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ATACK NET ブックレビュー
トレーニングやリハビリテーションなど、スポーツ医科学と関連した書評を掲載しています。

夏から夏へ
佐藤 多佳子

軽やかなリズムで
 主に文芸書を手がける作家(スポーツ記者とかスポーツライターとかではない)が、インタビューを元に、その素材を新鮮なまま一冊にまとめたノンフィクションである。題材は、2007年の夏に大阪で行われた世界陸上。それも4×100mリレーにまつわる話題、人物に限ったものだ。
 正直この話題だけで一冊の書物になることに少しばかりの疑問を抱きながら読み始めた。だが、すぐにそんな心配はいらないことに気づかされた。
 最終的には、この本があったからこそ北京オリンピックで銅メダルが獲得できたのではないだろうか、とまで思うに至った。
 膨大で緻密な取材内容が記録されているが、決して表面的なインタビューの羅列ではない。愛情深く、かといって感情に流されることもなく、軽やかなリズムで書き進められて行く。文章のプロだから当然とはいえ「競技経験のない」小説家が書くドキュメンタリーが、この私(いちおう陸上の経験者でもあり、実際の決勝レースはこの目で見た。泣いた)にさえ肌感覚で“それあり!”な記憶を鮮やかによみがえらせてくれるのだ。

異なるものと出会って見える世界
 一般にスポーツの感覚的側面は“やった者にしかわからない”という閉鎖的な思い込みの表現で成り立つことがある。確かに、よく知らないと見えてこない世界もあるが、どっぷりと浸り過ぎてしまうとかえって本質が見えなくなってしまうこともある。私が最初に抱いた不安感は多分にこういった理由によるものだ。
 しかし、異なる感覚やある種の違和感と出会って初めて見える世界というのもある。たとえば、外国人が地域の伝統文化の見直しや伝承、発展に寄与することがあるでしょう? 私の生まれ育った北信濃の地には、フランス生まれの俳人や、老舗の造り酒屋にアメリカからきた若女将がいて、日本文化に新たな光を当て、地域の発展に貢献している。あるいは、海外青年協力隊などで、外国人として文化の異なる国や地域に行っている日本の方々の活動もこれに似ていると思うが、このような、異文化からの働きかけによってその文化にどっぷりと浸かっていた人たちが自分たちの独自性に気づき、伝統文化の伝承や発展の一翼を担うということは決して珍しいことではない。
 その考えからすると、競技の素人(作家=異文化の人)が、玄人(選手、コーチなど=どっぷりの人)が気づかなかった競技の真髄に迫るきっかけをつくり、競技力向上に役立つことは十分にあり得ることになる。

プロセスが競技に役立ったのではないか
 要は、記述する側の感受性やバランス感覚が大切ということなのだろう。そのことが次のような節に現れている。「“死ぬ”」ほどハードな冬期練習の取材に行って、「そういうきつい練習を見てみたいと思った。邪魔じゃないかと申し訳ない気持ちがありつつも、やはり、実際に見てみないといけない気がした。そして、実際に見て、かえって、“わからない”ことを実感」することになる。
 そのうえで「その膨大な努力のひとかけらを見ること、それを言葉で記することに、大きな意味はないだろう。何かわかったふうなことを書くためには、陸上競技をよく理解した人間が、選手の冬期練習を何カ月もフルに追いかけて見ないといけない。そんな絶望感にひたりながらも、やはり、貴重なドキュメントに立ち会わせてもらったというすがすがしさは消えなかった」という感想を述べているのだ。
 立場を明確にして、現象を素直に見つめているからこそ気づく違いを丁寧に書きとめ、理解を深めて行くという態度が貫かれている。このことは逆に、選手にとっては、インタビューされることで自身のことに気づき、記述されたものからのフィードバックを受けて考えが統合され、競技力の向上に役立ったと考えることも可能なのではないか。
 本書に描かれている大阪で世界陸上が行われた時期(2007年、夏)と、出版の時期(北京オリンピックの直前、2008年、夏)、その少し前まで選手への取材がなされていたことを考え合わせるとなおのことその思いを強くさせられる。
 今、ここに、その時を再現する力がドキュメンタリーにはある。しかも、それが一冊の長編の書物としてまとまることで、別次元の価値、意義が生まれ、未来につながっていくような気がするのである。
(板井 美浩)

出版元:集英社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:陸上競技 
カテゴリ スポーツライティング
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神の領域を覗いたアスリート
西村 欣也

 神の領域とは、どのような意味を持つのだろうか。目に見えるもの、見えないものさまざまにあると思うが、共通の認識は持てないのではないかと思う。
 さまざまなアスリートにインタビューをしたものを載せているが、個人的な意見としてはもっとインタビューされる側の気持ちを汲み取るような質問が欲しいような気がする。たとえばこの一文。「あなたの非凡な才能を子孫に伝え、21世紀にさらに進化させたいと思いませんか?」という著者の質問に対し、聞かれたスピードスケートの清水宏保選手はこう答えている。「結婚はそういう目的でするものではないでしょう。僕の父は胃がんで56歳で亡くなった。僕自身、ぜんそくをずっと抱えています。身長は161cmしかない。いい遺伝子を持っているとはとても思えない。それでもここまでこられる。それを示したくてやってきた部分もあります。生物学的な進化に無縁でも、自分が生きている間に自分を進化させることができるのです」
 清水選手の「自分が生きている間に自分を進化させることができる」という言葉を引き出せたことは、評価できる。しかしながら、清水選手の本当の気持ちはわからないが、私だったらこの質問をされたら、「なぜこんなことを聞くのだろう?」と考え込んでしまう。神の領域に届かない、理解することが不可能でも、近づこうとするならばもっと違うことを聞いてほしい。
 しかし、丁寧な取材をしていることも読み取ることができる。橋本聖子選手がアルベールビルオリンピックで冬季五輪史上日本人女子初銅メダルを獲得したときに、痛めている膝を冷やす氷もなくリンクから整氷車が吐き出したザラザラな氷を集めて、膝に当てたという一文などはそういったところが読み取れる。
 日々選手や患者と向き合い、当たり前になっている感覚や言葉を、他者に伝える際にはとても有益な本である。
(金子 大)

出版元:朝日新聞出版

(掲載日:2012-10-13)

タグ:インタビュー 
カテゴリ スポーツライティング
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つなぐ力 4×100mリレー銅メダルへの“アンダーハンドパス”
石井 信

素質を“磨く”
 短距離は“素質”で走るものと思っている人が一般には多い。
 確かに高校生ぐらいまでは“素質”すなわち、“センス”と“ノリ”ともう1つ“保護者のおかげ”、で走れている選手は多いと思う。しかし大人になってから、“大人の選手”としての競技力向上には、素質を“磨く”ことがいかに重要かという説明が、朝原宣治という選手のおかげで最近はしやすくなった。
 朝原は、北京オリンピック(2008年)男子4×100mリレー(通称、4継=ヨンケイ)で、1走の塚原直貴、2走の末續慎吾、3走の高平慎士とつながれてきたバトンを、アンカーとして銅メダルへと導いた、チーム最年長(当時36歳)のメダリストである。彼は日本人として初めて100m走10秒1台(1993年)、次いで10秒0台(1998年)の扉を開き、2001年には10秒02と、幾度にもわたって日本記録を更新してきた。そして北京オリンピックでの銅メダルまで、なんと足掛け15年にもわたって短距離界を牽引してきた日本陸上界屈指の競技者である。
 こんな偉業が、センスと若さの勢いだけでなされるわけがない。日頃、講義や部活動などの中で学生たちにこの例を挙げて“素質”だけではないという話を持ちかけても、数年前まではなかなか理解してくれず閉口していた。ところが今回の銅メダル獲得をきっかけに、“おお! あのアサハラ!”とすんなりわかってもらえるので大変嬉しい。

かつての一流どころがサポート
 さて今回紹介する「つなぐ力」は、北京オリンピック銅メダル獲得の裏に隠されたドラマを追った、元陸上競技専門誌記者であるスポーツライターの手になるものだ。「スポーツでは、選手が主役であり、監督とか、コーチとか、あるいは競技連盟の役員は裏方としてこれをサポートする立場」にある。「この本は、そういうサポートに回る人を取材して」まとめたものである。  裏方といっても、高野進、麻場一徳、苅部俊二、土江寛裕などなど、選手としてもかつての一流どころが名を連ねる。本欄の筆者(1960年生まれ)世代にとっては、彼らの選手時代の活躍を目の当たりにした記憶もよみがえり、1冊で二度オイシい状態なのである。
 中心的存在となる高野は、「発想力」の人だ。学生時代、400mのライバルとしてしのぎを削った麻場によれば、高野は「いろいろな発想をする能力があって、独創的な考え方」をするが、「ただ独創的なだけではなく、それをいかに実現していくかということも、着実にやって」のける。しかも「独善的にやっていくのではなく、必ず、われわれの意見を聞きながら進めて」いく人物であるという。

アンダーハンドパス採用の理由
 4継のバトンパスは「オーバーハンドパス」が世界の主流である。これに対して日本は「アンダーハンドパス」を用いている。日本4継チームにおける「アンダーハンドパス」採用の提案者が高野なのだ。
 バトンパスに際し、前走者と後走者は互いに腕を伸ばし合ってバトンを渡す。腕を伸ばし合うので、その距離の分だけ走る長さが短くてすむことになる。これを「利得距離」という。「アンダーハンドパス」は「オーバーハンドパス」に比べ、この「利得距離」が短いとされている。「利得距離」が短いということは、それだけ長い距離を走らなければならないことになり、タイム的にも無視できないほどであるとの計算もなされている。
 なのになぜ、日本は「アンダーハンドパス」を取入れているのか。「オーバーハンドパスは、バトンを点で渡さなければならないのに対して、アンダーハンドパスなら線で渡すこと」ができる確実性や、選手にとって「自然に渡せる」「やりやすい」と好評であるなどの利点が紹介されている。
 それらを容認しつつも要所に挟まれる高野のコメントは、その視点がやはり独特である。提案者として一歩先を見つめているからか、読み手の予想を心地よく裏切ってくれるのである。センスや勢いだけでない、素質を“磨く”ことに多くの労力をさいた選手時代の経験が高野の発想のもとにあるだろうことは想像に難くない。
“名選手、必ずしも名監督ならず”とは、ひところよく聞いた言葉であるが、こと陸上短距離界に関してはいずれ死語となるに違いない。
(板井 美浩)

出版元:集英社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:陸上競技 リレー 
カテゴリ スポーツライティング
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「崖っぷち監督」がメダリストを二人生むまで
今村 俊明 宮部 保範 門脇 正法

