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ATACK NET ブックレビュー
トレーニングやリハビリテーションなど、スポーツ医科学と関連した書評を掲載しています。

キンタのサッカーで遊ぼう 日本サッカーの夜明け
金田 喜稔

タイトルの奥に潜む熱き心
 筆者の「キンタ」こと金田喜稔氏は、サッカー通なら誰もが知っている名選手、元日本代表選手だ。現在、彼はTVのサッカー解説者としても活躍中だ。
 そんなキンタ君が日本サッカーを熱く、熱く語ったのがこの一冊。
「キンタのサッカーで遊ぼう」なんてタイトルに、皆さん騙されてはいけません。
 自身がサッカー界のトップにいた経験を十二分に生かして、日本サッカー界の現状や問題点、果ては日本のスポーツ界全体に至るまでの提言をこの一冊にコンパクトにまとめてある。サッカー関係者のみならず、スポーツ指導に携わる人たちには是非一読をお勧めしたい。

キンタの「教えすぎない」指導法
 キンタ君がもうひとつ熱っぽく語るのは、ジュニア育成法だ。彼自身、親善大使として海外でサッカースクールを開講したり、ボランティアとして日本の子どもたちに教えている経験をもとに、「キンタ」のジュニア指導論を展開している。
「教えすぎない」指導法もそのひとつ。よい指導者となるためには、どこまで教えるかを見極めることが必須条件。しかし、これがなかなか難しい。キンタ流「教えすぎない」指導法とは? このほかにも、彼のサッカー観に基づくジュニア育成観が多く語られていて、果ては地域スポーツクラブ設立まで話が及ぶ。これも興味深い。

W杯がやってくる
 さて、今年最大のスポーツイベントといったら、なんと言っても日韓W杯開催。今世紀初、アジア初、初の共催と初めてづくしの大会開催まで、あと少しだ。
 キンタ君はこの大会を、世界のサッカーファミリーの祭典と考えている。そして、彼はホストとして、どうやってファミリーを日本に迎えようか真剣に考えている。彼は、決勝が予定されている横浜国際競技場の近くに在住しているそうで、そんなことから、決勝当日はスタジアムに入れないみんなと、行きつけの店でTV観戦なんてことも考えている。もしかしたら、キンタ君の名解説つき決勝観戦なんてことも……。行きつけの店ってどこかって? それは、読んでのお楽しみ!
(久米 秀作)

出版元:朝日ソノラマ

(掲載日:2002-05-10)

タグ:サッカー ジュニア 
カテゴリ 指導
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人のためになる人ならない人
辻 秀一

「熱血」しないコーチになるために
 冒頭から私事で恐縮だが、私自身のスポーツとの出会いは40年以上前であり、現在もスポーツ界の片隅で禄を食んでいる。したがって、当然多くのコーチとの出会いがあった。その多くがいわゆるTVの青春ドラマに出てきそうな明朗、爽快、活発、颯爽、堂々といった日本語をそのまま体現した熱き、熱き、熱血型指導者であった。
 しかし、本書には、(選手の)ためになる(コーチ)とは熱血型コーチであるとは一言も書いてはいない。著者は、まずコーチとは本来“馬車”を意味し、お客(選手)が望むところに連れて行くのがコーチの仕事だと説く。なるほど。しかし、私が出会ったコーチは皆「俺について来い」式で、どこへ行くかさえ言ったことがない。
 まして、どこへ行きたいかなんて聞かれたこともない。こりゃ、えらい思い違いをしていたぞ、とばかり先に読み進めると、コーチのスペル「C」「O」「A」「C」「H」のそれぞれの頭文字を使って、コーチに必要な資質が述べられている。
 例えば、「C」はComprehension(理解、包容力)で、選手や子供を一人の人間として理解し、それぞれの共通点や相違点を受け入れるといった具合だ。こりゃ、本当にえらい思い違いをしていたぞ。

「檄」を飛ばさないコーチになるために
 私も含めて、コーチは概ね声が大きい。なぜなら、練習のときは選手の掛け声やボールの弾む音、シューズが床に擦れる音、選手の激しい息遣いに負けないために自然と腹に力が入り、声が大きくなる。それに、声が大きいほうが威圧感があって選手を掌握しやすいではないか、と考えるとなおさら声のトーンが上がり、こうなると単なる声ではなく「檄」に変わる。やっぱり、コーチは声がでかくなけりゃと思っていたら、本書には一言もそんなことは書かれていない。コーチの「H」はユーモアの「H」だと著者は言う。選手が苦手なことをさせられているときは、大幅なエネルギーの消耗を伴う。そんなとき、コーチが檄を飛ばしてもさらにエネルギーを消耗させるだけで、結果として選手は萎縮してしまうと言う。
 ここは、むしろユーモアが必要だと言う。米国には「Fun is Medicine」(ユーモアは良薬)という言葉もあるそうだ。元気のないときほど、檄飛ばして気合入れるんじゃないのか。こりゃ、えらい思い違いをしていたぞ。

「期待」しないコーチになるために
 コーチは、大方自分のチームや選手に期待をかける。なぜなら、期待通りの結果が出れば、自分への評価にもつながるし、応援してくれている地元にも顔向けができるからである。しかし、著者は「期待」は「怒り」の原点だと断罪する。なぜなら、「期待」することは、ある枠にはめた比較思考、つまり何かと比較して、それよりもよい結果を残すことを要求することだという。だから、「期待」が大きいと落胆も大きくなり、「お前たち、なにやっているんだ! たるんどるぞ!」てな怒りになるというわけだ。
 そう言われると、相手が自分のチームより格が下のときは、「期待しているぞ!」なんて言わないな。
 期待を顔に出さず、熱くならずに冷静に、ユーモアをもって選手やチームに接する。そんなコーチがこれからの日本のスポーツシーンを必ずや変えていくことだろう。
 もしもし、そこのコーチ。何か、えらい思い違いをしていませんか?
(久米 秀作)

出版元:バジリコ

(掲載日:2002-07-10)

タグ:コーチング 
カテゴリ 指導
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魂の箱
平山 譲

「やはりこんども、諦めない者たちが書きたかった」筆者平山譲は、「あとがき」にこう記している。

魂の箱(soul box)
 1991年6月14日、主人公畑中清司は名古屋市総合体育館特設リング上に立っていた。WBC世界ジュニアフェザー級の王者として、彼は挑戦者ダニエル・サラゴサの顔面を、幾度も右ストレートで強打していた。試合は一方的なチャンピオンペース。しかし、第5ラウンドに奇跡が起こる。それも、挑戦者に……。
 「あたるとは思わなかった」パンチが致命的となり試合の形勢は逆転する。そして、敗戦。彼にとって世界王者として闘った最初の試合が、皮肉にも生涯最後の試合となった。その翌年、彼は引退のテンカウントゴングを受けることになる。
 畑中は、荒れた。飲み、酔い、潰れた。リング上で闘う術を失った彼は、今度は虚無感、絶望感と闘わなくてはならなかった。しかし、彼は、その闘いにも敗れてしまう。

それから
 引退から2年が経っていた。食べていくためのカネさえ窮していた畑中は、ある人を訪ねるために横浜の地に足を踏み入れる。その人の名は、元世界フライ級王者花形進。畑中は、世界挑戦5度目でチャンピオンベルトを手に入れた苦労人花形の中に引退後のあらたな目標を見出せればと、彼の経営するボクシングジムを訪れたのだった。
「引退後、なにされました?」畑中は花形に開口一番そう訊いた。
「俺、引退してから焼いてたよ、焼き鳥」
「なあ畑中、世界チャンピオンになったからって店をもたせてくれるほど、世間はあまくねえよ、世界チャンピオンもな、第二の人生はまた、四回戦ボーイからだよ」
 その日以来、畑中は働き始める。しかし、それは単なる改心ではなく、新たな人生の目標を見出したからに他ならない。
「俺は闘うことでしか生きられん」
「だって、俺は、ボクシング屋やから」
「SOUL BOX HATANAKA BOXING GYM」はこうして生まれる。

教育者(トレーナー)
 その「魂の箱」の門を二人の青年が叩く。一人は、まったく自分自身の存在価値を見出せず、ただただ現在を彷徨する高校生。もう一人は、無軌道な青春を過ごした結果、取り返しのつかない過ちによって、無二の親友を失った不良少年。その二人に対して畑中が注ぎ込む熱情と彼らが迷ったときに畑中が見せる笑顔がいい。
「本書は、ある路地裏の小さな箱(ジム)から、自己の存在証明にのぞむ者たちの心のありさまを探求した記録である」と筆者は結ぶ。
 久しぶりに、魂の熱くなるのを感じさせる作品に出会った。近頃感動する心を失いかけている諸君、自らの魂に衰えを感じ、日常生活に倦んでいる諸君、読むべし!

四六判ハードカバー 272頁 1,700円+税
(久米 秀作)

出版元:実業之日本社

(掲載日:2002-06-10)

タグ:ノンフィクション ボクシング 
カテゴリ 人生
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決定版!! 100kmウルトラマラソン
夜久 弘

「知能」としてのランニング
 人は一体いつ頃から、自らの「本能」という呪縛から開放されて「知能」としての走りを満喫できるようになったのだろうか。――生きているものは、すべて動くと言っても過言ではない――生命科学における生体運動に対する知見である。その分野の専門書によれば、神経細胞などがまったく見られない原生動物でさえ、細胞中に運動支配中枢が存在し運動すると言う。
 しかし、決してむやみやたらと動き回っているのではない。自らの生存に不適合な環境を避け快適な環境下に移動するための、いわゆる適応的行動を起こしているのである。これを走性(taxis)と言う。
 この「走性」と似たものに「反射」がある。反射は遺伝的神経機構の産物という点で、生まれつきの行動と定義できる。つまり、本能の一種である。人間が立ち、歩き、走る、という一連の二足直立運動は、この反射機能によるところが大きいことは周知の事実である。
 つまり、人間の行動の本来的に意味するものは、外界からの刺激に対する単純適応行動反応と見ることができる。しかし、これだけでは人間の行動を説明するのには十分とは言えない。なぜなら、人間の行動を理解する場合、学習に基づく行動反応を無視できないからである。学習に基づく行動反応とは、知能のことである。つまり、「走る」という行為とは違い、「ランニング」という行為は、マズローの欲求段階説に従えば、生理的欲求や安全欲求を満足させるための行為ではなく、さらに高位の、自己実現を可能とさせるための行為と言える。人間独特の知能あってこそ可能な行為が、ランニングと言えるのだ。

ランナーの数だけあるランニング
 ところで、私事で恐縮だが、このランニングとは私自身何を隠そう20年来の友(?)なのです。この20年間、太ったと言っては走り、うまい酒が飲みたいと言っては走り、旅行先で走り、引っ越したと言っては走っている次第です。知らない町を走るのは、案外楽しいのだ。しかし、今回初めてこの本を手にしたときは、タイトルや目次などをざっと見て正直言って驚嘆してしまった。なにしろ、著者を筆頭に100km、200km、果ては4200kmも走った人も出てくるではないか。
 多くとも10km程度のジョギングしか経験したことのない私にとって、本書を精読するまでは、ここに出てくるランナーの皆さんは別世界に住む方のように思えた。ところが、読み進むに従って、これは間違いであることに気づく。みんな普通に生活している人々なのである。著者の文章の優れているところが大きいが、行間のあちこちから、本書に出てくる人々の走る姿が見え、走っている沿道の応援する人々の声が聞こえてくる。読んでいて、何かとても美しい小説に出会ったような錯覚を覚えた。
 それと、本書のもうひとつうれしいところは、出てくるランナー皆さんのそれぞれのトレーニング方法が紹介されていること。要は、みんな自分の好きなようにやっていて、それがこのランニングの一番大切なところだという筆者のメッセージがよくわかる。ランナーの数だけランニングの方法があるということなのだ。
 本書を読んでウルトラマラソンに目覚める方も多いのではないだろうか。そう書いている私もなにやらお尻がムズムズしてきました。
(久米 秀作)

出版元:ランナーズ

(掲載日:2002-10-10)

タグ:ウルトラマラソン 
カテゴリ 運動実践
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ミラクルトレーニング 7週間完璧プログラム
ランス アームストロング クリス カーマイケル 本庄 俊和

スポーツ・サイエンス開闢への期待
 2002年7月6日に始まった第89回ツール・ド・フランスは、21チーム総勢189名の選手がひしめき合う中、23日間のフランス一周の旅に出た。コース全長が3,277kmにわたるこのレースは、まさに人間が持ち得る叡智と体力のすべてを結集して挑戦する「世界でもっとも過酷なスポーツ・レース」といっても過言ではない。
 この「世界でもっとも過酷な」レースを今大会を含めて4年連続で制した男がいる。その男の名はランス・アームストロング。アメリカ・テキサス州生まれ、30歳。彼は幼い時からサイクリングに親しみ、そしてごく自然にロードレースに出るようになったという。
 さて、今回のもう一人の主役クリス・カーマイケルが、ランスと出会ったのは1990年ランス17歳のとき。当時、アメリカ自転車競技連盟の男子ロードナショナルチームコーチになったばかりのクリスは、ランスの走りを見て、彼が秘めている大変な潜在能力に気づくとともに、彼は走り方について何も知らないと感じたという。
 ところが、順風満帆に見えたランスの競技人生に大きな転機が訪れる。それは、ランスの身体が癌によって蝕まれ始めているという事実から始まる。彼は、睾丸癌と診断されたのだ。1996年7月のことであった。
 しかし、本書でこのことに触れられているのは、ほんのわずかだ。むしろ、本書のテーマはこんなところにあるのではないと言わんが如く、第一章から「自転車の基本」といきなり本質にフォーカスを絞って、機材のフィッティング、コンポーネント、メンテナンスと修理、ライディングポジション、ハンドリングなどの項目が並ぶ。玄人好みのハードな出だしだ。
 そして、本書の心臓部はなんと言っても第二章「カーマイケル・トレーニング・システム(CTS)」。まさにこれがタイトルにある「ミラクルトレーニング」の本性であるわけだが、このシステムの中核をなす心拍トレーニング法やターゲット心拍数、有酸素運動領域の上限ぎりぎりでトレーニングするための乳酸閾値(LT)の概念などは、日本ではまだあまり一般的ではない。
 このようなスポーツ・サイエンス領野の専門用語がごく普通のトレーニング用語として頻繁に文中に出てくるところに、スポーツパーフォーマンス(競技成績)とスポーツ科学の米国における親和性を羨ましく思うのは私だけであろうか。
 極めつけは、本書後半に出てくる「ペダリングの科学」。アメリカ・オリンピック・トレーニング・センターのスポーツ科学技術部門が行ったバイオメカニクス・サービス・プログラムによるテストを分析した結果、ランスたちアメリカナショナルチームのペダリング・ストロークが画期的に変わったという。まさかこの結果が、その後のランスの強さのすべてとは思わない。しかし、こういった記述をみて、わが国でも一日でも早く、一般のスポーツ書籍の中に競技成績とスポーツ科学の相関が当然の如く記述され、それをまた当然の如く読者も受け入れられるようになってもらいたいものだと感じた。これこそ、まさにわが国のスポーツ・サイエンスの開闢というものではないか。本書は、そんな期待を抱かせる一冊であると、私は思う。
(久米 秀作)

出版元:未知谷

(掲載日:2002-11-10)

タグ:自転車 
カテゴリ 運動実践
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史上最も成功したスポーツビジネス
種子田 穣 本庄 俊和

