トップ > ブックレビュー > ブックレビュー検索結果

ATACK NET ブックレビュー
トレーニングやリハビリテーションなど、スポーツ医科学と関連した書評を掲載しています。

体験教育が日本を救う
高山 修

 著書は長年教育に携わってきた。生きる力のもとになる「思考力」「判断力」「表現力」などは、具体的な体験活動、すなわち自分の目で見て、手で触れて、体で感じるという実体験を通して意識化され、広く深く養われるものであるという著者の信念がまとめられている。子どもの発育発達にスポーツが欠かせないということが強調して述べられており、全8章中、3章を費やして書かれている。発達段階に応じたスポーツの取り入れ方がわかりやすく紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日刊スポーツ出版社

(掲載日:2010-01-10)

タグ:教育 体験    
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:体験教育が日本を救う
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:体験教育が日本を救う
e-hon

武道的思考
内田 樹

 著者がブログや各種媒体で発表した内容を「武道」のテーマに沿って編み直したものである。
 武道的であるということは、危機的状況下において生き延びていく、そのための知恵と力のことを指す。心身の修行と文献を読む中で得られた実感を伴う道筋が、教育問題や時事問題などを通して示されていて、かなりの刺激がある。とくに合気道の稽古に関する部分では、身体の感受性が高まるような気がする。どういう心持ちを、準備をしているかが常に問われるのだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:筑摩書房

(掲載日:2012-02-17)

タグ:武道   
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:武道的思考
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:武道的思考
e-hon

ゴールキーパー専門講座
松永 成立 北 健一郎

 ゴールキーパーに関する技術の専門書である。松永氏は、「よいゴールキーパーはファインセーブが少ない」と話し、ポジショニングの大切さを示す。そして相手選手がどこにいてボールがどこにあるかで判断する、というように常に具体的である。試合中にチーム全体にかける声、メンタル面の準備、選択すべきプレーなど、場面ごとに求められる役割を明確に示してくれる。
 ゴールキーパーの仕事の面白さ、奥深さを知ることができる一冊。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2012-02-17)

タグ:サッカー 入門 ゴールキーパー   
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:ゴールキーパー専門講座
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ゴールキーパー専門講座
e-hon

慢性腰痛は3日で治る
高林 孝光

 筆者は筋肉を「一冊の本のような仕組み」にたとえる。いくら表層の筋をマッサージしても、痛みの原因が深層部の「触れない筋肉」にある場合には意味がないというのである。そもそも、痛みがある場所には筋防御があり、それにより血行が滞り、痛みが留まるということを、自身の骨格から気づいた筆者。電気治療を積極的に用いて、「触れない筋」へのアプローチの重要性を説いている。
 立体動態波、TENSなどを用いて筋防御をときほぐし、血流をよくし、発痛物質を排出して筋を正常な状態に戻すという。専門職にとっては強い語調になじめない部分があるかもしれないが、最新治療を多くの方々に、という意思によるものだろう。
 巻末にはトレーニングやストレッチングの方法も紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:幻冬舎

(掲載日:2012-02-17)

タグ:腰痛  
カテゴリ 運動生理学
CiNii Booksで検索:慢性腰痛は3日で治る
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:慢性腰痛は3日で治る
e-hon

バイオメカニクス 人体運動の力学と制御
David A. Winter 長野 明紀 吉岡 伸輔

 人間の動きをバイオメカニクス的に解析する場合に必須となる基本知識がまとめられているのが本書である。信号処理の方法から、順動力学解析、筋電図のデータ処理の方法など、かなり専門的ではあるが簡潔な記述により、深い理解を得ることができるだろう。
 読みこなすには数学的な理解と人体や運動に関する知識が必要となる。なお、訳者序文において原著の紹介がなされている。「初学者に通読できるほどわかりやすく丁寧で、それでいてバイオメカニクス分野の奥深さを感じさせる内容に深く感銘を受けた」「バイオメカニクスの専門書として初めて読んだ本が本書であり、習得のしやすさを実際に体験している」。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ラウンドフラット

(掲載日:2012-02-17)

タグ:バイオメカニクス 入門   
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:バイオメカニクス 人体運動の力学と制御
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:バイオメカニクス 人体運動の力学と制御
e-hon

スポーツアロママッサージ よくわかる!実践バイブル
神崎 貴子

 本書はスポーツアロママッサージを、スポーツ選手の身体のメンテナンス方法として紹介している。
 簡単な解剖学や代表的なケガの解説、SOAPノートのつけ方についても解説されており、アロマセラピーをどのようにスポーツシーンに取り入れ、コンディショニングに活用していくかがよくわかる。「スムーブテクニック」など実際の手技については、写真が多用されており、ポイントが丁寧に挙げられてDVDとともに理解しやすくなっている。オリンピックや国体におけるサポートの様子もまとめられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:フレグランスジャーナル社

(掲載日:2012-02-17)

タグ:アロマ マッサージ  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:スポーツアロママッサージ よくわかる!実践バイブル
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツアロママッサージ よくわかる!実践バイブル
e-hon

教養としてのスポーツ科学
早稲田大学スポーツ科学学術院

 スポーツ医科学、健康スポーツ、アスレティックトレーニング、コーチング、スポーツ教育、スポーツビジネスの6分野にわたって記述されている。各項目が見開きから4ページに収まる分量であり、内容も専門性を保ちつつわかりやすいものとなっている。
 学部生向けの導入教育のテキストではあるが、スポーツ科学を全体的につかむことができるので、基本的なところを理解しておきたい人のほか、独学で学びたい、学び直したい人にとっても有用な一冊となる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2012-02-17)

タグ:スポーツ科学 入門 教養  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:教養としてのスポーツ科学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:教養としてのスポーツ科学
e-hon

速く走るコツ マンガでみるスポーツ科学
小田 伸午 三ツ井 慈之

 原作の小田氏がこれまで研究してきた動作のコツについて、高校生向けにマンガ形式で伝えている。
 ストーリーは高校陸上部での選手と顧問の先生による人間模様をベースに、ときどき親父ギャクや涙も交じえつつ、より速く走るためのコツについてテンポよく紹介していく。「地面を蹴るのではなく、地面から押してもらう」「力感が外れたときが速い」といったポイントが、主人公の動きとともに表現されていて、実際に走ってみたくなるような感覚になるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:朝日出版社

(掲載日:2012-02-17)

タグ:陸上 トレーニング 漫画   
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:速く走るコツ マンガでみるスポーツ科学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:速く走るコツ マンガでみるスポーツ科学
e-hon

高地トレーニングの実践ガイドライン 競技種目別・スポーツ医科学的エビデンス
青木 純一郎 川初 清典 村岡 功

 高所トレーニングに関して、とくに各競技における実践例をまとめている。本書は、日本オリンピック委員会スポーツ医・科学研究報告として毎年出されたものが全体報告となり、それをもとに書籍化されたものである。陸上競技、水泳、スキー(クロスカントリー、ノルディック複合)、スピードスケート、バイアスロンにおいて、どのような高所トレーニングが行われてきたか、また実際の測定データについて詳しく分析されている。このほか、低酸素施設をどのように活用するか、高地トレーニングに関する健康チェックについても紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:市村出版

(掲載日:2012-02-17)

タグ:高所トレーニング スポーツ科学   
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:高地トレーニングの実践ガイドライン 競技種目別・スポーツ医科学的エビデンス
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:高地トレーニングの実践ガイドライン 競技種目別・スポーツ医科学的エビデンス
e-hon

リタ-ン・トゥ-・ライフ・スル-・コントロロジ-
ジョセフ・H・ピラティス 武田 淳也 日本ピラティス研究会

Return to Life Through Contrology
──ピラティスで本来のあなたを取り戻す!

 ジョセフ・ピラティス氏によるバイブル的な著書、『Return to Life Through Contrology』原著第2版(1945年)を翻訳したものである。 
 34のエクササイズとともに、「自然に基づく身体教育の基本原則」が掲載され、これが本書の核となっている。この文章は、ピラティス氏の考え方を今に伝えるものであり、古さを感じさせることなく、どのような気持ちで動作を行い、呼吸すべきかをガイドしてくれる。「あとがきに代えて」の部分では監訳者・編著者からのメッセージには、よい動きや姿勢のイメージを、イメージの通りに行うための方法としてコントロロジー(コントロールに接尾辞-gyがついた語)があり、それがピラティスの醍醐味であると紹介している。
 ピラティスの歴史についても年表形式でまとめてあり、よい指導者を選ぶためのガイドブックともなっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:現代書林

(掲載日:2012-03-29)

タグ:ピラティス 入門 コントロロジー  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:リタ-ン・トゥ-・ライフ・スル-・コントロロジ-
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:リタ-ン・トゥ-・ライフ・スル-・コントロロジ-
e-hon

スポーツ哲学の入門 スポーツの本質と倫理的諸問題
シェリル・ベルクマン・ドゥルー 川谷 茂樹

 タイトルに入門とある通り、スポーツ哲学のトピックが網羅された労作だ。とくに現代社会におけるスポーツの価値や、ドーピングなどの倫理的問題について多くのページを割いている。すぐに目を通せる分量でも、結論を得られる分野でもないが、スポーツに関わるなら知っておくべき内容ではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナカニシヤ出版

(掲載日:2012-08-03)

タグ:スポーツ哲学 倫理 ドーピング  
カテゴリ スポーツ社会学
CiNii Booksで検索:スポーツ哲学の入門 スポーツの本質と倫理的諸問題
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ哲学の入門 スポーツの本質と倫理的諸問題
e-hon

やわらかアカデミズム・わかるシリーズ よくわかるスポーツ文化論
井上 俊 菊 幸一

 教科書のような体裁で、多岐に渡るトピックがコンパクトにまとめられている。欄外にて用語説明や文献紹介がなされ、基礎から発展までカバーする。教育、ビジネス、地域といった様々な視点を含み、調査法にまで言及している本書は、スポーツを学ぼうとする人にとって必携の書と言っても過言ではない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ミネルヴァ書房

(掲載日:2012-08-03)

タグ:スポーツ文化論  
カテゴリ スポーツ社会学
CiNii Booksで検索:やわらかアカデミズム・わかるシリーズ よくわかるスポーツ文化論
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:やわらかアカデミズム・わかるシリーズ よくわかるスポーツ文化論
e-hon

フェルデンクライス・メソッド入門 力みを手放す、体の学習法
伊賀 英樹

 フェルデンクライス氏が体系化し、日本に入ってきてから約30年になるフェルデンクライスメソッド。自身の身体を知り、よりよい動きに近づけていくこのメソッドは、言い換えれば個人の数だけ適した方法がある。また、不調のある人は不必要な力みがある場合が多いため、身体の各部分をゆるめるワークが中心になる。となると、なかなか一律に解説しにくいものだ。それを筆者は要点を整理し、平易な言葉でまとめた。
 本書の前半は望ましい心構えについて述べられ、後半はペアワークおよびATMレッスン(グループレッスン)の体験に割かれている。豊富なイラストは、ゆっくり実践していく助けとなるだろう。本当に効果があるのか? と半信半疑の人に紹介するのにちょうどよい入門書だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:BABジャパン

(掲載日:2012-08-03)

タグ:フェルデンクライスメソッド 入門  
カテゴリ ボディーワーク
CiNii Booksで検索:フェルデンクライス・メソッド入門 力みを手放す、体の学習法
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:フェルデンクライス・メソッド入門 力みを手放す、体の学習法
e-hon

なぜ全日本女子バレーは世界と互角に戦えるのか
渡辺 啓太 大塚 一樹

 全日本女子バレーのテレビ中継にて、タブレット端末を手にする監督の姿がよく映る。そこにはどんな情報が送られているのか、誰がデータを収集しまとめているのか。そこにスポットを当てた。
 表紙の数字とアルファベットの文字列は、実際の試合時に入力されたものだ。激しい情報戦の中、公開してしまっていいのかと感じるかもしれないが、各国代表ともデータの活用方法は日々進化している。では日本代表にて試行錯誤を積み重ねてきたのはと言えば、二十代の若き渡辺氏であった。
 渡辺氏が出身校の恩師や代表監督、選手たち、チームメイト、そして家族に支えられながら、「アナリスト」として認められていく様が伝わってくる。スポーツ現場を支えるスタッフにとっては、ここまで全力を注げているかと振り返ったり、真摯に取り組めばきっと認めてもらえると勇気づけられたりもする一冊と言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2012-08-03)

タグ:バレーボール アナリスト データ  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:なぜ全日本女子バレーは世界と互角に戦えるのか
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:なぜ全日本女子バレーは世界と互角に戦えるのか
e-hon

運動と健康の心理学
竹中 晃二

 「実践」心理学講座シリーズの1つであることから、運動が健康を導くとわかっていてもなかなか始められない、続けられない人へのアプローチを中心としている。動機づけや行動変容などの理論にとどまらず、対象ごとにどのような介入方法を行ったかやその考察について多くページを割いているのが特色だ。まさに実践のための心理学の書と言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:朝倉書店

(掲載日:2012-08-03)

タグ:心理 行動変容  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:運動と健康の心理学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:運動と健康の心理学
e-hon

トレーニングをする前に読む本 最新スポーツ生理学と効率的カラダづくり
石井 直方

 本書は1991年から連載してきた身体関連のコラムを書籍にまとめたものを、文庫化したものだ。それでも最新と冠しているのは、研究の最前線にいる著者が適宜加筆しているためだ。扱うトピックはダイエットなど一般スポーツ愛好者の興味の大きい分野が主だが、記述は分子レベルまでおよぶ。これまで専門的にスポーツ科学や運動生理学を学ぶ機会のなかった人にとって、基礎となりうる一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2012-08-03)

タグ:トレーニング 生理学  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:トレーニングをする前に読む本 最新スポーツ生理学と効率的カラダづくり
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:トレーニングをする前に読む本 最新スポーツ生理学と効率的カラダづくり
e-hon

小・中学生のための足がグングン速くなる本
伊東 浩司

 走り方のコツや心の持ちようなどは、小学校の授業を振り返ってみると意外にもあまり取り上げられなかった印象がある。100mの日本記録保持者でもある著者は、「走ることを楽しいと思ってほしい」という願いをベースに、わかりやすくトレーニングのポイントをまとめた。紹介されるのはどれも今日から実践できるようなドリルばかりだが、表題のように「グングン」速くなるには、保護者をはじめとした周囲の大人の振る舞いがポイントになると説く。子どもたちが「できた!」「楽しい」「走りたい」と思えるようにすれば、自ら練習に取り組み自然とタイムは伸びていく。短距離走に限らず、スポーツがうまくなるコツ、選手との接し方に応用できる話が散りばめられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:カンゼン

(掲載日:2012-08-03)

タグ:トレーニング 陸上 ジュニア 走り方 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:小・中学生のための足がグングン速くなる本
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:小・中学生のための足がグングン速くなる本
e-hon

ファシリテート・ストレッチング やさしいPNFストレッチング
McAtee,Robert E. Charland,Jeff 魚住 廣信

 改訂にあたって、スタビリティボールとエラスティックバンドを使ってのエクササイズと、競技・種目別のストレッチングルーチンが追加された。
 ファシリテート・ストレッチングの仕組みから各筋に対するストレッチ方法まで網羅されており、さらに90分のDVDが付いている。これから学び始める人の入門書となるのはもちろん、すでにPNFストレッチを取り入れている人も再確認とアップデートになるだろう。訳者が述べている通り、掲載されているものにとどまらず、対象や状況に応じてエクササイズをデザインしていく際の参考になる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2012-08-03)

タグ:ストレッチング 入門 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:ファシリテート・ストレッチング やさしいPNFストレッチング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ファシリテート・ストレッチング やさしいPNFストレッチング
e-hon

上昇思考 幸せを感じるために大切なこと
長友 佑都

 前著『日本男児』から1年、著者は活躍の場をますます広げている。その土台となるのは、変わらず「感謝」や「ポジティブシンキング」だ。
 所属チーム主将のサネッティ、家族、はたまたチェゼーナ在籍時に交流したイタリア人男児の名などが出てくるが、彼らとの出会いをよいものと捉える考え方には、見習うべき点が多い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:角川書店

(掲載日:2012-09-04)

タグ:サッカー エッセー 
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:上昇思考 幸せを感じるために大切なこと
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:上昇思考 幸せを感じるために大切なこと
e-hon

スポーツ子育て論 わが子の潜在力を開花させる
遠山 健太

 著者は全日本フリースタイルスキーのモーグルチームにトレーナーとして強化を担当している。日本におけるトップ選手の育成やスポーツそのもののあり方をふまえて、子どもが育っていく環境をどのようにすべきかを示している。教育という観点、子どもを持つ父親としての観点も含まれている。
 本書のメッセージは、最初から型にはめるのではなく、子どもと一緒に遊び、いろいろな動きをさせること。これが子どもの潜在的に持っているものを開花させるために重要であるというもの。話題は多岐に渡るが、指導者や親の立場で、判断に迷ったときに視点を提供してくれるだろう。トレーナーがどのような仕事をしているかについて、あるいは地域おこしという視点でスポーツと関連づけている部分もあって興味深い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:アスキ-・メディアワ-クス

(掲載日:2012-09-04)

タグ:教育 ジュニア 成長 子育て 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:スポーツ子育て論 わが子の潜在力を開花させる
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ子育て論 わが子の潜在力を開花させる
e-hon

格闘筋進化論
澤木 一貴

 本書で紹介されるのは、複合関節運動であり、競技に活用できる効率的な動きである。コアを基本とし、ファンクショナルトレーニングやプライオメトリックトレーニングへと発展させていく。
 アンバランスに耐えながらのデッドリフト、回転しながらピラーを崩さない、というように、各エクササイズの狙いや意識すべきポイントが最初に出ていて、その下に具体的な種目名が表示されるという形で統一されているのが特徴。写真を多く使って、よい例や悪い例、バリエーション例が示されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2012-09-04)

タグ:格闘技 トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:格闘筋進化論
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:格闘筋進化論
e-hon

プロトレーナー木場克己の体幹パフォーマンスアップメソッド
木場 克己

 パフォーマンスアップとタイトルにあるように、アスリート(週4日以上スポーツをしている人)をメインターゲットとしている。負荷の高いメニューも紹介されているため、トレーニング前の運動能力チェックやストレッチ、トレーニング後のマッサージ法も詳しく記載されている。
 また、運動する習慣のある人でも、柔軟性、体幹力、バランス力、アジリティーの中では不得意なものがあってもおかしくないが、いくつかのステップに分けられていて弱点強化にもなる。
 さらにその各ステップに一般の人向けの回数も記載されており、気軽に始められそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:カンゼン

(掲載日:2012-09-04)

タグ:体幹 トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:プロトレーナー木場克己の体幹パフォーマンスアップメソッド
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:プロトレーナー木場克己の体幹パフォーマンスアップメソッド
e-hon

すぐ役に立つ介護予防フィットネス ロコモティブシンドロームに対応したQOL向上運動・実践ガイド
石井 千惠 竹尾 吉枝 小谷 さおり 芝崎 美幸

 主に高齢者を対象とした、椅子を使ったり唱歌に合わせたエクササイズがまとめられている。介護現場ですぐ実践できるのはもちろん、スポーツ指導者にとっても学ぶ点は多い。たとえば動機づけの仕方や、筋力や柔軟性に応じたエクササイズのマッピングなど、普段はアスリートを対象とすることが多い立場の人が、もし高齢者を対象とする際には心強い参考書と言える。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:誠文堂新光社

(掲載日:2012-09-04)

タグ:ロコモティブシンドローム 介護予防 高齢者 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:すぐ役に立つ介護予防フィットネス ロコモティブシンドロームに対応したQOL向上運動・実践ガイド
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:すぐ役に立つ介護予防フィットネス ロコモティブシンドロームに対応したQOL向上運動・実践ガイド
e-hon

スポーツのマネジメント ユベントス・フェラーリその交渉と契約
マリオ 宮川 尾張 正博

 スポーツのマネジメント、というとサッカーなどの組織のマネジメントを想起するかもしれない。しかし、本書のメインはF1、それも選手個人のマネジャーだ。付き人、または代理人と混同されることもある中で、一流ドライバーとのエピソードを振り返りながら「マネジャー業とは」を紹介していく。後半では“宮川兄弟”として著者の名を日本に知らしめた、ユベントスおよびデルピエロ選手のマネジメントについても書かれている。マネジメントの世界を志す若者にとって、現場を想像する助けとなるのではないだろうか。
 また、「強い選手である前に、良き人間であれ」といった著者のマネジャー哲学は興味深く、トップアスリートとの接し方や関係を深める様などは、マネジャーに限らずスポーツ関係者にとって大いに参考になるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2012-09-04)

タグ:マネジメント F1 サッカー  
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:スポーツのマネジメント ユベントス・フェラーリその交渉と契約
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツのマネジメント ユベントス・フェラーリその交渉と契約
e-hon

親・指導者の「常識」がつくり出す子どものスポーツ障害 だから治らない、防げない!
高瀬 元勝

 スポーツ障害とは慢性的な痛みなどの症状を指す。スポーツは同じ動作を繰り返すため、こういった状態に陥りやすい。このとき、大人なら練習をやめたり減らしたりでき、またレベルの高い選手なら適宜動作を修正することもできるだろう。では子どもの場合はと考えたとき、保護者や指導者も含めて、練習や、身体動作という意味では生活から見直す必要があると筆者は解く。
 本書後半ではたくさんの症例を紹介しているが、来院に付き添った保護者や、選手を介して指導者ともコミュニケーションを図っているのがうかがわれ、セラピストとしてのあり方を考えさせられる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:現代書林

(掲載日:2012-09-04)

タグ:スポーツ障害 整体  
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:親・指導者の「常識」がつくり出す子どものスポーツ障害 だから治らない、防げない!
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:親・指導者の「常識」がつくり出す子どものスポーツ障害 だから治らない、防げない!
e-hon

足が速くなる こけし走り
齊藤 太郎

 こけしとは骨盤、肩甲骨、姿勢の最初の1文字ずつとったもの。体育の授業や部活動で速く走りたいと願う子どもたちがすんなりと理解できるよう、要点を絞って簡潔に説明されている。写真モデルも監修者以外は子どもを起用しているので、イメージしやすいだろう。
 練習メニューにて狙い通りに姿勢を保ちつつ骨盤や肩甲骨を動かせているか、指導者や保護者が確かめる際のチェックポイントもついている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:池田書店

(掲載日:2012-09-04)

タグ:陸上 指導  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:足が速くなる こけし走り
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:足が速くなる こけし走り
e-hon

日本人が知らない体幹の使い方
山田 英司

 タイ発祥の格闘技、ムエタイで9本ものベルトを手にしたチャモアペット氏が監修、写真にも登場してムエタイにおける身体操作をひもといた。興味深いのは著者がムエタイをタイの文化や伝統と絡めて捉え、現地で過ごす以外になかなか習得することが難しい姿勢や発力の動きを紹介していることだ。同じように手足を動かしても同じ技にならない場合のアプローチは、運動指導においても参考になりそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2012-10-03)

タグ:トレーニング ムエタイ   
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:日本人が知らない体幹の使い方
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:日本人が知らない体幹の使い方
e-hon

スポーツに活きる!正しい走り方講座
杉本 龍勇

 正しい走り方とはつまり正しい体の動かし方だと著者は説く。それを身につけるには自分の身体がどのように動いているか感じ取ることが必要だが、簡単ではない。ポイントは自ら考えること、そして基礎技術を鍛えること。前者は、固有の感覚なので当然のことと言える。一方後者は絶対的なもので、姿勢、リズム、股関節の使い方が挙げられる。豊富な写真とともにトレーニング方法が紹介されている。
 また、「スポーツに活きる」とタイトルにあるように、実際の競技内でよく行われるステップからのダッシュや方向転換にも言及されているので、一般のスポーツ愛好者からトップレベルのアスリートまで指導する際に広く参考になる一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2012-10-03)

タグ:トレーニング 陸上 走り方  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:スポーツに活きる!正しい走り方講座
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツに活きる!正しい走り方講座
e-hon

バテない体をつくる登山エクササイズ 山登りのための基礎体力・基礎知識が身につく!
大森 義彦

 近年山登りに興味を持ち、トレーニングの目標に掲げる人が増えているのではないだろうか。このとき忘れてはならないのは対「自然」であること、そして平地でどんなに鍛えても山での歩きとは異なるということだ。体力切れは危険に直結するため、まずさまざまな疲労原因を紹介し、対策を促す。次に「登山エクササイズ」として階段や坂道を使ったエクササイズや、リュックを背負うために力みがちな部位のストレッチをレクチャー。それを経て、最後に雨の日の歩き方など具体的な注意点について述べている。
 大森氏の豊富な登山経験に基づくアドバイスは、トレーニング指導の前提として知っておくと大いに役に立つに違いない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:誠文堂新光社

(掲載日:2012-10-03)

タグ:登山 トレーニング  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:バテない体をつくる登山エクササイズ 山登りのための基礎体力・基礎知識が身につく!
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:バテない体をつくる登山エクササイズ 山登りのための基礎体力・基礎知識が身につく!
e-hon

トップアスリートを創る 日本体育大学アスリートたちの軌跡
日本体育大学学友会運動部 宮村 淳

 オリンピックなど、常に競技スポーツの第一線で活躍してきた日本体育大学のアスリートたち総勢21名にインタビューしてまとめた本。トップアスリート育成のためのノウハウ満載。指導者のみならず中・高校生にもお勧め。

A5判 250頁 2,500円+税
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2002-04-10)

タグ:インタビュー 指導 選手育成 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:トップアスリートを創る 日本体育大学アスリートたちの軌跡
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:トップアスリートを創る 日本体育大学アスリートたちの軌跡
e-hon

スポーツ心理学からみたサッカーの理論 増補版
麓 信義

 サッカーを楽しむ個人の問題に絞り「どうしたらうまくなるのか」という観点から、サッカーの本質と練習メニューを解説。中・高校生でも気軽に読めるように語りかける文体。初版に訂正・加筆説明を巻末に加えた増補版。