 タイトルにある「崖っぷち」とは、日本電産サンキョースケート部で監督を務める今村俊明氏である。解任直前まで追い込まれながら、自分しかいないという覚悟を示すことで踏みとどまり、バンクーバーオリンピックでは選手2人をメダル獲得に導いた道のりをまとめている。
 スピードスケートの競技の特色が、映像が浮かび上がってくるような丁寧な情景描写によって描かれている。納得できないスケーティングだったときの悔しさ、熱い闘志、快挙を成し遂げた喜びが、具体的な行動で表現される。監督と選手との距離感や信頼関係についても、さまざまなエピソードを通じて明らかになっていく。
 本人の努力はもちろんだが、選手たちを取り巻く環境や周囲の支えあっての活躍なのであり、それに対する感謝の気持ちが伝わる一冊となっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:KKベストセラーズ

(掲載日:2012-10-15)

タグ:スピードスケート 
カテゴリ スポーツライティング
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日本人が知らない松坂メジャー革命
アンドリュー・ゴードン 篠原一郎

 2006年4月カンザスシティロイヤルズの本拠地カウフマン・スタジアムにいた。興奮と緊張さめやらぬスタジアムは…寒い。観客のほとんどはニット帽、手袋、ジャンパー、さらには毛布を持参してかけている人たちもいた。
 とてつもなく寒い中、お目当ての選手があらわれた。
 日本時代の青と白のユニフォームからグレーと赤色に変わったユニフォームに袖を通した、背番号「18」が登場。大きな歓声とは対照的に、静かに落ち着いて見える一人の日本人ピッチャーがマウンドに姿を現した。松坂大輔投手(ボストンレッドソックス)である。松坂投手は、マウンドに向かうとき、3塁線を片足(右足でとび、左足で着地する)で飛び越える動作を必ずすることに気づいた。彼にとってこの動作には一種の願掛けの意味を持つのだろうかという思いで彼の行動ひとつひとつを観察していた。
 試合終了後にESPNを偶然目にして、彼は試合中に笑っていた。この笑みが意味するのは本人にしかわからないだろうが、余裕があったのか? 心の底からベースボールを楽しんでいるのか? 相手のレベルの高さにゾクゾクするというような意味での笑みだったのか?
 実際にスタジアムに行くことによって感じること、連日放送されるスポーツニュースを見ることでしかわからないこと、そして、書籍を読むことで知ることができること。
 ボストンレッドソックス松坂大輔の一挙手一投足、それをとり囲む日米のメディアと日米ファン。レッドソックスの試合の全米ネットワークや日本での放映権、選手たちの番組出演の際の収入はどうなっているのか。文化や地域にとらわれないスポーツのある生活の大切さと意味。まだ「知らない」ことを知るきっかけになるのでは。
(大塚 健吾)

出版元:朝日新聞社

(掲載日:2012-10-15)

タグ:メディア スポーツビジネス 
カテゴリ スポーツライティング
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スクラム 駆け引きと勝負の謎をとく
松瀬 学

「花となるより根となろう」
 慶応フォワードの伝統の言葉である。ラグビーではトライをした選手がガッツポーズをしない。それはトライ(花)はスクラム(根)をフォワードが頑張ったゆえのことと知っているからである。
 しかし、昨今ではトライの後に派手なパフォーマンスをする選手が増えた。パフォーマンス自体が悪いとは思わない。しかしラグビーが市民権を得ていたのは、そうした精神が日本人にマッチしていたからなのではないかと思う。 「男は背中でものを言う」
 これもまたしかり。新日鉄釜石のプロップ石山さんはその典型であろう。朴とつな風貌、寡黙な男。まさに高倉健である。プロップの仕事は「スクラムを押されないこと」、押されることが許されないゆえ、鎧のごとき筋肉をつけ、「必死の覚悟」で練習する。しかし、スクラムに固執はしない。「最高のトライと思うのは、スクラムから顔を上げたら、バックスが展開してトライになっていたというもので…。そうなるとフォワードは何か得をしたような気がしていたものです」勝利のためにきわめて現実的で、自分の役どころを知っているのである。
 2019年、ラグビーのワールドカップが日本で初めて開かれる。オリンピック、そしてサッカーのワールドカップに次ぐ世界的なイベントである。この本が「スクラム」の復権、いや「古きよき日本人」の復権につながることを願う。
(森下 茂)

出版元:光文社

(掲載日:2012-10-16)

タグ:スクラム ラグビー 
カテゴリ スポーツライティング
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あの一瞬 アスリートはなぜ「奇跡」を起こすのか
門田 隆将

アスリートの本紀と列伝
 ある人物の一代の事績を記録した書物を「紀伝」という。皇帝や王といった天下人を中心とした「本紀」と、人臣について書き連ねた「列伝」の下の文字を合わせた言葉であるという。簡単に言えば、人物の成したことを書き連ねたものだが、魅力溢れる人の生き様というものは、読む人の心を震わせる。綿密な取材資料に作家の創造力による脚色が施され、あくまでもフィクション作品としてではあるが、歴史小説が広く読まれるのはそのためだろう。
 アスリートは現代における紀伝の素材としてふさわしいもののひとつだ。紀伝を曲解して、本紀をスポーツ界の頂点に立った者の物語、列伝をそうではない者の物語としたとしても、それぞれが相補ってこそドラマが成り立つことに間違いはない。本書には、さまざまな競技のアスリートにまつわる10の本紀および列伝が綴られている。著者は週刊新潮の副部長まで務めたジャーナリストであり、「なぜ君は絶望と闘えたのか」をはじめとした幅広いジャンルでの著作を持つノンフィクション作家の門田隆将氏である。

アスリートに対する尊敬と愛情
 古くは、戦前から始まる怪物スタルヒンの数奇な人生から、北京オリンピック女子ソフトボール金メダルにまつわる世代を超えたドラマまで、さまざまな時代、さまざまな競技における「奇跡」が読み応えのある物語となっている。その緻密な構成や読者を引きつける演出には、アスリートに対する著者の尊敬と愛情の念が散りばめられている。本書のあとがきにもあるように、アイルランドの詩人オリバー・ゴールドスミスの言葉である「われわれにとって最も尊いことは、一度も失敗しないということではなく、倒れるたびに必ず起き上がることである」という人生の格言を、どの物語の登場人物も思い起こさせてくれるのだ。
 彼らは決してすべてにおいて超人的な力を持つわけではない。それでも「奇跡」を起こす彼らの軌跡は、アスリートとしてだけではなく、1人の人間として尊いものなのだ。本紀となるのか列伝になるのか、そんな結果は問題でなく、ただただその生き様に魅了される、そんな想いが伝わってくる。とくに最終章、松井秀喜を5敬遠した明徳義塾野球部の物語は、ステレオタイプの批評家では書き得ないものだろう。

「奇跡」は日々起きている
 雑踏の中で行き交う人々を見ながら、ふと思うことがある。すれ違う以外に交わることのない多くの人々。自分自身も含め、1人ひとりに自らを主人公にしたドラマが日々繰り広げられている。そのほとんどが誰にも綴られることがない平凡なものである。しかし、日々ただひたむきに生きている人たちには、ささやかなものでも、素晴らしい「奇跡」があちらこちらで起こっているはずなのだ、と。
(山根 太治)

出版元:新潮社

(掲載日:2012-10-16)

タグ:勝負 アスリート 
カテゴリ スポーツライティング
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SPORTS もうひとつの風景
佐藤 次郎

 スポーツには、見ている人に大きな感動や夢、希望、大きく言えば、人々に生きる力を与えてくれる普遍的な価値があるように思えます。なぜ見ている人を魅了するのか、いろいろ考えても答えは見つかりません。本書では、各スポーツで活躍する選手や指導者、関係者の一人一人に、スポットライトを当て、日頃、見聞きしない話が書かれています。
 栄光の陰には、大きな挫折や不運な出来事がある中で、その自己と真摯に向き合い、現実に起きたことを、未来へ向けて挑戦していく姿が多く取り上げられています。本当に強い人間になっていく人は、「筋書きのない人生を、自分自身の可能性を信じて努力していける人ではないか」と、多くの実体験を通して語られているように思えます。現場で指導されている方々が読まれることで、目標や夢を諦めない大切さを伝えられるのではないでしょうか。スポーツを通して努力していくことの大切さが伝わる一冊だと思います。
(辻本 和広)

出版元:東京新聞出版部

(掲載日:2012-10-16)

タグ:挑戦 人生 
カテゴリ スポーツライティング
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早実vs.駒大苫小牧
中村 計 木村 修一

 今年のドラフト会議でその動向が注目された斎藤佑樹投手。彼を語る上で2006年夏の甲子園を欠かすことはできない。
 37年ぶりの決勝戦の引き分け再試合を戦った早実、駒大苫小牧の両チームでは何が起きていたのか。徹底した取材によりその舞台裏が明かされる。来シーズンのペナントレースをより楽しむためにも、あの夏の出来事をもう一度確認していただきたい。
(村田 祐樹)

出版元:朝日新聞出版

(掲載日:2012-10-16)

タグ:野球 勝負 
カテゴリ スポーツライティング
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強いだけじゃ勝てない
松瀬 学

 1974年に関東学院大学ラグビー部監督に就任した当時は、関東リーグ戦グループ3部のチームであった。部員は8人、ボールやグラウンド、ゴールポストもない。以来30年余り、どん底のスタートから大学日本一の座に至る道のりが書かれている。「強いだけじゃ勝てない」とあるように、春口監督のラグビーにかける情熱と人間力が、選手や周囲のスタッフ、学校関係者に伝わり、チームがつくられていくヒューマンドラマが読み取れる。
 指導者であれば、毎年よいチームづくりや強いチームづくりを実現していくうえで、何をすべきなのかを考えるだろう。本書からは、チームづくりに必要なこと、選手の素質を見抜く力、チームが発展していく中での春口監督自身の指導者としての成長も感じられる。また、さまざまな苦難・困難な出来事を乗り越えていく過程で、真の強いチームとは何かを考えている様子がわかる。
 関東学院大学ラグビー部の逸話の中に「涙の雪かき」がある。試合では、グラウンドに立っているレギュラーメンバーだけで戦うのではなく、そこに立てなかったチームメイトの存在や思いがあってこそ生まれるチームの結束力の大切さを学ぶことができるだろう。また、ラグビー指導者のバイブル的名著、大西鐡之祐監督の「ラグビー」にある一節に春口監督は感動したことが書かれてある。それは、「ラグビーとは、人間と人間とが全人格の優劣を競うスポーツである。しかも15人の人格が形成するひとつの新しい超人格的チームが15人の結集される力にある何者かが加わって闘うとき、はじめてそこに相手にまさる力が生まれるのである」という1文であった。そこには、「1人はみんなのために、みんなは1人のために」の精神の大切さが目には見えない力となることを理解できるだろう。
 春口監督は、ある年の慶応との決勝戦に敗れたとき、「強いだけでは駄目だ。いいチームじゃないと。周りから応援され、愛されるチームじゃないといけない」と思ったという。
 ラグビーのみならず、さまざまなスポーツ種目の指導者、関係者に読まれることで、日々の私達の環境に感謝する気持ちや周りの人達の支えなくして、スポーツは成り立たないことを再認識することができるだろう。誰かが何とかしてくれるのではなく、自らの現場や足元からスタートしていこうという勇気がもらえる1冊である。
(辻本 和広)

