コンディショニングとパフォーマンス向上のスポーツ栄養学
樋口 満
スポーツ栄養学に関心を持っている人は多いが、難しい本や一般向けはあっても、これからしっかり勉強しようという人向けのテキストは意外に少ない。栄養学の一分野としてではなく、「コンディショニングとパフォーマンス向上の」ためにスポーツ栄養学を知りたいという人にはおすすめの本である。
ところどころにコラムがあり、これが現場で生じる疑問に答えるようにできている。
(例えば、Q5:筋肉づくりをするためには肉をたくさん食べなければならないか?)
サプリメント・栄養補助食品のとり方、外食・コンビニ食と栄養バランス、スポーツ選手の栄養教育・食事指導という身近な内容の章も含まれ、勉強のためのテキストではなく、十分実践を意識していることが読み取れる。
樋口満編著 B5判 152頁 2001年5月1日刊 2500円+税
(月刊スポーツメディスン編集部)
出版元:市村出版
(掲載日:2001-12-03)
タグ:スポーツ栄養学
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:コンディショニングとパフォーマンス向上のスポーツ栄養学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
コンディショニングとパフォーマンス向上のスポーツ栄養学
e-hon
コンビニ・外食大活用 食べて勝つスポーツ栄養の基礎知識
齊藤 愼一
栄養サポートが得られにくい、大学スポーツ選手や社会人になりたてのスポーツ選手を念頭に書かれたスポーツ栄養の本。
コンビニや外食での食事選び、自炊開始のコツ、スポーツ栄養学の活用など、豊富なイラストで紹介。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:講談社
(掲載日:2002-07-10)
タグ:スポーツ栄養学 食事
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:コンビニ・外食大活用 食べて勝つスポーツ栄養の基礎知識
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
コンビニ・外食大活用 食べて勝つスポーツ栄養の基礎知識
e-hon
コンディショニングのスポーツ栄養学
樋口 満
2001年の初版から、2007年になり新版となって登場した体育・スポーツ・健康科学テキストブック。
本書は出版当初から大学、専門学校などでテキストとして採用されてきた。だが近年の健康の保持増進、生活習慣病予防という観点から、栄養の専門家向けに『日本人の食事摂取基準2005年版』(厚生労働省)が策定。スポーツ選手の領域においても、その栄養に関するコンセンサスが見直され、こうした状況の急速な変化と背景が、新しくバージョンアップするに至った経緯という。
初版に目を通していない方のために内容を紹介させていただくと、「スポーツ選手の食事摂取の基本」、「トレーニングとエネルギー消費量」、スポーツ選手の身体組織と貯蔵エネルギー」、「エネルギー補給」、「からだづくりとたんぱく質摂取」、「骨づくりとカルシウム摂取」、「貧血予防と鉄・たんぱく質摂取」、「コンディション維持とビタミン摂取」、「水分補給」、「サプリメントとエルゴジェニックエイド」、「試合前後の食事」、「トレーニング期の食事管理」、「スポーツ選手の栄養教育」等など。これらを章ごとに紹介しており、お腹いっぱいの内容になっている。食べすぎはよくないが、是非読みつぶして欲しい一冊。
2007年10月8日刊
(三橋 智広)
出版元:市村出版
(掲載日:2012-10-12)
タグ:スポーツ栄養学 食事
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:コンディショニングのスポーツ栄養学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
コンディショニングのスポーツ栄養学
e-hon
10代スポーツ選手の栄養と食事
川端 理香
サプリメントに頼らず、栄養摂取はすべて食事からというコンセプトで書かれている。単品で料理を紹介しているため、組み合わせにより食事の幅も広がる。ただどのように選択するかは、競技特性やトレーニング状況を考えなければならない。
本書でも栄養士の立場で、競技特性を区分しているが、異なる立場で見れば、また違う区分になるかもしれない。食事摂取のタイミングなど現場ですぐに活用できる部分もあるが、試合前に確保が難しい料理もある。もう少し現実的な料理を紹介してもらいたかった。