新書判 318頁 950円+税
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:三一書房

(掲載日:2002-03-15)

タグ:サッカー メンタル 心理学 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:スポーツ心理学からみたサッカーの理論 増補版
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ心理学からみたサッカーの理論 増補版
e-hon

コンビニ・外食大活用 食べて勝つスポーツ栄養の基礎知識
齊藤 愼一

 栄養サポートが得られにくい、大学スポーツ選手や社会人になりたてのスポーツ選手を念頭に書かれたスポーツ栄養の本。
 コンビニや外食での食事選び、自炊開始のコツ、スポーツ栄養学の活用など、豊富なイラストで紹介。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2002-07-10)

タグ:スポーツ栄養学 食事 
カテゴリ
CiNii Booksで検索:コンビニ・外食大活用 食べて勝つスポーツ栄養の基礎知識
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:コンビニ・外食大活用 食べて勝つスポーツ栄養の基礎知識
e-hon

からだにはココロがある
高岡 英夫

 身体に存在するココロについて書かれた本。ココロを介して人間の身体と心は密接につながっているとし、そのココロの構造を知り、うまくつきあっていくことで、自己の本来持っている能力を引き出す方法を知り、生かす。その方法を登山に見立て紹介。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:総合法令

(掲載日:2002-07-10)

タグ:身体 メンタル 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:からだにはココロがある
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:からだにはココロがある
e-hon

スポーツ少年のメンタルサポート 精神科医のカウンセリングノートから
永島 正紀

 精神科医である著者が、スポーツによって生じる子どもたちの「ココロの悲鳴」について精神科医の立場から警鐘を鳴らす。これまでにはない新しい視点で書かれている。スポーツに携わる指導者およびスポーツ少年を持つ親にお勧めの1冊。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2002-07-10)

タグ:メンタル 子ども 精神科 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツ少年のメンタルサポート 精神科医のカウンセリングノートから
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ少年のメンタルサポート 精神科医のカウンセリングノートから
e-hon

ブロッキング技術トレーニング
籾山 隆裕

 陸上競技のみならず、あらゆるスポーツ動作が滑らかに、効率よい動作になる加重のライン「ブロッキング・アクシス(軸)」について、CD-ROM付きで、具体的に解説(動画)。すぐに試してみたくなる理論!
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:陸上競技社

(掲載日:2002-10-10)

タグ:動作 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:ブロッキング技術トレーニング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ブロッキング技術トレーニング
e-hon

フットサル教本
日本フットサル連盟 松崎 康弘 須田 芳正

 少ない選手の数で、広いグラウンドがなくてもできる、ミニサッカー(フットサル)。
 フットサルの歴史から技術、戦術、その指導法やトレーニング方法、さらに競技規則解説まで豊富なイラストと写真でわかりやすく解説。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2002-10-10)

タグ:フットサル 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:フットサル教本
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:フットサル教本
e-hon

図解雑学 スポーツの科学
スポーツインキュベーションシステム

 手や足はなぜ動くのか。筋肉はどのようにして縮むのか。筋肉を縮めるエネルギーはどこから生み出されるのか。イラストを多用して生化学・物理学・力学まで解説。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナツメ社

(掲載日:2002-11-10)

タグ:入門 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:図解雑学 スポーツの科学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:図解雑学 スポーツの科学
e-hon

「導具」を使った健康体操 オリジナル手具体操のすすめ
春山 文子

 日常生活で健康体操(運動)を楽しく継続させるために、長年の体操指導の実績を持つ著者が、健康体操を楽しく継続させるために開発した「導具=動きを導くための物」と体操の方法を紹介。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文芸社

(掲載日:2002-11-10)

タグ:体操 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:「導具」を使った健康体操 オリジナル手具体操のすすめ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:「導具」を使った健康体操 オリジナル手具体操のすすめ
e-hon

究極の身体(からだ)
高岡 英夫

 運動進化論が解く人類究極の身体能力とは? カラダが持つ能力を様々な視点から解説。カラダの素晴らしさや巧みさ、面白さを再確認する現代身体論のバイブル。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ディレクト・システム

(掲載日:2002-12-10)

タグ:身体 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:究極の身体(からだ)
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:究極の身体(からだ)
e-hon

ここ一番!の集中力を高める法
児玉 光雄

 いろいろな局面での「ここ一番!」に強い人と弱い人がいるが、その差は「集中力」によって異なるという。一流のスポーツ選手からビジネスマンに至るまで、具体的な例を挙げ、集中力を高める方法が満載の実践書。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東洋経済新報社

(掲載日:2003-01-10)

タグ:メンタル 集中力 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:ここ一番!の集中力を高める法
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ここ一番!の集中力を高める法
e-hon

運動の生理学 新版
P.V.カルポビッチ W.E.シニング 石河 利寛

 この書は、運動生理学の分野では権威があり、最初に訳本が出されてから17年が過ぎているが、1976年に新版として、内容が新しくなった。
 記述も膨大で、索引も参考文献も完備されていて、運動生理学を学ぼうとする人には使いやすい。ただし、この書を読むには、カルポビッチ、シニング両博士の序文にもあるとおり、基礎生理学の知識があったほうがよい。体育を専攻する学生だけでなく、トレーニングを考える人すべてに、一度は目を通し、疑問が生じたときの参考書として使っていただきたい書である。

P.V.カルポビッチ、W.E.シニング共著、石河利寛訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベ-スボ-ル・マガジン社

(掲載日:1979-10-10)

タグ:運動生理学 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:運動の生理学 新版
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:運動の生理学 新版
e-hon

いつも元気! インストラクター物語
鎌田 安奈 斎藤 恵

 元OLの主人公がひょんなことからフィットネスクラブに通い、エアロビクスインストラクターを目指す。その苦労と喜びと驚きをリアルに綴った小説&マンガ。4コママンガ63本掲載。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ハートフィールド・アソシエイツ

(掲載日:2004-07-10)

タグ:インストラクター 漫画 
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:いつも元気! インストラクター物語
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:いつも元気! インストラクター物語
e-hon

夢のとなりで 新庄剛志と過ごしたアメリカ滞在記
小島 勝典

 今シーズン日本プロ野球界に復帰し、様々な話題を提供してくれるSINJOH選手。
 2002年から彼の通訳として、2シーズンを共に過ごした著者が、新庄剛志と過ごしたアメリカでのエピソードを綴った滞在記。
 貴重な写真や新庄選手をイメージしたイラストも豊富。知られざる新庄選手の一面が垣間見れる一冊。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:メディアート出版

(掲載日:2012-10-08)

タグ:アメリカ 野球 滞在記 
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:夢のとなりで 新庄剛志と過ごしたアメリカ滞在記
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:夢のとなりで 新庄剛志と過ごしたアメリカ滞在記
e-hon

スポーツマッサージ指導論 実習指導者・スポーツ指導者のために
佐藤 揵

 仙台大学体育学部教授で、NPO法人ジャパンアスレチックトレーナーズ協会の資格認定委員会委員の佐藤医学博士が手がけた本。副題に「実習指導者・スポーツ指導者のために」とあるように、指導的立場にある人を始め、スポーツ選手や後方支援スタッフを対象としている。
 本書は「スポーツマッサージを行う前、指導する前に」に始まり、「マッサージに先立つ基礎的事項」「マッサージ論」「スポーツマッサージ技術論」と続き、「マッサージ関連情報」で締めくくられている。この他、著者が関わった「独特な他者伸張法が体操競技プレイヤーの肩関節柔軟性に及ぼす効果」など2つの研究が実験研究例として取り上げられている。
 初心者にはもちろんのこと、指導における注意点や技術の応用法にも言及しているので、上級者も目を通しておくとよいだろう。
金港堂出版部(022-232-0201)
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:金港堂出版部

(掲載日:2012-10-08)

タグ:スポーツマッサージ 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:スポーツマッサージ指導論 実習指導者・スポーツ指導者のために
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツマッサージ指導論 実習指導者・スポーツ指導者のために
e-hon

ナンバの身体論
矢野 龍彦 金田 伸夫 長谷川 智 古谷 一郎

 光文社から発行された『ナンバ走り』(矢野ら著)の続編にあたり、前著で紹介されたナンバ的な動きの解説書となる本。副題は「身体が喜ぶ動きを探求する」。この身体論は、ナンバを「難場」と解釈し、身体的に無理のない、より素早い、より自然な動きによって困難なシチュエーションを切り開こうという考え方で、武術研究家の甲野善紀氏が提唱する古武術の身体運用法がもとになっている。
 桐朋高校バスケットボール部のコーチを務める著者4氏が言う「ナンバ」は、捻る、うねる、踏ん張るといった動作をできるだけ避けた、広く普及している西洋式の運動とは正反対の動きを指している。第3章「ナンバ的動きの練習法」、第4章「ナンバ歩き、ナンバ走りの練習法」では、写真つきで具体的な練習法が紹介されており、第6章「桐朋バスケットボール部の取り組み」では現場で実践されたナンバ的な動きの効果と課題が金田氏によって語られている。
 あとがきには、「否定的な意味であれ、肯定的な意味であれ、すべての人にとって考えるヒントになれば幸いである」とある。普段と異なる発想でからだを動かし、本書でよく使われている「身体との対話」を行うことによって、新しい発見が得られるかもしれない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:光文社

(掲載日:2012-10-08)

タグ:ナンバ バスケットボール 古武術 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:ナンバの身体論
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ナンバの身体論
e-hon

強くなるためのサッカーフィジカルトレーニング Q&A100
菅野 淳 星川 佳広

 成長段階に応じた練習法、トレーニング法、コンディショニング、食事まで、100の疑問について日本代表コーチがわかりやすく解答。
 ジュニア選手、ユース、指導者、父兄にもお勧めの一冊。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スキージャーナル

(掲載日:2012-10-09)

タグ:フィジカル コンディショニング トレーニング 食 サッカー 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:強くなるためのサッカーフィジカルトレーニング Q&A100
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:強くなるためのサッカーフィジカルトレーニング Q&A100
e-hon

中学野球小僧


 中学生のための野球専門誌。創刊2号の特集は『高校野球でヒーローを目指せ!』と『秋の新チーム発足版:中学野球テクニカル』。プロ野球選手の体験談や野球がうまくなるための技術を写真やイラストで紹介。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:白夜書房

(掲載日:2012-10-09)

タグ:野球 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:中学野球小僧
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:中学野球小僧
e-hon

感受性を育む 現象学的教育学への誘い
中田 基昭

 本書においては、神谷美恵子ほか、そしてサルトル、ブーバー、メルロ‐ポンティ、ハイデッガー、フッサールの思索を紹介しながら、段階的に「感受性」に迫っていく。
 著者は教育実践の場に関わりながら、知的障害をこうむっている子どもたちの他者関係、あるいは小学校における教師と子どもたちの関係を現象学に基づいて解明するということを研究テーマとしている。先人の言葉を手がかりにしながら、意識とは何か、身体とは何かという問いを深めていくのである。この深みのある読みから導かれるものが、読み手として抱える問題と、うまくリンクした瞬間、読み手自身の立ち位置とそれを取り囲む構造が立体的に意識できるようになる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東京大学出版会

(掲載日:2012-10-13)

タグ:教育 感受性 現象学 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:感受性を育む 現象学的教育学への誘い
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:感受性を育む 現象学的教育学への誘い
e-hon

5時間を切る! マラソン完走BOOK
牧野 仁

 本書は、初めてのマラソン出場で完走、そして5時間以内の走破を目標に掲げている。著者が提唱するのは、意外なことに「走らない」という方法である。
 まず、楽に走れるようになるためのドリルとして、股関節の柔軟性向上のためのランジや肩甲骨エクササイズとしてのバタフライ、手の力を抜くための「昔チョキ」(親指、人差し指、中指を伸ばす)での腕振りなどが紹介される。
 そして、長く走るためのドリルでは、ストレッチングのほか「仮想ロープ引きウォーキング」「仮想マリオネットウォーキング」でよい姿勢で体幹部の移動感覚を身につけ、四肢の協調運動ができるようなエクササイズを紹介。
 最後に、速く走るドリルとして、バウンディングなど。この3分類、計20種類が写真つきで紹介されている。動作をイメージでインプットすることを目指したDVDも付属。姿勢づくりを中心とした「走らない」エクササイズで、段階的に上達していくことで、誰でもどこでもできるドリルであるという。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:主婦の友社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:マラソン 走り方 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:5時間を切る! マラソン完走BOOK
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:5時間を切る! マラソン完走BOOK
e-hon

痛みに負けないカラダをつくる完全マスター 関節ストレッチ&トレーニング
矢野 啓介 佐嶋 健司

 本書は、まず部位別のストレッチ方法が紹介される。基本のストレッチから、「さらに伸びる」ストレッチ、角度を変えたものの3つが部位ごとに示され、見開き2ページにまとめられている。部位別のトレーニングについても2ページごとに紹介。いずれも豊富な写真にポイントが書き込まれている。
 そして、最後に「あなたの症状に適した関節ストレッチ&トレーニング」として、肩こり、腰痛、膝の痛み、野球肩、テニス肘などに悩む人のためのストレッチやトレーニングの組み合わせを勧めている。
「関節ストレッチ」および「関節トレーニング」を融合させていることが特長。部位ごとに簡単に探したい項目を探せるように随所に工夫がこらされている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:現代書林

(掲載日:2012-10-13)

タグ:ストレッチング トレーニング 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:痛みに負けないカラダをつくる完全マスター 関節ストレッチ&トレーニング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:痛みに負けないカラダをつくる完全マスター 関節ストレッチ&トレーニング
e-hon

カラダは水中運動でよみがえる 水遊びのノリでちょうどいい
快適スイミング研究会

 副題にもあるように、ここでは速く、力強く泳ぐことではなく、ゆっくりと、楽しく水遊びをする感覚を勧めている。「水はあなたのパーソナルトレーナー。大人の楽しい遊び場です」と述べられているように、水そのものを利用することで、リラックスして効果的な運動ができ、身体をよみがえらせてくれるとしている。最終目標は、蹴伸びで水中をスムーズに進んでいくこと。
 本書では「バンザイ蹴伸び」と呼ばれている手のひらを内側に向けて腕を上げたポーズで、「初代ウルトラマンの飛行姿勢」なのだという。そのためには姿勢がよいこと、バランス感覚や筋力、リラックスすることが必要になる。四股歩きや「けんけんぱ」など、目的に応じた段階的なエクササイズ10種目がカラー写真で丁寧に紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:学習研究社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:水中運動 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:カラダは水中運動でよみがえる 水遊びのノリでちょうどいい
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:カラダは水中運動でよみがえる 水遊びのノリでちょうどいい
e-hon

日本のスポーツはあぶない
佐保 豊

 熱中症、脳震盪、心臓疾患など、スポーツ中の事故、ケガなどについて、一般向けにわかりやすく書かれている。著者はサッカーやアイスホッケーの現場でアスレティックトレーナーとしての経験を持つ。海外と比較すると、日本におけるスポーツを取り巻く環境においては、安全面への配慮が足りないということを指摘している。
 現場へのAEDの配置、心肺蘇生法を含めた応急処置の普及が早急に求められていると訴えている。なお、これはスポーツの専門職が担っていくべきポイントでもある。
 タイトルには「笑顔でスポーツができるように」との思いが込められている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:小学館

(掲載日:2012-10-13)

タグ:安全 スポーツセーフティ 
カテゴリ アスレティックトレーニング
CiNii Booksで検索:日本のスポーツはあぶない
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:日本のスポーツはあぶない
e-hon

強くなる近道 力学でひもとく格闘技
谷本 道哉 荒川 裕志

 著者の1人、谷本氏は空手の選手として稽古に取り組んでいた。現在ではスポーツバイオメカニクスや筋生理学の研究者である。また、もう1人の荒川氏はプロの格闘技の現役選手であり、研究者でもある。この2人が『格闘技通信』で連載した内容に加筆・修正を加えたものが本書である。
 より効果的な突きや蹴りが、どのようなメカニズムで生まれているか、また現場で使われるさまざまな表現を力学的な観点から解説していく。
 著名な選手、伝説的な格闘家の動きについても多くの記述があるが、著者らの「強くなるためにどうすればよいか」という執念に基づくものではないかと感じられた。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:力学 トレーニング スポーツバイオメカニクス 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:強くなる近道 力学でひもとく格闘技
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:強くなる近道 力学でひもとく格闘技
e-hon

日本テニススウィング革命
中野 薫

 著者は、日本人がテニスで不振である理由として、「体幹を支持する足使いと腕使いでスクエア・スタンス打法のテニスを指導しているから」と主張する。海外のトッププレーヤーでは「オープン・スタンス打法」であり、「骨盤を土台とし、体軸を中心にして肩にトルクを与え、体幹の弾性体(腹腔と肋軟骨)をねじって」スイングしているという。また、「前腕を回内する外捻りのトルクの腕使い」「肩甲骨を外転し、胸郭に張りつけて前鋸筋を使う内捻りのトルクの腕使い」など「新しい発見による独創的な運動科学の理論」(41ページ)を著者は「ニュー・パワー理論」としている。
 でんでん太鼓などの例を用いながらまとめている。その記述はシンプルながら難解であり、バイオメカニクス的な用語なども独自の解釈が見受けられるようだが、感覚的な部分においてはヒントが得られるかもしれない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:幻冬舎ルネッサンス

(掲載日:2012-10-13)

タグ:テニス 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:日本テニススウィング革命
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:日本テニススウィング革命
e-hon

サッカープレー革命2
河端 隆志 中村 泰介 小田 伸午 常足研究会

 プレー革命シリーズ第3弾となる本書は、『サッカープレー革命』『サッカートレーニング革命』に続くもので、サッカーにおける各種の動作について、動きづくりの観点から提案をしている。動きの解説には、分解写真とDVDによる映像が用いられている。
 プロローグおよびパート1~6で構成され、最初に「二軸感覚」の走りについて説明し、ロナウド、メッシほか世界の一流選手の動きのポイントを簡潔に列挙している。パート1からは走り方について、紙コップを2列に並べてつぶしながら走る、などの具体的なトレーニング方法がある。ここでのポイントは「二軸」と「フルフラット」(足裏全体で着地すること)である。これを基本としてキック、フェイント、ヘディング、トラップなどについて解説している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:カンゼン

(掲載日:2012-10-13)

タグ:サッカー 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:サッカープレー革命2
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:サッカープレー革命2
e-hon

臨床スポーツ医学
Peter Brukner Karim Khan 籾山 日出樹 赤坂 清和 河西 理恵 黒澤 和生 丸山 仁司

 オーストラリアで出版された、Peter Bruknerらによる『Clinical Sports Medicine 第三版』のパートA~Fのうち、Bまでが翻訳されている。
 パートAでは、基本原則として傷害予防や診断、リハビリテーションの原則、バイオメカニクスや注意点などについてまとめられている。パートBでは、身体の部位ごとに発生しうるさまざまな問題について、痛み、外傷などに注目して詳しく述べられている。その問題点が何に起因するか、臨床診断、診断、検査、治療方法などについて豊富な写真、カラーイラストで解説。手術の紹介、リハビリテーションプログラムについてもわかりやすく記述されている。整形外科医のほか、PT、アスレティックトレーナー、鍼灸マッサージ師向け。

Peter Brukner、Karim Khanほか著、籾山日出樹、赤坂清和、河西理恵、黒澤和生、丸山仁司 総監修
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医学映像教育センター

(掲載日:2012-10-13)

タグ:スポーツ医学 リハビリテーション 
カテゴリ スポーツ医学
CiNii Booksで検索:臨床スポーツ医学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:臨床スポーツ医学
e-hon

ヒューマンエラーを防ぐ知恵 ミスはなくなるか
中田 亨

 人間によるエラーを防ぐことは、人間にしかできない。一方で「型にはまらないエラーをしでかすのも人間」であるという。多くの事故が過去に起こり、それを教訓として安全対策が取られてきた。事故防止の戦いは尽きることがない。本書では、ヒューマンエラーの本質について平易に述べ、事故を防ぐためのさまざまな方策が紹介される。スポーツ現場での安全管理などにも応用可能かもしれない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:化学同人

(掲載日:2012-10-13)

タグ:エラー スポーツセーフティ 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:ヒューマンエラーを防ぐ知恵 ミスはなくなるか
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ヒューマンエラーを防ぐ知恵 ミスはなくなるか
e-hon

自分で上手に巻ける最新スポーツテーピング
スポーツセーフティジャパン

 NPO法人スポーツセーフティジャパンによるテーピングに関するガイド。1人でも失敗せずに巻くことができるよう、紹介されているのは伸縮性のあるテーピング素材(キネシオタイプや伸縮テープ)による関節サポートが中心であり、ホワイトテープは、手指の過伸展防止、補強などに用いられる。
 部位ごとのテーピング方法について、カラー写真、そして巻いた箇所がわかりやすいように工夫されているが、本書はテーピングのみを解説するだけではない。ウォームアップやクールダウン、セルフマッサージについてもまとめられている。掲載されているコラムにも、スポーツをより安全に楽しむためのポイントがちりばめられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:学習研究社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:テーピング 
カテゴリ アスレティックトレーニング
CiNii Booksで検索:自分で上手に巻ける最新スポーツテーピング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:自分で上手に巻ける最新スポーツテーピング
e-hon

タンパク質の一生 生命活動の舞台裏
永田 和宏

 遺伝子情報をもとに、アミノ酸を順序どおりに並べる。そして、それを立体的に組み立てていくことで機能を持ったタンパク質をつくっていく。その様子をわかりやすく解説したのが本書である。タンパク質ができあがるまでには、シャペロンと呼ばれる脇役の分子が重要な役割をもっていること、輸送のためのさまざまな工夫、そして分解するための仕組みなどが順を追って紹介されていく。本当に生命の働きはうまくできていることを実感できる。
 われわれは、ともすれば筋量を増やすことを目的としてしまいがちだが、身体内部でどのようなことが起こっているか、想像してみるのも面白い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:岩波書店

(掲載日:2012-10-13)

タグ:タンパク質 
カテゴリ 生命科学
CiNii Booksで検索:タンパク質の一生 生命活動の舞台裏
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:タンパク質の一生 生命活動の舞台裏
e-hon

運動も勉強もできる脳を育てる「運脳神経」のつくり方
深代 千之

 帯に「運動ができる子どもは勉強もできる」「文武両道」とあるように、著者の深代氏は運動ができることと勉強ができることは深く関連しているという。そのうえで著者は、運動を基本動作から鍛えようと提唱する。走り方、跳び方、投げ方などについて、スポーツバイオメカニクスなどの研究から得られた知識を話題として織り交ぜながら解説している。
 そして、スポーツ万能になるために大切な「動きの素」は、体幹によるとして、反動動作、反射、捻り、ムチ動作をどのように感じ、利用するかについても解説している。
 イラストを用いた「運脳神経」を鍛えるための身体を楽しく動かすワークや、身体のことをより深く知るための問題も掲載されている。簡単な言葉を用いているものの、実際には専門的な内容が多いと感じる。しかし、理解できないというのではなく、わかりやすく伝えるための工夫が感じられる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ラウンドフラット

(掲載日:2012-10-13)

タグ:脳 発育発達   
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:運動も勉強もできる脳を育てる「運脳神経」のつくり方
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:運動も勉強もできる脳を育てる「運脳神経」のつくり方
e-hon

使える強い筋肉をつくるトレーニングマニュアル
谷本 道哉 荒川 裕志

 筋肉の基本性能を向上させるための筋肥大トレーニングと、競技動作で使える筋肉にするための基礎的スキルトレーニングの2つ、すなわち「ベースアップとチューンアップ」を行い、タイトルにもある「使える強い筋肉をつくる」方法について述べているのが本書である。
 部位別の筋力トレーニングの方法では、注意すべきポイントが詳細に挙げられている。基礎的スキルトレーニングでは、プライオメトリックトレーニング、チーティングテクニック、クイックリフト、軽負荷プライオメトリックトレーニング、ケトルベルトレーニングについて解説。
 DVDで実際の動作を確認することができる。総合格闘家、山田崇太郎氏との対談も収録。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:晋遊舎

(掲載日:2012-10-13)

タグ:筋 トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:使える強い筋肉をつくるトレーニングマニュアル
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:使える強い筋肉をつくるトレーニングマニュアル
e-hon

描かれた技術 科学のかたち サイエンス・イコノロジーの世界
橋本 毅彦

 銅版画、絵、スケッチ、設計図など、過去の科学技術が描かれたものを、技術史の立場から語っている。当時の最先端の考え方、時代の要請について細かく述べてあり、それらが生まれる過程と必然性がよくわかる。地域的には西洋、東洋を問わず、またさまざまな年代にわたってトピックが取り上げられている。
 一枚の絵から、ここまでの豊かな背景が読み取れることに驚く。現代に生きるわれわれも、後世からみれば当時の最先端と呼ばれるような何かを、絵や図の形で残していくのであろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東京大学出版会

(掲載日:2012-10-13)

タグ:技術史 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:描かれた技術 科学のかたち サイエンス・イコノロジーの世界
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:描かれた技術 科学のかたち サイエンス・イコノロジーの世界
e-hon

ジュニアサッカーコーチングメソッド
平野 淳 Soccer clinic

 ジュニアサッカーにおける指導について、コンセプトとともに、具体的な方法を紹介している。総論を述べた後、U-6、U-9、U-12という3つのカテゴリごとに、それぞれの特徴が示されており、各々に合致したトレーニング方法が25ずつ、合計75もの図解がある。
 各年代が、発達段階において精神的・身体的にどのような状態であるのか、何を楽しいと思うのか、現場での指導経験を踏まえた実践的なメソッドである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:サッカー コーチング 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:ジュニアサッカーコーチングメソッド
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ジュニアサッカーコーチングメソッド
e-hon