はっきり言って歴史の違い
 私の蔵書の中に「THE PICTORIAL HISTORY OF FOOTBALL」というのがある。要するに、アメリカンフットボールの歴史を写真で追ったものだ。そして、この本の最初に「CAMP」なるタイトルのついた章があって、そこには口ひげをはやし、左手を後ろに回して直立姿勢で立っている男の写真が大きく掲載されている。
その男こそが現在のフットボールの原型となるルールを確定したウォルター・キャンプその人である。その写真の説明には「ウォルター・キャンプは1878年にエール大学のキャプテンとなった。彼は革新的なアメリカンフットボールのルールを背景に、大いに活躍した」と記されている。
 1878年は、日本で言うと明治11年である。この年、日本では明治新政府の立役者であり、版籍奉還や廃藩置県を断行した参議兼内務卿の大久保利通が東京紀尾井町で刺殺されている。まだまだ国の存亡ままならぬ状況の中で、ましてスポーツなんぞという時代であった。
 1892年、米国ではアメリカンフットボールは人気スポーツとなり、初のプロプレーヤーが誕生したと本書に書かれている。日本では明治25年に当たる。この年日本には本格的テニスコートが東京・日比谷の英国公使館の中庭にでき、これをきっかけにテニスが盛んになったという。でも、フットボールではないのだ。
 日本で初めてアメリカンフットボールの試合が行われるのは、それから43年後の1935年(昭和10年)。東京・明治神宮外苑で横浜選抜と在日外人チームの試合が第一戦であった。そのころ、米国では現在のNFLは既に組織されていたし、1934年にはNBCラジオで全国向けに初めて放送が行われたという。そして、1935年には現在も行われているドラフト制度ウェーバー方式を導入したという。やはり、はっきり言って歴史が違うのだ。

スポーツと体育の違い
 本書は、新市場開拓の原則として次の2つを挙げている。
(1)ファンデベロップメント、即ち顧客の開拓、(2)メディア展開、即ち如何にしてメディアへの露出度を増やすか。
 両方とも納得だが、特に(1)の顧客の獲得には大変な時間を要するという。
つまり「特にプロスポーツの場合、人々がファンとなるスポーツは、自分が過去にプレーしたことのあるスポーツであることが多い」という。
これも納得。つまり、日本の場合、過去におけるスポーツ経験とはイコール学校体育でのスポーツ経験となるので、NFLジャパンでは現在日本でのNFLファン獲得作戦の一環としてフラッグフットボールという安全で誰もがフットボールゲームを楽しめるプログラムを全国小学校に展開中という。これも納得。
 因みに、何を隠そう私もこのフラッグフットボール経験者の一人で、年齢、男女混合チームでゲームをやる気分は格別です。 読者諸君、一度経験すべし。
 閑話休題。しかし、これらのNFL顧客獲得作戦には大事なものが抜けている。それは、スポーツはやるものと同時に観るものだとういう視点だ。残念ながら、今までの日本のスポーツ教育には、ここが決定的に欠けていた。つまり、教育・教材としてのスポーツ、体育だったのである。
 事実、全国の小・中学校のグラウンド、体育館に観覧席が用意されている学校が何校あるか? あるのはスポーツをやるためだけの施設ばかりだろう。私自身、もう10年以上前になるが、娘のミニバスケットボールの試合を体育館の外から、狭い出入り口に沢山群がる他の保護者に混じって立ちながら応援したのを覚えている。
観覧席があったら、もっと楽しめただろうに。
 NFL関係者の皆さん、そんなに史上最もビジネスを成功させた余力があり、あくなきビジネス精神の元、さらに日本、そしてアジアとビジネスチャンスを目論むなら、全国の小・中学校に観覧席を寄付して下さい。
 そうすれば、必ずや日本人はスポーツを観る楽しみを理解します。そして、アメリカのように、会場近くでバーベキューパーティーもやるようになります。なんせ、史上最もマネがうまい国民ですから。

(久米 秀作)

出版元:毎日新聞社

(掲載日:2002-12-10)

タグ:スポーツビジネス NFL アメリカンフットボール 
カテゴリ その他
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スポーツマンシップを考える
広瀬 一郎

ちょっとお耳を拝借
 さて、冒頭から恐縮ですが、ただいまより「すべてのスポーツ・コーチに捧げる、――コーチ必読!知ってるようで知らないスポーツ用語解説集――これを読めば貴方も明日から一流コーチの仲間入りだ!編」を始めたいと思います。(ずいぶん大袈裟なタイトルだなぁ……)

(1)「スポーツとは何か」
 遊びであり、競争です。

(2)「スポーツマンシップとは何か?」
 スポーツを通じて身につける人格的な総合力のことです。

(3)「フェアプレーという考え方はどうしてでてきたのか?」
 スポーツが単なる遊びから、勝利を求めるものに変化していったからです。

(4)「なぜスポーツマンシップを教えなければならないのか?」
 スポーツマンシップなしにはスポーツは成り立たないからです。

(5)「なぜ戦う相手を尊重するのか?」
 素晴らしい勝利を得るためには、素晴らしい対戦相手が必要だからです。

(6)「なぜ審判を尊重するのか?」
 審判がいなければゲームが成り立たないからです。

(7)「なぜゲームを尊重するのか?」
 スポーツの素晴らしさが、そこに集約されているからです。

(8)「ルールを守ればスポーツマンか?」
 必ずしもそうではない。伝統や慣習を尊重することも重要です。

(9)「勝負に徹するなら“スポーツマンシップ”はきれいごとか?」
 きれいごとではなく、それこそが本質です。

(10)「“スポーツマンシップ”を教えると強くなるか?」
 はい、その通りです。

 さぁ、いかがでしたか。あんなに長年指導しているのに、なぜうちのチームはちっとも強くならんのだと、やたらこの頃酒量が増えている古株コーチも、ともかくスポーツは若さと情熱で教えていますという、どちらが選手かわからない新米コーチも、ちょっとこの辺で「スポーツの本質」について、上の「用語解説集」を参考にして改めて考えて見ませんか。きっと、絡んだ糸がほどけるように、一味違うコーチングが見えてくるはずです。えっ、まだよくわからない? そういうコーチは、本書をお読みください。因みに、ここに掲げた用語とその解説は、本書の目次とそのサブタイトルそのままなのです。
 本書にはこの他に、元サッカー日本代表監督岡田武史氏と元ラグビー日本代表監督平尾誠二氏による対談「世界と戦うために」が収録されており、選手に望まれるメンタリティや判断力等について興味ある意見が交換されています。ただいまコーチ真っ只中の人にはたまらない内容ではないでしょうか。
 きっと、本書を読み終えた後の貴方の顔は、一流コーチの顔になっていますよ。
(久米 秀作)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2003-01-10)

タグ:スポーツマンシップ 
カテゴリ 指導
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武蔵とイチロー
高岡 英夫

天才の世界
 湯川秀樹という方を皆さんは覚えておられるだろうか。1949年に日本人初のノーベル賞受賞者となった物理学者である。その彼が、晩年になって出した本の中に『天才の世界』というのがある。これは、古今東西の歴史に残る偉業を成し遂げた人々、いわゆる天才と言われた人々の創造性の秘密を解明しようという意図の下に書かれた書物である。彼は、この本の「はじめに」の中で天才について次のように述べている。「(天才に)共通するのは、生涯のある時期に、やや異常な精神状態となったことであろうと思われる。それは外から見て異常かどうかということでなく、当人の集中的な努力が異常なまで強烈となり、それがある時期、持続されたという点が重要なのである」
 では、今回の主人公のひとり、武蔵は天才か。私が知っている武蔵は、小説家吉川英治氏が描いた武蔵のみであるが、これを読んだ限りでは、どちらかといって愚直なまでの努力家タイプに思える。むしろ、彼と巌流島で決闘した佐々木小次郎のほうが天才タイプではなかったか。しかし、前述した湯川氏の天才論で言えば、異常なまでに強烈に剣術を持続して磨いたという点では、間違いなく武蔵は天才だ。
 もうひとりの主人公イチローはどうか。これには誰もが天才と口を揃えるだろうが、ではなぜ? おそらく、皆イチローのセオリーを無視したようなバッティングフォームとその結果を見て、いわゆる天才肌的なものを覚えるからであろう。しかし、ここでも湯川論に従えば「外から見て異常かどうか」が天才の判断基準になるのではない。あくまでも異常なまでに強烈な集中力がイチローには見て取れるところに彼の天才たる所以があると、この筆者は見たようだ。

ユルユルとトロー
 筆者がこの二人に共通して着目したものに「脱力」がある。筆者は、まず武蔵については、彼の肖像画から類推して、彼の剣を構えたときの身体には無駄な力が入っていないと指摘する。刀はユルユルと握られ、全身は脱力されている。しかし、その脱力はフニャフニャしたものではなく、トローとした漆のような粘性を持った脱力だと言う。武蔵が残した有名な書物に『五輪書』があるが、この中で武蔵は「漆膠(しっこう)の身」ということを書いていると言う。そして、「漆膠とは相手に身を密着させて離れないこと」だとも書いていると言う。つまり、相手の動きに粘り強く着いていくには、トローとした脱力が必要だと言うわけである。これはイチローにも当てはまる。本来、バッティングとは投手が投げてくる球に対して自分のヒッティングポジションが合致すれば、クリーンに打ち抜けるものだ。従って、投手は打者の得意なヒッティングポジションに球が行かないように、球種を変えコースを変えてくるのである。しかし、イチローはトローと脱力した身体で、あらゆるコースの球に密着してくる。だから、イチローには特に待っているコースもなければ決まったヒッティングポジションも存在しないと言うわけである。

天才と凡人の違い
 私は、今回この本を読んでいて、どうも近年のスポーツ科学者は、私も含めて客観的事実というマジックに捕らわれすぎたようだ、という反省を覚えた。客観的事実の積み重ねの上に真実が現れるという科学的分析手法は、誰もが理解し納得いくという点では優れた手法であることは認める。しかし、簡単に言ってこの手法で明らかになるのは、大方が同じ結果になるから真実だという結論にすぎない。果たして、それは真実なのか。大方とは違う結論の中にも真実はないか。データでは見えてこない真実。ここを見て取れるか否かが天才と凡人の違いではないか。特に、指導者には耳を傾けていただきたい。「日本スポーツ天才学会」や「日本スポーツ異端児の会」などあってもよくないか。
 最後に、再び湯川氏の天才論をご紹介したい。「――、私たちは天才と呼ばれる人たちを他の人たちから隔絶した存在と思っていない。(中略)ほとんどの人が、もともと何かの形で創造性を発現できる(つまり天才的)可能性を秘めていると考える」
(久米 秀作)

出版元:小学館

(掲載日:2003-03-10)

タグ:身体 宮本武蔵 イチロー 
カテゴリ 身体
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スポーツ解体新書
玉木 正之

スポーツを“解体”する
 私は“解体新書”というとまず日本最初の西洋解剖学書の訳本を思わずにはいられない。“解体”には物事をバラバラにするとの意味もあるが、この場合は“解剖”を意味する。従ってこの「解体新書」というタイトルは、素直に読めば「新しい解剖書」という真にシンプルなタイトルになるところだ。
 しかし“新書”という言葉に込められた意味を私なりにこだわれば、この言葉には新しい分野や秩序を築こうとするときの緊張感がこめられていると思う。
 誰も到達したことのない領域に達し、それを世に現すことを許された者だけが使える“新書”という言葉。
 この言葉がタイトルに踊る本を読み開くとき、私は期待感にワクワクし、緊張感で胸をドキドキさせながら頁をめくる。
 さて、今回ご紹介するのは“スポーツ”の解体新書である。本書は、今まで既成事実として君臨(?)してきたスポーツに対する概念規定をことごとく“解体”して新しい概念を構築しようとする意欲作である。私の“新書”への期待感も裏切らない。
筆者の新たなスポーツ秩序の道すじをつけようとする情熱が、熱波となって頁をめくるごとに襲ってくる。

「体育」と「読売巨人軍」
 筆者はこの2つが日本のスポーツを、本来のスポーツの意味から遠ざけたと言っている。明治において欧米文化を取り入れることに躍起だった日本にスポーツが輸入されたとき、残念ながら日本には 受け皿となるスポーツの社会基盤(インフラストラクチャー)がなく、結局大学が主な受け皿となる。しかし、世間の学生に対する目は厳しく、学生の本分は学問(精神活動)であるとして身体活動であるスポーツを“遊び”として認めずしょうがなくスポーツを「精神修養の道具」として世間へ認知を図るのである。
 その後「“下級学校”に配られた結果日本では、スポーツが体育へと変貌しスポーツと体育が同種のものとして考えられるようになった」と言うのである。それ以降スポーツは学校体育の専売特許となり、学校教育だけのものとなる。その結果、スポーツ本来の年齢に関係なく誰もが楽しめ、どこででも行えるというスポーツ観は、日本で育つことがなくなってしまったわけである。
 読売巨人軍は、もちろんプロ野球のジャイアンツのことである。数々のスーパースターを生み出し、日本のスポーツ界の頂点に立つこのチームも、筆者に言わせれば日本のスポーツをダメにしているという。
 一民間企業が、その企業の宣伝効果のみを優先させて運営しているところに、形こそ違うがメジャーリーグやヨーロッパのクラブチームの運営形態と決定的に違うことを指摘する。さらに、特定のメディアが特定のチームと結びついていることに、筆者は大きな疑問を寄せている。
 筆者は、最後に次のような言葉で本書を締めくくっている。
「日本のスポーツ界が(とりわけ、日本人に絶大な人気のある野球界が)過去のしがらみを断ち切つて変革に手をつけ、たとえ小さな一歩でも未来にむけて新たな出発を始めるとき(中略)日本の社会が、真の豊かさの獲得に向かって歩み始めるとき、といえるのではないでしょうか」
 そういえば、どこかのワンマンオーナーがようやく引退というような記事が最近あったように思うが、これで少しでも日本のスポーツ界が変わるといいですね、玉木さん。
(久米 秀作)

出版元:日本放送出版協会

(掲載日:2012-10-08)

タグ:スポーツの意味 
カテゴリ その他
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エネルギー代謝を活かしたスポーツトレーニング
八田 秀雄

運動は全て有酸素運動である
 われわれ人間はエネルギーを補給することによって身体活動を営んでいる。そして、このエネルギー補給の中でとりわけ重要なのが酸素補給である。筆者は、この酸素がエネルギーを生成する過程について「糖が分解されて、ピルビン酸になり、それがミトコンドリアのTCA回路に入って、ATPが作られました。(中略)そして、TCA回路──電子伝達系と反応が続き、ATPが作られます。このとき酸素が必要になります」と解説する。そして、酸素はミトコンドリアでATPを作る際に、反応の仲立ちをする働きがあると言う。
 ここまでは従前の知識と変わりはない。しかし、ここからが違う。筆者は、身体活動している限り強度に関係なく酸素の仲立ちは必ず行われていると言うのである。ん?
 そこで学生時代を思い出して、運動とエネルギー供給の関係について簡単に復習してみよう。運動時のエネルギー供給には3つの方法があって、1つはATP-PC系。この供給機構でまかなえる運動時間は7秒であった。次に反応は解糖系に移り、33秒がこの機構でまかなえると言われた。そして、その後は酸化系のエネルギー機構、つまり有酸素運動となるわけだ。従って、前者の7秒+33秒は無酸素運動だとわれわれは学生時代に教わったわけだ。
 ところが筆者は、たとえ最初の7秒間の全力運動でもエネルギー供給機構はATP-PC系だけではなく、ほかのシステムも働いていると言う。
「ヒトが生きているということは、糖や脂肪から酸素を消費してATPを作っているということです。それは運動中でも同じです。全ての運動は有酸素運動なのです。ダッシュも無酸素運動ではありません」 うーん、これは大変新しい解釈と言ってよいでしょう。

乳酸は疲労物質ではない
 疲労の研究は大変古くから行われているが、スポーツ競技場面においてはパーフォーマンスを低下させる原因となるので、現在でもスポーツ科学の中心的テーマの1つである。しかし、この疲労の原因と考えられている物質については昔から乳酸が常識であった。
 しかし、筆者はここでも「乳酸は疲労に無関係ではないが、高い強度の運動における疲労、特に疲労困憊を、乳酸による体内の弱酸性化だけで説明するのは不適当である」と書いている。
 そして、本当の原因は「高い強度の運動でクレアチンリン酸がなくなりリン酸が蓄積することが、疲労に大きく関係している可能性がある」と述べ、さらに「カリウム、カルシウムなど、疲労は多くの要因が関係していて、1つの要因だけで決まるわけではない」と結論づけている。
 筆者は、このようにスポーツをする者にとって今まで常識とされていた知識に対して「生理学的視点を持ちながら生化学的に考える」ことによって新たな結論とそれに基づいた新しいトレーニング方法を提案することに意欲的だ。さらに「一般の方はテレビなどでスポーツ観戦をするときに、より面白くなるということで読んでいただければいいかと思います。」という肩の力が抜けたコメントにも好感が持てる。
 大学院生やこれからスポーツ科学に興味を持つ人には、格好の運動生理生化学の入門書としてお勧めしたい一冊である。
(久米 秀作)