出版元:光文社

(掲載日:2012-10-16)

タグ:ラグビー 組織論 
カテゴリ スポーツライティング
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あの実況がすごかった
伊藤 滋之

 スポーツは現場で観戦するのが1番とよく言われている。その通りではある。ただ、実況中継でしか味わえない感動「ドラマ」がある。この本を読んだ直後、スポーツを中継で見たいと思った。
 この本の筆者は放送作家という立場で、多くのスポーツドキュメントやバラエティ、中継に携っている。大会の見どころを伝える事前番組の企画、注目選手のキャッチコピーを考えるような仕事をしているそうだ。この本では、そのような経験をもとに、スポーツ中継の舞台裏を徹底的にわかりやすく語っている。
「ついに夢の舞台へ。日本人初のNBAプレイヤーとなった田臥勇太、24歳」というように、第1章は英雄たちのデビュー戦から始まる。第3章の冒頭30秒の名文句では、こんなにもメッセージが綺麗に、時に静かに、時に強く語られているのかと惹かれた。松木さんの解説は、面白くて共感していたが、実に鋭い洞察力と勘からなっているのが理解できた(第5章 予言する解説者)。懐かしいものも多々ある。アトランタ五輪初戦のブラジル戦(マイアミの奇跡)、アテネ五輪の体操王国の復活。その中でも、長野五輪のジャンプ団体での大ジャンプ。「まだ距離が出ない、もうビデオでは測れない、別の世界に飛んでいった原田!」解説を読むだけでも、あのときの感動が蘇る。
 カメラの先には全力でメッセージを発信しようとするアスリートたちの姿があり、彼らと心を一つにし、熱い思いを伝えようとするテレビの存在がある。プレーであれ、態度であれ、表情であれ、アスリートが抱く真摯な気持ちを一人でも多くの人に伝えること、それこそがテレビが担うべき役割。筆者の職を超えた熱い思いの一冊である。
(服部 紗都子)

出版元:メディアファクトリー

(掲載日:2012-10-16)

タグ:実況 報道 
カテゴリ スポーツライティング
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初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅
元川 悦子

 それぞれの国で特徴を持ち、ヨーロッパ人であれば、自国のサッカー、それも地元のチームが一番と必ずいう。本書はその魅力にとりつかれた著者が書いた、自分の経験からそのヨーロッパでサッカーを楽しむための参考書だ。
 スタジアムへの道のりや試合情報や現地でのチケット入手方法、ファンや街の雰囲気などテレビやインターネットでは収集しきれないことも掲載されている。情報としては少し古いが、いずれ現地を訪れてみたいと考えているファンにとっては、想像の手助けになるであろう。
 もし言葉の問題で現地観戦をすることに躊躇しているのであれば、思い切って行動してみることをおすすめする。
 言葉の問題だけで現地観戦をする機会を逃すことは、非常にもったいない。現地で何かしら困ったことがあっても、サポーター同士という共通事項で、以外とうまく解決できるかもしれない。
 残念ながらここに掲載されている国はヨーロッパ全土ではなく、贔屓の国やチームのことが掲載されていないかもしれない。またサッカーはヨーロッパだけが盛んなわけではなく、南米や中近東にも非常に個性的なチームが多い。自分の贔屓のチームを探して応援するのもサッカーの楽しみの1つであろう。
(澤野 博)

出版元:日本放送出版協会

(掲載日:2012-10-16)

タグ:サッカー 
カテゴリ スポーツライティング
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勝利を支配するもの
佐藤 純朗

 日本代表ヘッドコーチであった平尾氏のドキュメンタリータッチな内容になっている。現在の日本のメジャーではない競技に関わる指導者にとっては一見の価値がある本だと感じた。
 世界との差、協会との連携、日本の特性、ルール変更への対応、あらゆる場面で潤滑油的な存在であるスタッフの存在、個々のプレイヤーに対する長所を活かした起用、どれをとっても当時は画期的でなおかつ日本が世界に対等に戦うための手段だったと思われる。
 また本文にある「楽しむ」ことと「楽をする」ことの違いは私が以前から現場で使っていた表現でもあり、改めてこのことをわかって指導ができるかという戒めとなった。
 まだ目を通していない指導者は一度読んでみてほしい。
(河田 大輔)

出版元:講談社

(掲載日:2012-10-29)

タグ:ラグビー 
カテゴリ スポーツライティング
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夢は箱根を駆けめぐる
佐藤次郎

 スポーツを読む・観るということは、読者の人生と「挫折から始まる物語」を重ね合わせる作業なのかもしれない。たとえば、ノルディックスキー元日本代表の原田雅彦、女子柔道48キロ級の谷亮子、そして、女子ソフトボール代表の上野由岐子が挙げられるだろうか。皆、挫折を味わいながらも最終的に最高の名誉を手にしたアスリートたちである。そして、オリンピックと箱根駅伝という大会の違いこそあれ、本書の主人公・大後栄治もまたその一人であったといってよいだろう。
 大後は、小学生のときから校内のマラソン大会で優勝するような長距離の得意な男の子だった。中学校に進学すると、市の駅伝大会の選手となり、本格的に長距離にのめり込む。陸上競技の練習すれば、その分だけ成績に跳ね返ってくるところが面白かったのだという。大学も迷わず陸上部に所属。しかし、全国から集まった陸上エリートとの競争についていけず、1年の半ばにリタイア宣告される。それから、大後は、部を支える裏方のマネージャーとして、チームづくりに関わり始める。選手としてのプライドを手放さなければならない。大後にとって大きな挫折だったといえるだろう。普通であれば競技への情熱が失われたとしても不思議ではない。しかし、大後は違った。選手を支えるスタッフの一人として、自身の競技経験をもとに何の実績もないチームを箱根駅伝の強豪校へと導いていく。大後は、裏方として大成したのである。
 人生は勝者ではなく敗者にこそ希望がある。敗者だからこそ拓ける道がある。本書は、読者にそんな希望を与えてくれる一冊である。
(清水 美奈)

出版元:洋泉社

(掲載日:2012-11-01)

タグ:箱根駅伝 
カテゴリ スポーツライティング
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ツールへの道
今中 大介

 世界的に有名な自転車のレースであるツールドフランスに、日本人で初めて参加した著者のヨーロッパでの生活を日記形式でまとめてある。日本にいては決してわからない世界で興味があるということもあるが、情景が目に浮かぶようでどんどん引き込まれる。
 自転車競技のロード種目は一見すると個人種目のようであるが、実は団体種目でもある。アシストと呼ばれる立場の競技者がサポートカーから食料などの補給をチームメンバーに行ったり、アタックをかけたほかのチームのメンバーについていったり、逆にアタックをかけられないように速いスピードで走行し、集団をコントロールしたり、さまざまなことを行いながら、チームのエースを勝たせるようにする。
 海外のある地域にたった一人の日本人といて生活をしてゆくことは非常に大変だ。もちろん周りの人は外国人ということで非常によくしてくれるので全く問題はないのだが、ふとした瞬間に寂しく感じることもある。その寂しさは、日本人と会ったときに妙にうれしく感じている自分に気がつくことで、実は寂しかったのだということを再認識する。しかしその寂しさがあることをわかった上で、日本を飛び出しストイックに世界基準の中で戦うことが必要ではないであろうか。科学的トレーニングという言葉に踊らされることなく、競技者として何を求めるのか。勝利に対する想いを再認識させられた。
(澤野 博)

出版元:未知谷

(掲載日:2013-03-22)

タグ:自転車 
カテゴリ スポーツライティング
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箱根駅伝
生島 淳

 東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、例年1月2日と翌3日に行われる、大学駅伝の関東チャンピオンを決める大会である。テレビ中継により知名度が急上昇し、長距離走の甲子園大会のような国民的大イベントとなり、毎年楽しみにしている方も多いだろう。この本はそんな人に格好の本だ。
 箱根駅伝の歴史、有力校の監督インタビューや箱根を支えている全国の取り組みまでさまざまな視点で書かれている。中でもレースの背後にある区間配置の戦術が各大学・監督だけでなく、時代の流れに沿って変化しているという話は興味深い。“山の神、柏原選手”に続く長距離界の未来を担うエースが、今年はどこに現れるだろうか。この本を片手に今から予習しておけば、数倍箱根を楽しめるようになるだろう。
(服部 紗都子)

出版元:幻冬舎

(掲載日:2013-04-26)

タグ:駅伝 
カテゴリ スポーツライティング
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背番号三桁 「僕達も胴上げに参加していいんですか?」
矢崎 良一 岩田 卓士 玉森 正人 中田 潤 池田 浩明 伊村 雅央

 2003年、阪神タイガースが18年ぶりのリーグ優勝を果たす。そこには、表舞台には出てこない人々の数だけドラマがある。そんな「背番号三桁」の男たちの物語である。
 なぜ、彼らは表舞台に出られなくても、もがき苦しむのか。ある者は、バッティングピッチャーとして来る日も来る日も、選手のために肩を酷使する。もちろん、根底には野球が好きだということもあるだろう。しかし、もっと別の何かが彼らを奮い立たせているに違いない。
 作家の村上龍が、こんなことを言っている。「私たちは、他者から幸福を得るより、他者の幸福に貢献するほうが、喜びは大きいのではないか」と。もしかしたら、これが彼らのもがき苦しむ理由のひとつかもしれない。
 多くの人は、人生では負けることの方が多い。おそらく99%は負け続ける人生なのだ。しかし、負け続ける人生には、もしかしたら勝ちしか知らない人の人生より、大きなものが得られるのかも知れない。
 そう、「背番号三桁」の人生も悪くない。
(森下 茂)

出版元:竹書房

(掲載日:2013-05-23)

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バルサ対マンU「世界最高の一戦」を読み解く
杉山 茂樹

 筆者のスポーツライターという立場を最大限に活かした本になっており、冒頭数ページで理解できるぐらい、メッセージ性の強いものであるのは驚嘆した。サッカーが無知な人でも、スポーツに多少でも興味があるなら、瞬く間に読破するかもしれない。それぐらい、球団や人、ファンの方は食いつくほど魅力的な内容になっている。
 私個人としては、この本の内容よりも著者の文章表現力が非常に勉強になった。一試合のバックボーンをこれだけ表現力豊かに記すことができるというのは、コーチングに関しても有益に働くことは間違いない。
(河田 大輔)

出版元:光文社

(掲載日:2014-02-20)

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カテゴリ スポーツライティング
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マラソンランナー
後藤 正治