ハイインテンシティ・トレーニング
ジョン・フィルビン 大川 達也

 ハイインテンシティ・トレーニングとは、一般的なウェイトトレーニングとは方法が異なり、略語のHIT、あるいは「スロートレーニング」とも呼ばれるものである。ゆっくりとウェイトを上げ下げするということが特徴であり、「関節や靭帯に余計な負荷を与えることなく、筋肉に対して最適なプレッシャーを与えることができる」のだという。ケガのリスクを低減させる手法として用いられているのだそうだ。
 基礎的・理論的な背景に始まり、プログラムをどのように組み立てるか、そして写真を数枚使った実際のエクササイズ紹介に至るまで、ハイインテンシティ・トレーニングについて体系的にまとめられている。普及に向けたこれまでの取り組みの成果が、集大成となった1冊である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:アスペクト

(掲載日:2012-10-13)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:ハイインテンシティ・トレーニング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ハイインテンシティ・トレーニング
e-hon

シコふんじゃおう 日本伝統のコアトレがすごい!
元・一ノ矢 白木 仁

 日本伝統のトレーニングとして、今改めて見直されている「四股」について、相撲界で長く活動した著者がわかりやすく解説している。
 最初は股割から。これが基本となる動作で、股関節を開いて膝を曲げる動きである。立った状態から、脚を伸ばす、そして床に両脚を開いて骨盤を立てるところまでできれば、股割の第一ステップが終了である。これから四股に挑戦していく。意外なのは四股は「腰を浮かさず、腹で上げる」と言っていること。膝の向き、視線に関しても、写真に細かくアドバイスがつけられており、間違えないような心配りがある。肩のこらないコラムも読み応えがあり、なぜ四股にこだわるのか、よくわかる。自分の身体と向かい合い、インナーマッスルのトレーニングをしていくのに最適なのだそうだ。
 白木氏との対談、肩甲骨や股関節のトレーニングも収録されている。

元・一ノ矢 著、白木 仁 協力
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:四股 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:シコふんじゃおう 日本伝統のコアトレがすごい!
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:シコふんじゃおう 日本伝統のコアトレがすごい!
e-hon

ただジム
松井 薫 千野 エー

 日常生活の中でトレーニングを取り入れることができれば、それが会費無料の「ただジム」になるという発想である。たとえば歯磨きをしながら、電車に乗りながら、といった日常の時間にプラスして、さまざまなストレッチング、トレーニングを行っていくことを提案している。これを「しながらジム」とするなら、まとまった時間がとれるなら部屋でできる「おこもりジム」もある。
 シェイプアップ目的の女性を読者とした書籍だが、スポーツの現場でもこの発想は活用可能である。工夫次第で日頃のコンディショニングに取り入れると有用かもしれない。

松井薫 監修、千野エー イラスト

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:泰文堂

(掲載日:2012-10-13)

タグ:トレーニング 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:ただジム
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ただジム
e-hon

おやじファイトLOSER 勝っても負けても明日からまた仕事。
熊谷 美由希

 おやじファイトは、基本的に33歳以上に限定されたボクシング大会である。これは、そんなおやじファイターたちの写真集である。日常の普段の仕事の様子とともに、試合時の表情が切り取られている。
 ホテルマン41歳、営業マン47歳、消防士39歳、建築業50歳など、紹介文は職業と年齢のみ。まさに無名選手という扱いであるが、それによってどのような顔をして仕事に向かい合い、そしてボクシングに打ち込んでいるか、浮かび上がる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:有峰書店新社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:ボクシング 写真集 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:おやじファイトLOSER 勝っても負けても明日からまた仕事。
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:おやじファイトLOSER 勝っても負けても明日からまた仕事。
e-hon

スポーツの源流
佐竹 弘靖

 現代におけるニュースをきっかけとして、スポーツ種目のたどった道のりを掘り下げていく。源流を訪ねる旅である。野球、バドミントン、ポロ、柔道など、そしてオリンピックが取り上げられており、数々のエピソードや背負ってきた歴史が当時の社会情勢とともに描写される。
 スポーツは、時代によって求められる形に変化することで今まで受け継がれてきたのである。各競技の特徴、あるいは特有の性格のようなものがどこに由来するのか、見えてくる気がする。視野を少し過去のほうへ広げてくれる本である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文化書房博文社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:スポーツの歴史 
カテゴリ スポーツ社会学
CiNii Booksで検索:スポーツの源流
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツの源流
e-hon

フィットネスIQ 知識でカラダを変える本
齊藤 邦秀

 フィットネスIQとは、筆者の造語であり、フィットネスに関する認識、日常生活での応用能力であり、自分自身の手でよりより生活を組み立てるためのノウハウであるという。
 本書は、「ウォーミングアップ」「ブレインワーク」「ボディワーク」の3つのまとまりで構成され、最初はFAQ(よくある質問)である。これは筆者がパーソナルトレーナーとして受けた質問をまとめたものであり、トレーニングへのモチベーションを高めてくれる。ブレインワークではストレッチングやエクササイズを、またボディワークでは身体のセルフチェック方法を紹介。自分と対話し、受身でないトレーニングの大切さを語っている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スキージャーナル

(掲載日:2012-10-13)

タグ:フィットネス 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:フィットネスIQ 知識でカラダを変える本
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:フィットネスIQ 知識でカラダを変える本
e-hon

スポーツ科学から見たトップアスリートの強さの秘密
児玉 光雄

 身体能力や動体視力、脳、エネルギーシステム、高地トレーニング、疲労、メンタルトレーニング、ジュニア期の発育発達など、スポーツに関わるさまざまなトピックを一般向けにわかりやすく解説している。見開きで左ページには文章、右ページにはイラストや表を用いている。
 運動学習、生理学などだけではなく、野球やゴルフ、テニス、サッカー、陸上競技におけるバイオメカニクス的な側面についても詳しく解説されている。これまでの主な研究がコンパクトかつ平易にまとめられているので、スポーツ科学における多くの分野を俯瞰できる内容となっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ソフトバンククリエイティブ

(掲載日:2012-10-13)

タグ:スポーツ科学 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツ科学から見たトップアスリートの強さの秘密
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ科学から見たトップアスリートの強さの秘密
e-hon

これなら続く!考える筋トレ
有賀 誠司

 トレーニングに関して、基本的な方法についてコンパクトにわかりやすくまとめられた一冊。一般向けの書籍で、対象は主に働き盛りの中堅世代である。しかし、学業や社業をこなし、トレーニングも行わなければならない学生アスリートや社会人アスリートにとっても参考になる考え方が盛り込まれている。たとえばタイムマネジメントやモチベーションの維持、環境整備については役立つだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:岩波書店

(掲載日:2012-10-13)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:これなら続く!考える筋トレ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:これなら続く!考える筋トレ
e-hon

テクニックはあるが、「サッカー」が下手な日本人
村松 尚登

 日本のサッカーが上手になるためのヒントを求めてスペインへ単身乗り込んだ著者。テクニックはあるが、サッカーは下手な日本人という評価に対して、どのようにして活路を見出したのだろうか。本書は、スペインでの生活を織り交ぜながら書き上げた、コーチという立場からの問題提起である。
「戦術的ピリオダイゼーション」を理論的根拠とし、サッカー選手をサッカーの中で鍛えていくことがの必要性を実感に基づいて訴えている。サッカーのゲームをどのように分析するかという点において複雑系の枠組みを取り入れて考えているのが特徴。「バタフライ効果」(チョウの羽ばたきが別の場所で嵐を引き起こすように、予測不可能な効果を発揮することのたとえ)を期待し、締めくくっている。コーチング領域において意義ある提案である。
(当初は講談社ランダムハウスより刊行、現在は武田ランダムハウスジャパン)
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:武田ランダムハウスジャパン

(掲載日:2012-10-13)

タグ:サッカー 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:テクニックはあるが、「サッカー」が下手な日本人
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:テクニックはあるが、「サッカー」が下手な日本人
e-hon

肉体改造並びに体力増強のしかた
窪田 登

 ウェイトトレーニングの第一人者である著者による、トレーニングに関してまとめた一冊。各種のトレーニング理論・実践方法の歴史的経緯に触れることができる。著者にとって身の回りに起こったこととして描写されているのが興味深い。自伝を交えた形式であるが、トレーニングの方法、原則、注意点などについても解説されている。
 窪田氏がトレーニングを始めたのは1946年のこと。1930年生まれで80歳になろうとする今でも、トレーニングを続けている。その息の長い情熱には圧倒される。「ライフイズムーブメント」の意味が、重みをもって伝わってくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スキージャーナル

(掲載日:2012-10-13)

タグ:歴史 自伝 トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:肉体改造並びに体力増強のしかた
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:肉体改造並びに体力増強のしかた
e-hon

加藤健志コーチのプールサイドで速くなろう!!
加藤 健志

 水泳選手のためのトレーニングやコンディショニングを集め、豊富な写真を用いて解説している。身体づくりに重点を置いており、足首や肩甲帯の柔軟性を高めるための方法や、ストリームラインをつくるための安定性を高めるエクササイズが示されている。インデックスが両端にあり、章ごと、部位ごとの2種類で目的とするトレーニング方法にたどりつける工夫がなされている。
 泳法そのものにはとくに触れていないが、より速く泳ぐために必要な身体的特徴が、本書を通して浮かび上がってくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:水泳 指導 トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:加藤健志コーチのプールサイドで速くなろう!!
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:加藤健志コーチのプールサイドで速くなろう!!
e-hon

スポーツ測定評価学 からだの形と働きを測る
角田 直也 須藤 明治

 測定と評価に関して、多岐にわたる方法と基本となる考え方を網羅した教科書である。全身持久力や伸長、体重、新体力テストに始まり、BIODEXによる筋力測定、自転車エルゴメータによる無酸素性パワー測定、動作解析、超音波、骨密度、バランス能力、筋電図、全身反応速度など、必要と考えられる測定方法の意義や手順、応用例が紹介されている。
 興味深いのが終章のスポーツ測定評価実践にまとめられた項目である。これは学生向けの課題として使えるようになっており、記入欄に書き込んで提出できるよう、切り取り線が入っている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文化書房博文社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:教科書 測定 評価 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツ測定評価学 からだの形と働きを測る
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ測定評価学 からだの形と働きを測る
e-hon

近代スポーツのミッションは終わったか 身体・メディア・世界
稲垣 正浩 今福 龍太 西谷 修

 スポーツ史、文化人類学、哲学というそれぞれ異なる分野から、スポーツの果たしてきた役割について語り合うもの。複数回のシンポジウムでの発言をもとに書籍化している。メディアとの関係性、世界情勢の影響をどのように受けるかなどが立場が違う分、広がりを見せている。
「近代スポーツは、すでにその役割を終えているのではないか」といった指摘もあり、興味深い。エッセイ的なコラムや、各人の思い出として語られた部分から、考える手がかりは身体そのものにあるということが読み取れる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:平凡社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:スポーツ史 文化人類学 哲学 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:近代スポーツのミッションは終わったか 身体・メディア・世界
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:近代スポーツのミッションは終わったか 身体・メディア・世界
e-hon

目からウロコのマラソン完走新常識 だから、楽に走れない!
飯田 潔 牧野 仁

 マラソン指導者である牧野氏と、シューズやインソールに関する専門家である飯田氏の共著。一般のランナーがマラソンの練習を健康的に続けるためのアドバイスを、それぞれの経験に基づいてコンパクトにわかりやすく解説している。
 走り方については、走り方の基本となる腕の振り方や呼吸法、チョキで走るなどの方法が紹介されている。さらに実際のレースで役立つ「裏ワザ」として、レース参加に関する年間の組み立てから、当日の移動、トイレに関してまで細かくまとめられている。
 なお、シューズは買うのは夜がよい、とこれまで言われてきたが、実際には違うそうだ。本当の自分の足に合うサイズのシューズをどのように選ぶか、納得のいく説明がしてある。ほかにも足の指が黒くなってしまう理由など、身近な疑問に答えてくれている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:実業之日本社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:マラソン 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:目からウロコのマラソン完走新常識 だから、楽に走れない!
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:目からウロコのマラソン完走新常識 だから、楽に走れない!
e-hon

1日5分!「座り」筋トレ 超簡単「貯筋」運動のススメ
福永 哲夫

 スポーツ科学の第一人者として多くの筋を測定してきた福永氏による、一般向けに平易に書かれた本。普段の生活の中でトレーニングを行うことは可能であり、日本人は「貯筋」運動をすべきであるという趣旨である。
 可能であればトレーニング指導の専門家がついて指導したほうがよいとしながらも、時間的・経済的に難しい場合は、何かをしながら立つ、座るといった簡単な運動をすることで十分に筋を鍛えていくことは可能であり、その刺激により、QOL(生活の質)を高めることができるという。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:トレーニング 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:1日5分!「座り」筋トレ 超簡単「貯筋」運動のススメ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:1日5分!「座り」筋トレ 超簡単「貯筋」運動のススメ
e-hon

強い者は生き残れない 環境から考える新しい進化論
吉村 仁

 本書は、環境という面から生物の進化について深く考察したものである。
 環境の変化としては身体面や用具が大きく改善していき、ルールも頻繁に変わっていくという現状がある。これは、生物にとって常に変化しつづける環境への適応と似通った方向性が、各チームや個人に求められるということでもあるだろう。すなわち、生き残るのは強い者、つまりその時点での環境に完全に適応した者ではない。真に生き残るのは、環境の変化にしなやかに対応できる者ということになる。ビジネス面での危機感を述べた経営者の言葉が紹介されているが、スポーツの世界においても、最も強いチームや個人が毎年勝ちつづけるというのは、なかなか難しい。進化学や生物学の分野の書籍ではあるが、ライバルに打ち勝とうと日々努力が重ねられているスポーツにおいてもヒントとなるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:新潮社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:進化 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:強い者は生き残れない 環境から考える新しい進化論
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:強い者は生き残れない 環境から考える新しい進化論
e-hon

迷ったときこそ、続けなさい! 続けることで得られる力
坪田 信義 根本 真吾

 仕事とは何か、どういう意味を持つのか、仕事を続けるかどうか迷ったときにどうするのがよいのか。そういった疑問に対して、野球のグラブをつくり続けてきた名人(坪田氏)から、根本氏が聞き手として話を引き出してまとめた本である。根本氏は、かつて名人と一緒に働き、グラブを修理・実演製作しながら全米を回った経験がある。
 たとえ目の前にある仕事が面倒であったり、苦しいものであっても、それを楽しめるような工夫を重ねながら続けることがポイントであるようだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:クロスメディア・パブリッシング

(掲載日:2012-10-13)

タグ:仕事 
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:迷ったときこそ、続けなさい! 続けることで得られる力
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:迷ったときこそ、続けなさい! 続けることで得られる力
e-hon

賢い皮膚 思考する最大の“臓器”
傳田 光洋

 皮膚は外界と接しており、内外を区切る役割を持つ。細菌やウイルス、乾燥などから身を守り、熱など危険なものを察知して致命的な事故を防ぐ役割を持っている。サブタイトルにあるように最大の臓器でもあると考えられるのだそうだ。著者は皮膚の研究を続けていく中で考察を深めていくが、それをもとに皮膚の構造や機能について広い視野から最新の研究成果をまとめている。
 興味深いのは、表皮にポリモーダル痛み受容器があるという発見である。神経伝達物質の存在やその受容器の存在についても明らかになっており、皮膚が情報処理をしている可能性について示唆している。本書ではさらに一歩踏み込んで東洋医学的なアプローチの有効性についても仮説を示している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:筑摩書房

(掲載日:2012-10-13)

タグ:皮膚 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:賢い皮膚 思考する最大の“臓器”
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:賢い皮膚 思考する最大の“臓器”
e-hon

スプリントトレーニング 速く走る・泳ぐ・滑るを科学する
日本トレーニング科学会

 そもそもスプリントトレーニングとは何かという定義から始まり、生理学・生化学、バイオメカニクス、評価方法、トレーニング計画、傷害予防、栄養、ドーピングなど、多岐にわたるスポーツ医科学的な内容がコンパクトにまとまっている。
 なお、スプリントトレーニングという題名から、陸上競技を連想するが、本書で扱っているのは、陸上競技に限定されない。サッカー、水泳、スキー、スピードスケートなども取り上げられているのが特徴の1つである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:朝倉書店

(掲載日:2012-10-13)

タグ:トレーニング科学 スプリント 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スプリントトレーニング 速く走る・泳ぐ・滑るを科学する
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スプリントトレーニング 速く走る・泳ぐ・滑るを科学する
e-hon

徒手的理学療法
藤縄 理

 全6章で構成され、基本理念、評価の原理、治療の原理について解説した後、部位ごと(脊柱、上肢、下肢)に機能解剖、主な傷害、評価方法とともに、徒手的理学療法が紹介される。実際の動きについても、DVDを用いて動画で繰り返し見ることができ、技術を身につけるうえで役に立つ。
 主に理学療法士へ向けて関節モビライゼーションや軟部組織モビライゼーションなどについて解説したものであるが、各部位に関して自己モビライゼーションや自己ストレッチング方法も紹介されており、参考になる。
 筆者は25年の経験を持ちながら「いまだ修行中の身です」と書いている(序文)。よりよい学びの場を提供したいという思いが結実した書籍である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:三輪書店

(掲載日:2012-10-13)

タグ:理学療法 モビライゼーション ストレッチング 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:徒手的理学療法
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:徒手的理学療法
e-hon

ブレスダイエット 呼吸でやせる!
有吉 与志恵

 本書で紹介されているエクササイズは、呼吸に関するもののみ。モニタリングをして、筋を緩めるためのリセットコンディショニング(指でさする、圧を加えて筋を動かすなど)をして、呼吸の方法を身につけるというシンプルなもの。DVDも付属し、実際の方法について解説されている。用具はエクササイズの前後に行うサイズ測定に必要なものくらいである。
 呼吸の方法をきちんと身につけることで、不要な緊張がほぐれ、姿勢も変わり、心身によい効果が現れてくるそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:呼吸 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:ブレスダイエット 呼吸でやせる!
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ブレスダイエット 呼吸でやせる!
e-hon

幻の東京オリンピックとその時代 戦時期のスポーツ・都市・身体
坂上 康博 高岡 裕之

 題名にある「幻の東京オリンピック」とは、立候補したがリオデジャネイロに開催決定した2016年のものではなく、戦時中の1940年のものである。開催決定までの誘致活動の様子、そして返上に至る過程について、スポーツ社会学的な分析が行われている。
 各地の大規模な運動公園など、さまざまな運動施設はスポーツを行うインフラを担っているが、すでにこの時期から計画・整備が始まっていたことが本書により明らかにされている。オリンピック誘致と連動して、さまざまな変化が起きていること、それが戦後にも大きな影響を及ぼしていることが興味深い。
 そのほかの題材として、都市空間、広告における写真表現、学生野球、集団体操などが取り上げられ、当時どのような動きがあったのかが文献に基づいて立体的に浮かび上がる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:青弓社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:歴史 オリンピック 
カテゴリ スポーツ社会学
CiNii Booksで検索:幻の東京オリンピックとその時代 戦時期のスポーツ・都市・身体
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:幻の東京オリンピックとその時代 戦時期のスポーツ・都市・身体
e-hon

基礎から学ぶ!ストレッチング
谷本 道哉 岡田 隆 荒川 裕志 石井 直方

 本書では、ストレッチングについて6つのカテゴリに分けて紹介されている。30の部位別ストレッチング(静的)、ダイナミックストレッチング、PNFストレッチング、体幹モビライゼーション、コアコンディショニングがNG例などポイントを絞って解説している。
 研究・文献に基づいた、専門的でありながらわかりやすい理論的背景により、仕組みを理解したうえでコツも示されているので、実際に行いやすくなるような工夫がなされている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:基礎から学ぶ!ストレッチング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:基礎から学ぶ!ストレッチング
e-hon

BIOMECHANICS STABILIZATION OFFICIAL BOOK
柳谷 登志雄 安光 達雄 日本スタビライゼーション協会

 本書の特徴は、さまざまなスタビライゼーションのエクササイズ時の姿勢について、筋電図を測定し、画像解析した結果とともに示していることである。
 とくに第3章では、各ポジションのよい例と悪い例を見開きで紹介し、上から写真、スケルトンモデルによる重心位置の解析、2~4つの筋電図グラフの比較により、どの筋がどのように使われているかがわかるように示されている。
 また第4章では、14の筋電図パターンが示されており、動作やアライメントの保持を考えるうえで興味深い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:PCY

(掲載日:2012-10-13)

タグ:筋電図 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:BIOMECHANICS STABILIZATION OFFICIAL BOOK
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:BIOMECHANICS STABILIZATION OFFICIAL BOOK
e-hon

生き残る技術 無酸素登頂トップクライマーの限界を超える極意
小西 浩文

 酸素なしで8,000m超の山を登っていく。そんな生存の限界のような世界で挑戦しているのが著者の小西氏である。本書はビジネスマン向けのシリーズでもあり、仕事でどのような考え方をすることが必要になるかのヒント、という形で書かれているが、これはそのままスポーツにもあてはまる。
 大自然の中、人間の生命はときに無力である。多くの仲間の死という重いものを身近に経験しながら、それでも生きて挑戦していく。小西氏は、常に状況を正確に把握し、自分が行うべきことは何かがはっきりと見えている状況で、チャレンジすべきときにチャレンジするためには直感も働かせているという。
 読み手それぞれが、自らの「困難」に立ち向かい、限界を超えていくために何が必要なのか、道しるべとなってくれる一冊である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:登山 
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:生き残る技術 無酸素登頂トップクライマーの限界を超える極意
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:生き残る技術 無酸素登頂トップクライマーの限界を超える極意
e-hon

すぐに使える即効テーピング
倉持 梨恵子

 テーピングを行う方法を中心としてコンパクトにまとめられた一冊。選手自身での巻き方、部位別、症状別の巻き方がわかりやすい写真を用いて解説されている。
 全体は5つに分かれており、テーピングの基本に始まり、基本の巻き方、部位別テーピング、応急処置、ストレッチ&エクササイズという構成である。紹介されているのは基本的な巻き方であるが、ホワイトテープだけでなく、伸縮テープ(ハードタイプ、ソフトタイプ)、筋肉サポートテープ、バンテージなどが使われている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:池田書店

(掲載日:2012-10-13)

タグ:テーピング 
カテゴリ アスレティックトレーニング
CiNii Booksで検索:すぐに使える即効テーピング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:すぐに使える即効テーピング
e-hon

ゴルフボディをつくるためのストレッチ&トレーニング
菅原 賢

 ゴルフであっても「基本は身体」という考えに基づき、飛距離を伸ばしたい、スライスやフックを直したいといったゴルファーの悩みに、身体のコンディショニングの面からメニューを提案し、カラー写真に注意すべきポイントが丁寧に書かれている。
 このほか、傾斜地やバンカーでのショットの安定性を高めるためのエクササイズ、スイングの再現性を向上させるためのトレーニングについて、そして最後にケガを予防するためのさまざまな方法やセルフマッサージについても紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナツメ社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:ゴルフ 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:ゴルフボディをつくるためのストレッチ&トレーニング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ゴルフボディをつくるためのストレッチ&トレーニング
e-hon

確かなサッカー技術の習得と指導のために インサイドキック応用編
麓 信義

 前作の基本編に続き、インサイドキックのみに絞ったサッカー技術の解説書である。初心者へどのように教えるかという観点から、場面に合ったインサイドキックの使い方、ボールを浮かすキックなど、連続写真を用いて丁寧に解説している。前作に引き続き、基本に忠実であり、それに沿った数々の練習方法が示されている。
 対戦相手がいることを念頭においた練習方法であり、脚を振り回すなどの悪い癖が出ないようにするためにどうすればよいか、言葉を尽くして説明している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:杏林書院

(掲載日:2012-10-13)

タグ:サッカー キック 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:確かなサッカー技術の習得と指導のために インサイドキック応用編
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:確かなサッカー技術の習得と指導のために インサイドキック応用編
e-hon

スポーツ傷害の理学療法
福井 勉 小柳 磨毅

 スポーツ傷害に対して、理学療法的にどのようなアプローチができるかについて、考え方や評価方法、トレーニングがまとめられている。野球やサッカー、水泳、テニスなど競技別のコンディショニングについても詳しく書かれており、各競技に求められる身体的特性がわかる。なお、最終章には地域支援という観点から理学療法士の活動が紹介されており、サッカーや野球、障害者スポーツのほか、パーソナルトレーナーとしても活躍の場があることがうかがえる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:三輪書店

(掲載日:2012-10-13)

タグ:理学療法 
カテゴリ スポーツ医学
CiNii Booksで検索:スポーツ傷害の理学療法
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ傷害の理学療法
e-hon

小・中学生のための走り方バイブル2
伊東 浩司

 四股立ち、肩回しなど、小中学生に向けたわかりやすいエクササイズで、動きの意識を変えることで足が速くなることを目指す。バランスチェックやボール投げ、ラダーやペットボトルによる軽いウェイトを用いたエクササイズも紹介し、どのようにしてレベルアップを図ればよいかを教えてくれる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:カンゼン

(掲載日:2012-10-13)

タグ:走り方 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:小・中学生のための走り方バイブル2
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:小・中学生のための走り方バイブル2
e-hon

これからの健康とスポーツの科学
安部 孝 琉子 友男

 健康科学、スポーツ科学に関して、幅広く16章にわたってまとめたもの。いずれも身近なことを題材としながら、エビデンスが簡潔に示され、まんべんなく基本的な知識や考え方を身につけることができる。
 健康に暮らしていくためにはどのようすればよいかという視点から、運動習慣や肥満、骨の強度、ストレスとの関連などを紹介。また、スポーツについては、パワー発揮、持久力、スタミナ、スキル、栄養、暑熱環境や高地トレーニングなどについて広く取り上げられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2012-10-13)

タグ:健康科学 スポーツ科学 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:これからの健康とスポーツの科学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:これからの健康とスポーツの科学
e-hon