出版元:講談社

(掲載日:2004-06-10)

タグ:生理学 乳酸 代謝 
カテゴリ スポーツ医科学
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スポーツの法律入門 知らないと損をする指導者のリスクマネジメント
入澤 充

体育と人権
 わが国は法治国家である。法治国家とは、教科書的に言えば「国家統治権の発動が、あらかじめ議会の議決を経た法律に基づいて行われるべきであるとした国家」ということになるが、これは同時に「国が国民の自由と権利を法のもとに保障する」ことをも意味する。
 そして、この国民の自由と権利の保障において、現在最も重要だと考えられているのが「人権の保障」である。
 だが、わが国のスポーツ界ではこの人権保障、特に被教育者(生徒、選手)への人権保障についてはいささか意識が低いように思える。そこには、明治以来わが国がスポーツ=体育とし、スポーツの教育的側面ばかりが強調され、教育者が被教育者に対して絶対的優位な立場をとることを国民が甘受してきた歴史があることが原因としてみてとれる。
 しかし、ここ数年のスポーツをとり巻く環境は著しく変化した。アマチュアリズムは崩壊し、スポーツでお金を稼ぐことは半ば公然となった。また、トップ選手がマスコミに対しスポーツを楽しんでいるという姿勢を強調するようになった。その結果、国民にはスポーツとは自らが楽しむために行うものという自己権利意識が常態化し、付随して人権意識も確実に高まった。
 こういった中で、もしも体育が従来通りのスポーツ指導を継続しようとするならば、世間とのギャップは広がり、結果的に体育のアイデンティティーを失うことになるであろう。
 わが国のスポーツの屋台骨を支える体育がそうならないためにも、スポーツにおける「人権の保障」問題は是非おさえておくべきだと思うのである。

新しい人権としてのスポーツ
 本書はさまざまなスポーツ指導場面で起こったトラブルを例に挙げながら、当事者 の法的責任の所在を明らかにしている。
 例えば、体育授業でバレーボールの支柱が倒れて頭に当り、その結果重い後遺症を患った生徒の両親が学校に損害賠償を請求した事件では、「学校には被教育者の生命・身体の安全保障義務があるので、このバレーボールの支柱が設置上及び管理上において通常の安全性を欠いていれば、損害賠償を請求できる」としている。
 また、「教師は教育活動中には、生徒が危険な目に会わないよう常に注意をする義務があります。(中略)これを怠っていたとしたら教師の注意義務違反」とも指摘する。 また、柔道の部活動で顧問不在中に先輩の無謀な稽古の結果1年生部員が前頭部を畳に強打し、脳内出血、脳軟化症の傷害を受けた例では、「判決では、教師は練習の指導・監督義務を放棄したのに等しいと厳しい判断をされます。(中略)放課後、指導者が不在であった場合には、練習を中止させることも注意義務の一つ」と結論づけている。 この例では、傷害を受けた1年生のスポーツすることによって幸福を追求する基本的人権(憲法13条)が先輩の無謀な稽古によって不当に侵害され、その責任が監督者である学校と顧問教諭にあるというわけである。このほかにも本書には、スポーツクラブやイベント会場でのトラブル例やクラブ内で起こったいじめやセクシャルハラスメントに対する法的解釈等についても数多く言及している。
 どのトラブルも身近で起こる可能性があり、読んでいて身につまされる。
 しかし、本書の本当の狙いはどうやら各種トラブルに対する対処の仕方や転ばぬ先の杖的なハウツー本ではないということが、読み進めていくうちにみえてくる。
「新しい人権としての“スポーツ権”を主張していくことが、文化としてのスポーツがより深化していくことにつながるのです」この言葉に、著者の思いのすべてが集約されているようだ。
 新しい人権としてのスポーツ、スポーツ権はまさに新しい時代のキーワードだと思う。
(久米 秀作)

出版元:山海堂

(掲載日:2004-05-10)

タグ:法律 損害賠償 
カテゴリ 法律
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シマノ 世界を制した自転車パーツ 堺の町工場が「世界標準」となるまで
山口 和幸

堺の町工場から世界標準へ
 本書は、自転車部品メーカー「シマノ」が世界一の自転車「パーツ屋」になるまでのノンフィクションドラマである。
 株式会社シマノは現在大阪府堺市に拠点を置く。創業は1921年。鉄工所の職人であった島野庄三郎が島野鉄工所として興した会社である。
 当初島野鉄工所ではフリーホイールというギヤパーツを製造していた。しかし、その初代社長庄三郎が逝去した頃には第一次サイクリングブームも終り、会社は経営の建て直しを迫られる。
 そんな会社を引き受けたのが庄三郎の長男尚三である。そして、彼と弟の敬三、三男の喜三が会社経営に乗り出してからは、三兄弟は才覚と社内での役割を三者三様にこなし、これが“三本の矢”となって会社を大きく飛躍させていくことになるのである。

ブレーキにシフトレバーを載せろ
「おい長、あれ困るんちゃうか?」
 7400の企画を担当していた長義和が、島野敬三専務に呼ばれた。長はSIS(シマノ・インデックス・システム)と呼ばれる変速機の位置決め機構を7400に搭載した際の中核となった人物で、それ以前自転車選手時代はミュンヘン五輪とモントリオール五輪に出場。モントリオールでは日本自転車界初の6位入賞を果たした日本短距離界の名選手であった。
「SISできてええねんけど、上りで立ち漕ぎするやろ。そしたらハンドルから手が離せないから、変速できへんやろ」
「まあ、できませんね」
(中略)
「あれって因るんちゃうか。アタックされるでしょう、こっちが変速しているすきにね」
「まあ、それもヤツらの作戦ですから」
「チェンジレバー、手元にあったらいけるんちゃうんか」
 シマノを世界的自転車企業に躍進させた原因は、こんな発想の柔らかさにあったようだ。

ストレスフリーという名の自転車
 この物語はシマノの商品開発に対する先見性とそれに注ぎ込む情熱が中心であるが、実は本当の主人公はここに出てくる社員一人一人なのである。
 前述の会話にもあるように、選手の実績を持つ社員と会社のリーダーが直接意見をぶつけ合う。リーダーは常に誰でも乗りやすい、人間にとって限りなくストレスフリーな自転車を想像する。それを、技術者であったり、元選手であったりした人々に実現するように指示する。そして、この会社では指示を受けた人々が実に誠実に、満身に力を込めて実現しようとしている。ここにシマノの世界一たる所以がある、と著者は看取する。
 翻って考えれば、スポーツ現場においてもコーチは技術者(選手)-人一人に先見性を持って技術の進歩・実現を望むべく指示を出し、選手が誠意を持って答えを出そうとしたときに最高のパフォーマンスが生まれる。
 実業界とスポーツ界の違いはあれ成功の秘訣は同じところに潜んでいることに、本書を読んでいると気づかされる。
 私事で恐縮だが、実は8年ほど大阪に在住していたことがあり、その間にシマノのレーシングチームで体力測定やら実走中のベタルにかかる力(踏力)の測定やらを手伝ったことがある。
 残念ながら、我がデーターはまったくシマノの世界的躍進には役立たなかったようだが、本書中にも当時レーシングチームをまとめておられた岡島信平氏の名前や辻昌憲監督の名前を拝見し、妙な現実感を持ちながら本書を読ませていただいた。
 日本は技術立国であると言われているが、本書を読んで改めて納得した。日本はまだいける、と勇気をもらえる一冊である。
(久米 秀作)

出版元:光文社

(掲載日:2012-10-08)

タグ:開発 自転車 パーツ 
カテゴリ その他
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日本人大リーガーに学ぶメンタル強化術
高畑 好秀

「選手の指導」に効く薬
 今この書評を目にしている方々は、なんらかの形でスポーツの指導に携わっていらっしゃる方々だと思うので、選手の指導に関しては、一方ならず苦労があることは重々承知のことと思う。私事ながら苦節20年この世界に身を置いて、何度“選手指導の特効薬”はないものか思い悩んだことか……。
 なんだか新年早々しみじみした話になってしまったが、特効薬はないにしても、スポーツ指導で成功するための黄金律は存在するのではないかということは薄々感じるのである。そして、その存在を知るには“我々は人間を指導している”という、ごく当たり前の事実に気づくことが重要なのではないだろうか。
 人間を社会的動物とみた場合、「マズローの欲求段階説」によれば、人間には5段階の欲求があると言う。この5段階とは下位から生理的欲求、安全・保障の欲求、社会的欲求、自我の欲求そして最高位の自己実現の欲求のことである。
 こうしてみると、スポーツ指導の場面においても一選手の持つ欲求はこの段階に沿っているようにみえる。例えば、そのスポーツを始めるにあたっては、今まで自らが満たされないと感じていた部分を満たしてくれそうだという生理的欲求が動機として強く働いたと考えられるし、次にそのスポーツを継続するには未来への安定つまり生活の安全や保障欲求が満たされることが重要である。
 そして、次第に欲求は高位へと高まり、そのスポーツに携わっていることへの社会的認知が得られ、人々から尊敬されることで自我の欲求を満たし、理想的な自己の確立を成し得ることで、果たしてそのスポーツに携わった喜びを得ることになるのである。
 選手には、選手という以前に、一人間としてこうした欲求があることを先ず指導者が理解することこそが指導の“特効薬”ではないだろうか。

メンタル強化術
 さて、今回ご紹介する本書では、選手指導の特効薬的方法論として“人間の心理”を理解することをテーマとしている。
 内容は、場面設定の多くが会社の上司と部下の関係における心理、つまり部下に如何に余計なストレスを感じさせずに仕事に集中させるかとか、部下のやる気を育てるには上司はどのような発言や行動をとるべきかというような形で書き進められているが、これはこのまま指導者または監督と選手の関係においてもありえることであるので、本書の内容は十分スポーツ指導現場において応用可能である。
 これについては著者も意識したのであろう、各章の最後には日本人大リーガーを含めた大リーガーたちのメンタル強化術について触れられており、大リーグの指導者やトップ選手が本書に述べられているような心理作用をどのように指導や自らのメンタルコントロールに用いているかについて興味深い話を載せている。
 著者が現在まで、イチローら多くの一流プロ野球選手のメンタルトレーニングを指導した経験がここに生かされているようだ。
 スポーツにおけるメンタルコントロールについては、日本はまだ欧米からみるとようやく端緒についたばかりに思える。
 しかし、今後日本の一流選手がTV画面を通して、メンタルな面を強調したコメントをより多くすれば、必ずやそれを見ている次世代の子どもたちは、新鮮なスポーツ感覚を磨くことであろうし、これは結果的に日本におけるスポーツという文化の深遠を深め、発展に繋がることになるであろう。
 今年はこれを期待しながら、スポーツ関係者の皆さん、一年頑張ろうではないか。
(久米 秀作)

出版元:角川書店

(掲載日:2012-10-08)

タグ:メンタル 
カテゴリ その他
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脳百話 動きの仕組みを解き明かす
松村 道一 小田 伸午 石原 昭彦

トキザネ先生
 今回は“脳”の話である。タイトルには「脳百話」とあるが、正確には101話の話題がそれぞれ読み切り方式で出てくる。しかしすべてが脳の話ではない。脳にまつわる話と言ったほうがよいかもしれない。
 ところで、脳の話となると、私は個人的に時実利彦著「脳の話」(岩波新書・青版)を思い出さずにはいられない。
 このトキザネ先生の名著と出合ったのはまだ夢もチボー(希望)もあった大学院生のときと記憶している。
 私はこの単行本のおかげで研究室に通う電車の中、ひたすら脳の神秘に浸り、ヒトの動きの妙に感嘆し、自身の将来の研究に大いなる野望を抱いたものだったが、果たして…。
 話を戻そう。トキザネ先生は本書の第一章に「心のすみかを求めて」と題して、脳研究小史をお書きになっておられる。それによると、人間の“精神”というものが整った形で考えられるようになったのは西暦紀元後のローマ時代になってからだと言う。
 この時代のヒポクラテスとともに古代医学の祖と呼ばれているガレノスが、それまでのアリストテレス流の心臓に心の座を求める考え方を否定して、人間の精神を想像、理性、記憶、感覚と運動の4つに分類し、それらが脳でつくり出されると主張したのだという。
 しかし、ガレノスの死後約1300年の中世暗黒時代には、彼の主張はマホメット教やキリスト教の教義に反するという理由で歪められてしまったのである。
 しかし18世紀に入ると再び脳の実質そのものに精神の働きを求めようとする考え方が出てきて、19世紀には実験脳生理学の黎明期を迎える。
 その結果、大脳皮質の働きが徐々に明らかにされていったのである。
 そして20世紀に入ると、麻酔法の発達と脳外科手術の進歩によってより精密な脳研究が進められるところとなったのである。

動く“脳”と柔らかい“脳”
 このトキザネ先生の著書を読み進めていくと、さかんに“働き”という言葉に出合うことに気づく。
「大脳皮質の“働き”」とか「頭頂葉の領域では判別や認識の“働き”がある」と言った具合である。
 しかし、本書にはこのような言葉使いはあまり出てこない。本書では、「呼吸や咀嚼・歩行といった生存のための基本運動は(中略)脳幹で制御される」「(指のタイピンク運動など)を効率的にするためには、(中略)一次運動野への入力が重要である」となる。こう言った言葉の使い方ひとつにしても、そこから現代の脳科学の進歩が窺い知れる。
 そう言えば、本書のサブタイトルは「動きの仕組みを解き明かす」であった。脳機能の動きの解明、多分トキザネ先生なら“脳の働きを解き明かす”としたであろう。
 さて肝心の内容であるが、これが極めてユーモアのセンスに富んだ内容なのである。
 例えば、タイトルだけ追ってみると「黙って座ればぴたりと当たる--脳地図と脳機能地図」とか「宇宙で筋肉はどうなる」「休めば痩せる筋線維」「うさぎとかめの筋線維」さらには「夢は目玉を駆け巡る--REM睡眠の話」「アガる人・キレる人--感情の運動作用」などなど。
 この本の執筆者たちは相当“柔らかい脳”の持ち主である。本書にはこの他に「名人への道のり」と題した中枢の運動学習についての記載もある。それによると、中枢は訓練によって運動の効率化を“学習”すると言う。
 多分柔らかい脳の持ち主は、この効率化によって得た余裕をユーモアに当てるのであろう。読者諸君にも是非本書に触れて“柔らかい脳”とユーモアを学習してもらいたいものである。
(久米 秀作)

出版元:市村出版

(掲載日:2012-10-08)

タグ:脳 
カテゴリ スポーツ医科学
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スポーツ競技学
L.P.マトヴェーエフ 渡辺 謙 魚住 廣信

 本書の冒頭「訳者のことば」のところで、「スポーツトレーニングにかかわる者で、『マトヴェーエフ』という名前を知らない人がいるだろうか。
 もし知らないというなら、それは非常に恥ずかしいことであり、スポーツトレーニング理論を知らないといわれても仕方がない」と書かれているのをみて、私は非常に恥ずかしい思いを抱えながら本書をゆっくりと読み始めた。
 本書の原著者であるマトヴェーエフ・レフ・パワロヴィッチ博士は教育学博士および名誉博士の学位を有し、現在ロシア国立体育アカデミーの教授ならびに功労教授である。過去においては国立中央体育大学の学長も勤めた経歴を持ち、ロシア、ベラルーシ、ドイツ等において名誉称号を授与されている。博士自身、学生の頃は器械体操を専門とし、日本で言うところの「特待生」コースに所属していたと言う。
 博士が指導者として活動を始めたのは16・17歳からだそうで、その後ソ連の複数の選抜チームをオリンピック、その他の国際競技大会に向けて指導するようになった。そして、体操、陸上、水泳、重量挙げのソ連ナショナルチームや東独、ブルガリア、キューバ、中国などの選抜チームのコンサルタントも勤めている。
 博士が著した中で、「スポーツトレーニングの基礎」(日本では「ソビエトスポーツ・トレーニングの原理」として翻訳出版されているそうである)は、日本のみならず世界中の多くの国で高い評価を得たそうで、今回の著書は博士の長年の経験から得たトレーニング理論の集大成的位置づけになっているようである。