 マラソンといえば、勝手なイメージではあるが、オリンピックであります。私の記憶が存在するオリンピックはロサンゼルスオリンピックからなのですが、この本の中でも登場する瀬古利彦さんのイメージは非常に強いインパクトが残っています。みなさんのマラソンのイメージはどうでしょうか?
 時代は戦前、戦後、経済成長、バブル崩壊、現在と移り変わっています。本書は8章にわたってその時代を浮き彫りにする8名のマラソンランナーを紹介されています。

金栗四三「日本のマラソンの父」
孫基禎「ハングリースポーツとしてのマラソン」
田中茂樹「アトムボーイ」
君原健二「ブレない偉大なマラソンランナー」
瀬古利彦「マラソン界の貴公子」
谷口浩美「コツコツ 記憶力を示すマラソンランナー」
有森裕子「生きている事への手段としてのマラソン」
高橋尚子「走る事が好き、頑張る事としてのマラソン」

 本書はマラソン史というわけではありませんが、時代背景とマラソンを照らし合わせてみるととても興味深いところであります。つまり、体力養成、国の権威、戦争、アマチュアイズム、バイオリズム、我慢強さ、目標そして手段、練習などキーワードは様々でありますが、その時々の葛藤や信念や流行をも表しています。
 この8名のうち瀬古利彦氏以降は実際に目の当たりにし、それ以前の方は自叙伝などで存じ上げていました。さらに本書と向き合って、私はマラソンについて単なるオリンピック種目という観点から脱することができました。
 私はマラソンランナーが、泥臭く感じます。なぜなら、体力としてのタフさもさることながら、メンタルの強さが問われることや、培われる土壌があることをあたかも当たり前のことのようにやってのけるからであります。それがもう一歩のところを頑張れる理由ではないかと本書から感じました。このアスリートたちの泥臭くて地味だけど、ズッシリとした重みのある信念を垣間みてみませんか。
(鳥居 義史)

出版元:文藝春秋

(掲載日:2014-05-02)

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カテゴリ スポーツライティング
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日本女子サッカーが世界と互角に戦える本当の理由
松原 渓

 2011年7月、震災から約4カ月後、“絆”という言葉を胸に日本中が見守る中、なでしこジャパンは世界最強の女子サッカーチームとなった。そして、澤選手や大野選手、ヤングなでしこの田中選手というようにスター選手が増え、様々な年代に支持されるようになった日本女子サッカー。W杯を境に女子サッカーを取り巻く環境が180度変化したと、筆者は言う。
 筆者は、小学校3年生からサッカーを始め、日テレベレーザの下部組織であるメニーナのセクションを受けたほどの選手で、現在もフットサルチームに所属している。また、サッカー番組のアシスタントやキャスター、スポーツライターとして活躍し、様々な現場で取材を行ってきた。この本の前半ではそんな彼女の経験を生かし、日本女子サッカーの歴史と現状、なでしこメンバーの素顔が語られている。
 後半では、“未来のなでしこたちへ”と題して、育成年代の指揮者へのインタビューがまとめられている。彼らの様々な意見の中に共通して、プレーレベルの向上と同じくらい“人間性・自主性を育てること”が重要視されていると感じた。このことこそが、なでしこジャパンがW杯と同時に、フェアプレー賞も受賞したことにつながったのだろう。
 読み終えて、10年前に比べれば日本における女子サッカーの知名度は上がったが、プレー環境や財政的な面で、まだまだ課題が多いことも痛感した。育成時代の環境設備や、才能ある原石がしっかりと輝ける育成システムの一助になりたい。そんな筆者の思いに共感し、今回レビューを書かせて頂いた。日本女子サッカー界のさらなる発展を心から願う。
(服部 紗都子)

出版元:東邦出版

(掲載日:2014-04-08)

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カテゴリ スポーツライティング
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マウンドに散った天才投手
松永 多佳倫

結果的に一瞬の輝きに
 病気や故障がなかったら、どんな大投手になっていただろうか。あと10年遅く生まれていたらメジャーリーグでどんな大活躍をしただろうか。諦めきれない、整理しきれないものを心の奥にしまい込み、「悔いはない」と言いきる。そんな男たちの苦闘を取材したのが本書である。
 筆者は本書のテーマを「一瞬の輝きのためにすべてを犠牲にし、壮絶に散った生き様」としている。だがそれは、今さえよければ、ということではない。本当は長く一線級で活躍したかった。しかし結果的に、「一瞬の輝き」となってしまったのだ。
 登板機会が与えられればうれしい。全力で投げる。ひときわ輝く才能を持っているだけに、与えられる機会も多い。それが結果的に酷使されることになる。“150キロのダブルストッパー”元中日の上原晃は言う。「潰されたとは思っていない。投げさせてもらえるのはとても嬉しいことだし、あくまでも自己管理の問題。昔はロングリリーフっていうのが頻繁にあって、決まった状態で投げていない。ロングリリーフはブルペンで準備する作業が多い。つまり、何回も肩を作らなきゃいけないので、かなり負担も大きい。でもあの当時はそれが普通だった。首脳陣に対して何の悪感情も持っていないよ」

そのフォームは正しいか
 持って生まれた才能だけでやっていると、いつか故障する。だが、そのことに気づくのは、故障してからだ。
 すごい球を投げている今のフォームが、無理があるのかないのか。故障につながりそうなら直さなければならないが、それを見極めるのはとても難しいと思う。うまくいっている状態をいじるのはとても勇気がいるものだし、ましてや、ずば抜けた才能を持っている者に対しては、指導者も口出ししにくいだろう。その投げ方だからこそ投げられる球なのか。それともフォームをいじったらもっとよくなるのか。もしかして持ち味を殺してしまい、ただの平凡な投手になってしまうのではないか。
 元ヤクルトの“ガラスの天才投手”伊藤智仁のスライダーは、鉄腕・稲尾和久(元西鉄・故人)をして「伊藤のは高速スライダーじゃない。本物のスライダーだ」と言わしめた。その伊藤のフォームを、江川卓がテレビ中継での解説で「あの投げ方では絶対に肘を壊します」と言い、本当にそうなってしまった。江川の慧眼か、コーチの蒙昧か。それとも仕方のないことだったのか。“江夏二世”近藤真市は、現在中日の一軍ピッチングコーチをしている。彼は言う。「いいモノがあって入ってきているのだからフォームはいじらない。本人が悩んだ時やこのままでは危ないと感じたり、勝負をかけるタイミングの時にフォームのことを言う」「一番大事なのは、怪我をする前にいかにストップをかけてやれるか。これさえ念頭に置けば、あれこれいじらずブルペンで気持ちよく投げさせてやるだけでいい」、確かにその通りなのだろうが、それこそが難しいんだよなぁ、とも思う。
 野茂のトルネード投法やイチローの振り子打法など、個性的なフォームで成功した選手もいる。それらを矯正しようとした当時の指導者を笑うこともできるし、やりたいようにやらせた指導者を褒め称えることもできる。だが、それはあくまでも結果を知っているから言えることなのだ。

迷いを抱えて
 私は地域の陸上クラブで小学校1〜3年生の指導を担当している。その中にはめちゃくちゃな走り方なのに速い子もいれば、走り方は悪くないのに遅い子もいる。とにかく自分の走り方で気持ちよくたくさん走らせよう、と思ってはいるのだが、本当にそれでいいのか。早い段階から徹底的にドリルを行って、正しい走り方を身につけなければならないのではないか、という迷いをいつも抱えている。
 私には才能を見抜く目などない。子どもたちが、いつか競技を辞めるときに「やり切った」と思えれば、それでいいと思っている。そのためには、頑丈な身体が何より大切。私は400mハードルをやっていたが、アキレス腱を痛め、思うように走れなくなって競技から遠ざかっていった。子どもたちにはそんな思いをしてほしくない。そうならないためにはどうしたらいいのだろう。
 そんなことを思いながら、本書を読んだ。
(尾原 陽介)

出版元:河出書房新社

(掲載日:2013-12-10)

タグ:野球  
カテゴリ スポーツライティング
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高校野球 神奈川を戦う監督たち
大利 実

 2013年春に発売されたものだが、1シーズン限りの観戦ガイドではなく、読み応えがある。中学軟式野球、高校野球の現場に足しげく通う筆者ならではのノンフィクションだ。
 慶應義塾などの伝統校、2009年に甲子園初出場を果たした横浜隼人、打倒私立を掲げる県立高校の監督たちが、いかにそれぞれのチームカラーをつくりあげているかに迫る。神奈川県予選でぶつかることも多く、勝負を分けたプレーについても聞いている。最終的に、横浜高という王者をいかに倒すかを皆考えながら切磋琢磨しているのがわかる。
 1校しか甲子園に行けず、ライバルも多数いる中でのチームづくり、そしてライバルチームの指導者とどのような関係を築いているかは非常に興味深いものだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2014-01-10)

タグ:野球 監督 
カテゴリ スポーツライティング
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不屈の翼 カミカゼ葛西紀明のジャンプ人生
岡崎 敏

 著者は北海道出身。国内での葛西紀明選手の実力に対する評価の低さ、ひいては五輪時以外のジャンプ競技への注目度の低さを少しでも変えるべく、フィンランドなど海外にも足を伸ばして丹念な取材を行った。まとめられているのはソチ五輪の直前までだが、五輪で個人・団体ともメダルを獲得した葛西選手の活躍をまるで予言するかのようだ。往年のトップジャンパーとの戦いや交流の記録は、ジャンプ競技そのものの歴史の振り返りにもなっている。
 葛西選手は高校1年で札幌大会に初出場してから、ほぼ毎年W杯に出場。転戦しながら、毎年変わるルールやコーチの入れ替わり、各国のジャンプ台に対応しているという。その研究熱心さは、悔しさから来ている。現役期間が長いということは、それだけ不本意な大会や状況もあったということ。それを力に変える姿に圧倒される。
 また、北海道・下川町での少年時代のエピソードも豊富だ。最初は危険だと反対の声もあったそうだが、周囲の指導者たちが葛西選手の才能、そして誰よりも努力する姿を見て、「若いから」と高を括らず支援したことが、現在の葛西選手の土台となっているのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2014-04-10)

タグ:人生 スキージャンプ 
カテゴリ スポーツライティング
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異能の球人
矢崎 良一 藤井 利香 崔 仁和 中里 浩章 谷上 史朗 沢井 史 渡辺 勘郎

 監修の矢崎氏は、高校野球の指導者には「異能」が求められるという。高校野球という場は時間が限られ、(一部を除いて)力量の高い選手も限られ、学校や保護者の理解もなかなか得られるものではない。そもそも「場」に立ち続ける保証もない中でどう指導していくか。指導論に留まらず、生き様にまで迫ったシリーズの11冊目だ。
 矢崎氏をはじめ7名の執筆者は、数奇で濃密な指導人生を辿る監督陣に深く切り込んでいく。浮かび上がるのは、野球の世界も若者に何かを教えるのも綺麗ごとだけではないということだ。甲子園に出場するような指導者でもここまで苦労しているのかと思わされる。その分、教え子たちが口にする言葉が尊いものに感じられる。現実を突きつけられるが、希望もある一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2014-08-10)