バク転完全攻略本
吉田 哲郎

 側転運動、倒立運動、回転運動、ブリッジという4つのグループにわけ、易しい動きから難しい動きまで、段階的に練習することができる。たとえば側転運動では、「カエルのバタ足」「三角側転」「大きく三角側転」「側転」と進み、「マカコ」へ至る。徐々に回転の角度を縦方向へ変えていき、バク転に導くのである。動きのポイントについても写真を用いて詳しく書かれている。
 動作修得をいわばカリキュラム化していく実例ともいえる。選手の指導にあたる専門職にとっては、目標となる動きができるようにするにはどうすればよいかという点で参考になるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2012-10-14)

タグ:バク転 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:バク転完全攻略本
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:バク転完全攻略本
e-hon

絶対うまくなる!バドミントン
大束 忠司

 オリンピック(アテネ・北京)出場の経験もあり、現在は日本体育大学でコーチとして、またナショナルBチーム男子コーチでもある大束氏が、バドミントンの基本的な動きについて解説している。
 全部で8つのパート、57講座を用いて「シャトルを打つ前に」ということで構え方やウォーミングアップから始まり、さまざまなストレーク、ショットやレシーブ、フットワークやサービスについて丁寧にポイントを示している。
 シングルス、ダブルスそれぞれの戦術やローテーションの考え方、カウンター攻撃についても紹介している。DVDが付属しており、動きを確認することができる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:主婦の友社

(掲載日:2012-10-14)

タグ:バドミントン 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:絶対うまくなる!バドミントン
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:絶対うまくなる!バドミントン
e-hon

いちばんよくわかるストレッチの教科書
山本 利春

 ストレッチングの基本となる考え方について学び、実践することができる平易な「教科書」である。
 部位別にどこの筋肉に対するアプローチなのかについて解剖学的な知識が盛り込まれ、続いてそれを伸ばすためのコツが写真で解説されていく。競技別、また症状別にどのようなストレッチングを行うかについても解説。さらにパートナーストレッチングが紹介されている。
 興味深いのは「あなたのストレッチを大改造!」という欄。陥りがちな間違いについてビフォー&アフター形式でわかりやすく示されている。ストレッチングそのもの以外に、何を準備しなければならないか、知識についてまとめられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:新星出版社

(掲載日:2012-10-14)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:いちばんよくわかるストレッチの教科書
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:いちばんよくわかるストレッチの教科書
e-hon

スポーツのための筋力トレーニング練習メニュー120
有賀 誠司 石井 直方

 トレーニングをどのように行えばよいか、種目の選択やメニューの組み立て方など、コンパクトにまとめた1冊である。
 第1章では「筋力トレーニングの基礎知識」として、Q&A方式でポイントを押さえていく。第2章では「基礎的トレーニング」を45種目紹介。ここまででしっかりと基礎を固めることができる。これをベースに、専門的トレーニング、身体能力アップトレーニングを行っていくことができる。このほか、プログラムの組み方、スポーツ別のトレーニング、ストレッチなどについて紹介している。
 各トレーニング種目のやり方についてはもちろん、その目的は何であるのかに注目しやすい工夫がされている。応用の利く考え方を身につけるために必要な体系的な知識をまとめているため、迷ったときに参考になるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:池田書店

(掲載日:2012-10-14)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:スポーツのための筋力トレーニング練習メニュー120
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツのための筋力トレーニング練習メニュー120
e-hon

なぜヨガをやる女性はすっぴんでも美しいのか?
山本 邦子

 ヨガというと、苦しそうなポーズを取ることが頭に浮かぶ人がいるかもしれない。しかし、ポーズを取ることそのものはヨガの本質ではないというのである。呼吸を整え、心身の調和を図っていくことがヨガであり、それを行いやすくする方法として、さまざまなポーズが伝わってきているのだそうだ。
 タイトルに対して、「姿勢・身体のバランスが整えられ、足裏がいつもきれいだから」「深い呼吸で、余分な力が抜けるから」「身体の中の水を動かすことで新陳代謝がよくなるから」「心と脳を鍛え、常に前向きになれるから」というように、章ごとに答える形で書かれている。人が過度な緊張やこだわりから解放されて、いい表情をみせるとき、女性だけに限らず、美しい「すっぴん」となるのだろう。
 身体と心がいかに密接に関わっているか、スポーツ選手や舞台に立つ人へのサポート経験に基づくエピソードが盛り込まれている。睡眠の大切さ、ウェイトトレーニングを行うことと感覚のずれについてなど、われわれの日々の業務を改めて見直すきっかけにもなる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ワニブックス

(掲載日:2012-10-14)

タグ:ヨガ 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:なぜヨガをやる女性はすっぴんでも美しいのか?
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:なぜヨガをやる女性はすっぴんでも美しいのか?
e-hon

筋トレまるわかり大事典
谷本 道哉

『トレーニングマガジン』誌で連載された内容を集約したもの。前半はトレーニング検定編として三択問題とその解説である。基礎的な問題から、考えさせる問題まで、さまざまな話題が取り上げらている。
 後半はトレーニング・クリニック編としてQ&A方式で質問に答えている。トレーニングをしている中で生まれる疑問について、経験と研究成果に基づいて回答している。コラムの内容も、硬いものから柔らかいものまで多岐にわたっており、興味深い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2012-10-14)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:筋トレまるわかり大事典
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:筋トレまるわかり大事典
e-hon

機能障害科学入門
千住 秀明 沖田 実 松原 貴子 森岡 周

 リハビリテーションに関わる人たちにとって、機能障害こそが治療のターゲットになる、と編者は言う。扱っているトピックは炎症、急性・慢性痛、創傷、靭帯・骨・筋損傷、骨折、麻痺などである。
 機能障害がどのようなメカニズムで発生し、それに対して「現在の治療トピックス」がどういったものであるのかがまとめられている。
 主に理学療法士や作業療法士の学生向けとあり、短い文章で箇条書きのように述べられていて、知識の整理に役立つ。学生だけでなく、身体の構造について知っておかなければならないスポーツ現場の専門職にとっても有用となるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:九州神陵文庫

(掲載日:2012-10-14)

タグ:機能障害 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:機能障害科学入門
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:機能障害科学入門
e-hon

スポーツマッサージ 運動・フィットネス・リハビリテーションのケア
大谷 素明 Sandy Fritz 乗松 尋道 宮本 祐介 八坂 里子 山下 貴士

 Sandy Fritzによる『SPORTS&EXERCISE MASSAGE』の抄訳である。
 1部では、基本的な知識についてまとめ、手の動かし方、リンパドレナージュ、トリガーポイントなど、さまざまな手法が紹介されている。2部では、損傷の一般的分類と部位別損傷について述べられ、どのようなマッサージを行うか、あるいは行ってはならないかがまとめられている。日本では制度上の違いによりできないものもあるだろうが、治療の考え方が興味深い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:西村書店

(掲載日:2012-10-15)

タグ:スポーツマッサージ 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツマッサージ 運動・フィットネス・リハビリテーションのケア
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツマッサージ 運動・フィットネス・リハビリテーションのケア
e-hon

お相撲さんの“腰割り”トレーニングに隠されたすごい秘密
元・一ノ矢

 腰割りとは、相撲の基本動作の1つで、ハーフスクワットのように腰を落としていく動きのこと。いわゆる「股割」とは異なる。ポイントは、つま先と膝の向きが同じで、上体を真っ直ぐにしたまま下ろしていくことである。これにより股関節のスムーズな動きができるようになるそうだ。日常生活の中で気軽にできるエクササイズである。安田登、有吉与志恵、白木仁の各氏とのインタビューも収録。腰割りについて多面的に議論している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:実業之日本社

(掲載日:2012-10-15)

タグ:腰割り 相撲 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:お相撲さんの“腰割り”トレーニングに隠されたすごい秘密
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:お相撲さんの“腰割り”トレーニングに隠されたすごい秘密
e-hon

柔軟性の科学
Michael J. Alter 山本 利春

 500ページ近くにわたり、柔軟性について体系的に網羅したレビューとなっている。原著はScience of Flexibility。全19章を用いて取り上げられている範囲は非常に幅広い。たとえば、柔軟性に影響を及ぼす各因子について検討し、筋線維などの軟部組織の微細構造について、あるいは神経について概観している。さらには、腰と骨盤、ハムストリングスの相互関係(第17章7節)といった、運動学的な視点からの分析もある。柔軟性やストレッチングとの関連で危険性についても述べられており、リスク管理の手がかりにもなるだろう。
 具体的なストレッチングの方法については付章「ストレッチングエクササイズ」として60項目がまとめられているが、本書の主眼はそこではない。柔軟性という身体の要素について考える基盤となる一冊である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2012-10-15)

タグ:柔軟性 ストレッチング 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:柔軟性の科学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:柔軟性の科学
e-hon

ストレッチングセラピー
Jari Ylinen 泉 秀幸

 原著はVenytystekniikatを英訳したStretching therapy for Sport and Manual therapies。原著者はフィンランドの医師で、母国と英国でマニュアルセラピーを学び、帰国後にリハビリテーションと痛みを専門とし、実践している。
 本書は二部構成となっており、理論編とテクニック編に分かれる。理論編では、ストレッチングに関するさまざまなエビデンスをまとめ、研究方法、用語の整理が行われている。ストレッチングを実施するにあたっての理論的背景を確認することができる。テクニック編では、各部位の機能解剖学的な図を示し、どのようにストレッチングするかについてセラピストと患者双方の姿勢とともに写真と矢印でポイントを示している。小さな筋肉の1つ1つも対象としているため、きめの細かい対応をする際に参考になりそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医道の日本社

(掲載日:2012-10-15)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:ストレッチングセラピー
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ストレッチングセラピー
e-hon

バイオメカニクスで読み解くスポーツ動作の科学
深代 千之 川本 竜史 石毛 勇介 若山 章信

 最初に身近な例を用いた問題を示し、それに対する答え、さらに解説という形で構成。スポーツ動作や人体について、バイオメカニクスの立場で読み解いていくが、扱っている内容は広いが理解しやすい。
 本書はバイオメカニクスの考え方をわかりやすく伝えている。序章でスポーツバイオメカニクスの魅力について4項目が挙げられているように、謎が解けたり、意外な発見があったりすることが実感でき、より身近に感じられるようになるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東京大学出版会

(掲載日:2012-10-15)

タグ:スポーツバイオメカニクス 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:バイオメカニクスで読み解くスポーツ動作の科学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:バイオメカニクスで読み解くスポーツ動作の科学
e-hon

「崖っぷち監督」がメダリストを二人生むまで
今村 俊明 宮部 保範 門脇 正法

 タイトルにある「崖っぷち」とは、日本電産サンキョースケート部で監督を務める今村俊明氏である。解任直前まで追い込まれながら、自分しかいないという覚悟を示すことで踏みとどまり、バンクーバーオリンピックでは選手2人をメダル獲得に導いた道のりをまとめている。
 スピードスケートの競技の特色が、映像が浮かび上がってくるような丁寧な情景描写によって描かれている。納得できないスケーティングだったときの悔しさ、熱い闘志、快挙を成し遂げた喜びが、具体的な行動で表現される。監督と選手との距離感や信頼関係についても、さまざまなエピソードを通じて明らかになっていく。
 本人の努力はもちろんだが、選手たちを取り巻く環境や周囲の支えあっての活躍なのであり、それに対する感謝の気持ちが伝わる一冊となっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:KKベストセラーズ

(掲載日:2012-10-15)

タグ:スピードスケート 
カテゴリ スポーツライティング
CiNii Booksで検索:「崖っぷち監督」がメダリストを二人生むまで
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:「崖っぷち監督」がメダリストを二人生むまで
e-hon

バレーペディア バレーボール百科事典
日本バレーボール学会

 バレーボールに特有の言葉として、たとえば二段トスがある。これはブロックでの接触を数えていたときの名残りである。本書では、このようにバレーボールの用語やプレーについて、歴史的経緯を織り交ぜながらまとめている。しかし、コラムやイラストも多く、決して硬い内容ではない。
 トレーニングやコンディショニングに関わる専門職が、未経験の競技でサポートに入る場合、競技特有の表現に戸惑うことがあるかもしれない。本書を読むことでチームで共通認識を持つ助けとなると考えられる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日本文化出版

(掲載日:2012-10-15)

タグ:事典 バレーボール 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:バレーペディア バレーボール百科事典
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:バレーペディア バレーボール百科事典
e-hon

アンチエイジングフィットネス 40歳からはじめる加齢に負けないからだづくり
Marilyn Moffat Carole B. Lewis 福井 勉

 理学療法の立場から書かれたアンチエイジングのためのエクササイズ集である。特徴としては姿勢、筋力、バランス、柔軟性、持久力の要素別に身体の測定・評価ができるように用意されていることが挙げられる。
 これにより自分で自身のフィットネス要素を評価し、エクササイズメニューを選択して実施し、再度評価をすることができる。日常生活の中で気をつけるべき動作のポイントについても助言があり、長く健康的な人生を楽しむための運動を実践するうえで有用なガイドブックである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ラウンドフラット

(掲載日:2012-10-15)

タグ:アンチエイジング 中高齢 運動指導 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:アンチエイジングフィットネス 40歳からはじめる加齢に負けないからだづくり
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:アンチエイジングフィットネス 40歳からはじめる加齢に負けないからだづくり
e-hon

10秒から始める!カッコいい体を作る簡単筋トレ
谷本 道哉

 たとえば自宅や仕事場で、10秒から手軽にトレーニングする「プチ筋トレ」を提案する一般向けの書籍。たとえば電車でのメニューは姿勢を変えずに行うことができ、人目を気にしなくてもよい。「いつでもどこでも」が各メニューの最初についており、どんな状況でもトレーニングをしようという発想には脱帽である。食事やストレッチングについても解説。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:学研パブリッシング

(掲載日:2012-10-15)

タグ:運動 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:10秒から始める!カッコいい体を作る簡単筋トレ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:10秒から始める!カッコいい体を作る簡単筋トレ
e-hon

アスリートのための食トレ 栄養の基本と食事計画
海老 久美子

 アスリートの栄養について、わかりやすく現実的な提案をしてくれるのが本書である。減量・増量、間食、ケガをしたときなど、アスリートが実際に遭遇するような場面が描かれ、それに対して食事の専門家の立場から妥当な選択肢を示していく。
 アドバイスの内容は食事のみに留まらず、生活習慣にも及んでいる。食事というのが、生活習慣の根幹をなすものであり、選手の心身をつくっていくうえでいかに重要であるかがわかる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:池田書店

(掲載日:2012-10-15)

タグ:食事 
カテゴリ
CiNii Booksで検索:アスリートのための食トレ 栄養の基本と食事計画
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:アスリートのための食トレ 栄養の基本と食事計画
e-hon

ジムに通う前に読む本 スポーツ科学からみたトレーニング
桜井 静香

 スポーツクラブ(ジム)に通う際に知っておきたいスポーツ科学の知識がわかりやすくまとめられた一冊。ヨガや水中運動、ストレッチング、ウォーキングなど、基本となる動きが幅広く紹介されている。運動を行うことで、身体にどのような変化が起こるのかについて、筋肉や骨など、日常生活でイメージしやすい形で記述されている。
 トレーニングメニューの紹介は安全性の高いものが掲載されていることからもわかるように、本来はジム利用者が読むことを想定した本である。しかし、ポイントを押さえた簡潔な記述が中心であり、Q&A形式でのアドバイスや運動継続のヒントなどもあるため、トレーニングを指導する立場の方々にとっても役立つ本になるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2012-10-15)

タグ:スポーツクラブ スポーツ医科学 知識 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:ジムに通う前に読む本 スポーツ科学からみたトレーニング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ジムに通う前に読む本 スポーツ科学からみたトレーニング
e-hon

積極的マイナス思考のすすめ スポーツ指導の現場から発信する日本人のストレス耐性を高める新発想
友末 亮三

 積極的という言葉と、マイナス思考という言葉。互いに矛盾しているようにも思える。「積極的マイナス思考」とは、どん底まで落ちてしまった状態であるが、きっかけをつかめば積極的プラス思考に持っていけるというのである。さらに、日本人に合ったストレス耐性を高める方法であるとも。
 また、心身のうち「身」から入ったほうがよい、という「自然体」へと導く方法論が面白い。これが本書を特徴づけている部分であり、題名からは心の問題を扱っていると考えてしまうが、実際には身体のことについても多く扱っている。
 テニスのコーチング経験に基づいた男女の違い、体育会と同好会の気質の違いなど、20章にわたる身体感覚とメンタルの話題が集められており、興味深い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スキージャーナル

(掲載日:2012-10-15)

タグ:テニス 指導 
カテゴリ メンタル
CiNii Booksで検索:積極的マイナス思考のすすめ スポーツ指導の現場から発信する日本人のストレス耐性を高める新発想
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:積極的マイナス思考のすすめ スポーツ指導の現場から発信する日本人のストレス耐性を高める新発想
e-hon

命のカウンセリング
長谷川 泰三

 小学生のころから自分で稼いでいた著者。それは貧困と暴力、一家離散という状況で育ったことによるもの。暴走族に入るなど、荒れた生活を送る。その後、交通事故で車椅子での生活となり、人生に絶望し、自殺しようと東尋坊へ行くが、その旅の中で誰かに必要とされることが、相手にとって迷惑ではなく喜びなのだということに気づいた。一方で友人からの相談に背を向けたことで友人の自殺を止めることができなった、という罪の意識も背負うことになる。その後も度重なる「逃げる」経験を経て、筆者は自殺しようとする人専門のセラピストになった。
 後半部からはグループセラピーを受けているかのようである。心が凍り付いてしまうと、表情が固まり、身体にも影響が出てくるということが実例を通して語られる。他者とのコミュニケーションを取ることに恐怖を感じていたり、きつい状況で「助けて」と言えなくなっている人に対する直接的なアプローチが描かれている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:あさ出版

(掲載日:2012-10-15)

タグ:カウンセリング 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:命のカウンセリング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:命のカウンセリング
e-hon

若さを伸ばすストレッチ
伊藤 マモル

 伊藤氏によると、ストレッチングが苦手になる理由の1つに、ストレッチに関する書籍のモデルが、柔軟性が高いために、写真のような姿勢が取れないことではないかということから、あえて身体の固い人を起用してイラスト化している。
 本書では、わかりやすい言葉や、具体的な例、Q&A方式を用いて、ストレッチングの意味や理論的裏づけ、活用場面に応じたストレッチングの具体的な方法について述べる。
 若さを保ち、より伸ばしていくためのストレッチングということを一般向けにまとめている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:平凡社

(掲載日:2012-10-15)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ ストレッチング
CiNii Booksで検索:若さを伸ばすストレッチ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:若さを伸ばすストレッチ
e-hon

ティーチングピラティス 姿勢改善を目的とした実践ガイド
ジェ-ン・パタ-ソン 新田 收 小山 貴之 中村 尚人

 ピラティスにおいて姿勢をどのようにしてつくるのか、たとえば「チョコレートのかけらが落ちないように」などのユニークな口頭指導の例が紹介されている。
 主にピラティスを指導する方々を対象として、その目的や方法、押さえておくべきポイントを伝えている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2012-10-16)

タグ:ピラティス 
カテゴリ ボディーワーク
CiNii Booksで検索:ティーチングピラティス 姿勢改善を目的とした実践ガイド
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ティーチングピラティス 姿勢改善を目的とした実践ガイド
e-hon

健康とスポーツ
玉川大学教育学部

 本書は、玉川大学の体育教員が授業で使用している資料をまとめ、一般教養としても役立つよう、テキストとして出版したものである。健康やスポーツに関して幅広い項目が採用されており、たとえばフィットネス、タバコや薬物乱用、筋生理学、トレーニング、スポーツ傷害と予防法、救急処置がある。それぞれ簡潔にわかりやすく説明している。玉川大学における体育教育の特徴としてデンマーク体操や体育祭なども取り上げられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:玉川大学出版部

(掲載日:2012-10-16)

タグ:教科書 一般教養 体育 健康 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:健康とスポーツ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:健康とスポーツ
e-hon

未来志向のこころとからだ(NHKラジオテキスト)
山内 潤一郎

 10月から12月にかけてラジオで放送される内容のテキスト。「夢を持って豊かに生きるための身体づくり」のために、「自由気ままに話を進めて」いる。調和、挑戦、確認、運動、休息、行動、環境、未来というように全13回の各タイトルが漢字2文字と、サブタイトルで示されている。内容は、スポーツ医科学に関わる最新の研究トピックを幅広く取り上げており、一般のリスナーにもわかりやすい表現になっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日本放送出版協会

(掲載日:2012-10-16)

タグ:ラジオテキスト 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:未来志向のこころとからだ(NHKラジオテキスト)
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:未来志向のこころとからだ(NHKラジオテキスト)
e-hon

黒人はなぜ足が速いのか 「走る遺伝子」の謎
若原 正己

 ACTN3(αアクチニン3)やACE(アンジオテンシン変換酵素)などの遺伝子のほか、ミトコンドリア遺伝子なども取り上げながら、中・長距離は東アフリカ勢、短距離走はカリブ海勢が強いのはなぜか、を追求している。
 たとえば長距離走についてはケニアのカレンジン地方において「酸素の少ない高所で長時間走る」環境により選択された身体内部の生理学的な遺伝要因に加え、手足の長さなどの形質的な要因が組み合わさって、全体として適応進化したのではないかという推論を述べている。
 多くの研究にあたって丁寧な解説が加えられており、遺伝子とスポーツに関する数多くの話題が紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:新潮社

(掲載日:2012-10-16)

タグ:遺伝子 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:黒人はなぜ足が速いのか 「走る遺伝子」の謎
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:黒人はなぜ足が速いのか 「走る遺伝子」の謎
e-hon

皮膚運動学 機能と治療の考え方
福井 勉

 指を曲げると、内側に皺ができる。伸ばすと内側の皺は消え、関節の反対側に皺がよる。皮膚を引っ張ればある程度伸びる。たとえば直立して側屈をすると、曲げたほうの皮膚には深い皺ができ、反対の皮膚は引っ張られる。このことを基本として、筆者は「これらの運動の変化は皮膚の物理的抵抗だけとは考えにくく、なんらかの神経作用が関わっているように考えられる」と述べているが、全身の関節運動に皮膚がどのように影響しているのかを解説している。
 手技として皮膚を集めてきたり、引っ張りを加えることで、機能障害を受けている関節に対してアプローチができるという。
 徒手的な方法のほか、テーピングによって皮膚を誘導する方法も掲載。シンスプリントや肩関節周囲炎も症例紹介として報告されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:三輪書店

(掲載日:2012-10-16)

タグ:皮膚 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:皮膚運動学 機能と治療の考え方
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:皮膚運動学 機能と治療の考え方
e-hon

「いじらない」育て方 親とコーチが語る遠藤保仁
元川 悦子

 鹿児島県の桜島にあるスポーツ少年団で小さい頃からサッカーをしていた遠藤保仁選手。彼が育った環境について、ご両親や地域のコーチへの丁寧な取材で明らかになっている。何か特別なことをしてきたわけではないというものの、地域ぐるみで子どもたちを育てている様子がよくわかる。練習内容は厳しいものであったというが、自分の子どもであれ、よその子どもであれ、しっかりと向き合う姿勢がのびのびした選手をつくるのかもしれない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日本放送出版協会

(掲載日:2012-10-16)

タグ:育て方 サッカー 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:「いじらない」育て方 親とコーチが語る遠藤保仁
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:「いじらない」育て方 親とコーチが語る遠藤保仁
e-hon

レベルアップする!野球 科学・技術・練習
石橋 秀幸

 野球において、上達するには何が必要かという点で、バッティング、ピッチング、フィールディング、ベースランニングの4パートで野球の基本的なプレーを網羅している。特徴としては、科学、技術、練習という3つの段階を踏んでいることである。最初に科学的な背景を説明し、実際にどのような技術を用いればよいか、さらにその技術を身につけるための具体的な練習法が写真とともに紹介されている。
 たとえば、ゴロを捕球する方法として、科学的に見るという部分ではボールの描く放物線を示し、どこで捕球すべきかを示す。さらに技術を学ぶ、という部分では、グラブが円運動を描くように手を伸ばすということが解説される。これらに対応するような練習方法がさらに紹介され、目的に応じた練習の組み立てができそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:西東社

(掲載日:2012-10-16)

タグ:野球 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:レベルアップする!野球 科学・技術・練習
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:レベルアップする!野球 科学・技術・練習
e-hon

サッカー専用ボディ強化計画
鈴木 章史 三栖 英揮

 サッカーに求められる身体的特性とはどのようなものだろうか。本書は、M's AT projectのスタッフによる「サッカー専用ボディ」をつくりあげるためのトレーニングをまとめている。  冒頭ではパフォーマンスを支えるピラミッド、そしてファンクショナルテストの考え方について紹介。ファンクショナルトレーニング実践として、ドローインから始まる、柔軟性や安定性を高めるための50種類、そしてフィールドトレーニング実践としてすばやく動き出す、減速する、方向転換、跳ぶという4つに対応した26種類が取り上げられている。
 いずれもオーソドックスなエクササイズが中心であるが、最初にポイントを示し、丁寧な解説と豊富な写真でわかりやすく示しているのが特徴である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2012-10-16)

タグ:サッカー 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:サッカー専用ボディ強化計画
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:サッカー専用ボディ強化計画
e-hon

体感して学ぶ ヨガの解剖学
中村 尚人

 理学療法士としてリハビリテーションに関わってきた中村氏。ヨガに出会い、アーサナ(ヨガの姿勢のこと。ポーズ)がその運動指導であり、心身一如の健康法であったということに気づく。ヨガと解剖学の両方を深く知ることで多面的な見方ができるようになり、探求が深まるだろうという。
「太陽礼拝」の動作をチェックとして活用し、さまざまなアーサナを解説するとともに、関連した解剖学的な知識をわかりやすく伝えている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:BABジャパン

(掲載日:2012-10-16)

タグ:ヨガ 解剖学 
カテゴリ ボディーワーク
CiNii Booksで検索:体感して学ぶ ヨガの解剖学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:体感して学ぶ ヨガの解剖学
e-hon