(澤野 博)
出版元:大泉書店
(掲載日:2012-10-13)
タグ:食事 スポーツ栄養
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:10代スポーツ選手の栄養と食事
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
10代スポーツ選手の栄養と食事
e-hon
頭で食べて強くなる
殖田 友子
教員向けの雑誌「体育科教育」に掲載された著者のコラムをまとめたものである。
一般的なスポーツ栄養の書籍では「勝つための食事」として色々な料理が掲載されがちだが、コラムをまとめたものであるため、本書においてはそういったものは巻末に資料として数例あるのみである。それゆえに栄養を考えるときの根本が、行間から読み取れる。
この中で学校内も含め、さまざまな分野での協力体制の提案もされているが、未だに変わっていないのが、日本の残念な現状だろう。はたしてそれができない問題点はどこにあるのか。
(澤野 博)
出版元:大修館書店
(掲載日:2012-10-16)
タグ:食事 スポーツ栄養
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:頭で食べて強くなる
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
頭で食べて強くなる
e-hon
新版コンディショニングのスポーツ栄養学
樋口 満
この本は一見すると専門書のような外見で難しそうな内容をイメージするが、専門用語なども文中で説明されていて読みやすいつくりになっている。
たいていの栄養学の本は日常生活レベルでの身体の反応や応答をもとに栄養について書かれている。そのため定期的に運動している者にとっては数値やデータが当てはまらないことがある。たとえば一日に必要なエネルギー摂取量や各栄養素の摂取量などである。運動を実施している者と実施していない者では大きく違ってくる。その点、この本はスポーツ栄養学というタイトルの通り、定期的に運動を実施している選手を対象としているので数値やデータなどもすぐに活用できる。指導者はもちろんのこと、運動選手や愛好家も読んで理解しやすい内容になっているので、食事の摂り方などすぐに実生活で実践できる。 また、運動している者にとって重要な栄養素や食事方法などについても詳しく記されている。なかでもタンパク質については多く記載されており、種類や働きなど基本項目から消化と吸収、摂取量の目安などまで書かれており、とても充実している。また、女性運動者にとって欠かせない知識であるカルシウムや貧血についても多くのページで記載されている。
この本を読んで改めて栄養学の重要性を再認識した。栄養に関する知識は指導者だけでなく、運動している者自身も身につけておく必要がある。間違った知識で実践してしまうとパフォーマンスを著しく落としてしまい、さらには身体そのものを壊してしまう可能性もあるからだ。この本は栄養について学びたい人にとってはおすすめの一冊である。
(坂口 丈史)
出版元:市村出版
(掲載日:2012-10-16)
タグ:スポーツ栄養
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:新版コンディショニングのスポーツ栄養学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
新版コンディショニングのスポーツ栄養学
e-hon
スポーツの栄養・食事学
鈴木 正成
かつての横綱北の湖は、小学校6年生のとき相撲界で人生を送る決心をしたとき「たくさん食べて昼寝をすることが大切」だと考えたそうだ。「睡眠中は成長ホルモンの分泌が活発になるので、からだづくりは寝ている間に活発になります。したがってより大量の筋肉をつけるには、寝る前の食事でしっかり肉や魚、チーズ、卵などを食べることが大切であり、その後に深い睡眠を充分にとることが必要なのです。少年北の湖は、この重要なサイエンスを心眼をもって読み取っていたことになります」。これは今回紹介する本の序からの引用だが、本文中ではさらに詳しく次のように記されている。
「筋肉たんぱく質や骨づくりは、成長ホルモンによって促進されます。多くのホルモンの分泌には日内リズムがあり、睡眠機に分泌が高まります。とくにノンレム(non-REM)睡眠期に分泌が高く、レム睡眠期には低下してしまいます。(中略)ノンレム睡眠期には体温が一日中で最も低下し、全身の細胞のエネルギー代謝の低下や筋肉の動きがみられなくなります。このような生理条件下にあってはエネルギー(アデノシン三リン酸、ATP)消費が少ないので、筋肉細胞中にATPが大量にプールされます。この豊富なATPが筋肉たんぱく質づくりにまわるのです。(中略)ノンレム睡眠は眠りに入って1時間後ぐらいから約3時間続きます。また、午前中の眠りではノンレム睡眠に入りにくく、昼寝(午睡)では比較的入りやすいのです」(P88〜91)