若い指導者に読ませたい
 さて肝心の内容であるが、正直言って十分本書の内容を理解するにはスポーツ指導に対してかなり高い意欲を持ち、かつ専門的知識を有していることが必須条件となるだろう。例えば、「スポーツ現象とは何か」という章では「スポーツ」というカテゴリーの範囲やそれに関連する概念規定を試みているし、現象的側面だけに議論が終始しているかと言えば「競技会と競技会システムの理論」といったより現実的な理論構築にも言及している。
 さらに、異体的な「トレーニング法の組み立て方」のような実際場面に応用可能な著述も見られる。この辺の著述は、むしろ本書前半部分の現象学的議論や理論構築よりも博士にとっては若き日の指導経験を生かした“得意分野”なのではないだろうか。
 本書の原文タイトルは「スポーツ原論とその応用」だそうだが、後半を読み進めていくうちにこのタイトルに納得ができる。ただ、日本においては訳者と監修者が相談の上「スポーツ競技学」に変更したそうである。
 今後わが国で、“スポーツ競技学”という総合的カテコリーを網羅する学問領野が構築されるきっかけとなるであろうか。

「訳者のことば」を再び引用したい。
「『木を見て森を見ず』、このような指導者をなくしてスポーツトレーニングを総合・統合科学として認識できる指導者を育てなければならない。その意味で、わが国において一人でも多く本書の内容とその価値が理解できる指導者が増えることを願う次第である。」私も同感である。
 やや枝葉末節的議論が先行気味の最近のわが国のスポーツ界において、改めて統合的にスポーツ全体を鳥徹する意味は大きい。この訳者の願いが本物になるために、私は本書を熱意ある若き指導者達に是非読ませたいと思っている。
(久米 秀作)

出版元:ナップ

(掲載日:2012-10-08)

タグ:トレーニング ロシア 
カテゴリ 指導
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女性アスリート・コーチングブック
宮下 充正 山田 ゆかり

出産する身体
 今年はオリンピック・イヤー。日本選手団における女子選手数は男子の数を上回り、いざオリンピックが始まればこぞって国民は女子の活躍を祈り、勝利に歓喜したことは未だ記憶に新しい。
 そんな時代だからこそなのか、ここに「女性アスリート」に対するコーチングブックが登場した。著者の一人が“あとがき”にこんなことを書いている。「ところがまわりを見回しても、女性ならではの『からだとこころ』を解説するコーチングブックはこれまで存在していません。(中略)だからこそ、女性アスリートたちのよりよいスポーツ環境を目指すための本が、どうしても必要だと思ったのです。」そうだったのか。そう言われれば少ないのかなぁーと思いつつ筆者の拙い記憶を辿るに、女性とスポーツというテーマ自体はそれほど新しくもないことに気づく。とすれば、本書は何が“新しい”のか?
 今回特に興味深く読ませていただいたのは「第2章こころ」の部分だ。というのは、従来の女性とスポーツのテーマは“からだ”の部分に主に焦点が絞られていて、その結果月経や妊娠といった女性の生殖機能とスポーツの関係はかなり一般的理解が得られるようになってきた。が、女性のこころ、特に社会的存在としての女性のこころの部分へのアプローチは十分とは思えないからである。実は、ここのところの問題解決が、女性アスリートをコーチングする際の鍵となることを本書は教えてくれている。「女性とスポーツの歴史をひも解いてみると、そこにはいつも『女性としての』あり方を問う声が充満していました。(中略)いずれにせよ、女性がスポーツをする際には常に生殖機能や外見・容姿に対する美醜の観点から捉えられてきたことがわかります。つまり、女性の身体はいつも『妊娠―出産する身体』としてみられ、スポーツは将来『母体』となる身体にダメージが及ばぬように禁止され」た歴史が長かったというわけだ。その一方で「『母体』となるからこそ身体を鍛えよと奨励もされてきた」のも事実であると本書は指摘する。ということは、この社会的呪縛から女性が真に解き放たれるときに新しい女性とスポーツとの関係が構築されると言えるが、ここのキーワードは実は“男性”なのだということにも強く気づかされるのである。性としての男女と社会的存在としての男女。それぞれにおける男女の役割分担は必ずしも一致しない。ことスポーツに関してはあくまでも社会的存在としての男女を基本として成り立つ文化であることを改めて理解する必要を読後に強く感じた。

弱者としての身体
 もうひとつ女性とスポーツを考えるうえで大切な問題が存在する。それは「セクシャルハラスメント」である。本書は、サブタイトルに「コーチのモラルとマナー」と題して、この今日的問題に対して「男性コーチの女子アスリートに対するわいせつ行為やレイプ、セクシャルハラスメント行為は、『身体の接触をともなう』『精神性を重んずる』などの線引きがあいまいなうえ、絶対的な主従関係が被害の表面化を阻んでいます」と厳しく指摘する。これもいわば社会的存在としての男女という考え方への“男性側”の認識不足と人権に対する意識の希薄さを露呈している格好である。
 オリンピックの余熱がまだ残る今こそ、スポーツが持つ社会的、文化的役割を社会全体で再認識するチャンスである。是非ともこのチャンスに多くの問題への取り組みがなされることを切に期待したい。本書の女性アスリート問題への取り組みは、スポーツ社会に限らず、一般社会の枠組みへの挑戦という意味でも斬新な切り口であると思う。

(久米 秀作)

出版元:大月書店

(掲載日:2004-11-10)

タグ:女性 
カテゴリ 指導
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ファイブ
平山 讓

バスケットボール稗史(はいし)
「バスケットボール部を今年限りで休部とする」。平成7年から4連覇を含む5度のJBLスーパーリーグの優勝を果たした名門いすゞ自動車バスケットボール部に、平成14年1月30日リストラの風が吹いた。しかしこの事実を頑なに拒否し、「ファイナルで優勝したら、休部の話がなくなることだってありますよね」と執拗に会社幹部に食い下がった男がいる。その男の名は佐古賢一。ポジションはポイントガード。愛称「ミスターバスケットボール」。その名の通り、彼は中央大学時代に日本代表入りを果たし、平成9年にはアジア選手権(兼世界選手権アジア予選)で準優勝し、31年ぶりに日本を世界選手権に導いた中心的人物である。さらに、その間リーグ戦においても6年連続ベストファイブとMVPを3度受賞している。まさに「ミスター」の名にふさわしいこの男が、今リーグファイナルで戦っている。相手は初優勝を狙うトヨタ自動車アルバルク。試合は残り15秒。得点は66対63、いすゞ3点のビハインドだ。「『おい』と長谷川の肩を掴んだ。長谷川が驚いたように振り向き、佐古を見た。(ボールを)『俺によこせ、ぜったい、俺によこせ』」(中略)「長谷川が小さく頷いた。試合が再開された。時計が動き出し、カウントダウンが始まった。」佐古は、残り2秒、シュートを放つ。「入った!これまで幾千、幾万と打ったシュートの経験から、指先の感触で、佐古はそう感じた。」しかし、その感触が間違いであったことに気づくのに、そう時間はかからなかった。

アイシン・シーホース
 捨てる神あれば拾う神あり。鈴木貴美一は、休部するいすゞ自動車にとって最後の試合を観客席から見つめていた。彼はアイシン精機という自動車部品メーカーが雇ったプロのバスケットボールコーチだ。当時、JBLにおいてアイシン・シーホースという名はそのまま“弱小”の代名詞となっていた。しかし、鈴木は人材を見定め、虎視眈々と日本一の座を狙っていたのである。佐古は、鈴木の目にとまった5人目の男であった。
 この物語は、一人の男が名門チームの廃部によって優勝経験のない弱小チームへ流れ着くノンフィクション・ストーリーであるが、稗史(はいし)つまり小説のような風情を持った物語だ。
 そのチームには、佐古と同じように親会社からリストラされて引退の危機にありながら、やはり鈴木に拾われた個性豊かな4人のベテラン選手がいる。「本書は、ある地方の小さなバスケットボールチームから、もう一度自分自身への存在証明を試みたもの達の心の有様を探求した」泥臭い、いや汗臭いスポーツノンフィクションなのである。
 現在の日本のスポーツライターの原流は、1980年4月に発刊された「Number」(文藝春秋社)にあるという人がある。その最新号(11月25日号)には、Jリーグ、MBLに混じって“Yuta Tabuse”の特集が組まれていた。日本人初のNBA選手としてフェニックス・サンズの開幕アクティブロスター入りした彼の今後の活躍は間違いなく日本のバスケットボール界に喝を入れてくれるはずだ、と原稿を仕上げようとしていた11月25日の読売新聞朝刊に「バスケにプロリーグ」の見出しが躍った。田臥の喝が早速利いたようだ。
 スポーツはよく感動を呼ぶと言われる。その感動は瞬間という時間の中で冷凍され、それがファンの刹那的な情熱によって解凍されたときに初めて得られるものではないか。だとすると、やはりスポーツにファンは欠かせない。“見るスポーツ”同様“読むスポーツ”にも本書を機として多くのファンがつくことを望みたい。我が国のスポーツのさらなる成熟のためにも。
(久米 秀作)

出版元:NHK出版

(掲載日:2012-10-09)

タグ:バスケットボール ノンフィクション 
カテゴリ その他
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勝利をつかむコンディショニングBOOK
坂詰 真二

 本書の英語タイトルは「SPORTS CONDITIONING BOOK」だが、どうもこの“スポーツ・コンディショニング”という言葉を聞くにつけ本来の“コンディショニング”の意味を忘れてしまいそうで不安になる。本書にも「コンディショニングの解釈として、文字通り疲労や痛みを取るなど『心身の調子を整える』という『調整』としての意味でのみ使われることもあります」と一応断り書きはあるのだが、ここでは、積極的な体調管理方法、あるいは競技力向上を意図した一種のトレーニング用語として“コンディショニング”を定めているようだ。
 しかし、もともと“コンディション”という言葉は我々の日常生活と密着したところで生まれたわけで、したがって本来は、「今ある快適な状態(コンディション)をそのまま維持する」とか、「自分の生命維持にとって最良と思われる環境を整える」といった比較的穏やかな印象を与える意味の説明が適当であると思う。つまり、もともとの“コンディショニング”という言葉には、マズローによる欲求段階説にもあるように、人間には、群れるといった集団欲求や理想を実現しようとするような高級あるいは積極的な欲求以前に、生命を守るために必要な衣食住環境を整えたり、これらを未来に向けて維持していこうとする安全保障欲求といった、いわば自らの“種”を保存するために最適な環境を整えるという意味合いが濃厚に含まれると考えてよい。ということは、最良のコンディショニングとは人間の生命力、簡単に言えば寿命を延ばすことであると言えるのではないだろうか。
 今私の手元に『人間の強度と老化―人間強弱学による測定結果』(山田博 著 NHK放送出版協会)という本がある。この中で著者の山田博士は、身体の個々の器官や組織の強さを研究することによってその総合体である人間の寿命を予測できるとした。その結果、理想的なコンディショニングが維持されれば110歳までは誰でも生きられると予測したのである。

スポーツとコンディショニング
 スポーツ活動は必ずしも種の保存を約束するものではない。また、必ずしも寿命を延ばすわけでもない、とも言える。たとえば、人間にはなぜ老化や寿命があるのかについては諸説あるようだが、その中に「エラー説」というのがある。このエラー説とは、細胞が分裂を繰り返していく間にその細胞内にエラーがたくさん積み重なって、それが結果的に老化を招いて死んでしまうというものらしい。実はこのエラーを増大させる原因は我々の周囲にたくさんあって、その中のひとつに酸素がある。酸素はご存知のように我々にとってエネルギーを得るのに必要不可欠なものだが、最終的には還元されて水となる。ところが、このとき還元されない酸素もあるようで、還元されないと過酸化水素等の活性酵素として体内に残存するのである。そして、この活性酵素がDNAや細胞膜を傷つけ細胞が死んでいき、延いては「死」に繋がるというわけである。とすれば、スポーツ活動時の大量の酸素摂取は果たして「コンディショニング」と言えるかどうか疑問が残る。
 こう考えてみると、スポーツという行為とコンディショニングを整えるという行為は必ずしも同じ方向を向いた行為と捉えるのは難しい。むしろ、寿命を短くするかもしれないスポーツに対してコンディショニングという本来の寿命を確保する目的を持った手法を使って初めてスポーツの持つマイナス要因が補完されるというのが、スポーツ・コンディショニングの正しい解釈なのではないかと思う。こういった視点をもって本書を読み解いていくと、後半に筆者が「スポーツ疾患の予防と対応」や「リコンディショニング」の章を立てた理由がより一層理解しやすいと考えた。
 本書には、休養期、体力期、技術期、戦術期、調整期等の各期におけるコンディショニングの方法が図表や豊富な写真を使って懇切丁寧に説明されている。この頃は喜ばしいことに、こういった専門的知識を取り入れて正しいトレーニングを身に付けようとする人々が増えてきたように思う。本書にも、そこのところを意識して本づくりに励んだ努力の跡が随所に見られる。本当に、スポーツを愛してやまない人間が書いた、まじめな一冊である。
(久米 秀作)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2012-10-09)

タグ:コンディショニング 
カテゴリ スポーツ医科学
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大旗は海峡を越えた
田尻 賢誉

おめでとう、駒苫ナイン!
 今回の書評はこの試合を見てから書こうと心に決めていた。第87回全国高校野球選手権大会決勝戦。南北海道代表の駒大苫小牧対京都代表の京都外大西の試合である。駒大苫小牧は、ご存知のように昨年のこの大会の覇者である。「04年夏、駒大苫小牧は全国4146校の頂点に立った。甲子園での北海道勢初めての優勝。第1回大会から89年。ついに、深紅の大旗が津軽海峡を越えた。あれから1年が経とうとしているー。」こんな文章から始まる本書は、もちろん昨年の駒大苫小牧のこの快進撃の理由を克明に追うことを旨として書かれたものだ。
 監督の香田誉士史は弱冠35歳。彼は北海道生まれではない。佐賀出身。大学も東京の駒沢大学を出た彼は、出身はおろか教員としても監督としても北海道とは縁もゆかりもなかった。その彼に駒苫の監督を勧めたのは駒大時代の恩師太田誠野球部監督だ。「『当時の子たちには悪いから、あまり言いたくないんだけど……』と前置きしながら、香田監督は赴任当時の印象をこう話す。『信じられない。これが第一印象ですね。ウチの10年前を知ってる人であれば誰でも言うと思うんだけど、これはちょっとキツイなと』」。現在の栄光の陰には信じられない過去がある、といった話はよく耳にする。グラウンドすらなかった、練習おろかグラウンドに選手すら集まらなかった等など。私事ながら監督を始めて約20年。当初私も、自分より足の遅い選手、脂肪腹を突き出して息切らして走る選手を見て何度となくため息をついたものだ。しかし、若さと夢があった。だから……そう、香田監督もだからこそできたことがある。今だからこそできることがある。スローボール打ちに雪上ノック。通常のバットの1.3倍の長さの竹バットを使ったティー打撃。「長ければ長いほど最短距離で出さないと芯に当たらないんです。これによって、ヘッドを利かせるイメージをつけたい」本書の中には、こんな香田野球の秘密がいたるところに語られている。