ゆっくりあきらめずに夢をかなえる方法
桧野 真奈美

 短大の卒業を前に、区切りとなるような「これをやった」というものがほしかったーーふとしたきっかけで新人発掘テストを受けてみた。これがすべてのスタート地点となり、日本代表として世界で戦うことになる。この本には、そこに至る過程と、悔しさや楽しさがつまっている。
 そもそも陸上競技で膝を痛めていたため、手術を受け、リハビリテーションという辛い日々から始まり、スポンサー獲得の苦労、コーチングを受ける大変さが描かれている。そして上達していくというスポーツが本質的に持つ楽しさに触れ、真剣に競技に打ち込むようになるという成長の様子もうかがえる。夢をかなえるために必要な明るさや工夫、タフさ、あきらめの悪さは普通ではない。ボブスレーに限らず、さまざまな分野でこの姿勢を見習うことができる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ダイヤモンド社

(掲載日:2012-10-16)

タグ:ボブスレー リハビリテーション 
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:ゆっくりあきらめずに夢をかなえる方法
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ゆっくりあきらめずに夢をかなえる方法
e-hon

図解最先端テーピング術 「巻く」ではなく「貼って」効く!
岩崎 由純

 サブタイトルに「巻く」ではなく「貼って」効く、とあるように、本書で紹介されているのは非伸縮性のホワイトテープではなく、キネシオロジーテープを用いた方法である。部位ごとに、解剖学的な構造を示し、「手首を反らすと痛い」などのトラブルに対して、どのような方法が効果的かについて写真を使って解説している。動きを制限するためのテーピングのほか、リンパの流れを促進するような「リンパテープ」も紹介している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2012-10-16)

タグ:テーピング 
カテゴリ アスレティックトレーニング
CiNii Booksで検索:図解最先端テーピング術 「巻く」ではなく「貼って」効く!
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:図解最先端テーピング術 「巻く」ではなく「貼って」効く!
e-hon

実践 反復性肩関節脱臼――鏡視下バンカート法のABC
菅谷 啓之

之 内視鏡を用いた手術を行うドクター、あるいは術後のリハビリテーションを担当するスタッフ向けの専門書である。治療の歴史、そして基礎として機能解剖や病態、バイオフィードバックに関しての記述、そして診断、治療の方法がまとめられている。
 鏡視下手術の方法については、Bankart病変、合併病変、腱板疎部縫合、骨欠損へのブロック移植などが取り上げられている。「私のアプローチ」という見出しがあるが、これは執筆者の経験に基づき、手術の手技や問題点などが盛り込まれたもの。
 専門医向けではあるが、反復性肩関節脱臼に対して、これまでどのような経緯で手術の方法が確立されてきたか、また今後も技術の進歩が続いていくということがよくわかる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:金原出版

(掲載日:2012-10-16)

タグ:肩関節脱臼 手術法 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:実践 反復性肩関節脱臼――鏡視下バンカート法のABC
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:実践 反復性肩関節脱臼――鏡視下バンカート法のABC
e-hon

読む筋トレ
森 俊憲

 最初は1日5分から、というように筋力トレーニングを勧めている。スポーツ現場向けというよりは、一般向けの書籍である。また具体的なメニューは少なめで、どのようにしてトレーニングを始め、継続させるかという点に多くのページが割かれている。
 しかし、本書はまさに「読む筋トレ」であり、モチベーションを生み出す思考方法を知ることができる。自分の理想とするイメージを明確にし、実現のために目標設定し、それに向かって前進していくというプロセスは、「ボディデザインは自己探求」という言葉に集約されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:扶桑社

(掲載日:2012-10-16)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:読む筋トレ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:読む筋トレ
e-hon

繁盛する治療院の患者の心をつかむ会話術
岡野 宏量

 会話術という題名ではあるが、話し上手になるための方法ではない。治療のプロフェッショナルに求められる会話であり、きちんと情報を収集し、リピートにつなげるためのコミュニケーションの方法を紹介。
 4つの質問(状況質問、問題質問、示唆質問、解決質問)と3つの説明(治療の特徴、利点、利益)を通して、押し売りにならないようにしながら、動機づけを図り、今後につなげる「コンサルティング患者対応」が具体的に記述されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:同文舘出版

(掲載日:2012-10-16)

タグ:治療院 質問 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:繁盛する治療院の患者の心をつかむ会話術
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:繁盛する治療院の患者の心をつかむ会話術
e-hon

スポーツ指導者のためのコンディショニングの基礎知識
山本 利春

 地域スポーツや学校部活動での指導者向けに、コンディショニングの方法についてまとめたもの。腰痛やオスグッド・シュラッター病病などへの対処の方法、医療機関の選び方、入学時の注意点など、身近な話題を丁寧に解説している。全体を通して、選手の自己管理能力を高める方法を探っている。巻末にはトレーニングの現場や講習会などで使うための付録として、応急処置やケガの予防のためのポイントを示す資料が付属している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2012-10-16)

タグ:コンディショニング 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:スポーツ指導者のためのコンディショニングの基礎知識
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ指導者のためのコンディショニングの基礎知識
e-hon

スポーツ・サイキング 勝つためのスポーツ心理学
トーマス・タッコ アンバート・トッシー 松田 岩男 池田並子

「ゲームのフィジカル(身体的)な面の上達をたすける本、つまりバットやクラブ、ラケット、ボール、あるいは棒高跳びのポールの握り方などを教示してくれる本ならたくさんあるけれど、いったいどこに自意識や恐怖や腹立たしさ、挫折のイライラその他、スポーツの遂行を妨げる情動的(エモーショナル)難題のよりよい把握の仕方が示されているだろうか?」(第1章より)
 つまり、この本はスポーツを外から見て、筋力がどうの、テクニックがどうのというのではなく、内から見て、スポーツマンの心の問題を説いたものだ。スポーツ心理学というと難しく聞こえるが、表紙の感じからもわかるように、どのスポーツマンにも面白く読め、指導者にとっても選手管理や士気の高揚などにとても役立つのがこの本である。
 とくにSERP(スポーツ情動反応プロフィール)という自己診断の章(第5章)は実際に試してみる価値がある。
「自分のことは自分が一番よくわかっている」という人もあるだろうが、本当は自分こそ最も不可解な存在かもしれない。心の問題で少しでもひっかかったことのある人にはもちろん、そんなこと考えたこともないという人にもぜひ一読を勧めたい。

トーマス・タッコ、アンバート・トッシー著
松田岩男、池田並子訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:1980-09-10)

タグ:メンタル 
カテゴリ メンタル
CiNii Booksで検索:スポーツ・サイキング 勝つためのスポーツ心理学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ・サイキング 勝つためのスポーツ心理学
e-hon

肩の痛み
Rene Cailliet 萩島 英男

 まず著者の紹介からすると、「訳者のことば」に開業医であり、南カリフォルニア大学医学部リハビリテーション医学講座を担当する大学教授であり、Kaiser病院リハビリテーション部長の任にもあるという。リハビリテーション専門医として著したこの書は、アメリカでベストセラーになっただけでなく日本語版も昨年12月で12刷を数えるほど、多くの人に読まれてきた。訳者の萩島秀男氏は米国リハビリテーション専門医アカデミー正会員であり、わらび診療所(リハビリテーション、ペインクリニック)の設立者かつ所長でもある。
 巻頭の「日本語版出版によせて」によると「このシリーズはリハビリテーション医療の一面を示し、多くの人々を悩ます数多くの障害および痛みを起こす様々な状態に関し、完全治癒でなくとも、改善をもたらす過程の説明を行う目的で書かれたもの」だ。
 とくにアスレティック・リハビリテーションとして書かれたものではないが、肩とはどんなものかを説明する第1章「機能解剖」は、肩をよく使うスポーツマンにはぜひとも目を通しておいてもらいたい。また2章以下、肩に起因する痛みについて、筋骨格系、カフ断裂、癒着性嚢炎、二頭筋腱炎、および断裂、外傷性、また7、8章の肩への関連性:外傷性、神経性その他も、それぞれの悩みを持っている人には、症状の把握に役立ち、その知識は治療過程においてもプラスになることだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医歯薬出版

(掲載日:1980-10-10)

タグ:解剖学 肩 
カテゴリ 医学
CiNii Booksで検索:肩の痛み
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:肩の痛み
e-hon

膝の痛みと機能障害
Rene Cailliet 萩島 英男

 膝の靭帯損傷や半月板損傷で悩んでいるスポーツマンはかなり多いだろう。ジョギング・ブームも膝の障害で悩む人を多く生んだようだ。前に挙げた肩に限らず、中嶋寛之先生が指摘する通り(特集頁参照)、自分の怪我に対する勉強はぜひとも必要である。医者まかせでは、治療もトレーニングも最大の効果を挙げることはできない。まず本人が自分の怪我を理解し、治そうと思わないと、リハビリテーションはなかなか成功しないものなのだ。膝は最も複雑な関節ともいわれているが、それだけに基礎知識をしっかり身につけていることが予防にも治療にも役立つ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医歯薬出版

(掲載日:1980-10-10)

タグ:膝 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:膝の痛みと機能障害
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:膝の痛みと機能障害
e-hon

スポーツ医学の実証 30歳からの自己トレーニング あなたの方法は間違いだらけ
森 健躬

 健康ブームが訪れて久しい。スポーツ人口も増え、それ自体は誠に結構なことである。しかし、科学や医学の正しい認識をもってトレーニングをしている人はまだまだ少ない。この本は、「30歳からの……」とうたっているが、何歳の人にでも読んでいただきたい。著者は、東京厚生年金病院の整形外科部長であり、自らジョギングを行い、学生時代には陸上競技を行っていたという森健躬(もり・たけみ)氏である。
 このページで本書を紹介するのは、得てして新書判のこの種の本は「これであなたも健康に」とか「これを読めばグングン体力がつく」といったニュアンスの表現で読者の目を引こうとするものだが、本書は、あくまでトレーニングにおけるスポーツ医学の重要性を強調し、医師の立場から多くの警告と注意を促し、スポーツを行う人全員に、正しい見識を与えてくれるからである。
「プロローグ」で著者はこう語る。「人体の医学というものは、大変に複雑で、すべてが完全にはわかってはいない。その上に厄介なことに、一人一人の持つ条件も大変違っている。とくに、スポーツの世界では、体の科学の研究が始められたのが、まだ新しいので、トレーニングの科学もまだまだはっきりしていない。そのために、一種の直感でやってきたトレーニングが、たまたまある人にうまく合うと、それが正しい方法と簡単に判断されて、それを他の人にも指導するということが、これまで行われてきた。しかし、それぞれ、体力や能力が違う人に、こんな方法では正しい効果を生むわけはないのだ。それどころか、それこそ合わない人にとっては、“トレーニング”ではなくて“しごき”に過ぎなくなっていたり、体力をつけるどころか、体力をなくすことになってしまう。最近、私達臨床医が病院へくる患者さんをみていると、科学性を無視した間違ったトレーニングによって、体力をこわした人がなんと多いことか!」
 これはスポーツマン全員に関係する発言である。この前書きのあと、第1章「自己トレーニングかん違いの恐さ」で「ランニング中、水を飲むな、は大きな誤解」とか、「うさぎ跳びは百害あって一利なし」とか、「過熱した少年野球の知られざる障害」など20項目にわたり、誤った考えを指摘している。また第2章「この“スポーツ医学”だけは知っておこう」では、「水泳がかえって皮下脂肪を増やす」「テニス肘は無理の証拠だ」「千本ノックは野球を下手にする」など興味深い項目を18並べて解説している。第3章「体を強くするトレーニング術」は、競技選手向けではないがトレーニングのヒントは豊富にある。第4章「この自己チェック法も忘れないこと」ではトレーニング商品の正しい使い方、選び方を述べている。そして最後の第5章ではお医者さんらしく「“応急手当”この方法を知っておけ」と題し、運動中よく起こる怪我に対する応急手当てを簡潔に述べている。「捻挫は冷湿布しすぎると治りが遅い」とか、「つき指は指をひっぱって治すのは大間違い」など、8項目で解説している。
 スポーツ医学の観点からトレーニングについて述べる一般書はほとんどないが、その意味で非常に意義ある本であるといえよう。スポーツ医学をスポーツマンのものとしても定着させるという点でこの種の本がこれから多く世に出されることが望まれる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:青春出版社

(掲載日:1980-11-10)

タグ:スポーツ医学 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツ医学の実証 30歳からの自己トレーニング あなたの方法は間違いだらけ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ医学の実証 30歳からの自己トレーニング あなたの方法は間違いだらけ
e-hon

子どものからだ 科学的な体力づくり
宮下 充正

 副題は「こうすれば科学的に体力がつくられる」といったハウ・ツーを意味しているのではない。体育教育のなかで、科学に基づき、子どもを健全に、発育・発達させようということを広く深くアピールする書である。すでに各紙誌で書評が載せられているので、目を通された人も多いだろう。本書はあとがきによれば『教職研修』(教育開発研究所機関誌)に昭和52年から2年にわたり掲載されたものをUP選書の1冊としてまとめられた。したがって、当初は学校の教師を対象として書かれたわけであるが、通読してみると、ここに述べられ指摘されている問題は、教師に限らず、父兄を含め、諸活動の指導者に大きく関わるものばかりである。受験地獄といわれ、頭ばかり強調され、一方で「落ちこぼれ」などという不快な言葉も取り沙汰されている今日、「近頃の子どもは体力がない」などと大人はどうして他人事のように嘆いていられよう。教師、父兄、指導者はもちろんのこと、誰もが「子どものからだ」について正しい認識を持つ必要性はいくら強調してもしすぎではない。全体を通じ、厳しく鋭い指摘が随所にみられるが、読者はそこに著者の子どもに対する深い愛情を見出さずにはいられないだろう。事実、著者は長年、子どもの野外活動に熱心であり、自ずと本書の説得力も増している。子どもの体育・スポーツに関係する人にはぜひとも一読していただきたい書である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東京大学出版会

(掲載日:1980-12-10)

タグ:子ども 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:子どものからだ 科学的な体力づくり
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:子どものからだ 科学的な体力づくり
e-hon

中年のための草野球健康法
吉松 俊一 佐野 克郎

 いうまでもなく、野球は日本のビッグ・スポーツである。リトル・リーグからプロ野球まで層の厚さは野球王国と呼んでいいほどである。だが、それ以上にいわゆる草野球は盛んであり、草野球人口は膨大である。
 しかし、ジョギング・ブームが多くの障害を生んでいるのと同様、盛んな草野球でも種々の障害が起こっている。とくに普段はあまり運動をしない中高年が週末のゲームで怪我をする例は珍しくないだろう。「健康のために」と始めたことが逆に体を壊すことになってはミもフタもない。そこで日々のトレーニングが必要になるが、著者のいう通り「言うは易く行うは難し」が現実である。そういう人に多くの示唆を与えてくれるのが本書だ。
『草野球健康法』と題された本書は、草野球こそ「生命保険」とし、草野球による健康維持、体力向上を1頁単位で面白くまとめ、自ら「野球狂」と称する著者らしく、つい勝ち方のコツにまで話は及ぶ。それがまた健康法につながっている。プロ野球選手の実例が多いのも特徴で、より興味を持って読める内容となっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:さがみや書店

(掲載日:1980-12-10)

タグ:草野球 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:中年のための草野球健康法
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:中年のための草野球健康法
e-hon

体力づくり手帳1981
窪田 登

 これは書籍ではなく、文字通りの手帳である。だが、ただの手帳ではなく、体力づくりのガイドが前に掲載され、そのガイダンスにしたがってトレーニングをしていき、その日々のトレーニング量を部位別、目的別に記入できるユニークなスペースが日誌形式で1年分(または3カ月分)まとめられている。
 トレーニングは、スタミナ(5種目)、筋力(22種目)、柔軟性(6種目)の3つに分けられ、それぞれ詳しく解説されている。競技スポーツ者向けというよりは、一般人の体力づくり用であるが、使い方によってはスポーツマンにも役立つだろう。
 市販はされていないが、上記に問い合わせれば見本を送ってくれる。企業など、数がまとまれば、企業名を入れてつくってくれるそうだ。日誌による管理は重要であり有効だ。こういう考え方は一般人よりまずスポーツマンが身につけるべきことかもしれない。
窪田 登 監修
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ICインテリジェンス・カウンセル

(掲載日:1980-12-10)

タグ:トレーニング日誌 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:体力づくり手帳1981
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:体力づくり手帳1981
e-hon

トレーニングの科学 パワー・アップの理論と方法
宮下 充正

 本書は「科学をあなたのポケットに」と謳われた講談社ブルーバックスの一冊である。したがって「トレーニングの科学」と題されてはいるが、研究者向けのものではなく、スポーツ選手やスポーツ愛好家(指導者を含む)を対象にして書かれている。
 科学は、現代人のあらゆる生活に浸透し、あまりに科学万能が叫ばれるため、70年代にはその反動も見られた。しかし、ことスポーツに関しては、「科学的」といわれるものの、現場においては、結局科学も経験や精神に一歩譲らねばならないのが現状である。もちろん例外はあろうが、それだけスポーツ科学は、実際には現場に根を下ろすに至っていないといえよう。研究のレベルでは様々な解明が進みつつあっても、その成果が実践の場になかなか生かされないという事情も確かにある。
 そこで求められるのが本書のような科学的基礎知識(とはいっても気軽に読み飛ばせるものではない)と多くの実際的プログラムとともに解説したものである。
 著者である宮下氏は、本誌の読者には連載を通じてすでにお馴染みであろうが、本書の内容は、この連載をもっと一般向けにし、体系立ててまとめたものと考えればよいだろう。章題を列記すると、プロローグ「スポーツの記録は何によってきまるか」一「自分のからだは変えることができる」二「運動を生み出すのは筋肉だ」三「運動を長続きさせる肺と心臓」四「トレーニングの基本的条件」五「ハイ・パワーのトレーニング」六「ミドル・パワーのトレーニング」七「ロー・パワーのトレーニング」八「トレーニングと食事」九「トレーニングと男女の差」十「年齢に応じたトレーニング」エピローグ「中年からのトレーニング」となっている。
 筆者もいう通り「かならずしも科学的トレーニングだけが、良い記録を生み出す万能薬ではない」が、本書に含まれている知識と、そこに示唆されている事柄は、実際にトレーニングを行ううえで、またスポーツ活動全体に多くのものをもたらしてくれることだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:1981-03-10)

タグ:トレーニング科学 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:トレーニングの科学 パワー・アップの理論と方法
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:トレーニングの科学 パワー・アップの理論と方法
e-hon

スポーツ選手のための筋力トレーニング
波多野 義郎 鈴木 秀雄

 この本は元来、米国ユニバーサル社が考案し発売したトレーニング・マシーン、ユニバーサル・マシーンの使用解説のために書かれたものの翻訳である。したがって、大半はユニバーサル・マシーンを使っての運動の解説であるが、その前後にはトレーニングの全体を論じた項が付されており、なぜトレーニング・マシーンが必要なのかが理解しやすく書かれている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ソニー企業株式会社アスレティック営業部

(掲載日:1981-03-10)

タグ:トレーニング 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:スポーツ選手のための筋力トレーニング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ選手のための筋力トレーニング
e-hon

トリム家庭読本 こころとからだの健康づくり
武見 太郎 余暇開発センター

 ブックハウス・エイチディ刊『ザ・スポーツメディスン・ブック』のなかでゲーブ・マーキン博士は「体力作りや試合に備えて体調をベストにするトレーニングは、健康、幸福、長寿のためのトレーニングと同一のものである」と述べている。『トリム家庭読本』と題された本書は、その名が示す通り一般家庭での健康作りをテーマとしているが、競技選手やその指導者が体力作りを考えるうえで大切なことがイラストや図表をふんだんに使って分かりやすく解説されている。たとえば、第2章の「持久力をつけよう」では、エアロビクス理論を中心にトレーニング時の望ましい心拍数(ターゲット・ゾーン)の説明や、第3章中の「トレーニング中のチェック」、第7章の「栄養のトリム」は、どのスポーツマンにも基礎知識として必要なものばかりである。「体力」を科学的にとらえ、効果的にその向上を考えるなら、基礎を正しく理解しておくことがそのスタートとなる。科学的となると難解な図表が並び、文章を読んでも専門的用語に満ちて、一般読者にはとっつきにくい傾向があるが、高度な内容がよく噛みくだかれているのが本書の特徴である。
 こういう書を通じて、体力に関する正しい知識が家庭内に入っていくことは、とても大切なことであり、また望ましいことである。

武見太郎総合監修、(財)余暇開発センター編集
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ぎょうせい

(掲載日:1981-06-10)

タグ:運動処方 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:トリム家庭読本 こころとからだの健康づくり
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:トリム家庭読本 こころとからだの健康づくり
e-hon

スポーツ・コンディショニング
窪田 登 上田 雅夫

 今日はコンディションがよいとか、どうもコンディションが悪くてとか、とかくスポーツマンはコンディションという言葉をよく用いる。その場合、どうも体がだるいとか、いつもより力が出て体も軽いとか感覚的に体調をとらえていうことが多い。筋力、柔軟性、持久力、スピードなど体力の要素を細かくチェックして、その総体の状態をコンディションというわけだが、この本では「選手が体力を調整したり高めていくためのトレーニング」をコンディショニングとし、コンディショニングの総論から入り、筋力トレーニング、スタミナ・トレーニング、柔軟性トレーニング、スピード・トレーニングのそれぞれに関する理論と方法を多くの写真を用いて示している。
 スポーツマンにとって嬉しいことに、野球、テニス、バレーボール、ゴルフ、水泳についての個別のコンディショニング・プログラムを詳しく述べた章もある。
 さらに、本書の特徴のひとつとして、心理学者の上田氏が第9章「メンタル・コンディショニング」を執筆、スポーツマンの心理面に興味深く触れている。なかでも人間関係について述べられた部分は、コーチと選手、あるいは選手間の交流を考える意味で考えさせられる。「親のこころ」「成人のこころ」「子どものこころ」の3つで構成されるという自我の話は、コーチには必読である。
 このように、スポーツ・コンディショニングについて総合的にとらえ、細かく解説する本書は、コンディショニング・プログラムを効果的、合理的に作成し、うまく実行していくうえで恰好の書となる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:時事通信社

(掲載日:1981-06-10)

タグ:コンディショニング 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:スポーツ・コンディショニング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ・コンディショニング
e-hon

やる気の心理学
宮本 美沙子

 この本はとくにスポーツマンのために書かれたものではない。どちらかといえば、子どもを相手にする先生や親が読めば得るところは一層大であろう。しかし、とかくやる気が問題とされるスポーツの現場に携わる人にとっても、貴重な示唆に富んだ書である。
 我々は「やる気がないから駄目なんだ」とか「あいつはやる気があるからどんどん伸びる」というように「やる気」という言葉をわかったつもりで容易に使っている。しかし、ではそのやる気を出させるためにはどうすればよいか、あるいはやる気がないというのはどういう状態なのかを理解するのは容易なことではない。やる気を出させるのも指導者の役割のひとつとすれば、「やる気のないのは駄目」と決めつけるのは一種の怠慢になるだろう。
「このように、実在の『やる気』のある人というのは、やさしさもユーモアもあり、おとなしいが生き生きとしており、仕事を楽しみ、かつ、現実的な悩みもあり、人の承認も求めるような、喜怒哀楽に満ちたナマ身の人たちなのである。『やる気』というのは、常識で考えるような積極性やたくましさだけでなく、もっと静かで慎重な面も伴うのである。」と述べる著者は、やる気の仕組み、やる気の発達、やる気と人格特性、やる気と性格、やる気と学校生活、自己実現とやる気といった章題で、やる気を分析し、やる気の本質に近づいていく。
「学習においても遊びにおいても、ただ漠然と『やる気』だけをもつのではなく、こうすればああなるかな、などと、あれこれ思いをめぐらせ、想像力豊かにイメージをもち、『やり遂げる』ための見通しをもつことが大切」「『やる気』になるにはまず感情がゆすぶられることが必要」「どうも日本の社会では、ミスをしない人、失点のない人のほうが起用され易いようである」など、スポーツ関係者にも興味深い叙述は数多く見られる本書は、少し学問的に過ぎるところもあるが、愛情に満ちた筆致に、指導者は多くの点を学び取ることができるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:創元社

(掲載日:1981-07-10)

タグ:モチベーション やる気 
カテゴリ メンタル
CiNii Booksで検索:やる気の心理学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:やる気の心理学
e-hon

ランニング・ガイドブック1981
ランナーズ編集部

 月刊誌『ランナーズ』の増刊号である。ランニング専門誌が編集しただけあって、実際に役立つランニング情報が満載されている。ほぼ半分の頁を割いて「最新シューズ情報」を初め、シューズ、ウェア、小物、計器などランニングに必要な用品をカラーでカタログ化しているのは、商品知識を得、選ぶうえでとても役立つ。また残り半分は資料頁で、ランナーにとって知りたいことが網羅されている(例:陸連の登録、全国縦断推薦コース、国外・国内ランキングなど)。最後にシューズのブランド別サイズ表が実物大に載せられているので、自分の足を合わせれば、どのブランドなら何号かがすぐわかる。こういう親切さは、この種の本の生命ともいうべきものである。
 自ら走る人たちが編集したということがガイドブックとして質の高さと実用性の両者を兼ね備える要因となっているといえる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ランナーズ

(掲載日:1981-07-10)

タグ:ランニング 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:ランニング・ガイドブック1981
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ランニング・ガイドブック1981
e-hon