タグ:野球 監督 
カテゴリ スポーツライティング
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鉄骨クラブの偉人 オリンピアン7人を育てた街の体操指導者・城間晃
浅沢 英

 アテネオリンピックにて、体操男子日本代表は28年ぶりに団体金メダルに輝いた。メンバーに名を連ねた 6 人のうち 3 人のジュニア時代に関わったのが城間晃氏だ。
 だが城間氏の歩みは華やかとは言い難い。選手としての自身を「二流」と言い、その後悔から小さな町クラブで美しい体操を教え続けた。
 取材当初は専門知識はなかったという著者が練習を見学した感想は「地味」。ジュニア期に基本を反復するのは確かに地味だが、なくてはならない過程だ。それは体操だけでなく全てに言える。城間氏が基本を貫いたように、そこに光を当てたのが本書なのである。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:KADOKAWA

(掲載日:2016-05-10)

タグ:人生 体操 指導 
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ラスト・ワン
金子 達仁

「常識」と寛容
 アスリートの姿を見て我々は感動する。彼らが己の翼を最大限鍛え抜き、我々の持つ「常識」から外れた空を飛翔しているからだ。しかし一方で我々は彼らに狭量な「常識」を強く求め、そこから外れていると激しく糾弾することがある。
 世間の「常識」からみても非の打ちどころのない存在で、しかもその「常識」を飛び越えた部分も潤沢に持つ。これが理想的なトップアスリートであることに間違いはない。だが、少し贅沢ではないかとも思う。誰もが身につけた様々な形の翼は、スポーツの領域のみならず多種多様な世界を羽ばたく力を持つはずだが、多くの人々は自分の翼に「常識」という拘束具を付けて飛ぶことから目をそらす。そして未知の空を飛ぼうとしている存在に石を投げ、翼を傷つけようとすることがある。
 スポーツ界でも「従順であれ」と指導者や関係者は言い、「応援してやってるのに」とファンは言う。煽るだけ煽って空気をつくり、勝手に失望してマスコミは叩く。もちろん健全なサポーターたちが数多存在し、彼らは健全なる声援と健全なる批判でアスリートを支える。だが時に聞くに耐えない様々な雑音がそこに混ざり、アスリートの心を毒することが意外と頻繁に起こっているのだ。
 そんな中でアスリートはスポーツ以外の部分でも強靱な精神を鍛えていくのだろう。しかし、我々は「常識」を越えようとする挑戦に、その一種異質なありように、もっと寛容でいいのではないか。
 さて本書は、事故で右足の膝下を失った陸上競技アスリート、中西麻耶選手のドキュメンタリーである。虚構によらず事実の記録に基づく作品ということになるが、そこにはどうしても書き手の心情が脚色の色を持って滲んでしまう。あまりに劇的に表現しすぎることも健全さを逸脱する要因になるように個人的には感じるが、そこを差し引いても中西選手の「ラスト・ワン」の脚と義足による挑戦は興味深い。ご本人を直接存じ上げないので、本書の著者である金子達仁氏の目を通じての印象であるが、およそおとなしく枠にはまっているタイプではなさそうである。
 彼女はロンドンオリンピックに出たかった。出るだけでなく勝ちたかった。「誰もやったことのないこと」に挑戦したかった。そのための最善と思われる方法をなりふり構わず取ろうとした。周囲に迷惑をかけ顰蹙を買うことを気にするよりも、その目標に到達することのほうが重要だったのだ。
 周囲への配慮に囚われれば「常識」の枠内に収まらざるを得なかったかもしれない。しかし彼女はそこには止まらなかった。そして活動資金やスポンサーを獲得するために、彼女にとって「ラスト・ワン」の方法と思われたセミヌードカレンダー制作を行った。彼女の理解者のひとり、義肢装具のスペシャリストである臼井二美男氏による競技用義足を鍛えた身体に装着した彼女のそのままの姿を公開したのだ。それは確かに美しいものだった。
 その手段には当然賛否両論がわき起こる。世間というものは「常識」を振りかざし、わざわざ声を上げて攻撃する。同じコンディションを持つ人たちの中でも評価は分かれたのではないかと思う。賞賛する声もあっただろう。しかし否定する言動や処遇だけが毒物のように彼女の心の奥深くを浸食し蝕むことになる。タフだったから走り続けてこられた、というより、そうすることでしか自分を支えきれなかったからなりふり構わず走り続けてきた彼女は、支えを失う。

自分の枠の、内と外
 自分の考えの枠をはみ出してしまった人間を目の当たりにすると、「常識」のある人たちは自分の枠が壊れて大切なものが流れ落ちてしまうように感じるのだろうか。その存在を否定することで自分の存在を守りたいという防御システムが作動するかのように湧き出す感情があるのだろうか。その感情には自分では認めたくない羨望や嫉妬が混じり、それを否定するためにさらに怒りを混じらせる。そして自分を、自分のいる場所を穢されたような思いでそれを正当化する。
 しかし「常識」を盾に自分の枠外のものを糾弾する姿勢それこそが、我々がよくよりどころにするスポーツマンシップに反するものではないか。「真に認めてはいけないこと」と「認めたくないこと」の違いは自覚しなければならないのに。
 だがそれにしても、あえてエピローグに追いやった「ラストワン」の真実。その扱いはないだろう。再び物議を醸して彼女の周囲をざわめかせるかもしれないその内容の是非ではない。彼女が懸命に前を向き続けなければならなかった根源に、また彼女の心が壊れていくそもそもの根源になり得たこの事実を抜きに仕上げたこのドキュメンタリーは、最後の最後でその土台を大きく揺るがしてしまったからだ。読み物としてはそう扱わざるを得なかったのかもしれないが、残念である。
(山根 太治)

出版元:日本実業出版社

(掲載日:2015-03-10)

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ヒトラーのオリンピックに挑んだ若者たち
ダニエル・ジェイムズ・ブラウン 森内 薫

漕艇部員の悩み
 私の娘は中学2年生で、漕艇部に所属している。
 今は自分の競技の悩みよりも、チームメイトとの相性が合うとか合わないという文句を自宅に帰ってから吐き出しており、いくら思春期だとはいえ、聞かされる方は大変である。
 まあ、そういう、周囲から見れば取るに足らないことを自分にとっては大ごとと錯覚して振り回されるのも、子どもから大人への成長過程での通過儀礼なのだろうから、そっと見守るしかないのだろう。

ただ勝つために漕ぐ
 本書の邦題は『ヒトラーのオリンピックに挑んだ...』となっているが、原題は『THE BOYS IN THE BOAT~Nine Americans and Their Epic Quest for Gold at the 1936 Berlin Olympics』である。金メダルを追い求めた壮大な冒険譚というニュアンスだと思うのだが、「ヒトラーのオリンピックに挑む」と言ってしまうと、どうしても政治的な匂いを感じてしまうので、どうもあまり好きになれない。
 本書で余計だなと感じるのは、当時のドイツの詳細な記述に多くのページを費やしていることである。
 ナチスドイツの狂気が加速していく中でプロパガンダとして行われたベルリンオリンピックにおいて、アメリカクルーが逆境をはねのけ、後に枢軸国と呼ばれアメリカと敵対するドイツやイタリアと勇敢に戦った。そのことにアメリカの優位性や正当性を投影するのは、白けてしまうし、またそれを「(ヒトラーは)自分の運命の予兆を目にしていたのに、それに気づかなかったのだ」と言ってしまうのはいかがなものか。
 ベルリンオリンピックはナチスの大掛かりなプロパガンダであったのかもしれないが、この選手たちは純粋にボートを漕いだのだと思う。「M.I.B」(mind in boat、心はボートの中に)の掛け声のとおり、「シェル艇に足を踏み入れた瞬間から、ゴールラインを越える瞬間まで、舟の中で起きることだけに心を集中させる」ことを実践し、オリンピックの決勝レースで、圧倒的に不利な状況で、彼らはそれをやってのけた。そのことにただ感動するばかりだ。
 両親に捨てられて過酷な生活を余儀なくされ、「もう二度と誰かに依存したりしない。家族にも、他のだれにも頼らない」と心に誓ったジョー・ランツ。そのジョーが、「チームメイトに対して自分の全部を明け渡し」、「仲間をただ信頼」するまでに変化した。そしてオリンピックの決勝レース前に出場不可能なほど体調を崩した整調(クルーのリード役。こぎ手全員の調子を揃える役割を担う。ストロークとも)のために「僕らはひとつのボートに乗ったただの九人ではなく、みなでひとつのクルーなのだから」と確信し、補欠を乗せようとしたコーチに「僕らがゴールに連れて行きます。乗せて、ストレッチャーに固定さえしてくれたら、みんなで一緒にゴールまで行ける」と直談判するに至る。これはナチスに挑んだ若者ではなく、漕艇を通じて成長する若者の物語だと思う。
 本稿を書く少し前、映画『バンクーバーの朝日』を見た。スポーツのすごさと同時に、戦争へと進む社会の中での無力さも感じたのであるが、本書でもまた同じ気持ちを味わった。
 アメリカクルーだけでなく、ドイツもイタリアもその他の参加国のクルーも、みな純粋にただレースに勝つためにボートを漕いだのだと思う。自分のエゴも政治的なことや人種のことなども、「ガンネルの外に投げ捨てボートの背後に渦をまかせて」いたのだと思う。
 私の想像であるが、ドイツのクルーはそれをしたくても、時代や社会がそれを許さなかったのかもしれない。だから私は、1936年のベルリンオリンピックを「ヒトラーのオリンピック」としている本書の邦題を好きになれないのだと思う。

スポーツは誰のものか
 スポーツは、プレーヤーや観客のものだ。ボートを一番速く漕ぐのは誰か、などという、実生活では何の役にも立たないことに老若男女が夢中になること自体がとても貴重なのだ。そして、望めばそれができるという今の日本に感謝しなくては、と強く思う。
 さて、件の私の娘。
 漕艇競技自体を楽しむことはもちろんだが、漕艇を通じて精神的にも成長してほしいと思う。ジョーたちのように、チームメイトに自分の全てを明け渡すことは難しいかもしれないが、せめてもう少し謙虚になって仲間を尊重する態度が身につかないものだろうか。
(尾原 陽介)

出版元:早川書房

(掲載日:2015-08-10)