“コーチ”という仕事
 コーチ(Coach)という言葉が普及し始めたのは1500年代と言われている。そして、この言葉は当初屋根付の四輪馬車のことを指していた。そしてここから、コーチという言葉には「人を望むところに連れて行く」という意味合いが含まれるようになったと言われる。その後1800年代には、イギリスで大学受験を指導する個人教師やスポーツの指導者にこの言葉が使われるようになったようだ。この頃でもやはり、コーチは人の望みを叶えるお手伝い的意味合いが強い。しかし、いつの間にやらコーチは助言者よりも指導者の色合いを深めることとなる。とくに日本においては何故か“監督”者の意味合いが強い。しかし、香田監督には選手を“監督”している意識はない。「外野手もキャッチャーと同じ。バッターみて、スイングや特徴を(自分で)見極めろ。(中略)失敗してもいい。思い切りやることが大切だ」。コーチの仕事は、選手の話に耳を傾けることだ。君の夢はなんだ? どんなプレーをしたい? なるほど、わかったと相槌を打ち、じゃあこうしたらどうだと助言をする。そして、最後に「君ならきっとできる」と肩をポーンとたたいてグラウンドに送り出してやることだ。こうなれば選手は自ら行動を始める。つまり自らオートクライン(気づき)を始めるわけだ。
 本書は最後にこういって締めくくっている。「北海道中が再び歓喜にわく日は、そう遠いことではない。」奇しくもその願いは1年後に叶った。香田監督は勝利監督インタビューで大きなからだを小さく丸めてこう言った「自分はいつものようにどきどきしながら見守ることしかできなかった。……選手にありがとうと言いたい」さぞかし彼の眼には、自らの判断で自由に動き回る選手たちが眩しく映ったのに違いない。
(久米 秀作)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2012-10-09)

タグ:野球 コーチング 
カテゴリ その他
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スポーツ選手のためのキャリアプランニング
Petitpas,Al. Champagne,Delight Chartrand,Judy Danish,Steven Murphy,Shane 田中 ウルヴェ 京 重野 弘三郎

「メダルがとれたら、もう死んでもいい」
 こんな言葉で始まる「訳者まえがき」が秀逸だ。本書の内容をさしおいて「まえがき」が秀逸という書評もないだろうと訝る声も聞こえてきそうだが、実は本書が訳本だけに、ある種読者に持たれがちな対岸の火事的非現実感を、いっきにわが国においてもきわめて現実的な問題であることに気づかせてくれるのがこの「まえがき」なのである。これによって、その後に続く本編の内容がぐっと現実味を帯びて読者に迫ってくる。
 この「まえがき」を書いたのは、翻訳者のひとりである田中ウルヴェ京さん。ソウルオリンピック・シンクロナイズドスイミング・デュエットの銅メダリストである。彼女は「ソウルオリンピックで晴れて銅メダル。至福のときだった。(中略)『自分は大きな功績を果たしたのだ』と思ったら、なんともいえない幸福感と達成感に満ち溢れていた」そうだ。しかし、ほどなく彼女はあることに気づく。「オリンピック自体は人生の通過点に過ぎないこと。それが私には分かっていなかった。」その後、彼女は深い人生の闇の中に吸い込まれていく。「もう死ねたらどんなにラクだろう。本音だった」。
 そんな彼女を救ったのが米国留学先で学んだスポーツ心理学。そのカリキュラムの教科書のひとつが本書である。多分、彼女は本書の内容に自分自身を投影させたに違いない。そして、自分と同じ苦しみを後輩に味合わせてはいけないとも感じたに違いない。
 もうひとりの訳者は、元Jリーガーの重野弘三郎氏。彼もまたスポーツに専心してきた一人である。そして、田中氏同様引退時に深い闇の中をさまよった経験を持つ。「多かれ少なかれ、ひとつの競技に専心してきたスポーツ選手、そして(結果を残した)エリート選手であればあるほど、引退時に抱える心理的問題が存在する」。強い日差しに曝されればそれだけ、樹木はその反対側に黒々とした陰をつくるようだ。

キャリア・トランジションとコーチング
 本書のキーワードのひとつに“キャリア・トランジション”という言葉がある。これは、“人生の分岐点”という意味の言葉である。「人は誰でも、人生において分岐点を迎えるものである。これを『トランジション』と呼ぶ。(中略)高校から大学へ移行するとき、あるいはジュニアからシニアのレベルに移行するときがそうである」。そして、人は進学のような予想可能なトランジションだけではなく、予想不可能なトランジションも経験する。たとえば、スポーツ選手がケガによってそのスポーツを継続することが不可能になったときなど。このような場合、選手は突然自分の今まで積み上げてきたキャリアを放棄せざるを得ない状況に陥るわけで、尋常な精神でいられないことは想像に難くない。このような選手を苦しみの淵から助け出すのがコーチの役割でもある。「現役活躍中にキャリアプランを立てることにはいくつかの利点がある。まず第一にスポーツのパフォーマンスによい影響をあたえる。(中略)引退後の方向性をつかめる。(中略)自己についてより深く学べる」。スキルを教えることだけがコーチの仕事ではない。子どもたちに“未来”を教える、おこがましいかもしれないが、これもコーチの大切な仕事と考えたい。
 本書の最後に翻訳者お二人の対談が収録されている。「私たちのキャリア・プランニングから」と題した対談では、お二人の引退後の葛藤とそこから抜け出したいきさつが正直に語られていて好感を持つ。是非とも「訳者まえがき」と「訳者あとがきにかえて」を読んでから本文に進むことを、本書の読み方としてお薦めしたい。

A・プティパ他 著、田中ウルヴェ京、重野弘三郎 訳
(久米 秀作)

出版元:大修館書店

(掲載日:2012-10-10)

タグ:キャリア セカンドキャリア 引退 
カテゴリ 人生
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意地を通せば夢はかなう! bjリーグの奇跡
河内 敏光

「意地の河内」と呼ばれる男
 人間の身体表現方法のまどろっこしさは、内面的には何万もの精密な装置が一寸の狂いもなく事を進めた結果であるにも関わらず、表面に出ると極めて大雑把でかつ不確定的な形にしか積分されず、ゆえに誤解を招くことが多いところある。多分この辺の問題を解決する手段として、人間はバーバルコミュニケーション(言語活動)を発達させてきたのであろう。
 本書のタイトルにある「意地を通す」の「意地」とは、辞書によれば「気立て」という意味である。つまり、その人の心の持ちようや性質のことを言う。「意地を張る」というと何やら強情に固まった風景を思い浮かべるが、「意地を通す」とすれば信念を曲げずに最後まで行動し続ける、と受け取れる。不動に対して行動。このふたつの代表的な身体表現が「意地」という交点においてはぶつかり合ったとき、人は何かしらの決断を迫られる。そしてその結果こそが、その人の本当の「気立て」を現していることになる。
「一般に、何かを成し遂げようとする時には、前に進もうとするチャレンジ精神が必要不可欠となってくる。その点、私はいざという場面では躊躇なくリスクを選択することができるし、また実際にそうしてきた。そんな私を評して『意地の河内』という人もいるようである」この人の「気立て」のよさはどうやら行動原理の中に見出せそうだ。

『坂の上の雲』
 本書は、わが国初めてのプロバスケットリーグ誕生の軌跡を描いたものである。そのリーグの名はbj(Basketball Japan League)。世界には50以上の国や地域でプロリーグが運営され、最近では中国や韓国でもその人気は高いというが、不思議にもわが国には今までプロリーグは存在しなかった。何故か? その素朴な疑問の答えを著者はJABB(日本バスケットボール協会)や旧日本リーグのプロ化を視に入れて立ち上げたJBL(バスケットボール日本リーグ機構)の体質にあると説く。「私が『日本のバスケットボール界全体を変えなければならい』という意識を持ち、それを実際に実行に移していける立場になったのは、1993年、日本代表男子チームの監督に就任してからのことである」。これ以降、彼は様々な組織改革を試みていく。たとえば「それまでは、誰かが新しく監督になると、スタッフほぼ全員がその監督の身内、一派で固められる」というやり方が常であったのを「公平に、実力主義で幅広く人材を集めれば、それだけ多くのチームが『自分たちの関わっている代表』として積極的にサポートしてくれる」という狙いから斬新なスタッフ人事を断行する。また、選手選考についても代表監督の意向が浸透した選考を訴える、などの改革を進めたのである。しかし、「確固たる強化ビジョンを持たない」協会の古い体質は容易には変わらず、結果として「チームへの未練はもちろんあったが、意地を通し、断腸の思いで私は退陣を決意」することになる。
 捨てる神あれば、拾う神あり。企業チームが相次いで廃部し、著者自らも所属していた三井生命チームを退部したころ、彼は運命的な出会いを経験する。それは当時サッカーJリーグに所属するアルビレックス新潟の社長をしていた池田弘氏との出会いである。そして、池田氏の「バスケには市場価値がある」の一言に、著者の「意地」が再び動き出す。
 司馬遼太郎という人の小説に『坂の上の雲』というのがある。この作品は、日本の明治期の初々しさを日露戦争をモチーフにして描いたものである。司馬は、まるで少年のようにその大仕事に無我夢中に飛び込んでいく明治の人々を「のぼってゆく坂の上の青い天にもしいちだの白い雲がかがやいているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう」人々と評した。わたしは今回の本を読んでいて、この河内敏光という男にも、ひたすら坂の上のいちだの雲を見つめて坂を登る少年のような一途さを感じたのである。この少年のような一途さが、多分河内流「意地」の通し方なのだと思う。
(久米 秀作)

出版元:東洋経済新報社

(掲載日:2012-10-10)

タグ:バスケットボール マネジメント 
カテゴリ 人生
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駅伝がマラソンをダメにした
生島 淳

怪物番組
 タイトルが刺激的だ。これが『マラソンは駅伝によってダメになった』ではいけない。多分、書店で何か面白い本はないかと探していた読者にとって、“駅伝”の文字は真っ先に目に飛び込んでくるし、好感も持つはずだ。「駅伝かぁ。最近すごいよなぁ。正月の名物になったもんなぁ。番組の視聴率もすごいんだろうなぁ。怪物番組だね、きっと」てなところで、次の“マラソンをダメにした”に目が移る。「そう言えば、最近日本のマラソンは女子はよいけど、男子はさっぱりだね。これは、駅伝のせいなのか? でも、駅伝ってだいたいマラソン選手を育てるのが目的でやっていたんじゃなかったっけ!? 変だな、面白そうだなぁ、この本買ってみようかぁ」となる。読者にわかりやすい言葉で、なおかつ適度に興味を刺激するタイトル。その点で、本書は先ず合格点。このほかに著者には「スポーツルールはなぜ不公平か」といったタイトル本もある。こういった著者のスポーツに対する独特の着眼点には感心しきりである。
 さて、話をもとに戻そう。先ほど本を買うことにした読者の疑問の答えは?“駅伝って、マラソンの強化策?”なのか。本書は「ひと昔前、箱根駅伝は、極論すれば選手たちの息抜きのための大会だった」の一文から始まる。「1912年、日本はストックホルムで開かれた第五回オリンピックに初参加したが、マラソンを走った金栗四三氏は残念ながら棄権してしまった。そこで、駅伝という名前はまだなかったものの、ロードをリレーしていく競技を作って長距離の強化を図ろうとしたと伝えられている」。どうやら、読者の疑問は正解だったようだ。

メディアとスポーツ
 タイトルにこだわるようだが、よいタイトルは読者の期待も裏切らない。では、なぜ駅伝はマラソンをダメにしつつあるのか。著者はその原因に“箱根中心のスケジュールが陸上競技界を席捲しつつある”ことを指摘する。「取材を進めていくと、箱根に出場するにはとても10月からの練習では間に合わないことがわかってくる。とにかくほとんどの学校が、1月2日と3日にチームのピークを持ってくるように調整を進める」そのため「駅伝に力を注いでいる学校はインカレを軽視する場合も多い」のが現状だ。つまり、トラック種目が軽視され始めた結果、マラソンに必要な基礎的な走力を身につける機会が減ってきていると言うのだ。「(マラソン日本最高記録保持者)高岡寿成は、(中略)箱根とは無縁の生活を送り、日本のトラックの第一人者(3000m、5000m、10000mの日本記録保持。2005年11月現在)となって、マラソンに転向してからマラソン日本最高記録をマークしている」の例や世界のトップマラソンランナーの経歴を挙げて、著者はトラック競技の重要性を説く。
 しかし、現状ではまだまだ“箱根優位”は変わらない。そこには巨大なメディアが関与しているからである。「そして最近は、箱根を走ることがゴールだと考える選手も増えてきた。それだけテレビ中継の影響は大きいということである」。それはそうだろう。正月に真剣勝負である。学生(アマチュア)スポーツである。波乱万丈もある。涙あり、笑いあり、人情もある。これほどの日本人の心をくすぐる最良ソフトをメディアがほっておくわけがない。さらに、大変な広告媒体でもある。視聴者はひたすら選手の走る姿を観る。だから、出場校には絶好の宣伝の場となる。高校生も箱根を走りたがる。かくして、日本のお家芸と言われたマラソンには誰も見向きもしなくなる!? であろうか。来年は大阪で世界陸上が、2008年は北京オリンピックだ。しかし、世界陸上やオリンピック種目には駅伝はない。世界のトップにいてこそ、駅伝の魅力も増すというものである。駅伝の魅力は理解しつつも、井の中の蛙にならぬようにしてもらいたい、と著者も思っているに違いない。
(久米 秀作)

出版元:光文社

(掲載日:2012-10-10)

タグ:マラソン 駅伝 
カテゴリ その他
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強いリーダーはチームの無意識を動かす
橋川 硬児 石井 裕之

サイレント・カリスマ
 最近、書店の一部を陣取っている書籍群に「ビジネスシーンでのコミュニケーション・スキル」に関するものがある。タイトルはさまざまで、意匠を凝らしたものが多いが、ベースになっている理論に注目すると、「コーチング」と言われるものや、「NLP(神経言語プログラミング)」をベースにしているものがとくに目に付く。両者とも輸入物だが、最近は日本的会話術よりもこちらのほうが売れているようだ。
 前者の「コーチング」は、先ず相手の話に耳を傾ける(傾聴)ことから始まり、“質問スキル”を使って自らが気づき、自らの行動を促すことに重点をおいている。一方「NLP」のほうは、人の無意識な部分をうまく活用できるようなコミュニケーション・スキルを身に付けることに重点をおいている。だが、両者とも目指す方向性に大差はない。
 今回紹介する本は、一応「NLP」理論をベースにしてはいるが、それほどこの理論を理解していなくても読める一冊である。要は、“これからの管理職には、どうやって部下のやる気を引き出すかが重要なキーワードになる。だから、コミュニケーション・スキルを学びましょう!?”と、“無意識”に語りかけるような内容になっている。「これまでのリーダーは、権限に支えられ、トップダウンでみんな従ってきました。だから権限さえあれば、誰でも、カリスマリーダーになれたのです。(中略)しかし、今の若い人はついてきません。王様が何も着ていないことを見抜いてしまいました。そして、『王様は裸だ』と平気で言います」
 つまり、権限だけじゃ人は動かない、監督・教師というだけで生徒・選手はついては来ない! というわけだ。ではどうするか。緊張を強いることがない、先入観を持たない、選手を尊重する、そしてラポール(信頼関係)を築けるコーチ、「スタッフの潜在意識が、『このリーダーのために良い仕事をしたい!』」と思わせるようなコーチなることであると本書は説く。これを「サイレント・カリスマ」と本書では呼んでいる。われわれスポーツ・コーチにも、大いに参考になる内容である。

“たるんでいる”という指導者
 私が原稿執筆中の現在、ちょうどトリノオリンピック開催中である。残念ながら日本は、今のところ期待されていた通りの成績とは言えない。が、唯一私たちの期待に見事応えてくれたのが、女子フィギアスケートの荒川静香選手だ。フリー演技当日、どれほどの人々が彼女の演技を固唾を呑んで見守ったことか。そして、演技終了と同時に“やった!”と快哉を叫んだことか。この約4分間の静と動に、正直私は感動した。もちろん、感動したのはフィギアスケートだけではない。スピードスケートもモーグルも、そしてカーリングにも感動した。みんな全身全霊を傾けて自分と戦い、競技場に立ち、始まればひたすらゴールに向かう。その全過程に、私は感動した。だから、戦い終えた彼らには、肩をポン! と軽くたたいて、こう言ってやりたい。「僕らは、君の事を誇りに思っている」。
 しかし、世の中みんながみんな好意的とは限らない。残念なことだが、ある知事は某記者会見の席で、トリノオリンピックでの日本不振について感想を求められて「たるんでるんだよ」と言った。私は正直この発言には幻滅を感じる。何が“たるんでいる”のか理由が欲しい。理由もなく、なんとなく言ったのなら、そういう発言はご自分のご家庭でどうぞ。責任のある者が、責任のある発言を求められる場で言う言葉ではない。監督が選手に「お前らたるんでるから勝てないんだ」と同列。昔なら、選手は「はい!」の大合唱だが、今は違う。だから、こういう本が書店に並びはじめたのです。ご一読を、知事。ところで、あなたは夏季オリンピックを日本に招致したい意向もお持ちと聞きます。大丈夫ですか? もし失敗すると言われますよ、国民に。たるんでいるから、と。
(久米 秀作)

