館

(掲載日:2021-04-10)

タグ:サッカー コーチング 
カテゴリ 指導
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キンダーコーディネーション 子どもとスポーツの関わり
東根 明人 平井 博史

 身体を器用に巧みに動かす能力である「コーディネーション」。子どものときにトレーニングすることで、神経系の能力が向上する。スポーツのみならず日常生活にも大切な能力で、そのトレーニング法を100の実践例で紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:全国書籍出版

(掲載日:2002-06-10)

タグ:コーディネーション 
カテゴリ トレーニング
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これでなっとく使えるスポーツサイエンス
征矢 英昭 石井 好二郎 本山 貢

 体育・スポーツ関係の大学の講座で最先端の16名の研究者が、スポーツ現場の科学的疑問をQ&A方式でわかりやすく解説。さらに詳しく知るためにスポーツサイエンスの基礎知識も掲載されている。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2002-08-10)

タグ:スポーツ科学 
カテゴリ スポーツ科学
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「1分間BMストレッチ」ダイエット
饗庭 秀直

 会社でも自宅でも、簡単にいつでもできる「1分間BMストレッチ」。ダイエットと健康増進を目的に開発された練習法。ダイエットの基礎知識や部位別ストレッチなどすぐに使えるプログラムを紹介。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2002-08-10)

タグ:ストレッチ ダイエット 
カテゴリ 運動実践
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強い打球と速いボール
George Brett 比佐 仁

 メジャーリーグで23年間プレーをし、数々の輝かしい記録を残したジョージ・ブレッド氏に、バッティングやピッチング法、またそれを実現するためのパフォーマンスについて比佐 仁氏がインタビューし解説。






(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2002-09-10)

タグ:野球 
カテゴリ 指導
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ユル ココロとカラダに効くリラックス体操
高岡 英夫

 運動科学研究所所長・高岡英夫氏による女性のためのスーパーリラックス体操。カラダをゆすってゆるめ、心地よい波動により、「こり」や「こわばり」が取り除かれるプログラムをわかりやすいイラストで紹介。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:朝日出版社

(掲載日:2002-09-10)

タグ:体操 
カテゴリ 運動実践
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コツがつかめる! 体育ずかん
遠山 健太

 棒やマット運動など体育で行う運動と新体力テストの項目を取り上げ、流れやポイント、正しく身につける練習方法を紹介する。手本の写真ももちろん子どもたちだ。巻末の表を用いて、新体力テストの結果から八角形の運動能力グラフをつくれるようになっている。また、サッカーなど各種目の特徴がゲームの「ジョブ」のような形で紹介されていて、その種目に必要な運動能力、自分に合った種目がわかる。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ほるぷ出版

(掲載日:2021-05-10)

タグ:体育 
カテゴリ 運動実践
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野球の科学 解剖学、力学、統計学でプレーを分析!
川村 卓

 外遊びと言えば野球(ごっこ)だった時代は終わり、日本の子どもたちはさまざまな種目、さまざまな楽しいことに囲まれている。筑波大野球部監督が野球の魅力を再確認してもらおうと、野球の「なぜ?」「ホント?」を説明していく。ピッチング、バッティング、統計の章に分け、科学的知見をわかりやすい言葉で紹介する。フルカラーで写真やイラストも多く、目を惹く。「速い球を投げるには」「ホームランを打つには」といったことに的確に答えられるかどうかは、コーチングにもつながっていく。






(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:SBクリエイティブ

(掲載日:2021-05-10)

タグ:野球 
カテゴリ スポーツ医科学
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ドラえもん科学ワールド スポーツの科学
藤子・F・ 不二雄

 国民的キャラクターの解説シリーズで「スポーツの科学」を取り上げた。各章の冒頭には運動にまつわる漫画が収録されていて、柱にはQ&Aもあり、子どもが興味を持ちやすい工夫がされている。
 陸上、水泳、道具を振る球技などグループ分けして、40を超える種目の成り立ち、ルール、どんなトレーニングをしているか、道具の進化を紹介する。子ども向けといっても、しっかり科学を基に解説されている。のび太くんが得意な射撃などオリンピック種目も収録されていて、観戦の助けになる。さらには自分に合ったスポーツと出会うきっかけにもなるだろう。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:小学館

(掲載日:2021-05-10)

タグ:スポーツ科学 
カテゴリ スポーツ科学
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アスリート・コーチ・トレーナーのためのトレーニング科学 トレーニングに普遍的な正解はない
山本 正嘉

 著者の言うとおり、「科学的なトレーニング」というフレーズを見ない日はない。指導者側も選手側も、効果が証明されたトレーニングを行いたいだろう。だが、選手はひとりひとり違う人間であり、その人にとって効果の高いトレーニングは異なる。それを選べるように、I部でまず「トレーニングとは?」「科学とは?」から解説する。さらにIII部で測定と評価のあり方と活用方法を紹介する。その上でII部の力・パワー・持久力トレーニングの基礎知識を学べる構成になっている。アクティブラーニング課題も多く設けてあり、「考え方」が身につく。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:市村出版

(掲載日:2021-05-10)

タグ:トレーニング  
カテゴリ スポーツ科学
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最速で体が変わる「尻」筋トレ
弘田 雄士

 筋トレがなかなか続かない理由の1 つに、成果がすぐ出ないことが挙げられる。本書は、大きい筋肉である「お尻」から鍛える効率のよさを説く。また、筋トレによって意欲ホルモンであるテストステロンの分泌が促されることにも着目している。それを踏まえて、基本のデッドリフト、中級のヒップスラスト、応用の逆手懸垂などを写真つきで丁寧に解説する。お尻を鍛えた前提での、胸と腹のメニューも紹介されている。さらに筋トレを無駄にしない食事の仕方にもページを割いている。
 合間には、著者が長年関わってきたトップ選手やコーチのエピソードが挟まれ、読み物としても楽しめる。






(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:青春出版社

(掲載日:2021-06-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:最速で体が変わる「尻」筋トレ
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補欠のミカタ レギュラーになれなかった甲子園監督の言葉
元永 知宏

 著書は六大学リーグ優勝を経験し、教育課程も取っていたが、指導者の道は選ばなかった。大学チームで補欠だったために躊躇ったという。確かに、昔は名選手しか指導者になれないイメージが強かった。だが実際には、現役時代レギュラーになれなかったが、チームを甲子園に導いた指導者が複数いる。本書は彼らにスポットを当てる。教え子たちへの眼差しは、レギュラー・補欠問わずフラットで温かい。また、現役時代を共に過ごしたスター選手評が鋭い。人を見る力が培われたのは、補欠の経験があるからこそだろう。コロナ禍をどう過ごしたかにも触れており、参考になる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:徳間書店

(掲載日:2021-06-10)

タグ:野球 
カテゴリ 指導
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スポーツ技術・戦術史
新井 博 小谷 究 鵤木 千加子 榎本 雅之 後藤 光将 谷釜 尋徳 福井 元 山脇 あゆみ 秋元 忍 田村 大

 スポーツの技術についてまとめられた日本で最初の研究書は、1972年刊「スポーツの技術史」だという。その後2000年頃までスポーツ技術史研究はあまり進まなかったとのことだが、現在はさまざまな種目で取り組まれており、専門家たちが執筆を担当している。本書ではサッカー、水泳、スキー、テニス、バスケットボール、バドミントン、ホッケー、野球を取り上げる。
技術は用具の進化やルール変更、科学的なトレーニング、戦術のトレンド、さらには社会におけるスポーツの在り方によって変わっていく。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:流通経済大学出版会

(掲載日:2021-06-10)

タグ:技術史 戦術史  
カテゴリ その他
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勉強嫌い、集中力のなさは「眼」が原因だった 子供の知能を伸ばす視覚トレーニング
内藤 貴雄

 米国元大統領ジョンソン氏の次女ルーシーさんの成績不振を改善して世界の注目を浴びた「視覚機能」強化法。視覚の観点からアメリカで開発された、子どもの知能を伸ばす脳力活性プログラムをイラストとともに紹介。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:二見書房

(掲載日:2003-01-10)

タグ:視覚 
カテゴリ その他
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スポーツする人の栄養・食事学
樋口 満

「運動中は水を飲むな」「運動部員はごはん三杯食べるべき」といった誤解はさすがに解けているが、年齢や性別、種目やトレーニングフェーズによって食事のポイントが異なることはまだなかなか知られていない。本書はQ&A形式を交えて解説していく。自分に必要な食事の量(エネルギー摂取量)の計算方法を紹介するなど、実践につながる内容になっている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:集英社

(掲載日:2021-07-10)

タグ:スポーツ栄養 
カテゴリ
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勝者の“ニュートラル”思考法 アスレティックトレーナーが目の当たりにした“一流”の思考法とは?
森本 貴義

 本書は『一流の思考法』『プロフェッショナルの習慣力』を今の時代に合わせて再構成したものである。最近は「健康経営」という言葉もよく聞かれるようになったが、自分の身体や健康のための取り組み、さらには日々の仕事や人間関係をどう考えるか。うまくいったことにこだわり過ぎず、失敗にも引き摺られることなく、心身をニュートラルに保つ重要性を説く。
 著者がサポートしたトップアスリートのエピソードを引き合いに出し、その共通点を見ていく。巻末には実践編としてニュートラル思考を高める呼吸法の解説もある。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:扶桑社

(掲載日:2021-07-10)

タグ:思考法 
カテゴリ 人生
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桐蔭学園ラグビー部 勝利のミーティング
藤原 秀之 布施 努

 高校ラグビー界で「東の横綱」と称される桐蔭学園。2014年に10年連続花園出場をかけた県大会決勝で敗れたことがきっかけで、スポーツ心理学者の布施氏がメンタルコーチとして関わるようになったという。藤原監督と布施氏の対談の形式で進み、読みやすい。章末のコラムでは、各章で紹介したメソッドをもとにどのような実践を行ったか紹介されている。歴代キャプテンのインタビューも収録され、選手側の感覚も知ることができる。コロナ禍の中でも花園連覇を達成できたのは、ミーティングを通して選手たちが思考力とリーダーシップを身につけていたからだとわかる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大和書房

(掲載日:2021-07-10)

タグ:ミーティング 
カテゴリ メンタル
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サッカーアナリストのすゝめ 「テクノロジー」と「分析」で支える新時代の専門職
杉崎 健

 データや映像分析を行うアナリストは、球技を中心にスポーツチームに欠かせない存在となりつつある。これまで担当者が手探りで行ってきたことを、次代のサッカーアナリスト育成という視点で掘り下げていく一冊だ。
 アナリストにはIT技術だけでなく、サッカーを見て、情報を的確にまとめ、それをわかりやすく伝える力が求められる。本書では試合の見方やデータの取捨選択、コミュニケーションのコツを説明していく。もちろんこれがすべてではなく、新たなツールを取り入れたり、スポーツ以外のスペシャリストと協力したりすることで、よりサッカーに貢献できるかもしれない。アナリストが持つ可能性を感じさせる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ソル・メディア

(掲載日:2021-07-10)

タグ:分析 
カテゴリ その他
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スポーツとしての相撲論 力士の体重はなぜ30キロ増えたのか
西尾 克洋

 相撲ライターの著者が、最新の大相撲事情をQ & A 方式で解説する。大相撲はテレビ中継などで目にする機会こそあるが、暗黙の了解と思えるものも多い。「横綱の品格」とは? 新人力士をどのようにスカウトするのか? といった素朴な疑問に答えていく。巻末には2021年時点の幕内力士42人の紹介もあり、格式張らず楽しく観てほしいという「相撲愛」が感じられる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:光文社

(掲載日:2021-08-10)

タグ:相撲 
カテゴリ その他
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最強“バネ筋”を手に入れる 「スポーツ鍼」入門
稲葉 巧 牧野 竜太

 本書では、トップアスリートが持つ、しなやかに動いて回復力も高い筋肉を「バネのような筋肉」と定義する。鍼灸を活用したコンディショニングや痛みの緩和によって、「バネ筋」に近づけるという。
 まずは鍼の「痛い」「怖い」というイメージを払拭すべく、治療の流れを丁寧に説明する。続いて種目ごとによく使う筋肉と、セルフ鍼を行う際に目安となる場所を紹介する。さらに、スポーツ障害ごとに慢性的な痛みの原因となる筋と、そのケア方法を紹介する。ストレッチだけでは筋肉の張りが取れないとき、鍼を取り入れてみようと思える。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:幻冬舎メディアコンサルティング

(掲載日:2021-08-10)

タグ:鍼灸 
カテゴリ コンディショニング
CiNii Booksで検索:最強“バネ筋”を手に入れる 「スポーツ鍼」入門
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新・スポーツ医学 改訂新版
メディカル・フィットネス協会 藤本 繁夫 大久保 衞

 2002年に「やさしいスチューデントトレーナーシリーズ」全9巻が、2013年に9巻中4巻が新シリーズとして刊行された。そのうちの「新・スポーツ医学」が2020年に改訂された。20年弱の間に、スポーツ医科学が発展し、社会におけるスポーツのあり方も変わった。改訂新版では、パラスポーツとコンディショニングの章が設けられている。スポーツ選手に起こりやすい外傷・障害や内科的障害から、リハビリテーション、スポーツと生活習慣病、遠征時のチェック点、救急処置まで、時代が変わっても変わらず知っておくべき内容を網羅している。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:嵯峨野書院

(掲載日:2021-08-10)

タグ:スポーツ医学 
カテゴリ スポーツ医学
CiNii Booksで検索:新・スポーツ医学 改訂新版
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競技スポーツにおけるコーチング・トレーニングの将来展望 実践と研究の場における知と技の好循環を求めて
高松 薫 麻場 一徳 會田 宏 鈴木 康弘 寺本 祐治

 現場/実践/技と研究/理論/知の好循環は、競技者・指導者としても、研究者としても実現したいところだ。本書はその橋渡しを目指し、編集委員代表の高松薫氏のゼミ出身者を中心に現場や研究で活躍する方々が筆を取った。とくに競技スポーツにおいては、「東京オリンピックに向けて」という大義がなくなった後のことも考えていかねばならないと説く。競技力向上のために各種目でどのような取り組みが行われているかを始め、組織の不祥事などスポーツ界を横断するトピックにも触れ、さらなる発展に向けた議論を促す。






(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:筑波大学出版会

(掲載日:2021-08-10)

タグ:コーチング 研究 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:競技スポーツにおけるコーチング・トレーニングの将来展望 実践と研究の場における知と技の好循環を求めて
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ザ・ラストダイエット
木村 悠

 著者は元ボクシング世界チャンピオン。現役時代に行っていた減量メソッドをまとめた。基本は白米を食べ、水を飲むこととシンプルだ。ダイエットしようとすると極端に食事量を減らしたりしがちだが、手に入りやすく食べ慣れている白米を中心に食習慣を改善する。3 食しっかり食べれば間食も減り、心身のコンディションが整う。「太り期」には身体を休めることを勧めており、無理なく実行できそうだ。







(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:集英社

(掲載日:2021-09-10)

タグ:ダイエット 
カテゴリ
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フツーの体育教師の僕がJリーグクラブをつくってしまった話
佐伯 仁史

 富山県にJリーグクラブをつくるにあたって交渉して回った様子が描かれる。著者は県立高校で体育教師として勤務する佐伯氏である。
 保守的だという地域的な特徴や高校閥が重視されるといった背景を踏まえて、著者の型破りな行動が随所にみられる。病院でのパブリックビューイングの事例を知るとすぐに企画書にまとめて回ったりと、交渉に必要な心構えや日々の行動とは何かも描かれている。大きなビジョンを描き、そこから多くの人を巻き込んでいく様子がわかる。著者を知るさまざまな人へのインタビューも紹介されている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:徳間書店

(掲載日:2021-09-10)

タグ:交渉 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:フツーの体育教師の僕がJリーグクラブをつくってしまった話
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トップアスリートの指導者に学ぶ
阿部 肇 早川 公康

 オリンピアンであり仙台大学漕艇部監督を務める阿部氏に、トップアスリートを指導するに当たっての本音をインタビュー形式で聞いた。創部からインカレ優勝までを振り返り、メニューの内容やその意図も丁寧に説明している。インタビュアーの早川氏が管理栄養士の資格も持つことから、アスリートの食事や生活についてもページを割く。さらに、国際競技力向上においてコーチの役割とは、人生におけるスポーツとは、といったところにも話題が及ぶ。阿部氏が現役時代にコーチの重要性を感じたこと、理論だけでなく感覚についても述べているのが興味深い。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:現代図書

(掲載日:2021-09-10)

タグ:コーチング 栄養 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:トップアスリートの指導者に学ぶ
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リアライン・トレーニング 下肢編 関節のゆがみ・骨の配列を整える最新理論
蒲田 和芳