ランニングへの招待
有吉 正博

 ジョギング・ブーム、ランニング・ブームは、ブームとしては下火かもしれないが、走りつづける人が増え、各マラソン大会の出場者も増える一方である。ブームは新しいうちをとらえる言葉であり、定着したとき、世の中は次のブームを求めているだけといえるだろう。だから、これからジョギング、ランニングを始めようとする人があとをたたないのも当然であり、何よりもブームの定着を証明するにほかならない。
 本書はそういう「走り出そう」とする人のためのガイドブックである。走ることはリラックスすることと切り離せないが、この本は自らもランナーである著者が、まさにジョギングをするようにリラックスしてその楽しさ、方法、注意事項を興味深く書き綴ったものである。著者は、中学からずっと陸上競技を続け、大学時代は4年連続箱根駅伝を走り、現在も毎朝10kmほどのランニングを欠かさずといったランニング生活と並行して、東京教育大学体育学部、同大学院、助手、講師、助教授と学問上のキャリアも積んでいる。面白いのは研究する立場だけでなく、研究された経験も豊富に持っている点で、生理学上のランナーのためになる事柄を楽しく語ってくれる。
 入門書であるから、初心者が知りたいことのほとんどは網羅されている。ホイジンガの『ホモ・ルーデンス』や貝原益軒の『養生訓』、三島由紀夫の『葉隠入門』などの書からも引用をたくみになし、より興味深く読み進めるようになっている。「さあ、走るぞ」という肩肘張った姿勢より「オレも走ってみるかナ」という軽い気持ちで読むほうが、ランニングの世界により強く誘われるかもしれない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ランナーズ

(掲載日:1981-08-10)

タグ:ランニング 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:ランニングへの招待
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ランニングへの招待
e-hon

アスレチック・トレーニング入門 スポーツ傷害の管理
R.J.Carey G.D.Reinholtz J.W.Schrader M.J.Smaha 小林 義雄 波多野 義郎

 月刊トレーニング・ジャーナルでの特集頁その他でトレーナーの重要性については何度も触れてきているが、体育、医学両面において十全な知識と技術を持ち合わせたトレーナーが日本にはまだまだ少ないのも事実である。そして、いわゆるトレーナー学を学ぼうとしても体系立てられた信頼のおけるテキストがないことも、逆にトレーナーの側から再三指摘されている。
 その現場での要求をかなり満たすと考えられるのが本書である。原書はNATA公認トレーナーが学生指導用にまとめたトレーナー志望者のための自己研修用教則本である。全体はたとえば「83. 捻挫は、関節を安定させている靭帯の引っ張りもしくは完全な裂離をともなう関節傷害である。」という記述のあと「靭帯の裂離もしくは引っ張りを__とみなす。」という欄があり、右欄にその解答として「捻挫」とある。こうして読み進み、自分でチェックすることで覚えていくわけだ。この項目数、実に1838に達する。知識を身につけるとともに、アメリカの学生トレーナーがどれほど勉強するかを知ることもできる。もちろん知識だけではなく、併せて経験をも積まなければならないが、そのよき教則本として大いに利用活用できるだろう。

R.J.Carey, G.D.Reinholtz, J.W.Schrader, M.J.Smaha
小林義雄、波多野義郎訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ソニー企業株式会社アスレチック営業部

(掲載日:1981-08-10)

タグ:スポーツ医科学 アスレティックトレーニング 
カテゴリ アスレティックトレーニング
CiNii Booksで検索:アスレチック・トレーニング入門 スポーツ傷害の管理
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:アスレチック・トレーニング入門 スポーツ傷害の管理
e-hon

基礎運動学
中村 隆一 斉藤 宏

 先月号から月刊トレーニング・ジャーナルでもラインハルト・ジーゲル氏によるキネシオロジーの連載が始まっているが、より理解を深めるテキストとしてお勧めする書である。キネシオロジーについて第1章で「これは人間の運動を研究・分析する学問であり、解剖、神経、生理、物理および心理学などの基礎的な科学の知識を総合した応用科学である」と述べられている。したがって、いきなりキネシオロジーに入ることはできないということになるが、体育学を学んだ人や、体育・スポーツに深い関心を持ち様々な書を読んできた人には、この本は大いなるものをもたらすことだろう。わかりやすく美しいイラストも豊富だし、基礎を学ぶ上で絶好の書である。
「最近は運動学を学ぶことによって、正常な人間の運動についての法則と知識を得て、これを応用して障害された運動機能の回復や異常姿勢の矯正、またスポーツ関係ではトレーニングの方法とかパフォーマンスの向上などに活用されている」と述べられている通り、スポーツの指導者にはぜひともこの分野に目を向けていただきたい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医歯薬出版

(掲載日:1981-10-10)

タグ:キネシオロジー 運動学 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:基礎運動学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:基礎運動学
e-hon

じょうずになろう およぐこと
宮下 充正 加古 里子 武藤 芳照

 月刊トレーニング・ジャーナル連載「水泳の医学」の執筆者である武藤氏が文を書き、工学博士であり技術士でもあり、絵本の作品も多い加古氏が絵を担当、そしてお馴染みの宮下氏が監修といった三拍子揃った制作陣による絵本である。しかし、絵本とはいっても内容は科学的であり、絵を楽しみながら「およぐこと」に関する理解を深め、泳げない人は泳ごうという気持ちに、泳げる人は子どもをこうして教えようという気持ちにさせる。つまり、大人でも十分読める本となっている。とくに指導者には「すいえいのこうか」の頁や「すいえいれんしゅうのやりかた」「およぐときのちゅうい」などの頁のほか、宮下氏の「解説」をよく読んでいただきたい。
 水泳は誰にでも楽しめるスポーツであり、いざというときには人を助け、自らを助けるものである。また、最近は単なるスポーツとしてではなく、障害者や妊婦のための水泳も盛んに行われるようになってきた。
 水泳については誰でもよく知っているように思うだろうが、子どもと一緒にこの本を読めば、改めて教えられること、気をつけねばならないことなどがいくつもあることを知るだろう。
 付け加えれば、宮下、武藤両氏とも水泳部に属してプールで泳ぎ込んだ人であり、現在も日本の水泳界の指導者として活躍されている。なお、この本は「じょうずになろうシリーズ」の1冊で、続刊として「じょうずになろう なげること」「じょうずになろう うつこと」などが予定されている。

宮下充正監修、加古里子絵、武藤芳照文
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:評論社

(掲載日:1981-10-10)

タグ:水泳 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:じょうずになろう およぐこと
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:じょうずになろう およぐこと
e-hon

ストレッチ体操
安田 矩明 小栗 達也 勝亦 紘一

 NHKテレビの「スポーツ教室」でストレッチングを紹介した安田、小栗氏らがまとめたもの。基本25種のストレッチング、二人組のストレッチング、動きづくりの運動から成る。動きづくりの頁はストレッチングと直接関係ないが、準備運動とストレッチングの結びつけとして興味深い。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1981-11-10)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ ストレッチング
CiNii Booksで検索:ストレッチ体操
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ストレッチ体操
e-hon

ストレッチング
小林 義雄 竹内 伸也

 月刊『陸上競技』でストレッチングを紹介してきた小林、竹内両氏によるもの。海外の文献に詳しい両氏らしく、理論的にしっかりしている。二人組でやるより1人でやるほうが効果的だろうという考えには、小誌も同感で、ボブが初版では2人組を入れていたのを、改訂版(翻訳書『ボブ・アンダーソンのストレッチング』の底本)では外しているのもそのためと思われる。運動生理学に通じる両氏らしい書。全頁ストレッチングに関する記述、解説から成る。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:1981-11-10)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ ストレッチング
CiNii Booksで検索:ストレッチング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ストレッチング
e-hon

スポーツ人間のための ザ・ストレッチング
吉松 俊一

 月刊トレーニング・ジャーナルにも連載中の整形外科医吉松氏によるもの。整形外科医らしく筋肉から入り、種目別ストレッチングでは障害を起こしやすい部位を挙げているのが親切であり、利用価値が高い。この種目別ストレッチングの頁がメインだが、現代病のストレッチングもあり、この点も医師らしい視点といえよう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:CBS・ソニー出版

(掲載日:1981-11-10)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ ストレッチング
CiNii Booksで検索:スポーツ人間のための ザ・ストレッチング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ人間のための ザ・ストレッチング
e-hon

ボブ・アンダーソンのストレッチング
ボブ・アンダーソン 堀居 昭 月刊トレーニング・ジャーナル編集部

 月刊トレーニング・ジャーナル編集部 何度も紹介してきたから、今更付け加えることもないが、他書と比較して違う点を述べておきたい。まず、全頁ボブの奥さんであるジーンによるイラストとともに説明されていること。他書は写真が主である。そしてそのイラストには伸展される部分が点々で記されていてわかりやすい。次に、ボブ自身の体験がベースになっており、ストレッチングを体系づけた最初の人らしく、人柄がしのばれる書となっている。健康に楽しく生きたいという気持ちが底にあり、自分の身体が硬く弱くなったという自覚からスタートしているので、非常に説得力がある。
 あまり自画自賛するのもどうかと思うが、一番大切なのは正しい方法を学び、自分でやってみて、やり続けることである。流行現象としてみる愚だけは避けたい。ストレッチングをひとつの刺激として準備運動再考も望まれる。

ボブ・アンダーソン著、堀居 昭訳、月刊トレーニング・ジャーナル編集部編
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ブックハウス・エイチディ

(掲載日:1981-11-10)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ ストレッチング
CiNii Booksで検索:ボブ・アンダーソンのストレッチング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ボブ・アンダーソンのストレッチング
e-hon

実践コーチ教本 コーチのためのトレーニングの科学 スポーツ医学 スポーツ人間学
松井 秀治 黒田 善雄 勝部 篤美 粂野 豊 日本体育協会

実践コーチ教本
1 コーチのためのトレーニングの科学(松井秀治編)
2 コーチのためのスポーツ医学(黒田善雄編)
3 コーチのためのスポーツ人間学(勝部篤美・粂野豊編)

 コーチに必要な知識を全3巻にまとめたもの。最近アメリカではコーチにも資格制度が必要ではないかとの論議がなされているが、若年層の指導に当たる人が、スポーツ医科学の基礎知識を身につけていることは当然要求されることである。トレーナー制度の確立しているアメリカとはいえ、トレーナーやドクターがついているチームは、全体から見ればまだまだほんの一握りである。中学、高校ではトレーナーがついているほうが珍しいといってよいだろう。
 その点、日本も同じである。それだけに指導者が負っている責任は大きい。近視眼的勝利至上主義ではなく、長く一生の問題として、スポーツを指導する立場の人にはとくに読んでいただきたい書である。
 参考文献も豊富に掲載されており、その分野でさらに知識を深めたいとき便利である。忙しくてとても読んでいる暇がないという人も、座右の書として、必要時に取り出して読めるよう使いやすく編集されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1981-12-10)

タグ:スポーツ医科学 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:実践コーチ教本 コーチのためのトレーニングの科学 スポーツ医学 スポーツ人間学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:実践コーチ教本 コーチのためのトレーニングの科学 スポーツ医学 スポーツ人間学
e-hon

身体障害者のためのスポーツ指導 身体不自由編 視覚・聴覚・言語障害編
大阪市障害更生文化協会

身体障害者のためのスポーツ指導 身体不自由編
身体障害者のためのスポーツ指導 視覚・聴覚・言語障害編

 身体障害者のスポーツは、リハビリテーションとしてのみならず、広く楽しむスポーツとしても行われるようになってきた。ここに紹介する2冊は、「市民スポーツの指導者が積極的に障害者を受け入れ、みんなの中で、いっしょにスポーツの指導をすすめていくための資料として」作成されたものである。
 発行所である大阪市身体障害者スポーツセンターは、昭和49年、在宅の身体障害者のために、家族ぐるみで気軽に利用できる総合的スポーツ施設として開設されたもので、開館4年半で利用者は延べ50万人にのぼるという。その4年半の事例を中心にまとめられているが、「あとがき」にある通り、「身体障害者が一市民としてみんなのスポーツの輪に入れることを願って、市民スポーツの指導者と養護学校のみならず、すべての学校の先生方に参考としていただきたい」ものである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大阪市身体障害者スポーツセンター

(掲載日:1981-12-10)

タグ:運動指導 身体障害者 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:身体障害者のためのスポーツ指導 身体不自由編 視覚・聴覚・言語障害編
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:身体障害者のためのスポーツ指導 身体不自由編 視覚・聴覚・言語障害編
e-hon

テーピング
鹿倉 二郎

 今さら紹介するまでもない鹿倉氏の待望の書。現在日本でただ1人のNATA公認トレーナーの鹿倉氏らしく、テーピングをテクニックだけで捉えず、常にトレーナーの仕事の一環という視座を失わず述べている。その意味でトレーナーのひとつのテキストとしても重宝だろう。全体は大きく3つに分けられ、パート1基礎編でテーピングの概論、パート2実践編で足から始まり指に至るまでの部位別、目的別テーピングを解説、パート3アスレチック・トレーニングではトレーニング、コンディショニング、リハビリテーションなどについてよく整理し分かりやすく述べている。全頁2色刷で要点が明瞭であるのも親切である。
 これまでテーピングの本は何冊か出されているが、多くは巻き方の説明が中心で、なぜそうすべきなのかということについては、あまり触れられていない。本書では各部位の具体的テーピングに入る前に構造と働きを説明し、その部位に多い傷害についても述べている。テーピングは巻く技術以上にこういった知識が必要であることはいうまでもないが、その点で優れた内容となっている。なんとなくテーピングを覚えたつもりでテープを使っている人には、ぜひこの書を読んでいただきたい。本誌読者に強く勧める所以である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:1982-01-10)

タグ:テーピング 
カテゴリ アスレティックトレーニング
CiNii Booksで検索:テーピング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:テーピング
e-hon

プレイ・ザ・ボルグ
ビヨン・ボルグ 後藤 新弥

 プロ・テニス界のスーパー・スター、ボルグがこれまでの技術書の説かれてきた理論にぶつけ、自己流テニスの真髄をフランクに述べた書。自分の個性を見つけ、自分に合ったテニスをしよう、そして何よりも楽しむことと、テニスというゲームへ誘う。傑出した人は単純明快に物を語れるが、このボルグもその例といえる。テニス関係者のみならず、誰もがスポーツに心を開けるその糸口を与えてくれる書である。

ビヨン・ボルグ著 後藤新弥訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:1982-01-10)

タグ:テニス 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:プレイ・ザ・ボルグ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:プレイ・ザ・ボルグ
e-hon

歩くだけで健康になる
主婦の友社

 本誌(月刊トレーニング・ジャーナル)でもかつてアメリカでのウォーキング・ブームについて紹介したが、日本でも歩くことが注目され始めた。もちろんそれ以前に歩くこと、ウォーキングを実践する人は多かったが、医科学的な目が向けられたのは最近のことといってよいだろう。本書は、その歩くことも医科学の専門家の協力のもと、歩くことの科学をわかりやすく説明、さらに実際に歩くことで成人病を治した体験集(ドクターメモつき)と全国のコースガイドを加え編集されたものである。執筆・協力者として小野三嗣、小林太刀夫、黒木良克、中島寛之の著名な専門家たちを初め、日本歩け歩け協会、日本万歩クラブなど実践者も多い。なんとなく体調がすぐれないが、走り出す意欲もない人には、格好のガイドブックだし、成人病を抱えている人には、歩くという運動で健康を取り戻した人の体験談は大いに参考になるだろう。スポーツの基本であるというより、人間の営みの基本である「歩くこと」を本書を通じて学ぶのも意義深いだろう。自然に行っていることを私たちは意外に理解していないものである。

主婦の友社編
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:主婦の友社

(掲載日:1982-01-10)

タグ:ウォーキング 歩行 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:歩くだけで健康になる
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:歩くだけで健康になる
e-hon

運動処方 健康と体力つくりのために
M・ポラック J・ウィルモア S・フォックス 広田 公一 飯塚 鉄雄 中西 光雄 石川 旦

 いずれも著名な3人の専門家が、最新の運動・スポーツ科学の成果を、一般の人々に理解しやすいようにとの目的で著した書である。
 運動処方については、ケネス・H・クーパーのエアロビック理論以来飛躍的な発展を遂げてきたが、本書は、そうした理論を基礎として個人の運動プログラムをつくるための総合的な知識を得る上で格好のテキストといえるだろう。
 第1章では、まず現代人の生活様式からくるいわゆる「運動不足病」について平易に解説。さらにその対抗策として個人別運動プログラムの必要性を説いている。第2章では、「運動、健康の保持及び運動能力に関する研究成果」についてこれまでの多くの研究結果をまとめている。続く第3章では、医学的適性検査及び体力測定についての説明と実際的な方法を解説し、第4章で具体的な運動処方について述べている。また、第5章の「心臓疾患患者のリハビリテーション」は病院や学校などにおいても十分役立つものだし、第6章「運動と栄養」、第7章「特別留意事項」は、日常出くわすさまざまな問題についてのきめ細かな指針となっている。
 一般の人々だけでなく、体育・スポーツの指導者にもぜひ読んでいただきたい書である。

M・ポラック、J・ウィルモア、S・フォックス共著
広田公一、飯塚鉄雄、中西光雄、石川旦共訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:1982-03-10)

タグ:運動処方 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:運動処方 健康と体力つくりのために
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:運動処方 健康と体力つくりのために
e-hon

勝つための投球術
トム・シーバー 吉松 俊一

 偉大なスポーツ選手が必ずしも優れた指導者や理論家であるとは限らないものだが、その両者の資質を確実に兼ね備えているといえるのがトム・シーバーであろう。そのトム・シーバーが、自らのピッチング論を平易に説き明かしているのが本書である(訳は月刊トレーニング・ジャーナルの連載「野球の科学的トレーニングについて」でお馴染みの吉松俊一氏が担当)。
 彼の理論家たる所以は、この本が初心者にとっても十分納得のいく指導書になっていることで、読者は彼の有益な体験を知るとともに自然とピッチングの基本を会得することだろう。そしてピッチングがただ投げることばかりでなく、チーム・プレーの1つであることや精神的・肉体的な自己管理がいかに大切かなど多くのことを学ぶだろう。自伝としても面白い。

トム・シーバー著、吉松俊一訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:1982-03-10)

タグ:野球 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:勝つための投球術
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:勝つための投球術
e-hon

解剖学アトラス
Kahle Leonhardt Platzer 越智 淳三

 カラーで色分けされ、解剖学をこれから学んでいこうとする人にも非常にわかりやすく説明された書。本文と図が同じページに配置されているので読みやすいうえ、図の説明番号が下欄に抜き出してあり、日本語と英語(またはラテン語など)の部位名も併記してある。
 また、解剖学ばかりでなく、キネシオロジー的な説明図も入って、これからのスポーツ科学を学んでいこうとする人には、ぜひ座右の書としてほしい書である。価格もこの種の本としては求めやすい値段である。イラストも美しい。

Kahle, Leonhardt, Platzer共著、越智淳三訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文光堂

(掲載日:1982-03-10)

タグ:解剖 
カテゴリ 医学
CiNii Booksで検索:解剖学アトラス
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:解剖学アトラス
e-hon

ランニングと脳 走る大脳生理学者
久保田 競

 新聞・雑誌などで話題を呼んでいる本だ。もちろん、その背景にはジョガーやランナーの人口増加、それを支える健康を願う気持ちがあるのは事実だが、本書の場合、副題にもあるように著者が大脳を専門とする学者であること、その著者が自ら走ろうと決め2年で体重が23kg減少するに伴い、心身に様々な変化が現れたのを学問的に考えていること、そして走ろうと思ったそのきっかけが、同じ年齢の人なら多くが思い当たるフシがあることなども、話題を呼んでいる要素であろう。そのきっかけとは、テレビに出た自分の顔が異様にふくらみ、脂肪太り、運動不足の顔であること、とても知的活動をしている人の顔ではないことを発見したことだった。
 運動不足が顔を変えてしまうのと逆に、運動が顔を変えるのは、経験的に知る人も多いだろう。著者は、顔にとどまらず、体重はもとより、精神的な面、性格も確かに変わったと感じている。そのほか、ランニングで食欲が減ることに関しセロトニン説を出したり、ランナーズ・ハイについて論じたり、経験に基づいた学問的アプローチが繰り広げられる。それがランニング書としてもスポーツ書としてもユニークでかつ非常に興味深い一冊といえる所以となっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:朝倉書店

(掲載日:1982-06-10)

タグ:ランニング 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:ランニングと脳 走る大脳生理学者
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ランニングと脳 走る大脳生理学者
e-hon

スポーツのケガ+疲れ これだけで防げる、治せる
中嶋 寛之

 関東労災病院スポーツ整形外科部長としてつとに著名な中島寛之氏がまとめた書。長くスポーツ医療に携わってきた経験と実績をもとに、スポーツマンのために、現場ですぐにでも活かせるように書かれている。「スポーツ整形外科」が誕生したとき、どうしてこれまでなかったのかという声も聞かれたが、本書に関しても同様、どうしてこういったわかりやすく適切にまとめられた、いわば現場でのスポーツ医学書がなかったのだろうかと思わざるを得ない。どのチームにも、またスポーツを行うどの家庭にも必要な書である。
 全体は大きく次の3つに分かれている。

「スポーツのケガ あとで泣かない最新応急処置」
 RICEから始め、筋肉と骨についての最低必要な知識と、よくある9つのケガの手当てと治療、リハビリテーション、テーピングなどに関する章。

「ケガを防ぎ疲れをとるストレッチング&スポーツマッサージ」
 ストレッチングとスポーツマッサージの基本をわかりやすく説いた章。種目別プログラムもある。

「スポーツ別ケガと傷害の予防のポイント」
 各スポーツで起きやすいケガと障害についてポイントを簡潔にまとめた章。

 読者にとって嬉しいのは、各章がスポーツマンの立場で書かれていることである。特に「よくある9つのケガの手当て」の項では、症状、応急手当て、リハビリテーションと再発予防など、スポーツマンがもっとも気になるポイントが述べられている。こういった書で適切な判断と処置を学ぶことで、十分力を出すことができるのである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:主婦の友社

(掲載日:1982-08-10)

タグ:スポーツ傷害 
カテゴリ スポーツ医学
CiNii Booksで検索:スポーツのケガ+疲れ これだけで防げる、治せる
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツのケガ+疲れ これだけで防げる、治せる
e-hon

水泳と健康 医者からのアドバイス
ジェームス・T・アラダイス 矢野 成敏

 月刊トレーニング・ジャーナルで武藤芳照氏が連載「水泳の医学」(単行本としてブックハウス・エイチディより刊行)で水泳の医学面を述べられたが、本書は1972年にイギリスで出された、医師でありコーチでもある著者によるものであり、訳者もまた医師でありコーチで、かつ日本水泳連盟科学技術委員である。
 健康とは心身両面から成るものであるが、本書は「第I部からだ」「第II部こころ」の2つに分けられ、両面からスイマーへのアプローチがなされている。
 第I部では感染症、月経、貧血、筋肉痛、平泳ぎ膝などスイマーによくある障害について、原因・症状・治療・予防・水泳(泳いでよいかどうか、泳ぐならどうするか)の5項目別に述べられているほか、肥満症、アルコール、喫煙、日射病、ストレス、練習時間などについても有意義なアドバイスが加えられている。
 第I部が医師としての立場を中心に書かれているとすれば、第II部はコーチとしての立場から書かれているといえよう。「トップクラスのコーチのすばらしい特徴は、その人の個性である」「優秀なコーチとしての理想的な性格というものはない。(中略)だがそのコーチたちに共通で目立つ点は、スイマーに普通の身体的障害をのりこえさせるような何か電撃的なものを注入する能力である」けだし名言が続く。著者の温かい洞察力が光る書といえる。

ジェームス・T・アラダイス著 矢野成敏訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:績文堂出版

(掲載日:1982-08-10)

タグ:水泳 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:水泳と健康 医者からのアドバイス
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:水泳と健康 医者からのアドバイス
e-hon

スポーツ外傷カラーアトラス
J.G.P.Williams 中嶋 寛之

 スポーツ医学全般に対し、現場、すなわち監督、コーチ、トレーナー、選手をはじめ一般人における関心は以前に比してはるかに高まっている。ケガは即座に戦力の低下につながるだけでなく、最悪の場合、そのスポーツへの復帰も望めない。さらには日常生活への支障も生む。常に向上を目指し極限まで体を酷使する競技スポーツ、また健康を求め、楽しみも含む一般人のスポーツにおいても、スポーツ医学の基礎知識なくして、プレーもコーチもできなくなってきたのである。それはまた当然のことである。
 だが、私たちは病院に通うような、あるいは入院するようなものに関しては、とかく医師に任せきりになりがちである。しかし治すのは医師だけの力ではできない。その本人が治そうと思い、自分の障害を把握し努力しなければならない。その意味で、本書は専門的であるとはいえ、スポーツ外傷に関する貴重な写真と解説に満ちたもので、全般的に短時間で見通せる優れたアトラスである。訳者である中嶋氏も序文で「とくに実際にレントゲン写真、手術所見など見ることの少ないパラメディカルの方々、トレーナー、体育学生などには理解しがたい点もあるかもしれないが、逆にいえば貴重な財産となることであろう。/スポーツ整形外科を専門とする方はもとより、スポーツ選手と接触することの多い上記の方々に是非おすすめしたい本である」と記している。
 500点を超えるカラー写真、レントゲン写真、図版によるスポーツ外傷の目で見るテキストとでもいうべき本書は、著者序文によれば「イギリスあるいは海外におけるスポーツ外傷研修コースの講義に用いられたものが中心となっている」。多少値は張るが、用意しておきたい1冊である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:南江堂

(掲載日:1982-10-10)

タグ:スポーツ傷害 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツ外傷カラーアトラス
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ外傷カラーアトラス
e-hon

日曜日のサイエンス読本
日経サイエンス

 日本経済新聞社発行の「日曜日読本シリーズ」の1冊。今や科学雑誌たけなわであるが、それほど科学は日常生活に背理、ウカウカしていると、電車の切符を買うのもどうすればよいのかわからなくなりそうである。コンピュータや遺伝子工学などがマスコミを通じ喧伝されると、とくに科学を専門としない人は不安を感じるかもしれない。しかし、専門書は難しすぎるし、一般向けに書かれたものは結局よくわからない。高度な科学を誰にでもわかるよう説明することは大変難しいことである。
 そこで本書。「日曜日読本シリーズ」という命名はうまい。日曜日(でなくてももちろんかまわないが)にゴロッと寝て読んでも結構面白い本だ。内容は、今話題のものばかり。列記すると、マイコン、光通信、レーザー、水素革命、LSI、太陽電池、バイオテクノロジー、プレート・テクニクス、ブラック・ホール、ストレスと脳、そしてスポーツ科学の計11章から成る。スポーツ科学の章は、特別新しいことは書かれていないが、最近のスポーツ科学の成果の要点がうまくまとめられているともいえる。むしろ、1冊の本として現代科学全体を知り、スポーツと科学について、ふと思いを馳せる意味で、気軽に読めてまた面白く、頭に入りやすいといえる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日本経済新聞社