著者は、ホウレン草をひと缶食べただけで宿敵ブルートを一発でブッ飛ばす「ポパイのホウレン草」のような食べ物、飲み物が発見された記録は見当たらないとしながらも、上記北の湖の例を引き、「このように、素質とサイエンスが融合し適合したとき、食べ物は数年から十数年の年月をかけて、『ポパイのホウレン草』になれるのです」(序より)と述べている。
確かに、「ポパイのホウレン草」はスポーツ選手にとって魅力のある食べ物である。現在のスポーツ栄養学流行りのなかに、そういった特効薬的食事内容を求める風潮がなきにしもあらずであろう。そういった風潮の1つの現れがドーピングとみることもできる。
しかし、真のスポーツ栄養学とは、スポーツ選手にとって、栄養・食事面から激しい運動を支える適切な知識を提供し、さらには各競技、各種目に応じ、また各個人に合わせた有効、安全な指針、アドバイスを提供できるものでなくてはならない。トレーニングの成果を最大限にし、パフォーマンスを最高度にするために、栄養・食事面でのマイナス要素を除き、マシーンとしての身体の機能を最大限発揮する助けとなるスポーツ栄養学は、高度なスポーツ選手に求められるものであり、注目を浴びるところだが、そればかりに気を取られていてはならない。
そこで、私たちはそもそも栄養学とは何なのかを、ひとりの個人に立ち返って思わざるを得ない。“学”とつくからには学問の一分野であることは疑いない。しかし、では、学問とは一体何なのか。何のために、窮極何を目指して存在するものなのか。科学が進歩し、ICとかエレクトロニクスとか、ハイ・テクノロジーとか、なんとかかんとか、私たちの周囲には、専門家以外には得体の知れぬものが蠢いている。だが、そのどれも携わっているのは、誰あろう、みな人であり、人間なのである。高度な知的トレーニング、知的集積、展開がもたらす所産、それは凡人の手が届くところではないが、それがもたらすものは、凡人である私たちの身の上に関わるものなのである。ならば、私たちは、スポーツと栄養、スポーツ栄養学の地平で、根本何を求めるべきか、何を知りたいのか。
「本書には、運動と栄養について基礎的な理論が解説され、同時に具体的な食生活のあり方が説明されています。また、健康を目指す人々のスポーツライフのあり方とその結果についても述べられています。そして、チャンピオンたちが、どのような食生活をしながら、からだと体力をつくってチャンピオンの座を獲得しそれを維持しているのか、その科学的な背景についても解説されています。(中略)人間の食生活には、過去の食料不足時代にあった『生きるために食べる』食生活と、飽食時代にみられる『食べるために生きる』現代人の食生活の二つがあります。このことに加えて、人間の食生活には『文化を創造するために食べる』食生活もあることを、広く認識してもらうことに本書が役立つとすれば、それは望外の喜びです」(序より)
何をどう食べるか、それはまず命の問題である。次に健康の問題である。そしてさらに文化の問題である。スポーツは文化の1つである。こういった考え方のなかにスポーツ栄養学なるものが位置づけられてこそ、健全なのではないだろうか。「ポパイのホウレン草はありやなしや」、本書をじっくり読んで考えていただきたい。
主な目次
I章 アスリートのための栄養をデザインする
A. からだづくりの栄養学
B. スタミナづくりの栄養学
C. 疲労とその予防・回復の栄養学
D. ウエイトコントロールの栄養学
E. ビタミンのゆとりの栄養学
F. 発汗と水分・ミネラルの補給
G. 環境と運動能力
H. 敗者にサイエンスを発見する謙虚さ
II章 アスリートのための食生活をデザインする
A. 食生活の概念とスポーツ
B. からだづくりの食事学
C. スタミナをつける食事学
D. し好飲料とスポーツ
E. ウエイトコントロールの食事学
III章 合宿期と試合時の食事学
A. 合宿練習期の食べ方
B. 試合時の食べ方
IV章 ヘルス・アスリートの健康学
A. リハビリテーションでスポーツを開始するのが決め手
B. 体操、即歩、ジョギングの効用
C. ウエイトコントロールは安全性を第一に
D. アルコールと健康
E. ウルトラマラソン中の水分の過剰摂取の害
F. 生涯にわたるスポーツの生活化
終章 人生を豊かにするスポーツ
A. 文化とスポーツ
(清家 輝文)
出版元:同文書院