 体幹・股関節編に続く第二弾。本書から読むこともできる。下肢編では、膝関節、足関節、足部ごとに起こりやすいマルアライメントを挙げる。その改善・予防のために、①アライメントを理想に近づける「リアライン」、②関節が正しく動くよう筋活動を最適化する「スタビライズ」、③マルアライメントの原因となる動作を改善する「コーディネート」の3フェイズ、さらにローカル(個々の関節)→グローバル(複数の関節、下肢全体)の流れで手技やエクササイズを紹介していく。スポーツにおいて下肢への力学的ストレスは大きく、悩める選手や治療家に参考になるだろう。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2021-09-10)

タグ:アライメント 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:リアライン・トレーニング 下肢編 関節のゆがみ・骨の配列を整える最新理論
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スポーツ医学を志す君たちへ
武藤 芳照

 武藤氏の著書100冊目は、スポーツ医学に関わる、もしくは興味を持つ若手スタッフや学生へ向けたものとなった。武藤氏の45年にわたるあゆみを交えつつ、スポーツ医学がいかに面白く、また必要であるかを語っている。予防医学の重要性やコンプライアンス、学校スポーツや高齢者とスポーツについてはもちろん、舞台芸術や武道の医学にも頁を割いている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:南江堂

(掲載日:2021-10-10)

タグ:予防 舞台 武道 
カテゴリ スポーツ医学
CiNii Booksで検索:スポーツ医学を志す君たちへ
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身体療法の生理学とボディワーク ダニエル・マードン式フィジオセラピーメソッド
ダニエル・マードン 高橋 結子

 アロマプレッシャー(リンパマッサージ)に取り組んできたマードン氏が、フィジオセラピーメソッドについて整理した。日本の理学療法と欧米のフィジオセラピーの違いにも触れており、興味深い。リハビリをドライとウエットに分け、主なウエットリハビリであるハイドロセラピーについても詳しく書かれる。他にも、治療としてのマッサージやエクササイズが、写真とともにわかりやすく解説されている。セルフフィジオセラピーの紹介もある。
 また、身体の状態がよくなることでメンタルヘルスも改善することに着目しており、医学博士が脳の活動から身体と心の関係について説明した章もある。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:BABジャパン

(掲載日:2021-10-10)

タグ:マッサージ 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:身体療法の生理学とボディワーク ダニエル・マードン式フィジオセラピーメソッド
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ラグビーのフィジカルトレーニング 競技力が上がる体づくり
太田 千尋 臼井 智洋

 どんな活躍をしたいのか? という「パフォーマンスゴール」を軸に、自分に必要な要素を積み上げていくのが成長の一番の近道だという。本書の構成としては、正しい姿勢や動きを身につけるメディカルプレップ、ラグビーに必要なパワー・スピードを伸ばすフィジカルプレップ、体力をラグビーのプレーにつなげるスキルプレップと段階を踏んで解説しているが、スキルプレップから戻る形で自分が取り組むべきメニューを辿っていくこともできる。1試合通じて力を発揮し続けるコンディショニングにも触れる。すべてのメニューがフルカラーの写真付きで紹介されており、わかりやすい。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2021-10-10)

タグ:ラグビー 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:ラグビーのフィジカルトレーニング 競技力が上がる体づくり
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加圧筋力トレーニングの全魅力
石井 直方 加圧筋力トレーニング指導者交流会

 トレーニング界でもよく知られている加圧筋力トレーニングの誕生から、石井直方氏による加圧筋力トレーニングの理論解説、さらに実践現場からのレポートなどでまとめられた一冊。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:加圧筋力トレーニング指導者交流会

(掲載日:2003-02-10)

タグ:加圧 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:加圧筋力トレーニングの全魅力
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21世紀のマラソントレーニング 成功への道しるべ
前河 洋一 鈴木 彰 山本 正彦 石井 好二郎 山内 武

 マラソンを愛する5人の著者が、「トレーニング」「ステップアップ」「ランナーの知恵袋」「からだの中から走ってみよう」の項目で、ランナーとランナー予備軍にわかりやすく解説。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ランナーズ

(掲載日:2003-02-10)

タグ:マラソン 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:21世紀のマラソントレーニング 成功への道しるべ
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初心者から中級ランナーまでマラソン・ジョギングQ&A
山際 哲夫

 初めて走る人にも、もっとタイムを上げたい人にも、最新の科学的ランニングの方法をQ&A方式でわかりやすく解説。スポーツ医学、体育学、整形外科、循環器科、トレーニング理論、栄養学まで網羅。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ミネルヴァ書房

(掲載日:2003-03-10)

タグ:マラソン 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:初心者から中級ランナーまでマラソン・ジョギングQ&A
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スポーツ動作学入門
新宅 幸憲

 走る・跳ぶ・投げるなどの基本動作をもとにしたヒトの動きの見方、捉え方が豊富な図やグラフを使用し、わかりやすく解説されている。スポーツ指導者、スポーツ選手にも役立つ内容。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:市村出版

(掲載日:2003-03-10)

タグ:動作 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツ動作学入門
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子どものスポーツと才能教育
宮下 充正

 子どものスポーツ能力の開発・育成や才能一般の問題、今日の才能教育の不透明さ、「心の教育」の時代におけるスポーツ教育・体育教育の持つ意味や必然性などをわかりやすく紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2003-04-10)

タグ:子ども 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:子どものスポーツと才能教育
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スポーツを「視る」技術
二宮 清純

 スポーツライターの二宮清純氏がプロ野球、サッカー、その他の競技6名のアスリートにインタビュー。勝つためには、トップに立つためには、その技術を探り、新たなスポーツの「視かた」を知る。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2003-04-10)

タグ:アスリート 
カテゴリ スポーツライティング
CiNii Booksで検索:スポーツを「視る」技術
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VBT トレーニングの効果は「速度」が決める
長谷川 裕

 ウェイトの挙上速度を基準に負荷などを調整するウェイトトレーニング方法(Velocity Based Training)を紹介する。1RMを基にした負荷設定より、より効率よく個人に合わせたトレーニングができるという。VBT の歴史を辿り、エビデンスとともになぜ効果が得られるのか解説した上で、速度を測るデバイスも含めた実践方法を示す。最終章ではさらなる技術の進化を踏まえた未来展望まで行っている。

(月刊トレーニング・ジャーナル)

出版元:草思社

(掲載日:2021-11-10)

タグ:速度 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:VBT トレーニングの効果は「速度」が決める
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初めて携わるメディカルスタッフのための障がい者スポーツ レクリエーションレベルから競技レベルまでのケアとサポートの実践術
青木 隆明

 障がい者スポーツをどうサポートするか。クラス分けなどパラスポーツならではのルール、車椅子・義手といった器具・装具の機能、トレーニングやケガの予防、外傷時の応急処置で注意すべき点など、知りたいことが詰まった一冊だ。一口に「障がい」と言っても、さまざまなものがあることをまず1章で解説する。そして2章で、現場で接する機会の多い11の競技を取り上げる。障がいの特徴によって、パフォーマンスアップにつながるフォームなども変わってくる。本書の知識があれば、「難しい」と敬遠するのではなく、1人1人に合ったサポート方法を探すことを楽しめるのではないだろうか。

(月刊トレーニング・ジャーナル)

出版元:メジカルビュー社

(掲載日:2021-11-10)

タグ:障がい者スポーツ サポート 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:初めて携わるメディカルスタッフのための障がい者スポーツ レクリエーションレベルから競技レベルまでのケアとサポートの実践術
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こだわり抜く関節可動域運動
斉藤 秀之 加藤 浩

 新人理学療法士の指南書として企画された第1期シリーズ、「極める」をコンセプトとした第2期シリーズに続く、「こだわり抜く」をキーワードとした第3期シリーズである。
 理学療法は運動療法と物理療法をベースとしている。そのうちの運動療法を取り上げ、安全な治療を当たり前のものとして提供できるよう、1つ1つ整理し、掘り下げていく。たとえば関節可動域はROMと言われ、「Motion」であって「Joint」ではない。PART I で関節の構造や関節運動学などの基礎を、PART II 以降で運動器障害、神経障害の評価や治療、高齢者に対するROM運動を細やかに解説する。

(月刊トレーニング・ジャーナル)

出版元:文光堂

(掲載日:2021-11-10)

タグ:可動域 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:こだわり抜く関節可動域運動
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シン・フォーメーション論
山口 遼

 サッカーはゲームであるゆえに戦術が重要であり、情報化社会の現代において戦術はどんどん進化している。本書ではまず、サッカーの特徴を改めて分析し、元は同じフットボールであるラグビーや、将棋などとの比較を行う。その上で、現代サッカーのフォーメーション論を展開していく。選手(駒)をどのように配置すると、どんな戦術を遂行できるか。よく「4 - 4 - 2 」といった数字の並びで表現され、確かにそれが基本ではあるが、現代では動的かつ複雑な配置構造となっている。それをネットワーク科学の考え方で解説し、フレームワークを提示している。本書を読んでからサッカーの試合を見たら、きっと違った見え方になるだろう。





(月刊トレーニング・ジャーナル)

出版元:ソル・メディア

(掲載日:2021-11-10)

タグ:サッカー 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:シン・フォーメーション論
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運動科学 アスリートのサイエンス
小田 伸午

 京都大学の教養課程において、人気講義の内容を一般向け単行本として書き下ろしたもの。スポーツ科学と運動感覚の融合を試みた運動科学とは。さらに、新しい運動原理「二軸運動理論」とは何か。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:丸善

(掲載日:2003-05-10)

タグ:運動科学  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:運動科学 アスリートのサイエンス
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スポーツを殺すもの
谷口 源太郎

“反骨のスポーツライター”と言われる谷口氏が、スポーツの現実に真正面から向き合い、スポーツの問題点などを社会学者の目から鋭く取り上げ、スポーツ界に一石を投じる一冊。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:花伝社

(掲載日:2003-05-10)

タグ:社会学 
カテゴリ スポーツライティング
CiNii Booksで検索:スポーツを殺すもの
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週3回×3カ月 最短で筋肉BODYをつくる
保田 尚紀

 効率よく、最短で筋肉をつける方法をカラー写真でわかりやすく解説。巻末には食事管理やサプリメントなどについてもまとめている。この夏、Tシャツの似合う身体を目指したい方に!

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:池田書店

(掲載日:2003-08-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:週3回×3カ月 最短で筋肉BODYをつくる
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好きになる生理学 からだについての身近な疑問
田中 越郎

 知っているようで知らない生理学の疑問を、面白い喩えとマンガを用い、わかりやすく解説。楽しく読んでいるうちに、知らずに生理学の基本が身についてくる一冊。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2003-08-10)

タグ:生理学 
カテゴリ その他
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ジュニアスポーツのための筋力トレーニング
石井 直方 William J. Kraemer Steven J. Fleck

 子どもの成長に合わせた、正しい筋力トレーニングやプログラムづくりなど、ジュニアスポーツ(小学生〜高校生)に携わる指導者や教員、さらに親が知っておきたい知識やトレーニング法をイラストで解説。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:森永製菓健康事業部

(掲載日:2003-09-10)

タグ:トレーニング 子ども 
カテゴリ トレーニング
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実戦ビーチバレーボール
カーチ・キライ バイロン・シューマン 瀬戸山 正二

 オリンピックで金メダルを3回も獲得しているカーチ・キライ選手の経験を交え、ビーチバレーを楽しむために必要な技術や戦術、トレーニング法、プレーに対する考え方を写真とイラストでわかりやすくまとめた実技書。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2003-09-10)

タグ:ビーチバレーボール 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:実戦ビーチバレーボール
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ストレングス・ボールトレーニング
Lorne Goldenberg Peter Twist 中村 千秋 渡部 賢一

 アイスホッケー・カナダ代表チームなどでストレングス&コンディショニング・コーチを務める著者らが、68のボールエクササイズを解説。ストレングスやリハビリ、フィットネスの現場にも最適。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2003-10-10)

タグ:ボールエクササイズ 
カテゴリ トレーニング
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勝ちにいく筋力トレーニング
大道 泉 田内 敏男

 従来の筋力トレーニングの方法に加え、「フォームの習得」「プログラムの作成」「重量の設定」などのポイントを押さえ、これまでとは異なる観点を織り交ぜて豊富な写真とともに解説。






(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:山海堂

(掲載日:2003-10-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:勝ちにいく筋力トレーニング
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スポーツ選手の栄養学と食事プログラム
青山 晴子

 スポーツ選手・指導者にもわかりやすくスポーツ栄養学と食事のレシピが紹介されている。とくに、「勝てない原因は食事にある!」「競技特性に合った食事とは」など、さらに、パフォーマンスの向上を目指す選手・指導者必見!

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:西東社

(掲載日:2003-11-10)

タグ:スポーツ栄養 
カテゴリ
CiNii Booksで検索:スポーツ選手の栄養学と食事プログラム
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「体をゆるめる」と必ず健康になる 心と体が若返る究極のリラクゼーション「ゆる体操」
高岡 英夫

 全身がリラックスする「ゆる体操」を提唱する高岡氏による「ゆる体操」の実践および症状別ゆるメソッドを紹介。年齢を問わず、立ったまま、座ったまま、寝たままでもできる超簡単リラックス法をイラストで紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:マキノ出版

(掲載日:2003-11-10)

タグ:体操 
カテゴリ 運動実践
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ボディバランスを獲得するスタビライゼーション
小林 敬和 山本 利春

 固定・安定させるという意味を持つ「スタビライゼーション」。スポーツや日常生活で必要な「身のこなし」や「バランス能力」を養うための抗重力トレーニングを、その理論や効果などについて解説し、レベル別・競技別のプログラムを紹介。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:山海堂

(掲載日:2003-12-10)

タグ:トレーニング バランス 
カテゴリ トレーニング
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いつでもどこでもフットサル
須田 芳正

 日本で初めてという、ジュニア向けフットサルの本。フットサルの歴史から技術、戦術、トレーニング、ルールなどを、文字を大きくし、イラストで解説するなどわかりやすい内容となっている。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:アイオーエム

(掲載日:2004-01-10)

タグ:フットサル 
カテゴリ 運動実践
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図解 ここ一番! 1分間メンタル強化トレーニング
高畑 好秀

 プロスポーツ選手やオリンピック選手のメンタルトレーニングの指導をする著者が(1)集中力、(2)イメージ力、(3)リラクゼーション力、この3ステップで手に入れる「最強のメンタル」法を紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2004-01-10)

タグ:メンタルトレーニング 
カテゴリ メンタル
CiNii Booksで検索:図解 ここ一番! 1分間メンタル強化トレーニング
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PT(パーソナルトレーナー)式セレブ美人ダイエット
ジェフ ライベングッド Jeff Libengood

 レベリヤ女性誌などで活躍する著者が、バランスをとりながら行うエクササイズとタイプ別に7つのプログラムを提示し、無理なく自然に、しなやかな身体をつくり、リバウンドしないダイエット法を紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2004-02-10)

タグ:ダイエット 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:PT(パーソナルトレーナー)式セレブ美人ダイエット
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体育・スポーツ系大学生のための論文・レポートの書き方
国士舘大学大学院スポーツ・システム研究科 山本 徳郎 西山 一行

 体育・スポーツ系大学生を対象に、論文やレポートを書くうえでの基本的に知っておくべき事柄と手順を紹介。資料の収集、資料の整理、レポートや論文のまとめ方や執筆の手順について具体的に説明。主な体育・スポーツ系学会一覧も掲載。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:アイオーエム

(掲載日:2004-02-10)

タグ:論文 
カテゴリ その他
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勝ちにいくボディマネジメント
長畑 芳仁

 最高のパフォーマンスを発揮するために知っておきたい「ボディマネジメント」の方法。筋力・持久力・柔軟性・リハビリテーション・栄養などについて、その管理の方法と実践法を写真やイラストを使ってわかりやすく解説。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:山海堂

(掲載日:2004-03-10)

タグ:コンディショニング 
カテゴリ コンディショニング
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若返りホルモンダイエット
石井 直方

 成長ホルモンなど若返り効果があると言われるホルモンの分泌を促す運動を「若返りホルモン体操」と名づけ、その方法をイラストで解説。さらに正しい食習慣を促す「若返りホルモン・ダイエット」も紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2004-03-10)

タグ:食 ダイエット 体操 
カテゴリ 運動実践
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SPSSとExcelによる[統計力]トレーニング スポーツデータで分析力を身につける
川本 竜史

 スポーツ(サッカー)データを題材に、データ入力処理などの基本から多変量解析までの分析手法を、表計算ソフトExcelと統計分析ソフトSPSSを使いながら「統計力」を身につけるためのトレーニングブック。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東京図書

(掲載日:2004-04-10)

タグ:分析 
カテゴリ スポーツ医科学
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武道のコツでスポーツに勝つ!
吉田 始史

 武道家である著者がすべての運動に共通の理論として「運動基礎理論」を提唱。武道におけるからだの使い方をさまざまなスポーツの動きに当てはめ、武道の動きのコツから、からだを使いこなす方法を写真とともに紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:BABジャパン

(掲載日:2004-04-10)