出版元:ヴォイス

(掲載日:2012-10-10)

タグ:組織論 チーム リーダー 
カテゴリ 指導
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究極の勝利
清宮 克幸

「荒ぶる」魂の復活
 早稲田ラクビー部、正式には「早稲田大学ラグビー蹴球部」と言う。本書は、ここの監督を平成13年度から昨年度まで5年連続で引き受け、その間対抗戦5連覇、大学選手権優勝3回、準優勝2回、さらに平成17年度の日本選手権では社会人トップリーグチームと互角に渡り合い、ベスト4まで駒を進めるという日本でもトップクラスのチームに早稲田を育て上げた男、清宮克幸の熱き指導哲学書である。
 清宮克幸の指導者としての船出は、しかし決して順風満帆とは行かなかった。「OB会は(監督に)清宮を推薦することでまとまったけど、今度は選手たちが納得しないんだよ」どうやら早稲田では監督は選手が最終的に決めるようで、このとき彼は選手から監督就任拒否の憂き目を見たのである。「自分を否定されたのは、私にとって始めての経験だった。(中略)だが、ショックを受けたわけではなかった。選手たちが考えていることがわかったからだ」。彼は、ここ10年間大学選手権の優勝はおろか対抗戦でさえ優勝できない母校の低迷の原因をこの時点ですでに看破していたのだ。
「私が監督に就任するまで、早稲田のラグビー部は、毎日長時間の練習をしていた。そして、選手たちは早稲田ラグビーのスタイルを必死になっても身につけようとしていた」。彼はこの“悪しき伝統”、つまり形ばかりを重視した中身のない練習をすべてやめることから指導を始める決意をする。「最初に早稲田の選手たちに接するあたり、いくつか考えなければならないことがあった。何しろ、彼らは私の監督就任を希望していなかったわけである」(中略)「そこで、(監督としての)所信表明は非常に大切だった。私は、初日のミーティングで選手の度肝を抜くようなプレゼンテーションをして、私に対する猜疑心を晴らしてやろうと考えた」。そして、彼は効果的なプレゼンテーションを演出するために「それまでの早稲田の戦術を徹底的に否定する手法」を実行する。さらに「早稲田の目的は、大学選手権優勝であることを明言し、一気にトップに登りつめようと提案したのだ。選手に拒否されたことが、私に火をつけた」。こうして早稲田ラグビー部の「荒ぶる」魂は、指導者清宮克幸の熱い呼び掛けによってその重い腰を少しずつ上げ始めるのである。

早稲田式エンパワーメント
 清宮は早稲田ラグビーの強みを「個の強さ(パワー)、スピード、精確さ、継続(ボールを持ち続ける)、独自性、こだわり、激しさ」に求めた。そのなかでも、とくに“激しさ”と“こだわり”については主将を中心とした選手側の双肩にかかっていると言う。早稲田ではその年のチームを主将の名をとって「○○組」という伝統があるようだ。つまり、監督は選手に対して独立した人格を認めているわけだが、言い換えれば早稲田は伝統的に監督が選手に対してエンパワーメント(権限委譲)する機能を持っているということである。このエンパワーメントとは組織の潜在能力を引き出し、活性化させるためのアメリカの企業経営の潮流を示す概念のひとつだ。たとえば最近の企業では、上司が部下にどのように権限委譲していくかが企業業績を伸ばすポイントと考えている。結局トップダウン式会社運営や少数の幹部しか会社の正しい情報を知りえない独裁体制は近代的企業経営に向かないのである。エンパワーメントを進めるには組織全員のビジョンの共有化、境界をなくすバウンダリーレス、能力を引き上げるワークアウトシステム等が不可欠だが、早稲田は伝統的にそのエンパワーメントシステムを持っているようだ。詳細は本書に譲るが、現在一流と言われる他のチームもおそらく早稲田と同じようなシステムを持っているのであろう。清宮は「コーチングの哲学」のなかで、選手にはビジョンを共有化させ、現状を分析させてゴールを設定させると、選手は自然と未来予測を始めて自分で動き出すと述べている。清宮克幸のコーチングは正しいと、私は思う。
(久米 秀作)

出版元:講談社

(掲載日:2012-10-10)

タグ:ラグビー 組織 
カテゴリ 指導
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君なら翔べる! 世界を魅了するトップスケーターたちの素顔
佐藤 信夫 佐藤 久美子

おもろい夫婦
 トリノオリンピックでの荒川静香選手の金メダル獲得の余韻が覚めやらぬ3月下旬、今度はカルガリーでフィギュアスケート世界選手権が行われた。この大会にはトリノ大会4位の村主章枝ほか、中野友加里、恩田美栄の三選手が出場。いずれも世界トップ水準の選手たちだけに、大会期間中は多くのファンが再び“金”メダル獲得への期待を膨らませた。
 ところで、フィギュアという種目はテレビで見ていると(評者はテレビでしか見たことがない)、画面には演技直前リンク上で選手がコーチとなにやら会話を交わしている姿が先ず映る。そして、演技が終了すると選手は審判団の採点結果を待つ席に移動するが、そこにもコーチがしっかり横に座っている。これほど、コーチが選手に密着するスポーツは他にないのではないか。だけに、自然とコーチの露出度も、本人の好き嫌いは別として、選手と同様に増えることになる。
 日本で言えば、この露出度が最も高いコーチが今回ご紹介する本書のお二人である。ご存じない方もいるようだが、お二人はれっきとしたご夫婦。ご主人の佐藤信夫氏は村主章枝選手のコーチとして、奥様の久美子氏は荒川静香選手のコーチとして、トリノ大会では大忙しなお二人であった。
 そのお二人が自分たちのコーチ歴を語ったのが本書。お二人それぞれが、自分自身のこと、娘の佐藤有香さん(1994年世界選手権優勝者、トリノ解説者)のこと、そして村主、荒川、中野各選手のコーチングのことを読みやすい文体で語っている。とくに最後の「スペシャル対談」(第7章)は一読する価値十分にあり。読めばわかるが、このお二人、相当に「おもろい夫婦」なのである。

荒川と村主
「まず村主章枝のことは(中略)やはり難しかったのは、ジャンプ指導です。(中略)変なことすると、全部ダメにしちゃうかもしれない……。そうなるともう、口がうごかないんですよ」「僕はいつも、村主章枝に言うんですよ。『あなたの意見も聞く』と。だけど、あなたも僕の意見を聞いてくれないと困るんだよ、と」そうやって、腫れ物に触るようにはじめたコーチングだが、「あの全日本の前、2001年熊本のNHK杯で彼女はつまずいて、二つあるオリンピックの出場枠のひとつを、そこで手に入れることが出来なかったんですね」このコンディショニング調整失敗のときには「それはそれはおこりましたよ」しかし、その後村主選手はオリンピック5位、長野の世界選手権3位とつなげていく。「長野でメダルをとれたときはね、村主章枝、すごいなって。もう、尊敬しちゃった」こんな信夫コーチの率直な人柄も、選手には魅力なのであろう。
 さて、一方の久美子コーチ。「まず(荒川)静香ちゃん、彼女のスケートは抜群に上手ですよ。わたしは世界一だと思っています」さすが、コーチ! この後、荒川選手は金メダルに輝くわけだが、「ただ、与える印象がまだまだ冷たい。(でも)笑えばいいというものではないんです。あの冷たさは冷たさとして、これからは、それを『凄み』に変えていくことを、私は彼女に求めたいなと思います」確かに、彼女には凛とした美しさがある。そしてトリノの大舞台では、その美しさの透明度がさらに増していた。その“凄み”に、会場全体が飲み込まれた結果が金メダルだったわけだ。
 最後にお二人は自分たちのことをこんな風に語っています。(久美子)「私たちが選手を作ってきたわけでもないんです。(中略)たまたま出会いがあって、今教えているだけだと思うんです。そこは勘違いしないでやってきたつもり」。(信夫)「そこを勘違いしていたら、きっとここまで来れなかったでしょうね」本書の中では平気でお互いの性格や考え方の違いを述べるお二人。でも、ここだけはしっかり一致しておりました。やっぱり、相当に「おもろい夫婦」なのであります。
(久米 秀作)

出版元:双葉社

(掲載日:2012-10-11)

タグ:フィギュアスケート 
カテゴリ 指導
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逆風満帆
朝日新聞be編集部

それぞれの事情
 人は、皆それぞれの事情でピンチを迎える。たとえば、スケートの岡崎朋美の場合はこうだ。「岡崎はその朝、ベッドから起き上がれなかった。腰から両足へ針で刺されたような激痛が走る。(中略)椎間板ヘルニアだった。緊急の手術を要した。腰にメスを入れることはアスリートの終焉を意味する。髪の毛一本の感覚の違いを氷上で追及するスケーターは、筋肉が回復しても末梢神経の切断のダメージははかりしれなかったからだ」。こういったケガはドクター、トレーナーの間では障害に分類される。突発的な事故によって起こる外傷と違い、慢性的な原因がこのケガを誘発しているからだ。一種の金属疲労と言ってよい。そして、この種のケガのいやらしさは、大抵の場合重要な試合を目の前にして起こることだ。ぎりぎりのところでの調整に、最も弱いところから悲鳴を上げていく。
 マラソンの高橋尚子の場合は、ピンチはケガだけではない。2000年シドニー五輪で優勝。しかし、続くアテネ五輪の選考からは漏れる。ここに彼女のピンチがありそうだが、実は違うと言う。「(女子マラソンでは)まだ誰もやったことがない2大会連続金メダルの目標はなくなってしまったけれど、大会は五輪だけではないし」と考えていたようだ。だが、「アテネでは野口みずきが金メダルを取った。高橋は日本女子2大会連続金メダルを喜んだ。そして自分も秋にマラソンを走るつもりだった。ところが9月、練習中に足首を骨折してしまう。それから1年以上もレースから遠のくことになる。逆風が吹き荒れる」。師匠である小出監督との考え方の微妙なズレ、マスコミの執拗な高橋限界説。あらゆる逆風の中、高橋は「小出からの独立は、勇気を振り絞った結論」を出す。

人間万事塞翁が馬
 こんな諺が思わず口から出てしまいそうな人生の波間を泳いだ人もいる。吉原知子2005年アテネ五輪女子バレー代表、主将。1988年に妹背牛商高から日立バレー部に入部した彼女は1994年「当時在籍していた日立バレー部の部長に呼ばれた。突然の解雇通知だった。(中略)『ほんとにエッという感じでした。優しい言葉もかけてもらえない。その日のうちに寮から出て行け、荷物はほかの選手がいないときにとりに来いって……』」。その後彼女は「人間不信でした。たたかれて、たたかれて、日本にいられない状態」でイタリアのプロリーグに飛び込む。しかし、1996年アトランタ五輪のメンバーとして再び日本からオファーが届きだす。「吉原は迷った。イタリア残留に気持ちが傾きかけたとき、チームメイトに説得された」。結局、1995年ダイエーで第二のバレー人生が始まる。吉原は再び急峻な人生の道を登り始める。しかし、1996年のアトランタ五輪は史上最低の9位に沈む。やはりここでも逆風に晒されることになる。さらに、これに追い討ちをかけたのが日本バレーボール協会が「若手主体」をお題目にとった年齢制限。彼女は「もう全日本は関係ない」と割り切る。ところが、再び人生は彼女を奮い起こす。「若手主体の全日本はシドニー五輪予選で敗退してしまう。史上初の屈辱だった。(中略)日本バレーは窮地に陥った。実力も人気も下降線をたどる。だが昨春、再建を託された柳本晶一監督から主将として全日本復帰を打診された。『何で今ごろ、私なの。ふざけないでよ』。初めは、反発する気持ちが強かった」。だが結局、「33歳、(再び)使命感が頭をもたげる」のだった。
「スポーツや芸能、文化の各分野の第一線で活躍し、成功をおさめている人たちは、どんな苦難や失敗があり、それをどのように克服してきたのか、直接、聞いてみよう」ということで始まった本書に収められている各々のインタビューは、「ほんとうに大きな困難を克服して今の地位に辿り着いた人たちは、実に冷静に自分を分析していました」という結論を導き出す。だがそれだけではないことに読者は気づくだろう。それは、苦難に勝ち、失敗を克服した人たちが結局今も同じ道を歩み続けている、という事実である。「継続は力なり」。この言葉を今一度強く噛み締めてみる必要を感じる。
(久米 秀作)

出版元:明治書院

(掲載日:2012-10-11)

タグ:インタビュー 
カテゴリ 人生
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持続力
山本 博

ひとりの父親として……
「父親が息子に残せるものは、いったいなんだろう」。2004年に開催されたアテネオリンピックで見事銀メダルに輝いたアーチェリーの山本博が、今一番心に宿している懸念はこのことだ。
「“的”は自分の心を映す鏡」だと、彼は言う。「標的に刺さった矢を見ると、その選手がどんなことを思いながら射ったかがわかる。(中略)私自身も的に刺さった矢を見ながら、自らの心と向き合ってきた。(中略)ときには『誇らしく』、ときには『怒り』、誰と殴り合うわけでもないのに、心が痛いほどつらくなった日も数えきれない」。
 山本の“矢”は、実は彼自身にも向けられて射られていたに違いない。「私のオリンピックにおけるアーチェリーの成績は、1984年のロサンゼルスオリンピックでの銅メダルを頂点に、以後、ソウルオリンピック8位、バルセロナオリンピック17位、アトランタオリンピック19位、そしてシドニーオリンピックは国内選考会で敗退するという、完全に“右肩下がり”の悲惨なものであった」。しかし、山本は“どん底の16年間”と呼ぶこの時期を越えて、再び4年後のアテネに照準を合わせて始動し始める。
「山本の時代はすでに終わっている」「何度挑戦してもダメなものはダメだ」という周囲の強烈なアゲインストを受けながら、山本はいったいこの時期何を考えていたのだろうか。「やる前から結果を考えてなにもしないなんて、そんな後ろ向きな人生でいいのであろうか」「成功や勝利が向こうから勝手に来てくれることなどないのだ。獲りに行った人だけが、勝ち取るチャンスを得られるのである」。教育者としての顔も持つ山本は、自分が日ごろ生徒に対して指導している内容からも学ぶものがあったという。「生徒たちは転び続ける中で、転び方を覚えていく。『受け身』が取れるようになるのだ。(中略)転んだら自分で起き上がる。当たり前のことを当たり前にするだけで、決して難しく考えてはいけない」。
 選手の前に教育者であり、教育者の前に父親である彼は、さらに父親である前にひとりの人間であるという、まことにシンプルな事実を愛する息子の前に正すことで、冒頭の“懸念”に答えようとしているように見える。

生涯一アーチャー
 山本は生涯一アーチャーでいたいと言う。「私は、生涯現役を貫き通すつもりでいる」という彼は、「本当の実力ではなく、二次的な力や過去の経緯、地位によって栄誉や役職を獲得している人たち」に強い嫌悪感を表明する。「アーチェリーという種目であるがゆえに、いくつになっても、選手としての力が公平明白に評価されるのだ。私は、その明白な自分自身の力量を日々、実感しながら生きていきたい」。
 山本がメディアで“中年の星”と呼ばれていることは多くの方がご存知であろう。若さの代名詞のような“スポーツ”分野にあって、40歳を超える男がいまだに世界のトップにいるという事実を日本流に解釈すると、実年齢的には“中年の星”ということになるのかもしれない。しかし今回本書を手にとってみて、私は実に新鮮な感動を覚えた。つまり彼、山本博の“中年”ではなく“少年”の部分に感動し、それを自分自身に置き換えたときに、自分の中にも“少年”の部分があることに気づかせてくれた彼の数々の言葉に、私は正直感動を覚えた。「強き敗者こそ真の勝者」、「なにもしない批判者より、失敗し続ける職人であれ」といった言葉などは、私が感動した言葉のほんの一部にしかすぎない。
「心に隙間ができたら終わりだ。つねに心に語りかける、『自分を見つめろ』と。(中略)私が戦っているのは、『だれか』でも『なにか』でもない。自分の心なのだ。その心に打ち克ったときに、自らの心に神が宿るのだ。五感に心揺さぶられずに自らを見つめ続けた心には、第六感なる、神から与えられた力が宿ることを知ることとなる」。長い引用をお許し願いたい。私が最も気に入っている部分なのである。
(久米 秀作)

