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直線走と方向転換走のトレーニング効果の転移
直線走によって敏捷性が高まるか、また方向転換走によって直線走のパフォーマンスが上がるかについて検証。各々のトレーニング効果は特異的であり、転移は限定的であることが明らかになった。(紹介者:加藤慶)
Specificity of sprint and agility training methods 【J Strength Cond Res】(英語)

免疫初乳サプリメントの効果は?
身体活動の高い男性に、ウシの免疫初乳サプリメントを投与して、代謝やパフォーマンスに対する影響を調べた実験。2週間の投与で血清中の必須アミノ酸濃度が上昇したが、その他には変化がなかった。(紹介者:日浦由美子)
Protein metabolism and strength performance after bovine colostrum supplementation【Amino Acids】(英語)

スレッド牽引走の影響をみる
スレッド走の負荷として体重の12.6%と32.2%と設定した結果、ストライド長および頻度に減少がみられた。スプリント動作を乱す原因となり得るので、軽めの負荷が適するだろう。(紹介者:若井正樹)
Effectsof resisted sled towing on sprint kinematics in field-sport athletes【J Strength Cond Res】(英語)

18kmランニング中の水分補給による消化管症状とパフォーマンス
18km走において、水、スポーツドリンク、カフェイン入りスポーツドリンクを摂取した場合、2種のスポーツドリンクでは消化管症状の発生率が高まったが、成績に差は出なかった。(紹介者:工藤美保)
The Effect of Two Sports Drinks and Water on GI Complaints and Performance During an 18-km Run【Int J Sports Med】(英語)

下肢マッサージは、高強度自転車エクササイズの疲労回復に効果があるか
高強度の自転車エクササイズ後に、下肢マッサージをした群と仰臥位で休息した群を比較。測定値には有意差が出なかったが、疲労感に関してはマッサージ実施によって減少がみられた。(紹介者:山下貴士 ATC)
Effects of leg massage on recovery from high intensity cycling exercise【Br J Sports Med】(英語)

高齢者への組み合わせトレーニングの効果
高齢者に対してレジスタンスおよび持久力トレーニングを長期間行うことで、レジスタンストレーニングおよび持久力トレーニングをそれぞれ単独で行うのと同様の効果が得られることがわかった。(紹介者:岩見雅人)
Once weekly combinedresistance and cardiovascular training in healthy older men 【Med Sci Sports Exerc】(英語)

プロ野球選手における肩関節可動性の臨床的測定
プロ野球選手を対象として肩関節の測定を実施し、投球側で可動性に有意差がみられた。この肩関節の可動性と、投球動作への適応的変化や傷害との関係については、さらなる研究が必要となる。(紹介者:坂本和雄 ATC)
Clinical Measures of Sholder Mobility in the Professional Baseball Player 【J Athl Train】(英語、PDF)