タグ:武道 
カテゴリ 運動実践
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メンタル革命
高畑 好秀

 新しいことに立ち向かうときに、困難を恐れて闘う前に気持ち(精神)で負けてしまう人は多い。自分の弱さと真正面から向き合うための「こころを鍛える方法」を紹介。有名・著名スポーツ選手30人の実践例を収録。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:河出書房新社

(掲載日:2004-05-10)

タグ:メンタルトレーニング 
カテゴリ メンタル
CiNii Booksで検索:メンタル革命
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痛みと歪みを治す健康ストレッチ
伊藤 和磨

 痛みの解決法を医師や治療家に頼るのではなく「自分でできる範囲は自分でケアする」というテーマのもと、首・肩・背中・腰・太もも・股関節・膝・足のむくみなどの痛みにダイレクトに効くストレッチを豊富な写真で紹介。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:池田書店

(掲載日:2004-05-10)

タグ:ストレッチ 
カテゴリ コンディショニング
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オリンピックを知ろう! 21世紀オリンピック豆事典
日本オリンピックアカデミー

 アテネオリンピックが開催される今年、オリンピックの原点を探る本として、オリンピックの仕組みや古代オリンピックからの歴史的背景、オリンピックで活躍した選手、さらに世界のオリンピック教育の取り組みなど、オリンピックを正しく理解できる、オリンピックを学ぶための一冊。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:楽

(掲載日:2004-06-10)

タグ:オリンピック 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:オリンピックを知ろう! 21世紀オリンピック豆事典
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スポーツメンタル43の強化法
高畑 好秀

 スポーツパフォーマンスに重要な空間認知能力は右脳が司っている。その右脳により刺激を与え「脳力」をアップさせるための、43メンタルトレーニングプログラムをわかりやすく紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:池田書店

(掲載日:2004-07-10)

タグ:メンタルトレーニング 
カテゴリ メンタル
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高岡英夫の歩き革命
高岡 英夫 小松 美冬

 正しい歩きは、脱力してゆるんだ状態から生まれる。緊張を残しているからだでは、動きにブレーキがかかってしまう。今までのウォーキングを見直し、からだをゆるめる方法(10レッスン)をわかりやすいイラストとともに紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:学研プラス

(掲載日:2004-08-10)

タグ:歩き 
カテゴリ 運動実践
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ARP(アープ)理論による知りたかった上手な卓球 理論編(DVD)
山中 教子

 卓球運動の軸(Axis)、リズム(Rhythm)、姿勢(Posture)の三要素を統合したARP理論による、卓球上達のためのメソッドを紹介。DVDのほかに、よりわかりやすく理論を解説したテキストと補助用具のアジャスターがセットになっている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:サウンド球貴

(掲載日:2004-08-10)

タグ:卓球 
カテゴリ 運動実践
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ホリスティック コンディショニング No. 1
矢野 雅知

 自然な動作や健康なからだを取り戻す、パフォーマンス向上など、問題解決のためにさまざま方法を用い、個々の問題に対応していく「ホリスティック(総合的・包括的)コンディショニング」のテクニックと知識を紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スキージャーナル

(掲載日:2004-10-10)

タグ:コンディショニング 
カテゴリ コンディショニング
CiNii Booksで検索:ホリスティック コンディショニング No. 1
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人生の目的が見つかる魔法の杖
西田 文郎

 あなたの夢は何なのか。あなたの「人生の目的」はどこにあるのか。人生の目的を持つことは自分の一生を大きく変えられる魔法の杖を手にすること。本書の提案するいくつかの方法にチャレンジしながら、人生の目的をつかむための本。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:現代書林

(掲載日:2004-10-10)

タグ:目的 
カテゴリ 人生
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パートナーストレッチング スポーツ編
伊藤 マモル 山本 利春

 パートナーストレッチングの基本と概念・実践を紹介した本。「部位別」「種目別」「スポーツ傷害のケア・再発予防」に分かれたプログラムが、豊富な写真とストレッチのポイントを示したイラストによりわかりやすく紹介されている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:山海堂

(掲載日:2004-11-10)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ ストレッチング
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美しくやせる「ゆるダイエット」
高岡 英夫

 付録のCDのBGMと音声指導に合わせて気持ちよくからだをゆらすだけで、緊張やストレスがほぐれ、からだをゆるめることで自然にやせやすいからだになるという「ゆるダイエット」。イラストにてプログラムを紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:マキノ出版

(掲載日:2004-11-10)

タグ:ダイエット 
カテゴリ 運動実践
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マウスガードを使おう スポーツデンティストが教える正しい選び方・使い方
竹内 正敏

 スポーツ歯科専門医による、最新のマウスガードに関する知識の解説と入手方法を、コーチ、トレーナー、選手、家族の方が読んでも理解しやすいように、専門用語を避け、わかりやすい文章でイラストと写真にて紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:砂書房

(掲載日:2004-12-10)

タグ:マウスガード スポーツ歯科学 
カテゴリ スポーツ医科学
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体育・スポーツの心理尺度
徳永 幹雄

 運動やスポーツ行動を予測するための方法として質問紙を用いた心理尺度化法がある。本書はこれまでに紹介された質問紙を掘り起こし、心理尺度について研究論文などで掲載されていない質問紙の部分を歴史的背景と方法とともに紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:不昧堂出版

(掲載日:2004-12-10)

タグ:スポーツ心理学 質問紙 
カテゴリ メンタル
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体育・スポーツのサイコロジー
豊田 一成

「体育心理学」「スポーツ心理学」「健康運動心理学」に大別される心理学分野。本書は10名の執筆者により、オールラウンド的見地に立ち、体育・スポーツ・運動に関する心理学について紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:アイオーエム

(掲載日:2005-01-10)

タグ:スポーツ心理学 
カテゴリ メンタル
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爆発的パワー養成プライオメトリクス
James C. Radcliffe Robert C. Farentinos 長谷川 裕

「爆発的パワー」を養成する「プライオメトリック・トレーニング」。その理論をわかりやすく解説し、67の実践的なドリル(ジャンプ、バウンドとスキップ、ホップ、体幹、上体)を写真で紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2005-02-10)

タグ:プライオメトリクス 
カテゴリ トレーニング
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知的アスリートのためのスポーツコンディショニング
山本 利春

 アスリートが自分自身でからだの管理術(メンテナンス法)を知り、正しく、効果的な方法でコンディショニングを行なえるようになるための手引書。指導者もコンディショニングの基礎が学べる 1冊。

(本書は新装版としてベースボール・マガジン社より刊行されている)

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:山海堂

(掲載日:2005-02-10)

タグ:コンディショニング 
カテゴリ コンディショニング
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勝つためのトレーニングと栄養 スポーツクラブ最前線、ココクラブから
岸田 昌章 斎岡 明子

 スポーツ障害に悩みトレーナーの道に進んだ岸田氏が主宰する「ココクラブ」で行っているコーディネーショントレーニングを紹介するほか、栄養士の斎岡氏が「スポニチ」で連載された、「知って得するスポーツ栄養」を掲載。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:せせらぎ出版

(掲載日:2005-03-10)

タグ:トレーニング 栄養 
カテゴリ トレーニング
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トータル・バランス・コンディショニング チェック&エクササイズで効果をあげる
安藤 邦彦 佐藤 拓矢

 医者に行っても痛みの原因がわからない、治らないという悩みを抱える選手や患者のために研究・開発された「全身的な筋バランス改善方法」。ウイークポイントをいかに克服するか、動きのバランスをどうやって調節していくかがテーマ。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:山海堂

(掲載日:2005-03-10)

タグ:コンディショニング 
カテゴリ コンディショニング
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掟破りのコーチング術 現場ノートが教える選手・コーチの意識改革実践法
高畑 好秀

 スポーツメンタルトレーナーである著者のコーチング術シリーズ第3弾。現場のコーチ経験も豊富な著者が3年間書き留めておいたノートをもとに「選手を変え、成果をあげる72の技術」の説を紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:山海堂

(掲載日:2005-04-10)

タグ:メンタル 
カテゴリ メンタル
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ジュニアサッカーバイブル 小学生指導の実践Q&A
平野 淳

 監修であるファンルーツが開催したコーチングフォーラム、ジュニアコーチ座談会などで関わった500名を超える日本のジュニアサッカー関係者の悩みを集約したQ&A集。保護者も必携の 1 冊。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:カンゼン

(掲載日:2005-04-10)

タグ:サッカー 小学生 
カテゴリ 指導
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ID触診術
鈴木 重行

 IDとは、individualを意味し、治療者やトレーナーが、個々の筋を確実に触診できるようになるための専門書。筋触診の重要なポイントや上達の秘訣など、オールカラーの解剖図と写真でわかりやすく解説されている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:三輪書店

(掲載日:2005-07-10)

タグ:触診 
カテゴリ スポーツ医科学
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スロートレーニングで体脂肪を燃やす 部位別編
大川 達也

「スロートレーニング」によって、自分の体型に合わせて変えたい部位から変わるというトレーニング本。体型別 7 日間のプログラムを紹介。付録DVDが付いており、映像を見ながらタイミングや動きがマスターでき、初心者でもOK!

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:学習研究社

(掲載日:2005-07-10)

タグ:スロートレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:スロートレーニングで体脂肪を燃やす 部位別編
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市民からアスリートまでのスポーツ栄養学(第3版)
岡村 浩嗣

 2011年の初版から10年経ち、3版を数えた。科学的根拠に基づくスポーツ栄養学の入門書である。エネルギー代謝と栄養素、種目特性に応じた食事、外食の活用、サプリメントなど、幅広いトピックがわかりやすく説明されている。生きる上で食べることは欠かせない。ただ、これさえ食べればいいという万能の食べ物はない。編著者いわく、量やタイミングなどの「食べ方」を考えるのがスポーツ栄養学だという。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:八千代出版

(掲載日:2021-12-10)

タグ:スポーツ栄養 
カテゴリ
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闇を泳ぐ 全盲スイマー、自分を超えて世界に挑む。
木村 敬一

 目の病により幼くして全盲となった著者が、幼少期からアメリカでトレーニングを積む現在(コロナ禍により2020年に帰国)までの歩みを振り返る。家族や友人やコーチ、出先で行き合った人とのエピソードは、木村氏の飾らない人柄が伝わってくる。木村氏にとって水泳は、健康で文化的な生活を送るための「武器」の1つだという。ロンドン、リオでの挫折もあったが、水泳は間違いなく木村氏の人生を彩っている。なお、本書が発行された直後の東京パラリンピックにて、悲願の金メダルを獲得した。本書を読んだ後に大会アーカイブを見ると、よりくっきりと見えるのではないだろうか。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ミライカナイ

(掲載日:2021-12-10)

タグ:水泳 
カテゴリ 人生
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バレーボールのフィジカルトレーニング 競技力が上がる体づくり
佐藤 裕務

 トレーニングは、目標に合ったものを正しく行ってこそ効果が出る。強豪の大学バレーボール部でストレングスコーチを務める佐藤氏が、パフォーマンスアップにつながるトレーニングを解説する。また、トレーナーがバレーボールに起こりやすいケガの予防トレーニングを紹介する。豊富な写真はもちろん、シーズンのいつどのくらいやればよいかの指針もあってわかりやすい。さらにスポーツ栄養士がトレーニング効果を得るための食事の基本を、監督やコーチがチームづくりの面からトレーニングの重要性を説く。まさにスポーツ医科学チームに支えられているように感じる一冊だ。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2021-12-10)

タグ:トレーニング バレーボール  
カテゴリ トレーニング
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投球障害予防&治療プラクティカルガイド メディカル・スキル・コンディショニングの架け橋に
筒井 廣明 山口 光國 千葉 慎一

 プロ野球や学生野球はもちろん、少年野球から草野球まで、野球人口は多い。その分、医師や理学療法士、トレーナーが投球障害に関わる機会も多い。画一的な対応ではなく、選手の状態や置かれた立場をしっかりと把握して、個々に合わせた競技復帰までの道筋をつける必要がある。また、医療やトレーニングの場だけで終わらず、コーチや保護者に正しい情報を知ってもらうことも重要だ。本書は理論と実務をつなげる役割を果たす。機能解剖や画像診断のポイントから、投球のメカニズム、小児・成長期と成人それぞれに必要なトレーニングまで網羅する。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:メジカルビュー社

(掲載日:2021-12-10)

タグ:投球障害 
カテゴリ スポーツ医科学
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フライングディスクをやってみよう アルティメットの基礎と応用
James Studarus 日本フライングディスク協会 師岡 文男 長澤 純一

 フライングディスク種目「アルティメット」についてもっと学びたいと思っているすべてのレベルのプレーヤーのために書かれた専門書。アルティメットの基礎やプレーの展開や応用のほか、体育授業への導入の事例も紹介されている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2005-08-10)

タグ:フライングディスク アルティメット 
カテゴリ 運動実践
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痩せるNo.1理論
西田 一見 西田 文郎

 本書は監修者が開発した「スーパー・ブレイン・トレーニング(SBT)」のダイエット版。つらくて苦しいダイエットを「痩せたくてワクワクする脳」に切り替えて実践する方法を紹介している。

(月刊トレーニング・ジャーナル)

出版元:現代書林

(掲載日:2005-09-10)

タグ:ダイエット 
カテゴリ メンタル
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NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識
Roger W.Earle Thomas R.Baechle 福永 哲夫

 パーソナルトレーナーに求められる基礎知識がまとめられた本。パーソナルトレーニングの分野で仕事をすることを目指す人に役立つ情報を提供している。手引書として必読である。

(月刊トレーニング・ジャーナル)

出版元:森永製菓株式会社健康事業部

(掲載日:2005-09-10)

タグ:パーソナルトレーナー トレーニング 
カテゴリ スポーツ科学
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選手と指導者のためのサッカー医学
日本サッカー協会スポーツ医学委員会

 サッカー選手の医科学面を管理・研究してきたスポーツドクターによって書かれたサッカー専門の医学書。コンディション維持からケガの予防、治療まで310点もの豊富な図を用いて紹介。選手・指導者必見!

(月刊トレーニング・ジャーナル)

出版元:金原出版

(掲載日:2005-10-10)

タグ:サッカー 
カテゴリ スポーツ医科学
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ゼロからはじめる! 筋トレプログラムの作り方 フィットネス版
有賀 誠司

 筋トレ初心者の人でも、自分自身のプログラムをつくれるようになる1冊。プログラムづくりの基本原則から手順、さらに年齢・体力・目的別プログラムのつくり方まで、図・イラストの具体例とともに紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル)

出版元:山海堂

(掲載日:2005-11-10)

タグ:トレーニングプログラム 
カテゴリ トレーニング
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メジャーリーグをナマで見る熱球英語
根本 真吾

 アメリカ三大スポーツであるMLB、NBA、NFLから、現地やテレビ中継での観戦に頻繁に出てくる英語のフレーズをもとに楽しみながら英語を学ぶ1冊。スポーツファンや英語を学びたい人にもおすすめ。

(月刊トレーニング・ジャーナル)

出版元:技術評論社

(掲載日:2005-11-10)

タグ:英語 
カテゴリ その他
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コンディショニング・スポーツ傷害予防のための スポーツマッサージ
増田 雄一

 手技別マッサージ、部位別マッサージ、スポーツ別・症状別マッサージ、セルフマッサージの4章に分かれ、スポーツマッサージ初心者にもわかりやすく、正しいマッサージの方法を写真で紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル)

出版元:新星出版社

(掲載日:2005-12-10)

タグ:スポーツマッサージ 
カテゴリ コンディショニング
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サッカープレー革命
常足研究会 小田 伸午 小山田 良治 木寺 英史 五味 幹夫

 左右の軸を切り替えていく“二軸動作”をサッカーのプレーから捉え、国内外のトップ選手にみられる動作の特徴をわかりやすく解説。さらに二軸の感覚やイメージを養う理論と実践も紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル)

出版元:カンゼン

(掲載日:2005-12-10)

タグ:サッカー 
カテゴリ 運動実践
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スポーツ選手よ 強くなるには「哲学」を持て! 折れないこころをつくるメンタルトレーニング
杉浦 健

 強い選手や精神的に安定した選手は自分なりの「哲学」を持っている。自分の目指すべき「哲学」を見いだし、折れない心をつくるための問いと答えのヒントを導く書。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:山海堂

(掲載日:2006-01-10)

タグ:メンタルトレーニング 
カテゴリ メンタル
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スポーツマンのための膝障害ハンドブック
山岸 恒雄

 スポーツ障害に多い膝の障害。受傷の発生メカニズムのほか、さまざまな膝の障害やその治療法からスポーツ復帰までを、イラストや写真でわかりやすく完全ガイド。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スキージャーナル

(掲載日:2006-01-10)

タグ:膝 
カテゴリ スポーツ医学
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実践アスレチックリハビリテーション Text&CD-ROM
栗山 節郎 川島 敏生

 アスレティックリハビリテーションの基礎から部位別疾患、その手技まで豊富な写真で書籍で紹介されているのみならず、150以上の部位別疾患プロトコルと手技の動画が収められたCDが付属されている実践書。