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エディー・ジョーンズの日本ラグビー改造戦記
大友 信彦

 1991年大会での初勝利以来、ワールドカップでの勝利から遠ざかっているラグビー日本代表。2015年大会を間近に控えたタイミングで、エディー氏をヘッドコーチに迎えてからの取り組みがまとめられた。
 エディー氏は90年代より日本ラグビーに関わっており、日本の選手たちの特徴もよく知る。課題を克服し、長所を伸ばすべく、薫田真広氏や岩渕健輔GMらとの協力体制のもと、チャレンジングな合宿・試合を組んできた。
 エディー氏が日本のラグビーの可能性を信じているからこそ、選手もついていくし、変化も見えてくる。何かを変えようとするときに大事なことを再確認するとともに、ラグビー日本代表の活躍が楽しみになる一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2015-10-10)

タグ:ラグビー 
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人類のためだ。 ラグビーエッセー選集
藤島 大

歴史的な勝利
 日本ラグビー界にとって歴史的な日に、実際は深夜に、この原稿を書いている。
 ワールドカップで過去1勝しか挙げていない今大会開始時世界ランキング13位の我らがジャパンが、同3位の南アフリカを真っ向勝負で下したのである。この原稿が出る頃にはさらに大きな伝説が生まれているかもしれないが、今この瞬間も涙なしにはいられない。日本中のラガーマン、ラグビーファンが泣いただろう。
 試合を通じて取りつ取られつのシーソーゲームを堂々と競り合うジャパン。ディフェンスシーンもトライシーンも痺れるものばかり。3点ビハインドの試合終了直前、ゴール前に迫っていたジャパンは、ドロップゴールやペナルティゴールでまず同点を狙うこともできた。しかしそれはジャパンにとってフェアではなかった。スクラムを選択してから攻めきってのサヨナラ逆転トライ! ラグビーというフィジカル要素の強い過酷な競技の世界大会で、はるかに格上のトップチームにこの渡り合いを見せられたことは、それだけで日本という国が賞賛されるほどの結果なのだと言ってしまおう。

ラグビーへの思いの結晶
 さて書評だ。タイトルからはその内容が想像しにくいが、本書はラグビーに関するエッセイ集だ。大学ラグビーのコーチを務めたこともあるスポーツジャーナリスト藤島大氏があちこちに書き落としたラグビーへの思いの結晶である。
 カバー絵はラグビーのセットプレイのひとつラインアウト。空高く飛び上がらんばかりのジャンパーが掴もうとしているのはラグビーボールではない。平和の象徴白い鳩である。帯に書かれている言葉は「この星にはラグビーという希望がある」。ラグビーが人類のための存在? ラグビーが世界の希望? そんな大袈裟な。いや、ラグビーの虜になった人は思うだろう。南アフリカ戦に魅了された人は思うだろう。さもあらん、と。
 本書では、古くは1995年に書かれたものから最近のものに至るまで、少々芝居がかった独特の言い回しで、歴史的な話もまるでそこに居たように描写し、先人たちの金言を散りばめながら、そう思わせるようなラグビーの真の価値に触れている。
 元日本代表監督でスポーツ社会学者の故・大西鐡之祐氏の「闘争の論理」が所々で紹介される。曰く、「戦争をしないためにラグビーをするんだよ」。曰く、「合法(ジャスト)より上位のきれい(フェア)を優先する。生きるか死ぬかの気持ちで長期にわたって努力し、いざ臨んだ闘争の場にあって、なお、この境地を知るものを育てる。それがラグビーだ」。曰く、「ジャスティスよりもフェアネスを知る若者を社会へ送り出す。『闘争を忘れぬ反戦思想』の中核を育てることが使命なのだ」。闘争することを知らない若者が、自らを取り巻く過酷な現実から目を背けイベントのようにデモに集まる姿を最近目にして、なんだか心が冷えるような思いをした。これらの言葉はそこに火を入れてくれるように感じる。積極的に闘争せよと言っているわけではない。「世の中は平和で自由だが、物事に対して畏れ慎む気持ちを忘れてはならない」。オソロしいから「悲観的に準備し、それを土台に大胆に勝負する」ことが求められるのだ。
 まるでこのワールドカップに向けてエディージャパンが体現してきたことのようだが、これは戦後の秋田工業を率いた名指導者佐藤忠男氏の言葉である。ラグビーの世界に止まらない響きがある。

なぜ希望となり得るか
 ラグビーは闘争である。だからこそ可能な限りの準備を整える。しかし闘争だからといってフェアネスを欠いたプレーを重ねると、結果自らを、そして自らの仲間を貶めることになる。仮にルールをギリギリのところでラフな側に解釈し、フェアネスよりもジャスティスを都合よく利用するようなチームがあったとしても、腰を引くことなくかつ自らのフェアネスを曲げることなく正面から戦い抜くこと、それがラグビーにおける真の正義なのだ。
 歯車という言葉はネガティブに使われることが多いが、ラグビーは実にさまざまな形や大きさの歯車がそれぞれ自分の役割を果たしてひとつの大きな力を発揮するスポーツである。そこでは互いに噛み合う多様な人たちを認め合うことを知り、ひとりでは何もできないことを身をもって知ることになる。同時に誰かのために心身を賭すことを覚えるのだ。
 そして「競技規則とは別に『してはならないこと』と『しなくてはならないこと』は存在する」ことを確信する。想像してほしい。たとえば自分より20cm背が高く、体重では30kg重い巨体が勢いをつけて自分に向かって突進してくる姿を。勇敢なラガーマンであればそこから逃げ出したり、小細工をしようとすることはありえない。怖くないわけではない。その原動力は戦うための過酷な準備を通じて築き上げたプレーヤーとしての誇り、だけではない。共に汗を流し同じ目標を掲げ互いに認め合った仲間との絆、だけでもない。相手選手への敬意や、支えてくれた人たちへの感謝などさまざまな事柄をも受け止めて、やるべきことを正々堂々実行するのである。結果的に仰向けにひっくり返されたとしても決して退きはしないのだ。
 このような状況に置かれることは人生の中でそう多くない。だからこそ、それが当たり前のラグビーをとことん経験することは、人のあるべき姿を追求することになり、人類のためのかけがえのない希望になり得る、ような気がするではないか。
 酷な準備を経て南アフリカ戦を戦い抜いたジャパンのメンバーは、まさにそれを見せつけてくれたではないか。だから、強豪に勝ったという事実以上にあの試合はラグビーを知る者たちの心を揺さぶったのである。「人類のため」という言葉が大きすぎるとしても、「少年をいち早く男に育て、男にいつまでも少年の魂を抱かせる」この競技に正しくのめり込んだ人は人生にとってかけがえのないものを得られる、ということに異論はないだろう。
(山根 太治)

出版元:鉄筆

(掲載日:2015-11-10)

タグ:エッセー ラグビー 
カテゴリ スポーツライティング
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争うは本意ならねど ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール
木村 元彦

大きな相手に真っ向から
 かの坂本竜馬は、紀州藩船と衝突して自船を沈没させられた際、たかが脱藩浪人とたかをくくった天下の御三家を相手に、泣き寝入りをしなかった。万国公法を掲げ、大藩といえども法を超えて横車押すこと罷りならんと戦った、とされている。ここで立ち上がらねば日本の海は無法の海と化す、と考えたかどうかはわからない。金になる、と踏んだのかもしれない。流行歌を利用し、世論を味方につけたとも言われている。どことなく山師の匂いが漂うのがご愛嬌だが、大きな相手に真っ向から挑む姿は魅力的である。
 さて、本書はサブタイトルに「ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール」と掲げる通り、現在はFC琉球でプレーを続ける我那覇選手をめぐる一連の騒動を描いたノンフィクションである。金のためでもなく、名誉のためでもなく、当事者のためだけでもなく、サッカー界ひいてはスポーツ界のために真実を明らかにせんと動いた人々の物語である。
 我那覇選手に罪を着せたのは、CAS(国際スポーツ仲裁機関)の裁定が出された後でさえ自らの誤りを完全には認めなかったJリーグである。いや、その一部の幹部、あるいはそのシステムと言っていい。

ドクターたちの行動
 ことの発端は、真っ当な治療行為を受けた我那覇選手の発言に関するスポーツ紙の報道である。冒頭でその状況が描写された後、当事者である我那覇選手の登場は物語中盤まで待つことになる。再登場以降の彼自身の勇気ある思考、そして行動は既知の方も多いだろうし、本書を読んで震えてもらうことにする。ここで取り上げたいのは前半に描かれるドクターたちの物語である。 自分の進退を握る大きな組織を目の前にしたとき、多くの人は「間違いかもしれないが従っておくのが身のため」というあきらめの論理で済まそうとする。しかし、そのまま捨て置けば重大な禍根を遺すと義憤にかられた当事者の1人である後藤秀隆ドクター、そしてその真意を知るJリーグのドクター諸氏は行動を起こした。ここで立ち上がらねば世のためにならぬと、サッカー界の巨大組織に敢然と立ち向かったのだ。とくにサンフレッチェ広島の寛田司ドクター、浦和レッズの仁賀定雄ドクター、この両氏の行動は昨今の社会においては奇跡だとすら感じる。
 トップチームではチームドクターが存在することが今や当たり前になっているが、これがどれだけありがたいことか。現場で仕事をしていれば、多くのドクターが、その競技そしてそれに全身全霊で取り組む選手に対する愛情を原動力にしていることがよくわかる。だから「選手はチームの宝」「プレイヤーズファースト」という当たり前の概念を決して忘れないし、スポーツ競技の中央団体が主人公である個々の選手を守るために機能していないと感じれば、それを見過ごすわけにはいかなかったのだ。このサッカー界そしてスポーツ界に対する確固たる責任感が我那覇選手の背中を押すことにもなった。

ルールは何のために
 また本書では我那覇選手がJリーグドーピングコントロール(DC)委員会によって意図的にクロにされた疑念がぬぐえない旨が書かれている。本書だけで判断するわけにもいかないが、私的には「いやあ、マスコミが騒いじゃったからさ~」というDC委員長の言葉に集約されているように、ことの本質や真実ではなく、世間で独り歩きを始めた情報に過敏になるあまり、権威ある存在としての自らの虚栄を守るために全てをこじつけたように思えて仕方がない。
 権力を得れば人は変わりやすいのか、あるいはそのような人が権力を握りやすい構造になっているのか。いずれにせよ、権力を持つことを目的とした人が権力を持ったときに起こる悲喜劇は枚挙にいとまがない。周りの人が信頼するに足るかどうかには敏感なくせに、自分が信頼されるということに鈍感で、自らが振るう鉈の大きさを誇示して恐れ入らせることに長けている人が多いと感じるのは、立身出世に縁がない平民の妬みだろうか。そういった人は媚びへつらう連中ばかり周りに従えることになり、鉈が大きくなればなるほど重くなるのは、そこに加わる責任が大きくなるからだということを忘れてしまう。フェアプレーを矜持とする選手たちを裁く立場の人間が、どれほどの重責を持たなければならないのか。この点、サッカー界は自浄作用が働いた。残念ながら協会内部から起こったものではないが、選手会やサポーターを中心に感動的な動きが起こった。Jリーグのルールも、アンチドーピング協会のルールも、スポーツそのものを、フェアプレーに心身を捧げる選手を、裁くためでなく守るためにあるはずなのだ。
 厳しい生存競争の中で生き抜こうとする選手たちは無理を承知で踏ん張らなければならないことが多い。単純には語れないが、選手本人、ドクター、トレーナー、そして監督やコーチがうまくコミュニケーションを取り、治療をしながら出場するようなリスクをどう減らすのか、これに関しても議論を続けなくてはならない。冤罪以上に悲しい結果を避けるためにも。
(山根 太治)

