トップ > ブックレビュー > ブックレビュー検索結果

ATACK NET ブックレビュー
トレーニングやリハビリテーションなど、スポーツ医科学と関連した書評を掲載しています。

女は女が強くする
井村 雅代 宇津木 妙子 五明 みさ子

 シドニーオリンビックで多くの人に「鳥肌が立った」と言わせたシンクロの井村さん、ソフトボールの宇津木さん、シドニーでは団体5位に終わった新体操の五明さん。この3人の女性指導者に月刊スポーツメディスン連載中の山田ゆかりさんが取材、聞き書きというスタイルでまとめられたもの。
 まず、このタイトルに「う~ん」とうなる人も少なくないだろう。
「そうだな」と思う人もいるだろう。でも、女が女として女を主張するという感じの内容ではない。むしろ逆か。
 井村さんも「けれども、これからのスポーツ界は、女だから男だからということにとらわれてはいけないのではないでしょうか。両性の協力によって世界に立ち向かっていかなければならない時代に来ていると思います」と「まえがき」に記している。だが、女の指導者なんてという言われ方はまだある。もう男と女にこだわるのではなく、でも男と女とは何なのかと考えたい。
 誤解のないように言うと、この本は女性指導者の姿をたんねんに話を聞きながら、やはり女性のライターがまとめたものである。
スポーツ界の人にとっては「コーチングとは何か」というテーマでも読める。
 今の若い人への接し方の参考にもなるだろう。ビジネスでも活かされるだろう。でも、ここはストレートに、指導者が選手に、どう考えどう接しているか、その姿そのものを知ることに意味があるととっておきたい。3人の指導者みな魅力的である。強く、しかも誰もがやはり悩んでいる。スポーツをすること、そのスポーツを指導すること、それをもう一度考えることができる本。

井村雅代、宇津木妙子、五明みさ子著 四六判 208頁 2001年7月12日刊 1400円+税
(月刊スポーツメディスン編集部)

出版元:草思社

(掲載日:2001-11-29)

タグ:女性 指導 シンクロナイズドスイミング ソフトボール 新体操   
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:女は女が強くする
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:女は女が強くする
e-hon

オールブラックスが強い理由 ラグビー世界最強組織の常勝スピリット
大友 信彦

 タックルは怖い。自分一人の戦いだったら、逃げ出したい。しかし、チームのための責任感がタックルを成立してくれる。このことを、ラグビーでは「カラダを張る」と言う。「カラダを張る」とはまさに、チームのために自分を犠牲にするプレイのことである。怖くても痛くても、相手が強くても「カラダを張る」ことはできる。別な言い方をすれば、「自分のため」ではなく、「チームのため」に「カラダを張る」のだ。
 そして、おそらくこの「自分のため」だけでなく、「チームのため」、いやもっと言えば「国民のため」に「カラダを張る」のが、愛称「オールブラックス」で有名な、ラグビーのニュージーランド代表である。ラグビーが宗教のニュージーランドでは、誰もがオールブラックスに憧れ、そして選ばれた者は神にも等しい尊敬を人々から受ける。この双方の関係こそが、「自分のため」ではなく、「国民のため」という大きな力をうみだしているのだ。
 哲学者の内田樹さんは、人間は自分のためでは力が出ないものだという。自分の成功をともに喜び、自分の失敗でともに苦しむ人達の人数が多ければ多いほど、人間は努力する。背負うものが多ければ、自分の能力の限界を突破することだって可能であると。
 大切なもののために生きる人間は、自分の中に眠っているすべての資質を発現しようとする。それが、世界最強のラグビーチーム、「オールブラックス」の秘密だ。
(森下 茂)

出版元:東邦出版

(掲載日:2011-11-25)

タグ:組織 指導 ラグビー  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:オールブラックスが強い理由 ラグビー世界最強組織の常勝スピリット
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:オールブラックスが強い理由 ラグビー世界最強組織の常勝スピリット
e-hon

勝利のチームメイク
岡田 武史 平尾 誠二 古田 敦也

「勝てるチーム」と「勝てそうだけど勝てないチーム」との差、「それ」ってなんだろう。「それ」を知りたい指導者や選手はたくさんいる。
 古田敦也(元ヤクルトスワローズ選手兼監督)は、平尾誠二(元ラグビー日本代表監督)との対談の中で、こんなことを言っている。

「『お前だってやればできるんだ』っていう言葉は、それこそ小さい頃から聞かされるじゃないですか。でも、いまいち信じきれない自分がいるんですよね。高校時代、強豪校と対戦するときに『同じ高校生なんだから勝てるぞ!』と先生に言われても『勝てるわけないじゃん』って思っているクチだった僕が、初めてプロでリーグ優勝して『やればできるんだ』って実感できた。実感すると『できる』ということを信じられるようになれる。大げさに言うと自分を信じられるようになる。『奇跡は、信じていても必ず起こるものではない。でも、信じない者には起こり得ない』というじゃないですか。それと同じで、『できる』と思えるかどうかは、勝負事で勝つか負けるかにとっては、大きな差を生むような気がするんです。」
 もちろん、「それ」に答えはないが、この言葉は大いなるヒントを与えてくれる。
 また、平尾と岡田武史(元サッカー日本代表監督)との対談で、

平尾:そうなんですよ。最初に、できない原因を「知る」。で、原因を知ったら。それをどう解決したら「できるようになるか」を理解するんです。これが「わかる」。この二段階を経て、初めて実習なんですよ。ここを指導者は十分認識しないと。
岡田:でもな、そういう理屈がどんどんわかってきてさ、教え方もそれなりに巧くなっていくとするじゃない。それだけでも必ず、壁にぶち当たる。スポーツは人間の営みなわけだから当たり前と言えば当たり前だけど、「おい、頑張れよ」の一言だけで、すべて事態が解決できてしまうこともあるじゃない?

 岡田の言葉が物語るように、選手へのアプローチや、チームづくりに、「答え」はない。野球・ラグビー・サッカーと競技は違えど、その道で、闘い、結果を出し、また試行錯誤している彼らから学ぶべきことは、たくさんある。
(森下 茂)

出版元:日本経済新聞出版社

(掲載日:2011-11-01)

タグ:組織 チーム 指導 ラグビー サッカー 野球  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:勝利のチームメイク
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:勝利のチームメイク
e-hon

子どもに「体力」をとりもどそう まずはからだづくりだ!
宮下 充正

 子どもの体力低下というのは最近と思われている方も多いようですが、実は20年以上前から指摘され続けてきたことです。本書は子どもの世界的傾向から、子どもの成長について、また、その成長に合わせた指導者としての役割について書かれています。
 私自身が子どもと関わる機会が多く、子どもの運動能力低下の要因の1つとして、環境的な要因の大きさを感じています。大人となって感じることですが、子どものときにできた動作は大人になっても個人差はありますが、案外できるものです。しかし、やったことのない動作というのはまったくといってできないものです。やはり、「子どもに対してより多くのことを教えてあげること」が大切です。
 土台となるあるべき姿から子どもがありたい姿へと導ける指導。子どもに関わる指導者はもちろん、保護者の方にも読んでいただきたい1冊です。
(大洞 裕和)

出版元:杏林書院

(掲載日:2011-12-13)

タグ:指導 体力 教育   
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:子どもに「体力」をとりもどそう まずはからだづくりだ!
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:子どもに「体力」をとりもどそう まずはからだづくりだ!
e-hon

レベルアップする!野球 科学・技術・練習
石橋 秀幸

 著者の石橋秀幸氏は慶應義塾大学スポーツ医学研究センターの研究員。元広島東洋カープのトレーニングコーチで、ボストンレッドソックスにコーチ留学した経験を持つ。実際に本を読んでみても野球という1つのスポーツをさまざまなファクター、アクション、シチュエーションに分割し、随所に科学的知識やテクニックをちりばめながら、それらのトレーニング方法や指導方法を紹介している。
 しかし、スポーツ科学の教科書のような難しいことが細々と書かれているわけではない。全てにおいてサラっと説明するにとどめられており、できるだけ写真や図式で誰でも理解できるような構成になっている。基本的には研究者や医療関係者ではなく、スポーツ現場で働いているコーチや選手本人が読むために書かれてあるようだ。「この筋肉がこう動いて…」なんていう“うんちく”は抜きにして、とにかく野球がうまくなるためのトレーニングメニューがほしい、またはつくりたい人に適している本である。
(宮崎 喬平)

出版元:西東社

(掲載日:2012-02-07)

タグ:野球 トレーニング 指導   
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:レベルアップする!野球 科学・技術・練習
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:レベルアップする!野球 科学・技術・練習
e-hon

エースナンバーをつける科学的練習法
川村 卓 島田 一志

 ボールを速く投げるためにはどうすればいいか。本書で述べられている通り、左右の肩甲骨をくっつける(胸を張る)、体幹の回転の重要性、股関節のタメなどは、速いボールを投げる上で不可欠な要素であるだろう。
 また、本書では、「身体のつくり、感覚は人それぞれなので、その人の最適なピッチングフォームはその人だけのものだ」としながら、合理的なピッチング動作を科学的に分析してみると、気をつけるべきチェックポイントと、神経質に考える必要のない部分に分けられると言っている。今まで常識だとされていた指導が、実は成長の妨げになっていたというケースが野球界にはあると聞くが、本書では経験則だけでなく、科学的な裏づけがあってのものなので、安心して参考にできる内容になっているといえるだろう。
 最終章では、練習ドリルを図解も載せてわかりやすく紹介しているのだが、「肘を上げる練習」や「アーム投げを直す方法」など、まだフォームが固まらない子供に是非ともやって欲しい練習が並べてある。本書では、子供に指導する上で大切なことについて広く言及している。特に共感できたのは、子供のうちから色々な遊びやスポーツを経験すること、自分が行ったプレーを自分の言葉にする練習をすることの大切さについてであった。
(水田 陽)

出版元:恒文社

(掲載日:2012-02-15)

タグ:野球 指導 成長 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:エースナンバーをつける科学的練習法
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:エースナンバーをつける科学的練習法
e-hon

ベンチ裏の人間学 監督達の戦い
浜田 昭八

 本作はプロ野球の名監督7人(長嶋茂雄、仰木彬、星野仙一、大沢啓二、川上哲治、藤田元司、鶴岡一人)にスポットを当てている。著者である浜田昭八氏は、デイリースポーツ、日本経済新聞社の記者を経て、現在スポーツライターとして活躍している。豊富な取材体験から書き留められた文章には、称賛だけでは決してなく、ありのままの人間像が描かれている。采配の是非、フロントとの戦い、スター選手や不満分子の扱いなど、監督の仕事がいかに孤独であり、智力、体力、気配りが必要であるかを感じさせる。
「あの時代はあんなことがあったな…」と歴戦を振り返りながら、当時は決して表に出なかった監督の心情と照らし合わせて楽しめる一冊である。
(水田 陽)

出版元:日本経済新聞社

(掲載日:2012-02-17)

タグ:野球 ノンフィクション 指導   
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:ベンチ裏の人間学 監督達の戦い
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ベンチ裏の人間学 監督達の戦い
e-hon

スポーツ指導者のためのコンディショニングの基礎知識
山本 利春

 本書は学校や地域スポーツの指導者のために、コンディショニングの基礎知識を紹介し、解説されたものである。トレーナーの方々には基礎となる内容であるが、学校や地域スポーツ指導者の中にはコンディショニングについて誤った知識を持っている方も少なくなく、とくに日本ではコンディショニング=身体調整という意味でその言葉が使われ、スポーツ現場では、短絡的にコンディショニング=マッサージと誤解されていることもある。
 コンディショニングとは傷害対応も含め多くの身体づくりの方法であり、本書には実際の現場で必要な知識が盛り込まれ、指導者はこれが知りたかったと思える内容であると思う。受験前後の過ごし方、医療機関の選び方など他のコンディショニング書籍にはあまりなかった項目も参考になり、巻末の付録の本書内容をまとめた図解はいろいろと活用できそうである。
 著者はトレーナー的能力を身につけた指導者が存在することが日本のスポーツ現場における健康管理の底辺を広げることにつながると考えており、選手の教育を行える指導者が増えることが改めて大切と感じさせられた。コンディショニングを知らない指導者の方はまず入門書として本書を読みコンディショニングを知って選手の新たな可能性を引き出してほしい。
(安本 啓剛)

出版元:大修館書店

(掲載日:2012-02-17)

タグ:コンディショニング 入門 指導  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツ指導者のためのコンディショニングの基礎知識
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ指導者のためのコンディショニングの基礎知識
e-hon

勝利への「併走者」 コーチたちの闘い
橋本 克彦

 「勝ち負けだけを追求するのではない」では何をもってスポーツの目的とするのか? お金や名誉のため、自分の限界に挑戦するため、チームのため、人間としての成長のためなど、そこには選手の数だけ無限の言葉が並ぶ。
 しかし、著者の関心は別なところにある。「いったい人は、なぜ、どのように勝ったり負けたりするのか。その過程が描く曲線、ドラマはどのように生まれ、頂点を描くのか」
 著者は、選手の人間としての生き方の曲線を知りたいと思い、コーチを訪ね歩くことになった。なぜコーチかというと、選手が描く人間のドラマの当時者でありながら、一方ではもっとも客観的な観察者であり、一番近い目撃者がコーチだからだ。コーチこそが、スポーツ選手の描くドラマの報告者としてふさわしい、そんな思いからできたのが著書である。
 1978年サッカーワールドカップで優勝した、アルゼンチン代表監督のメノッティはこう表現する。
「世の中にサッカーなどは存在しないんだ。サッカーをプレイする人間だけが存在する。だからサッカーが進歩したというなら、それは人間の進歩にほかならない」
 勝ち負けを超越したもの、いや、勝つことにこだわるからこそ生まれる物話がいくつもある。
(森下 茂)

出版元:時事通信

(掲載日:2012-06-04)

タグ:ノンフィクション 指導  
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:勝利への「併走者」 コーチたちの闘い
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:勝利への「併走者」 コーチたちの闘い
e-hon

年齢に応じた運動のすすめ
宮下 充正

「生活習慣病、骨折・転倒予防に運動が必要不可欠であることは多くの人が周知している事実である。問題はいかに運動実践を促すかということ」と主張する筆者。医療費、介護費負担の対策があらゆる場で議論されているが、根本的な解決は「自立した生活が営める健康な体を有す人の割合を増やすこと」であり、それが長期的に見たときに医療費等の削減につながるのではないか。
 その有効な手段として運動の実践が挙げられるが、筆者が一番の問題と感じているのは「『本人の自覚』がなければ運動を実践することもなければ、成果を得られることもできない」ということだ。逆に言えば自覚が芽生えることが、健康への第一歩である。
 本書では「なぜ運動を行うのか?」「どういった成果を得ることができるか?」という根本的なテーマに沿った内容であるため、今までより運動への意欲がわいてくるはずである。
 また「プログラムの紹介が仕事ではない、いかに相手の意識を変え前向きなイメージを与え、運動を実践してもらうか」という指導者の役割・意義を再確認させてくれる一冊である。
(磯谷 貴之)

出版元:杏林書院

(掲載日:2012-06-04)

タグ:高齢者 運動指導 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:年齢に応じた運動のすすめ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:年齢に応じた運動のすすめ
e-hon

足が速くなる こけし走り
齊藤 太郎

 こけしとは骨盤、肩甲骨、姿勢の最初の1文字ずつとったもの。体育の授業や部活動で速く走りたいと願う子どもたちがすんなりと理解できるよう、要点を絞って簡潔に説明されている。写真モデルも監修者以外は子どもを起用しているので、イメージしやすいだろう。
 練習メニューにて狙い通りに姿勢を保ちつつ骨盤や肩甲骨を動かせているか、指導者や保護者が確かめる際のチェックポイントもついている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:池田書店

(掲載日:2012-10-10)

タグ:陸上 指導    
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:足が速くなる こけし走り
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:足が速くなる こけし走り
e-hon

トップアスリートを創る 日本体育大学アスリートたちの軌跡
日本体育大学学友会運動部 宮村 淳

 オリンピックなど、常に競技スポーツの第一線で活躍してきた日本体育大学のアスリートたち総勢21名にインタビューしてまとめた本。トップアスリート育成のためのノウハウ満載。指導者のみならず中・高校生にもお勧め。

A5判 250頁 2,500円+税
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2002-04-10)

タグ:インタビュー 指導 選手育成 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:トップアスリートを創る 日本体育大学アスリートたちの軌跡
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:トップアスリートを創る 日本体育大学アスリートたちの軌跡
e-hon

高齢者の機能アップ運動マニュアル
Elizabeth Best-Martini Kim A.Botenhagen-DiGenova 小室 史恵

 Elizabeth Best-Martini、Kim A. Botenhagen-DiGenovaが著した「Exercise For Frail Elders」の日本語版。虚弱高齢者および特別なニーズを持つ人のためのエクササイズプログラムの計画・実施方法が紹介されている。副題は『疾病・障害のある高齢者にも安全なエクササイズ』。
 計画をテーマとした第1部では、参加者、エクササイズプログラム、フィットネスリーダーについて、実施をテーマとした第2部では、初めにウォームアップを、心血管系持久力のためのエアロビックエクササイズ、筋力と筋持久力を鍛えるレジスタンスエクササイズ、クールダウン、エクササイズプログラムの作成についてそれぞれ解説している。
 とくに第2部は高齢者がモデルとなった写真でエクササイズが示され、詳しく書かれた安全に行うためのヒントは参考になる点も多い。

Elizabeth Best-Martini、Kim A.Botenhagen-DiGenova著、小室史恵監訳

2005年8月8月刊
(長谷川 智憲)

出版元:ナップ

(掲載日:2012-10-10)

タグ:運動指導 高齢者 トレーニング 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:高齢者の機能アップ運動マニュアル
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:高齢者の機能アップ運動マニュアル
e-hon

部活動指導者に贈る「指導心得83ヶ条」
土屋 幸一郎

心のバレー
「心のバレー」こと土屋幸一郎氏のことをご存知の方は、全国に大変多くいらっしゃることと思う。本書は、1992年に土屋氏が発刊した「心のバレー」の廃刊に伴い、続編として上梓されたものである。
 ここで改めて、著者土屋幸一郎氏のバレー指導者としての系譜を見てみよう。土屋氏は「教職について4年目の1971年に大栄町立大須賀中学バレー部の顧問に就任、『出ると負け』の状態から出発。1973年、地区大会優勝、県大会初出場。1975年、関東大会初出場」と破竹の勢いでチームを引っ張っていく。そして、「1976年には、千葉県大会初優勝を飾る」ことになる。以来「18年間の指導で、千葉県大会優勝10回・準優勝5回・3位3回」。ここまで読むと、とても恵まれた環境の下で著者は競技をされていたように勘違いしそうだが、実はむしろ劣悪とも言える環境の元で著者はこの栄光を手に入れたのである。「理屈は無用、情熱と信念で実績を作り、いっぱしの教祖様になれ。まねるな見るな独裁者たれ」。「アイデアは日常茶飯事の中にある。幼稚で単純・気楽・無責任な思考法が源泉」。これは、本書のタイトルにもある“83ヶ条”の条文の一部である。一見すると、やや宗教がかった言葉とも読み取れるが、解説を読んでいくと、これらが著者独特の経験哲学から生み出された言葉であることに気づく。たとえば“教祖様になれ”については、「指導者にカリスマ的な要素が必要だが、これは誰にも備わっているものではない。(中略)カリスマになれないまでも、近づきたいと思えば、子どもたちが納得するような結果を見通す目をもつことに努めることだ。(中略)これは『勘』ではなく『読み』で、実際には予言・透視力といった神懸かり的なものはないのだが、場合によっては神秘的な印象を与えることになる」といった具合である。評者もこういった“教祖”的発言は、確かに人やチームを導く力として必要だと思う。ある著名なマラソン指導者は選手に対してその日の大会のタイムをずばり予測し、選手を驚かせるとも聞く。これは決して著者の言うように指導者の超能力の成せる業ではない。毎日選手といると自然と見えてくる“風景”のようなものなのである。

褒めてやらねば、人は動かじ
 指導者と選手は、果たして何で結ばれているか。“心”? 本書のタイトルからしてみれば、こう結びたいところであるが、残念ながら違う。答えはコミュニケーションだ。ところが、このコミュニケーションが難しい。なぜなら、このコミュニケーションにはある性質が存在するからだ。それは、コミュニケーションをとろうとする二人が同時にしゃべることができないという性質だ。つまり、コミュニケーションをとろうとすると、片方は黙っていなくてはならない。スポーツの場合、この片方は多分ほとんど選手側であろう。つまり、指導者は選手をコミュニケーションによって拘束しているとも言える。“拘束”とは辞書的に解説すれば「相手の行動の自由を縛ること」である。指導者がする注意、指示すべてが選手を拘束する。こういった状況の中で、選手がのびのびと行動するためには、指導者自らが選手を拘束から解き放つようなコミュニケーションをとる必要がある。コミュニケーションとは、言語だけではない。非言語、つまり指導者自らの行動もまた立派なコミュニケーションである。選手に模範を示したり、一緒になってやることは選手を拘束せずにコミュニケーションをとる最良の方法なのかもしれない。「どんな子にも認められる言動(バレー技術には限らない)や、プレーはあるもので、『よし』と思ったら、即これを公表するか、見本を演じさせる」という著者も“褒める”というコミュニケーションで選手の拘束を解いているように見える。指導心得のひとつ「してみせて、言うて聞かせてさせてみて、褒めてやらねば人は動かじ」(山本五十六)の言葉を引用する著者の慧眼に敬服する。
(久米 秀作)

出版元:バレーボールアンリミテッド

(掲載日:2006-10-10)

