プロトレーナー木場克己の体幹パフォーマンスアップメソッド
木場 克己
パフォーマンスアップとタイトルにあるように、アスリート(週4日以上スポーツをしている人)をメインターゲットとしている。負荷の高いメニューも紹介されているため、トレーニング前の運動能力チェックやストレッチ、トレーニング後のマッサージ法も詳しく記載されている。
また、運動する習慣のある人でも、柔軟性、体幹力、バランス力、アジリティーの中では不得意なものがあってもおかしくないが、いくつかのステップに分けられていて弱点強化にもなる。
さらにその各ステップに一般の人向けの回数も記載されており、気軽に始められそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:カンゼン
(掲載日:2012-10-10)
タグ:体幹 トレーニング
カテゴリ トレーニング
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カラダ革命ランニング
金 哲彦
副題は「マッスル補強運動と正しい走り方」。NPO法人ニッポンランナーズの代表で、アテネオリンピック陸上競技の解説も務めた金氏が、延べ1万人のランナーを見てきた経験をもとに書き下ろした一冊。
金氏が最も重要視しているのは、体幹の筋肉の活用である。体幹の筋肉をうまく活かせていないランナーは疲労が溜まりやすく、故障を抱えることも多いようで、第2章「体幹の筋肉を使って、美しい体とフォームをつかむ」では、金氏が考案した正しい走り方を身につけるためのマッスル補助運動がイラストつきで紹介されている。
また、第3章「実践! アスリート理論にもとづいたレベル別トレーニングメニュー」では、初心者から上級者までを7つのグループに分け、それぞれが陥りやすい問題とその解決法を実際のランナーの体験を交えて解説、シューズの選び方やランナーに必要な栄養素などにも触れられている。
ランニングは気軽にできる反面、個人的に行うことが多く、フォームのチェックや自分のレベルに合った練習法を見つけることが難しい。本書には長く楽しく続けるための具体的な方法が記されており、特に、これから始めようという人にお勧めしたい。
(月刊スポーツメディスン編集部)
出版元:講談社
(掲載日:2012-10-08)
タグ:ランニング 体幹
カテゴリ 運動実践
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コアパフォーマンス・トレーニング
Mark Verstegen Pete Williams 咲花 正弥 栢野 由紀子 澤田 勝
動きは、身体の中心である「コア」の部分から始まる。このコアを「動作と生命の構造的なピラー=支柱」と呼び、手足の動きよりも先に動き出すため、動作の基礎である「コア」から始まるトレーニングを7つのユニットに分けて記載したものが本書である。
最近はやりの、「体幹トレーニングのハウツー本」ではなく、何のための体幹トレーニングであるのか、目的がぶれることがない。体幹を鍛えることが目的でなく、一貫して「パフォーマンス・アップ」に向けたトレーニング内容となっており、トレーナーとして見失いがちなところをしっかりと押さえているのはうれしい。
また、CD-ROMがついており、トレーニングを正面・横から見ることができるのでイメージがつきやすいうえに、トレーニング中のポイントや感覚がすべてにわたって記載されており、正しい肢位をとれるよう、細かいところまで気を配っている。
初心者には感覚をつかめるようになるまで難しいかもしれないが、トレーナーやコーチ、選手には、ぜひとも読んでもらいたい一冊である。
マーク バーステーゲン、ピート ウィリアムズ (著)
咲花 正弥、 栢野 由紀子、澤田 勝 (翻訳)
(上村 聡)
出版元:大修館書店
(掲載日:2012-10-13)
タグ:体幹 コア
カテゴリ トレーニング
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「体幹」ランニング
金 哲彦
一昔前までは、一部アスリートや指導者、トレーニング愛好家にしか馴染みのなかった感のある「体幹」という言葉だが、現在では一般のフィットネス現場においても形を変え品を変え、頻繁に耳にする。部活動の練習で顧問の先生が「もっと体幹を安定させて!」などと声をかける場面や、フィットネスクラブで「コア(体幹)○○」と命名されたスタジオレッスンに接したことのある人は少なくないだろう。
本書もそんな「体幹」を身近なテーマとした一般ランナー向けのランニング指導書である。著者はさまざまなメディアでもお馴染みのランニング指導の第一人者、金哲彦氏。氏のマラソン中継での解説などと同様、一般ランナーの目線に立った平易で分かりやすい語り口で、ランニングにおける体幹の重要性やそこを上手に使うためのトレーニングなどを解説してくれている。