(掲載日:1986-07-10)
タグ:スポーツ栄養学 スポーツ食事学
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:スポーツの栄養・食事学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
スポーツの栄養・食事学
e-hon
筋肉の栄養学 強いからだを作る食事術
川端 理香
昨今、パーソナルトレーニング施設の増加や、身体に対する健康意識の高まりにより、ネットや書籍などで栄養の情報が多くなりました。プロテイン販売の売上規模が増加し、コンビニエンスストアでもサラダチキンなど高たんぱくを意識した食材を目にします。
私たち人間は基本的に三食のご飯を食べます。その食事で何を選び、どれくらい食べればよいか、また食事全体のバランス量はよかったのか、日々悩ましい問題です。
この書籍は長年アスリートの側で食事について見守ってきた管理栄養士による食事のお話です。帯には「食事で筋肉を作る」と入っており、食事で体質改善を目指す方にはぜひ手に取って欲しいです。
まずは各5大栄養素の話から、具体的にどのように食事を摂っていくか、そして最後に経験談、Q&A形式という構成です。管理栄養士による食事指導は、「怒られる」「否定される」という認識がアスリートにはあり、よくチームの就任時には選手から、また怒られるとぼやかれたと述べています。だからこそ、食事の見直しは、選手が継続していく内容と改善する内容を明らかにすることが栄養指導の始まりです。あるサッカーチームではシーズンの終盤に除脂肪体重を上げたというエピソードがあります。食事の意識改革を行い、成功した例であり大変興味深いです。
著者は、最後にこれまでの経験を振りかえった際、食事環境の重要性を述べています。それは、チーム事情や移籍、結婚、海外、子どもの有無、寮生活、学校生活、友人関係、職場と多岐に渡り、環境は年々変化します。そのためにはまず食事に関する知識を得ておく必要があり、その知識を本書から得ることができます。
私も昔、太っていたときは暴飲暴食気味でしたが、和食を中心に食事の見直しを行い、痩せることができました。今現在は少し太ったので改めて食事を考え直すよいタイミングです。本書の通り食事を改善するのも難しいです。なかなか一度にできることではなく、何度も自分で試す必要があります。ですが、試す価値は十分にあります。食事が義務にならず味わって食べるご飯は美味しいです。ぜひ、普段の健康に意識を持つきっかけになることを願っています。
(中地 圭太)
出版元:朝日新聞出版
(掲載日:2020-05-16)
タグ:スポーツ栄養
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:筋肉の栄養学 強いからだを作る食事術
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
筋肉の栄養学 強いからだを作る食事術
e-hon
運動する人がやせる・たくましくなる食事
杉浦 克己
アスリートの食事指導の分野でも第一線で活躍する著者が、健康のために運動を行っている“初心者”の栄養摂取法を取りまとめた本。管理栄養士が作成した目的別料理レシピの紹介、冷え性・肩こり・便秘などの症状に効く食事法の解説、さらにはサプリメントの正しい摂取法を解説する。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ハートフィールド・アソシエイツ
(掲載日:2000-07-10)
タグ:スポーツ栄養
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:運動する人がやせる・たくましくなる食事
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
運動する人がやせる・たくましくなる食事
e-hon
小・中学生のスポーツ栄養ガイドブック
樋口 満 石井 恵子 田口 素子
今年度から使用されている「第六次改定日本人の栄養所要量食事摂取基準」を説明しながら、スポーツをする小・中学生(の親)を対象に、身体づくりの基本となる食事の摂り方について実践しやすい形で解説した本。これから気になる夏バテ対策の食事や、競技別のアドバイスなどバラエティに富んだ内容だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:女子栄養大学出版部
(掲載日:2000-08-10)
タグ:小・中学生 スポーツ栄養