(月刊トレーニング・ジャーナル)

出版元:南江堂

(掲載日:2006-02-10)

タグ:アスレティックリハビリテーション 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:実践アスレチックリハビリテーション Text&CD-ROM
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ボディ・ナビゲーション 触ってわかる身体解剖
Andrew Biel 阪本 桂造

 触診でリアルにわかる「身体解剖図鑑」。筋肉や骨のつき方やその動き、さらに関節の構造などが、どのようになっているか、触診でどう探るか、その方法と手技を詳細なイラストや説明で紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2006-02-10)

タグ:解剖 
カテゴリ スポーツ医科学
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根性を科学する
高畑 好秀

 従来の根性論を否定するところからスタートしたメンタルトレーニング。しかし「根性」は本当に不必要なのか。問題点を洗い出し、「根性」の本質をメンタルトレーナーの著者がひも解いていく。

(月刊トレーニング・ジャーナル)

出版元:アスペクト

(掲載日:2006-03-10)

タグ:メンタルトレーニング 
カテゴリ メンタル
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映画に学ぶスポーツ社会学
杉本 厚夫

『ロッキー』を始め、12本のスポーツ映画を取り上げ、その1本1本の映画から読み取れるメッセージを、社会学的見地から解説。そこから、さまざまな問題点や今後のスポーツのあり方などがみえてくる。

(月刊トレーニング・ジャーナル)

出版元:世界思想社

(掲載日:2006-03-10)

タグ:映画 
カテゴリ スポーツ社会学
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図表でわかる ピンポイント解剖学
吉田 優子

 余計な解説を省き、全頁ほぼイラストと表でまとめられた解剖書。「鍼灸師や柔道整復師にとって重要か」「国家試験に出たか」という観点から編集されてはいるが、スポーツ選手や指導者にもわかりやすい内容となっている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2006-04-10)

タグ:解剖学 
カテゴリ スポーツ医科学
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コーチ選手に聞かせたい話
草野 健次

「叩かない指導」「故障させない指導」「バレーが大好きになる指導」「心の教育」に力を注ぐ“自然体バレー塾”が全国各地で行った講習会での話をまとめたもの。文字も大きく、1テーマ1頁完結。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:バレーボール・アンリミテッド

(掲載日:2006-04-10)

タグ:コーチング 
カテゴリ 指導
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実践すぐに役立つアスレティックリハビリテーションマニュアル
福林 徹

 1998年発行された『整形外科アスレティックリハビリテーション実践マニュアル』を大幅改訂。スポーツ選手に対するアスレチックリハビリテーションを、部位・疾患・種目別に分類し、医師、PT、トレーナーなどの専門家が詳しく解説。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:全日本病院出版会

(掲載日:2006-05-10)

タグ:リハビリテーション アスレティックリハビリテーション 
カテゴリ スポーツ医科学
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DVD スポーツ障害を治す
宮本 俊和

 スポーツ障害に対する鍼療法とリハビリテーションをわかりやすく解説。障害の発症機序を説明後、疾患ごとに、疼痛部位、疼痛の誘発動作、理学的検査所見を解説し、疾患に応じた鍼通電療法、雀啄術、運動鍼、棒灸などの治療法を紹介。治療家向け。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2006-05-10)

タグ:鍼灸 スポーツ障害 
カテゴリ スポーツ医科学
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キレのあるブレないカラダをつくる 筋肉バランストレーニング
佐藤 拓矢 安藤 邦彦

「トータル・バランス・コンディショニング」という理論に基づいて、コントラクト(筋強化)とストレッチを融合させた、“使える筋肉”を獲得するためのエクササイズ。理論編と実技編に分け、写真を豊富に使い、わかりやすく紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:新星出版社

(掲載日:2006-06-10)

タグ:トレーニング ストレッチング バランス 
カテゴリ トレーニング
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ランニングの世界
山西 哲郎

 年2回発行の「ランニングの世界」の第2号。今回の特集は「ランニングと脳」。スポーツ医科学・社会学方面で活躍されている10人の先生方が、専門分野における「ランニングと脳」の関わりについて執筆。特集のほか、連載と投稿掲載。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:明和出版

(掲載日:2006-06-10)

タグ:ランニング 
カテゴリ スポーツ医科学
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季刊 Life Saving(ライフセービング)
NPO法人日本ライフセービング協会

 人命救助や水辺の安全指導という確固たる指針の一方で、ビーチフラッグスに代表されるスポーツ競技的な要素も多分にあるライフセービング。救命、スポーツ、教育、福祉、環境などさまざまな角度から「命の尊厳」を追求するマガジン。年4回発行。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:舵社

(掲載日:2006-07-10)

タグ:ライフセービング 
カテゴリ その他
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体育教師のための心理学
Y. ヴァンデン‐オウェール S. ビドル R. ザイラー F. バッカー M. デュラン Yves Vanden Auweele Stuart Biddle Roland Seiler Frank Bakker Marc Durand スポーツ社会心理学研究会

 体育教師が身につけておきたい心理学的知識と実践へのガイドラインを紹介するとともに、子どもの体育・スポーツ活動の重要性やその実践におよぼす心理的要因の影響も解説。子どもの体育・スポーツ指導にかかわる方におすすめの一冊。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2006-07-10)

タグ:体育 心理学 子ども 
カテゴリ メンタル
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アスレティックテーピングとリハビリテーションエクササイズ
David H. Perrin 梶谷 優 鶴池 政明

 NATABOC公認アスレティックトレーナー(ATC)が、専門教育課程で学んできた原著の第2版翻訳本。初版の内容に加えカラーで詳細な人体解剖図や傷害の発生機序の説明と、関節と部位のテーピングとブレースの技術を表す約400枚の写真を掲載。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2006-08-10)

タグ:テーピング リハビリテーション 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:アスレティックテーピングとリハビリテーションエクササイズ
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筋肉をつける、使う、ケアする
谷本 道哉

 B.B.MOOK 410 のスポーツシリーズNo.289。筋肉を「つける」筋トレ、「使う」基礎的トレ、「ケアする」コンディショニングなど、強くて使える快適な筋肉を作る3つのステップを楽しいイラストと写真で紹介。また、コアトレーニングについても掲載。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2006-08-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:筋肉をつける、使う、ケアする
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三澤式プロレスストレッチ THE BODY HEAT
三澤 威士

 インナーからヒートアップさせているプロレスラーの実践ストレッチを紹介。短い時間で一人で行うストレッチや、特別編にはカップルストレッチとして、プロレス技を応用させたものも写真を用いて解説している。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:イーハトーヴフロンティア

(掲載日:2006-09-10)

タグ:ストレッチング プロレス 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:三澤式プロレスストレッチ THE BODY HEAT
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スポーツMBA
広瀬 一郎

 スポーツ産業の特質、スポーツ経営戦略論、マーケティング・コミュニケーションとITの活用、顧客志向施設整備、法務のケース・スタディー、スポーツチームの人事実務などの章を設け、スポーツビジネスを図やグラフを用いてわかりやすく解説。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:創文企画

(掲載日:2006-09-10)

タグ:経営 スポーツ産業 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:スポーツMBA
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スポーツ心理学入門
マット ジャーヴィス 工藤 和俊 平田 智秋

 スポーツを自ら実践する著者が、スポーツ心理学の性格、態度、学習、動機づけ、攻撃性、ストレスなど、選手やコーチの立場から実践的に、わかりやすく解説した入門書。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:新曜社

(掲載日:2006-10-10)

タグ:スポーツ心理 
カテゴリ メンタル
CiNii Booksで検索:スポーツ心理学入門
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潜在能力を引き出す! ボディポテンシャルトレーニング
橋本 維知子 日本ボディポテンシャル協会

 本来人間が持っている能力を引き出し、今よりもっと楽に、効率よく動けるように改善することを目的とし、身体の機能回復・改善を図り、簡単な動きをゆっくりとしたスピードで行う健康法。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:山海堂

(掲載日:2006-10-10)

タグ:機能改善 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:潜在能力を引き出す! ボディポテンシャルトレーニング
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アスリートのためのコアトレ 100のエクササイズ12の処方箋
有吉 与志恵

 今までの骨格、筋肉の癖をリセットし、新しいからだ使いをイメージしながら、からだの位置関係や動きを修正する「筋の再教育」トレーニング。基礎知識、プログラム、ケーススタディなどわかりやすく紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2006-11-10)

タグ:コアトレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:アスリートのためのコアトレ 100のエクササイズ12の処方箋
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運動とからだ 実践プログラム編
水村 真由美

 2000年9月刊行の『運動とからだ』の続編。各種運動を有酸素性運動、無酸素性運動に分け、どのような姿勢で、どのくらい行えばよいのかといった基本と運動プログラムを、写真とイラストで紹介。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:山海堂

(掲載日:2006-11-10)

タグ:運動 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:運動とからだ 実践プログラム編
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サッカー選手なら知っておきたい「からだ」のこと
中村 泰介 河端 隆志 小田 伸午

「スポーツ選手なら~」そして「剣士なら~」に続くシリーズ。サッカーの競技に向けて、二軸動作を中心に身体の動きの感覚を、フルカラーの連続写真を使って解説している。キックやトラップ、ディフェンスなどのサッカーの基本動作において、二軸動作について感覚的に理解することができる。たとえばボディーコンタクトの項目では、地面反力を上手に使うための身体の使い方、左右の軸を使い分ける方法についてわかりやすく書かれている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2007-01-10)

タグ:サッカー 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:サッカー選手なら知っておきたい「からだ」のこと
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スポーツゴジラ
日本スポーツ学会

 フリーペーパーによるスポーツ総合誌が創刊。種目を問わずスポーツそのものの魅力や価値を語り合うことを目的をしている。第 0 号、創刊パイロット号は、特集「スポーツ中継に演出は必要か?」、対談「岡田武史 愛の5カ条」ほか。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:

(掲載日:2007-02-10)

タグ:フリーペーパー 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:スポーツゴジラ
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「最強チーム」の成功法則
山谷 拓志

 アメリカンフットボールでの選手、コーチの経験、そしてビジネスを経て、「強いチームをつくるために何をすればいいのか」という問いに、真摯に取り組んできた著者の軌跡が結実した一冊。チームを分析し、個々のモチベーションの源泉を探ることで、強くあり続けるために行うべきことが明らかになる。この観点からの岡田武史氏、平尾誠二氏との対談のほか、人材獲得、育成、チーム運営のヒントが随所に。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東洋経済新報社

(掲載日:2007-03-10)

タグ:モチベーション 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:「最強チーム」の成功法則
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スタビライゼーションオフィシャルブック
安光 達雄  日本スタビライゼーション協会

 スタビライゼーションは、フォームや動作、アライメントを意識して行うトレーニングメソッド。コーディネーション能力の向上 、体幹と四肢の安定性を高めるもので、主働筋・協働筋・拮抗筋のほか補助筋群も刺激する。豊富なメニューが基本と応用に分かれて紹介されている。意識すべきアライメントを示す色付きの直線や、陥りやすいNG例を示すことによって、よりわかりやすくなっている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:PCYスポーツプロダクツ

(掲載日:2007-05-10)

タグ:スタビライゼーション 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:スタビライゼーションオフィシャルブック
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ロシア体育・スポーツトレーニングの理論と方法論
L.P.マトヴェーエフ 魚住 廣信 佐藤 雄亮

 ロシアにおける体育が体系的に網羅されている。また、筋力・スピード、持久力、柔軟性をどのように向上させればよいかの具体的な記述もある。最後に、体育およびその一部としてのスポーツの位置づけが語られていている。
 ソ連に関する記述など、やや歴史を感じるところもある。とっつきにくさを感じるのは、書かれた年代もあるだろうが(原著は1991年に出版)、読み手がバックグラウンドとして持っている知識体系が、ここで紹介されている体系とは異なるものであるからのようだ。読み手が日頃課題と感じていることが、すでに課題とされ、解決策が文章となって提示されていることに驚きを感じる部分もあるだろう。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2008-07-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:ロシア体育・スポーツトレーニングの理論と方法論
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あなたのエクササイズ間違っていませんか? 運動科学が教える正しい健康メソッド
桜井 静香

 これまでの運動指導経験と、運動科学の裏づけに基づいた健康のための運動を提言するもの。まず、なぜ運動がよいのかについて理論的な説明が行われる。どこに注意して何を行えばよいのかについて、ストレッチングや筋力トレーニング、ウォーキング、ジョギングを紹介。お悩み相談のコーナーでは、運動は継続しなければ意味がないのか、また筋肉痛にならないためにはどうすればよいか、便秘や肩こり、腰痛に関係した項目など13の悩みに語りかけるように答えている。運動は楽しいもの、自分の感覚を大切に、というメッセージが一貫して流れている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:化学同人

(掲載日:2008-07-10)

タグ:運動科学 トレーニング 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:あなたのエクササイズ間違っていませんか? 運動科学が教える正しい健康メソッド
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「頭と体」に効く!ボクシング体操 揺すって、力を抜いて「肉体改造」
豊嶋 建広

 これまで紹介されてきたエクササイズ、とくに健康のための運動を念頭においたものでは、素早く反応するための敏捷性のトレーニングは避けられがちであったと著者は言う。本書では、ボクシングや空手において指導や研究を行ってきた経験から、まずセオリー編として脳と身体のトレーニングについて解説を行う。素早い動きをするためには、まず力を抜くことが大切であり、ボクサーは脱力の名人なのだそうだ。そして、ベーシック編として脱力を味わい方から写真を使ってエクササイズを紹介。段階的にボクシングの動きに近づいていく。コーディネーション編では脳と身体能力を鍛えるもの、そして最後にアドバンス編として脳と運動機能を同時に鍛えることを狙ったエクササイズが紹介されている。チョキチョキパニックなどのエクササイズ名も面白い。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2008-07-10)

タグ:体操 ボクシング 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:「頭と体」に効く!ボクシング体操 揺すって、力を抜いて「肉体改造」
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打たれ強い自分をつくる方法 3分間メンタル・コーチ
高畑 好秀

 メンタルトレーナーとして、数多くの選手と対話してきた著者が、パフォーマンスを最大限発揮するための心のあり方についてまとめている。各章ごとにポイントとなる考え方があげられ頭に入りやすい。たとえば第1章では、思考によって方向が決まり、イメージはそこに向かうパワー。思考×イメージの掛け算でパフォーマンスが決まる、とある。いわゆる「ビジネス本」でもあり、仕事の話もあるが、基本はスポーツ現場での問題を扱っており、ヒントになるだろう。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:中経出版

(掲載日:2008-07-10)

タグ:メンタルトレーニング 
カテゴリ メンタル
CiNii Booksで検索:打たれ強い自分をつくる方法 3分間メンタル・コーチ
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「野球体」をつくる! ライバルに差をつける体力・技術・食事・調整方法
石橋 秀幸

 最高のパフォーマンスを発揮するための「野球体」は、体組成、体力、センスからなり、それぞれバランス・柔軟性、有酸素能力、筋力、敏捷性、巧緻性などの要素でできているという。ジグソーパズルのように組み合わせ、野球体を一緒につくっていこう、という姿勢が見える。トレーニングだけでなく、ケアの方法、さらに栄養面での記述や、野球経験者との対談も収録されている。打撃・捕手については鬼嶋一司氏、投手は林卓史氏、守備・走塁は苫篠賢治氏から技術論を引き出している。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:西東社

(掲載日:2008-08-10)

タグ:野球 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:「野球体」をつくる! ライバルに差をつける体力・技術・食事・調整方法
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平泳ぎが速くきれいに泳げるようになる!
高橋 雄介

 平泳ぎが泳げるようになるための 4段階で構成されている。まず、ゼロから始めるという見出しがついた一連のメニューでは、陸上での歩き方、ジャンプなどを紹介。パート 2 では泳ぎ初めから、泳いでみての疑問、悩みに答える形で長く泳げるような方法を伝える。パート 3 では、速く泳ぐためのテクニックとして、水をキャッチする方法など身体の使い方が紹介される。パート 4 ではさらに速く泳ぐためのエクササイズが収録されている。DVDつき。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:高橋書店

(掲載日:2008-08-10)

タグ:水泳 平泳ぎ 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:平泳ぎが速くきれいに泳げるようになる!
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ゆるみ筋&こわばり筋のコンディショニング ゆがみを正せば痛みは消える
中村 好男 矢野 史也

 本書では、「ゆるみ筋」と「こわばり筋」という2つのキーワードを使って、姿勢と動作のバランスを整えるためのチェック方法とエクササイズを紹介している。こわばり筋がゆるむことによって、筋力発揮がしやすくなるという。
 身体操作、あるいは意識の持ちようで動作が変わることを、腕上げ動作や立ち座りを題材に述べていく。こわばり筋をほぐす方法、それが痛みを持つ高齢者に最適であることを説明している。最後に、操体法を基盤とした骨格矯正法(SPAT、soutaihou-based postural adjustment technique を略したもの)を用いる短時間でのゆがみ解消が可能なテクニックが紹介されている。どのようにして「気持ちよい動き」を引き出すかがポイントとなるようだ。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:道和書院