とは言え、多くの一般ランナーにとっては体幹を意識して走る、といきなり言われてもなかなかピンとこないであろうし、昨今のランニングブームの中でもそうしたフィジカルな部分とテクニカルな部分双方に興味を示している人はまだまだ少数派だろう。ともすれば、文字通り(?)「コア」なランニングファンのための一冊になってしまう可能性もある。が、本書はその部分を豊富な写真やイラスト、日常生活の中で行えるエクササイズ紹介などをふんだんにちりばめることによって回避し、むしろその入り口のハードルを下げることに成功している。言わば、「難しいことを簡単に伝える」というスポーツ指導、トレーニング指導の現場における恒久的な課題を軽快にクリアしているのである。
一方で、フォースプレートによる接地時間の計測データや、3カ月ピリオドでフルマラソン向けに期分けされたトレーニングプログラムなどが掲載されている点も大きなポイント。こういった部分は先ほど述べた「コア」なランナーも十分興味をそそられる内容のはずである。コストパフォーマンス(1200円)という面から見ても、多くの一般ランナーに対しての「推薦図書」として紹介したい一冊。
(伊藤 謙治)
出版元:講談社
(掲載日:2012-10-15)
タグ:ランニング 体幹
カテゴリ 運動実践
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日本人が知らない体幹の使い方
山田 英司 チャモアペット・ハーパラン
本書はムエタイの身体の使い方から技の説明をしたものである。ムエタイ9冠王のチャモアペット・ハーパラン氏をモデルとした写真、DVDで動きの解説も見て理解できる内容である。最近の若い世代で日本人とタイ人では体型の違いによるということはなくなってきており、身体の使い方が文化によって異なることがムエタイを習得させにくくしているようだ。
我々日本人のほとんどの武術において、丹田を落とし下半身を安定させることが要とされているが、ムエタイは高い胸部に重心を置いて動作を行う。また日本の武術では上半身の脱力を重要視するのに対し、ムエタイでは構えから両肩を上げ、胸を丸め、上半身は極度の緊張を保ち、下半身はインパクトの瞬間以外は脱力する。日本の武術とあらゆる点で正反対なところが面白い。
ムエタイはとてもシンプルなところにも驚く。日本人はコンビネーションやフェイントテクニックなど豊富にもっていてもなかなかかなわないようだ。ムエタイは反応の格闘技といい、自分で身体をコントロールする、主にカウンターを狙う、蹴れる場所を蹴る、受け技の数を絞る、バランスを保つ…これが原理である。
体幹の使い方として、丹田中心の動作を胸部に重心を置くことを受け入れ、バランスが取れる身体になるとよさそうだ。伸長力・捻縮力という著者の言葉は、スポーツ全般で使われている身体動作のような気もする。ムエタイをやり始めたが身体の使い方が理解できない方や、それ以外でも武術の上達を考えている方に役立ちそうだ。
(安本 啓剛)
出版元:東邦出版
(掲載日:2013-01-30)
タグ:体幹 格闘技
カテゴリ トレーニング
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体幹パフォーマンスアップメソッド
木場 克己
本の著者、木場克己氏は只今サッカー日本代表男女代表選手などをバックアップしていることやメディアなどでもよく目にすることもあり筆者の展開しているメソッドは私個人的にも以前から興味があることでした。本の題名から体幹という言葉で「体幹トレーニング」のことについて書かれているのだろうと想像するのはそんなに難しいことではないでしょう。そして「体幹トレーニング」について深く興味を持つ「アスリート」「指導者」「治療家」はとても多いと思います。
本書は「柔軟性」「体幹力」「バランス力」「アジリティ」の4つの要素の重要性を示しています。「柔軟性」「体幹力」「バランス力」「アジリティ」のコンセプトを各種トレーニング方法として4つの要素プラス「自分の身体を知ること」「クールダウン」のコンセプトを追加して6つの方法としてステップアップの方法・理論がわかりやすく説明されています。「体幹が弱いからパフォーマンスがうまく表現できていない」「体幹を鍛えればパフォーマンスがアップする」というようなことはいろいろな現場でよく聞きますが、そのフレーズが意図している結論に達することがなかなかないのが現実です。そんな難解なキーワードをわかりやすく明解に紐解いてくれる内容となっています。
体幹が表すものは非常に難しいです。簡単にイメージしやすいものがいわゆる腹筋運動が挙げられます。ただ体幹機能=腹筋運動すなわちお腹周りの筋力強化と捉えてしまうのは理解として必要十分とは言えないと思います。本書でも柔軟性(筋固定化→骨盤安定化→連動性)、バランス力(軸足→両足→全身)、アジリティ(軸のブレ→ステップワーク→連動性)というプログレッション方法が説明されていますが、腹部のみと捉えるような身体の一部分を指すということではなく全体として捉えているように受け取ることができます。さらにトレーニング=アスリートや若い世代のものという枠組みではなく、そのステージに合わせてアレンジされるべきですし、そして本の中ではアレンジの仕方についてもしっかりフォローされていますので、若い方から年配の方まであらゆるステージで体幹トレーニングを愛用するための入門書として最適な一冊ではないかと私は思います。