タグ:バレーボール 指導 コーチング  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:部活動指導者に贈る「指導心得83ヶ条」
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:部活動指導者に贈る「指導心得83ヶ条」
e-hon

スポ-ツに言葉を 現象学的スポ-ツ学と創作ことわざ
山口 政信

宿題に追われて
 小学生の頃、夏休みを迎えて何が憂鬱かといって読書感想文と自由研究ほど憂鬱なものはなかった。嫌なものは当然早く片づくはずもなく、いつもギリギリになって大変な思いをしたものだ。
 読書が嫌いなうえに作文は下手、探究心もそれほど旺盛でない子どもがそのまま大きくなったらどうなるか? 苦労するに決まっているのだな、これが。
 ただし、大学生になってもそのことにまだ気づいていない。棒高跳びの大先輩による「ガーン! グーン! スポーン!」という大名言のせいでもあるのだが、このオノマトペ(擬声語)には棒高跳びのすべてが詰まっていると信じ、長じて感覚的なイメージだけで人間は理解し合えると思っていたからだ。
 しかしこれは実際に棒高跳びをやったことのある者、あるいは、その場にいて身振りを見ながら聴いた者でなければわかりにくい感覚なんですね。ちゃんと言葉を用いて表現しなければ普遍的に理解されることは難しい。それも感覚の異なる人たちに理解され、しかもできるようになってもらうためには、体育大学にいたときとは全く別のアプローチが必要なのだ。慌てて「身体」という語が入った本を買ってみたり、「哲学」だの「原理」だのという題のついた本を机に積んでみたり、と苦労が始まった。
 すると不思議なことに何かがわかったような気になったらしい。しかし己の無知を知らないというのは困ったもので、いまだわからないこと、知らないことばかりのくせに先日ある会でシタリ顔をして能書きをならべたて悦に入ってしまった。そこへ、柔和な顔をした優しそうな人がニコニコ近づいてきて、うちの雑誌に何か書きませんかなどと言うものだから、ついいい気分になって引き受けてしまったら、さあ大変、何の因果か小学生の夏休みと同じ思いをするはめになってしまった。締め切り当日になって書き始めたのだが、あ! もう日をまたいでしまった…。嗚呼、ついには陽も昇ってきたぞ!
 以上、ちゃんと勉強しておかないと大人になって恐ろしい思いをするというお話でした。

頭に柔軟性を持つ
 さて本書だが、『現象学的』立場からスポーツ現場に『言葉』さらには『創作ことわざ』を導入しようと試みたものである。「ことわざ」とは「生活の中から生まれ、むかしから伝わっていて、なるほどと思わせる、短いことば」(三省堂の国語辞典より)のことだが、それを『創作』するためには、自分にとっての「当たり前」や「常識」を見つめ直し、構築し直す頭の柔軟性が必要となる。
『現象学』とは、浅学を承知で言うならば、ある観察対象について観察者の主観を交じえずに記述しようとする態度のことである。いくら観察者が客観だと思っていても、そこには彼が育った社会的文化的背景、すなわち観察者にとって『当然と思っていたこと』が反映してしまうのだが、それを『一時的判断停止=エポケー』して『本質に迫る』こと、あるいは自分がある特有の立場でしか観察できていないことを認識したうえで考察をすることである。
 つまり、ここにバッタを甘露煮にして食べる県民がいたとしますね、それを見て「うえー! うちの県じゃこんなもの食わねえよ!」という気持ちをいったんカッコで括っておいて(すなわち、エポケー)素直に見つめ、相手の立場を尊重しようとする態度、ということであります。
 スポーツ(生徒、選手、技術、戦術)という現象を観察者(教師、コーチ、監督)が一方的に解釈するのでなく相互に理解する態度を養うことで、ありがちな体育会系縦社会の短所を払拭し、スポーツ現場でのコミュニケーションをより有機的なものにしようと本書は訴えているように思う。
「ガーンとやってグーンと行ってスポーンだって言ったじゃないか! 何で分かんないんだよ! ちゃんと俺の話を聴いてんのか? こんにゃろめ!」という経験をしたことがある人ならぜひ読んでおきたい一冊だ。
(板井 美浩)

出版元:遊戯社

(掲載日:2007-10-10)

タグ:言葉 現象学 オノマトペ 指導  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:スポ-ツに言葉を 現象学的スポ-ツ学と創作ことわざ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポ-ツに言葉を 現象学的スポ-ツ学と創作ことわざ
e-hon

「ム・ウ21あざみ野」の運動実践 姿勢習慣病克服のための理論と実践
長濱 隆史 山田 和彦

「メタボリックシンドローム」という言葉は広く認知され、その予防に関する書籍や情報を目にする機会は多い。本書もメタボリックシンドローム対策シリーズ①として発刊されたもので、NPO法人日本運動療法推進機構会員施設である、「ム・ウ21あざみ野」で運動指導を行っている山田和彦トレーナーが執筆している。
 しかし、本書は単にメタボリックシンドローム予防の運動を指導している本ではない。多くの中高齢者の場合、「運動しましょう」と言っても、なんらかの運動器に痛みを抱え、痛みから運動の継続意欲は低下してしまうことが多い。どうしたら運動を継続してできるようになるのか、山田トレーナーがまず着目したのは、個々の痛みの原因を探る方法として「姿勢」を見ることだった。まずは、主観的に姿勢を評価することから始める。そこで評価された姿勢からどのような症状が現れるかを示し、柔軟性を高め筋力を強化する箇所を指摘してくれる。さらに独自に考案した安定し効率のよい姿勢を獲得するための「姿勢習慣病克服体操」を実践編として写真で紹介している。「ズンドコ節」「マツケンサンバ」の曲に合わせた体操を収録したDVD付き。
(田口 久美子)

出版元:東京さくら印刷出版部

(掲載日:2012-10-13)

タグ:運動指導 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:「ム・ウ21あざみ野」の運動実践 姿勢習慣病克服のための理論と実践
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:「ム・ウ21あざみ野」の運動実践 姿勢習慣病克服のための理論と実践
e-hon

加藤健志コーチのプールサイドで速くなろう!!
加藤 健志

 水泳選手のためのトレーニングやコンディショニングを集め、豊富な写真を用いて解説している。身体づくりに重点を置いており、足首や肩甲帯の柔軟性を高めるための方法や、ストリームラインをつくるための安定性を高めるエクササイズが示されている。インデックスが両端にあり、章ごと、部位ごとの2種類で目的とするトレーニング方法にたどりつける工夫がなされている。
 泳法そのものにはとくに触れていないが、より速く泳ぐために必要な身体的特徴が、本書を通して浮かび上がってくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2009-12-10)

タグ:水泳 指導 トレーニング  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:加藤健志コーチのプールサイドで速くなろう!!
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:加藤健志コーチのプールサイドで速くなろう!!
e-hon

高齢者さわやか体操
石井 紀夫

 まず、高齢者の特徴を知るところから始まる。そして介護保険制度を学び、健康づくりの推進としてリハビリテーションへと進む。
 実技編では、この道の第一人者、石井千恵さん、竹尾吉枝さん、岡本正一さん、鈴木孝一さんが、それぞれの得意分野でさまざまなエクササイズを紹介している。写真もあって、指導のイメージがつかみやすい。この4人の先生方は、もっといろいろな手法を持っているので、これを機に調べてみても面白いだろう。
 少々高額だが、内容が濃い。これから先、ますますニーズが高まるであろう高齢者指導の幅が広がること間違いなし。
(平山 美由紀)

出版元:金原出版

(掲載日:2012-10-13)

タグ:高齢者 運動指導 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:高齢者さわやか体操
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:高齢者さわやか体操
e-hon

アンチエイジングフィットネス 40歳からはじめる加齢に負けないからだづくり
Marilyn Moffat Carole B. Lewis 福井 勉

 理学療法の立場から書かれたアンチエイジングのためのエクササイズ集である。特徴としては姿勢、筋力、バランス、柔軟性、持久力の要素別に身体の測定・評価ができるように用意されていることが挙げられる。
 これにより自分で自身のフィットネス要素を評価し、エクササイズメニューを選択して実施し、再度評価をすることができる。日常生活の中で気をつけるべき動作のポイントについても助言があり、長く健康的な人生を楽しむための運動を実践するうえで有用なガイドブックである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ラウンドフラット

(掲載日:2012-10-15)

タグ:アンチエイジング 中高齢 運動指導 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:アンチエイジングフィットネス 40歳からはじめる加齢に負けないからだづくり
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:アンチエイジングフィットネス 40歳からはじめる加齢に負けないからだづくり
e-hon

積極的マイナス思考のすすめ スポーツ指導の現場から発信する日本人のストレス耐性を高める新発想
友末 亮三

 積極的という言葉と、マイナス思考という言葉。互いに矛盾しているようにも思える。「積極的マイナス思考」とは、どん底まで落ちてしまった状態であるが、きっかけをつかめば積極的プラス思考に持っていけるというのである。さらに、日本人に合ったストレス耐性を高める方法であるとも。
 また、心身のうち「身」から入ったほうがよい、という「自然体」へと導く方法論が面白い。これが本書を特徴づけている部分であり、題名からは心の問題を扱っていると考えてしまうが、実際には身体のことについても多く扱っている。
 テニスのコーチング経験に基づいた男女の違い、体育会と同好会の気質の違いなど、20章にわたる身体感覚とメンタルの話題が集められており、興味深い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スキージャーナル

(掲載日:2010-10-10)

タグ:テニス 指導  
カテゴリ メンタル
CiNii Booksで検索:積極的マイナス思考のすすめ スポーツ指導の現場から発信する日本人のストレス耐性を高める新発想
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:積極的マイナス思考のすすめ スポーツ指導の現場から発信する日本人のストレス耐性を高める新発想
e-hon

ジュニアサッカーコーチングメソッド
平野 淳

 ゴールデンエイジと呼ばれる年代があり、神経系発達の著しい時期で将来のポテンシャルに大きく影響することは知られている。そんな大事な年代へのコーチングが具体的かつ豊富な経験談から綴られている。
 サッカーのコーチングにおいてジュニア期をさらにU-6年代、U-9年代、U-12年代と区切り解説してある。初めにジュニア期の全体を通した特徴やコンセプトについての総論、次に3つの年代の各論へと続き、理論の後に具体的なトレーニングメニューの紹介といった流れになっている。
 各年代での特徴や相違点などが、心理面と身体面の双方からはっきりと述べられておりわかりやすい。サッカーの指導はもちろんだが、土台となる人間形成における教育やトレーニングに対して楽しむ(Fun)という気持ちを育む重要性を念頭におき、その他の要素を展開している。
 著者の海外での豊富な経験から、日本と各国の違いや多様なトレーニングメニューが記載されている。トレーニングメニューはアレンジ次第で他の競技でも用いることが可能であり、ジュニア期を指導するさまざまな競技の指導者の方々にはぜひ、読みこなしていただきたい1冊である。
(池田 健一)

出版元:ベ-スボ-ル・マガジン社

(掲載日:2012-10-15)

タグ:サッカー ジュニア指導 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:ジュニアサッカーコーチングメソッド
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ジュニアサッカーコーチングメソッド
e-hon

世界でただ一人の君へ 新人類北島康介の育て方
平井 伯昌

 これは水泳コーチのみならず、部下を持つ人、子を育てる人、あらゆるスポーツの指導者、あらゆる芸術の指導者、人を育てることに関わる全ての人が読むべきドキュメンタリーである。
 2004年アテネオリンピック金メダリスト北島康介選手。今や誰もがその名を知るトップアスリートである。しかし、北島選手は最初から「金メダリスト」であっただろうか。生まれながらにして金メダルを取れると約束された人など、この世に誰一人として存在しない。では、なぜ彼は「金メダリスト」となり得たのか。彼と関わるすべての人、そして指導に当たった平井コーチが彼の能力を見出し、その能力を伸ばしたことにほかならない。
 そして、平井コーチの指導から見えるコーチングの神髄とは人間性である。人を育てるときに、何よりも見落としてはならないものではないだろうか。金の卵を育てるためには、相手を信じ、相手とともに長期戦を戦い抜く努力と根気を惜しんではいけないことに気づかされる1冊である。
(梅澤 恵利子)

出版元:幻冬舎

(掲載日:2012-10-15)

タグ:水泳 指導 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:世界でただ一人の君へ 新人類北島康介の育て方
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:世界でただ一人の君へ 新人類北島康介の育て方
e-hon

キッズテニス 「好き」を見つける 「楽しい」を育む
伊達 公子

 キッズテニスのメニュー例が示されているが、ハウツー本ではない。本書は、なぜキッズテニスなのか、キッズテニスを通じて何をどうしたいのか、という著者の考えが詰まっている。その答えの1つとして「総合型地域スポーツクラブ」が挙げられており、著者はそれを理想としている。
 しかし、本書の発行は2004年。末端のスポーツ現場にいる私は、現在、総合スポーツクラブは早くも転換期にきていると感じている。地域に根づいた多種目多世代コミュニティーとしての「総合型地域スポーツクラブ」が提唱され、行政の後押しもあって各地で競うように設立されたが、理念のみが先行し、運営が立ち行かなくなるクラブや矛盾を抱えて立ち往生しているクラブが増えてきている。そして、これからはクラブの淘汰・再編・統合が進むだろうと感じている。
 なぜ、そうなってしまったのか? 多くの総合型スポーツクラブはその目的が「総合型スポーツクラブの設立」だったからだと思う。総合型スポーツクラブを通して何をしたいのか、という目的も無くただヨーロッパのシステムを模倣した結果なのだろう。
 また、「子どもの頃はいろんなスポーツをやるとよい」と言われ、スポーツクラブを掛け持ちする親子も多い。親も子もヘトヘトだ。さらに指導者も困る。うまいけど他のクラブとの掛け持ちで練習を休みがちな子と、下手だけど毎日真面目に練習にくる子と、さあ、先発メンバーに選ぶとしたらどっち? 確かに「総合型スポーツクラブ」なるものが各地に存在するようにはなった。しかし、どこかで何かを履き違えてしまったような気がする。果たして、著者が見た夢は実現したのだろうか。そんなことを考えながらこの本を読んでみるのもよいと思う。
(尾原 陽介)

出版元:岩波書店

(掲載日:2012-10-15)

タグ:総合型スポーツクラブ ジュニア指導 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:キッズテニス 「好き」を見つける 「楽しい」を育む
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:キッズテニス 「好き」を見つける 「楽しい」を育む
e-hon

日常生活で「導具」を使った健康体操
春山 文子

 昔からお手玉や独楽(こま)、竹馬など道具を使った遊びというものはたくさんあります。子どもはいろいろなものを使いながら遊びを通して自然と身体を動かしていますが、大人になると身体を動かす機会が少なくなってしまいます。ましてや昨今では、生活様式も変化し、便利な世の中になり、布団の上げ下ろしをする家庭も少なくなり、指一本でいろいろな作業ができるようになってきています。その結果、体力は低下し、物を扱う能力も低下してしまうのは当然のことだと考えられます。
 本書は、手具を使うと身体の筋肉をより使う、モノの扱い方で出来映えの確認ができるなどの特性を生かして、身の回りにあるものを使った体操が紹介されています。
 1つの物の使い方には、掴む、持ち上げる、投げる、跳び超える、潜る、その他にも数えきれないくらいさまざまな使い方がありますが、それを行うだけではなくて、それらの使い方を創造することも脳にとっては十分な体操になります。実技編では、ひもや新聞紙など身近にあるものを使った動きを図解しながら詳しく説明されているので、わかりやすくすぐに使える本であると思います。
(大槻 清馨)

出版元:文芸社

(掲載日:2012-10-16)

タグ:運動指導 体操 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:日常生活で「導具」を使った健康体操
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:日常生活で「導具」を使った健康体操
e-hon

中高年・疾病予防(健康づくり)のための運動の実際
愛知医科大学運動療育センター 丹羽 滋郎 野口 昌良

 世界有数の“長寿国”日本。高齢社会を迎えた今、いかに“健康で長生きするか”が求められる現代。本書は、“健康寿命”を延ばすための運動指導を中心に、各疾患に対する栄養指針まで盛り込まれた一冊である。
 一見とっつきにくいが、中身は表や図、写真が多く使われ、視覚的にも訴えてくるものがあり非常にわかりやすい。また、健康づくりのための4つのキーワードを掲げ、実施者本人が個人の目標を持ち無理なく継続してできるような内容が多い。明日からすぐに使えるような運動が紹介されており、方法や留意点についても細かく記され、とても実践的で現場に即した内容となっている。
(藤井 歩)

出版元:全日本病院出版会

(掲載日:2012-10-16)

タグ:運動指導 健康  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:中高年・疾病予防(健康づくり)のための運動の実際
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:中高年・疾病予防(健康づくり)のための運動の実際
e-hon

オリジナルワーキング
高橋 宣行

 指導現場において、誰しもが一度は思う言葉、口にする言葉があるであろう。「指導現場は教科書通りにはいかない」「指導現場は理論通りにはいかない」…、というような言葉である。そして、この問題を解決するためには、トレーニングの原理・原則といった「科学的根拠」から、よい意味で、一時離れてみる必要があるのではないだろうか。
 私は本書を、指導現場のトレーニング指導者やアスレチックトレーナー、チーム運営を統括する監督・ヘッドコーチといった、さまざまな立場の方に紹介したいと思っている。本書は、博報堂制作出身者が、一般ビジネスパーソン向けに「仕事の仕方」を提案したものである。私は、本書で紹介されている仕事の仕方に対する考え方が、競技スポーツの現場において参考になり、大変有効だと考えているのである。
 なぜなら、広告という仕事は、依頼主と生活者の間に位置し、両者にとっての最良の提案をすることを必要とする、「課題解決屋」であると考えるからである。この立ち位置は、選手の傷害予防や競技パフォーマンス向上に貢献するトレーニング指導者の立場と全く一緒である。そして、その解決過程における物事の考え方は、チーム運営に関わりを持つすべての人間に対して有効だと実感したからである。
 本書の大きな目的を凝縮すると、「人間力の向上」ということになるであろう。人間力とは、物事に対する考え方と、それに基づく行動のことである。これらの要素を最適なものにするために、「知る」→「想う」→「創る」→「動く」という段階を経て説明しており、最終的に、「独創的・創造的な仕事ができる人間」を目指そうとしているのである。
 この全体の流れをスポーツ現場に当てはめると、シーズン開始における「キックオフミーティング」が頭に浮かぶ。次のシーズンの目標達成にむけて、現状を知り、さまざまな思いを巡らせながらイメージを形にしていく。そして、選手とともに動くことで、目標達成に向けて歩みを進めるのである。本書の特徴は、このようなことに関しての具体例が大変豊富であることも挙げられる。具体的な事例として、「植物物語(ライオン)」「ポッキー(グリコ)」「BOSS(サントリー)」…など、誰もが聞いたことのある身近な事例を用いて、そのコンセプトから商品開発、商品改善までの流れが非常にわかりやすく紹介されているのである。これは、競技スポーツチームの導入期・成長期・維持期・衰退期における状況打開策のヒントにもなるであろう。
 また、この手のコンセプト系、戦略系の書籍にしては大変読みやすいのがありがたい。100ページ前後であり、図解も豊富で、手書きの部分も多いことから、非常に親しみやすいものにもなっているのである。私自身、本書のお陰でコンセプトというものを楽しく理解することができたと同時に、実際のコンセプトメイキングに大変役立った経験がある。個人的に手放したくない一冊であるし、同じような悩みを持つ方に是非紹介したい一冊である。なお、他にも著者のシリーズが存在する。トレーニング指導やチームの運営・マネージメントに課題を抱えている方にはお勧めのシリーズである。
(南川 哲人)

出版元:ディスカヴァー・トゥエンティワン

(掲載日:2012-10-16)

タグ:指導 マネジメント 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:オリジナルワーキング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:オリジナルワーキング
e-hon

投球論
川口 和久

 元プロ野球選手として活躍した著者が、その現役時代について実際の結果から自身を分析し論を進めている。コーチや監督などとの出会いから投手として変わっていく様子が映し出され、そこには表舞台からは見ることのできないさまざまな苦労や努力が感じられる。同時に当時の心境も語られており、豪快な部分と繊細な部分を表している。
 また、広島カープから読売巨人へと移籍を経験し、練習法や選手育成など双方の球団の特徴と異なる点なども語られており、興味深い内容であった。
 現役時代の川口氏は三振かホームランかをかけて勝負を挑むような投手としての醍醐味があり、ファンとしては最も面白い投球であったと思う。当書をきっかけに川口氏のような投手が今後のプロ野球に生まれ、活躍することを期待したい。
(池田 健一)

出版元:講談社

(掲載日:2012-10-16)

タグ:野球 指導 
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:投球論
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:投球論
e-hon