出版元:講談社

(掲載日:2012-10-11)

タグ:アーチェリー メンタル 
カテゴリ 人生
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部活動指導者に贈る「指導心得83ヶ条」
土屋 幸一郎

心のバレー
「心のバレー」こと土屋幸一郎氏のことをご存知の方は、全国に大変多くいらっしゃることと思う。本書は、1992年に土屋氏が発刊した「心のバレー」の廃刊に伴い、続編として上梓されたものである。
 ここで改めて、著者土屋幸一郎氏のバレー指導者としての系譜を見てみよう。土屋氏は「教職について4年目の1971年に大栄町立大須賀中学バレー部の顧問に就任、『出ると負け』の状態から出発。1973年、地区大会優勝、県大会初出場。1975年、関東大会初出場」と破竹の勢いでチームを引っ張っていく。そして、「1976年には、千葉県大会初優勝を飾る」ことになる。以来「18年間の指導で、千葉県大会優勝10回・準優勝5回・3位3回」。ここまで読むと、とても恵まれた環境の下で著者は競技をされていたように勘違いしそうだが、実はむしろ劣悪とも言える環境の元で著者はこの栄光を手に入れたのである。「理屈は無用、情熱と信念で実績を作り、いっぱしの教祖様になれ。まねるな見るな独裁者たれ」。「アイデアは日常茶飯事の中にある。幼稚で単純・気楽・無責任な思考法が源泉」。これは、本書のタイトルにもある“83ヶ条”の条文の一部である。一見すると、やや宗教がかった言葉とも読み取れるが、解説を読んでいくと、これらが著者独特の経験哲学から生み出された言葉であることに気づく。たとえば“教祖様になれ”については、「指導者にカリスマ的な要素が必要だが、これは誰にも備わっているものではない。(中略)カリスマになれないまでも、近づきたいと思えば、子どもたちが納得するような結果を見通す目をもつことに努めることだ。(中略)これは『勘』ではなく『読み』で、実際には予言・透視力といった神懸かり的なものはないのだが、場合によっては神秘的な印象を与えることになる」といった具合である。評者もこういった“教祖”的発言は、確かに人やチームを導く力として必要だと思う。ある著名なマラソン指導者は選手に対してその日の大会のタイムをずばり予測し、選手を驚かせるとも聞く。これは決して著者の言うように指導者の超能力の成せる業ではない。毎日選手といると自然と見えてくる“風景”のようなものなのである。

褒めてやらねば、人は動かじ
 指導者と選手は、果たして何で結ばれているか。“心”? 本書のタイトルからしてみれば、こう結びたいところであるが、残念ながら違う。答えはコミュニケーションだ。ところが、このコミュニケーションが難しい。なぜなら、このコミュニケーションにはある性質が存在するからだ。それは、コミュニケーションをとろうとする二人が同時にしゃべることができないという性質だ。つまり、コミュニケーションをとろうとすると、片方は黙っていなくてはならない。スポーツの場合、この片方は多分ほとんど選手側であろう。つまり、指導者は選手をコミュニケーションによって拘束しているとも言える。“拘束”とは辞書的に解説すれば「相手の行動の自由を縛ること」である。指導者がする注意、指示すべてが選手を拘束する。こういった状況の中で、選手がのびのびと行動するためには、指導者自らが選手を拘束から解き放つようなコミュニケーションをとる必要がある。コミュニケーションとは、言語だけではない。非言語、つまり指導者自らの行動もまた立派なコミュニケーションである。選手に模範を示したり、一緒になってやることは選手を拘束せずにコミュニケーションをとる最良の方法なのかもしれない。「どんな子にも認められる言動(バレー技術には限らない)や、プレーはあるもので、『よし』と思ったら、即これを公表するか、見本を演じさせる」という著者も“褒める”というコミュニケーションで選手の拘束を解いているように見える。指導心得のひとつ「してみせて、言うて聞かせてさせてみて、褒めてやらねば人は動かじ」(山本五十六)の言葉を引用する著者の慧眼に敬服する。
(久米 秀作)

出版元:バレーボールアンリミテッド

(掲載日:2012-10-11)

タグ:バレーボール 指導 コーチング 
カテゴリ 指導
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イチローのメンタル ケータイでできる野球のメンタルトレーニング
豊田 一成

こころの「深み」
 人間は誰しも欲を持つ。たとえ幼児といえども欲を持っている。おなかがすいた、何か食べたい、眠りたい等がそれだ。アメリカ心理学会の会長を務めたこともあるアブラハム・マズロー(1908~70年)は、これらの欲求を生理的欲求と呼び、人間の最も根源的な欲求と位置づけた。そして彼が最も人間として価値が高く、最終的に追い求めるべき欲求と考えたのは「自己実現の欲求」である。マズローは、人間がその一生涯において、生まれながらに持っている生理的欲求や安全保障の欲求から徐々に社会的欲求を萌芽させることで自らを高めてゆき、最終的に「自分とは何か」の解答として自己実現の欲求を満足させるまでのプロセスを見事に説明してくれた。が、言い換えれば彼のこの試みは、人間のこころの「深み」を追求するプロセスであったと言える。そして、彼はこのプロセスを純粋理性としてではなく実践理性的テーマとして追求することこそが心理学に与えられた命題であると考えたのである。

ケータイ・トレーニング
 この言葉は私の造語である。今回ご紹介する本のサブタイトルに「ケータイでできる、野球のメンタルトレーニング」となっていたので、こんな造語が思いついたのである。それにしても、(スポーツ)トレーニングまで携帯電話とは。マズローさんも生きていたらさぞ驚かれたことでしょう。まさに、これは実践的かつ直接的なメンタルトレーニング・アプローチである。具体的にはどういうものかと言うと、本書の「Ⅱ章野球のメンタルトレーニングプログラム内容」のところに「QRコード」なるものが表示されていて、カメラ機能やバーコードリーダー、音声再生機能のある携帯電話でこのQRコードを読み取ると、今回のメンタルトレーニングサイトが表示され、実行できるようになっている。評者もQRコード読み取りに少々てこずりながら(笑)サイトに入ると、男性の声でこのメンタルトレーニングの概要が流れてきた。そして現在の自分の客観的な状況として心拍数の測定と進んでいくのであるが、全体的に少々時間がかかるのでパケット通信料金がかなり高額になりそうだ。そこで、本書中にも電話会社と毎月定額でかけ放題の契約を結ぶことが望ましいとの注意書きがある。それにしても、恐るべし携帯電話。評者は授業中に携帯電話をいじっている学生を注意したら「今、辞書で字を調べているところです!」って言われて恐縮した経験があるが、これからは練習中に携帯電話を使っている選手がいても、頭ごなしには注意できないなんてことあるのかな?
 著者は、今年の9月にメジャーで6年連続200本安打を記録したマリナーズのイチローのメンタルトレーニングを担当した経験を持つ。本書中にもイチローの自筆による、高校時代に書いた目標が掲載されているが、著者も指摘するように、イチローの特徴は普通の人間が目標とする“夢”のもう一歩先の夢を見据えているところにあるようだ。自己実現の方法は人によって様々だが、“心”をトレーニングすることでさらに一歩先を目指せるとしたら、信じてやってみる価値はあると思いませんか。

最後に
 皆さん、私の担当は今回で終わりです。足掛け5年、これまで約50冊の書評を書かせていただきました。書く側はいたって気楽。知らない本は読めるし、好きなことを勝手に書いてよいし、で大変楽しい経験でした。が、書かれた側の皆様はさぞかしお怒りでありましょう。確か、吉川英治氏の名著「宮本武蔵」の一節に「“墨を白紙に落とすが如く”人間のやったことは一生涯消えるものではない」というような件があったように記憶しております。この責任は、私、しっかり墓場まで持っていく覚悟ですので、何卒ご容赦のほどを。では皆さん、また何処かで。
(久米 秀作)

出版元:アイオーエム

(掲載日:2012-10-11)

