スポーツ外傷・障害評価ハンドブック
Chad Starkey Jeff Ryan 中里 伸也
StarkeyとRyanの両氏の執筆による“Evaluation of Orthopedic and Athletic Injuries”の手引書として出版された“Orthopedic and Athletic Injury Evaluation Handbook”を翻訳したのが本書である。携帯に便利なハンドサイズで作成されている。
400頁を超える本書では、広範囲にわたる臨床整形外科とスポーツ傷害の検査を実施するうえで必要とされる適切な知識と技術の説明に加え、評価課程にある問診、視診、触診、関節可動域テスト、靱帯の(ストレス)テスト、スペシャルテスト、神経学的テストを系統的に、かつ詳細に解説している。各節では、各部位ごとにこれらのテストの実施方法や一般的なテスト変法、テスト陽性の意味に触れているほか、頭部傷害、熱中症、心肺の状態、皮膚病も網羅しており、付録として上肢と下肢の反射テスト、筋長の評価、下肢の機能テストも紹介されている。持ち運びが容易なうえ、充実した内容の一冊である。
Chad Starkey・Jeff Ryan著、中里伸也監訳
2005年5月20日刊
(長谷川 智憲)
出版元:ナップ
(掲載日:2012-10-09)
タグ:評価 スポーツ外傷 テスト
カテゴリ スポーツ医科学
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スポーツ外傷・障害評価ハンドブック
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M-Test 経絡と動きでつかむ症候へのアプローチ
向野 義人 松本 美由季 山下 なぎさ
M-testとは、これまで「経絡テスト」と呼ばれていた東洋医学の考え方をベースとし、身体の動きに対してさまざまなテストを行い、動作の異常を評価し、治療に活用するものである。侵襲なく評価できる方法であり、今後の活用が期待されている。本書では、広く臨床現場において、診断・治療の手段の1つとしてM-Test(経路テスト)を取り入れてもらえるようにというコンセプトが伺える。
東洋医学に触れるのは初めてという人向けの項目から、知識を踏まえての実践手順はもちろん、すでに活用している人にとっても興味を惹かれるだろうここ最近のトピックまで網羅されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:医学書院
(掲載日:2013-02-10)
タグ:Mテスト 経絡テスト
カテゴリ 東洋医学
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