フィットネス・インストラクターの実務
日本エアロビックフィットネス協会

 instructor という単語を辞書で引くと、当たり前かもしれないが教授者、教師、指導者etc…といった訳が当てられている。参考までに、coachやtrainer という単語も引いてみる。やはり、指導員や訓練者といった日本語訳が記載されている。慣習的に、とくに一般者を対象とするフィットネス指導の現場においてはインストラクター=スタジオやプールでのレッスン指導者、トレーナー/トレーニング・コーチ=ジムでのトレーニング指導者、といったイメージで分類されてしまっている感があるが、その言葉をこうして改めて見直してみても、同じ“指導者”であるという根本部分はやはり変わらないということが言えるだろう。
 本書は、そのフィットネス“指導者”としてのインストラクターの実務・実像をわかりやすく解説したものである。スタジオレッスンはもちろん、アクアレッスン、トレーニング指導などの領域にまたがってそれぞれの職務内容、指導者資格とその認定団体、取得方法とその費用などを具体的な数字や資料をふんだんに用いながら紹介し、アドバイスしてくれている。とくに、養成過程を経て実際にプロとしての現場に立つまでの経緯や指導料金(フィー)の設定と内訳、フィットネスクラブだけでなく公共施設や大学などさまざまな指導現場の実状などなど、逆に先輩指導者や仲間同士では互いに聞きづらいような内容にまでしっかりと踏み込んでくれているのは貴重である。
 たとえば、アスレティックな現場に対してフィットネスの現場においては他部署間での指導員の連携(スタジオインストラクターとスイミングインストラクター、トレーニング指導員がクライアントのコンディション情報のやり取りを行うなど)がまだまだ少ないという問題もあるが、各指導職を横断的に解説してくれている本書を参考に、お互いがお互いの背景により詳しくなることはそれらをブレイクスルーするための大きな一助ともなってくれることだろう。
 これからこの業界を目指す若者向けと思われがちかもしれないが、われわれのようにすでに現場に立たせていただいている“指導者”も一度は目を通してみることをお勧めしたい一冊である。
(伊藤 謙治)

出版元:日本プランニングシステム

(掲載日:2012-10-16)

タグ:運動指導 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:フィットネス・インストラクターの実務
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:フィットネス・インストラクターの実務
e-hon

運動療法と運動処方
佐藤 祐造

 健康を高めるためには運動を! 生活習慣病対策はまず運動から! 多くのメディアが健康のための情報を多く発信し、多くの人が健康のために運動を実践しています。しかし、現実には日本人の死亡原因の上位が生活習慣病とされるガンや心疾患、脳血管疾患です。それ以外でもリハビリテーションやダイエットなど健康のためにしている運動が長続きしない、効果が感じられないという声を聞きます。
 これは運動をされる方が、より自分にあった運動療法、運動処方が多すぎる情報とすぐに結果を出さないといけないという思いが強く、継続した運動ができていないことも影響していると感じます。
 本書は運動を支援するための実践的知識や救急対応、または特定健診・保健指導にも対応できるエクササイズガイドや整形外科疾患に関しても多く書かれています。
 すぐに結果を出さないといけないという社会的風潮が強いですが、大切なことは結果を出すのはもちろんのこと、より長いスパンで継続的に運動を続けることです。小さな目標を達成し、自立できる環境をつくってあげることができる指導者のサポート力が必要になってきます。
 その人のニーズにあったサポート方法を見つけ出すために力になってくれる一冊です。
(大洞 裕和)

出版元:文光堂

(掲載日:2012-10-16)

タグ:運動指導 運動処方 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:運動療法と運動処方
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:運動療法と運動処方
e-hon

身体障害者のためのスポーツ指導 身体不自由編 視覚・聴覚・言語障害編
大阪市障害更生文化協会

身体障害者のためのスポーツ指導 身体不自由編
身体障害者のためのスポーツ指導 視覚・聴覚・言語障害編

 身体障害者のスポーツは、リハビリテーションとしてのみならず、広く楽しむスポーツとしても行われるようになってきた。ここに紹介する2冊は、「市民スポーツの指導者が積極的に障害者を受け入れ、みんなの中で、いっしょにスポーツの指導をすすめていくための資料として」作成されたものである。
 発行所である大阪市身体障害者スポーツセンターは、昭和49年、在宅の身体障害者のために、家族ぐるみで気軽に利用できる総合的スポーツ施設として開設されたもので、開館4年半で利用者は延べ50万人にのぼるという。その4年半の事例を中心にまとめられているが、「あとがき」にある通り、「身体障害者が一市民としてみんなのスポーツの輪に入れることを願って、市民スポーツの指導者と養護学校のみならず、すべての学校の先生方に参考としていただきたい」ものである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大阪市身体障害者スポーツセンター

(掲載日:1981-12-10)

タグ:運動指導 身体障害者 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:身体障害者のためのスポーツ指導 身体不自由編 視覚・聴覚・言語障害編
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:身体障害者のためのスポーツ指導 身体不自由編 視覚・聴覚・言語障害編
e-hon

卓球・勉強・卓球
荻村 伊智朗

 これは「岩波ジュニア新書」の1冊である。“ジュニア”だからといって軽んじてはいけない。それどころか、監督・コーチ・選手、スポーツに関係している人すべて、年齢を問わず、ぜひ読んでいただきたい。率直にいって、感動した。
「1985年、ロンドンで行なわれた第21回世界卓球選手権大会で、私は男子シングルスに優勝することができました。そして、ベルリン、パリなどを転戦して帰国しました。/帰国してから、日劇の地下のニュース映画劇場で私の映画をやっているというので見に行ったのです。そうしたら、当時の日本人のスポーツに対する感情をよくあらわしていると思うのですが、私がカップをもらうシーンが出てきたときに、観客がスクリーンに向かって拍手をはじめて、しかも立ち上がって拍手をするのです。私だけ座っていたら、『こいつ、つめたい男だな』という感じでジロジロ見られるので、私も立ち上がって自分に拍手をしてしまいました。そんな思い出があります。/その映画館のくらやみのなかで、『ああ勝ったんだな』ということと、『こんなにも喜んでもらえるのだったらもっとがんばらなければいかんな』という感じがしました。/私は山を登るのも好きです。3000メートル級の山を登って降りてきたときに振り返ると、『ああ、あの山に登ったんだな』という感激があります。そういう感激を日劇の地下で味わいました。/それがその後ずっと卓球をやるようになった一つの原因でもあると思います」(プロローグ全文)
 あえてプロローグ全文を引用したのは、このほんの“味わい”を少しでも理解していただきたいからである。“ジュニア”向けであるから表記、表現に難しいところはほとんどない。しかし、人を引きつけてぐんぐん読み進めさせ、途中何度も感動させられ、また感心もさせられる。そういう本を書くのは並大抵のことではない。
 いうまでもなく著者は、卓球の世界チャンピオン(1954年、初出場で優勝)であり、現在も日本卓球協会の役員(専務理事)、国際卓球連盟会長代理として、国内、国外を問わず活躍している。世界20カ国以上でコーチとしての指導経験もある。
 第二次世界大戦直後、著者高校1年生のとき、屋根が1/3くらい焼けた学校の体育館で放課後、2人の上級生が手製の卓球台で「きれいに大きなフォームで打ち合っている姿を電燈のつかない薄暗がりの中で見て『ああ、いいものだなあ』と思った」。それが卓球を本格的に始めようとした1つのきっかけだった。こういう思いを持つスポーツマンはきっと少なくないだろう。
 今では考えられないことだが、それから著者らが都立西高に卓球部をつくろうとしたとき、いわば男のやるものじゃないという考えもあり、終戦直後のお金や資材のないこともあり、校長の全面的な反対にあう。しかし、結局は①部室をやらない、②卓球台を買ってやらない、③予算をつけないという3つの条件つきで部の創立が認められる。驚くべきことに、それから、6年後、著者はロンドンでの世界卓球選手権大会男子シングルスで優勝するのである。しかも、当時の早稲田大学副キャプテンに1時間くらいみてもらったあと、「萩村君、悪いことはいわないから卓球だけはやめなさい」「第一に、君には素質がない。第二に、君は顔色もそんんなによくないので、室内スポーツの卓球を一生懸命やると必ず肺病になって死ぬ」といわれたにもかかわらずである。そういわれ著者「素質がないんだったら、とにかくもう努力しかないな」と思い、また「環境を絶対に清潔にしよう」と思ったという。素直に先人の言葉を聞き入れ、ではどうすればよいか、自分なりにしっかり考え結論を出していく。そういう姿が以後も展開されていく。優れたスポーツマンに共通してみられる姿を私たちはそこにみる。卓球台が少なく、練習相手もいないときがある。それでもそれなりに方法を見出していくのだ。相手がいないときは(都立大時代)、1人で卓球台の向こうに万年筆のキャップを置いて、それをスピード・サーブで打ち落としたり、垂直の壁にダイレクトにボールを打ち、それを打ち返す練習をした。壁は絶対ミスをしないし、強く打てばそれだけ強く返る。最初は2〜3球しか続かなかったのが2年で100球くらい続くようになった。これは人間相手より速いペースで、この練習の後、夜人間相手にやると余裕がかなりあったという。「スポーツにしても芸事にしても、一番大切であり、一番厳しく役に立つ練習は一人練習だと思います」。この言葉に納得する人も多いだろう。
 こうして数々のエピソードを拾い上げていってもきりがないが、国内・国外の大会で200回以上優勝という輝かしい実績を持つ筆者が、不利・不備な環境を克服し、ひたすら卓球に情熱を懸けていく姿は、どのスポーツにもいえるスポーツマンとして最も価値あることを示してくれる。そして、書名が示す通り、著者は広い意味で勉強もする。人はなぜスポーツをするのか、スポーツに情熱を燃やすとはどういうことなのか、スポーツの持つ素晴らしさを、読者は改めて知り、考えることだろう。
 書評子は、恥ずかしい話だが、卓球というスポーツがあまり好きではなかった。偏見を持っていた。しかし、こういった優れた書を読むと、自らの愚さを改めて思い知らされ、偏見がいかに狭量であるかがわかる。人並みに本は読んでいるつもりだが、間違いなくこの本をおすすめすることができる。もちろん“ジュニア”にはぜひとも読んでいただきたいし、大人の方々にも目を通していただきたい。 この欄で紹介したい話はほかにも数多くあるが、限られたスペースである。求めやすい価格でもあるので、ぜひ手にとっていただきたい。優れたものにせっする喜びが味わえる本である。
(清家 輝文)

出版元:岩波書店

(掲載日:1986-04-10)

タグ:指導 卓球  
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:卓球・勉強・卓球
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:卓球・勉強・卓球
e-hon

日本一への挑戦 伝説の釜利谷高校男子バレーボール部の秘密
蔦宗 浩二

 日本一になるために、どうすればよいか。効果の高い練習内容、選手の起用方法、勝負に対する心構え、チームメンバーの性格の把握、ムードメーカーのつくり方など、具体的な記述を中心に、その思想が語られる。公立高校の部活ではあるもののスカウト、練習試合、海外遠征まで行っているが、それらはすべて勝つためにつながっている。日々の努力が日本一を狙ううえで必須となるようだ。
 根幹となる部分はバレーボールのみではなく、チーム運営に携わる方にとって参考となる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:バレーボールアンリミテッド

(掲載日:2007-11-10)

タグ:バレーボール 指導  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:日本一への挑戦 伝説の釜利谷高校男子バレーボール部の秘密
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:日本一への挑戦 伝説の釜利谷高校男子バレーボール部の秘密
e-hon

スポーツトレーニングの常識を疑え
日本トレーニング指導者協会

 タイトルでは「常識を疑え」、また目次をみても、「“ベンチプレス&スクワット信仰”を疑え」などと刺激的な言葉が並んでいる。しかし、内容的には理にかなったことを行おうというものであって、決して従来のトレーニング方法を単純に否定するものではない。前書きににあるように、新しいアイデアや仮説が生み出され、検証されていくプロセスは「教条主義とは無縁の、素朴な疑問や眼前の事実を大切にする、ある意味で『勇気ある』コーチによってのみ進められていく」(長谷川裕氏)という立場から、誤解されやすいトレーニング方法や理論に対して、正しい理解を促し、最新の考え方に触れてほしいというメッセージが込められている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2007-12-10)

タグ:指導 トレーニング  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:スポーツトレーニングの常識を疑え
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツトレーニングの常識を疑え
e-hon

女子スポーツ・ハンドブック
日本体育協会

「女性の時代」とか「女子どもの時代」といわれる。男女雇用機会均等法なるものも制定された。逆にいえば、男、大人、それを合わせた「大人の男」の影は薄い。あるいは、「大人の男」であることは難しい、または珍しい。男である書評子の私論がかなり露骨かもしれない。が、つまりは、女性のことを考える場合、それは逆に男性(どうもこの表現には抵抗がある。どうして男、女といった簡潔な表現が野卑なイメージを帯びるようになったのだろうか)のことも考えることになるということだ。話がそれたが、女性がテーマになりつつあるのはスポーツの世界も例外ではない。女性とスポーツに関する雑誌の特集はこれまでに何度も試みられてきたし、シンポジウムのテーマになったこともある。だが、わかりやすいガイド・ブックの類では、日本ではあまりみられなかったのが現実である。本書『女子スポーツ・ハンドブック』は、表紙も優しくスマートだが、内容もQ&A形式で親しみやすい。自分に関心のあるQの項を選び読むのもいいが、この分野に関わっている人、あるいは興味ある人なら、一通り読まれることをお勧めする。
 構成は「主な目次」の項に示した通り、Qを①心理的・コーチング的側面、②運動生理的側面、③一般的・社会的側面に分け、①で30項目、②で52項目、③で16項目を収録している。そのそれぞれのQに対し、各専門家が答えるわけだが、本書発刊に至るまでの経緯を簡単に記すると次のようになる。
1900年 オリンピック・パリ大会でテニスとゴルフに女子選手が初参加
1912年 同ストックホルム大会で水泳が女子種目に加わる。
1928年 同アムステルダム大会に陸上競技、体操、フェンシングが女子種目に加わる。
1964年 同東京大会にバレーボールが女子種目に加わる。
1976年 同モントリオール大会にバスケットボールとハンドボールが登場。
1981年 日本体育協会競技力向上委員会で、国際競技力向上長期総合強化計画の一環として「女子スポーツ強化対策プロジェクト班」設置。依頼、スポーツ科学委員会女子スポーツ対策研究班、学識経験者の協力とともに、現場の指導者、選手の意見も採り入れ、各種検討がなされてきた。
 こうして、女子スポーツの指導者、選手の参考書として、本書が刊行されたわけである。
 編集委員は、嘉戸脩、小谷望、杉原隆、山川純の各氏。執筆者は、跡見順子、荒井貞光、石井源信、大野美沙子、海野孝、加賀谷淳子、嘉戸、金子正子、川原貴、今野和明、沢田和明、杉原、清和洋子、塚原千恵子、土ヶ淵竹志、荻原美代子、浜松ヨシ江、山田重雄、吉田敏明の各氏(姓のみは編集委員)。
 一通り読み進んでいくと、私たちは「男だから」「女だから」と容易に短絡した物の見方、考え方をし、それが科学的根拠がないどころか、単なる偏見であることが多いのを知る。男性と女性では、心理的、運動生理的、社会的に何がどう違うのか、違うからどう対処しなければならないのか、まずこういった本で客観的に捉えておくことが大切だろう。女子の指導者が男子であることは珍しくない。選手に男女があるように、指導者にも男女がある。男対男、男対女、女対女の3つの組み合わせは、指導者対選手にも生じるわけだ。また、単なる男女差だけでなく、個人差もある。言語的な能力は女子のほうが優れていて、迷路や幾何学的な図形の分割や構成、二次元や三次元の空間判断などといった空間関係の理解・認知能力では女子は男子に劣るという比較的一貫した結果が得られている(P3より)とはいえ、それも個人差があり、「男だから」「女だから」と一概にいえないのは、日常生活を通じて誰もが知るところである。
 これまで、スポーツといえば、多くは男子の参加するものであり、女子選手の参加、増加は比較的近年のことである。したがって、どうしても「男社会」的な要素が強かったスポーツだが、人間の半分は女子という明白な事実から、逆に女子とスポーツというテーマへの関心が高まっているといえるだろう。また、女子とともに、子どもとスポーツというのも近年関心の高まりつつあるテーマである。これも大人の男を中心にスポーツが語られてきたからとみることができるのではないだろうか。スポーツは老若男女のものであるから、老人とスポーツというテーマも今後急速にクローズ・アップされていくことだろう。その意味で、本書は決して特定の読者を対象とするのではなく、スポーツあるいは人間社会全体の問題を扱っている。




主な目次

〔心理的・コーチング的側面〕
Q1 知的能力や性格の面で、女子と男子にはどのような違いがありますか〜 Q30 思春期以前の女子選手のコーチングが心理的な面で、どのような配慮をすればよいですか

〔運動生理的側面〕
Q1 小学生からトレーニングを始めると、初潮に何か影響がありますか〜 Q52 運動あるいは試合の前の食事は何がよいですか

〔一般的・社会的側面〕
Q1 女子選手のスポーツ参加にはどのような特徴がみられますか〜 Q16 女子選手の一般的な練習時間と練習内容はどのようなものですか。また、その理想的な姿は

〔座談会〕
1985年11月東京国際女子マラソンを振り返って
(清家 輝文)

出版元:ぎょうせい

(掲載日:1986-06-10)

タグ:女性 指導  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:女子スポーツ・ハンドブック
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:女子スポーツ・ハンドブック
e-hon

タスキを繋げ 大八木弘明 駒大駅伝を作り上げた男
生江 有二

 箱根駅伝は新年の風物詩であり、テレビ中継では常に高視聴率で非常に人気のあるスポーツイベントである。毎年、数々のドラマが生まれ、選手の汗と涙は私たちの胸を熱くする。では、各大学の監督は、どのようにチームづくりをしているのだろうか?
 本書は、下位に低迷していた駒沢大学を強豪校に作り上げた大八木弘明監督を2007年から2008年まで追ったノンフィクションである。なぜ大八木監督が就任してから、常勝チームと言われるほど強くなったのか。本書を読み終えると、なるほどと納得できる。そこには、大八木監督の「速いチームではなく、強いチームを!」という情熱と、「記録だけではなく人間的に強い選手になって欲しい」という選手への愛がある。
 駒澤大学への密着取材を基に、各関係者へのインタビュー、大八木監督自身の歩みなど、著者の丁寧な取材がうかがえる。駅伝シーンは臨場感にあふれ、読みごたえも十分である。本書によって、大学駅伝をまた違った視点から見られるようになっており、よりいっそう大学駅伝を楽しめるようになる。次の大学駅伝のシーズンが待ち遠しい。
(久保田 和稔)

出版元:晋遊舎

(掲載日:2013-10-22)

タグ:駅伝 指導者 
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:タスキを繋げ 大八木弘明 駒大駅伝を作り上げた男
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:タスキを繋げ 大八木弘明 駒大駅伝を作り上げた男
e-hon

指導者バカ
西村 卓二

 この本の筆者西村卓二氏は、ご存知の方も多いとは思いますがアテネオリンピック卓球の女子ナショナルチーム監督をされていた方であります。卓球女子ナショナルチームの活躍は、先日のロンドンオリンピックの結果も見てとれるように輝かしいものであります。無論積み重ねが大きな飛躍につながったことは言うまでもありません。以前から関わってこられた筆者には、いろいろな苦労もあったと感じています。さらに筆者は女子指導の経験が多く、本格的に女子指導をし始めた私個人としても、共通する立場にある者として、難しい局面や悩みなども照らし合わせながら読むことができました。
 本書はおおまかに「指導者哲学」「選手との関わりかた」「現場主義」「練習と試合とは」「叱る」「女性に教える」「ナショナルチームの経験」という7つの構成で展開され、「人を育てる」重要性を説いています。
 筆者も指導者という立場から、まず指導者の必要なこととして、自分の立ち位置、育成しようとする心構え、つまり信念、哲学が必要と説いています。ごく当たり前のことかもしれませんが、本書にも「人間を作る」というフレーズがよくでてきますように、指導をする以前にふさわしい人間でなければならないということであります。私自身、指導者としての経験をそれなりに重ねた今、信念、哲学というものの必要性を痛感させられます。
 加えて「女性を教える」という難しさの悩みは同感するものが多く、気づきをたくさん頂けました。そのひとつとして、物事の捉え方であります。男女に違いがあることを私自身も感じています。たとえばできないことを考える場合に「何ができない」「誰ができない」の違いが生じることは私の経験上も多かった事例であります。だからこそ叱り方ひとつも十分配慮しなければいけないことは実感もあり、ヒントも多く得られました。そのヒントとは「攻めの指導」と「待ちの指導」にあたります。言葉で気づかせたりするような攻めるということは比較的しやすい行為だと思います。しかし待つことは本当に難しいと思います。なぜなら物事に立ち向かわせる時間、つまり考える時間や体験させる時間を含めて待つことは指導者にとってハードルの高いことと思っています。待つという能力は、よき指導者として大きなウェイトを占めることは間違いないと確信しました。
 そして競技者としての本当の強さとは、「技術」「鍛えられた心」を持ち合わせること。つまりその指導者は両者を与えられる人間かつ人間性を持ち得た人間でなければならないと考えます。それはいろいろな方向に「バカ」になれることであり、決してそのことしかできない「バカ」でない「指導者バカ」という存在にならなければと感じられた本であります。
(鳥居 義史)

出版元:日本経済新聞出版社

(掲載日:2013-10-28)

タグ:卓球 指導 育成 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:指導者バカ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:指導者バカ
e-hon

一流を育てる
朝日新聞be編集部

いったい、人を育てるっていうのはどういうことだろう。そもそも人が人を育てることができるのだろうか?
 指導者の端くれとしてそんなことを考えるときがある。もちろん、指導者次第で選手やチームは大きく変わるのは間違いない。しかし、指導者は決して自分が育てたから選手が強くなったなどとは思うべきではない。
 言葉を変えて言えば、勝手に選手が育ったのである。そう思うべきであると私は思う。だから、こういうやり方をしたら一流選手を育てられるなんていうマニュアルはないのだと思う。あるとすれば、そこに本気で選手のことを考えている指導者がいて、そこに本当に強くなりたいと思っている選手がいる。それだけのことなのだ。
 その数々の、現場での指導者と選手の試行錯誤を紹介してくれている。この本を読み改めて思う、「一流を育てる」ハウツーなどはないってことを。
(森下 茂)

出版元:晶文社

(掲載日:2013-12-18)

タグ:選手育成 指導 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:一流を育てる
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:一流を育てる
e-hon