(掲載日:1982-10-10)

タグ:科学 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:日曜日のサイエンス読本
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:日曜日のサイエンス読本
e-hon

ポキポキ折れる子どもの骨
杉浦 保夫

 ショッキングなタイトル。この書名を見て、ウサギ跳びによる集団骨折とか、人の頭を叩いた子どもの手のほうが折れた話とかを思い起こされた方もあるだろう。
「まえがき」で筆者は語る。
「私たちのような専門の整形外科医からみていますと“ゾッ”とするような、さまざまな骨の故障が多発しており、今や、少年スポーツには危機が訪れているといえましょう。本書では、始めに現在起こっている事例を取り上げて皆さんの注意をうながし、さらに健康な子どもに育てあげるには何が必要で、何が不必要なのか、をわかりやすく説明していきます」
 そこで、「プロローグ」においては骨に関する基礎知識を述べ、第1章では、最近の子どもはすぐに骨折するといわれるが、果たして真実かどうかを論じている。著者らの研究では、客観的証拠はなく、むしろ検査の精密化と運動する機会の減少により、そういう感じを抱くのではないかということだ。
 第2章は「まちがいだらけの子どものスポーツ」とし、リトルリーグ、少年サッカーなど、スポーツ活動における誤った考えを指摘している。やはり、一番の問題は使い過ぎということになるようだ。骨肉腫と疑われた少女の足の疲労骨折などは、耐寒マラソンがもたらした例である。疲労骨折から生じる変形や運動障害についても述べられている。
 以下第3章「子どものケガと病気」、第4章「子どもを守るこれだけの常識」と続くが、いずれも親や指導者には欠かせない内容である。食事や「健康器具」に関する指摘は大人にも通じることである。
 スポーツの低年齢化が進み、才能ある子どもは小さいときから厳しくトレーニングさせれば、やがては世界的選手にという考えがある。しかし、本書でも述べられている通り「巨人の星」の方法ではいずれその子をつぶすことになろう。子どもにとってスポーツとは何なのか、そこから考えねばならない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:1982-10-10)

タグ:骨 
カテゴリ 医学
CiNii Booksで検索:ポキポキ折れる子どもの骨
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ポキポキ折れる子どもの骨
e-hon

Japanese Journal of Sports Sciences誌
日本バイオメカニクス学会

 一般には、科学雑誌の創刊が相次いでいるが、スポーツの分野で新たに2誌が創刊された。ひとつは「Japanese Journal of Sports Sciences」である(日本バイオメカニクス学会編集、ソニー企業株式会社発行、月刊、A4判、77頁、800円)。
 内容は、特集(創刊号は「脳は身体行動をどのようにコントロールしているか」)のほか、国内スポーツ情報、海外情報、学会報告、Case Study、原著論文、海外文献情報、Athletic Training誌からの転載記事、Book Reviewなどがある。「創刊に当たって」で宮下充正氏が「バイオメカニクスが学際的学問であり、応用科学であるということを考え合わせるならば、このJournalの内容は学術的水準を保ちながら、しかも学問的背景の異なる多くの人々に理解できるものであるべきだということになる」と述べている通り、これからいろいろな人たちがこのJournalに参加し、文字通りSports Sciencesの世界が広がることが期待される。誰もが気軽に読めるというものではないが、スポーツ科学に関心を抱く若い人たちには刺激にもなるだろうし、活動の場にもなるだろう。
(もう1つの雑誌については、別の項目に移した)

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日本バイオメカニクス学会

(掲載日:1982-10-10)

タグ:バイオメカニクス 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:Japanese Journal of Sports Sciences誌
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:Japanese Journal of Sports Sciences誌
e-hon

カリフォルニアダイエット&エクササイズ
Peter Wood 萱沼 文子 井上 和子

 アメリカでも日本でもダイエット・ブックは文字通り山ほどあり、その山は積み重ねられていく一方。それだけ、逆に効果的なものがないともいえる。美しく痩せることを望み、多くの女性がこの種の本を求めていく。だが、どんな魅力的なキャッチ・フレーズを掲げようとも、本誌としては運動しないで食事だけの工夫で痩せることを、真に健康を求めるものとは認めがたい。それは、小社刊『フィット or ファット』の読者なら容易に納得できるところだろう。
 本書の“標語”はPlay more, eat more, weigh less! である。つまり、今以上に運動し、今より食べて、かつ体重は軽く、スリムにということだ。積極的な真の健康を求める人にとっては、この標語がすんなり理解できるのではないだろうか。食べすぎると肥満する、運動しないから肥る、はたまたその逆。いろいろなことがいわれるが、ではアスリートはどうか。運動は人一倍し、食べるのも人一倍。それでいてスリムではないか。
 本書は、運動と食事の両面から新しいウェイ・オブ・ライフを提唱する本ともいえる。「フィットネス概論」といった趣きがあるのも、この本の正しい方向を示すところである。平易に書かれているが、追跡調査をもとにした科学的な内容で、洒脱なイラストとともに楽しく読み進める。肥満について、運動について、栄養について、そして実際のダイエット・プログラムについて、ぜひとも本書で学び、かつ実践していただきたい。アスリートにとっても、食事への関心は年々高まっている。食事とは何なのか。すでに運動している人がこの問題に目を向けることが、意義深いのはいうまでもない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ソニー企業

(掲載日:1984-08-10)

タグ:フィットネス ダイエット 食事 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:カリフォルニアダイエット&エクササイズ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:カリフォルニアダイエット&エクササイズ
e-hon

3割バッターへの挑戦
チャーリー・ロー 渋谷 良一 山本 明 王 貞治

 今年の夏の高校野球は池田高校の素晴らしいバッティングが話題のひとつであった。ピッチング・マシーンの導入で、「打高投低」といわれているが、バッティング自体の技術を明かした書はなかった。優れた打者は、打撃の奥義を極めたとしても、それを誰でもわかる言葉で伝えるのは難しい。
 ニューヨーク・ヤンキースの打撃コーチ、チャーリー・ローが豊富な写真とともにまとめた本書は、その意味で画期的といえるだろう。著者は、コーチが経験的なカンや通説に頼ってしまうことをよしとせず、「正しい理論、実際のプレーに有効な方法論」の必要性を感じていた。そして、1971年、フロリダ州サラソタでベースボール・アカデミーを創設したユーイング・カウフマンと考えが合い、ビデオ、フィルム設備で3年間に何百ものスイングを見ては、リプレー、スローモーションを繰り返したという。こうして、著者は自らの理論を一層科学化し、客観化していった。その結果、バッティングは後ろ足で打つという常識は全く逆であること、トップハンドをかぶせるようにするのも誤りであることがわかった。
 著者は「基本と鉄則」を繰り返し、全10章を通じて、大打者の見本的写真を駆使し、バッティングを論じていく。責任監修の王貞治氏が「一読して、私は友を得たような気になった」という言葉も重さも読んでいただければわかるだろう。

チャーリー・ロー著
渋谷良一、山本明共訳、王貞治責任監修
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1982-11-10)

タグ:野球 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:3割バッターへの挑戦
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:3割バッターへの挑戦
e-hon

レッツアロービックダンシング
日本アロービックダンシング

 かつて本誌でも紹介したことのあるジャッキー・ソレンソンが始めたエアロビック・ダンシング。そのテキストというべき書。写真が豊富で覚えやすい。
 エアロビクス自体はもう一昔といってよい以前からひとつの運動理論として、ジョギングやランニング、サイクリング、ウォーキングなどの流行を生んだが、より楽しくという要素がエアロビクスとダンスを結びつけ、さまざまな呼称で登場、しかも人気を博している。エアロビクス理論に従う限り、それがランニングであろうとダンスであろうとかまわないわけである。どうせやるなら楽しいほうがいいということだが、心拍数をターゲット・ゾーン(トレーニング・ゾーン)に上げてのダンスは、やはり楽しいばかりではない。しかし運動の苦しさも、ダンスならすぐに快いものになることだろう。こういうものが日常生活に入ってくるのは大変よいことだが、ひとつの流行で終わってしまうことがないようでありたい。幸い、今は人気はすこぶるよいようだ。「身体を動かす楽しさ」をまず覚えることから運動に入っていくのもよい考えだろう。エアロビクスは、長時間持続的に行うことが必要なだけに、この「楽しさ」を大切にしたい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:新星出版社

(掲載日:1982-11-10)

タグ:エアロビクス 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:レッツアロービックダンシング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:レッツアロービックダンシング
e-hon

走って良かった! 女性のための走る本
ランナーズ女性ランニングセンター

 今走り始めた女性、そしてこれから走り始めるかもしれない女性たちにとって、自らと同じように試行錯誤を繰り返し走り続けてきた先人たちの言葉を聞くのは、大いに役立つことであり、また勇気づけられることであるに違いない。そういう意味でこの本はひとつの人生案内の本であり、もちろんランニングのための役立つ道しるべでもある。
 多くの女性ランナーが語るランニングとの出会いについての話は、年齢にかかわらずその人のみずみずしい青春を感じさせるし、東京オリンピックのときのアベベの快走を目の前で見た日からランニングを始めたという75歳になるおばあちゃんの話は、スポーツの持つ不思議な魅力を語っている。
 また、女性の持つランニングに対するさまざまな悩み、疑問、とくに月経中や妊娠中のランニングについても、多くの人の体験談が寄せられていて有益かつ楽しい本となっている。
 なお、同社からは、全国のレースについて網羅した「全国ランニング大会ガイド」も発売されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ランナーズ

(掲載日:1983-01-10)

タグ:ランニング 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:走って良かった! 女性のための走る本
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:走って良かった! 女性のための走る本
e-hon

運動処方の指針 負荷テストと運動プログラム
アメリカスポーツ医学協会 日本体力医学会体力科学編集委員会

 アメリカスポーツ医学協会のメンバーならびに多くの研究団体の専門家たちの手により、約3年の歳月をかけ作製されたのが本書である。しかも、この日本語版は1980年改訂の第2版によっており、これは第1版での数年間の実施の結果得られた成果をもとに、やはり多くの関係者が多大な労力を注いで再編集したものという。それだけに極めて実際的な内容であり、多くのことが要領よくまとめられている。
 全体は7章から成り、それをさらに明解な見出しで整理している。内容は、前半の章で負荷テストや運動プログラムの実際を述べ、後半の章でプログラムを管理する組織のことや医師の役割、専門技術管理者の免許について述べるなど、対象は現場の指導者に向けて書かれてある。だが、前半の章などは専門家でない人にも知っておいてもらいたい内容も多く、ぜひ一読をお勧めしたい。

アメリカスポーツ医学協会編、日本体力医学会体力科学編集委員会監訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:南江堂

(掲載日:1983-01-10)

タグ:運動処方 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:運動処方の指針 負荷テストと運動プログラム
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:運動処方の指針 負荷テストと運動プログラム
e-hon

年齢別 少年野球トレーニング法
吉松 俊一 柴 孝也 鎌田 哲郎

 月刊トレーニング・ジャーナルでも野球のトレーニングについて執筆中の吉松俊一氏のほかに、野球に関わりの深い2人の医師が、少年や球の指導法について、スポーツ医科学の視点に立って、しかも十分わかりやすく解説した書。
 第1章から4章までは、文字通り子どもの体力やトレーニングを中心に述べてあり、第5章ではスポーツ障害とその予防、第6章子どもの日常と生理および心理、第7章少年野球の科学、と野球をよく知っている医師ならではの内容で構成されている。とくに第4章の年齢別基礎体力トレーニングは、野球に限らず、子どもの運動を指導する人が基本とする事柄が多く述べられている。指導者や親にとって、子どものからだについて再認識するうえでも面白い本といえるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:1983-01-10)

タグ:野球 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:年齢別 少年野球トレーニング法
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:年齢別 少年野球トレーニング法
e-hon

選手とコーチのためのスポーツ生理学
エドワード・フォックス 朝比奈 一男 渡部 和彦

 本書『選手とコーチのためのスポーツ生理学』は、待望の“テキスト”である。「まえがき」で著者はいう。「科学、とりわけ生理学をスポーツに応用することは、一般的な身体条件や専門的な競技能力を向上させるのに重要であることは幾年にもわたっていわれてきた。本書はこれを念頭におき、生理学そのものより、むしろ生理学の“応用”を強調したつもりである」と。
 つまり、この本は現場においてどうすればよいかという視点から離れず書き通されている。わざわざ「選手とコーチのための」と断られているのもそのためであろう(ただし、原書は“Sports Physiology”というタイトル)。読みやすく、理解しやすくまとめられているのも本書の大きな特徴である。たとえば、全体は11章あるが、各章、「はじめに」でその章のねらいを示し、そして本文はわかりやすい図表をふんだんに用い、章の終わりには「まとめ」の頁があり、箇条書きで要点が列挙されている。また「参考・引用文献」も各章ごとに付されている。
 これだけのみならず、読者にとってうれしいのは付録である。A〜Fまであり、雑誌の略名と書名、記号および略号、ウェイトトレーニングの説明、8週間の有気的および無気的インターバルトレーニングの基本例、いくつかのストレッチ(伸長)運動の紹介、測定の単位がそれである。このほかに「用語解説」「人名さくいん」「さくいん」も完備されている。独習用のテキストとしても十分使いこなすことができるだろう。やや値は張るが、座右の書として、ぜひとも揃えておきたい一冊である。

エドワード・フォックス著、朝比奈一男監訳、渡部和彦訳
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1983-02-10)

タグ:生理学 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:選手とコーチのためのスポーツ生理学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:選手とコーチのためのスポーツ生理学
e-hon

じょうずになろう とぶこと
宮下充正 加古 里子 武藤 芳照 深代 千之

じょうずになろう とぶこと宮下充正 加古 里子 武藤 芳照 深代 千之「はえば立て、立てば歩めの親心」という。歩き始めた子どもは、やがて、とぶことに興味を持つようになる。ほんの数mの距離でも走ろうとする子どもは、さらに「とぶ」ことに一層の楽しみを見出すのである。
 そんな経験をどの大人も持っているはずだが、悲しいことにいつか忘れてしまう。あるいは、小学校のときの跳び箱や走り高跳びなどで、うまくいかなかった思い出をいつまでの抱えている人もいる。
 そもそもとぶとはどういうことか。「じょうずにとぶ」にはいつ、どんなことをしていけばよいのか。これは、子どもとその親のためにかかえれた「じょうずにとぶ」ための読み物の要素をたっぷり含んだ絵本である。
「とぶ」という動作がきちんとできるようになると、スポーツにおいても、また生活においても動きが美しく、ダイナミックになる。だが、私たちは「運動神経」という言葉で、そういう動きができる人とできない人を区別するが、子どものときに、できるだけ多くの動作をしておくことを抜きにしていわゆる「運動神経」で片づけるわけにはいかない。たかをくくらず、あきらめず、子どもの成長に応じた運動を考える意味でも、この本は親や先生、また子ども自身にも読んでいただきたい。

監修宮下充正、え加古里子、ぶん武藤芳照、深代千之
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:評論社

(掲載日:1983-02-10)

タグ:跳躍 基本的動作 発育発達 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:じょうずになろう とぶこと
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:じょうずになろう とぶこと
e-hon

体力アップのストレッチング
窪田 登

 昨年は、暮れにボブ・アンダーソンが来日したが、ストレッチングの本も何冊か出された。これはそのなかでもごく最近のもの。著者は本誌ではお馴染みの窪田登氏。これまで出版されたストレッチングの本と比べて特徴的なのは書名にも示されている通り、「体力アップ」という考え方が中心であり、ストレッチングはその一環として含まれている点である。本誌でも窪田氏がたびたび主張しているように体力はトータルなもので、この本でも3S(strength→体力、Stamina→持久力、Suppleness→柔軟性)という表現で示されている。
 全体は総論的な第1章、部位別、形態別ストレッチングを示した第2章、競技別ストレッチングの第3章、健康と美容のためのストレッチングの第4章、外傷予防に役立つストレッチングの第5章から成る。各章、さまざまな文献を紹介しながらわかりやすく解説した頁があるのも、トレーニング関係の蔵書コレクターとして知られる著者らしい。写真を多用し、ポジションを覚えるのも容易である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:新星出版社

(掲載日:1983-03-10)

タグ:ストレッチング 
カテゴリ ストレッチング
CiNii Booksで検索:体力アップのストレッチング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:体力アップのストレッチング
e-hon

足のはたらきと子どもの成長
近藤 四郎

「みんなの保育大学シリーズ」の第4巻。全部で6巻で、どれも子どもと接している親や指導者には一気に読める好著である。ほかには『ひとの先祖と子どものおいたち』『子どもの発達とヒトの進化』『手のうごきと脳のはたらき』『脳の発達と子どものからだ』『内臓のはたらきと子どものこころ』がある。紙幅の都合上詳しくは紹介できないが、お母さんを前にしてわかりやすく講義したものをうまく整理しまとめたもので、斎藤公子氏のまえがき+付言が一層読後感を引き締めている。
 我が子を思わぬ親はいないが、こういう本を読むと子どもの成長をみる目もうんと違ってくることだろう。気軽に読み進め、それでいて考えさせられるところが大のシリーズである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:築地書館

(掲載日:1983-03-10)

タグ:足 発育発達 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:足のはたらきと子どもの成長
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:足のはたらきと子どもの成長
e-hon

エアロビクス・ライフスタイル・ブック Sports Graphic Number Special Issue
Sports Graphic Number

Sports Graphic Number『ナンバー』誌からエアロビクスのSpecial Issue
──さて今年はどうなるのだろう

 文藝春秋の“Sports Graphic Number”を読んでいる人も多いだろうが、同誌は昨年エアロビクスの特集を組み、さらに暮れにSpecial Issueとして出したのが、この『エアロビクス・ライフスタイル・ブック』である。TVでエアロビック・ダンスが放映され、この『ナンバー』誌が2度にわたって紹介するにおよび、1982年の出来事としてエアロビック・ダンスの流行を挙げてよいほどになった。それ自体は歓迎すべきことであるが、エアロビクスとはエアロビック・ダンスという短絡も生じさせたフシもある。しかし、それはささいなことかもしれない。きっかけは何にしろ、自分の身体の健康やフィットネスに関心を持つのはよいことである。それがダンスであろうが、ジョギングであろうが、身体のことを考え、学び、身体を動かしてエアロビクスを実践していくうちに、必ず変化が出てくる。顔色も表情も、正確すら変わるかもしれない。この本の表紙に「からだも心も、もっとヘルシー&セクシーに!」とあるのは、その意味で正しい。ストレッチングもそうだが、エアロビクスの流行は、いろいろなことがわかるようでわかりにくくなった現代に、まず最も確かな自分とその身体の存在を感覚を通じて確かめ直していく、そういう現象なのかもしれない。だから、これはどんどん進行深化する流行であろう。このSpecial Issue は、その意味でやはり画期的である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文藝春秋

(掲載日:1983-03-10)

タグ:エアロビクス 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:エアロビクス・ライフスタイル・ブック Sports Graphic Number Special Issue
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:エアロビクス・ライフスタイル・ブック Sports Graphic Number Special Issue
e-hon

オリンピック人間ドラマ レンズに一瞬の感動をとらえて
岸本 健 川津 英夫

 4年に1度のスポーツの祭典オリンピックはいうまでもなく、スポーツ選手にとって最大の舞台である。我々日本人にはやはり1964年の東京大会が今なお記憶に新しいが、この本もその東京大会を契機にほぼ20年間スポーツ写真の世界に没頭した2人のカメラマンによる写真集であり、それぞれの大会、選手に関する逸話も、岸本、川津の筆で語られている。
 かつて、スポーツ写真は報道写真の1つであり、ゲームやレースの記録性が最も重要視されていたといえる。勝敗と直接関係のないカットは、いかにそれが一瞬の美しさ、素晴らしさを現していても、世の人々の目に触れることは少なかった。だが、スポーツを行う者なら、あるいは広くスポーツを愛する者なら、スポーツの素晴らしさは、単なる勝敗のポイントとなるシーンだけでなく、一瞬一瞬にひそんでいるのを知っている。本書はその意味で、オリンピック写真集というより、スポーツとスポーツマン、そしてスポーツを撮る者の緊張した関わりを示す書といえよう。人はなぜスポーツに魅せられるか、その解答をカラーとモノクロの多数の写真が語っている。読み方は様々あってよいだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:サイマル出版会

(掲載日:1983-04-10)

タグ:写真 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:オリンピック人間ドラマ レンズに一瞬の感動をとらえて
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:オリンピック人間ドラマ レンズに一瞬の感動をとらえて
e-hon

巨人軍のストレッチング
阿野 鉱二

 以前、本誌(月刊トレーニング・ジャーナル)にて巨人軍の阿野コーチがストレッチングの本を近く出版するとお知らせしたが、よくまとめられてこの1月に出た。
 プロ野球という世界はスポーツ界にあって最も進んでいると思われがちだが、ことトレーニングになると、そうともいえない。長い伝統を有する競技だが、逆にその伝統がある種のブレーキをかけていることもある。
 巨人軍の阿野コーチは、プロ野球界にあって、積極的にトレーニング科学を採り入れ、個人的にも勉強熱心なコーチのひとりである。先に本誌で巨人軍のトレーニングを何度か紹介してきたが、それを考え実行しているのも阿野コーチである。デンマーク体操やブラジル体操にストレッチングやエアロビック・ダンス、最新マシーンを用いての筋力トレーニングなどを始め、日常生活における健康管理上のアドバイスも行っている。
 その阿野コーチがまとめたこの本は、野球先取のためのものだが、他競技の人がここから方法を学び取ることはたやすく、また価値あることである。全体は「立って行うストレッチング」「座って行うストレッチング」「立ってパートナーと行うストレッチング」「フェンス(壁)利用のストレッチング」「座ってパートナーと行うストレッチング」「日常生活のためのストレッチング」「障害防止とリハビリテーションのためのストレッチング」「巨人の強筋運動」「打撃、投球前に行うストレッチング」の9章から成り、各ストレッチング・ポジションにつき解説、キーポイント、効果の3点が付され、適宜「ワンポイント・メモ」と「巨人軍選手の一言」がカコミで入っている。全頁2色刷で読みやすく、写真のモデルを定岡、篠塚、松本、島貫の各選手と筆者自身が担当しているのも親しみやすい。
 ストレッチングは最近になって広く一般にも採り入れられるようになってきたが、こうしてプロの世界で実践されていることが、一冊の本になって、世に広められることはとても望ましいことである。野球は日本人にとって馴染み深いスポーツだけに期待される。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:1983-04-10)

タグ:野球 
カテゴリ ストレッチング
CiNii Booksで検索:巨人軍のストレッチング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:巨人軍のストレッチング
e-hon

健康・体力づくり入門 運動処方の考え方と実際
小野 三嗣

「健康ブーム」ではある。ジョギング、エアロビクス・ダンス、ゲート・ボール、自然食、ビタミン剤、いくつもの流行現象がみられる。人々は、それをやれば何もかも解決するのではないかという過度の期待すら抱いて、一念発起する。何事も一朝一夕に卓効はみられず、「なんだ、バカバカしい」とやがて忘れ次のものを求める。すべての人はそうではなくとも、そういう傾向は確かにある。
 本書の著者はいう。「まず何よりも生命に関係する科学的情報の活用の知恵を身につけねばならない。大きな集団を調査対象として行われた研究の結果が示している疫学的知見や古くから受けつがれてきた体育に関する法則といわれるようなものが『自分にとって何なのか?』と考える知恵が必要なのである」と。またいう。「運動適性の個人差は普通の人々が想像するよりも著しく大きなものだということをまず認識してほしい。また疾病を研究することによって得られた知見から健康増進の問題を考えるという根本的な誤りなども反省しなければならない。運動療法という考え方がどんなに広がってきても『元来運動とはベストコンディションで行うべきものだ』という原則にはゆるぎがないのである」(いずれも「はじめに」より)。
 この本は、「運動は必要か」「運動処方の必要性」「運動処方の科学」「運動処方の原則」「運動処方のリズムを考える基礎」「運動処方とコンディショニング」「運動処方箋の実際」という章から成るが、章題の固さとは打って変わり、内容は簡潔であり、しかもハッとさせられる鋭い指摘と洞察に満ちている。いちいち例を挙げる余裕はないが読者は、健康とか体力づくりにまつわる俗説、思い込みについて改めて考え直さざるを得ないだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1983-06-10)

タグ:運動処方 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:健康・体力づくり入門 運動処方の考え方と実際
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:健康・体力づくり入門 運動処方の考え方と実際
e-hon

スポーツ障害 発育期を中心に
高沢 晴夫 中嶋 寛之 秋本 毅

『小児のメディカル・ケア・シリーズ』の1冊。共著者である三氏は本誌(月刊トレーニング・ジャーナル)で何度もご登場いただいているので改めて紹介するまでもないだろう。
「発育期のスポーツ障害を理解するには、発育期のからだの特徴を知らなければなりません。骨、関節には特に発育期特有なものがあります。(中略)発育期のスポーツは全身的な発育・発達を促すようなものが理想的です。目先の勝負にとらわれて無理をしないよう注意すべきであり、将来に目を向けて指導することが根本的な目的と思われます」(はじめにより)
 本書は上の観点より書かれたものであり、大きく以下の5つの章に分けられている。
 第1章「発育期のスポーツ障害の特徴」、第2章「発育期によくみられる障害」、第3章「発育機におけるスポーツに特有な骨折」、第4章「スポーツ外傷、障害の救急(応急)処置」、第5章「発育期スポーツ障害の予防」
 子どもが大人のミニチュアでないことは本誌でも何度か述べてきたことだが、「エリート教育」とか「スパルタ教育」として、子どもに小さいうちから、野球、ゴルフ、テニスを学ばさせている例は少なくない。小さいうちから多くのスポーツの基本動作を学ぶのはよいことだが、使いすぎ症候群(overuse syndrome)をきたすまで「特訓」や「ハード・トレーニング」を積むのは親のエゴであり、指導者の無知であろう。本書のような指針というべき書を子どものスポーツ指導・管理に当たる人にはぜひとも読んでいただきたい。三氏とも整形外科医であり、できるだけ平明に書かれた内容は、専門的とはいえ十分一般の理解の範囲内にあるといえる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医歯薬出版