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:小・中学生のスポーツ栄養ガイドブック
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
小・中学生のスポーツ栄養ガイドブック
e-hon
スポーツ・エルゴジェニック 限界突破のための栄養・サプリメント戦略
Melvin H. Williams 樋口 満 奈良 典子 杉浦 克己 山口 英裕
スポーツに特異的な競技力諸因子を高めるとされている「スポーツ・エルゴジェニック」が何であるかを明らかにしながら、その有効性、安全性、合法性そして倫理面について専門的な参考書となるべく企画された本である。スポーツ・エルゴジェニックと呼称されるすべての情報を網羅した。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:大修館書店
(掲載日:2000-11-10)
タグ:スポーツ栄養
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:スポーツ・エルゴジェニック 限界突破のための栄養・サプリメント戦略
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
スポーツ・エルゴジェニック 限界突破のための栄養・サプリメント戦略
e-hon
ウイダー・スポーツ・ニュートリション・バイブル
森永スポーツ&フィットネスリサーチセンター
目的別食事管理のポイント、食習慣の改善法、スポーツ現場に携わる管理栄養士による選手の食事モデル分析、レシピの紹介など、スポーツ選手の食事に関するアドバイスを網羅した一冊。さらには、第6次改定日本人の栄養所要量 食事摂取基準などの資料も盛り込んだ食事に関するベーシックがわかる本。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:森永製菓健康事業部
(掲載日:2001-01-10)
タグ:スポーツ栄養
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:ウイダー・スポーツ・ニュートリション・バイブル
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
ウイダー・スポーツ・ニュートリション・バイブル
e-hon
アスリートのための栄養・食事ガイド
小林 修平 日本体育協会スポーツ医・科学専門委員会
『スポーツマンの食事のとり方ガイドブック』が20年ぶりに改定され、『アスリートのための栄養・食事ガイド』となった。(財)日本体育協会スポーツ医科学委員会・スポーツ科学研究プロジェクトの一環として研究班が結成され、1997年より3カ年計画で作成が進められた、アスリートと指導者のためのガイドブック。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:第一出版
(掲載日:2001-10-10)
タグ:スポーツ栄養
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:アスリートのための栄養・食事ガイド
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
アスリートのための栄養・食事ガイド
e-hon
スポーツする人の栄養・食事学
樋口 満
「運動中は水を飲むな」「運動部員はごはん三杯食べるべき」といった誤解はさすがに解けているが、年齢や性別、種目やトレーニングフェーズによって食事のポイントが異なることはまだなかなか知られていない。本書はQ&A形式を交えて解説していく。自分に必要な食事の量(エネルギー摂取量)の計算方法を紹介するなど、実践につながる内容になっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:集英社
(掲載日:2021-07-10)
タグ:スポーツ栄養
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:スポーツする人の栄養・食事学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
スポーツする人の栄養・食事学
e-hon
スポーツ選手の栄養学と食事プログラム
青山 晴子
スポーツ選手・指導者にもわかりやすくスポーツ栄養学と食事のレシピが紹介されている。とくに、「勝てない原因は食事にある!」「競技特性に合った食事とは」など、さらに、パフォーマンスの向上を目指す選手・指導者必見!