「弱くても勝てます」 開成高校野球部のセオリー
高橋 秀実

 言わずと知れた、超進学校開成高校の野球部の話である、これが面白い、実に面白い!
 監督である青木がバッティングについてこう話す。
「打撃で大切なのは球に合わせないことです。球に合わせようとするとスイングが弱く小さくなってしまうんです。タイミングが合うかもしれないし、合わないかもしれない。でも合うことを前提に思い切り振る。空振りになってもいいから思い切り振るんです。ピッチャーが球を持っているうちに振ると早すぎる。キャッチャーに球が届くと遅すぎる。その間のどこかのタイミングで絶対合う。合うタイミングは絶対あるんです」
 著者の高橋は、この言葉から正岡子規の語る野球の原型「打者は『なるべく強き球を打つを目的とすべし』」、を思い起こす。
 青木監督はこんなことも話す。「野球には教育的意義はない、と僕は思っているんです。野球はやってもやらなくてもいいこと。はっきり言えばムダなんです。これだけ多くの人に支えられているわけですから、ただのムダじゃない。偉大なるムダなんです。とかく今の学校教育はムダをさせないで、役に立つことだけをやらせようとする。野球も役に立つということにしたいんですね。でも果たして、何が子供たちの役に立つなんて我々にもわからないじゃないですか。社会人になればムダなことなんてできません。今こそムダなことがいっぱいできるんです」
「ムダだからこそ思い切り勝ち負けにこだわれるんです。ジャンケンと同じです。勝ったからエラいわけじゃないし負けたからダメなんかじゃない。だからこそ思い切り勝負ができる。とにかく勝ちに行こうぜ!と。負けたら負けたでしょうがないんです。もともとムダなんですから。ジャンケンに教育的意義があるなら、勝ちにこだわるとなんか下品とかいわれたりするんですが、ゲームだと割り切ればこだわっても罪はないと思います」

 これを受けて高橋がこう語る。「確かにそうである。そもそもお互いが勝とうとしなければゲームにもならない。『信頼』や『思いやり』などは日常生活で学べばよいわけで、なにもわざわざ野球をすることもない。野球は勝負。勝負のための野球なのである」
「偉大なるムダに挑む開成高校野球部。すべてがムダだから思い切りバットを振る。どのみちムダだから遠慮はいらないのである」

 野球に正解はない、人生に正解はない。
「たかが野球、されど野球!」「たかが人生、されど人生!」
(森下 茂)

出版元:新潮社

(掲載日:2014-08-20)

タグ:野球 指導 高校生 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:「弱くても勝てます」 開成高校野球部のセオリー
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:「弱くても勝てます」 開成高校野球部のセオリー
e-hon

運動しても自己流が一番危ない 正しい「抗ロコモ」習慣のすすめ
曽我 武史

 ロコモティブシンドロームの予防ということで運動指導をしているトレーナーは数多くいる。しかし、それ以上にロコモティブシンドロームや、その予備軍となる方は多いであろう。そうなると運動指導者と巡り会えずに自己流でのトレーニングとなる方は少なくない。自分1人で運動をすることが悪いのではなく、やみくもに身体を動かしているだけで筋肉を機能的に使えておらず、筋力が低下していく「運動をしている“つもり”」が危険だということだ。
 本書ではその“つもり”がないように、運動のコツをわかりやすく3つ紹介してくれる。また、ロコモ予備軍のチェック法からトレーニングまで簡潔に書き記されている。運動を推奨する書籍であれば、筋トレのバリエーションを豊富に取り上げそうだが、本書は違う。シンプルなトレーニングを効果的に取り組むことを伝えようとしていることがわかる。同時に日常生活にも目を向け、何に注意するかも理解できる。
 一方、トレーナーとして拝読した私にとっては、初心を思い出させて頂いた一冊となった。本書に書かれている内容はトレーナーがクライアントに伝える基礎の部分であった。
 トレーナーが一読してクライアントに伝えてもよし。運動をしよう、している人が読んでもよし。本書が読まれ、日本の健康寿命が伸びる1つのきっかけとなってほしい。

(橋本 紘希)

出版元:講談社

(掲載日:2014-10-15)

タグ:トレーニング 生活習慣 運動指導 ロコモティブシンドローム 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:運動しても自己流が一番危ない 正しい「抗ロコモ」習慣のすすめ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:運動しても自己流が一番危ない 正しい「抗ロコモ」習慣のすすめ
e-hon

女子の〈底力〉の引き出し方
吉井 妙子

「女性部下を持つ方々に」
 2011年7月。多くの日本人がそうだったように、当時4歳になったばかりの我が家の長男坊はなでしこジャパンに魅了されていた。ゴールシーンやPKシーンを飽きることなく繰り返し見ては「サワせんしゅ」「カイホリせんしゅ」と名前を覚え、「あきらめない心」とは何だろうと考えるきっかけにしていた。性別を超えて「おっきくなったらなでしこジャパンになる!」とまで言わせる存在だった。『天才は親が作る』などの著作で知られるジャーナリスト吉井妙子氏による本書は、「女性部下を持つ方々にいかに感じてもらえるかを主眼と」して書かれている。なでしこジャパンの佐々木則夫監督、全日本女子バレーボールの眞鍋政義監督、古くは東洋の魔女を率いた大松博文監督などを例にあげ、優秀な指導者たちがいかに「女性の能力を磨き、チーム力を強固なものに」したのかが紹介されている。
 あとがきで著者自身が述べているように、本書は「ハウツー本の形式を避け」ている。ハウツー本にはなり得ないと言った方がいいのかもしれない。成功者の成功事例のみを取り上げれば感心することばかりである。しかしこれをそのまま他の事例に活用すること、いや他のスポーツチーム指導に単純に転用することすら不可能だろう。これらの成功例に満足し囚われ過ぎれば、当の成功者たちでさえ次の成功が危うくなる世界なのだから。

男女の枠を超えるべき
 読み進めるうちにいくつかの疑問が頭をよぎる。女性ばかりのチームメイトで、競争相手も女性である女性スポーツでの事例を、男性社会での女性部下の扱いに無理につなげなくてもよいのではないか。そして本書の内容を見る限り、ここに取り上げられている指導者諸氏は女性スポーツにおいてのみ優秀な指導者というわけではなく、男女という枠を超えて優秀なスポーツ指導者として紹介されるべきだと感じるのである。
 選手という基質が指導者という触媒によってより高度な存在となるための化学反応は、単に基質が優秀なだけでも、触媒が優秀なだけでも起こらない。双方が反応の種類にマッチしていなければならないし、その他温度や濃度、さまざまな条件がうまく巡りあわなければならない。もちろん物質と違って人間は基質が触媒の性質に歩み寄ることもできるし、触媒がそうなるように導くこともできる。そうした環境づくりへの仕掛けは、各指導者がそれぞれの選手たちの特性に合うように無数になされたはずだ。対象が女性である以上、女性を意識したものも多かったのだろうが、本書に紹介されている内容は「女子の底力を引き出す」というより、アスリートの能力の引き出し方であり、性別にこだわる必要はなかったように思う。タイトルにとらわれず、指導者と選手たちが素晴らしい結果を導き出した取り組みとしてとらえたほうが素直に「気づき」が得られるはずだ。それでもそれぞれのエピソードがあまりに美化され短絡的な示唆につなげられているため、本当に知るべきことは他にあるのではという印象は拭えない。

プレーに魅了される
 明るい陽が当たるナショナルチームレベルにはもう見られないのだろうが、一般の女子スポーツには暗い負の部分も未だに根強く残っている。こちらのほうが女性ならでは、あるいは女性選手と男性指導者ならではという特色が色濃く表れているかもしれない。それらの問題点を掘り起こし、改善の動きを起こすことも今後の女性スポーツのために必要なことだと思う。
 前述の長男坊は、FIFA女子ワールドカップのすぐ後に行われた2011ラグビーワールドカップにも熱狂した。フランスのはじけるようなラグビーに興奮し、ニュージーランドの強さに魅了されていた。「負けたけど頑張ってたやんな!」と子ども心ながらジャパンを擁護していた。彼にとって男性も女性も関係はない。その目には、ただひたむきに闘うアスリートたちが映っている。

(山根 太治)

出版元: フォレスト出版

(掲載日:2012-09-10)

タグ:女性 指導  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:女子の〈底力〉の引き出し方
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:女子の〈底力〉の引き出し方
e-hon

女子の〈底力〉の引き出し方 金メダル監督の最強人材育成メソッド
吉井 妙子

 サッカーの佐々木則夫氏、ソフトボールの斎藤春香氏、マラソンの小出義雄氏ら知る人ぞ知る指導者が実践している、女子選手を指導するコツをひもとく。と言っても、結果を残した際のチームの様子の紹介は、選手の声がメインだ。その分、指導者の独りよがりでないチーム像が浮かび上がる。
 また、各指導者らが話す「このときはこうした」「選手たちとはこう向き合った」というエピソードは、どれも目の前の状況や選手の特徴を見極めて選択したと感じられるものばかりだ。つまり本書は、女子選手の扱い方を指南するものではなく、女性はこうだという決め付けや女性の考えはわからないという意識を取り払う「気付き」を促すものと言える。その気付きとともに指導にあたれば、タイトルにもあるように、選手が自主的に力を発揮しだすだろう。
 指導に悩んだときはもちろん、新しくチームや選手の指導を始める際にも読みたい一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:フォレスト出版

(掲載日:2013-04-10)

タグ:女性 指導 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:女子の〈底力〉の引き出し方 金メダル監督の最強人材育成メソッド
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:女子の〈底力〉の引き出し方 金メダル監督の最強人材育成メソッド
e-hon

スポーツにおける真の勝利 暴力に頼らない指導
菅原 哲朗 望月 浩一郎

 スポーツ指導からいかに暴力を排するか。座談会・論文・インタビュー・アンケートとさまざまな形式、また指導者育成やスポーツの歴史などさまざまなアプローチからこのテーマに真摯に向き合った。編集に携わった多くは弁護士だが、現場の声も聞き、現状暴力が存在するなら状況を変えるために力を合わせていこうという姿勢が感じられる。
 トップレベルで活躍し、現在は指導の立場にあるヨーコ・ゼッターランド氏や米倉加奈子氏の現役時代のエピソードはとくに生々しいものだが、暴力が何も成果を生まないことが改めて理解できる。「こうしたら暴力はなくなる」という結論は安易には出ないが、スポーツに関わる人間として考え続けなければならないと思わせる一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:エイデル研究所

(掲載日:2013-12-10)

タグ:指導 暴力 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:スポーツにおける真の勝利 暴力に頼らない指導
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツにおける真の勝利 暴力に頼らない指導
e-hon

少年スポーツ ダメな大人が子供をつぶす
永井 洋一

(編集部注:この書評原稿では、上記『少年スポーツ ダメな大人が子供をつぶす』とともに、『ベストパフォーマンスを引き出す方法』室伏広治、咲花正弥、ベースボール・マガジン社が取り上げられている)

「体罰」に対する認識
 スポーツ指導者と体罰についてどう考えるか、理想的な指導者とはどのような存在か、アスレティックトレーナーを目指す学生に問いかける。小さなクラス内でのグループディスカッションにもかかわらず、実際に体罰を受けたことがあるという数々のエピソードが語られる。そして、その多くが体罰を受けた側の受け取り方次第でそれが意味のあることだと考えている。自分が悪いことをしたから、失敗したから、そして強くなるためには、それは仕方のないことだと容認しているのだ。そう考える学生には「体罰」が悪質な「暴力」だという認識はない。
『少年スポーツダメな大人が子供をつぶす!』で著者の永井洋一氏は、本書が我が子にスポーツを体験してほしい親御さん、スポーツ指導者、スポーツファンに向けた提言書であるとしている。「スポーツとともに人生を歩み、現在もスポーツ指導者として現場に立ち、スポーツなしの人生は考えられない、スポーツを愛して止まない」からこそ、膿みきった病巣、とくにスポーツ現場に存在する暴力の問題を、指導者側の問題としてのみならず、親の問題、選手自身の問題、メディアの問題、スポーツ系部活動の仕組みの問題などさまざまな視点から論理的に掘り下げている。最終章では、学校スポーツ系活動の現場では、教育という理念を損なわず、競技の普及と競技力向上を同時に推進することは不可能だと断じている。

答えはわかっているはず
 一方『ベストパフォーマンスを引き出す方法』では、日本を代表するアスリートである室伏広治氏と彼をサポートするチームコウジのコンディショニングコーチである咲花正弥氏が、それぞれの立場からさまざまな提言を行っている。内容は基本的なことで、日本体育協会スポーツ指導者共通テキストに含まれているようなことである。これは決して批判ではない。世界レベルのトップアスリートであっても、基本的なことから真摯に取り組むことが重要だと再確認できるからだ。「選手たちが自発的に、意欲的に取りくむようになるのを促すことは指導者の仕事のひとつであり、腕の見せ所」「言われたからやるのではなく、楽しい、面白いと感じて意欲的に取り組まない限り、長続きはしない」「成長期の真っただ中にある選手の場合、何をすべきかは難しいところ。その点は指導者の知識が重要であり、腕の見せ所となる」「与えられたことをただこなすだけでは、究極を目指すことはできない」「必要な時に必要な栄養を与えることが大切」「日本の子どもたちを見ていると、指導者に対してどこか萎縮している印象を受ける」「叱られまいと指導者の目を気にしながら、失敗しないように無難なプレーをするようになる」「いいことは褒め、悪いことは指摘する」「大事なのは、成功し続けることではなく、失敗に終わったときにどうするか」「やるべき時期にやるべきことをやらないのは本当の失敗」「チャレンジせず失敗することは、本当の失敗」「自主性を持たせたトレーニングで、自ら壁を乗り越えようとさせる」「成長していくことが楽しい、競技が面白いと感じる気持ちを植えつける」以上本書から抜粋した両氏の言葉の数々は、スポーツに関わる人間にとって金科玉条とも言えることばかりである。スポーツ界がどうあるべきか、皆答えはわかっているはずなのだ。
 こんな当たり前のことを当たり前に行うことがどれだけ難しいのか、みんな普通に考えればわかるはずのことが、どれだけないがしろにされているのかは、『少年スポーツダメな大人が子供をつぶす!』で永井氏が論じる内容が非常に説得力を持つことでもわかる。その通りと膝を打つことがほとんどである。ただ、この本だけを読んでいたらどうしても違和感が拭いきれない。

取り組みに光を
 冒頭で取り上げたグループディスカッションに参加したある学生は、中学校で体罰を受けて苦しんだが、高校の部活では人間性を磨くことを顧問の先生から学び、救われたと言う。学校生活の中で部活動の場を、絶好の教育環境として真摯に取り組んでいる例は、そしてそれが競技力向上をも伴っている例は本当にないのだろうか。
 スポーツという題材を、教育者としての自らの役割をより効果的に遂行し、自らをも高める機会にしている指導者は少なからず存在するのではないか。スポーツジャーナリストとしての著作であるならば、自身の取り組みも含めたそのような人の活動も同書で対比して取り上げ、もっと光を当てるべきではないだろうか。部活を排除し、クラブスポーツが主体になったとしても、愚かな指導者はそう簡単に消えてなくならないように思う。だからこそ、真っ当に取り組む人たちをもっと取り上げるべきではないのか。それが私にとっての違和感の正体だ。
 少年スポーツの問題は暴力や指導法の話だけではない。たとえば高校ラグビーを見ても、トッププレイヤーは忙しすぎる。公式戦、練習試合、代表招集、遠征、合宿などが、休みのほとんどない日々の練習の合間に繰り返される。どれだけ考えられた練習内容でもケガのリスクは上がり、選手は疲弊する。
 実際に高校生で膝ACL再建術や肩関節脱臼手術を受けている選手が少なからず存在する。また部活以外で自分を成長させる経験も著しく制限され、ラグビー選手としてのみならず、人として将来を見据えた育成になっているかはなはだ疑問だ。こんなシステムはつぶしてクラブスポーツ化し、シーズン制を導入する方がいいと考える。ただ、そんな現状の問題点をあげつらってそれをダメだと断ずるだけでなく、よりよい方法で取り組んでいるチームにスポットをあて、成功例をつくるべく悪戦苦闘している指導者を紹介してもいいではないか。そういった意味では『ベストパフォーマンスを引き出す方法』では、それでいいんだと希望と勇気を与えられるのである。
 我がクラスのグループディスカッションでは最後に、体罰や無茶苦茶な指導をしている指導者の下でアスレティックトレーナーとして働くとしたらどうする、ということを考えてもらう。体罰を暴力だと認識した上で、選手にとって最善となる自らの具体的なアクションをひねり出してもらうのだ。唯一無比の模範解答などあるべくもないが、「長くスポーツを好きでいてくれるよう指導してほしい」というスポーツ関係者ならば当たり前に持つはずの気持ちを大切に、当たり前のことを当たり前にできるように、我々は取り組まなければならない。
(山根 太治)

出版元:朝日新聞出版

(掲載日:2014-01-10)

タグ:育成 指導  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:少年スポーツ ダメな大人が子供をつぶす
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:少年スポーツ ダメな大人が子供をつぶす
e-hon

ダイエットと体の痛みに“本当に”効く60の言葉
筒井 廣明 本多 奈美

 2004年に開設した「りとるジム」にて、一般のスポーツ愛好者はもちろん普段運動の習慣のない人にも指導を行ってきた本多氏。肥満や腰痛といった不調や痛みを改善していくには、まず流行に流されてはならないと説く。同様に間違ったフォームや分量でエクササイズを頑張ることもやめ、姿勢の改善からスタート。最終章でようやく、身体を柔らかくするストレッチや運動の方法を紹介しているが、それもシンプルなものだ。
 日ごろからトレーニングや運動指導に関わっている人からすれば当たり前の記述ばかりかもしれないが、指導を受ける側はそれすら知らないことも多い。それをどのように納得してもらうか、いかに正しいフォームで運動に取り組んでもらうかがとてもわかりやすくまとめられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:アスキー・メディアワークス

(掲載日:2014-01-10)

タグ:運動指導 ダイエット 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:ダイエットと体の痛みに“本当に”効く60の言葉
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ダイエットと体の痛みに“本当に”効く60の言葉
e-hon

運動の指導~6つの“なぜ”に迫る
宮下 充正


 長年スポーツ科学、大学教育に関わってきた著者。運動のしくみや、どうしたらトレーニング効果が出るかなどを解明してきたが、なおも「なぜ」と問い続ける。
 分子生物学などの発達によって新しい知見が絶えず明らかになっているからというのはもちろん、問い続けること自体が運動指導者を成長させるからだ。
 本書では「肥満すると、なぜ痩せようとするのか」を始めとした、身近なようで新鮮な切り口の「なぜ」を豊富なデータを用いて語っている。その姿勢を見習いたくなる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:杏林書院

(掲載日:2014-02-10)

タグ:指導 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:運動の指導~6つの“なぜ”に迫る
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:運動の指導~6つの“なぜ”に迫る
e-hon

鉄骨クラブの偉人 オリンピアン7人を育てた街の体操指導者・城間晃
浅沢 英

 アテネオリンピックにて、体操男子日本代表は28年ぶりに団体金メダルに輝いた。メンバーに名を連ねた 6 人のうち 3 人のジュニア時代に関わったのが城間晃氏だ。
 だが城間氏の歩みは華やかとは言い難い。選手としての自身を「二流」と言い、その後悔から小さな町クラブで美しい体操を教え続けた。
 取材当初は専門知識はなかったという著者が練習を見学した感想は「地味」。ジュニア期に基本を反復するのは確かに地味だが、なくてはならない過程だ。それは体操だけでなく全てに言える。城間氏が基本を貫いたように、そこに光を当てたのが本書なのである。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:KADOKAWA

(掲載日:2016-05-10)

タグ:人生 体操 指導 
カテゴリ スポーツライティング
CiNii Booksで検索:鉄骨クラブの偉人 オリンピアン7人を育てた街の体操指導者・城間晃
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:鉄骨クラブの偉人 オリンピアン7人を育てた街の体操指導者・城間晃
e-hon

もっと投げたくはないか
権藤 博

 「権藤、権藤、雨、権藤」の著者がタイトルのようなことを言うと、スポーツ医科学を無視した懐古論かと思われるかもしれない。だが、指導の立場に回った権藤氏は、自らの経験を踏まえた「投げさせないコーチ」であった。つまり、個々の肩の状態をしっかり見極めた上で、プロ投手としてのあり方を提言している。それが伝わってくる自伝である。
 また、冒頭には松山千春氏との対談が掲載されているが、スポーツと関係ないのでは、と飛ばしてしまわないでほしい。松山氏の言う「明日も球場に来てください、と口でお願いするようなプロは嫌いだ」にはハッとさせられる。プロに求められるのは圧倒的なプレー。もっと投げて、シーズン30勝を挙げるような選手ということだ。
 もちろんプロ野球選手に限らず、仕事に取り組む人すべてに参考になるのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2015-01-10)

タグ:野球 投球 指導 
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:もっと投げたくはないか
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:もっと投げたくはないか
e-hon