タグ:メンタル トレーニング 
カテゴリ メンタル
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著者
Mel Boring American Medical Association C.B. Mordan 島沢 優子Adrian WealeAlan GoldbergAndrew BielAviva L.E. Smith UenoBernd FalkenbergBoris I.PrilutskyBrad Alan LewisCarl PetersenCarole B. LewisCarole B.LewisCaroline Corning CreagerChad StarkeyChampagne,DelightCharland,JeffChartrand,JudyChris JarmeyClive BrewerDanish,StevenDavid A. WinterDavid EpsteinDavid GrandDavies,George J.Digby, MarenaDonald A. ChuDonald T KirkendallEddie JonesElizabeth Best-MartiniEllenbecker,Todd S.G. Gregory HaffG.D.ReinholtzGray CookGregory D. MyerH・ミンツバーグIñigo MujikaJ.G.P.WilliamsJ.W.SchraderJacqui Greene HaasJari YlinenJeanne Marie LaskasJeff CharlandJeff RyanJonathan PrinceJ・ウィルモアKahleKarim KhanKarin WiebenKim A. Botenhagen-DiGenovaKim A.Botenhagen-DiGenovaL.P.マトヴェーエフLawrence M.ElsonLeonhardtLeslie DendyM.J.SmahaMarilyn MoffatMark VerstegenMattyMcAtee,Robert E.Megan HineMichael J. AlterMurphy,ShaneM・ポラックNational Strength and Conditioning AssociationNina NittingerP.V.カルポビッチPete WilliamsPeter BruknerPeter WoodPetitpas,Al.PlatzerR.J.CareyR.N.シンガーRainer MartensRein TideiksaarRene CaillietRichard BrennanRichard GoldRobert E. McAteeRobert MoorRobert S.BehnkeRuben J. GuzmanS.T.FleckSAGE ROUNTREESandy FritzSharon MoalemShephard,Roy J.Soccer clinicSports Graphic NumberS・フォックスTerease, AmandaThomas W. MyersThor GotaasTil LuchauTrevor WestonTudor O. BompaVladimir M. ZatsiorskyW.E.シニングW.J.KraemerWynn Kapit「運動器の10年」日本委員会けいはんな社会的知能発生学研究会ふくい かなめまつばら けいみづき 水脈わたなべ ゆうこアタナシアス テルジスアタナシアス・テルジスアダム フィリッピーアテーナプロジェクトアメリカスポーツ医学会アメリカスポーツ医学協会アメリカ医師会アンゲリカ・シュテフェリング エルマー・T・ポイカー ヨルグ・ケストナーアンドリュー ブレイクアンドリュー・ゴードンアンドリュー・ゾッリアンドリュー・ビエルアンバート・トッシーアン・マリー・ヒーリーウサイン・ボルトウドー アルブルエドワード・フォックスエバレット アーバーグエリザベス ノートン ラズリーカイ・リープヘンカレン・クリッピンジャーカーチ・キライカール・マクガウンキャロリン・S・スミスキャロル・A.オ-チスクラフト・エヴィング商會クリス カーマイケルクリス ジャ-メイケイトリン・リンチケニー マクゴニガルケネス・H・クーパーケン ボブサクストンゲルハルト レビンサイモン・ウィクラーサカイクサンキュータツオサンドラ・K・アンダーソンシェリル・ベルクマン・ドゥルーシルヴィア ラックマンジェア・イエイツジェイ マイクスジェイソン・R・カープジェイムズ・カージェフ・マリージェリー・リンチジェームス・M・フォックスジェームス・T・アラダイスジェームズ アマディオジェームズ・アマディオジェーン・ジョンソンジェ-ン・パタ-ソンジム・E. レーヤージョセフ・H・ピラティスジョン・フィルビンジル・ボルト・テイラースタジオタッククリエイティブスティーヴン・ストロガッツステファン・メルモンスポーツGEARスポーツインキュベーションシステムスポーツセーフティジャパンスポーツ医・科学研究所スポ-ツ医科学研究所タカ 大丸ダイヤグラム・グループダニエル・ジェイムズ・ブラウンチャモアペット・ハーパランチャーリー・ローティナ・シ-リグテューダー・ボンパデイヴィッド シールズデイヴィッド・シールズデータスタジアムトム・シーバートル・ゴタストレーニング科学研究会トーマス・W. マイヤーストーマス・タッコドナルド T. カーケンドールナイキ・ジャパンハンス-ウルリッヒ・ヘッカーバイロン・シューマンバド・ウィンターパトリシア・M・ホランドヒュー・ディールハンティービヨン・ボルグビル・ライトビート たけしフィリッピー・アダムフィル・ジャクソンフランク・ショーターフランク・ショーター フルコムフル・コムフレデリック ドラヴィエフレデリック・ドラヴィエブルース マキューアンブレット コントレラスブレット・コントレラスベースボール・マガジン社ボブ・アンダーソンマイケル グンディルマイケル・グンディルマット リドレーマリオ 宮川マーティー 松本メアリー・ボンドラエル・イサコウィッツランス アームストロングランナーズ女性ランニングセンターランナーズ編集部リチャード ブレナンリチャード・ブレナンリック・マクガイアリンダ・グラットンルーカ カイオーリレイナー・マートンレイン ティディクサーレッシュ・プロジェクトロバート ムーアヴォルフラム・リントナーヴォルフラム・リントナー七類 誠一郎三ツ井 慈之三上 太三井 恵津子三井 悦子三好 春樹三宅 満三宅 義信三木 英之三栖 英揮三浦 孝仁三浦 於菟三浦 武三浦 知良三浦 雄一郎三澤 威士三田 佐代子三砂 ちづる上原 善広上田 亮三郎上田 完次上田 昭夫上田 滋夢上田 由紀子上田 雅夫下山 真二下嶽 進一郎下川原 孝下田 哲郎中丸 宏二中山 和義中島 敏明中嶋 寛之中川 忠典中本 哲中村 伸一中村 俊輔中村 千秋中村 多仁子中村 大輔中村 尚人中村 憲剛中村 明中村 桂子中村 泰介中村 清中村 考宏中村 計中村 隆一中澤 公孝中田 亨中田 基昭中田 潤中田 英雄中竹 竜二中西 光雄中谷 敏昭中里 伸也中里 浩一中里 浩章中野 秀男中野 薫丸山 仁司丸山 彰貞丹波 滋郎丹羽 政善丹羽 滋郎主婦の友社久世 由美子久保 啓太郎久保 明久保 隆司久保田 博南久保田 競久木留 毅久野 譜也乗安 整而乗松 尋道乾 眞寛亀田 圭一二重作 拓也五明 みさ子五木 寛之井上 俊井上 光成井上 和子井上 明生井上 正康井上 眞一井村 雅代井澤 鉄也今中 大介今井 純子今村 俊明今福 龍太今野 泰幸伊勢 華子伊村 雅央伊東 浩司伊藤 マモル伊藤 俊一伊藤 和憲伊藤 和磨伊藤 晴夫伊藤 正治伊藤 毅志伊藤 滋之伊藤 隆造伊藤 静夫伊賀 六一伊賀 泰代伊賀 英樹伊達 公子伏木 亨佐々木 正人佐保 豊佐倉 統佐倉 美穂佐山 和夫佐嶋 健司佐竹 弘靖佐良土 茂樹佐良土 賢樹佐藤 久美子佐藤 俊輔佐藤 信夫佐藤 多佳子佐藤 成登志佐藤 拓矢佐藤 揵佐藤 政大佐藤 次郎佐藤 祐造佐藤 純朗佐藤 義昭佐藤 雅弘佐藤次郎佐野 克郎余暇開発センター保江 邦夫倉恒 弘彦倉持 梨恵子倉持 梨惠子傳田 光洋元・一ノ矢元川 悦子児玉 光雄児玉 雄二児玉 龍彦入澤 充八ッ橋 賀子八坂 里子八田 秀雄兵頭 明内尾 祐司内澤 旬子内田 智美内田 樹内田 直内田 真弘内藤 寛冨永 星出村 愼一別府 諸兄前島 徹前橋 明前田 寛前田 新生創部線の会加古 里子加納 朋子加藤 久加藤 仁加藤 健志加藤 忠史加藤 晴康加藤 清忠加藤 満加藤 直克加藤 秀俊加藤 賢二加賀美 雅弘加賀谷 善教加賀谷 淳子勝亦 紘一勝原 竜太勝部 篤美北 健一郎北川 薫医道の日本社編集部千住 秀明千野 エー南 壮一郎南 秀史郎原 晋原 礼之助原田 晃原田 知子友末 亮三古家 政吉古屋 武範古川 聡古橋 廣之進古田 敦也古田 裕子古畑 公古谷 一郎史野 根生吉井 妙子吉岡 伸輔吉本 佳生吉村 仁吉村 豊吉松 俊一吉田 哲郎吉田 始史吉田 早織吉田 昌弘吉田 清司吉眞 孝司吉福 康郎吉見 正美吉谷 佳代吉野 剛名越 茂彦向野 義人和久 貴洋和田 洋明咲花 正弥善家 賢団 野村国士舘大学体育・スポーツ科学学会国府 秀紀國森 康弘土井 龍雄土屋 幸一郎土屋 敏男坂上 康博坂井 利彰坂井 建雄坂元美子坂手 誠治坂本 静男坂村 健坂西 英夫坂詰 真二坪田 信義堀切 和雄堀切 和雅堀居 昭堀越 正巳堀野 博幸堂場 瞬一堤 未果塚田 裕三塩之入 洋増子 佳世増田 美香子増田 雄一外岡 立人多田 富雄多田 道太郎夜久 弘大久保 岩男大久保 衞大倉 徹也大元 よしき大利 実大原 健士郎大友 信彦大友信彦大坪 正則大坪 英臣大塚 一樹大塚 潔大川 孝浩大川 恒大川 達也大日方 昴大木 正彦大村 淳志大束 忠司大森 俊夫大森 義彦大槻 一博大槻 利夫大澤 真大熊 敦子大畑 大介大築 立志大西 史晃大西 祥平大見 頼一大谷 素明大貫 崇大野 慶人大野 秀樹大野 篤史大阪市障害更生文化協会天児 牛大太田 千尋太田 成男太田 次郎太田 美穂太藻 ゆみこ奥川 洋二奥田 碩子どものからだと心・連絡会議宇城 憲治宇津木 妙子安保 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俊一後藤 修司後藤 勝正後藤 新弥後藤 正治徳永 幹雄志村 幸雄快適スイミング研究会恒川 正志愛知医科大学運動療育センター戸塚 啓戸田 裕之手塚 一志手束 仁折山 淑美政二 慶文部科学省斉藤 明義斉藤 健仁斉藤 宏斉藤 隆央斎藤 孝斎藤 恵新 雅史新井 節男新田 收新開 省二新関 真人方波見 康雄日向 やよい日向 涼子日暮 清日本FMT腰痛治療協会日本アロービックダンシング日本ウエルネス日本エアロビックフィットネス協会日本コーディネーショントレーニング協会日本サプリメント協会日本スタビライゼーション協会日本スポーツビジョン協会日本トレーニング指導者協会日本トレーニング科学会日本バイオメカニクス学会日本バレーボール学会日本ピラティス研究会日本フットサル連盟日本ボディポテンシャル協会日本リハビリテーション医学会障害者の体力評価ガイドライン策定委員会日本体力医学会体力科学編集委員会日本体育協会日本体育大学学友会運動部日本体育学会日本健康スポーツ連盟日本水泳連盟シンクロナイズド・スイミング委員会、科学技術委員会日比野 恭三日経サイエンス日野原 重明日高 敏隆早稲田大学スポーツ科学学術院早稲田大学スポーツ科学部早稲田大学競技スポーツセンター星 恵子星川 佳広星川 吉光春山 文子春木 豊曽我 武史月刊トレーニング・ジャーナル編集部月刊陸上競技有吉 与志恵有吉 正博有賀 誠司望月 浩一郎望月 理恵子朝倉 全紀朝原 宣治朝日山 一男朝日新聞be編集部朝比奈 一男木場 克己木村 修一木村 元彦木村 康一本多 奈美本山 貢本庄 俊和本條 晴一郎本橋 恵美本田 宗一郎杉原 輝雄杉山 ちなみ杉山 茂樹杉岡 洋一杉本 龍勇杉浦 保夫杉浦 克己杉野 昭博村上 成道村山 孚村岡 功村川 平治村松 尚登村田 伸杤堀 申二東京大学教養学部体育研究室東京大学身体運動科学研究室東出 顕子東根 明人東海林 祐子松上 京子松下 松雄松下 祥子松井 秀喜松井 秀治松井 薫松原 仁松原 渓松原 貴子松山 博明松岡 修造松崎 康弘松本 美由季松本 義光松村 憲松村 道一松樹 剛史松永 多佳倫松永 成立松浦 亜紀子松瀬 学松田 丈志松田 博公松田 岩男松田 忠徳松谷 之義板場 英行林 光俊林 泰史林 盈六枝川 宏枝窪 俊夫柏井 正樹柏口 新二柏木 惠子柘植 陽一郎柳 敏晴柳原 大柳田 貴志柳谷 登志雄柴 孝也柴田 博柿木 克之栄 陽子栗山 節郎栗本 閲夫栗田 昌裕栢野 忠夫栢野 由紀子根本 悟子根本 真吾桑島 巌桑田 真澄桜井 弘桜井 智野風桜井 静香桜内 篤子桝本 妙子桧野 真奈美梅原 伸宏梅村 清弘梅田 陽子梨田 昌孝梶山 あゆみ梶岡 多恵子森 俊憲森 健躬森 彰英森 拓郎森 祗晶森 義明森内 薫森岡 周森岡 恭彦森岡 望森川 靖森本 貴義森永スポーツ&フィットネスリサーチセンター森田 浩之森田 淳悟森田 真生森田 雄三森谷 敏夫森部 昌広椎名 亜希子楡井 浩一榊 佳之榊原 洋一榊原 章浩樋口 満樋口 貴広権藤 博横山 格郎横江 清司橋川 硬児橋本 克彦橋本 毅彦橋本 純一橋本 維知子橋本 辰幸正高 信男武村 政春武田 建武田 淳也武藤 芳照武見 太郎殖田 友子比企 啓之比嘉 一雄氏原 英明氏家 幹人水と健康医学研究会水上 由紀水島 広子水村(久埜) 真由美水村(久埜)真由美水谷 豊水野 忠和永井 洋一永井 淳永井 良治永友 憲治永島 正紀永沢 光雄永田 和宏永田 宏永田 洋光永野 康治江原 義弘江川 玟成池上 信三池上 千寿子池上 彰池上 悟朗池上 正池上 達也池井戸 潤池内 敏彦池本 克之池村 千池村 千秋池澤 智池田 浩明池田並子池端 裕子沖田 実沖縄タイムス「長寿」取材班沢井 史河内 敏光河合 学河合 宏介河田 剛河端 隆志河西 理恵河野 圭子泉 秀幸波多野 義郎浅井 武浅沢 英浅見 俊雄浜 六郎浜田 昭八浮ヶ谷 幸代海保 博之海老 久美子深井 一三深代 千之深田 和範清宮 克幸清水 宏保清水 邦明清水 隆一渋谷 良一渡曾 公治渡會 公治渡辺 なおみ渡辺 俊男渡辺 勘郎渡辺 啓太渡辺 康幸渡辺 恭良渡辺 英次渡辺 謙渡邊 一久渡部 和彦渡部 賢一渥美 一弥渥美 和彦湊谷 秀文湯浅 健二湯浅 景元溝口 秀雪滝沢 丈澤木 一貴澤田 勝瀬古 利彦瀬名 秀明瀬戸山 正二為末 大熊崎 敬熊谷 晋一郎熊谷 美由希片岡 幸雄牛込 惟浩牧野 仁犬塚 則久玉川大学教育学部玉木 正之玉森 正人玉置 悟王 貞治琉子 友男生山 匡生島 淳生江 有二田上 幹樹田中 まゆみ田中 ウルヴェ 京田中 代志美田中 信弥田中 光田中 勝田中 宏暁田中 尚喜田中 滋田中 美吏田中 聡田中ウルヴェ 京田口 ランディ田口 俊樹田口 貞善田尻 賢誉田尾 雅夫田崎 健太田嶋 幸三田澤 俊明田畑 あや子田辺 規充甲野 善紀畑中 正一畑村 洋太郎白井 尚之白戸 太朗白星 伸一白木 仁目崎 登相澤 勝治相澤 純也眞野 行生真田 樹義真野 行生矢崎 良一矢沢 潔矢田部 英正矢部 京之助矢野 勝彦矢野 啓介矢野 成敏矢野 真千子矢野 龍彦石井 信石井 千恵石井 千惠石井 好二郎石井 宏樹石井 慎一郎石井 直方石井 紀夫石井 裕之石原 新菜石原 昭彦石垣 尚男石川 三知石川 旦石橋 健司石橋 秀幸石毛 勇介石河 利寛石田 良恵石黒 謙吾砂川 憲彦礒 繁雄神原 謙悟神崎 朗子神崎 貴子神﨑 素樹福 典之福井 勉福岡 伸一福岡 孝純福本 健一福林 徹福永 哲夫福永 篤志福永 茂福田 崇福辻 鋭記禰屋 光秋山 エリカ秋本 毅秋田 豊種子田 穣稲垣 正浩稲葉 俊郎窪田 登立川 昭二立花 龍司竹中 晃二竹内 久美子竹内 京子竹内 伸也竹内 健二竹内 敏康竹内 敏晴竹内 薫竹尾 吉枝竹村 文近笈田 欣治笠原 政志第一東京弁護士会 総合法律研究所 スポーツ法研究部会筒井 廣明篠原一郎篠宮 龍三篠村 朋樹簱智 健籏智 健米山 公啓籾山 日出樹籾山 隆裕粂野 豊細野 史晃織田 一朗織田 幹雄織田 淳太郎美馬達哉羽生 善治臨床スポーツ医学編集委員会臼井 永男舘野 之男芝崎 美幸花原 勉花戸 貴司若原 正己若山 章信若林 理砂茂木 健一郎范 永輝茨木 保荒井 貞光荒川 裕志荒川 静香荒木 昭好荒木 香織荻村 伊智朗菅原 哲朗菅原 裕子菅原 誠菅原 賢菅谷 啓之菅野 淳菊 幸一萩原 清文萩島 英男萱沼 文子落合 博満葛西 奈津子蒲田 和芳蔦宗 浩二藤井 利香藤原 勝夫藤島 大藤川 孝満藤本 靖藤田 真樹子藤縄 理藤野 良孝西山 由起西川 千雅西川 右近西村 卓二西村 欣也西田 文郎西端西端 泉西薗 秀嗣西谷 修角田 直也角谷 リョウ谷 佳織谷 諭谷上 史朗谷口 源太郎谷口 維紹谷川 啓司谷川 浩司谷本 道哉豊田 一成財団法人日本サッカー協会スポーツ医学委員会賀佐 伸省賀来 正俊赤坂 清和赤星 憲広赤羽根 龍夫越智 淳三越田 専太郎跡見 順子跡部 徹輿水 健治辻 亮辻 秀一辻田 浩志近藤 四郎近藤 篤近藤史恵近藤等則遠山 健太遠藤 俊郎遠藤 保仁遠藤 友則遠藤 敦遠藤 秀紀都竹 茂樹鄭 雄一重松 清重野 弘三郎野井 真吾野口 昌良野川 春夫野村 嶬野村 隆宏野村 雅一野沢 巌野田 哲由野矢 久美子野老 稔金 哲彦金子 公宥金子 勝金子 明友金子 達仁金本 知憲金田 伸夫金田 喜稔鈴川 仁人鈴木 三央鈴木 俊一鈴木 博美鈴木 宏哉鈴木 敏和鈴木 正之鈴木 正成鈴木 清和鈴木 秀雄鈴木 章史鈴木 重行鈴森 康一鎌田 哲郎鎌田 安奈鏑木 毅長友 佑都長尾 光城長尾 真長崎 浩長濱 隆史長田 一臣長田 渚左長谷川 伸長谷川 博長谷川 智長谷川 泰三長谷川 洋介長谷川 滋利長谷川 裕長谷部 誠長野 明紀門田 隆将門脇 正法関口 脩関屋 昇阪本 桂造阪長 友仁阿久津 邦男阿部(平石) さゆり阿野 鉱二降旗 学電通総研スポーツ文化研究チーム青山 清英青木 主税青木 啓成青木 治人青木 紀和青木 純一郎青木 高青柳 いづみこ青柳 まちこ青柳 幸利順天堂大学医学部須川 綾子須永 美歌子須田 芳正須藤 明治類家 俊明飯塚 鉄雄飯島 裕一飯田 潔飯田 聡養老 孟司香取 一昭香山 リカ馬越 博久駱 勤方高子 大樹高尾 良英高山 信人高山 修高岡 英夫高岡 裕之高木 徹也高木 應光高林 孝光高柳 富士丸高橋 信二高橋 宣行高橋 惠子高橋 正明高橋 正行高橋 睦子高橋 秀実高橋 豊高橋 雄介高沢 晴夫高瀬 元勝高畑 好秀高草木 薫高遠 裕子高部 雨市髙橋 秀実髙橋 雄介鬼塚 純玲魚住 廣信魚柄 仁之助鱸 伸子鳥居 俊鳥巣 岳彦鳥越 規央鵜尾 泰輔鶴田 彦夫鹿倉 二郎鹿島田 忠史麓 信義黄 秀一黒澤 和生黒澤 尚黒澤 雄太黒田 あゆみ黒田 善雄黒田 貴臣齊藤 太郎齊藤 愼一齊藤 邦秀齋藤 孝齋藤 昭彦

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書評者
三嶽 大輔(9)
三橋 智広(48)
上村 聡(4)
中地 圭太(7)
久保田 和稔(8)
久米 秀作(29)
今中 祐子(5)
伊藤 謙治(14)
佐々木 愛(4)
加藤 亜梨紗(1)
勝原 竜太(1)
北村 美夏(1)
南川 哲人(10)
吉田 康行(1)
坂口 丈史(2)
塩多 雅矢(2)
大内 春奈(1)
大塚 健吾(9)
大槻 清馨(12)
大洞 裕和(22)
太田 徹(1)
安本 啓剛(17)
安澤 佳樹(4)
宮崎 喬平(12)
尾原 陽介(28)
山下 大地(3)
山村 聡(6)
山根 太治(57)
山際 政弘(3)
岡田 真理(1)
島原 隼人(1)
川浪 洋平(6)
平山 美由紀(9)
平松 勇輝(5)
弘田 雄士(4)
戸谷 舞(3)
打谷 昌紀(2)
月刊スポーツメディスン編集部(49)
月刊トレーニング・ジャーナル(1)
月刊トレーニング・ジャーナル編集部(452)
服部 哲也(9)
服部 紗都子(11)
村田 祐樹(4)
松本 圭祐(3)
板井 美浩(32)
梅澤 恵利子(1)
森下 茂(23)
椙村 蓮理(1)
榎波 亮兵(3)
橋本 紘希(18)
橘 肇(4)
正木 瞳(1)
比佐 仁(1)
水浜 雅浩(8)
水田 陽(6)
永田 将行(5)
池田 健一(5)
河田 大輔(16)
河野 涼子(2)
泉 重樹(3)
浦中 宏典(7)
清家 輝文(71)
清水 歩(6)
清水 美奈(2)
渡邉 秀幹(6)
渡邊 秀幹(1)
澤野 博(32)
濱野 光太(5)
田口 久美子(18)
石郷岡 真巳(8)
磯谷 貴之(12)
笠原 遼平(2)
脇坂 浩司(3)
藤井 歩(18)
藤田 のぞみ(4)
西澤 隆(7)
越田 専太郎(2)
辻本 和広(4)
辻田 浩志(48)
酒井 崇宏(1)
金子 大(9)
鈴木 健大(6)
長谷川 大輔(3)
長谷川 智憲(40)
阿部 拓馬(1)
青島 大輔(1)
青木 美帆(1)
鳥居 義史(6)