インナーマッスルを使った動きづくり革命 part1
森川 靖
20年間にもわたりトレーニングの指導者、バスケットボールの指導者として歩んできた著者が、今まで常識と言われてきたことを疑い「どうしたらうまくなれるのか?」「どうしたら強くなれるのか?」という観点のもと、パフォーマンスを高めるための動きづくりについて専門家以外にも理解しやすいようにまとめた一冊。
どんなスポーツ競技においても重要とされている股関節や体幹のインナーマッスルについて、筋肉の触り方や、リラクゼーション方法、コンディショニング方法が注意点とともに丁寧にまとめられており、また、それを行うことによっての動きの変化についてもわかりやすく説明されている。スポーツ現場で即活用したいものばかりである。
専門用語があまり使われていないのでインプットする際にひと呼吸必要になるが、逆に言うと選手にアウトプットする際の用語の参考になり、これもまたスポーツ現場で役立ちそうである。
(石郷岡 真巳)
出版元:あほうせん
(掲載日:2012-10-13)
タグ:動きづくり インナーマッスル
カテゴリ トレーニング
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インナーマッスルを使った動きづくり革命 Part1
森川 靖
現場でのトレーニング指導歴20年を超える森川氏が、現場で試行錯誤を繰り返す中で、コツコツと積み上げてきた経験をわかりやすい表現で紹介している本である。Part1と銘打っており、現在も引き続き連載中の内容を最初にまとめたものとなる。
今回は下肢、とくに垂直方向へアプローチするジャンプを中心とした切り口になっているが、実体験をもとにした説明には説得力がある。できるだけ自身の感覚を正確に表現しようとして、より専門用語が増えてしまっている感はあり、難解な部分はあるかもしれない。それでも現在、通りいっぺんの指導になっているという危機感を持つ指導者には、十分刺激を受け得る一冊だ。
評者も股関節の小殿筋に対するアプローチなどは、大変新鮮で早速現場指導に取り入れたいと考えている。
今後は水平方向での切り返し動作や、体幹と融合した肩甲骨や上肢の動きなどにおいても、存分に現場でのトライ&エラーを反映した内容を提供してくれるに違いない。今からPart 2の出版を楽しみに待ちたい。
(弘田 雄士)
出版元:あほうせん
(掲載日:2012-10-15)
タグ:動きづくり
カテゴリ トレーニング
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筋肉を「高反発ゴム」に変える 全身がバネになる運動バイブル
池上 信三 西山 由起 池上 悟朗
遠投をすると肩が痛くなるほどの運動音痴だったという著者だが、足首の角度を維持しようと力を入れておくと自然な反発力で飛び跳ねることができることを発見し「プライマリーモーション」を提唱する。それは「筋肉をゴムとして使い、動きをバネにする」ことであり、習得するステップが紹介されている。本書を読むことによって動きの見方や指導のポイントが変わるかもしれない。水津瑠美(フィギュアスケート)、加藤季温(テニス)の両氏との対談も収録。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:健康ジャーナル社
(掲載日:2008-04-10)
タグ:動きづくり
カテゴリ 運動実践
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からだの動きを科学する 一流選手の動きはなぜ美しいのか
小田 伸午
研究・大学教育に長く携わる中で、スポーツ科学とスポーツ実践という「二つの真実」があると気付いたと著者は言う。研究から得られた理論と、定量的に表しにくい感覚とを、どちらかに偏ることなく、双方を生かす。それをうまく行っているのが一流選手だという。これを、スプリントや相撲など、豊富な例を用いて解説している。とくに、床反力など外力を生かす力の「抜き」と、関節を正しい位置に置く姿勢とが本書におけるポイントになるが、これを自然に実践しているのが子どもや動物なのだそうだ。
研究知見をどのように現場に生かすか、選手の感覚をどのようにトレーニングに結びつけるかといったヒントが詰まっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:角川学芸出版
(掲載日:2012-06-10)
タグ:動き
カテゴリ 運動実践
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動きが心をつくる 身体心理学への招待
春木 豊
長年の研究成果をまとめた著書「身体心理学」に続き、身体の動きと心の関係を明らかにしていく。「身体」ではなく「身体の動き」に着目しているのが興味深い。例示された中でも呼吸や姿勢を始め、筋反応といった切り口はスポーツにも通ずる。筋弛緩により心の緊張もほぐれるといった具合である。
全体としてはアカデミックな内容で、直接日々のスポーツ活動に応用できるというわけではないが、普段と違った視点から動きについて考えると、新たな発見があるのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)
出版元:講談社
(掲載日:2012-07-10)
タグ:身体 動き
カテゴリ 身体
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