運動の「できる子」にする! 12歳までに取り組みたい89のトレーニング
立花 龍司

 この本は、運動をする上で重要視されている、股関節、体幹、肩甲骨周囲(肩甲上腕関節を含む)などのトレーニング種目が主に紹介されている。その他に、著者の専門分野である野球の肘障害予防に重点を置いた運動メニューや、バランス力アップの種目など内容は多岐にわたっている。
 紹介されている種目は、現在活躍中のスポーツ選手も行っている内容が数多く紹介されていて、ジュニアが行うには難度が高いと思われるものもある。
 種目や年齢に関係なく、スポーツ指導を経験した人や自ら運動をしている人たちが、指導上、あるいは活動していて課題を感じたことがある内容をすべて克服できる様に種目を網羅しようという熱い気持ちが伝わってくる著書である。
「12歳までに取り組みたいトレーニング」という副題と内容から推察すると、日頃、著者が指導上困っている内容を読み取れる。その一つに、キャリアがある選手も、著書に紹介されている内容を十分にこなすことができないという指導局面が想像される。
 そのような問題を克服するためには、早い年代でこれらの動きを習得することで著書の考える次の段階のトレーニングに進むことができ、スポーツ選手のレベルアップにつながると考えているのだろう。本書を通じて、一貫指導を目指してるのだろう。
 ただし、紹介されている種目は各関節を中心にした単関節運動に近いものがほとんどで、動きの全体的統合といった視点では疑問が残る。あくまで、ある部位の力発揮と可動性を求めているだけとも言える。よい運動選手になるためには、身体運動全体の統合や本書には掲載されていないパフォーマンス前提条件も必要であるといったことも紹介すると親切な内容になり、ジュニア育成の考え方を広めることができるのではないかと考える。
 そうはいっても、各部位の種目例が豊富にまとまっている著書は、なかなか見つけることは困難なので、一冊手元にあるとプログラム作成のよい資料になるといえるだろう。
(服部 哲也)

出版元:東邦出版

(掲載日:2016-07-02)

タグ:野球 指導 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:運動の「できる子」にする! 12歳までに取り組みたい89のトレーニング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:運動の「できる子」にする! 12歳までに取り組みたい89のトレーニング
e-hon

ムーブメントスキルを高める これなら伝わる、動きづくりのトレーニング
朝倉 全紀 勝原 竜太

 最近、ムーブメントという言葉を目にする機会が多い。トレーニングするのは筋肉など各能力要素だけでなくムーブメントという複合的要素へのアプローチを行い、パフォーマンス向上へつなげていく。
 この本は、ムーブメントスキルに焦点をおいて物理学などを駆使して解説している。物理学と聞くと難しい印象を持つが、実際に読んでみると、ムーブメントスキルという言葉から始まり、「ニュートン力学」「地面反力」「リニアムーブメント」「アジリティー」「筋力」という言葉の概念を簡潔にまとめている。
 ムーブメントスキルとは、「走る」「跳ぶ」「投げる」「蹴る」などの基本動作をここでは指す。そのスキルをどのように獲得していくか、またどのように運用していくかなども解説している。そのため、動きづくりに悩んでいる選手、指導者、トレーナーを志している学生にはぜひ本書を読んでいただき、各能力の要素を理解しながら、ムーブメントドリルを作成するとさらに効果のあるトレーニングプログラムを作成できるのではと考える。
 対談では、ムーブメントスキルを見る目を持つことの重要性を述べている。私もこれについては著者の意見と同感である。科学的なデータから分析することも重要だが、その場での実際の動きを見て判断することがスポーツ現場で求められる。
 経験豊富なストレングスコーチが実際のスポーツ現場で得た主観的な感覚とスポーツ科学から客観的な視野が融合した一冊である。
(鈴木 健大)

出版元:ブックハウス・エイチディ

(掲載日:2016-07-14)

タグ:指導 トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:ムーブメントスキルを高める これなら伝わる、動きづくりのトレーニング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ムーブメントスキルを高める これなら伝わる、動きづくりのトレーニング
e-hon

考えて強くなるバレーボールのトレーニング スカウティング理論に基づくスキル&ドリル
吉田 清司 渡辺 啓太

 FC東京バレーボールチームの監督を務める吉田氏は男子日本代表の、渡辺氏は女子日本代表のアナリスト経験を持つ。バレーボールにおける情報戦略を先導する両氏が、スカウティング手法と練習・試合への活かし方を、中・高生でも実践できる形に整理した。各項目は具体的に書き込まれており、ジュニア世代からデータを扱うことに慣れ、考えて練習する習慣を身につけてほしい、それによってバレーボール界全体の底上げにつながればという熱意がこもっている。スカウティングの基本的な考え方は、他の競技の選手たちにも参考になりそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2016-08-10)

タグ:バレーボール 分析 トレーニング 指導 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:考えて強くなるバレーボールのトレーニング スカウティング理論に基づくスキル&ドリル
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:考えて強くなるバレーボールのトレーニング スカウティング理論に基づくスキル&ドリル
e-hon

監督と甲子園7
藤井 利香

 本書は強豪私学の監督がどのような考えをもってチームづくりを行っているのかが書かれている。また練習をどのように行っているのか、選手と関わるときには何を考えて話しているのかなども書かれており、普段ほかの指導者の考えを聞く機会の少ない人にとっては貴重な経験を得ることができる。
 監督の話だけでなく選手の話についても触れている場面があり、プロになった選手はどのような態度で練習に臨んでいたかなども書かれていた。
 練習メニューを勉強することも大切であるが、指導者の考えを聞くことも大 切である。選手も指導者の考えを理解することで、練習に対する考えに変化が現れるので参考にするとよさそうである。
(榎波 亮兵)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2017-01-21)

タグ:監督 野球 指導 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:監督と甲子園7
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:監督と甲子園7
e-hon

運動をすすめて五十年 身体運動科学の発展
宮下 充正

 今までいくつかのブックレビューを書いてきましたが、ブックレビューを集めた本のブックレビューを書くというのは初めての経験です。
 筆者が読まれた本が紹介されているんですが、ブックレビューがただ連なっているのではなく、筆者の歴史や研究などが時系列的に書かれたものですので、一つの物語として成り立っています。その中には筆者自身のご著書もあり、スポーツや運動に対する造詣の深さには頭が下がるばかりです。
 さまざまな角度から書かれた本が並んでいますので、運動を行う目的もそれぞれの立場で明確になり、それがどういった効果をもたらすのかもよく理解できます。
 とても不思議な本です。筆者のストーリーに興味を持つことができ、純粋に学術書としての知識も得られますし、興味のある本を買って読んでみたいとも思いました。
 物語でもあり、知識も習得でき、本のカタログとしても使える。よくもまあこんなに質の異なるピースを見事に組み立てたものだと感心します。パズルのような本は、ほかではお目にかかれません。
(辻田 浩志)

出版元:明和出版

(掲載日:2018-02-28)

タグ:ブックレビュー 運動指導 
カテゴリ スポーツ科学
CiNii Booksで検索:運動をすすめて五十年 身体運動科学の発展
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:運動をすすめて五十年 身体運動科学の発展
e-hon

患者とできるフォームローラーパーソナルセラピー
福辻 鋭記 市川 繁之 伊藤 和憲 石原 新菜 長谷川 洋介 杉山 ちなみ

 物置でほこりをかぶっていたストレッチポールを引っ張り出してきて、本書を読みながら実践しました。我が家の物置にはバランスボールやケトルベルなどのトレーニング器具がいくつかあるのですが、そのときの興味だけで買ってきて適当にやって飽きたら日の目を見ずにほこりをかぶる、というパターンがどうも多いのです。
 フォームローラーにもさまざまな目的があり、そのメソッドも多様であることを知りました。本書ではフォームローラーという商品名のものが使用されています。三種類の硬さがあり、目的や方法に応じて使い分けられています。
 デスクワークでなまった身体をよみがえらせる。高齢者向けのエクササイズ。鍼治療の効果を高めるトリガーポイント療法。東洋医学の見地から見た血流改善のトリートメント。マインドフルネスの瞑想との組み合わせで精神に作用させるムーブメント。スポーツ医学に基づいた美しい姿勢をつくるトレーニング。実に多種多様の目的とそれぞれの方法論が、それぞれのジャンルの専門家によって解説されています。だから単にストレッチを目的とするエクササイズとはかなり違いがあります。
 1つずつ実践してみると、6つのコンテンツの目的が見えてきます。ただ買ってきたからなんとなくやっていたときと身体の中で感じるものの違いが明白です。きっとほかのトレーニング器具でも同じなんでしょうが、目的をしっかり持つことの重要性を改めて感じた一冊です。器具に新たな命が吹き込まれたような気がしました。
(辻田 浩志)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2018-05-26)

タグ:運動指導 トリガーポイント 姿勢 マインドフルネス 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:患者とできるフォームローラーパーソナルセラピー
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:患者とできるフォームローラーパーソナルセラピー
e-hon

武蔵とイチロー
高岡 英夫

天才の世界
 湯川秀樹という方を皆さんは覚えておられるだろうか。1949年に日本人初のノーベル賞受賞者となった物理学者である。その彼が、晩年になって出した本の中に『天才の世界』というのがある。これは、古今東西の歴史に残る偉業を成し遂げた人々、いわゆる天才と言われた人々の創造性の秘密を解明しようという意図の下に書かれた書物である。彼は、この本の「はじめに」の中で天才について次のように述べている。「(天才に)共通するのは、生涯のある時期に、やや異常な精神状態となったことであろうと思われる。それは外から見て異常かどうかということでなく、当人の集中的な努力が異常なまで強烈となり、それがある時期、持続されたという点が重要なのである」
 では、今回の主人公のひとり、武蔵は天才か。私が知っている武蔵は、小説家吉川英治氏が描いた武蔵のみであるが、これを読んだ限りでは、どちらかといって愚直なまでの努力家タイプに思える。むしろ、彼と巌流島で決闘した佐々木小次郎のほうが天才タイプでなかったか。しかし、前述した湯川氏の天才論で言えば、異常なまでに強烈に剣術を持続して磨いたという点では、間違いなく武蔵は天才だ。
 もうひとりの主人公イチローはどうか。これには誰もが天才と口を揃えるだろうが、ではなぜ? おそらく、皆イチローのセオリーを無視したようなバッティングフォームとその結果を見て、いわゆる天才肌的なものを覚えるからであろう。しかし、ここでも湯川論に従えば「外からみて異常かどうか」が天才の判断基準になるのではない。あくまでも異常なまでに強烈な集中力がイチローには見て取れるところに彼の天才たる所以があると、この著者は見たようだ。

ユルユルとトロー
 著者がこの二人に共通して着目したものに「脱力」がある。著者は、まず武蔵については、彼の肖像画から類推して、彼の剣を構えたときの身体には無駄な力が入っていないと指摘する。しかし、その脱力はフニャフニャしたものではなく、トローとした漆のような粘性を持った脱力だと言う。武蔵が残した有名な書物に『五輪書』があるが、この中で武蔵は「漆膠(しっこう)の身」ということを書いていると言う。そして、「漆膠とは相手に身を密着させて離れないこと」だとも書いていると言う。つまり、相手の動きに粘り強く着いていくには、トローとした脱力が必要だと言うわけである。これはイチローにも当てはまる。本来、バッティングとは投手が投げてくる球に対して自分のヒッティングポジションが合致すれば、クリーンに打ち抜けるものだ。したがって、投手は打者の得意なヒッティングポジションに球が行かないように、球種を変えコースを変えてくるのである。しかし、イチローはトローと脱力した身体で、あらゆるコースの球に密着してくる。だから、イチローには特に待っているコースもなければ決まったヒッティングポジションも存在しないと言うわけである。

天才と凡人の違い
 私は、今回この本を読んでいて、どうも近年のスポーツ科学者は、私も含めて客観的事実というマジックにとらわれすぎたようだ、という反省を覚えた。客観的事実の積み重ねの上に真実が現れるという科学的分析手法は、誰もが理解し納得いくという点では優れた手法であることは認める。しかし、簡単に言ってこの手法で明らかになるのは、大方が同じ結果になるから真実だという結論にすぎない。果たして、それは真実なのか。大方とは違う結論の中にも真実はないか。データでは見えてこない真実。ここを見て取れるか否かが天才と凡人の違いではないか。特に、指導者には耳を傾けていただきたい。「日本スポーツ天才学会」や「日本スポーツ異端児の会」などあってもよくないか。
 最後に、再び湯川氏の天才論をご紹介したい。「──、私たちは天才と呼ばれる人たちを他の人たちから隔絶した存在と思っていない。(中略)ほとんどの人が、もともと何かの形で創造性を発現できる(つまり天才的)可能性を秘めていると考える」


(久米 秀作)

出版元:小学館

(掲載日:2003-03-10)

タグ:指導 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:武蔵とイチロー
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:武蔵とイチロー
e-hon

ホイッスル! 勝利学
布施 努

 スポーツの現場において、「本気の火を心に灯す」ということを仕事として、選手たちと日々向き合っている著者。アメリカ留学の際に手元にあったサッカー少年のマンガ『ホイッスル!』の場面を引用しながら、目標を定め、それをクリアしていくための具体的な方法、チームを形づくるためのぶつかり合いの過程、本気でなければ楽しめないスポーツの厳しさなどが丁寧に説明されている。
 選手であれ、スタッフであれ、レギュラーや補欠など、立場を問わず、チームとして一丸となってパフォーマンスを発揮するために何をすべきなのか。今、この瞬間にできることを成し遂げるという力の尽くし方を教えてくれる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:集英社インターナショナル

(掲載日:2009-10-10)

タグ:指導 メンタル チームビルディング 
カテゴリ メンタル
CiNii Booksで検索:ホイッスル! 勝利学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ホイッスル! 勝利学
e-hon

オールブラックスが強い理由 ラグビー世界最強組織の常勝スピリット
大友 信彦

ニュージーランドラグビー
 2011年9月16日、ラグビーワールドカップ2011ニュージーランド大会1次予選、日本対ニュージーランドの試合は、両国が被った震災への黙祷で幕を開けた。国歌斉唱で横一列に並ぶ日本代表チームの中に外国人選手の姿が目立つ。本大会に戦いを挑んだ日本代表選手30名中、国外出身選手が10名を占めた。その多くがニュージーランド出身者である。中には高校生の頃から日本で生活をしている選手や日本国籍を取得している選手もいる。IRB(国際ラグビーボード)のルールに則って選ばれた彼らは、まぎれもない日本代表選手である。君が代を高らかに歌い上げる姿や日本代表としての誇りを胸に懸命にプレーする姿は見ていて胸が熱くなる。しかし、である。心のどこかにわき出す違和感は否定できない。これについてはさまざまな意見があるだろうし、賛否の分かれるところだ。
 さて、ラグビーを追い続けるスポーツライター大友信彦氏による本書は、オールブラックスを頂点とするニュージーランドラグビーに縁のある人へのインタビューで構成されている。そこからうかがい知れる彼の地のラグビー文化を考察する内容は、ラグビーファンには興味深いものだ。現役オールブラックスの声は残念ながら聞けないが、登場する元オールブラックス、またその好敵手だった選手や監督も日本に居住する人ばかりで、だからこそ聞かれる日本ラグビーへの提言も面白い。

遠い憧れ
 第1章を飾るのは、1987年に行われた第1回W杯でニュージーランド優勝に大きく貢献したジョン・カーワン氏である。彼のライン際80m独走トライは、24年を経た今でも鮮明に思い起こされる。オールブラックスに選ばれる選手の強さを象徴するシーンだった。当時ラグビーを見る目が肥えていたなら、フォワードの動きを中心に、気づくことはもっと多かっただろうが、あの頃はただその鮮烈なフィニッシャーに心を奪われた。同時に、日本のラグビーと世界トップクラスとの格差に愕然としたものだった。彼がオールブラックスに選ばれたとき、こう聞かれたそうである。「ただのオールブラックスで終わるのか、グッドオールブラックスになるのか、グレートオールブラックスを目指すのか」。上のレベルを目指すには謙虚さを持ち続け、他の人にない努力をすることだと教わったとある。その彼がヘッドコーチとして今回のW杯に向けてジャパン(ラグビー日本代表)を鍛え上げてきた。
 映画「インビクタス」の舞台となったW杯1995南アフリカ大会で、ジャパンはオールブラックスを相手に17-145という歴史的惨敗を喫した。まるでディフェンスのいないキャプテンズランのように次々にトライを重ねられるその惨状に、ラグビーファンとして胸がきりきり痛んだことを覚えている。それ以降、代表チームのみならず国内の多くのチームが主にニュージーランドからプレイヤーや指導者を招聘し、日本ラグビーの向上を図ってきた。16年ぶりの対戦で、多くのラグビーファンは、ジャパンが成長してきた部分、ジャパンが世界トップを相手に戦える要素を何か見つけたいと思っていたはずだ。確かにボールをキープして攻撃のフェイズを重ねるシーンもあった。しかし、漆黒の壁にスローダウンされてほとんどの局面でコントロールされていた。ディフェンスにおいても、懸命な姿勢は足が止まってきた終盤も貫かれたが、失点は83を数えた。
 主力を温存したとのことだったが、ジャパンのメンバーは精一杯プレーしていたし、以前より外国人慣れしている印象は確かにあった。しかし、ジャパンの持ち味とされるスピードある展開を含め、全ての要素で格が違った。ニュージーランドラグビーは未だに畏怖すべき遠い憧れの存在のままだったのだ。

もっとこだわりを
 外国人選手がジャパンに多く選ばれている理由として、まだ彼らから学ぶ時期だというものがある。ただこれは随分前から繰り返されている決まり文句である。代表選手が時とともに入れ替わる中で、外国人代表選手の数は帰化選手を含めて確実に増えているのだ。国内頂点のリーグであるトップリーグに力のある外国人選手がたくさん加わることで見どころは増えるし、日本ラグビーのレベルは確実に上がってきている。しかし、ジャパンには、日本代表としての特別なこだわりがもっと必要ではないか。今回のW杯でも、負傷者によるポジション調整以外に、この世界レベルを経験する日本人スタンドオフがいなかったことも、大きな問題ではないのだろうか。
 出発前の東京都知事による叱咤激励にも象徴されるように、代表チームの戦場は結果が求められる厳しい世界である。しかし、彼らは子どもたちの夢でもある。もちろん勝つことが彼らに夢を与える最善の策だろうが、力足らずとも懸命に工夫し身体を張り、誇りを見せる日本人の姿は、いつか自分が強くしてみせるという若者も生み出すのではないか。その子どもたちに、外国人が中核となる今のジャパンはどう映っているのだろうか。
 本書にはニュージーランドラグビーを肌で感じてきた日本人も登場している。最終章の坂田好弘氏の話は痛快である。ジョン・カーワンHCは、今回のニュージーランド戦後、強国との試合経験を積ませるため、日本人選手やチームを、協会が尽力して海外の試合に派遣する構想を発表した。現状の日本代表を憂慮するラグビーファンを少し前向きな気持ちにしてくれたのではないだろうか。2019年のW杯は日本で開催される。
(山根 太治)

出版元:東邦出版

(掲載日:2011-11-10)

タグ:組織 指導 ラグビー 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:オールブラックスが強い理由 ラグビー世界最強組織の常勝スピリット
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:オールブラックスが強い理由 ラグビー世界最強組織の常勝スピリット
e-hon

科学コミュニケーション 理科の〈考え方〉をひらく
岸田 一隆

 科学的な知識を身につけることが容易な人と、そうでない人がいる。そして、理系と文系の間には深い溝があるというのである。筆者は、物理学がなぜ難しいのかについて、日常感覚でとらえることが難しいほど高度に抽象化されているためであると言う。そして科学は蓄積によって進んでいくために、前提となる知識が膨大になってしまっていることもある。ここに科学コミュニケーションが求められる理由が浮かび上がってくる。本書では、共感・共有の科学コミュニケーションを実現するために対人コミュニケーションの力とエピソードの力を総動員して伝えることの大切さと、その方法について丁寧に言葉を重ねている。
 ここで指摘されていることはスポーツ医科学の分野においても当てはまる部分がある。むしろ筆者としてはサッカーの指導に学ぶところがあると述べている。知っている側からの押し付けにならず、知りたい側が自発的に知識を得るためにはどうすればよいかという模索は続くようだ。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:平凡社

(掲載日:2011-11-10)

タグ:コミュニケーション 指導 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:科学コミュニケーション 理科の〈考え方〉をひらく
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:科学コミュニケーション 理科の〈考え方〉をひらく
e-hon

運動をすすめて五十年 身体運動科学の発展
宮下 充正

 2016年に80歳を迎える宮下氏が、自身の歩みと、運動に関する科学の誕生から最新のトピックまでをまとめた。これまで出版した書籍のテーマは生理学、バイオメカニクス、女性・子ども・中高年・高齢者とスポーツ、運動指導者の育成、ウォーキング、水泳など、宮下氏の研究の幅の広さと衰えない情熱には驚かされるばかりだ。なぜ研究するのか、なぜ運動をすすめるのか...なぜと遡っていっても明確な答えに辿り着かなくとも、問い続けることが重要だと氏は言う。翻って自分の取り組みの原点は、と考えさせられ、気が引き締まる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:明和出版

(掲載日:2016-11-10)

タグ:ブックレビュー 運動指導 
カテゴリ スポーツ科学
CiNii Booksで検索:運動をすすめて五十年 身体運動科学の発展
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:運動をすすめて五十年 身体運動科学の発展
e-hon

戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼
柏井 正樹

 錦織圭選手が5歳から12歳まで過ごしたテニススクールのコーチ・柏井氏が、錦織選手の幼少時代のエピソードを交えつつ指導メソッドを紹介する。結論から言えば、勝つために何をするのか考えさせる、そうして考えることを楽しめれば選手は自分の意志で競技を続けるし努力もする、というシンプルなものだが、育てるとはいかに身につけさせるかではなく、いかに引き出せるかではないかとハッとさせられる。柏井氏自身の、進路選択時のエピソードなどはいわゆる「素晴らしい指導者」らしくないが、失敗も「今」をつくる要素の1つという自然体だからこそ、子どもたちは心を開くのかもしれない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2017-04-10)