(掲載日:2008-08-10)

タグ:バランス 
カテゴリ コンディショニング
CiNii Booksで検索:ゆるみ筋&こわばり筋のコンディショニング ゆがみを正せば痛みは消える
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動く骨(コツ) 野球編
栢野 忠夫 岩崎 和久

 体幹内操法について、対談を中心としてカラー写真の資料を多用して解説されている。同タイトルの書籍を野球をテーマにムック化したものである。あらゆる動作の基本は、三原色と呼ばれる屈曲・伸展・側屈であるという。頭部、胸部、下腹部の3つの球を意識し、それの中心を結ぶ軸の5本の軸(体幹内と四肢)を感じ取れるようになってくると、動きの質が高まるという。対談では、野球の指導者が、身体操作の真髄について語り合っている。動きを見ながら実践できる50分のDVDが付属している。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スキージャーナル

(掲載日:2008-08-10)

タグ:野球 身体感覚 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:動く骨(コツ) 野球編
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真剣
黒澤 雄太

 著者にとって真剣とは、比喩ではなく真剣のことを指す。真剣を使った道場(日本武徳院試斬居合道)を開き、後進への指導を行っている。自らも修行を重ねており、雑念が入ったり、考えては斬ることができないこと、そしてその 1 回ごとの結果は斬れたかどうかですぐに明らかとなる。これは禅に通じるものがあるという。対象とどのように向き合うかは、実は自分自身と向き合うこと。この深い対峙によってパフォーマンスが決まる。それはまさに真剣勝負であり、本書から学ぶところは大きい。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:光文社

(掲載日:2008-09-10)

タグ:居合 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:真剣
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京子! いざ! 北京
宮崎 俊哉

 浜口京子選手の北京オリンピックに向け、その背景が伝わってくる。試合での動作が1つ1つ描写され、その意味が丁寧に解説されている。彼女の活躍は、家族や応援団(浅草軍団)があってこそのもの。コーチ陣へのインタビュー内容も盛り込まれている。試合に臨むとき、試合後など、浜口選手と彼女を支えるたくさんの人の様子を見守ってきた筆者の信念が「はじめに」の結語に集約されている。「2008年8月17日。/京子は“女王のレスリング”を貫き、悲願のオリンピック金メダルに輝く」と言い切っているのである。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:阪急コミュニケーションズ

(掲載日:2008-09-10)

タグ:レスリング 
カテゴリ スポーツライティング
CiNii Booksで検索:京子! いざ! 北京
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アスリートに学ぶターニングポイント 人生の転機とチャンスを掴む
渡邊 元

 本書のテーマは、「ターニングポイント」。競技人生において、成績低迷など、今までのやり方が通用しなくなったり、ケガをしてしまったりといった経験をすることは多い。そういった状況では、アイデンティティを喪失し、空白の時間を過ごすことが多いが、その時間は何もしていないのではなく、腰を据えて時間をとって今までとは異なる道を探る時期だという。それで見出された可能性に向かうことがターニングポイントとなる。横田真一(ゴルフ)、陣内貴美子(バドミントン)、山本美憂(レスリング)、中西哲生(サッカー)、岡部哲也(スキー)の各選手が語り、これに解説を加えるという構成で、人生の転機を扱っている。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:イズムインターナショナル

(掲載日:2008-09-10)

タグ:ターニングポイント 
カテゴリ 人生
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勝負食 トップアスリートに学ぶ本番に強い賢い食べ方
石川 三知

 トップレベルのスポーツにおいて、個人・チームに対して栄養サポートを行ってきた著者。その経験と知識をまとめたのが本書である。ある状況において食べるべきものは何か、たとえ話を使ってわかりやすく解説している。選手の個性が際立つエピソードも盛り込まれていて、競技に打ち込む姿勢が伝わってくる。なかでも、よく噛んで食べるようになった選手が、黙々と噛む様子、それがやがて身体的にも大きくなってくることを描いた部分が印象的だった。身体を内側から支えるという食事の持つ意味を改めて見直した。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2008-09-10)

タグ:スポーツ栄養 
カテゴリ
CiNii Booksで検索:勝負食 トップアスリートに学ぶ本番に強い賢い食べ方
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強くなるための剣道コンディショニング&トレーニング
齋藤 実

 剣道のためのコンディショニングについて総合的にまとめている。コンディショニング、トレーニング、メディカル、食事、水分摂取、テクニカルの6つの分野にわたって網羅され、まさに集大成となっている。基本を押さえたうえで、実際に対応した方法が紹介されており、実践的な内容となっている。たとえば踵の脂肪パッドをカバーするためのテーピング、竹刀を使ったトレーニング方法などである。
 防具をつけたままの水分補給に関しては所作事の観点から好ましくないとされる可能性についても言及し、剣道のよさを尊重しつつ新たな提案もされている。
 著者らの剣道を大切にしながら医科学的なサポートをしていこうとする姿勢がうかがえる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:体育とスポーツ出版社

(掲載日:2008-10-10)

タグ:剣道 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:強くなるための剣道コンディショニング&トレーニング
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高温環境とスポーツ・運動 熱中症の発生と予防対策
森本 武利 中井 誠一 寄本 明 芳田 哲也

 熱中症に関する研究成果がコンパクトにまとめられている一冊。高温環境と生体機能、運動衛生に関して、生理学的な見地から解説が加えられ、熱中症に関しては歴史および分類から予防対策まで述べられている。どういった条件下で熱中症が起こるか、また多種目にわたるスポーツにおける研究もレビューされ、豊富なグラフ・図表とともに理解を深めることができる。
 高温環境下での運動時に起こる脱水によって体温調節や運動能力にどのような影響があるかを検討したり、ユニフォームや防具による体温上昇がどの程度あるかについてまとめられており、興味深い。





(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:篠原出版新社

(掲載日:2008-10-10)

タグ:暑熱環境 熱中症 
カテゴリ スポーツ医科学
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メロスたちの夏 夜久弘のウルトラマラソン
夜久 弘

 最初は病から逃れるように走っていたのが、やがて100kmを走破するウルトラマラソンにまで出場するようになるほどのめり込んでいく。ベテラン市民ランナーならではの視点で綴られ、トレーニング観も経験に裏打ちされた独自のものがあり、たとえば「うどん打ち」のたとえにあらわれている。これはトレーニング量という小麦粉をたくさん集め、それを打って細く長く麺にしていくことが完走の秘訣であるというもの。
 ランナー仲間に励まされる様子も描写され、孤独に走っているのではないことがよくわかる。読み終えたとき、筆者の走り続けた27年間をともに走った気持ちになる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ランナーズ

(掲載日:2008-10-10)

タグ:ウルトラマラソン 
カテゴリ 人生
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スポーツオノマトペ なぜ一流選手は「声」を出すのか
藤野 良孝

 スポーツオノマトペとは、「スポーツ時における擬音語・擬態語」のことである。声の要素が、選手の出す力やメンタル面への果たす役割について科学的に解明していこうというのが著者の基本的な姿勢。さまざまな競技の一流選手の発するオノマトペに焦点を当て、それにどのような意味があるのかを導き出していく。そして競技場面で観察されるオノマトペ以外にも、指導の場面で活用されていることも示している。
 なかでも、長嶋茂雄氏、そして井上康生氏の2人がオノマトペについて語った部分が興味深い。「意識しないで使っている」という長嶋氏のコメントに井上氏も同意していることから、著者は「スポーツオノマトペは身体を通して無意識に発声され、また発せられたオノマトペを知覚することによって身体もレスポンスします」とまとめている。これに立脚して、実験・調査を行い、結果をわかりやすく示している。巻末にはアンケート調査に基づくミニ辞典が掲載されている。スポーツの現場において、もっと声に注目し、活用しようというメッセージである。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:小学館

(掲載日:2008-11-10)

タグ:オノマトペ 
カテゴリ 指導
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フラットスイム もっときれいに長く速くクロールが泳げる
高橋 雄介

 水着の進化に伴って、泳ぎのスタンダードも進化していく。著者は「水面に対してフラットな姿勢をできる限り長くとり続けることが速い泳ぎにつながる」と考え、姿勢づくりに注目して泳ぎを指導するようになった。最新のフラットスイム理論を紹介する世界初の著作とのことである。まず水中ウォーキングについての解説がある。これは姿勢づくりを学ぶためのエクササイズである。そして水をかく感覚、キックの方法など、丁寧なビギナー向けの上達方法が紹介される。また、クロールで泳ぐときに直面する悩みに対応する練習方法とトレーニングも、豊富で美しい写真を用いて紹介。最後には、きれいに速く泳ぐためのさまざまなテクニックを解説している。DVDつきで、たとえば「キックは蹴り上げポイントがある」など、動画で確認することが可能となっている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:永岡書店

(掲載日:2008-11-10)

タグ:水泳 クロール 
カテゴリ 運動実践
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スポーツから気づく大切なこと。
中山 和義

 著者は言う。「スポーツが与えてくれるのは健康だけではない」。すなわち、感謝の心が芽生えたり、決断力、集中力、人をねぎらう力、客観的に自分を見る力がついてくるというのである。テニスコーチとして、あるいは心理カウンセラーとしての著者の経験に基づいて、わかりやすく語られている。
 最終章では、著者の見聞きしたエピソードから「人との比較で力を出すのではなく、自分が持てる力をいつでも、全力で発揮する」「夢が人生をうらぎるのではなくて、人が夢をうらぎるのだと思います」などスポーツを通して気づいた大切なことが紹介されている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:実業之日本社

(掲載日:2008-11-10)

タグ:成長 気づき 
カテゴリ 人生
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運動解剖学で図解する筋力トレーニングパーフェクトマニュアル CGで再現する筋肉メカニズムのすべて
Pat Manocchia 中村 千秋 宮崎 俊太郎

 原著タイトルは“Anatomy of Exercise”である。ウォームアップから脚・殿部、背中、体幹など8つのセクションに分けて筋力トレーニングをカラーで解説している。
 1つのエクササイズを見開きで紹介し、左側には写真を用いて、スタートポジションでの注意点、動きの特徴などを示している。右側には、コンピュータグラフィックスが用いられている。エクササイズ写真と同じ姿勢でありながら、使われている筋肉が赤く表示されており、動きの中での実際に生じる姿勢での筋肉の位置を確認することができ、よりイメージしやすくなる。筋の名称とともに動作筋、固定筋の区別もつけられている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:悠書館

(掲載日:2008-11-10)

タグ:トレーニング 解剖学 
カテゴリ スポーツ医科学
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身体を中心から変える コアパフォーマンス・トレーニング
マーク・バーステーゲン ピート・ウィリアムズ Mark Verstegen Pete Williams 咲花 正弥 栢野 由紀子 澤田 勝

 アスリーツパフォーマンス(米国アリゾナ州)は、トップアスリートを対象としてトレーニングを提供する施設である。ここを運営するマーク・バーステーゲンの身体への考え方がぎっしりと詰まっている本である。
 第1章の最後に、「コア誓約書」というものがあり、サインをするようになっている。これは、最大限の努力や正直さといった5項目を約束してほしいとのことで、自分の意志でパフォーマンスを求めていくためにある。さらに、第2章では3カ月後から2年後までの段階的な5つのゴール設定が求められる。こうして、「コアパフォーマンス」を求める過程が始まる。
 自重を使ったエクササイズ、バランスボールエクササイズ、弾性を活用するプライオメトリック、さらにストレングストレーニング、ストレッチングなどについて写真を豊富に用いた紹介が行われる。栄養面に関する記述も詳しい。細かいトピックについてはコラムもしくはQ&A方式で書かれている。
 本書にはCD-ROMが付属し、エクササイズの動きを映像で確認することができる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2008-12-10)

タグ:体幹 コア 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:身体を中心から変える コアパフォーマンス・トレーニング
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イチローの脳を科学する なぜ彼だけがあれほど打てるのか
西野 仁雄

 イチローのパフォーマンスはどこからくるのか、ということを軸にしながら、どういうメカニズムで脳が発達し、よいパフォーマンスができるようになっていくのか、基礎的な脳の生理学を、数々の実験を紹介しながら、脳の働きや構造、意味について簡潔にわかりやすく説明している。
 そして、遺伝子や環境といった要因まで踏み込んでいく。著者によると、イチローは、「負けず嫌い」な性格をベースとし、幼少から現在にいたるまでよい環境に恵まれたこと、さらに自分の意志で努力を重ね、高いレベルで自分を律しているという。
 なお、「人生万事塞翁が馬」という故事も紹介し、うまくいかないことも多い人生であるが、前もって何が幸せか不幸なのかを知ることはできないという。著者のメッセージは「自分の中に自分自身のイチローを見つけ、自らのスタイルで、それを追求して行きましょう」という最後の文に表現されている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:幻冬舎

(掲載日:2008-12-10)

タグ:パフォーマンス 
カテゴリ メンタル
CiNii Booksで検索:イチローの脳を科学する なぜ彼だけがあれほど打てるのか
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コアコンディショニングとコアセラピー
平沼 憲治 岩崎 由純 蒲田 和芳 渡辺 なおみ

 帯にあるコピーにあるように、コアコンディショニングとコアセラピーに関する「その歴史、現状、未来を整理し、現時点での理論と方法論を網羅」したもの。
 丸太(フォームローラー、後のストレッチポール開発につながるもの)を使ったエクササイズを見た日暮清氏と、それに着目してセルフケアへの応用を考えた岩崎由純氏。2人の試行錯誤でコアコンディショニングが生まれた。さらに、医療資格者が実施する“治療”をコアセラピーと呼ぶ。
 用語解説や、実際のエクササイズの紹介、注意点などがまとめられている。臨床的な経験とともに理論的な根拠も重視しながら、対象者の年齢や問題点に応じたエクササイズが紹介されているのが特徴である。巻末にはトレーナーおよび医療従事者のリストも掲載されている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2008-12-10)

タグ:コアコンディショニング 
カテゴリ スポーツ医科学
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Post Isometric Relaxation 等尺性収縮後の筋伸張法
伊藤 俊一

 Post isometric relaxation (PIR)とは、筋収縮をさせた後に、ストレッチングを行うもので、タイミングとしては筋の弛緩期にストレッチングが入る。このため、PIRは静的ストレッチングと動的ストレッチングの架け橋的治療とも呼ばれているそうだ。PIRは、PNFやマッスルエナジーと共通の起源を持つ徒手療法であるが、文献的な資料が乏しい現状だという。本書は、PIRの有効性と実際について整理したもの。
 等尺性収縮も、最大努力ではなく穏やかな収縮から始めること、そして関節可動域の2分の1以下の筋短縮域内で開始するという。これにより、痛みを最小限に留めて、可動域を徐々に回復させていく。また呼吸や視覚との共同運動を意識することが大切となる。最終的には、セルフエクササイズへと移行させることを目標としている。
 各筋へのPIRの方法が、肢位や固定部位、抵抗のかけ方などわかりやすい写真とともに細かく紹介されている。股関節などの大きな関節だけでなく、手指などの小さな筋へのアプローチ方法も収載していることが特長である。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:三輪書店

(掲載日:2009-02-10)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:Post Isometric Relaxation 等尺性収縮後の筋伸張法
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DVDでみるアスレチック・マッサージの実際
栗山 節郎 後藤 修司

 本書による定義では「athletic massageとは、スポーツ選手を対象として行うマッサージのことであり、一般的には“スポーツ・マッサージ”と呼んでいる」。ウォーミングアップの補助、コンディションの調整、疲労回復、スポーツ外傷・障害の予防と治療に用いられる。
 基本事項、基礎知識、基本手技、全身・局所マッサージと他の療法との併用、部位別、応用、PNFテクニックの7部構成であり、DVDによる動画による解説も含まれる。マッサージに関しては手技を網羅し、全身にわたって、簡潔ながら要所を押さえた解説が行われている。写真を使った手技の解説では、矢印などを多用して、どのような動かし方をするか、ポイントがわかるように工夫されている。
 なお、マッサージの解説に留まらず、部位ごとにバイオメカニクス的および解剖学的な解説が入り、スポーツ障害についても押さえてある。スポーツ種目ごとに求められるマッサージも解説されている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:南江堂

(掲載日:2009-02-10)

タグ:マッサージ 
カテゴリ コンディショニング
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ウェーブストレッチエクササイズ 美しいからだは、美しいアーチを描く!
牧 直弘

 人間の身体には、さまざまな「ボディ・アーチ」が備わっていると筆者は言う。たとえば脊椎のS字カーブ、足底のアーチなど。これを効率よく鍛える方法として、筆者が考案したのが「ウェーブストレッチ・リング」である。これは太極拳で用いられるラタンリングにヒントを得て考案したもので、ほぐす、伸ばす、引き締めるという3つを行うことができるそうだ。一見、不思議な形をしたトレーニング用具であるが、運動の補助、圧迫ストレッチなどを1人で行うことができる。
 豊富な写真に細かい注意点が入った形で、17のベーシックエクササイズ、26のフロアエクササイズ、27のスタンドエクササイズが紹介されている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:BABジャパン