出版元:集英社インターナショナル

(掲載日:2012-03-10)

タグ:サッカー 
カテゴリ スポーツライティング
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健脚商売 競輪学校女子一期生24時
伊勢 華子

 2012年に復活した女子競輪。競輪学校1期生と、廃止前に活躍した元選手のうち8名にスポットを当てた。学校部活動などで親しみのある種目ではないのに、なぜこの世界に身を投じたのか。バンクを走ることで何が見えたか。彼女たちが目の前で話しているかのような描写で明らかにしていく。浮かび上がるのは「生活」だ。タイトルに商売とあるからか賞金額から子供時代の小遣いの額までポンポン出てくる。自分の身体だけを頼りに、生きていくために漕ぐ。そこに、女性ならではのタフさだけでなく「夢」も感じられるのが、競輪の、プロスポーツの醍醐味だと改めてわかる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:中央公論新社

(掲載日:2016-08-10)

タグ:競輪 
カテゴリ スポーツライティング
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小山台高校野球班の記録
藤井 利香

「やっぱり小山台高校が東京代表として甲子園に出るのは厳しかったのではないか?」
 小山台高校が出場した選抜高校野球大会で、履正社高校に0-11で負けたときの私の正直な感想でした。小山台高校は、私がサポートするチームがしばしばオープン戦を行うこともある学校です。身近に感じて応援していたチームでしたが、ついついそのように感じてしまいました。
 この本を読んで内情を知ると、印象はガラッと変わりました。選手・スタッフ・関係者の皆さまが野球だけではなく、さまざまなことと戦っていたことがよくわかりました。過去最低と評されていた代で、選手たちのノートにも秋のベスト8の時点で選抜を諦める言葉も出ていたとのこと。
 それでも福嶋先生は選抜出場を視野に入れて「21世紀枠にふさわしいチームになろう」と口にされていたそうです。生活や学習態度なども含めて、周囲から選ばれるべくして選ばれたと認めてもらえる行動を心がけていたようです。このような取り組みも、選抜出場を引き寄せた要因なのではないでしょうか?
 選抜出場が決まってからは、試合の前までもバタバタと大変だったようです。試合もあっという間の1安打完封負け。4番の選手の「打てないんじゃなく、むしろ打てる気がしていたんです。点差ほどボロボロにやられたイメージはないのに11点も入ってる。気づいたら取られていた、そんな試合でした」という言葉が、甲子園独特の雰囲気を表しているように思えました。その他、2章の最後に書かれていた選手たちの言葉は、甲子園を経験したからこその重みを感じました。
 そして、夏に向けても選手はもちろん、スタッフにかかる重圧も相当大きかったようです。甲子園の舞台に立ったことで「レベルが勝手に引き上げられた気がする」という語った選手もいたようです。本人たちが感じているのと同時に、周りの見る目のレベルも引き上げられており、それがプレッシャーになっていたのではないでしょうか。
 最後に、サブタイトルになっている「エブリデイ イズ マイ ラスト」のエピソードには涙が出そうでした。
 甲子園に出場するという重みが、これほどまでに身近に伝わってくる藤井さんの表現も、あっという間に本を読み終えた要因の1つでした。自分もその場にいるかのように感じられました。高校野球に携わる身としては、非常に刺激になる一冊でした。
(塩多 雅矢)

出版元: 日刊スポーツ出版社

(掲載日:2017-02-06)

タグ:高校野球 
カテゴリ スポーツライティング
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ドライチ ドラフト1位の肖像
田崎 健太

 日本プロ野球新人選択会議、通称ドラフト会議。毎年ドラフト会議で指名された若者たちだけがプロ野球の門をくぐることができます。選手たちにとって野球をやる上で憧れのプロの世界に入るために指名を待つ儀式でもあり、球団にとっては有望な新人を獲得し、より強いチーム編成をするうえでもっとも重要な行事でもあります。
 毎年数十人の選手が指名される中、ドラフト1位は12人だけ。当然それぞれの球団においてもっとも期待がかかり、注目を受けます。
 ドライチ(ドラフト1位)で指名された選手の中で期待通りの活躍をする選手もいれば、期待外れに終わり寂しく球界を去る選手もいます。その中の8人の選手にスポットを当て、決して報道されることのなかった真実を取材したノンフィクション。
 実力不足・不運・タイミングの悪さ・人との出会い・転機。ここの登場する選手の運命みたいな要素は意外なほど一般社会のそれと変わりありません。プロ野球に入る人なんて特別な人であるという認識は読んだ後も変わりませんが。
 ただ私たちと大きく違うのは、眩いほどの輝きを放っていることで、これがドライチの背負うものだと確信しました。多くの人が集まってきて、いろんなことを言われ、特別な経験をしています。それなのにテングになるでもなく、冷めた目で周りを見ていたり、狼狽したり、振り回されたり。あまり楽しそうな印象はなさそうです。引退してから取材されたから冷静に振り返っているというのもあるでしょうが、人間、急に持ち上げられるとかえって警戒心を抱いてしまうのかもしれません。
 好きな球団を言ったら逆指名と書かれ、ありもしないトレード話をさも真実のように書かれたり、本人にしたら人間不信になってしまうのも無理のないところ。ケガで思うように練習ができずあったはずの伸びしろも削られてしまうのは残酷としかいいようがありません。それでも生きていかないといけないわけですからいつまでも下を向いているわけにはいきません。当時誰にも言えなかった本音もあらためて聞くと身につまされ、印象が少し変わりました。
 長距離打者として期待された元木選手(元巨人)も生き延びるために「くせ者」の道を選んだり、登場する8人が王道をまっすぐ歩んでいったわけではないところに、この本の見どころがあるように感じました。
 エールとも感じられる筆者の文章は、同時につまづきながらも頑張って生きている私たち読者へのエールだと受け止めました。
(辻田 浩志)

出版元:カンゼン

(掲載日:2018-06-16)