タグ:テニス 指導 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼
e-hon

テニスは「構え」で変わる
町田 真悟

 約30年にわたってコーチを務める中で、本番で力を出すために必要な機能を「反応力」「柔軟力」「力加減」の3つに整理した。それを発揮できるようにする「スクワットポジション」を身につけるべく、ストレッチ方法を紹介。身体の使い方のベースを習得して競技動作をスムーズにするとともに、心の余裕も引き出す。「構え」で変わるのはテニスに限らず、他の競技にも応用できる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2017-06-10)

タグ:テニス 指導 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:テニスは「構え」で変わる
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:テニスは「構え」で変わる
e-hon

ナダル・ノート すべては訓練次第
トニ・ナダル タカ 大丸

 著者はグランドスラム14勝を誇るラファエル・ナダルの叔父にあたり、4歳から一貫して指導してきた。血縁者であれば信頼関係はつくりやすく、幼少時代の微笑ましいエピソードも紹介されるが、その関係が盲信や強制にならないよう一線も引いている。タイトルの「訓練」とは技術や身体づくりではなく人格形成についてであり、テニスとは、スポーツとは人生だと著者は捉えているのだ。トップアスリートともなれば技も身体も互角、心が勝負を分けるのだろう。たとえば学生同士など技と身体が拮抗している場合も同様で、選手とコーチが日々どのような言葉のやり取りを重ね、どのような姿勢で臨むべきかの参考になるはずだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2017-07-10)

タグ:テニス 指導 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:ナダル・ノート すべては訓練次第
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ナダル・ノート すべては訓練次第
e-hon

バスケットボールの教科書 4 指導者の哲学と美学
鈴木 良和

 ジュニア期のコーチングの専門家である鈴木氏による「バスケットボールの教科書」シリーズが最終巻を迎えた。これまで取り上げてきた技術論やチームマネジメントなどを踏まえ、この巻では指導者としてあるべき姿や美学を解いていく。とはいえ、今ある環境とメンバーで最も効率のよい練習メニューの選択や、スタッツ(データ)の客観的な分析、選手の意欲をいかに引き出すかなど、内容は基本的かつシンプルだ。だが、これを実践するのは簡単ではない。選手と同じくコーチにも五段階の成長過程があり、第五水準の「偉大な経営者」たる指導者には謙虚さがあるという。鈴木氏自身も第五水準の指導者でありたいと思っているそうで、決して押しつけないが読者の心を動かす力のある文章からそれが伝わってくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2017-09-10)

タグ:バスケットボール 指導 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:バスケットボールの教科書 4 指導者の哲学と美学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:バスケットボールの教科書 4 指導者の哲学と美学
e-hon


カテゴリ

その他(226)
アスレティックトレーニング(20)
エッセイ(9)
コンディショニング(13)
ストレッチング(25)
スポーツビジネス(1)
スポーツライティング(59)
スポーツ医学(38)
スポーツ医科学(285)
スポーツ栄養(2)
スポーツ社会学(14)
スポーツ科学(15)
テーピング(1)
トレーニング(183)
フィクション(8)
ボディワーク(1)
ボディーワーク(15)
マッサージ(2)
メンタル(56)
人生(168)
医学(58)
指導(209)
東洋医学(9)
法律(3)
生命科学(22)
科学(1)
解剖(1)
身体(160)
運動実践(208)
運動指導(7)
運動生理学(5)
(47)


タグ
ACL(2) ACL損傷(1) DNA(1) F1(1) MRI(1) Mテスト(1) NFL(2) NPO(1) PNF(4) ROM(1) SPAT(1) fascia(1) iPS細胞(1) いじめ(1) お金(1) からだことば(1) こつ(1) ことわざ(2) やり投げ(1) やる気(1) アイシング(1) アイスホッケー(2) アクアティックリハビリテーション(1) アクティブレスト(2) アスペルガー(1) アスリート(4) アスリートの言葉(2) アスレティックトレーニング(5) アスレティックリハビリテーション(3) アダプテッド・スポーツ(1) アナリスト(2) アナリティクス(1) アフォーダンス(1) アマチュア(1) アミノ酸(1) アメリカ(3) アメリカンフットボール(4) アライメント(2) アルティメット(1) アルペンスキー(1) アレクサンダーテクニーク(1) アレクサンダー・テクニーク(3) アロマ(2) アンチエイジング(2) アンチドーピング(1) アーチェリー(3) イタリア(1) イチロー(2) イップス(5) イップス スランプ 心理療法(1) インストラクター(1) インソール(1) インタビュー(4) インナーマッスル(2) ウェイトリフティング(1) ウェーブストレッチ(1) ウォーキング(6) ウルトラマラソン(4) エアロビクス(3) エイジング(1) エクササイズ(7) エスノグラフィー(1) エッセー(6) エビデンス(2) エラー(1) エンデュランス(1) エンデュランストレーニング(1) オイルマッサージ(2) オステオパシー(1) オノマトペ(4) オリンピック(6) オープンダイアローグ(1) オールブラックス(1) カウンセリング(2) カナダ(1) カルチュラルスタディーズ(1) カン(2) ガン(1) キック(2) キックボクシング(1) キック動作(1) キネシオテープ(1) キネシオロジー(2) キネティックチェーン(1) キャリア(1) クイックリフト(2) クロール(3) グラブ(1) ケア(6) ケガ(3) ケトルベル(1) ゲノム(1) ゲーム分析(1) コア(6) コアコンディショニング(2) コアトレーニング(2) コツ(5) コミュニケーション(15) コレステロール(1) コンディショニング(24) コントロロジー(1) コーチ(3) コーチング(39) コーディネーション(6) コーディネーショントレーニング(1) ゴルフ(9) ゴールキーパー(2) サウナ(1) サッカー(80) サバイバル(3) サプリメント(5) サポート(3) サルコペニア(1) サーフィン(1) シューズ(2) シュート(1) シリーズ(1) シンクロナイズドスイミング(2) シンクロナイズド・スイミング(1) ジャーナリズム(1) ジュニア(7) ジュニア指導(2) ジョギング(1) スカウティング(2) スカウティングレポート(1) スカウト(1) スキル(1) スキンケア(1) スキー(2) スキージャンプ(1) スクラム(2) スケート(1) スコアラー(1) スタジアム(1) スタッフ(3) スタビライゼーション(1) ストレス(3) ストレス解消(1) ストレッチ(8) ストレッチング(45) ストレッチング プロレス(1) スピードスケート(1) スプリント(2) スポーツ(2) スポーツと法(1) スポーツのあり方(1) スポーツの意味(2) スポーツの捉え方(1) スポーツの歴史(2) スポーツを支える(1) スポーツカウンセリング(2) スポーツクラブ(1) スポーツコミュニケーション(1) スポーツセーフティ(6) スポーツドクター(2) スポーツバイオメカニクス(4) スポーツビジネス(7) スポーツビジョン(3) スポーツマッサージ(4) スポーツマネジメント(1) スポーツマンシップ(1) スポーツマーケティング(1) スポーツライティング(1) スポーツ倫理(1) スポーツ傷害(4) スポーツ全般(1) スポーツ内科(1) スポーツ医学(19) スポーツ医科学(7) スポーツ史(3) スポーツ史学(1) スポーツ哲学(1) スポーツ報道(2) スポーツ外傷(2) スポーツ学(1) スポーツ心理(7) スポーツ心理学(4) スポーツ戦略(1) スポーツ文化(1) スポーツ文化論(1) スポーツ栄養(16) スポーツ栄養学(4) スポーツ歯科学(1) スポーツ生理学(3) スポーツ産業(1) スポーツ科学(20) スポーツ精神医学(2) スポーツ障害(3) スポーツ食事学(1) スランプ(2) スロージョギング(1) スロートレーニング(1) セイバーメトリクス(3) セカンドキャリア(3) セカンドライフ(1) セルフコンディショニング(1) セルフトーク(1) センターバック(1) ソフトボール(1) タイム(1) タイ式マッサージ(2) タンパク質(2) ターニングポイント(1) ダイエット(15) ダンス(2) チューブトレーニング(1) チーム(7) チームビルディング(6) ツキ(1) テキストマイニング(1) テコンドー(1) テスト(1) テニス(18) テレビ(1) テーパリング(4) テーピング(13) データ(4) データ分析(3) データ解析(1) トライアスロン(3) トリガーポイント(4) トレイル(1) トレイルラン(1) トレーナー(1) トレーニング(164) トレーニング ストレッチング バランス(1) トレーニング ダイエット 自重(1) トレーニング ランニング メンテナンス(1) トレーニングプログラム(2) トレーニング日誌(1) トレーニング科学(6) ドラフト(1) ドリル(2) ドーピング(7) ナンバ(1) ニーズ(1) ノウハウ(1) ノルディックウォーキング(1) ノンフィクション(10) ノート(1) ハイドロリリース(1) ハラスメント(1) ハーバード(1) バイオメカニクス(7) バク転(2) バスケットボール(24) バッティングセンター(1) バドミントン(2) バランス(4) バレエ(1) バレーボール(13) パスタ(1) パフォーマンス(1) パラアスリート(1) パラ水泳(1) パンチ(3) パーソナルトレーナー(1) パーソナルトレーニング(1) パーツ(1) ヒルクライム(1) ビジネス(1) ビーチバレーボール(2) ピアノ(1) ピラティス(10) ピリオダイゼーション(2) ピーキング(4) ファンクショナルトレーニング(1) ファンクショナルムーブメント(2) フィギュアスケート(6) フィジカル(1) フィジカルリテラシー(1) フィットネス(6) フィットネスクラブ(1) フェルデンクライス(2) フェルデンクライスメソッド(2) フットサル(4) フットボール(2) フライングディスク(1) フランス(1) フリーダイビング(1) フリーペーパー(1) ブックレビュー(1) ブックレビュー 運動指導(1) ブラック企業(1) ブーム(1) プライオメトリクス(3) プライオメトリック(1) プレッシャー(1) プロ(1) プログラムデザイン(1) プログラム作成(2) プロレス(6) プロ野球(3) ヘディング(1) ベアフット(1) ホルモン(1) ボクシング(5) ボディポテンシャル(1) ボディーワーク(3) ボブスレー(2) ボート(2) ボールエクササイズ(1) マインドフルネス(1) マウスガード(1) マスターズ(2) マッケンジー法(1) マッサージ(10) マッスルエナジーテクニック(1) マネジメント(12) マラソン(28) マラソン モチベーション(1) マンガ(1) マーケティング(1) ミステリ(1) ミトコンドリア(1) ミーティング(2) ミーム(1) ムエタイ(2) メジャーリーグ(3) メタボ(1) メタボリックシンドローム(1) メディア(2) メディカルチェック(1) メディカルフィットネス(1) メンタル(31) メンタルトレーニング(16) メンテナンス(1) モチベーション(4) モビライゼーション(1) ユマニチュード(1) ヨガ(7) ライバル(1) ライフサイエンス(1) ライフスキル(1) ライフセービング(1) ラグビー(31) ラジオテキスト(1) ランナー(1) ランニング(29) ランニング障害(2) リカバリー(1) リスク(4) リズム感(1) リテラシー(2) リハビリテーション(23) リハビリテーション 失敗学(1) リベラル(1) リレー(1) リーダー(1) リーダーシップ(2) ルポルタージュ(2) レクリエーション(1) レシピ(2) レジリエンス(1) レスリング(4) ロコモ(1) ロコモ メタボ(1) ロコモティブシンドローム(5) ロシア(1) ロボット(1) ロルフィング(2) ロードレース(1) ワクチン(1) 一流選手(1) 一般教養(1) 上達(1) 不安(1) 不調(1) 中国(1) 中長距離走(1) 中高年(3) 中高齢(1) 乳酸(10) 予防(4) 事典(1) 二軸動作(1) 五十肩(1) 五感(1) 五輪(2) 交渉(2) 人物伝(1) 人物伝 陸上競技 やり投げ トレーニング(1) 人生(11) 人種(2) 人種差別(1) 人間関係(1) 人類史(1) 人類学(1) 介護(1) 介護予防(4) 仕事(3) 代替医療(1) 代理人(1) 代謝(1) 企業スポーツ(1) 企画(1) 休養(1) 伝統(1) 伝統医療(1) 伝記(1) 体ほぐし(1) 体内時計(1) 体力(6) 体力評価(1) 体幹(9) 体幹 コア(1) 体操(15) 体温(1) 体育(9) 体育会(1) 体重(1) 体重管理(1) 体験(2) 作業療法士(1) 保存療法(1) 俳句(1) 倫理(6) 倫理学(2) 健康(30) 健康心理学(1) 健康法(1) 健康科学(3) 健康管理(1) 偵察(1) 傷害(2) 傷害予防(4) 傷害調査(1) 働き方(1) 働く(2) 免疫(3) 入門(20) 入門書(1) 公衆衛生(1) 共創(1) 内科(1) 内科学(1) 冒険(2) 写真(3) 写真集(2) 出版(1) 分子(1) 分子生物学(3) 分析(6) 制御(1) 前十字靭帯(1) 剣術(1) 剣道(1) 力学(1) 加圧(1) 加圧トレーニング(2) 加齢(4) 努力(1) 勉強法(1) 動き(2) 動きづくり(3) 動作(9) 動作分析(3) 勝負(3) 医学(3) 医学史(2) 医学統計(1) 医師教育(1) 医療(10) 医療技術(1) 卓球(3) 古武術(6) 可動域(2) 吃音(1) 吹奏楽(2) 呼吸(9) 哲学(12) 四股(3) 回復(1) 図表(1) 地図(1) 地域(1) 地域スポーツ(1) 地域医療(2) 坐る(1) 基本的動作(1) 報道(1) (1) 変形性股関節症(1) 変形性膝関節症(2) 外傷(5) 大学(1) 大学スポーツ(1) 大腰筋(1) 天気(2) 太極拳(2) 失敗(1) 女子サッカー(1) 女性(14) 女性アスリート(3) 好奇心(2) 妖怪(1) 姿勢(12) 婦人科(1) 子ども(27) 子育て(3) 学び(2) 宇宙飛行士(1) 安全(3) 実況(1) 実験(1) 客観性(1) 宮本武蔵(1) 家族(1) (2) 対話(1) 対談(2) 将棋(3) 小・中学生(1) 小児はり(1) 小学生(1) 少子化(1) 少子高齢社会(1) 少年団(1) 居合(1) 履物(1) 平泳ぎ(2) 座りすぎ(1) 建築(1) 弓道(1) 引退(1) 形態(1) 徒手検査(1) 徒手療法(4) 微量元素(1) (1) 心因反応(1) 心拍数(2) 心理(4) 心理学(7) 心理療法(1) 心疾患(1) 心肺蘇生(1) 心臓振盪(1) 応急処置(1) 応援(2) 思考法(3) (1) 性教育(1) 性犯罪(1) 患者(1) 悩み(1) 情報(2) 情報戦略(1) 情報源(1) 感受性(1) 感覚(6) 慢性疲労症候群(1) 慶応義塾大学(1) 成人病(1) 成長(5) 戦略(2) 戦術(5) 戦術史(1) 手技治療(1) 手術法(1) 才能(1) 批評(1) 技術(5) 技術史(2) 投手(1) 投球(10) 投球障害(1) 投資(1) 拳闘(1) 持久力(2) 指回し(1) 指定管理者(1) 指導(43) 指導者(1) 挑戦(1) 捕手(1) 授業資料(2) 接客(1) 損害賠償(1) 摂食障害(2) 操体(1) 救急処置(2) 救急救命(2) 教本(1) 教科書(4) 教育(23) 教養(4) 散文(1) 数学(2) 整体(1) 整形外科(1) 文化(9) 文化人類学(4) 文化史(1) 文明(1) 料理(4) 新体操(2) 新型コロナウイルス(1) 日本(2) 日本人(2) 日本文化(1) 日誌(1) 映画(1) 時計(1) 時間(1) 暑熱環境(1) 暮らし(1) 暴力(3) 書籍紹介(1) 書道(1) 有酸素運動(1) 未病の治(1) 東洋の魔女(1) 東洋医学(5) 柔軟性(2) 柔道(2) 栄養(10) 栄養学(2) 格差(1) 格闘技(14) 検定(1) 横隔膜(1) 機能改善(1) 機能解剖(3) 機能解剖学(4) 機能障害(1) 武士道(1) 武術(5) 武道(14) 歩き(1) 歩き方(1) 歩行(5) 歴史(7) 死生観(2) 殿筋(1) 比較文化(1) 気づき(1) 気候(1) 気象(1) 気象病(1) (1) 水中運動(7) 水分補給(2) 水泳(26) 水泳療法(1) 江戸(1) 決断(1) 沖縄(1) 治療(6) 治療院(1) 法医学(1) 法律(2) 法教育(1) 海外(1) 海外情報(1) 減量(1) 温泉(1) 測定(7) 湯治(1) 滞在記(1) 漕艇(3) 漢方(2) 漫画(2) 熱中症(3) 物理学(2) 物語(2) 献立(4) 現代思想(1) 現象学(5) 理学療法(5) 理学療法士(1) 理学診断(1) 理解(2) 環境(1) 環境要因(1) 生と死(1) 生化学(4) 生命(5) 生命工学(1) 生命科学(3) 生活(1) 生活習慣(1) 生活習慣病(4) 生涯スポーツ(1) 生物(1) 生物学(3) 生理学(14) 用具(1) 用語(3) 画像診断(1) 留学(4) 疲労(4) 疲労回復(1) 疾患(1) 疾病予防(1) 病気(1) 痛み(7) 発声法(1) 発育発達(10) 発達(1) 登山(4) 白書(1) 皮膚(5) 盗塁(1) 監督(8) 目標達成(1) 目的(1) 相撲(8) (3) 着衣泳(1) 睡眠(3) 知的障害(1) 知覚(1) 知識(3) 短距離(1) 短距離走(1) 研究(5) 研究史(1) 社会(1) 社会学(4) 社会的孤立(1) 神戸(1) 神経(2) 神経科学(1) 科学(8) 科学者(2) 科学論(1) 空手(3) 立ち方(2) 競技別(2) 競泳(1) 競走馬(1) 競輪(2) 競馬(1) (12) 筋の生理学(1) 筋力検査(2) 筋肉(3) 筋膜(3) 筋膜リリース(2) 筋電図(1) 箱根駅伝(1) 精子(1) 精神医学(1) 精神科(1) 素潜り(1) 細胞(1) 組織(10) 組織 指導 ラグビー(1) 組織論(2) 経営(7) 経済(4) 経絡(1) 経絡テスト(1) 統合医療(1) 統計(3) 総合型スポーツクラブ(1) 練習(3) 美しさ(1) 美容(1) 老年学(1) 考えるヒント(1) 職人(1) 股関節(1) 肥満(1) (3) 肩こり(1) 肩甲骨(2) 肩痛(1) 肩関節脱臼(1) 育て方(1) 育成(6) (2) 脂肪(2) 脱力(1) (12) 脳卒中(1) 脳振盪(2) 脳科学(2) 脳震盪(2) 腰割り(1) 腰痛(14) (1) 腹筋(1) (7) 膝痛(1) 臨床心理学(1) 自伝(4) 自殺(1) 自炊(1) 自転車(11) 自重(2) 自重トレーニング(1) 舞台(1) 舞踊(3) 舞踏(2) 舞踏 写真集(1) 芸能(1) 芸術(1) 英国(1) 英語(3) 草野球(2) (1) 薬学(2) 血圧(3) 行動変容(2) 裏方(2) 複雑系(1) 見方(1) 視覚(2) 解剖(19) 解剖学(15) 触診(1) 言葉(6) 言語(3) 言語聴覚士(1) 計時(2) 計画(1) 記憶(1) 記憶術(1) 記録(3) 評価(7) 評論(2) (1) 認知(1) 語感(1) 読書(1) 調査報告(1) 調査研究(1) 論文(1) 貧困(1) 貧血(1) 資料集(1) 質問(1) 質問紙(1) 質的研究(2) 走り(1) 走り方(9) 走塁(1) (1) 足ツボ(1) 足裏(1) 跳躍(1) 身体(36) 身体感覚(5) 身体知(1) 身体論(1) 身体障害者(1) 身体養生(1) 軍隊式フィットネス(1) 転倒予防(9) 近代(2) 退化(1) 速度(1) 速歩(1) 進化(7) 進化生物学(1) 進化論(1) 遊び(5) 運動(20) 運動処方(15) 運動器(1) 運動器検診(1) 運動学(2) 運動指導(14) 運動生理学(8) 運動療法(5) 運動科学(3) 運動科学 トレーニング(1) 運動能力(1) 運動負荷試験(1) 運営(1) (1) 選手育成(2) 遺伝(1) 遺伝子(9) 部位別(1) 部活(1) 部活動(6) 配球(1) 野球(85) (1) 鍼灸(7) 長寿(1) 長距離(1) 開発(3) (1) 関節(2) 関節可動域(2) 関節痛(1) 闘病(2) 闘鶏(1) 限界(3) 陸上(6) 陸上競技(18) 陸上競技 感覚(1) 隊長(1) 障がい者スポーツ(1) 障害(2) 障害予防(1) 障害者(3) 障害者スポーツ(1) 隠居(2) 集中(1) 集中力(1) 雑誌(1) (1) 韓国(1) 音楽(2) 飛び込み(1) (7) 食 献立 寮(1) 食事(22) 食事 スポーツ栄養(1) 養生(2) 駅伝(5) 騎手(1) (3) 骨盤(3) 骨盤おこし(1) 骨盤矯正(1) 骨粗鬆症(1) 高所(1) 高所トレーニング(1) 高校生(1) 高校野球(2) 高血圧(1) 高齢(1) 高齢者(15) 鬼ごっこ(1) 鼠径部(1)