(掲載日:2009-02-10)

タグ:ウェーブストレッチ 
カテゴリ コンディショニング
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ブラッド・ウォーカー ストレッチングと筋の解剖
Brad Walker 栗山 節郎 川島 敏生

 手書きのイラストで、ストレッチングをしている様子をスケッチし、透過するような表現で筋肉を描いているのが特徴。Brad Walker による原著The Anatomy of Stretching を翻訳したものである。
 本書は、まず柔軟性とは何か、ストレッチングとは何か、そのメリットや種類、安全に行うための原則などについて簡潔に解説している。そして、部位ごとのストレッチングが、1 つのストレッチングについて 1 ページを使って紹介される。解剖学的な解説とともに、方法や注意点、さらに関連するスポーツ傷害、スポーツの種目なども盛り込まれている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:南江堂

(掲載日:2009-08-10)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ 身体
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メジャーの投球術 日本野球は、もう超えたか?
丹羽 政善

 投球術について、数多くの取材やインタビューをもとにまとめたもの。さまざまな「メジャーの常識」について、100球制限やローテーション、球速や球種、不正投球など、興味深いトピックが数多く紹介されている。ピッチャーに何が期待されているかということが浮かび上がってくる。
 スポーツ医科学的な観点からは、マウンドの高さとケガとの関連、指標としての「酷使度」についても触れられている。研究が進み、障害予防のヒントとなることを期待したい。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:祥伝社

(掲載日:2009-10-10)

タグ:野球 投球 メジャーリーグ 
カテゴリ 指導
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インサイドキック基本編
麓 信義

 本書は、サッカーのインサイドキックに絞り込んだ技術書である。タイトルに添えられた「確かなサッカー技術の習得と指導のために」の言葉の通り、まさに「ゼロからのステップアップ」のためにまとめられたもの。
 原理から説明し、どのようなイメージでボールを蹴るのか、また基本となるフォームをつくるのか、そして蹴り方の指導へと進んでいく。著者の長年にわたる研究と、サッカー指導の経験に基づき、初心者が陥りがちな点、よくある癖などについて、数多くの写真と、バイオメカニクス的な手法を用いて説明している。
 第1巻となっているが、これはインサイドキックで続編があり、さらに「おわりに」ではインステップキック編についての言及もある。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:杏林書院

(掲載日:2009-10-10)

タグ:サッカー キック 
カテゴリ 運動実践
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ホイッスル! 勝利学
布施 努

 スポーツの現場において、「本気の火を心に灯す」ということを仕事として、選手たちと日々向き合っている著者。アメリカ留学の際に手元にあったサッカー少年のマンガ『ホイッスル!』の場面を引用しながら、目標を定め、それをクリアしていくための具体的な方法、チームを形づくるためのぶつかり合いの過程、本気でなければ楽しめないスポーツの厳しさなどが丁寧に説明されている。
 選手であれ、スタッフであれ、レギュラーや補欠など、立場を問わず、チームとして一丸となってパフォーマンスを発揮するために何をすべきなのか。今、この瞬間にできることを成し遂げるという力の尽くし方を教えてくれる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:集英社インターナショナル

(掲載日:2009-10-10)

タグ:指導 メンタル チームビルディング 
カテゴリ メンタル
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10代スポーツ選手の栄養と食事
川端 理香

 スポーツ栄養について、わかりやすく解説した本。基本に始まり、競技別のレシピ、目的別のレシピが豊富な料理写真とともに紹介されている。食事のアレンジ術として、試合前後、オフシーズン、間食など状況に応じたアドバイスなどがまとめられている。
 栄養や食事に対する考え方、食材の選び方、食べ方を身につけるうえで有用。巻末には食材別インデックスがついているので、自分で用意したり、子どもにつくるときに便利である。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大泉書店

(掲載日:2009-10-10)

タグ:食事 スポーツ栄養 
カテゴリ
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スポーツ精神医学
日本スポーツ精神医学会

 スポーツと精神医学。かつては関連づけて考えられることが少なかったように思う。しかし、本書においてはスポーツにおける精神医学という観点から、オーバートレーニング症候群やうつ、摂食障害などの競技を続ける中で起こる精神科領域の問題にスポットを当てている。これが「精神医学のスポーツへの応用」である。
 一方で「スポーツの精神医学への応用」も提唱されている。精神疾患の治療にスポーツの側面を取り入れるというものであり、うつ病、統合失調症、睡眠障害における治療の一環としてスポーツを行っている例が多数紹介されている。ほかに精神障害者スポーツについて、また最近の研究手法についてなど、スポーツ精神医学のさまざまな分野を網羅している。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:診断と治療社

(掲載日:2009-11-10)

タグ:スポーツ精神医学 
カテゴリ スポーツ医科学
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平井式アスリートアプローチ 北島康介育ての親が明かす心の交流術
平井 伯昌

 コーチとはいかにあるべきか。北島康介選手を始め、数々のトップスイマーを育成してきた平井氏が、日々どのようなことを考えているかをまとめたもの。水泳に情熱を注ぎ込み、スポーツバイオメカニクスなど科学的な知識や歴史小説、深夜に及ぶ水泳談義など、あらゆる分野や人から吸収しようという姿勢を示し続ける。なおかつ選手と腹を割って向き合う。選手たちがハードな練習ができるのは、コーチとの信頼関係があってのものである。
 コーチは、これまでの経験、記憶、学んだことをもとに、ひたすら考えつづける。プールサイドを歩きながら考えを整理していくこともあるそうだ。そこから導かれる結論を、わかりやすく伝える。それを受けて選手は結果を出すのである。コーチングは生半可な覚悟ではできないことがよくわかるが、平井氏は「コーチングは楽しい」と締めくくっている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2009-11-10)

タグ:水泳 コーチング 
カテゴリ 指導
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野球選手なら知っておきたい「からだ」のこと 投球・送球編
土橋 恵秀 小山田 良治 小田 伸午

 投球・送球において大切なポイントは「下半身からエネルギーを伝達させる全身運動」であるという。それを実現するために、どのような動作をしながら動きを理解すればよいか。まず解剖学的、あるいは運動学的な知識がわかりやすくまとめられている。
 キャッチボールの意義について解説し、腕の「しなり」について述べ、さらに肩甲骨を動かすエクササイズについて説明していく。さらに体幹、下半身へと続き、たとえば軸足の「のせ」「はこび」そして「肋間のつぶし」といった感覚について、ドリルを用いて紹介している。ドリルは投球動作の局面ごとにポイントを理解するためのものであり、指標であるという。自分の感覚に合ったフォームをつくっていくのが読者の役割となる。動きの質の向上、これが著者の願いである。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2009-11-10)

タグ:投球 野球 
カテゴリ 身体
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ストレッチとほぐし動作 ケガを予防し、痛みをとる
石井 三郎

 筋肉をほぐすための方法について、ヨガの指導者からのメッセージがまとめられている。実践方法についてもエクササイズとして写真とともに紹介している。本書は、4つのパートで構成されている。
 最初に、身体がなぜ硬くなってしまうかについて、食事やストレス、習慣の面から解説。スポーツでは偏りのある動きが多いため「逆刺激」が不可欠であるという。
 パート2ではなぜ、ほぐし動作が必要なのかについて述べ、パート3ではその動作と逆刺激の実際について解説している。どこに意識すればよいかが点で示されている。
 そして最後に、身体だけでなく心をゆるめるための方法についてまとめている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:現代書林

(掲載日:2009-11-10)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ 運動実践
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Return to Life Through Contrology ピラティスで本来のあなたを取り戻す!
ジョセフ・H・ピラティス 日本ピラティス研究会 武田 淳也

 ジョセフ・ピラティス氏によるバイブル的な著 書、『Return to Life Through Contrology』原著第2版(1945年)を翻訳したものである。
 34のエクササイズとともに、「自然に基づく身体教育の基本原則」が掲載され、これが本書の核となっている。この文章は、ピラティス氏の考え方を今に伝えるものであり、古さを感じさせることなく、どのような気持ちで動作を行い、呼吸すべきかをガイドしてくれる。
「あとがきに代えて」の部分では監訳者・編著者からのメッセージには、よい動きや姿勢のイメージを、イメージの通りに行うための方法としてコントロロジー(コントロールに接尾辞-gyがついた語)があり、それがピラティスの醍醐味であると紹介している。
 ピラティスの歴史についても年表形式でまとめてあり、よい指導者を選ぶためのガイドブックともなっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:現代書林

(掲載日:2011-06-10)

タグ:ピラティス 
カテゴリ その他
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早稲田大学競走部のおいしい寮めし
福本 健一 礒 繁雄

「くじけない心と身体をつくる」「食べて走れ」と表紙に文字が並んでいるように、早稲田大学競走部の寮で出されている食事「寮めし」を、レシピを中心に、600kcalを目安とした盛り付け例とともに紹介している。選手や指導者からのコメントが楽しい。基本となるのは「栄養バランスのよい和食」であり、これに果物と牛乳がつく。一般向けにももちろん応用可能だが、60人分の食材の分量や調理のコツも掲載されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:主婦の友社

(掲載日:2011-11-10)

タグ:食 献立 寮 
カテゴリ
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科学コミュニケーション 理科の〈考え方〉をひらく
岸田 一隆

 科学的な知識を身につけることが容易な人と、そうでない人がいる。そして、理系と文系の間には深い溝があるというのである。筆者は、物理学がなぜ難しいのかについて、日常感覚でとらえることが難しいほど高度に抽象化されているためであると言う。そして科学は蓄積によって進んでいくために、前提となる知識が膨大になってしまっていることもある。ここに科学コミュニケーションが求められる理由が浮かび上がってくる。本書では、共感・共有の科学コミュニケーションを実現するために対人コミュニケーションの力とエピソードの力を総動員して伝えることの大切さと、その方法について丁寧に言葉を重ねている。
 ここで指摘されていることはスポーツ医科学の分野においても当てはまる部分がある。むしろ筆者としてはサッカーの指導に学ぶところがあると述べている。知っている側からの押し付けにならず、知りたい側が自発的に知識を得るためにはどうすればよいかという模索は続くようだ。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:平凡社

(掲載日:2011-11-10)

タグ:コミュニケーション 指導 
カテゴリ その他
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筋肉メカニクスとトレーニング技術
エバレット アーバーグ Everett Aaberg 加藤 清忠 岡田 純一 長谷川 伸 渡辺 英次 寺田 佳代

 原著タイトルはMuscle Mechanics:Correct Technique for 65 Resistance Training Exercisesである。最初の3章では、トレーニングを行う上で基本的な知識をまとめている。第4章から第8章までは体幹および上半身・下半身の65のエクササイズが見開きで紹介される。最後の章「プログラムデザイン」では、どのようにトレーニングメニューを組み立てるかについて、考え方と実例を掲載している。この1冊に、本格的にトレーニングを行うときに気をつけるべきポイントがまとまっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:西村書店

(掲載日:2011-11-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
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古武術「仙骨操法」のススメ 速く、強く、美しく動ける!
赤羽根 龍夫

 著者は新陰流、円明流といった古武術に通ずる。生死を分ける環境で研ぎ澄まされた全身の使い方を、上半身と下半身をつなぐ仙骨に着目して応用した。いずれの流派も古流剣術ということで、取り上げられている「廻し打ち」「切り上げ」ともに木刀を用いており取っつきにくいかもしれないが、姿勢や関節の使い方はさまざまなスポーツ、日常動作に通ずる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:BABジャパン

(掲載日:2016-10-10)

タグ:古武術 
カテゴリ 身体
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マラソンは三日坊主で大丈夫!
細野 史晃

 ランニングに限らず、運動は「始めること」と「続けること」が難しい。細野氏はまず情報収集を勧める。どんな準備が必要か、またどのように進めればよいかがわかれば、自分にもできると思える。その上で身体の構造や走りのメカニズムを解説し、重要な要素をフォーム・コーディネーション力・支持力・全身持久力・スピード持久力・パワー・食事と整理。この7つをバランスよくトレーニングしていけば、タイムも伸びやすい。その際、注意すべきはケガだが、ここで三日坊主の性質が逆に活きる。痛みや疲れがあれば休む。そうすれば、モチベーションも保ち続けられるので「大丈夫」というわけだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2016-10-10)

タグ:マラソン モチベーション 
カテゴリ 運動実践
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メタボ&ロコモ予防講座 メタボとロコモの意外な関係
増子 佳世 水上 由紀

 日常的に聞かれる言葉となった「メタボ」と「ロコモ」。メタボは中高年、ロコモは高齢者の問題と考えがちだが、どちらも原因を探ってみると生活習慣が引き起こすのだとわかる。第一章で、両者の関係性をわかりやすく解説する。そして第二章で食事面の、第三章で運動面の予防方法を紹介。各分野の専門家が市民講座にて実施していた内容がコンパクトにまとめられている。科学に基づいているのは当然ながら、すぐに始められ、かつ継続しやすいポイントがちりばめられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大学教育出版

(掲載日:2016-10-10)

タグ:ロコモ メタボ 
カテゴリ 運動指導
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限界の正体 自分の見えない檻から抜け出す法
為末 大

 限界の檻を抜け出すには全力を尽くすこと、と著者は説く。だが、がむしゃらに頑張れということではない。自分でつくってしまっている心のブレーキを外すと、結果的に全力が出せるようになる。よって、「限界を超える」ではなく「限界の檻から抜け出す」という言い方をしている。失敗したら恥ずかしいという気持ちを捨て、自分に何ができて何ができないかを知り、自分の認識を書き換えるべく変化を取り入れる。著者はそういった手法で、「陸上短距離で日本人は通用しない」という思い込みを抜け出し、世界選手権で表彰台に上がってみせた。では自分が全力を出したらどこまでできるのか、を試してみたくなる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:SBクリエイティブ

(掲載日:2016-10-10)

タグ:限界 
カテゴリ 人生
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運動をすすめて五十年 身体運動科学の発展
宮下 充正

 2016年に80歳を迎える宮下氏が、自身の歩みと、運動に関する科学の誕生から最新のトピックまでをまとめた。これまで出版した書籍のテーマは生理学、バイオメカニクス、女性・子ども・中高年・高齢者とスポーツ、運動指導者の育成、ウォーキング、水泳など、宮下氏の研究の幅の広さと衰えない情熱には驚かされるばかりだ。なぜ研究するのか、なぜ運動をすすめるのか...なぜと遡っていっても明確な答えに辿り着かなくとも、問い続けることが重要だと氏は言う。翻って自分の取り組みの原点は、と考えさせられ、気が引き締まる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:明和出版

(掲載日:2016-11-10)

タグ:ブックレビュー 運動指導 
カテゴリ スポーツ科学
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プロレスという生き方 平成のリングの主役たち
三田 佐代子

 プロレスの歴史は長い。その中でも本書は平成のレスラーおよび関係者にスポットを当てる。著者が平成8年よりプロレスキャスターを務めることもあるが、間近で見てきた「今」のプロレスを伝えたいという想いが伝わってくる。メジャー団体にも触れつつインディー団体を取り上げ、女子プロレスや経営者、レフェリー、メディアにもスポットを当てる。スターレスラーもただ持て囃すのではなくいかにしてその立ち位置に上り詰めたか、といった切り口だ。それが「生き方」となるくらい情熱を注ぐ人が多く、その人たちがさまざまな形で支えることで「プロレス」が成り立っていると改めてわかる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:中央公論新社

(掲載日:2016-11-10)

タグ:プロレス 
カテゴリ 人生
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ビッグデータ・ベースボール 20年連続負け越し球団ピッツバーグ・パイレーツを甦らせた数学の魔法
トラヴィス・ソーチック 桑田 健

 93年から連続負け越しのワースト記録をつくっていた、MLBのピッツバーグ・パイレーツ。2013年にその記録を断ち切ることができた要因を、ビッグデータをキーに探る。著者は地元紙の球団担当記者で、選手を始めチーム関係者はもちろんデータを扱う側にも丹念に取材しており、単なるデータ賛美には終わらない。さまざまな戦力要素を適切に分析し、整え、守備に着目してデータを活用したからこそ結果に結びついたと言える。さらに興味深いのは、投手の故障をデータを用いて抑えようと試みている点だ。障害予防に関しても新しいシステムは他人事ではないのかもしれない。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:KADOKAWA

(掲載日:2016-11-10)

タグ:データ 野球 
カテゴリ スポーツライティング
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実はすごい!!「療法士」の仕事「自分の人生」も「相手の人生」も輝かせる仕事
POST編集部