タグ:プロ野球 ドラフト  
カテゴリ スポーツライティング
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著者
Mel Boring American Medical Association C.B. Mordan 島沢 優子Adrian WealeAlan GoldbergAndrew BielAviva L.E. Smith UenoBoris I.PrilutskyBrad Alan LewisCarl PetersenCarole B. LewisCarole B.LewisCaroline Corning CreagerChad StarkeyChampagne,DelightCharland,JeffChartrand,JudyChris JarmeyDanish,StevenDavid A. WinterDavid EpsteinDavid GrandDavies,George J.Digby, MarenaDonald A. ChuDonald T KirkendallElizabeth Best-MartiniEllenbecker,Todd S.G. Gregory HaffG.D.ReinholtzGray CookGregory D. MyerH・ミンツバーグIñigo MujikaJ.G.P.WilliamsJ.W.SchraderJacqui Greene HaasJari YlinenJeanne Marie LaskasJeff CharlandJeff RyanJonathan PrinceJ・ウィルモアKahleKarim KhanKim A. Botenhagen-DiGenovaKim A.Botenhagen-DiGenovaL.P.マトヴェーエフLawrence M.ElsonLeonhardtLeslie DendyM.J.SmahaMarilyn MoffatMark VerstegenMattyMcAtee,Robert E.Michael J. AlterMurphy,ShaneM・ポラックNational Strength and Conditioning AssociationNina NittingerP.V.カルポビッチPete WilliamsPeter BruknerPeter WoodPetitpas,Al.PlatzerR.J.CareyR.N.シンガーRein TideiksaarRene CaillietRichard BrennanRichard GoldRobert E. McAteeRobert S.BehnkeRuben J. GuzmanS.T.FleckSAGE ROUNTREESandy FritzSharon MoalemShephard,Roy J.Soccer clinicSports Graphic NumberS・フォックスTerease, AmandaThomas W. MyersThor GotaasTil LuchauTrevor WestonTudor O. BompaVladimir M. ZatsiorskyW.E.シニングW.J.KraemerWynn Kapit「運動器の10年」日本委員会けいはんな社会的知能発生学研究会ふくい かなめまつばら けいみづき 水脈わたなべ ゆうこアタナシアス テルジスアタナシアス・テルジスアダム フィリッピーアテーナプロジェクトアメリカスポーツ医学会アメリカスポーツ医学協会アメリカ医師会アンゲリカ・シュテフェリング エルマー・T・ポイカー ヨルグ・ケストナーアンドリュー ブレイクアンドリュー・ゴードンアンドリュー・ビエルアンバート・トッシーウサイン・ボルトウドー アルブルエドワード・フォックスエバレット アーバーグエリザベス ノートン ラズリーカイ・リープヘンカレン・クリッピンジャーカーチ・キライカール・マクガウンキャロリン・S・スミスキャロル・A.オ-チスクラフト・エヴィング商會クリス カーマイケルクリス ジャ-メイケイトリン・リンチケニー マクゴニガルケネス・H・クーパーケン ボブサクストンゲルハルト レビンサイモン・ウィクラーサンキュータツオサンドラ・K・アンダーソンシェリル・ベルクマン・ドゥルーシルヴィア ラックマンジェア・イエイツジェイ マイクスジェイソン・R・カープジェフ・マリージェリー・リンチジェームス・M・フォックスジェームス・T・アラダイスジェームズ アマディオジェームズ・アマディオジェーン・ジョンソンジェ-ン・パタ-ソンジム・E. レーヤージョセフ・H・ピラティスジョン・フィルビンジル・ボルト・テイラースタジオタッククリエイティブスティーヴン・ストロガッツステファン・メルモンスポーツGEARスポーツインキュベーションシステムスポーツセーフティジャパンスポーツ医・科学研究所スポ-ツ医科学研究所タカ 大丸ダイヤグラム・グループダニエル・ジェイムズ・ブラウンチャモアペット・ハーパランチャーリー・ローティナ・シ-リグテューダー・ボンパデイヴィッド シールズデイヴィッド・シールズデータスタジアムトム・シーバートル・ゴタストレーニング科学研究会トーマス・W. マイヤーストーマス・タッコドナルド T. カーケンドールナイキ・ジャパンハンス-ウルリッヒ・ヘッカーバイロン・シューマンバド・ウィンターパトリシア・M・ホランドヒュー・ディールハンティービヨン・ボルグビル・ライトビート たけしフィリッピー・アダムフィル・ジャクソンフランク・ショーターフランク・ショーター フルコムフル・コムフレデリック ドラヴィエフレデリック・ドラヴィエブルース マキューアンブレット コントレラスブレット・コントレラスベースボール・マガジン社ボブ・アンダーソンマイケル グンディルマイケル・グンディルマット リドレーマリオ 宮川マーティー 松本メアリー・ボンドラエル・イサコウィッツランス アームストロングランナーズ女性ランニングセンターランナーズ編集部リチャード ブレナンリック・マクガイアリンダ・グラットンルーカ カイオーリレイナー・マートンレイン ティディクサーレッシュ・プロジェクトヴォルフラム・リントナーヴォルフラム・リントナー七類 誠一郎三ツ井 慈之三井 恵津子三井 悦子三好 春樹三宅 満三宅 義信三木 英之三栖 英揮三浦 孝仁三浦 於菟三浦 武三浦 知良三浦 雄一郎三澤 威士三砂 ちづる上原 善広上田 亮三郎上田 完次上田 昭夫上田 由紀子上田 雅夫下山 真二下嶽 進一郎下川原 孝下田 哲郎中丸 宏二中山 和義中島 敏明中嶋 寛之中川 忠典中本 哲中村 伸一中村 俊輔中村 千秋中村 多仁子中村 大輔中村 尚人中村 憲剛中村 明中村 桂子中村 泰介中村 清中村 考宏中村 計中村 隆一中澤 公孝中田 亨中田 基昭中田 潤中田 英雄中竹 竜二中西 光雄中谷 敏昭中里 伸也中里 浩一中里 浩章中野 秀男中野 薫丸山 仁司丸山 彰貞丹波 滋郎丹羽 政善丹羽 滋郎主婦の友社久世 由美子久保 啓太郎久保 明久保 隆司久保田 博南久保田 競久木留 毅久野 譜也乗安 整而乗松 尋道乾 眞寛亀田 圭一二重作 拓也五明 みさ子五木 寛之井上 俊井上 光成井上 和子井上 明生井上 正康井村 雅代井澤 鉄也今中 大介今井 純子今村 俊明今福 龍太今野 泰幸伊勢 華子伊村 雅央伊東 浩司伊藤 マモル伊藤 俊一伊藤 和憲伊藤 和磨伊藤 晴夫伊藤 正治伊藤 毅志伊藤 滋之伊藤 隆造伊藤 静夫伊賀 六一伊賀 泰代伊賀 英樹伊達 公子伏木 亨佐々木 正人佐保 豊佐倉 統佐倉 美穂佐山 和夫佐嶋 健司佐竹 弘靖佐良土 茂樹佐良土 賢樹佐藤 久美子佐藤 俊輔佐藤 信夫佐藤 多佳子佐藤 成登志佐藤 拓矢佐藤 揵佐藤 政大佐藤 次郎佐藤 祐造佐藤 純朗佐藤 義昭佐藤 雅弘佐藤次郎佐野 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清日本FMT腰痛治療協会日本アロービックダンシング日本ウエルネス日本エアロビックフィットネス協会日本コーディネーショントレーニング協会日本サプリメント協会日本スタビライゼーション協会日本トレーニング指導者協会日本トレーニング科学会日本バイオメカニクス学会日本バレーボール学会日本ピラティス研究会日本フットサル連盟日本ボディポテンシャル協会日本リハビリテーション医学会障害者の体力評価ガイドライン策定委員会日本体力医学会体力科学編集委員会日本体育協会日本体育大学学友会運動部日本健康スポーツ連盟日本水泳連盟シンクロナイズド・スイミング委員会、科学技術委員会日経サイエンス日野原 重明日高 敏隆早稲田大学スポーツ科学学術院早稲田大学スポーツ科学部早稲田大学競技スポーツセンター星 恵子星川 佳広星川 吉光春山 文子春木 豊曽我 武史月刊トレーニング・ジャーナル編集部月刊陸上競技有吉 与志恵有吉 正博有賀 誠司望月 浩一郎望月 理恵子朝倉 全紀朝原 宣治朝日山 一男朝日新聞be編集部朝比奈 一男木場 克己木村 修一木村 元彦木村 康一本多 奈美本山 貢本庄 俊和本條 晴一郎本橋 恵美本田 宗一郎杉原 輝雄杉山 ちなみ杉山 茂樹杉岡 洋一杉本 龍勇杉浦 保夫杉浦 克己杉野 昭博村上 成道村山 孚村岡 功村川 平治村松 尚登村田 伸杤堀 申二東京大学教養学部体育研究室東京大学身体運動科学研究室東出 顕子東根 明人東海林 祐子松上 京子松下 松雄松下 祥子松井 秀喜松井 秀治松井 薫松原 仁松原 渓松原 貴子松岡 修造松崎 康弘松本 美由季松本 義光松村 憲松村 道一松樹 剛史松永 多佳倫松永 成立松浦 亜紀子松瀬 学松田 丈志松田 博公松田 岩男松田 忠徳松谷 之義板場 英行林 光俊林 泰史林 盈六枝川 宏枝窪 俊夫柏井 正樹柏口 新二柏木 惠子柘植 陽一郎柳 敏晴柳原 大柳田 貴志柳谷 登志雄柴 孝也柴田 博柿木 克之栄 陽子栗山 節郎栗本 閲夫栗田 昌裕栢野 忠夫栢野 由紀子根本 悟子根本 真吾桑島 巌桑田 真澄桜井 弘桜井 智野風桜井 静香桜内 篤子桝本 妙子桧野 真奈美梅原 伸宏梅村 清弘梅田 陽子梨田 昌孝梶山 あゆみ梶岡 多恵子森 俊憲森 健躬森 彰英森 拓郎森 祗晶森 義明森内 薫森岡 周森岡 恭彦森岡 望森川 靖森本 貴義森永スポーツ&フィットネスリサーチセンター森田 浩之森田 淳悟森田 真生森田 雄三森谷 敏夫森部 昌広椎名 亜希子楡井 浩一榊 佳之榊原 洋一榊原 章浩樋口 満樋口 貴広権藤 博横山 格郎横江 清司橋川 硬児橋本 克彦橋本 毅彦橋本 純一橋本 維知子橋本 辰幸正高 信男武村 政春武田 建武田 淳也武藤 芳照武見 太郎殖田 友子比企 啓之比嘉 一雄氏家 幹人水と健康医学研究会水上 由紀水島 広子水村(久埜)真由美水谷 豊水野 忠和永井 洋一永井 淳永井 良治永友 憲治永島 正紀永沢 光雄永田 和宏永田 宏永田 洋光永野 康治江原 義弘江川 玟成池上 信三池上 千寿子池上 彰池上 悟朗池上 正池井戸 潤池内 敏彦池本 克之池村 千池村 千秋池澤 智池田 浩明池田並子池端 裕子沖田 実沖縄タイムス「長寿」取材班沢井 史河内 敏光河合 学河合 宏介河端 隆志河西 理恵河野 圭子泉 秀幸波多野 義郎浅井 武浅沢 英浅見 俊雄浜 六郎浜田 昭八浮ヶ谷 幸代海保 博之海老 久美子深井 一三深代 千之深田 和範清宮 克幸清水 宏保清水 隆一渋谷 良一渡曾 公治渡會 公治渡辺 なおみ渡辺 俊男渡辺 勘郎渡辺 啓太渡辺 康幸渡辺 恭良渡辺 英次渡辺 謙渡邊 一久渡部 和彦渡部 賢一渥美 一弥渥美 和彦湊谷 秀文湯浅 健二湯浅 景元溝口 秀雪滝沢 丈澤木 一貴澤田 勝瀬古 利彦瀬名 秀明瀬戸山 正二為末 大熊谷 晋一郎熊谷 美由希片岡 幸雄牛込 惟浩牧野 仁犬塚 則久玉川大学教育学部玉木 正之玉森 正人玉置 悟王 貞治琉子 友男生山 匡生島 淳生江 有二田上 幹樹田中 まゆみ田中 ウルヴェ 京田中 代志美田中 信弥田中 光田中 勝田中 宏暁田中 尚喜田中 滋田中 美吏田中 聡田中ウルヴェ 京田口 ランディ田口 俊樹田口 貞善田尻 賢誉田尾 雅夫田崎 健太田嶋 幸三田澤 俊明田辺 規充甲野 善紀畑中 正一畑村 洋太郎白井 尚之白戸 太朗白星 伸一白木 仁目崎 登相澤 勝治相澤 純也眞野 行生真田 樹義真野 行生矢崎 良一矢沢 潔矢田部 英正矢部 京之助矢野 勝彦矢野 啓介矢野 成敏矢野 真千子矢野 龍彦石井 信石井 千恵石井 千惠石井 好二郎石井 宏樹石井 慎一郎石井 直方石井 紀夫石井 裕之石原 新菜石原 昭彦石垣 尚男石川 三知石川 旦石橋 健司石橋 秀幸石毛 勇介石河 利寛石田 良恵石黒 謙吾砂川 憲彦礒 繁雄神原 謙悟神崎 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書評者
三嶽 大輔(9)
三橋 智広(48)
上村 聡(4)
久保田 和稔(8)
久米 秀作(29)
今中 祐子(2)
伊藤 謙治(14)
佐々木 愛(4)
加藤 亜梨紗(1)
勝原 竜太(1)
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吉田 康行(1)
坂口 丈史(2)
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大内 春奈(1)
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大洞 裕和(22)
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宮崎 喬平(12)
尾原 陽介(28)
山下 大地(3)
山村 聡(6)
山根 太治(57)
山際 政弘(3)
岡田 真理(1)
島原 隼人(1)
平山 美由紀(9)
平松 勇輝(5)
弘田 雄士(4)
戸谷 舞(3)
打谷 昌紀(2)
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月刊トレーニング・ジャーナル編集部(452)
服部 哲也(9)
服部 紗都子(11)
村田 祐樹(4)
松本 圭祐(3)
板井 美浩(32)
梅澤 恵利子(1)
森下 茂(23)
椙村 蓮理(1)
榎波 亮兵(3)
橋本 紘希(18)
正木 瞳(1)
比佐 仁(1)
水浜 雅浩(8)
水田 陽(6)
永田 将行(4)
池田 健一(5)
河田 大輔(16)
河野 涼子(2)
泉 重樹(3)
浦中 宏典(7)
清家 輝文(71)
清水 歩(6)
清水 美奈(2)
渡邉 秀幹(6)
渡邊 秀幹(1)
澤野 博(32)
田口 久美子(18)
石郷岡 真巳(8)
磯谷 貴之(12)
笠原 遼平(2)
脇坂 浩司(3)
藤井 歩(18)
藤田 のぞみ(4)
西澤 隆(7)
越田 専太郎(2)
辻本 和広(4)
辻田 浩志(40)
酒井 崇宏(1)
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鈴木 健大(6)
長谷川 大輔(3)
長谷川 智憲(40)
阿部 拓馬(1)
青島 大輔(1)
青木 美帆(1)
鳥居 義史(6)