著者
Mel Boring American Medical Association C.B. Mordan 島沢 優子 日本スタビライゼーション協会 足利工業大学・健康科学研究室 銅冶 英雄Adrian WealeAlan GoldbergAndrea BatesAndrew BielAnne KeilAviva L.E. Smith UenoBernd FalkenbergBoris I.PrilutskyBrad Alan LewisBrad WalkerCarl PetersenCarole B. LewisCarole B.LewisCaroline Corning CreagerChad StarkeyChampagne,DelightCharland,JeffChartrand,JudyChris JarmeyClive BrewerDaniel LewindonDanish,StevenDavid A. WinterDavid BorgenichtDavid E. MartinDavid EpsteinDavid GrandDavid H. FukudaDavid H. PerrinDavid JoyceDavid SumpterDavies,George J.Digby, MarenaDonald A. ChuDonald T KirkendallEddie JonesElizabeth Best-MartiniEllenbecker,Todd S.Everett AabergF. バッカーFrank BakkerG. Gregory HaffG.D.ReinholtzGeorge BrettGray CookGregory D. MyerH・ミンツバーグIñigo MujikaJ.G.P.WilliamsJ.W.SchraderJWS「女性スポーツ白書」作成プロジェクトJacqui Greene HaasJamJames C. RadcliffeJames StudarusJari YlinenJeanne Marie LaskasJeff BenedictJeff CharlandJeff LibengoodJeff RyanJennifer Mather SaulJerry LynchJiří DvořákJohn GibbonsJonathan PrinceJoseph C. MaroonJoshua PivenJulian E. BailesJ・ウィルモアKahleKarim KhanKarin WiebenKim A. Botenhagen-DiGenovaKim A.Botenhagen-DiGenovaL.P.マトヴェーエフLawrence M.ElsonLeon ChaitowLeonhardtLeslie DendyLorne GoldenbergM. デュランM.J.SmahaMarc DurandMarilyn MoffatMark PerrymanMark R. LovellMark VerstegenMattyMcAtee,Robert E.Megan HineMelvin H. WilliamsMichael GleesonMichael J. AlterMiguel Angel SantosMurphy,ShaneM・ポラックNPO法人日本ライフセービング協会Nadia ComaneciNational Strength and Conditioning AssociationNina NittingerNorm HansonOg MandinoP.V.カルポビッチPOST編集部Pat ManocchiaPaul L. GreenhaffPete WilliamsPeter BruknerPeter N. CoePeter TwistPeter WoodPetitpas,Al.PlatzerR. ザイラーR.H.エプスタインR.J.CareyR.N.シンガーRainer MartensRaymond M. NakamuraRein TideiksaarRene CaillietRichard BrennanRichard GoldRobert C. FarentinosRobert E. McAteeRobert MoorRobert S.BehnkeRoger W.EarleRoland SeilerRon MaughanRuben J. GuzmanS. ビドルS.T.FleckSAGE ROUNTREESander L. GilmanSandy FritzSharon MoalemShephard,Roy J.Soccer clinicSports Graphic NumberStephen KieslingSteven J. FleckStuart BiddleSue HitzmannS・パリッシュS・フォックスTerease, AmandaThomas R.BaechleThomas W. MyersThor GotaasTil LuchauTrevor WestonTudor O. BompaVladimir M. ZatsiorskyVladimir M. ZatsiorskyVáclav DvořákW.E.シニングW.J.KraemerWilliam J. KraemerWynn KapitY. ヴァンデン‐オウェールYves Vanden Auweele「運動器の10年」日本委員会いとう やまねかわむら ふゆみけいはんな社会的知能発生学研究会ふくい かなめまつばら けいみづき 水脈みんなのスポーツ全国研究会わたなべ ゆうこアタナシアス テルジスアタナシアス・テルジスアダム フィリッピーアテーナプロジェクトアメリカスポーツ医学会アメリカスポーツ医学協会アメリカ医師会アレックス・ハッチンソンアンゲリカ・シュテフェリング エルマー・T・ポイカー ヨルグ・ケストナーアンドリュー ブレイクアンドリュー・ゴードンアンドリュー・ゾッリアンドリュー・ビエルアンバート・トッシーアン・ケイルアン・マリー・ヒーリーイチロー・カワチイヴ・ジネストウイリアム ウェザリーウサイン・ボルトウドー アルブルエディー・ジョーンズエドワード・フォックスエバレット アーバーグエリザベス ノートン ラズリーカイ・リープヘンカミール・グーリーイェヴ デニス・ブーキンカルロス 矢吹カレン・クリッピンジャーカーチ・キライカール・マクガウンキム テウキャロリン・S・スミスキャロル・A.オ-チスクラフト・エヴィング商會クリス カーマイケルクリス ジャ-メイクリストフ・プノーグレン・コードーザケイトリン・リンチケニー マクゴニガルケネス・H・クーパーケリー・スターレットケン ボブサクストンゲルハルト レビンサイモン・ウィクラーサカイクサンキュータツオサンダー・L. ギルマンサンドラ・K・アンダーソンシェリル・ベルクマン・ドゥルーシルヴィア ラックマンジェア・イエイツジェイ マイクスジェイソン・R・カープジェイムズ・カージェニファー・マイケル・ヘクトジェフ ライベングッドジェフ・マリージェリー・リンチジェームス・M・フォックスジェームス・T・アラダイスジェームズ アマディオジェームズ・アマディオジェーン・ジョンソンジェ-ン・パタ-ソンジム・E. レーヤージャン=マリ・ルブランジュリエット・スターレットジョセフ・H・ピラティスジョン エンタインジョン・スミスジョン・フィルビンジル・ボルト・テイラースタジオタッククリエイティブスティーヴン・ストロガッツステファン キースリングステファン・メルモンスポーツGEARスポーツインキュベーションシステムスポーツセーフティジャパンスポーツ医・科学研究所スポーツ社会心理学研究会スポ-ツ医科学研究所タカ 大丸ダイヤグラム・グループダニエル・ジェイムズ・ブラウンダニエル・マードンチャモアペット・ハーパランチャーリー・ローティナ・シ-リグデイヴィッド シールズデイヴィッド・シールズデビ・ブラウンデータスタジアムトニ・ナダルトム・シーバートラヴィス・ソーチックトル・ゴタストレーニング科学研究会トーマス・W. マイヤーストーマス・タッコドナルド T. カーケンドールナイキ・ジャパンナディア・コマネチハンス-ウルリッヒ・ヘッカーバイロン・シューマンバド・ウィンターパトリシア・M・ホランドヒュー・ディールハンティービヨン・ボルグビル・ライトビート たけしピート・ウィリアムズフィリッピー・アダムフィル・ジャクソンフランク・ショーターフランク・ショーター フルコムフル・コムフレデリック ドラヴィエフレデリック・ドラヴィエブライアン コールブルース マキューアンブレット コントレラスブレット・コントレラスベント・ロンネスタッドベースボール・マガジン社ボブ・アンダーソンマイケル グンディルマイケル・グンディルマット ジャーヴィスマット リドレーマリオ 宮川マーク ペリマンマーク・バーステーゲンマーティー 松本メアリー・ボンドメディカル・フィットネス協会モリーズ・シューマンライフサポート協会ラエル・イサコウィッツランス アームストロングランナーズ女性ランニングセンターランナーズ編集部リチャード ブレナンリチャード・ブレナンリック・マクガイアリンダ・グラットンルーカ カイオーリレイナー・マートンレイン ティディクサーレッシュ・プロジェクトロコモチャレンジ!推進協議会ロゼット・マレスコッティロナルド・ニアマイヤロバート ムーアロビン・マッケンジーロブ パナリエッロローランド・レイゼンビーヴォルフラム・リントナーヴォルフラム・リントナー七木田 文彦七類 誠一郎三ツ井 慈之三上 太三上 賀代 三井 康浩三井 恵津子三井 悦子三好 春樹三宅 満三宅 義信三木 英之三条 健昌三栖 英揮三森 寧子三浦 孝仁三浦 於菟三浦 武三浦 知良三浦 雄一郎三澤 威士三田 佐代子三田 文英三砂 ちづる上原 善広上松 大輔 笠原 政志上田 亮三郎上田 完次上田 昭夫上田 滋夢上田 由紀子上田 雅夫下光 輝一下山 真二下嶽 進一郎下川原 孝下田 哲郎下間 文恵中丸 宏二中井 誠一中山 和義中島 敏明中嶋 寛之中川 忠典中川 法一中川 直之中本 亮二中本 哲中村 伸一中村 俊輔中村 千秋中村 哲中村 多仁子中村 大輔中村 好男中村 尚人中村 康則中村 憲剛中村 敏雄中村 明中村 格子中村 桂子中村 泰介中村 清中村 考宏中村 計中村 隆一中澤 公孝中澤 篤史中田 亨中田 基昭中田 潤中田 英雄中竹 竜二中西 光雄中谷 敏昭中込 四郎中里 伸也中里 浩一中里 浩章中野 秀男中野 薫中野 達也丸山 仁司丸山 彰貞丹波 滋郎丹羽 政善丹羽 滋郎主婦の友社久世 由美子久保 健久保 啓太郎久保 明久保 隆司久保田 博南久保田 競久木留 毅久野 譜也乗安 整而乗松 尋道乾 眞寛亀田 圭一二宮 清純二重作 拓也五味 幹夫五明 みさ子五木 寛之井上 俊井上 光成井上 和子井上 明生井上 正康井上 眞一井村 雅代井澤 鉄也井筒 俊彦今中 大介今井 登茂子今井 純子今村 俊明今泉 忠明今田 寛今福 龍太今野 泰幸伊勢 華子伊村 雅央伊東 浩司伊藤 マモル伊藤 亜紗伊藤 俊一伊藤 和憲伊藤 和磨伊藤 晴夫伊藤 正治伊藤 毅志伊藤 氏貴伊藤 滋之伊藤 隆造伊藤 静夫伊賀 六一伊賀 泰代伊賀 英樹伊達 公子伏木 亨佐々木 一澄佐々木 正人佐々木 正省佐久川 肇佐伯 仁史佐伯 夕利子佐保 豊佐倉 統佐倉 美穂佐山 和夫佐嶋 健司佐田 正樹佐竹 弘靖佐良土 茂樹佐良土 賢樹佐藤 久美子佐藤 俊輔佐藤 信夫佐藤 多佳子佐藤 大吾佐藤 成登志佐藤 拓矢佐藤 揵佐藤 政大佐藤 次郎佐藤 祐造佐藤 純佐藤 純朗佐藤 義昭佐藤 裕務佐藤 雄亮佐藤 雅弘佐藤次郎佐野 克郎余暇開発センター保江 邦夫保田 尚紀倉恒 弘彦倉持 梨恵子倉持 梨惠子倉骨 彰傳田 光洋元・一ノ矢元川 悦子元永 知宏児玉 光雄児玉 雄二児玉 龍彦入澤 充八ッ橋 賀子八坂 里子八城 圀衛八田 秀雄兵頭 明内尾 祐司内澤 旬子内田 智美内田 樹内田 直内田 真弘内藤 寛内藤 朝雄内藤 貴雄冨永 星出口 治明出村 愼一出村 慎一出町 一郎別冊宝島編集部別府 諸兄前島 徹前橋 明前河 洋一前田 寛前田 新生創部線の会加古 里子加圧筋力トレーニング指導者交流会加瀬 建造加納 朋子加藤 久加藤 仁加藤 健志加藤 忠史加藤 晴康加藤 浩加藤 清忠加藤 満加藤 直克加藤 研太郎加藤 秀俊加藤 賢二加賀美 雅弘加賀谷 善教加賀谷 淳子勝亦 紘一勝原 竜太勝平 純司勝部 篤美北 健一郎北川 薫医道の日本社編集部千住 秀明千葉 すず千葉 慎一千葉 敏生千葉 聡千野 エー南 壮一郎南 秀史郎原 晋原 礼之助原田 奈名子原田 孝原田 宗彦原田 晃原田 知子及川 恒之友岡 和彦友末 亮三友添 秀則古家 政吉古屋 武範古川 聡古橋 廣之進古田 敦也古田 裕子古畑 公古谷 一郎古賀 弘幸史野 根生吉井 妙子吉岡 伸輔吉川 貴仁吉本 佳生吉村 仁吉村 豊吉松 俊一吉田 優子吉田 哲郎吉田 始史吉田 早織吉田 昌弘吉田 清司吉田 直人吉眞 孝司吉福 康郎吉見 正美吉谷 佳代吉野 剛吉野 智子名越 康文名越 茂彦向野 義人吹田 真士周 景龍和久 貴洋和田 洋明咲花 正弥善家 賢嘉納治五郎生誕150周年記念出版委員会団 野村国分 正一国士舘大学体育・スポーツ科学学会国士舘大学大学院スポーツ・システム研究科国府 秀紀国際救命救急協会國森 康弘土井 善晴土井 龍雄土屋 幸一郎土屋 敏男土橋 恵秀土肥 美智子地域協働型マネジメント研究会坂上 康博坂井 利彰坂井 建雄坂元美子坂手 誠治坂本 貢一坂本 静男坂村 健坂西 英夫坂詰 真二坪井 貴司坪田 信義堀切 和雄堀切 和雅堀居 昭堀江 敏幸堀越 正巳堀野 博幸堂場 瞬一堤 未果塚田 裕三塩之入 洋塩田 琴美増子 佳世増島 みどり増田 明美増田 美香子増田 雄一外岡 立人多田 富雄多田 道太郎夜久 弘大上 勝行大久保 岩男大久保 衞大保木 輝雄大倉 徹也大元 よしき大利 実大原 健士郎大友 信彦大友信彦大坪 正則大坪 英臣大塚 一樹大塚 潔大山 卞 圭悟大峰 光博大島 和人大島 扶美大崎 恵介大川 孝浩大川 恒大川 達也大形 徹大日方 昂大日方 昴大木 正彦大村 淳志大束 忠司大森 俊夫大森 義彦大槻 一博大槻 伸吾大槻 利夫大江 隆史大河 正明大澤 真大熊 敦子大畑 大介大築 立志大西 史晃大西 祥平大見 頼一大谷 尚大谷 素明大貫 崇大道 泉大野 慶人大野 秀樹大野 篤史大阪市障害更生文化協会大阪成蹊大学スポーツイノベーション研究所天児 牛大太田 千尋太田 成男太田 次郎太田 美穂太藻 ゆみこ奈良 典子奥川 洋二奥村 隆奥田 政行奥田 碩好本 裕平子どものからだと心・連絡会議宇城 憲治宇津木 妙子安井 眞奈美安保 徹安倍 浩之安光 達雄安冨 歩安家 達也安斎 勇樹安松 幹展安田 昌玄安田 登安田 矩明安藤 創一安藤 礼二安藤 誉安藤 豪章安藤 邦彦安達 伸生安部 孝宮下 充正宮下 智宮下 桂治宮下充正宮崎 俊哉宮崎 俊太郎宮崎 尚子宮崎 恵理宮崎 義憲宮崎 隆司宮川 哲夫宮本 俊和宮本 恒靖宮本 恵理子宮本 祐介宮本 美沙子宮本 義己宮村 実晴宮村 淳宮畑 豊宮部 保範宮里 藍寄本 明寒川 恒夫寺平 義和寺本 寧則寺本 祐治寺田 佳代寺門塾門下生小倉 孝一小倉 孝誠小出 清一小出 義雄小坂 由佳小室 史恵小宮 良之小山 裕史小山 貴之小山 郁小山内 博小山田 良治小島 勝典小島 太小島 正義小嵐 正治小川 佳宏小川 公代小川 良樹小川 隆之小暮 満寿雄小松 征司小松 成美小松 猛小松 秀樹小松 美冬小林 一敏小林 信也小林 修平小林 充小林 只小林 平八小林 拓矢小林 敬和小林 直行小林 秀一小林 秀紹小林 章郎小林 篤史小林 義雄小林 至小林 雄二小柳 好生小柳 磨毅小栗 達也小森 貞子小池 弘人小清水 孝子小澤 一郎小澤 央小田 伸午小菅 達男小西 浩文小谷 さおり小谷 究小野 ひとみ小野 三嗣小野 俊哉小野 平小野 晃小野 秀二小野 純一小野寺 孝小野寺 孝一小錦 八十吉小関 潤子尾下 正伸尾久 守侑尾崎 隼朗尾張 正博尾県 貢尾縣 貢尾陰 由美子山下 なぎさ山下 佐知子山下 哲弘山下 敏彦山下 柚実山下 泰裕山下 貴士山中 伸弥山中 教子山中 毅山内 弘喜山内 武山内 潤一郎山口 光國山口 典孝山口 和幸山口 拓朗山口 政信山口 文子山口 翔大山口 英裕山口 遼山口 香山地 啓司山岡 淳一郎山岸 卓樹山岸 恒雄山崎 先也山崎 敦山崎 浩子山本 ケイイチ山本 光宏山本 利春山本 博山本 徳郎山本 敬三山本 昌山本 明山本 正嘉山本 正彦山本 浩山本 澄子山本 益博山本 美香山本 邦子山村 正英山次 俊介山添 光芳山田 ゆかり山田 保山田 和彦山田 昌彦山田 英司山田 茂山田 重雄山脇 あゆみ山西 哲郎山谷 拓志山際 哲夫岡内 優明岡出 美則岡崎 敏岡本 孝信岡本 裕一朗岡本 香織岡本 麻左子岡村 博貴岡村 浩嗣岡橋 優子岡田 圭子岡田 武史岡田 純一岡田 邦夫岡田 隆岡部 幸雄岡部 正岡野 五郎岡野 宏量岩崎 和久岩崎 夏海岩崎 晋也岩崎 由純岩本 紗由美岩本 輝雄岩渕 健輔岩田 健太郎岩田 卓士岩貞 吉寛岸 政彦岸本 健岸田 一隆岸田 昌章岸田 明子峠野 哲郎峯田 晋史郎峰岸 徹島田 一志島田 永和島田 潤一郎崔 仁和嵯峨野 功一嶋井 和世川井 弘子川初 清典川又 政治川口 和久川島 敏生川島 浩平川島 英博川本 竜史川村 卓川津 英夫川田 茂雄川端 理香川西 正志川谷 茂樹川野 哲英工藤 公康工藤 和俊工藤 隆一左 明市川 宣恭市川 忍市川 繁之市村 操一布施 努布施 務師岡 文男帯津 良一常足研究会干場 拓真平 直行平井 伯昌平井 博史平尾 剛平尾 誠二平山 譲平山 讓平山令明平島 雅也平松 洋子平沼 憲治平澤 元章平田 智秋平田 竹男平野 幸伸平野 淳平野 裕一平野 誠一広沢 成山広瀬 一郎広瀬 浩二郎広瀬 統一広瀬 統一 泉 重樹広田 公一廣戸 総一廣戸 聡一廣瀬 俊朗建内 宏重弘田 雄士張 明澄彦井 浩孝影山 徹征矢 英昭後藤 俊一後藤 修司後藤 光将後藤 勝正後藤 新弥後藤 正治徳永 幹雄徳永 明子志々田 文明志村 幸雄志賀 保夫快適スイミング研究会恒川 正志愛知医科大学運動療育センター戸塚 啓戸塚 洋二戸田 裕之手塚 一志手束 仁打越 正行折山 淑美政二 慶文部科学省斉藤 明義斉藤 健仁斉藤 宏斉藤 明義斉藤 秀之斉藤 隆央斎岡 明子斎藤 孝斎藤 恵斎藤 昭彦斎藤 瑞穂斎藤 環新 雅史新井 博新井 節男新宅 幸憲新田 收新開 省二新関 真人方波見 康雄日下 昌浩日向 やよい日向 涼子日暮 清日本FMT腰痛治療協会日本アロービックダンシング日本ウエルネス日本エアロビックフィットネス協会日本オリンピックアカデミー日本コーディネーショントレーニング協会日本サッカー協会スポーツ医学委員会日本サプリメント協会日本スタビライゼーション協会日本スポーツビジョン協会日本スポーツプレス協会日本スポーツ医学検定機構日本スポーツ学会日本スポーツ精神医学会日本スポーツ運動学会日本トレーニング指導者協会日本トレーニング科学会日本バイオメカニクス学会日本バレーボール学会日本ピラティス研究会日本フットサル連盟日本フライングディスク協会日本ボディポテンシャル協会日本リハビリテーション医学会障害者の体力評価ガイドライン策定委員会日本体力医学会体力科学編集委員会日本体育協会日本体育協会スポーツ医・科学専門委員会日本体育大学学友会運動部日本体育学会日本健康スポーツ連盟日本大学文理学部体育学研究室日本水泳連盟シンクロナイズド・スイミング委員会、科学技術委員会日本経済新聞運動部日比野 恭三日経サイエンス日野原 重明日高 敏隆早川 公康早稲田大学スポーツ科学学術院早稲田大学スポーツ科学部早稲田大学競技スポーツセンター星 恵子星川 佳広星川 吉光星野 裕一春山 文子春木 豊曽我 武史會田 宏月刊トレーニング・ジャーナル編集部月刊陸上競技月沢 李歌子有吉 与志恵有吉 正博有賀 誠司有賀 雅史有馬 慶美有馬 朗人望月 浩一郎望月 理恵子朝倉 全紀朝倉 宏景朝原 宣治朝日山 一男朝日新聞be編集部朝比奈 一男木場 克己木寺 英史木村 修一木村 元彦木村 康一木村 悠木村 敬一木田 元末松 芳子末續 慎吾本多 奈美本山 貢本庄 俊和本庶 佑本村 清人本條 晴一郎本橋 恵美本田 宗一郎本田 美和子杉原 輝雄杉山 ちなみ杉山 茂樹杉岡 洋一杉崎 健杉本 厚夫杉本 龍勇杉浦 保夫杉浦 健杉浦 克己杉浦 雄策杉野 昭博村上 成道村上 春樹村上 靖彦村山 光子村山 孚村岡 功村川 平治村松 尚登村田 伸束原 文郎杤堀 申二東京大学教養学部体育研究室東京大学身体運動科学研究室東京大学運動会ボディビル&ウェイトリフティング部東京都老人総合研究所運動機能部門東出 顕子東根 明人東海林 祐子東畑 開人松上 京子松下 松雄松下 祥子松井 浩松井 秀喜松井 秀治松井 良明松井 薫松原 仁松原 渓松原 貴子松山 博明松岡 修造松岡 義行松崎 康弘松本 元松本 美由季松本 義光松村 圭一郎松村 憲松村 道一松樹 剛史松永 多佳倫松永 成立松浦 亜紀子松瀬 学松田 丈志松田 博公松田 岩男松田 忠徳松谷 之義板場 英行林 光俊林 好子林 泰史林 洋海林 盈六林 阿希子枝川 宏枝窪 俊夫柏井 正樹柏口 新二柏木 惠子柘植 陽一郎柳 敏晴柳原 大柳川 範之柳田 育久柳田 貴志柳谷 登志雄柴 孝也柴田 博柴田 重信柿木 克之栄 和人栄 陽子栗山 節郎栗本 閲夫栗田 昌裕栢野 忠夫栢野 由紀子根本 勇根本 悟子根本 真吾桑島 巌桑木 崇秀桑田 健桑田 真澄桜井 弘桜井 智野風桜井 静香桜内 篤子桝本 妙子桧野 真奈美梅原 伸宏梅村 清弘梅田 陽子梨田 昌孝梶山 あゆみ梶岡 多恵子梶谷 優森 俊憲森 健一森 健躬森 彰英森 拓郎森 祗晶森 義明森内 薫森山 善彦森岡 周森岡 恭彦森岡 望森川 靖森本 武利森本 貴義森永スポーツ&フィットネスリサーチセンター森永製菓株式会社森田 景史森田 浩之森田 淳悟森田 真生森田 雄三森谷 敏夫森部 昌広椎名 亜希子楡井 浩一榊 佳之榊原 洋一榊原 章浩榎本 雅之樋口 浩造樋口 満樋口 耕一樋口 貴広権藤 博横山 太郎横山 格郎横川 和夫横森 綾横江 清司橋川 硬児橋本 克彦橋本 毅彦橋本 祐介橋本 純一橋本 維知子橋本 辰幸橋爪 大三郎櫻井 淳子正高 信男武村 政春武田 建武田 淳也武藤 芳照武見 太郎殖田 友子毎日新聞運動部比企 啓之比佐 仁比嘉 一雄比嘉 進氏原 英明氏家 幹人水と健康医学研究会水上 由紀水島 広子水島 洋水村 真由美水村(久埜) 真由美水村(久埜)真由美水藤 英司水谷 豊水野 忠和永井 洋一永井 淳永井 玲衣永井 良治永友 憲治永島 正紀永島 計永沢 光雄永田 和宏永田 宏永田 幸雄永田 洋光永野 康治江原 義弘江川 玟成江藤 文夫池上 信三池上 千寿子池上 彰池上 悟朗池上 晴夫池上 正池上 達也池井戸 潤池内 敏彦池本 克之池村 千池村 千秋池澤 智池田 晶子池田 浩明池田並子池端 裕子沖田 実沖縄タイムス「長寿」取材班沢井 史河内 敏光河合 学河合 宏介河合 美香河合 隼雄河森 直紀河田 剛河端 隆志河西 理恵河野 圭子沼澤 秀雄泉 秀幸波多野 義郎浅井 武浅沢 英浅見 俊雄浜 六郎浜田 昭八浮ヶ谷 幸代海保 博之海老 久美子海老原 修海老塚 修深井 一三深代 千之深田 和範清宮 克幸清水 宏保清水 邦明清水 隆一渋谷 良一渡曾 公治渡會 公治渡辺 なおみ渡辺 俊男渡辺 勘郎渡辺 啓太渡辺 康幸渡辺 恭良渡辺 英次渡辺 謙渡邉 孝渡邊 一久渡邊 元渡邊 淳司渡部 一郎渡部 和彦渡部 賢一渥美 一弥渥美 和彦湊谷 秀文湯浅 健二湯浅 景元溝口 秀雪滝沢 丈澤井 和彦澤木 一貴澤田 勝澤野 雅彦濱田 塁瀬古 利彦瀬名 秀明瀬戸山 正二為末 大熊崎 敬熊谷 晋一郎熊谷 美由希片岡 幸雄牛島 詳力牛込 惟浩牧 直弘牧野 仁牧野 竜太犬塚 則久玉川大学教育学部玉木 正之玉森 正人玉置 悟王 貞治王 財源琉子 友男生山 匡生島 淳生江 有二田上 幹樹田中 まゆみ田中 ウルヴェ 京田中 代志美田中 信弥田中 充田中 光田中 勝田中 宏暁田中 尚喜田中 拓道田中 滋田中 直史田中 祐貴田中 美吏田中 聡田中 越郎田中ウルヴェ 京田内 敏男田原 優田口 ランディ田口 俊樹田口 素子田口 貞善田尻 賢誉田尾 雅夫田崎 健太田嶋 幸三田村 大田澤 俊明田畑 あや子田辺 規充甲野 善紀町田 真悟畑中 正一畑村 洋太郎白井 尚之白井 裕之白央 篤司白戸 太朗白星 伸一白木 仁目崎 登相澤 勝治相澤 純也眞野 行生真田 樹義真野 行生矢崎 良一矢沢 潔矢田部 英正矢部 京之助矢野 勝彦矢野 史也矢野 啓介矢野 成敏矢野 真千子矢野 雅知矢野 龍彦石井 三郎石井 信石井 千恵石井 千惠石井 好二郎石井 宏樹石井 恵子石井 慎一郎石井 直方石井 紀夫石井 裕之石原 心石原 新菜石原 昭彦石垣 尚男石塚 利光石川 三知石川 旦石橋 健司石橋 秀幸石毛 勇介石河 利寛石田 良恵石田 輝也石黒 謙吾砂川 憲彦礒 繁雄神原 謙悟神崎 公宏神崎 朗子神崎 貴子神﨑 素樹福 典之福井 元福井 勉福岡 伸一福岡 孝純福本 健一福林 徹福永 哲夫福永 篤志福永 茂福田 崇福辻 鋭記禰屋 光秋元 忍秋山 エリカ秋本 毅秋田 豊種子田 穣稲垣 栄洋稲垣 正浩稲葉 俊郎稲葉 巧稲見 崇孝窪田 登立川 昭二立花 龍司童門 冬二竹中 晃二竹内 久美子竹内 京子竹内 伸也竹内 健二竹内 政明竹内 敏康竹内 敏晴竹内 正敏竹内 薫竹尾 吉枝竹村 文近竹田 直矢笈田 欣治笠原 政志笠次 良爾第一東京弁護士会 総合法律研究所 スポーツ法研究部会笹川スポーツ財団筒井 廣明篠原一郎篠宮 龍三篠村 朋樹簱智 健籏智 健米国国立老化研究所米山 公啓籾山 日出樹籾山 隆裕粂野 豊細野 史晃織田 一朗織田 幹雄織田 淳太郎美馬達哉羽生 善治能瀬 さやか臨床スポーツ医学編集委員会臼井 智洋臼井 永男舘野 之男芝崎 美幸花原 勉花戸 貴司花輪 和志芳田 哲也若原 正己若山 章信若松 英輔若林 理砂茂木 健一郎范 永輝茨木 保草野 健次荒井 貞光荒川 裕志荒川 静香荒木 昭好荒木 秀明荒木 茂荒木 香織荻村 伊智朗菅 民郎菅原 哲朗菅原 裕子菅原 誠菅原 賢菅谷 啓之菅野 淳菊 幸一菊地 真也菊地 高弘菊池 雄星萩原 清文萩島 英男萱沼 文子落合 博満葛西 奈津子蒲田 和芳蔦宗 浩二藤井 利香藤光 謙司藤原 勝夫藤原 秀之藤子・F・ 不二雄藤岡 聡子藤島 大藤川 孝満藤本 繁夫藤本 靖藤田 孝夫藤田 真樹子藤縄 理藤野 良孝西 智弘西尾 克洋西山 一行西山 由起西川 千雅西川 右近西村 ユミ西村 典子西村 卓二西村 欣也西田 一見西田 文郎西端西端 泉西薗 秀嗣西谷 修西野 仁雄見田 豊角田 直也角谷 リョウ諏訪 正樹谷 佳織谷 諭谷上 史朗谷口 智哉谷口 正子谷口 源太郎谷口 直之谷口 維紹谷川 啓司谷川 浩司谷本 道哉谷釜 尋徳豊嶋 建広豊田 一成豊福 晋財団法人日本サッカー協会スポーツ医学委員会賀佐 伸省賀来 正俊赤坂 清和赤星 憲広赤羽根 龍夫越智 淳三越田 専太郎跡見 順子跡部 徹輿水 健治辻 亮辻 秀一辻田 浩志近田 直人近藤 四郎近藤 篤近藤 良享近藤史恵近藤等則進藤 貴美子遠山 健太遠藤 俊郎遠藤 保仁遠藤 友則遠藤 敦遠藤 秀紀都竹 茂樹鄭 雄一酒井 瞳重松 清重野 弘三郎野井 真吾野依 良治野口 昌良野坂 和則野川 春夫野村 嶬野村 隆宏野村 雅一野沢 巌野田 哲由野田 隆基野矢 久美子野矢 茂樹野老 稔金 哲彦金子 仁久金子 公宥金子 勇金子 勝金子 明友金子 達仁金本 知憲金栗 四三金澤 良金田 伸夫金田 喜稔鈴川 仁人鈴木 三央鈴木 俊一鈴木 博美鈴木 壯鈴木 宏哉鈴木 岳鈴木 康弘鈴木 彰鈴木 敏和鈴木 正之鈴木 正成鈴木 淑美鈴木 清和鈴木 秀雄鈴木 章史鈴木 聡一郎鈴木 良和鈴木 重行鈴森 康一鎌田 哲郎鎌田 安奈鏑木 毅長友 佑都長尾 光城長尾 真長崎 浩長掛 芳介長澤 純一長濱 隆史長田 一臣長田 渚左長畑 芳仁長谷川 伸長谷川 博長谷川 智長谷川 泰三長谷川 洋介長谷川 滋利長谷川 潤長谷川 英祐長谷川 裕長谷部 誠長野 峻也長野 明紀門田 隆将門脇 正法関口 脩関屋 昇阪本 桂造阪長 友仁阿久津 邦男阿部 珠樹阿部 肇阿部(平石) さゆり阿野 鉱二降旗 学電通総研スポーツ文化研究チーム露久保 由美子青山 晴子青山 清英青木 主税青木 啓成青木 治人青木 紀和青木 純一郎青木 隆明青木 高青柳 いづみこ青柳 まちこ青柳 幸利順天堂大学医学部須川 綾子須永 美歌子須田 万勢須田 芳正須藤 明治類家 俊明飯塚 鉄雄飯島 裕一飯田 潔飯田 聡飯野 勝己養老 孟司饗庭 秀直香取 一昭香山 リカ馬越 博久駱 勤方高子 大樹高尾 美穂高尾 良英高山 信人高山 修高岡 尚司高岡 英夫高岡 裕之高木 徹也高木 應光高松 薫高林 孝光高柳 富士丸高橋 信二高橋 健夫高橋 和子高橋 宣行高橋 惠子高橋 正明高橋 正行高橋 睦子高橋 秀実高橋 結子高橋 豊高橋 雄介高沢 晴夫高瀬 元勝高畑 好秀高草木 薫高西 文人高遠 裕子高部 雨市髙橋 秀実髙橋 雄介鬼塚 純玲魚住 廣信魚柄 仁之助鱸 伸子鳥居 俊鳥巣 岳彦鳥越 規央鵜尾 泰輔鵤木 千加子鶴池 政明鶴田 彦夫鷲田 清一鹿倉 二郎鹿島田 忠史麓 信義麻場 一徳黄 秀一黒澤 和生黒澤 尚黒澤 雄太黒田 あゆみ黒田 善雄黒田 貴臣齊藤 太郎齊藤 愼一齊藤 邦秀齋田 良知齋藤 千景齋藤 孝齋藤 実齋藤 昭彦(財)横浜市スポーツ振興事業団