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:西東社
(掲載日:2003-11-10)
タグ:スポーツ栄養
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:スポーツ選手の栄養学と食事プログラム
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
スポーツ選手の栄養学と食事プログラム
e-hon
市民からアスリートまでのスポーツ栄養学(第3版)
岡村 浩嗣
2011年の初版から10年経ち、3版を数えた。科学的根拠に基づくスポーツ栄養学の入門書である。エネルギー代謝と栄養素、種目特性に応じた食事、外食の活用、サプリメントなど、幅広いトピックがわかりやすく説明されている。生きる上で食べることは欠かせない。ただ、これさえ食べればいいという万能の食べ物はない。編著者いわく、量やタイミングなどの「食べ方」を考えるのがスポーツ栄養学だという。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:八千代出版
(掲載日:2021-12-10)
タグ:スポーツ栄養
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:市民からアスリートまでのスポーツ栄養学(第3版)
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
市民からアスリートまでのスポーツ栄養学(第3版)
e-hon
勝負食 トップアスリートに学ぶ本番に強い賢い食べ方
石川 三知
トップレベルのスポーツにおいて、個人・チームに対して栄養サポートを行ってきた著者。その経験と知識をまとめたのが本書である。ある状況において食べるべきものは何か、たとえ話を使ってわかりやすく解説している。選手の個性が際立つエピソードも盛り込まれていて、競技に打ち込む姿勢が伝わってくる。なかでも、よく噛んで食べるようになった選手が、黙々と噛む様子、それがやがて身体的にも大きくなってくることを描いた部分が印象的だった。身体を内側から支えるという食事の持つ意味を改めて見直した。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:講談社
(掲載日:2008-09-10)
タグ:スポーツ栄養
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:勝負食 トップアスリートに学ぶ本番に強い賢い食べ方
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
勝負食 トップアスリートに学ぶ本番に強い賢い食べ方
e-hon
10代スポーツ選手の栄養と食事
川端 理香
スポーツ栄養について、わかりやすく解説した本。基本に始まり、競技別のレシピ、目的別のレシピが豊富な料理写真とともに紹介されている。食事のアレンジ術として、試合前後、オフシーズン、間食など状況に応じたアドバイスなどがまとめられている。
栄養や食事に対する考え方、食材の選び方、食べ方を身につけるうえで有用。巻末には食材別インデックスがついているので、自分で用意したり、子どもにつくるときに便利である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:大泉書店
(掲載日:2009-10-10)
タグ:食事 スポーツ栄養
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:10代スポーツ選手の栄養と食事
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
10代スポーツ選手の栄養と食事
e-hon
スポーティーライフ vol.08(2017夏号)
食品化学新聞社が発行する、スポーツ栄養に特化した情報誌の8号目。今号では「海のチカラ」をテーマに、スポーツ活動に有用な栄養素や栄養士が監修したレシピを紹介している。編集部ならではの食品素材紹介記事も興味深い。また、インタビューはアスリートや指導者に限らず、ダンサーや俳優など身体を使うアーティストも取り上げているのがユニークだ。次号から装丁などを一新してイノベーションに乗り出すそうだが、未知の切り口や人とのつながりはまだまだあり、そこから気づくものが多くあると改めて気づかされる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:食品化学新聞社
(掲載日:2017-09-10)
タグ:スポーツ栄養
カテゴリ 食
CiNii Booksで検索:スポーティーライフ vol.08(2017夏号)
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
スポーティーライフ vol.08(2017夏号)
e-hon
市民からアスリートまでのスポーツ栄養学
岡村 浩嗣
試合中、競技中の飲食シーンを見るようになったのはいつの頃からだろう。
マラソン中継では補給水・補給食の場面があったり、つい先日の北京オリンピックではカーリングの「もぐもぐタイム」が話題になったりしていました。