 POSTとは理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)のこと。ポータルサイト「POST」へ寄せられた質問の中から100問を選び、POST編集長を始め現役のPT・ST・OTが回答した。基本的な仕事内容から、学校選びや就職・転職・復職の実態についても踏み込んでいる。今後高齢化が進むにつれPOSTの活躍も求められる。まずPOSTを知ってもらい、さらに目指してもらいたいという熱意が伝わってくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:BABジャパン

(掲載日:2016-12-10)

タグ:理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 
カテゴリ その他
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図解スポーツ傷害とリハビリ治療のためのテーピング技術
Anne Keil アン・ケイル 伊藤 和憲

 テーピングがスポーツ医療の現場でもっと活用されるよう、コーチや選手にもその原理を知ってもらおうと誕生したという本書。訳も伝わりやすいよう工夫されている。足部など各部位の解剖を図を用いて解説することから始まっており、なぜ効果があるのかはもちろん、テープを巻く手順もテクニックに留まらず本質から理解できる。予防だけでなく痛みの軽減など治療効果にも着目しており、理学療法士やアスレティックトレーナーにとっては知識の再確認とともに再発見にもつながる内容と言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:緑書房

(掲載日:2016-12-10)

タグ:テーピング 
カテゴリ テーピング
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スイングが劇的に変わる! コアトレゴルフ
有吉 与志恵 濱田 塁

 コンディショニングトレーナーの有吉氏は身体を鍛える「筋トレ」ではなく、整える「コアトレ」を勧める。ティーチングプロの濱田氏と組み、アマチュアゴルファーの姿勢とスイング写真をチェック、ゴルフの悩み別に分類した。もちろんセルフモニタリングできるようポイントがまとめられている。その上で、疲れやゆがみを「リセット」し「アクティブ」に筋肉を働かせるメニューを紹介。コース中に行うことも可能なシンプルなものばかりだ。巻末には、先述のアマチュアゴルファーのビフォーアフターも掲載し、効果を証明している。もちろんモニタリングからリセット、アクティブという流れと効果はゴルフに限らない。写真が豊富に添えられているのが非常にわかりやすい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:実業之日本社

(掲載日:2016-12-10)

タグ:ゴルフ 
カテゴリ 運動実践
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「野球」の真髄 なぜこのゲームに魅せられるのか
小林 信也

 少年時代野球に熱中し、作家として多くの試合や選手を取材し、現在は武蔵野シニアの監督を務める著者が、野球への思いをまとめた。野球とはホームに生還するスポーツであり、戦時中はそのために全力を尽くすことが見る者はもちろん選手自身の支えになった。長嶋茂雄の活躍に興奮を共有した。だが、現在では公園でのキャッチボールが禁止されて久しく、練習時の掛け声すらうるさいと苦情が来るという。プロ野球ばかりでなく高校野球、少年野球まで勝利至上主義になってしまった現実をあぶり出す。だが、野球の本質を教えようとする指導者もいると著者は知る。野球再生に向け、子どもたちが野球を自然に楽しめるよう考え続け、試し合おうと説く。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:集英社

(掲載日:2016-12-10)

タグ:野球 
カテゴリ スポーツライティング
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ブレインスポッティング・スポーツワーク トラウマ克服の心理療法
David Grand Alan Goldberg 久保 隆司

 著者らはイップスやスランプなどのRSPP(反復性スポーツ・パフォーマンス問題)の研究を進めている。従来のスポーツ心理学でのアプローチは意識的なテクニックにより状態の改善に導くのに対して、ブレインスポッティングスポーツワークは無意識の原因を取り除く。PTSD治療のフレームワークを応用しており、別の言い方をすれば競技レベルや種目を問わず悩みを抱える人に適用が可能である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:BABジャパン

(掲載日:2017-01-10)

タグ:イップス スランプ 心理療法 
カテゴリ メンタル
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ハイパフォーマンスの科学 トップアスリートをめざすトレーニングガイド
David Joyce Daniel Lewindon 野坂 和則 沼澤 秀雄

 著者・訳者ともに、日頃よりトップアスリートを指導する専門家が顔を揃えた。PART Iはアスリートとしてのベースを形成するための柔軟性やコアスタビリティといった基礎的な内容、PART IIはウォーミングアップやクールダウンを含めた競技能力の効率的な伸ばし方、そしてPART IIIはそれらをどう組み合わせるかに着目したプログラムデザインというように整理されている。トレーニングガイドという副題の通り、選手やチームの状況によって知りたい部分にアクセスし、明日からの練習に活用することができる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2017-01-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ スポーツ医科学
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Dr. Fの格闘技医学
二重作 拓也

 自らも空手や柔道を経験し、多くの格闘技選手をみてきた著者が、格闘技ならではの運動学、KOの仕組みを医学的側面から解説した。さらに選手生命を守るべく、格闘技選手に多いケガや慢性障害を取り上げ、予防についてもまとめた。「格闘技」は人を倒すもの、「医学」は人を治すものという正反対のイメージがあるが、どちらも人を知り人を強くするためのものだと著書は言う。それがケガで阻まれないように、またケガこそが強さの証明という風潮を覆すべく、取り組みは続く。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:秀和システム

(掲載日:2017-01-10)

タグ:格闘技 
カテゴリ スポーツ医学
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マイケル・ジョーダン 父さん。僕の人生をどう思う?
ローランド・レイゼンビー 佐良土 茂樹 佐良土 賢樹

 バスケットボールの「神様」、マイケル・ジョーダンの関連書籍は数多くある。2014年に出版された本書は、ジョーダンの人間的側面、コート内外での闘争や周囲との軋轢にもスポットを当てながら、誕生から現在までをひもとく。人間、常に最良の選択ができるわけではない。ジョーダンのように時代の先頭を行く存在であればなおさらだ。その中で彼は「怒り」を原動力にしてきた。とりわけ幼少期、父から兄より劣る評価を受け、ずっとそれを覆すべく奮闘してきたという。ジョーダンの父は1993年、不幸な事件により他界したが、それ以降も父に語りかけるような独り言をしばしば口にしたジョーダン。彼の人間としての唯一無二の人生について、自然な日本語で読み、浸ることができる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2017-01-10)

タグ:バスケットボール 
カテゴリ 人生
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つらい腰痛は「浮かせて」治す!
中川 忠典 日本FMT腰痛治療協会

 腰痛、とくに非特異的腰痛に悩まされる人は多い。さまざまなアプローチがある中、著者は重力に着目。専用の治療装置を使って上半身の重さが腰に掛からないようにした上で積極的な運動療法を行う、という選択肢を提示した。最終章では11の治療院での取り組みと成果も紹介している。再発防止のためのセルフケアについても併記しており、腰痛に悩む人の力になりたいという気概が伝わってくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:現代書林

(掲載日:2017-02-10)

タグ:治療 腰痛 
カテゴリ 身体
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希望をくれた人 パラアスリートの背中を押したプロフェッショナル
宮崎 恵理

 書は単に障害者スポーツを紹介するものではない。パラアスリートがまだパラアスリートではなかったとき、すなわちケガや病気、先天性の障害に直面したとき、スポーツに取り組むきっかけとなった10人のプロフェッショナルとの交流を通して、もっと普遍的な人間関係を描き出す。家族でも友人でもなく、同じ障害を抱えていなくとも、力になれることはある。誰もが日々、誰かに支えられているのだと思い出させてくれる。そして、アスリートに限らず関わる人を支える仕事である、トレーニング指導者の背中を押してくれる一冊とも言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:協同医書出版社

(掲載日:2017-02-10)

タグ:パラアスリート サポート 
カテゴリ スポーツライティング
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新・スクラム 進化する「1cm」をめぐる攻防
松瀬 学

 2015年のW杯にて日本中を勇気づけたラグビー日本代表。ラグビーに関する著書が多数ある松瀬氏はその原動力を「スクラム」に見た。フォワードの8人が組んで押し合うスクラムは重量とパワーのある海外勢が有利に感じる。それに技術で対抗する、といっても1mm単位での攻防だから驚きだ。スクラムの1mmはバックスの1m、1cmなら10mに相当するという。日本代表のスクラムコーチを務めたダルマゾ氏のインタビュー、2015年のW杯各戦と2011年W杯、以降のエディー・ジャパンの試合のスクラム解析。そして日本ラグビーのスクラムの進化に取り組んできた長谷川慎FWコーチのインタビューからなる。真摯に取り組み続ければ、いつの日か成果は出るのだとさらに勇気づけられる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2017-02-10)

タグ:スクラム ラグビー 
カテゴリ スポーツライティング
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ゼロベースランニング 走りの常識を変える! フォームをリセットする!
高岡 尚司

 ケガに悩まされた競技生活を送った後、鍼灸マッサージ師となった高岡氏が、紆余曲折を経て辿り着いた「故障しない走り」について書いた一冊。ランニングに関する情報が多く溢れる中、常識といわれるものもいったん忘れ、自分の素=ゼロベースでのフォームの再考を促す。現代人はなかなかゼロベースになれないが、チェックポイントで自然でない部分、つまりケガのリスクが高い部分を見つけて、エクササイズにより自然なフォームに導いていく。そうすればケガも起こりにくく、パフォーマンスも向上するというわけだ。シンプルだが難しいその方法がわかりやすくまとめられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:実業之日本社

(掲載日:2017-02-10)

タグ:ランニング 
カテゴリ 運動実践
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強める! 殿筋 殿筋から身体全体へアプローチ
John Gibbons 木場 克己

 著者は「理学療法において最も軽視されていると思われる」殿筋に着目し、一冊にまとめ上げた。実際、殿筋は身体の各部とつながっており、姿勢保持や歩行動作にも重要な部位だ。筋力低下などの問題があれば、他の部位の機能不全や痛みを引き起こす。その仕組みを、ケーススタディを挟みながら再確認するとともに、殿筋や拮抗筋の状態の検査方法、殿筋の安定性向上エクササイズを紹介している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2017-04-10)

タグ:殿筋 
カテゴリ 身体
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戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼
柏井 正樹

 錦織圭選手が5歳から12歳まで過ごしたテニススクールのコーチ・柏井氏が、錦織選手の幼少時代のエピソードを交えつつ指導メソッドを紹介する。結論から言えば、勝つために何をするのか考えさせる、そうして考えることを楽しめれば選手は自分の意志で競技を続けるし努力もする、というシンプルなものだが、育てるとはいかに身につけさせるかではなく、いかに引き出せるかではないかとハッとさせられる。柏井氏自身の、進路選択時のエピソードなどはいわゆる「素晴らしい指導者」らしくないが、失敗も「今」をつくる要素の1つという自然体だからこそ、子どもたちは心を開くのかもしれない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2017-04-10)

タグ:テニス 指導 
カテゴリ 指導
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正しいマラソン どうすれば走り続けられるか? タイムを縮めるロジックとは?
金 哲彦 山本 正彦 河合 美香 山下 佐知子

 マラソンをするのに、走りやすい恰好と靴以外、特別な道具は要らない。だがトレーニング理論は複雑で、レース攻略にもさまざまな要素が絡み、続けるほど奥が深くなると金氏は言う。選手として、そして指導者として集めてきた最新の知見を惜しみなく、わかりやすくまとめたのが本書だ。金氏が豊富な経験をもとにトレーニングの方法や計画の立て方を紹介するだけでなく、呼吸が苦しくなる仕組みなど生理学に関するトピックは山本氏、食事法や水分補給など栄養に関するトピックは河合氏、そして緊張感のコントロール、ラストスパートの計算など元選手ならではのトピックは山下氏がそれぞれアシストしている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:SBクリエイティブ

(掲載日:2017-04-10)

タグ:マラソン 
カテゴリ 運動実践
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「お客様をやめさせない」スクール&教室運営の仕組み
水藤 英司

 フィットネスクラブやヨガ教室、ダンススクールなどのスクールビジネスにおいて、会員の継続率は成功の鍵となる。スクールの講師の視点と経営者の視点を持って、解説していく。まず会員心理を把握した後、顧客満足度を高める要素をプライス・サービス・クオリティ・クレンリネス・アトモスフィアの5つの面から分析。それを踏まえ、やめさせない仕掛けを6つに整理して提示した。それを実現すべく、スタッフのやる気のマネジメントにも言及している。トレーニング指導者にとってはスクール経営者の考えを垣間見ることもできる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:同文舘出版

(掲載日:2017-04-10)

タグ:経営 運営 
カテゴリ その他
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そろそろ、部活のこれからを話しませんか 未来のための部活講義
中澤 篤史

 運動部活動究に取り組む中澤氏の、『運動部活動の戦後の現在―なぜスポーツは学校教育に結び付けられるのか』(青弓社)に続く著作。部活はよいと讃えるのでも、部活は悪いと断罪するのでもない。当たり前にあるようでいて実は日本独特のものである部活を疑い、歴史を再確認し、「今」の部活に関するさまざまな情報を見比べた上で、「これから」を一緒に考えていこうと巻き込んでいく。スポーツは身近なものであるが、身近過ぎるゆえに、改めて考えたり、多くの人の力を集めるきっかけがつくりにくいとも言える。そういった場合のアプローチの仕方としても参考になるのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大月書店

(掲載日:2017-05-10)

タグ:部活動 
カテゴリ スポーツ社会学
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イップス スポーツ選手を悩ます謎の症状に挑む
石原 心 内田 直

 イップスはよく聞かれる症状であり、著者も高校球児時代イップスに悩まされた経験があるという。にもかかわらず、治療法はまだ確立されていない。皆がほぼ同じように感じる痛みと違い、個々の感覚によるものだからかもしれない。メンタルの問題と捉えられがちだが、本書はタイトル通り、そんな症状にスポーツ科学を使って「挑む」。例を出しながら、まず症状を定義し、それが起こる仕組みを理論的に解いていく。そして具体的な治療法を紹介する。著者が研究してきた中で有効性が見られ、メニュー化したものだそうだ。もちろん他の種目にも応用可能である。イップスに悩む人はぜひ試してみてほしい。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2017-05-10)

タグ:イップス 
カテゴリ スポーツ医科学
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アスリートのこころの悩みと支援 スポーツカウンセリングの実際
中込 四郎 鈴木 壯

 アスリートへの心理サポートの歴史をひもとき、次いでアスリートが置かれる状況、陥り得る危機を心理面から整理する。それに対してスポーツカウンセラーはどのようにサポートできるか。メンタルトレーニングというと意識レベルのコントロールというイメージが強いかもしれないが、著者らはアスリートがカウンセラーの前で自分について語る意味に着目した。カウンセリングは指導ではなく、当人の成長する力への働きかけだという。さらには身体が語る言葉にも耳を傾け、競技力向上へ後押しする役割を、ジュニア期から引退間近の選手までの豊富な事例とともにまとめた。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:誠信書房

(掲載日:2017-05-10)

タグ:スポーツカウンセリング 
カテゴリ メンタル
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テニスは「構え」で変わる
町田 真悟

 約30年にわたってコーチを務める中で、本番で力を出すために必要な機能を「反応力」「柔軟力」「力加減」の3つに整理した。それを発揮できるようにする「スクワットポジション」を身につけるべく、ストレッチ方法を紹介。身体の使い方のベースを習得して競技動作をスムーズにするとともに、心の余裕も引き出す。「構え」で変わるのはテニスに限らず、他の競技にも応用できる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2017-06-10)

タグ:テニス 指導 
カテゴリ 運動実践
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スポーツ医学検定 公式テキスト スポーツを愛するすべての人に
日本スポーツ医学検定機構

 2017年5月に第1回の開催を予定しているスポーツ医学検定。本書はその3級(ベーシック)と2級(アドバンス)に対応しており、巻末には練習問題もあるが、受検予定でなくとも入門書として読める。前書きにもあるように、スポーツのやり方は学校の授業などでも習うが、身体やケガの知識を学ぶ機会は意外に少ない。本書では身体の各部位の名称と機能、起こりやすいケガの診断や予防、そしてアスリハについてコンパクトながらも詳しくまとめられている。帯同できる日が限られている現場では本書を選手・スタッフに読んでおいてもらうのもよいかもしれない。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東洋館出版社

(掲載日:2017-06-10)

タグ:検定 
カテゴリ スポーツ医科学
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徒手筋力検査ビジュアルガイド 臨床の質を高める技術と機能評価
Karin Wieben Bernd Falkenberg 斉藤 明義

 ドイツ語版は6版を重ねている。筋機能評価の中でも重要な徒手筋力検査について、概要、全体像を評価するクイックテスト、そして頭部・脊柱・上司・下肢ごとに筋短縮/筋力低下の臨床症状と詳しい検査方法を整理。写真や図を豊富に用いてわかりやすく解説されている。特徴的なのは、筋力の評価を従来の6段階(グレード)に持久力を表す基準を加えた7段階としていることで、患者の日常生活をよりよくしたいという希望に沿うものとなっていると言える。最終章にはテスト問題もついており、すでに臨床で活躍する人はもちろんこれから現場へ出て行く人の支えにもなる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2017-06-10)

タグ:筋力検査 
カテゴリ 医学
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1日5分スロー&クイック 体脂肪を燃やす最強トレーニング
谷本 道哉 石井 直方