出版社
BABジャパンBookWayCBS・ソニー出版Chapmans PublishersExecutive Physical Therapy IncHIME企画Human KineticsICインテリジェンス・カウンセルJT生命誌研究館KADOKAWAKADOKAWA/角川書店KKベストセラーズMCプレスNHK出版PCYPCYスポーツプロダクツPHP研究所Peachtree Pub LtdSBクリエイティブTAC出版TBSブリタニカTOKYO FM出版あさ出版あほうせんいかだ社かもがわ出版ぎょうせいさがみや書店じほうせいうんせせらぎ出版たにぐち書店ちとせプレスぴあほるぷ出版みすず書房アイオーエムアスキーアスキー・メディアワークスアスキ-・メディアワ-クスアスペクトアートマン・プロジェクトアートヴィレッジア-ルビ-ズイズムインターナショナルインプレスインプレスコミュニケーションズイースト・プレスイーハトーヴフロンティアウィズダムエイアンドエフエイデル研究所エクシア出版エルゼビア・ジャパンオーエス出版社オーム社カンゼンガイアブックスクラブビジネスジャパンクレオクロスメディア・パブリッシンググラフィック社コトニ社コムネットサイエンティスト社サイマル出版会サウンド球貴サンクチュアリ出版サンマーク出版ザメディアジョンジアース教育新社ジャパンライムスキージャーナルスタジオタッククリエイティブスポーツ教育研究所ソニー企業ソニー企業株式会社アスレチック営業部ソニー企業株式会社アスレティック営業部ソフトバンククリエイティブソル・メディアダイナゲイトダイヤモンド社ディジタルアーカイブズディスカヴァー・トゥエンティワンディレクト・システムトランスビュードリームクエストナイキ・ジャパンナカニシヤ出版ナップナツメ社ニュートンプレスハートフィールド・アソシエイツバジリコバレーボールアンリミテッドバレーボール・アンリミテッドヒューマンワールドフォレスト出版フレグランスジャーナル社ブックハウス・エイチディプレジデント社ベストセラーズベースボールマガジン社ベースボール・マガジン社ベ-スボ-ル・マガジン社ポニーキャニオンポプラ社マイナビマイナビ出版マガジンハウスマキノ出版マッスル・アンド・フィットネス・ジャパンミシマ社ミネルヴァ書房ミライカナイメイツ出版メジカルビュー社メヂカルフレンド社メディアファクトリーメディアート出版メディカル・サイエンス・インターナショナルメディカル出版メディカル・サイエンス・インターナショナルメディカ出版モダン出版ヤマハフットボールクラブライフ出版社ラウンドフラットラクア書店ランナーズリバネス出版ワックワニブックスワニ・ブックスワニ・プラスヴォイス三一書房三修社三天書房三笠書房三輪書店不昧堂不昧堂出版世界思想社世論時報社中外医学社中央公論新社中央労働災害防止協会中央法規出版中山書店中経出版丸善丸善出版主婦と生活社主婦の友主婦の友社九州神陵文庫二見書房亜紀書房人間と歴史社体育とスポーツ出版社保育社健康ジャーナル社光文社全国書籍出版全日本病院出版会八千代出版六甲出版共同通信社共栄出版内外出版社創元社創文企画創栄出版創美社加圧筋力トレーニング指導者交流会化学同人北海道大学出版会北海道新聞社北溟社医学映像教育センター医学書院医歯薬出版医薬ジャ-ナル社医道の日本社千曲秀版社協同医書出版社南江堂厚有出版双葉社叢文社合同出版同成社同文書院同文舘出版同文館出版名古屋大学出版会哲学書房国士舘大学体育・スポーツ科学学会土屋書店地湧社培風館大修館書店大和書房大学教育出版大月書店大泉書店大阪市身体障害者スポーツセンター奥村印刷女子栄養大学出版部学生社学研パブリッシング学研プラス学研メディカル秀潤社学習研究社学芸出版社宝島社実務教育出版実業之日本社家の光協会富士書院専修大学出版局小学館少年写真新聞社山海堂岩波書店嵯峨野書院市村出版平凡社幻冬舎幻冬舎メディアコンサルティング幻冬舎ルネッサンス広済堂出版廣川書店廣済堂出版徳間書店恒文社悠書館情報センター出版局慶應義塾大学出版会成星出版成美堂出版扶桑社技術評論社放送大学教育振興会教育史料出版会文光堂文化書房博文社文學の森文理閣文芸社文藝春秋新星出版社新曜社新潮社新興医学出版社日刊スポーツ出版社日本YMCA同盟出版部日本ウエルネス協会日本エディターズスクール出版部日本バイオメカニクス学会日本プランニングシステム日本医事新報社日本学術協力財団日本実業出版社日本工業新聞社日本放送出版協会日本文化出版日本文芸社日本経済新聞出版日本経済新聞出版社日本経済新聞社日本評論社日東書院日機装ケンコー株式会社日経BP日経BP社日経BP早川書房早稲田大学出版部明和出版明治書院星和書店星海社春秋社春風社昭和堂昭文社時事通信時事通信社晃洋書房晋遊舎晶文社暮しの手帖社有峰書店新社朝倉書店朝日ソノラマ朝日出版社朝日新聞出版朝日新聞社木楽舎未知谷杏林書院東京さくら印刷出版部東京図書東京大学出版会東京新聞出版局東京新聞出版部東京電機大学出版局東北大学出版会東洋経済新報社東洋館出版社東邦出版枻出版社柏書房森永製菓健康事業部森永製菓株式会社健康事業部武田ランダムハウスジャパン毎日コミュニケーションズ毎日新聞出版毎日新聞社水王舎永岡書店求竜堂池田書店河出書房新社法政大学出版局法研泰文堂洋泉社流通経済大学出版会游々舎源草社滋慶出版潮出版社玉川大学出版部現代図書現代書林現代書館生活書院産学社白夜書房相模書房砂書房碧天舎神戸新聞総合出版センター祥伝社福昌堂秀和システム竹書房第一出版笹川スポーツ財団筑摩書房筑波大学出版会築地書館篠原出版新社紀伊国屋書店紀伊國屋書店総合法令総合法令出版緑書房績文堂出版自由国民社舵社花伝社草土文化草思社藤原書店西日本出版社西日本法規出版西村書店西東社角川SSコミュニケーションズ角川マガジンズ角川学芸出版角川書店診断と治療社評論社誠信書房誠文堂新光社読売新聞社講談社講談社インターナショナル講談社サイエンティフィク辰巳出版農山漁村文化協会近代映画社遊戯社運動と医学の出版社道和書院郁朋社金原出版金港堂出版部鉄筆鎌倉書房長崎出版阪急コミュニケーションズ陸上競技社集英社集英社インターナショナル雲母書房電通青土社青弓社青春出版社静風社風雲舎飛鳥新社食品化学新聞社香草社高橋書店黎明書房BABジャパンSBクリエイティブ

書評者
三嶽 大輔(9)
三橋 智広(48)
上村 聡(4)
中地 圭太(19)
久保田 和稔(8)
久米 秀作(53)
今中 祐子(5)
伊藤 謙治(14)
佐々木 愛(4)
加藤 亜梨紗(1)
勝原 竜太(1)
北村 美夏(1)
南川 哲人(10)
吉田 康行(1)
坂口 丈史(2)
塩多 雅矢(2)
塩崎 由規(1)
塩﨑 由規(52)
大内 春奈(1)
大塚 健吾(9)
大槻 清馨(12)
大洞 裕和(22)
太田 徹(1)
安本 啓剛(17)
安澤 佳樹(4)
宮崎 喬平(12)
尾原 陽介(35)
山下 大地(3)
山下 貴司(1)
山口 玲奈(14)
山村 聡(6)
山根 太治(68)
山際 政弘(3)
岡田 真理(1)
島原 隼人(1)
川浪 洋平(19)
平井 優作(7)
平山 美由紀(9)
平松 勇輝(5)
弘田 雄士(4)
戸谷 舞(3)
打谷 昌紀(2)
曽我 啓史(1)
月刊スポーツメディスン編集部(49)
月刊トレーニング・ジャーナル(16)
月刊トレーニング・ジャーナル編集部(758)
服部 哲也(9)
服部 紗都子(11)
村田 祐樹(4)
松本 圭祐(3)
板井 美浩(46)
柴原 容(5)
梅澤 恵利子(1)
森下 茂(23)
椙村 蓮理(1)
榎波 亮兵(3)
橋本 紘希(24)
橘 肇(4)
正木 瞳(1)
比佐 仁(1)
水浜 雅浩(8)
水田 陽(6)
永田 将行(6)
池田 健一(5)
河田 大輔(16)
河田 絹一郎(3)
河野 涼子(2)
泉 重樹(3)
浦中 宏典(7)
清家 輝文(71)
清水 歩(6)
清水 美奈(2)
渡邉 秀幹(6)
渡邊 秀幹(1)
澤野 博(32)
濱野 光太(5)
田口 久美子(18)
石郷岡 真巳(8)
磯谷 貴之(12)
笠原 遼平(2)
脇坂 浩司(3)
藤井 歩(18)
藤田 のぞみ(4)
西澤 隆(7)
越田 専太郎(2)
辻本 和広(4)
辻田 浩志(88)
酒井 崇宏(1)
金子 大(9)
鈴木 健大(6)
長谷川 大輔(3)
長谷川 智憲(40)
阿部 大樹(1)
阿部 拓馬(1)
青島 大輔(1)
青木 美帆(1)
飯島 渉琉(3)
鳥居 義史(6)