(鳥居 義史)
出版元:カンゼン
(掲載日:2013-04-10)
タグ:体幹
カテゴリ トレーニング
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体幹ランニング
金 哲彦
本書は、走行フォームの比較写真から始まる。ありがちな「脚だけランニング」と「体幹ランニング」を並べたもの。体幹ランニングで意識するポイントは丹田、肩甲骨、骨盤の3つ。「歯車」の働きをする体幹の筋がバランスよく働くことで、効率のよい走り方が可能になるという。体幹が使われているかどうかを簡単なチェックテストで確認し、日常生活の中で体幹を鍛えることができる立ち方、歩き方についても写真入りで解説。巻末にはエクササイズシートもついている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:講談社
(掲載日:2008-03-10)
タグ:ランニング 体幹
カテゴリ 運動実践
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腹を凹ます体幹トレーニング
「腹を凹ます」ことにフォーカスした、トレーニング入門ムック。人体図を用いて各トレーニングがどの筋肉に働きかけているか明示するなど、確かな理論にもとづいて展開される。
デスクや椅子を使ったエクササイズは、一般アスリートに広く活用できるだろう。
後半では食事や睡眠にも触れており、体幹トレーニングと合わせて継続することで根本から太りにくい身体がつくられると説く。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:ベストセラーズ
(掲載日:2012-04-10)
タグ:体幹 トレーニング
カテゴリ 運動実践
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7つの意識だけで身につく強い体幹
吉田 始史
吉田氏は自らの道場を持つ一方、看護師の顔も持つ。さまざまな知識・経験を「運動基礎理論」と題してまとめた。その中で、単純な筋力の意味に留まらない「強い」体幹のつくり方を紹介する。
軸として著者が挙げるのは、①背骨、②仙骨、③股関節、④首、⑤肩胛骨、⑥腰力、⑦呼吸の7つ。つまり姿勢と呼吸を常に意識することだ。後半では、その体幹の力を効率よく使うためのコツや、トレーニングで意識すべきことが丁寧に解説されている。
アスリートから子ども・高齢者まで対象を問わない内容だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:BABジャパン
(掲載日:2015-12-10)
タグ:体幹 トレーニング
カテゴリ 身体
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身体を中心から変える コアパフォーマンス・トレーニング
マーク・バーステーゲン ピート・ウィリアムズ Mark Verstegen Pete Williams 咲花 正弥 栢野 由紀子 澤田 勝
アスリーツパフォーマンス(米国アリゾナ州)は、トップアスリートを対象としてトレーニングを提供する施設である。ここを運営するマーク・バーステーゲンの身体への考え方がぎっしりと詰まっている本である。
第1章の最後に、「コア誓約書」というものがあり、サインをするようになっている。これは、最大限の努力や正直さといった5項目を約束してほしいとのことで、自分の意志でパフォーマンスを求めていくためにある。さらに、第2章では3カ月後から2年後までの段階的な5つのゴール設定が求められる。こうして、「コアパフォーマンス」を求める過程が始まる。
自重を使ったエクササイズ、バランスボールエクササイズ、弾性を活用するプライオメトリック、さらにストレングストレーニング、ストレッチングなどについて写真を豊富に用いた紹介が行われる。栄養面に関する記述も詳しい。細かいトピックについてはコラムもしくはQ&A方式で書かれている。
本書にはCD-ROMが付属し、エクササイズの動きを映像で確認することができる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:大修館書店
(掲載日:2008-12-10)
タグ:体幹 コア
カテゴリ トレーニング
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