それだけスポーツにとって栄養補給が重要ということが研究されてきたからでしょう。今やスポーツを行う者にとって、栄養管理は必須のものとなりました。
この本は基本的な栄養学にとどまらず、スポーツをする者にとっての栄養成分別、スポーツの種類別など細かく分けて詳しく説明されている教科書的な一冊です。目的によって必要な栄養の摂り方も変わってきますし、専門性をもって指導するためにはスポーツひとくくりで栄養素や食事内容を提案するのではなく、「あなたにとって」必要な「食べ方」を説明することになり、そのための一助となる本です。
「科学的な視点、根拠に基づいて」というところが、この本のとても重要なところで、データや研究結果なども掲載されているため、スポーツ栄養学を知るためにまずは読んでおきたいです。
(山口 玲奈)
出版元:八千代出版
(掲載日:2022-02-24)
タグ:スポーツ栄養
カテゴリ スポーツ栄養
CiNii Booksで検索:市民からアスリートまでのスポーツ栄養学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
市民からアスリートまでのスポーツ栄養学
e-hon
スポーツする人の栄養・食事学
樋口 満
あまり勉強してこなかった疎い分野だったので、新しく知ることが多かった。普段のご飯の食べ方、スポーツドリンクの取り方や、1日のエネルギー摂取量の求め方など、網羅的な情報が一冊にまとまっていて助かる。
・必須アミノ酸のうち、牛肉やサケ、牛乳に多く含まれるロイシンに、バリン、イソロイシンを加えた3つは「分岐鎖アミノ酸(BCAA:Branched Chain Amino Acids)」と呼ばれ、筋肉づくりにとても重要な役割をしている。
・牛乳に含まれる約3.3%のたんぱく質の80%がカゼイン、残りの20%がホエイ(乳清)で、いずれも筋たんぱく質の原材料になる。このホエイには分岐鎖アミノ酸が多く含まれていて吸収もスムーズなことから、練習や試合の後にできるだけ早く牛乳を飲むと筋肉の回復を促してくれる。
・大豆イソフラボンは、大豆胚芽に多く含まれているフラボノイド(色素成分)の一種で、閉経によって激減する女性ホルモンのエストロゲンに似た作用をもち、骨量の減少を抑える働きがある。大豆イソフラボンがもっとも多く含まれる食品はきな粉、ついで豆腐、納豆、煮大豆、味噌、油揚げ、豆乳などがある。
・必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸は共通して心疾患のリスクを低下させるだけでなく、オメガ3は脳の発育にも重要な役割をはたし、認知症の症状改善の期待が高まっている。オメガ3脂肪酸は植物性油、クルミ(α-リノレン酸)、青魚のDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)などが含まれ、中性脂肪値を低下させる作用がある。オメガ6脂肪酸(116系脂肪酸)には、植物油やマヨネーズに多く含まれるリノール酸、肉、魚、卵、肝油などに含まれるアラキドン酸、月見草油など特殊な植物油に含まれるγ-リノレン酸などがある。
・国際オリンピック委員会のサプリメントに関する合意声明で、効果が認められているのは「カフェイン」「クレアチン」「硝酸塩」の3つ、カフェインをもっとも含む飲料は、玉露(日本茶)のほか、コーヒー、紅茶、煎茶、ウーロン茶など。クレアチンは、クレアチンリン酸として骨格筋に存在し、瞬発力を高める働きをする。硝酸塩はNO(一酸化窒素)の生成を促し、骨格筋への血流量増大などが見込める。
やせ・月経異常・貧血・骨粗鬆症など、女性特有の問題や、ジュニア、ミドル、シニア世代特有の問題と対処法についても触れられ、競技種目別にもページが割かれている。ほかに、過度な運動のデメリット、たとえば免疫機能が低下し、風邪をひきやすくなる(オリンピックの大会中のアスリートでもっとも多い訴えらしい)、酸化ストレス(活性酸素)によって細胞の働きが低下することで、疲労感につながることなどは興味深かった。スポーツも栄養も「過ぎたるは及ばざるが如し」ということだろうか。
以下の内容がとくに面白いと思った。
・ヨーロッパのサッカー選手を対象に、糖質の摂取量の違いが試合での動きにどのような影響を及ぼしたかを調査した報告(Kirkendall DT, 1993)。試合前に糖質をしっかりとって筋グリコーゲンレベルが高い選手と、糖質をあまりとらずに筋グリコーゲンレベルが低い選手の1試合での移動距離を比較したところ、前者が12km、後者が9.6kmと2.4kmの差が出た。試合中の動き方も、前者の場合、走っている(ジョギング&スプリント)割合が8割、歩いている制合が2割に対して、後者の場合は、双方の割合がほぼ同じという結果が得られた。
栄養素がパフォーマンスに大きく関わっていることが見てとれる。
(塩﨑 由規)
出版元:集英社
(掲載日:2022-05-16)
タグ:スポーツ栄養 食事
カテゴリ スポーツ栄養
CiNii Booksで検索:スポーツする人の栄養・食事学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:
スポーツする人の栄養・食事学
e-hon