 スポーツや教育の現場に留まらず、テレビなどでも活躍する両著者。最新のスポーツ医学に基づき、かつ社会人のライフスタイルに合わせたトレーニング法を紹介する。多くの人の希望である痩せる=体脂肪を燃やすには運動と食事のコントロールは必須。トレーニングについては「スロー&クイック」の組み合わせなら短い時間でできて効果が大きいと解説。上半身・背筋、下半身・腹筋の基本メニューを3つずつ、気になる部位別に10のメニューと種類も絞り込んだことで、何を、いつ、どうやって、どのくらい行えばよいのかわかりやすい。運動習慣のない人に対して、どうハードルを下げるかというヒントも詰まっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:高橋書店

(掲載日:2017-06-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
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ナダル・ノート すべては訓練次第
トニ・ナダル タカ 大丸

 著者はグランドスラム14勝を誇るラファエル・ナダルの叔父にあたり、4歳から一貫して指導してきた。血縁者であれば信頼関係はつくりやすく、幼少時代の微笑ましいエピソードも紹介されるが、その関係が盲信や強制にならないよう一線も引いている。タイトルの「訓練」とは技術や身体づくりではなく人格形成についてであり、テニスとは、スポーツとは人生だと著者は捉えているのだ。トップアスリートともなれば技も身体も互角、心が勝負を分けるのだろう。たとえば学生同士など技と身体が拮抗している場合も同様で、選手とコーチが日々どのような言葉のやり取りを重ね、どのような姿勢で臨むべきかの参考になるはずだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2017-07-10)

タグ:テニス 指導 
カテゴリ 指導
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筋膜クレンジングテクニック メルトメソッド
Sue Hitzmann 中村 格子

「MELT」というセルフケアメソッドは、硬くなってしまったものを溶かす、痛みを溶かすという意味と、「Myofascial(筋膜)」「Energetic(エネルギー)」「Length(伸張)」「Technique(テクニック)」の頭文字から命名された。結合組織である筋膜内を十分に水分で満たし、人体を安定させるという役割を果たせるよう持っていく。一般の人には馴染みのないだろう上記の理論を丁寧に説明したのち、リコネクト・リバランス・リハイドレート・リリースの4つを原則としたエクササイズを紹介する。道具を用意する必要はあるが、方法はシンプルで評価ポイントも詳しく書かれているため、気軽に、かつ正しく取り組めそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2017-07-10)

タグ:筋膜 
カテゴリ スポーツ医科学
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スポーツ傷害のリハビリテーション 第2版 Science and Practice
山下 敏彦 武藤 芳照

 2008年発行の初版から内容がアップデートされた。後半の各論に「股関節・鼠蹊部」の章が加わったほか、内容の改訂や執筆者の追加もあるが、各部位のケガについて医師が病態と治療方針を、それを受けて理学療法士がリハビリテーションの実際を解説する形式は変わっていない。科学的根拠のある知識と、ストレッチや物理療法などの基本プログラムが土台にあるからこそ、さまざまなスポーツ傷害への対応が可能になる。現場で起こりやすい傷害は網羅されており、すべての例が教科書通りにはいかないかもしれないが、頼れる相談役のような一冊であることは間違いない。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:金原出版

(掲載日:2017-07-10)

タグ:リハビリテーション 
カテゴリ スポーツ医科学
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バスケットボール用語事典
小野 秀二 小谷 究

 2014年にバスケットボール学会が発足し、競技研究が活発化している。また2020年東京五輪に向け競技力の向上が望まれる中、研究者および現場の指導者・選手の取り組みがスムーズに進むよう、用語の「交通整理」がなされた。アメリカで生まれた競技のため、用語1つとってもチームによってニュアンスが異なることも多い。全体的なレベルアップにはまず用語の共通認識が欠かせない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:廣済堂出版

(掲載日:2017-08-10)

タグ:バスケットボール 用語 
カテゴリ スポーツ医科学
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サッカーマティクス 数学が解明する強豪チーム「勝利の方程式」
David Sumpter 千葉 敏生

 運動が特別に得意というわけではないロンドン生まれの数学者が大好きなサッカーに貢献すべく、パスワークなどチーム戦術をモデリングし、先を読む力を始めこれまでは漠然と「センス」と呼ばれていた選手の能力を数学的に読み解いた。確率や動きのパターンに留まらず、ピッチ内外のさまざまな事象が「集団行動」をキーワードとして数学的に説明できることに驚かされる。強いチーム、優れた選手はやはり数学的にも美しい。もちろんすべてが理論通りにいくわけではないのがスポーツの面白さであるが、視点を変えることで新鮮な気づきがある。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:光文社

(掲載日:2017-08-10)

タグ:サッカー 
カテゴリ スポーツ医科学
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身になる練習法 柔道 基礎から心技体を鍛える稽古
石田 輝也

 著者は強豪・大成高校柔道部監督であり、選手としても日本トップクラスの成績を残した。大学や社会人カテゴリーで花開くための幹や根となる稽古をまとめ、ひろく紹介する本書。基礎練習は地味で苦しいものが多いが、どのメニューもなぜ必要か解説されているので選手も頑張りやすいだろう。準備体操だけで一章分費やされ、また曜日別の練習メニューの組み立て方も解説されており、現場に取り入れやすい。寝技や立ち技だけでなく、トレーニング項目の写真もすべて大成高校の部員がモデルになっており、この年代に無理のないメニュー構成になっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2017-08-10)

タグ:柔道 
カテゴリ 運動実践
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夢を喜びに変える 自超力 壁を突破し、成果を出すための「学び」×「教え」
松田 丈志 久世 由美子

 競泳選手としてオリンピックに4大会連続出場し、4つのメダルを獲得した松田氏と、コーチ久世氏の共著。28年間にわたって1つのことを高いレベルでやりきった両氏の考え方や工夫は競技問わず、またスポーツに限らず参考になる。松田氏はトップレベルの選手でありながら周囲への感謝を忘れず、「手紙」という形にしてきた。久世氏は今の力より少し上の目標を設定するのが巧みで、選手と本気で向き合うことがそれを可能にする。さらに2人はずっと2人3脚だったが、同時に別の環境での練習や、先輩や子どもたち、他の分野の人との交流を積極的に行った結果、成長し続けられたのだとわかる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ディスカヴァー・トゥエンティワン

(掲載日:2017-08-10)

タグ:競泳 
カテゴリ 指導
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スポーティーライフ vol.08(2017夏号)


 食品化学新聞社が発行する、スポーツ栄養に特化した情報誌の8号目。今号では「海のチカラ」をテーマに、スポーツ活動に有用な栄養素や栄養士が監修したレシピを紹介している。編集部ならではの食品素材紹介記事も興味深い。また、インタビューはアスリートや指導者に限らず、ダンサーや俳優など身体を使うアーティストも取り上げているのがユニークだ。次号から装丁などを一新してイノベーションに乗り出すそうだが、未知の切り口や人とのつながりはまだまだあり、そこから気づくものが多くあると改めて気づかされる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:食品化学新聞社

(掲載日:2017-09-10)

タグ:スポーツ栄養 
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バスケットボールの教科書 4 指導者の哲学と美学
鈴木 良和

 ジュニア期のコーチングの専門家である鈴木氏による「バスケットボールの教科書」シリーズが最終巻を迎えた。これまで取り上げてきた技術論やチームマネジメントなどを踏まえ、この巻では指導者としてあるべき姿や美学を解いていく。とはいえ、今ある環境とメンバーで最も効率のよい練習メニューの選択や、スタッツ(データ)の客観的な分析、選手の意欲をいかに引き出すかなど、内容は基本的かつシンプルだ。だが、これを実践するのは簡単ではない。選手と同じくコーチにも五段階の成長過程があり、第五水準の「偉大な経営者」たる指導者には謙虚さがあるという。鈴木氏自身も第五水準の指導者でありたいと思っているそうで、決して押しつけないが読者の心を動かす力のある文章からそれが伝わってくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2017-09-10)

タグ:バスケットボール 指導 
カテゴリ 指導
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アスレティックトレーナーが教える ケガに強くなる! 運動遊び
花輪 和志 大崎 恵介

 著者は2014年に「アスとれ総合型クラブ」を設立。そこでの取り組みを中心に、子どもたちのための身体づくりをまとめた。まず1章で、基礎体力とは何か、特定のスポーツしかしていない場合の落とし穴など、スポーツ関係者にとっては当たり前かもしれないことを丁寧に説明。そして2章で現時点での姿勢、柔軟性、連動性のチェックを経て、3章で「運動遊び」を紹介していく。その名の通り子どもたちが楽しく行えるもので、使う道具も風船やタオルなど身近なものばかり。少人数から大人数まで応用可能だ。とくに積極的に取り組むスポーツ鬼ごっこでは、全国大会優勝も果たしているそうだが、それも始まりは「遊び」である。昔ながらの遊びの、新たな活用と言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:いかだ社

(掲載日:2017-09-10)

タグ:鬼ごっこ 遊び 子ども 
カテゴリ 運動実践
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怒鳴るだけのざんねんコーチにならないための オランダ式サッカー分析
白井 裕之

 著者はオランダの名門・アヤックスにてアシスタントコーチやアナリストを務め、2016年からはオランダU-13~15代表のアナリストを務めている。その経歴からトップアスリート向けの難しい内容かと思われるかもしれないが、むしろサッカーの基本、分析の基本が丁寧に解説されている。
 オランダは面積、人口ともに日本よりも少ないが、それを活かして統一的な「サッカーの言葉」を定義して指導や分析を行っているという。それに則れば、日本人でもオランダのチームでスタッフとして活躍できるし、レベルや年代にかかわらずサッカーチームを指導、分析できる。チームのプレーモデルに応じたアクションができていないならエリアやタイミングなど要素を修正すればよく、怒鳴る必要はない。この考え方はサッカーに限らず参考になるはずだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ソル・メディア

(掲載日:2017-10-10)

タグ:サッカー コーチ 
カテゴリ 指導
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スポーツ医学の立場からみた小学校の体育 100年耐用性のある運動器を育てるために
中嶋 寛之

 スポーツ整形外科のドクターとしてオリンピックの日本選手団本部やチームに帯同してきた中嶋氏。21世紀以降の超高齢社会において、中高年への運動指導は行われ始めているが、小学校の体育の時間をもっと活用すべきではないかと指摘する。東京オリンピック代表選手を追跡して筋・骨の持ち越し効果があるとわかったのはもちろん、運動器の疾患に苦しむ人を多く見てきた著者だからこそ、ベースとなる子ども時代が重要だというのは説得力がある。とはいえ専門的なことをしようというのではなく、まずは身体を動かすことを楽しみ、スポーツを好きになってもらおうという視点にハッとする。運動のしなさ過ぎはよくないが、し過ぎもよくない。そのために小学校の先生への講習にも触れており、次世代への温かな眼差しが感じられる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2017-10-10)

タグ:体育 ロコモティブシンドローム 
カテゴリ スポーツ医科学
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基礎から学ぶスポーツリテラシー(改訂版)
高橋 健夫 大築 立志 本村 清人 寒川 恒夫 友添 秀則 菊 幸一 岡出 美則

 2012年に発行されたものの改訂版。スポーツに関する情報を科学的根拠に基づいて記述した教科書的な一冊だ。スポーツの歴史や文化、振興政策、競技力向上のためのトレーニング計画や代表的な種目のトレーニングメニューを各分野の第一人者が執筆している。さらに、スポーツ障害と救急処置、栄養、スポーツキャリア、スタッフ体制や情報戦略についても触れ、スポーツのさまざまな側面が網羅されている。巻末には最新情報の調べ方も載っており、適切な情報収集と活用の訓練にもなりそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2017-10-10)

タグ:スポーツ医科学 リテラシー 
カテゴリ スポーツ医科学
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著者
Mel Boring American Medical Association C.B. Mordan 島沢 優子 日本スタビライゼーション協会 足利工業大学・健康科学研究室 銅冶 英雄Adrian WealeAlan GoldbergAndrea BatesAndrew BielAnne KeilAviva L.E. Smith UenoBernd FalkenbergBoris I.PrilutskyBrad Alan LewisBrad WalkerCarl PetersenCarole B. LewisCarole B.LewisCaroline Corning CreagerChad StarkeyChampagne,DelightCharland,JeffChartrand,JudyChris JarmeyClive BrewerDaniel LewindonDanish,StevenDavid A. WinterDavid BorgenichtDavid E. MartinDavid EpsteinDavid GrandDavid H. FukudaDavid H. PerrinDavid JoyceDavid SumpterDavies,George J.Digby, MarenaDonald A. ChuDonald T KirkendallEddie JonesElizabeth Best-MartiniEllenbecker,Todd S.Everett AabergF. バッカーFrank BakkerG. Gregory HaffG.D.ReinholtzGeorge BrettGray CookGregory D. MyerH・ミンツバーグIñigo MujikaJ.G.P.WilliamsJ.W.SchraderJWS「女性スポーツ白書」作成プロジェクトJacqui Greene HaasJamJames C. RadcliffeJames StudarusJari YlinenJeanne Marie LaskasJeff BenedictJeff CharlandJeff LibengoodJeff RyanJennifer Mather SaulJerry LynchJiří DvořákJohn GibbonsJonathan PrinceJoseph C. MaroonJoshua PivenJulian E. BailesJ・ウィルモアKahleKarim KhanKarin WiebenKim A. Botenhagen-DiGenovaKim A.Botenhagen-DiGenovaL.P.マトヴェーエフLawrence M.ElsonLeon ChaitowLeonhardtLeslie DendyLorne GoldenbergM. デュランM.J.SmahaMarc DurandMarilyn MoffatMark PerrymanMark R. LovellMark VerstegenMattyMcAtee,Robert E.Megan HineMelvin H. WilliamsMichael GleesonMichael J. AlterMiguel Angel SantosMurphy,ShaneM・ポラックNPO法人日本ライフセービング協会Nadia ComaneciNational Strength and Conditioning AssociationNina NittingerNorm HansonOg MandinoP.V.カルポビッチPOST編集部Pat ManocchiaPaul L. GreenhaffPete WilliamsPeter BruknerPeter N. CoePeter TwistPeter WoodPetitpas,Al.PlatzerR. ザイラーR.H.エプスタインR.J.CareyR.N.シンガーRainer MartensRaymond M. NakamuraRein TideiksaarRene CaillietRichard BrennanRichard GoldRobert C. FarentinosRobert E. 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KraemerWynn KapitY. ヴァンデン‐オウェールYves Vanden Auweele「運動器の10年」日本委員会いとう やまねかわむら ふゆみけいはんな社会的知能発生学研究会ふくい かなめまつばら けいみづき 水脈みんなのスポーツ全国研究会わたなべ ゆうこアタナシアス テルジスアタナシアス・テルジスアダム フィリッピーアテーナプロジェクトアメリカスポーツ医学会アメリカスポーツ医学協会アメリカ医師会アレックス・ハッチンソンアンゲリカ・シュテフェリング エルマー・T・ポイカー ヨルグ・ケストナーアンドリュー ブレイクアンドリュー・ゴードンアンドリュー・ゾッリアンドリュー・ビエルアンバート・トッシーアン・ケイルアン・マリー・ヒーリーイチロー・カワチイヴ・ジネストウイリアム ウェザリーウサイン・ボルトウドー アルブルエディー・ジョーンズエドワード・フォックスエバレット アーバーグエリザベス ノートン ラズリーカイ・リープヘンカミール・グーリーイェヴ デニス・ブーキンカルロス 矢吹カレン・クリッピンジャーカーチ・キライカール・マクガウンキャロリン・S・スミスキャロル・A.オ-チスクラフト・エヴィング商會クリス カーマイケルクリス ジャ-メイクリストフ・プノーグレン・コードーザケイトリン・リンチケニー マクゴニガルケネス・H・クーパーケリー・スターレットケン ボブサクストンゲルハルト レビンサイモン・ウィクラーサカイクサンキュータツオサンダー・L. ギルマンサンドラ・K・アンダーソンシェリル・ベルクマン・ドゥルーシルヴィア ラックマンジェア・イエイツジェイ マイクスジェイソン・R・カープジェイムズ・カージェフ ライベングッドジェフ・マリージェリー・リンチジェームス・M・フォックスジェームス・T・アラダイスジェームズ アマディオジェームズ・アマディオジェーン・ジョンソンジェ-ン・パタ-ソンジム・E. レーヤージャン=マリ・ルブランジュリエット・スターレットジョセフ・H・ピラティスジョン エンタインジョン・スミスジョン・フィルビンジル・ボルト・テイラースタジオタッククリエイティブスティーヴン・ストロガッツステファン 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書評者
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月刊トレーニング・ジャーナル(16)
月刊トレーニング・ジャーナル編集部(758)
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松本 圭祐(3)
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渡邊 秀幹(1)
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鈴木 健大(6)
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阿部 拓馬(1)
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