(掲載日:1983-06-10)

タグ:スポーツ障害 発育発達 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツ障害 発育期を中心に
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ障害 発育期を中心に
e-hon

スポーツQ&Aシリーズ ランニング ワンポイントコーチ
山地 啓司 山西 哲郎 有吉 正博

 この本を含め、「スポーツQ&Aシリーズ」は10冊になった。実際にそのスポーツを行う者にとって身近で重要な疑問を掲げ、それに対して精通した専門家が回答するスタイルであるため、何かの疑問が生じたとき、似たような質問に当たればよいし、初めから通常の本を読むように読み進んでもよいし、ちょっと時間があるときに順序かまわずパラパラと読んでもよい。その意味で便利でまた有益な書だといえる。
 全体の構成は、「ランニングの基本知識編」で26問(山地、有吉担当)、「ランニングの科学編」で26問(山地担当)、「ランニング技術編」で91問(山西担当)、「健康管理編」で24問、さらに用語解説と付録の頁(都道府県陸上競技協会の所在地、全国ランニング大会の一覧)となっている。図表、写真も豊富でわかりやすい。その意味で、この一冊を座右に置くと、いわばランニング百科事典としても用いることができるだろう。
 ランニングやジョギングはすでにブームというより現代人のひとつのライフ・スタイルとして定着している観がある。身近な人でランニングをしている人は何人も見出すことができるだろう。しかし、そのうちの何人が悩みを持たないといえるだろうか。真剣であればあるほど幾多の疑問や困難を抱えているものだ。そういう人へのこの一冊を勧める。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1983-07-10)

タグ:ランニング 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:スポーツQ&Aシリーズ ランニング ワンポイントコーチ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツQ&Aシリーズ ランニング ワンポイントコーチ
e-hon

汗が演出するサウナ
阿久津 邦男

 総じて日本人は風呂好きである。「湯水のように使う」という表現もあるように、極めて贅沢に湯を使う。しかし、内湯が普及するにつれ銭湯は少なくなり、日本人の風呂に対する考え方も昔に比べると変わってきたに違いない。以前「疲労回復」を特集したとき、少し入浴の効果について触れたが、東京オリンピックの年に紹介されたサウナもまた効果の高いものである。この本によればサウナは今や全国に約6500軒、愛好党は1000万人を超す。営業用のみならず、早稲田大学の新しい体育館にもサウナが設けられるなど、スポーツの世界でも珍しくなくなってきた。しかし、サウナの正しい利用法となると、どういうわけか一般には一冊も本がなかったといえる。その意味で、とくにスポーツマン向けに書かれたものではないが、このコーナーで本書を紹介しておきたい。
 著者は専修大学教授・医学博士でスポーツの世界でも著名。一般向けに書かれており、イラストやグラフも多用、とれもわかりやすく、早速サウナに行きたくなる本だ。スポーツ疲労の回復に関しても詳しいし、一般生活上のストレス解消や安眠のための利用法、減量、美容についても親切に述べられている。
 熱いのを我慢して汗をかき、ビール、マッサージといったワン・パターンの利用しか知らない人、それでもサウナの好きな人、また一度も経験のない人、誰にも楽しく読めて、実用的な本である。元来健康的なものなのに妙な偏見をお持ちの方にもぜひ読んでいただきたい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:人間と歴史社

(掲載日:1983-07-10)

タグ:サウナ 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:汗が演出するサウナ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:汗が演出するサウナ
e-hon

子どもたちののびのびストレッチング
小林 義雄 青木 高

 すでにストレッチングの本は10冊を超えて世に出ているだろう。そのストレッチ自体はどの本も大同小異といってよいだろう。ストレッチングの方法をマスターしたなら、ポジションに細かくこだわることなく、ボブ・アンダーソンが行ったように自分の身体でいろいろ工夫していくことが大切だし、また必要なことである。
 この本は表題通り、子どものために書かれた。
「私は本書を通じて、児童生徒の鍛錬に、従来から強調されている筋力づくり、スタミナづくりなどに加えてストレッチングを定着すべきであることを強調したい。そして本書が学校体育での授業や生育期にある生徒、成人の正しい健康・体力増進、そしてスポーツの成績アップにお役に立てばこの上ない喜びである」(はじめにより)
 ストレッチングそのものが最も必要なのは、柔軟性やクール・ダウンを忘れたり怠ったりしているスポーツマンをはじめ、活動的でない現代人であろう。柔軟性だけを考えれば、子どもにはさほど重要ではないかもしれない。しかし、重要なのは、子どもの頃に覚えてことを私たちは大人になって、自然に、何も考えず当然そうするものだと思ってしているという事実である。それはよい部分もあるが、中高年者が健康のためと、早朝ウサギ跳びをしたり、「苦しさを克服」して悲惨な結果を招いたりといった悪い部分もある。ストレッチングの意味と方法を子どもの頃に自分のものにしておくことは、その意味で極めて重要であり、本書が、大人(先生や親)の参考書の1冊となることを望むのもそこにある。「リズム・ストレッチ」「ストレッチごっこ」といった他の本にはない部分も付け加えられている点にも著者の配慮が光っている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:不昧堂

(掲載日:1983-08-10)

タグ:ストレッチング 柔軟性 子ども 
カテゴリ ストレッチング
CiNii Booksで検索:子どもたちののびのびストレッチング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:子どもたちののびのびストレッチング
e-hon

ザ・ブレイン
ダイヤグラム・グループ 塚田 裕三 白井 尚之

「ウーマンズ・ボディー」「マンズ・ボディー」「チャイルズ・ボディー」「Sex」といった最新の医学をイラストを多用し、わかりやすく解説した一連の本に加えられたもの。
 ダイヤグラム・グループというのは、いろいろな専門家を結集し、上記の通り、一般向けに高度な専門知識を視覚化する集団で、本拠はロンドン。
 本書は「脳」をテーマに医学界で明らかにされていることを網羅したもので、脳の構造、神経系、脳の発育、感覚、本能と感情、意識と思考、薬物と欺瞞、精神は物質を越えて、脳研究の歩みの12章から成る。直接スポーツに関連する箇所は少ないが、スポーツは心身両面の活動であり、筋肉同様脳へも関心を向けざるを得ない。
 この分野では難しい本が多い中、素晴らしいイラストと編集の妙が冴えているこの一冊は、読み物としても読者の興味をそそるだろう。
 このシリーズをはじめ、近年、人間の身体に関する本が多く出版されている。なかにはただ人の不安を誘うようなものもあるが、この2〜3年は、科学や医学に基づいた新しい視点のものも目立ってきた。この分野の充実が望まれる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:鎌倉書房

(掲載日:1983-08-10)

タグ:脳 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:ザ・ブレイン
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ザ・ブレイン
e-hon

スポーツ・バイオメカニクス入門 絵でみる講義ノート
金子 公宥

 最近はスポーツ科学の分野において「バイオメカニクス」という言葉がよく聞かれるようになり、日本バイオメカニクス学会編集の「Japanese Journal of Sports Sciences」という月刊誌も発行されている。しかし、バイオメカニクスといわれてもまだピンとこない人も多いのではないだろうか。
 本書は「絵でみる講義ノート」という副題が示す通り、筆者が大阪体育大学で用いたプリント資料に若干の手を加えたもので、それだけにとても簡明に書かれている。
「図表を多くして説明を添え書きていどにとどめたのは、これまでの指導経験を通して、その方が学生諸君に歓迎されることを知ったからである。ほとんどの体育専攻学生は、厳しいスポーツ活動を通じて相当に高度な、そして専門的な知識を身につけている。それだけに、遅々とした理詰めの講義よりも、図によって結論的な事柄を提示し、多少理論の飛躍はあっても、自由奔放な解説によって感覚に訴え、共に考えるような講義の方を好むようである。指導者にとっても、“絵”をめぐって自由な話の展開ができるという点で好都合かと思われる」(はじめにより)とその背景が述べられているが、首肯される人は多いだろう。
 序章で述べられている「スポーツ・バイオメカニクスは『Why』の疑問に挑戦することが目的であるが、その結果は、どう指導するかの『How』に役立つことが多い」の言葉通り、スポーツ・バイオメカニクスはこれからのコーチングその他の指導に不可欠である。しかし、内容がかなり高度なので、ある程度の素養が求められる。このようなわかりやすい、視覚的に捉えられる書がどんどん出てくることが望まれる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:杏林書院

(掲載日:1983-09-10)

タグ:スポーツバイオメカニクス 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツ・バイオメカニクス入門 絵でみる講義ノート
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ・バイオメカニクス入門 絵でみる講義ノート
e-hon

カラースケッチ解剖学
Wynn Kapit Lawrence M.Elson 嶋井 和世

 解剖学というのは人間の身体を理解するうえでの基礎となるものであるが、これを学ぶのは大変である。強い関心があればいいが、そうでなければ、やはり取っつきにくい学問といえる。
 楽しくわかりやすく学べればと思ったことのある人も多いだろうが、そんな人にお勧めしたいのがこの本。極めて平たくいえば、ぬり絵ブックである。表紙にその例が示されているが、部位とその名称を同じ色でぬっていくことで、構造、位置、形などを頭に入れ、なおかつぬり終わったあとはひと目で何が何かわかる仕組みになっている。また、日本語、英語と同じものが2カ国語で表と裏に収録されているので、英語も同時に覚えられるし、訳語を知る手引きとしても使える。さらに、この表裏一体のシート(PLATEと呼ばれている)はミシン目とファイル用のパンチ穴がついていて、利用・整理もしやすくなっている。価格も手頃だ。
 色をぬっていくという誰にとっても楽しい作業を通じて、難しい分野に取り組める画期的な書で、自分の手で色をぬることで漠然としていたところも明確になってくる。医学の専門家だけでなく、広く利用できる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:廣川書店

(掲載日:1983-09-10)

タグ:解剖学 
カテゴリ 医学
CiNii Booksで検索:カラースケッチ解剖学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:カラースケッチ解剖学
e-hon

監督の条件 その実戦と理論
梅村 清弘 深井 一三 小林 平八 安田 矩明

 監督やコーチは、選手の競技力の向上に大きく関わっているのが普通である。ところが、監督やコーチの役割について、科学的に考察を加えたものはこれまでほとんど出ていない。
 本書は、約10年前に書かれたものだが、このコーチングの分野に科学的な考察を試みた書であり、その内容は今も十分な説得力を持っている。
 編著者は中京大学の教授、助教授の6人で、いずれも各種競技の監督・コーチを経験した人たちばかりである。そのため、理論を提示していきながらも、そのなかに自らの豊富な実例が挙げられて、常に、現場の視点も忘れられていない。たとえば編著者の1人は、中京高校が昭和41年春・夏の甲子園を連覇した当時の校長であり野球部長であった人で、自らのチームについての分析を詳細に行っていて興味深い。そのほか、中京大学から生まれた、各種競技のチャンピオンについての話も、監督と選手の関係という視点から詳しく考察している。
 また、名監督といわれた川上、大松、松平などの各氏の指導方法、考え方が実例中心にわかりやすく解説されている。
 そして、本書が今もなお、その新しさを失っていない点は、コーチングを単にスポーツの世界だけからみることなしに広く社会的観点から捉えようとしているところである。その意味で、本書の第1章が「コーチングの社会学」から始まるのは、その基本的な視点をよく表しているといえる。
 コーチと選手の人間関係も、社会一般の人間関係の中で考察され、そのためにスポーツ以外の分野からも多くの文献を使っている。
 こうした本がもっと出てくることによって、選手の資質だけでなく、監督(コーチ)の資質ももっと問われていくべきだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1983-10-10)

タグ:監督 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:監督の条件 その実戦と理論
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:監督の条件 その実戦と理論
e-hon

スポーツの記録 陸上水泳男女72種目
前田 新生

“スポーツは筋書きのないドラマ”とはよくいわれることだが、そのドラマを構成する大きな要素が、“記録”だということができるだろう。もっといえば、過去から現在までのスポーツの記録の流れをみていくことは、それ自体で1つの歴史ドラマとなっているともいえるだろう。
 本書はしかも単に記録を集めるだけではなく、各競技の簡単な歴史も解説してあり、記録にまつわるエピソードも多く紹介されている。また、そうした記録をもとにして、各種のデータも提供して興味深い。たとえば、走り高跳びのところでは、“原始フォーム時代”“はさみ跳び時代”“ロール・オーバー時代”“ベリー・ロール時代”“背面跳び時代”とフォームの歴史が説明され、さらに選手が頭上何cmを跳んでいたかの歴史も述べてあり、非常に面白い。投てきでは、体重1kg当たりどれだけ投げているかといったデータもある。
 スポーツはまず自分でやる楽しさ、そして実際の競技を観る楽しさが第一だろうが、本書のような記録の面からスポーツをみていくことも、その楽しみをさらに深いものにしてくれることだろう。
 ジュニア新書として子ども向けに書かれたものだが、大人が読んでも十分に楽しく、資料としても役立つ書である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:岩波書店

(掲載日:1983-10-10)

タグ:記録 
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:スポーツの記録 陸上水泳男女72種目
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツの記録 陸上水泳男女72種目
e-hon

スポーツのライフサイエンス スポーツと体力のほんとうの常識
太田 次郎 栗本 閲夫

「ライフサイエンスノート」と題されたシリーズの第2巻。細胞生物学専攻のお茶の水女子大学教授・太田次郎、体力学・成長発達専攻の順天堂大学体育学部教授・栗本閲夫の両氏による書である。
 この本は、ある雑誌の座談会で日頃、運動・体力・健康にさまざまな疑問を抱いていた太田氏が、その疑問を栗本氏に話してみたところ、明解な回答を得たことをきっかけに、その後の充実した対談の内容を独占しておくのはもったいないと、改めてまとめたものである。したがって、書かれている内容は、平明で読みやすく、普段なんとなく疑問に感じたことがいくつも挙げられていて興味深い。
 たとえばIQに関し、アシモフとボイドによる『人種とは』という書から次の引用を行っている。
「都会で育てられた五才児は、ウシについての質問に答えられないであろう。彼は、ウシが何本足か、どこから牛乳が出てくるかに答えられないかもしれない。田舎で育った五才児は、エレベーターが必要なのは高いビルか低いビルかがわからないであろう。彼はエレベーターが上下に動くのか、前後に動くのかも知らないかもしれない。どちらの子も、相手がまごついた質問によく答えられるであろう。そういうわけで二人の子どもが真に同じ知能であっても、それぞれのテストでまったく違うことがありうる。これが、オーストラリアの原住民のグループとアメリカ人グループに簡単にテストし、一つの人種が、他の人種より知能がすぐれているということができない理由である」
 そして、これと同じことが体力テストにも当てはまるとしているのは考えさせられる。ごく一部しか紹介できないが、「体力をめぐる問題」「スポーツをめぐる問題」「誤ったトレーニング」「ゴルフをめぐる話題」「学校と社会をめぐる問題」の大きく5つの章に分けられ豊富な話題が語られている。気軽に読み進め、それでいて何か考えのヒントを得られるハンディな書である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日本工業新聞社

(掲載日:1983-11-10)

タグ:ライフサイエンス 測定 発育発達 体力 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツのライフサイエンス スポーツと体力のほんとうの常識
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツのライフサイエンス スポーツと体力のほんとうの常識
e-hon

痛みのカルテ
伊藤 正治

 スポーツマンのみならず、“痛み”は厄介なもので、医学的にもなぜ痛みが生じるのかは結局よくわかっていない。痛みの程度は、人によっても、またそのときの環境や精神状態でも違うし、痛みの表現も人種間で大きな差があるといわれている。痛みに強い人、弱い人がいるのも経験的に私たちは知っている。スポーツマンの多く、とくにコンタクト・スポーツの選手は比較的痛みに強く、陸上競技などの選手は痛みにとても敏感である。
 痛みに関する本はかなり出ているが、今回紹介するのは、30年近いキャリアを有するベテラン医学記者が、専門家に会って取材、ジャーナリストらしい切れ味で、まとめたものである。全体の構成は、「基礎編」で痛みの総論を行い、以下、「頭痛」に始まり「足の痛み」まで、身体の上から下まで10章に分け、その発生原因、症状、診断、治療並びに予防をその痛みに応じて記すというものである。テニス肘、野球肘、半月板・靭帯損傷などスポーツ関係のものも含まれているが、スポーツマンも人間、こうした全般的痛みの本を持っておくと、何かと便利だろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:共同通信社

(掲載日:1983-11-10)

タグ:痛み 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:痛みのカルテ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:痛みのカルテ
e-hon

体力づくり全プログラム
ダイヤグラム・グループ 高橋 睦子 池上 千寿子

 このコーナーで一度紹介したことのあるダイヤグラム・グループによるシリーズの1冊。原題は、“The Complete Encyclopedia of Exercises”。いわば、“運動百科”である。運動に関し(350種以上)、イラストを豊富に使用、読む以前に、かなり視覚的に内容を把握できる。本誌編集部としては、やはり驚いてしまう。というのは、こういう本は日本では編むのが難しいからだ。以前にも書いたが専門家を結集して1冊の優れた本をつくるグループ・ワークの妙に感嘆せざるを得ない。編集者の立場でいってしまったが、編集者は最初の読者という考え方からすれば、この本がいかに面白く興味深いかおわかりいただけるだろう。
 全体は8章(運動をしましょう、フィット・ボディ、フィットネス・レベルを測る、目的に合わせた運動、パートナーの運動用具、運動とスポーツ、特殊な運動、運動プログラム)から成り、イラストのほか図表も豊富でわかりやすい。そして、Encyclopediaというだけあって、東洋の運動(太極拳、ヨガなど)も含まれている。運動の概念、実際、医科学的バック・グラウンド、こういったものの全体を見通し、整理するうえで貴重な1冊である。
 スポーツ・メディスンという分野自体が、広い分野の結集であり、スポーツ・メディスン全体の専門家というものは存在しないといってもいい。多くの専門家の総体がスポーツ・メディスンなのである。その意味で、この本は画期的であり、グループ・ワークとして成功しているのもうなずける。価格も内容の割に安価である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:鎌倉書房

(掲載日:1983-12-10)

タグ:運動処方 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:体力づくり全プログラム
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:体力づくり全プログラム
e-hon

エアロビクス・ウェイ
ケネス・H・クーパー 原 礼之助

 クーパー博士が『エアロビクス』を出したのが1968年。そして1970年には、『ニュー・エアロビクス』、1972年には妻ミリーとの共著『女性のためのエアロビクス』を刊行した。この過程で、エアロビクスという言葉は徐々に一般的なものとなり、今や体力づくりとしてエアロビクスの存在は確固たるものになっている。エアロビクスがダンスの一種という誤解もまだ多いが、それはやがて時が解決する問題であろう。
 エアロビクスがこのように言葉としても、実践としても普及したその背景には、現代人の運動不足、成人病の増加、医療費の高騰、社会の高齢化などさまざまなものが挙げられるが、その過程で、人々が身体や健康に対する考え方を変え始めたことも見落とせない。
 クーパー博士はその時代の移り変わりのなかで、1977年に著したのがこの『エアロビクス・ウェイ』である。ここには第6章「食事の重要性」という章があり、健康・体力づくりに関し、より広い視野に立った著者の姿勢がうかがえる。また第8章では「エアロビクスの精神的効果」も論じられ、次の9章ではQ&Aが扱われている。この本のあとクーパー博士は“Total Well-being”という言葉を用い始めたが、単に心肺機能の向上にとどまらず、生活、人生全般の改善・向上を目指す方向に変わりつつあるのである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:1983-12-10)

タグ:エアロビクス 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:エアロビクス・ウェイ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:エアロビクス・ウェイ
e-hon

スポーツ外傷と障害
中嶋 寛之

 今さら紹介するまでもない、本誌ではお馴染みの中嶋寛之氏による編著の書。まず全体の構成と執筆者を挙げよう。
I. スポーツ医学序論(黒田善雄)
II. 運動生理学(石河利寛)
III. 部位別外傷と障害
1. 頭部(馬杉則彦)
2. 脊柱(頸部)(有馬亨)
3. 脊柱(腰部)(有馬亨)
4. 骨盤(中嶋寛之)
5. 大腿(中嶋寛之)
6. 膝(中嶋寛之)
7. 下腿・アキレス腱(横江清司)
8. 足(横江清司)
9. 足関節(横江清司)
10. 肩・鎖骨(萬納寺毅智)
11. 上腕(萬納寺毅智)
12. 肘関節(萬納寺毅智)
13. 前腕(萬納寺毅智)
14. 手・手関節(山内裕雄、井上久)
15. 顔面(眼・鼻・耳)(大畠襄)
IV. スポーツ別外傷と障害
1. ランニング障害(横江清司)
2. 水泳障害(武藤芳照)
3. 野球障害(渡会公治)
4. サッカー障害(星川吉光)
5. テニス肘(渡会公治)
6. スキー外傷(藤巻悦夫)
7. ラグビー外傷(増島篤)
V. 年齢・性別による障害
1. 年齢による障害(高沢晴夫)
2. 女性とスポーツ(中嶋寛之)
VI. スポーツ外傷・障害の予防(黄川昭雄)
VII. スポーツに関するテーピングの実際(その例)(山本郁榮)
VIII. アスレチック・リハビリテーション(鹿倉二郎)
IX. スポーツ・マッサージ(村井貞夫)
X. スポーツと応急処置(近藤稔)
 上記から分かる通り、スポーツ外傷・障害をスポーツ整形外科の範疇に限らず、運動生理学やマッサージ、テーピングなどについてもわかりやすく、しかも専門的に編集されている。写真・図も多い。
 執筆陣、頁数とも充実したこの大著は医師のみならず、指導者やトレーナー的立場の人など広く読まれるべきだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文光堂

(掲載日:1984-01-10)

タグ:スポーツ医学 外傷 障害 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツ外傷と障害
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ外傷と障害
e-hon

運動・レクリエーションの健康学
小野 三嗣

 健康科学ライブラリーの第6巻。「はじめに」で著者はこう記す。「『健康』が多くの関心を呼び、機会あるたびに話題として取り上げられるようになったが、その割合には『健康な人々が増えてきた』という声が聞こえて来ないのはどうしたわけだろうか? 相変わらず運動不足病や不健康者の増加を嘆く声だけが高い」
 またこういう。
「運動や食事そして休養やレクリエーションなど、その持ち方を自分の意志で調節できるがゆえの生活の不合理がもたらす不健康や病気についてのみ、責任を追うべきであったはずのものが、その他の原因によるものまで背負わされるようになったため、『自分は健康を守るために生きているのではない』と開き直る人が出て来るようになるのである」
 ややもすると単純な論がまかり通ることの多い日常に対し振り下ろす一撃ともいうべき言である。このような言葉は本書の至るところに見出すことができる。
「『よく学び、よく遊べ』は、学校生活をしている子ども達だけへの教訓だと考えたとしたら大間違いである。つまり、精神作業の負担が大きくなればなるほど、身体活動のプログラムの取り入れ方に注意しなければならなくなるのである。それは必ずしも、精神作業だけに偏ったための弊害を防止するというような、マイナス面に目を向けてだけの話ではなく、精神作業の効率を良くするというような積極的な効果の方にも目を向けて提案である点にも注意してほしい」(第1章「健康に暮らすための運動・レクリエーション」より)
「年をとるにしたがって疲労の回復が遅くなるという話はよく聞くかもしれないが、筆者がここで強調しておきたいのは、それとほぼ同じように疲労症状の発現、あるいは自覚も遅れがちになるという点である。その結果、いつの間にか疲労が蓄積して来て、気がついた時には病的疲労といわれる状態になってしまっていたということがよくある」(第5章「性・年齢そして適性」より)
 きりがない。要するに、なるほどと教えられたり、改めて気づかされる点の多い、読んで面白い本なのだ。健康づくりの運動を始めようという人、始めている人、やめてしまった人にぜひ読んでいただきたい。コラムも役に立つ内容で楽しめる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1984-02-10)

タグ:健康 レクリエーション 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:運動・レクリエーションの健康学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:運動・レクリエーションの健康学
e-hon

働き盛りのストレス解消法
ジェア・イエイツ 大原 健士郎 枝窪 俊夫

 ストレスがたまる、ストレスを解消したいというような表現はよく耳にする。ストレスが不快感につながることは多いがストレス自体は「生命力を適当に持ち合わせた人にあっては、適当量のストレスがむしろ必要である場合もある」(序より)というように必ずしも悪いばかりではない。そこでストレスを管理するという考え方が出てくる。小社刊の『健康・体力づくりマニュアル』でもストレス管理は詳しく述べられている。酒やタバコで気晴らしをするのは程度の問題もあるだろうが、やはり健康という視点から捉えると、もっと積極的方法に置き換えていく心構えが必要といえるだろう。
 この本は「働き盛りの」という言葉が冠されてはいるが、ストレスは何も働き盛りでなくても多い。職場や学校など、集団社会ではかなりのストレスにさらされている。こんな本を読んでみるのも意義深いだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:時事通信社

(掲載日:1984-02-10)

タグ:ストレス解消 運動 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:働き盛りのストレス解消法
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:働き盛りのストレス解消法
e-hon

役に立つスポーツ障害事典
横江 清司

 著者は本誌で何度か登場していただいたが、アメリカのペンシルベニア州立大学での1年間の留学経験を持ち、1980年から関東労災病院スポーツ整形外科に勤務、日本陸上競技連盟医事部委員、日本体育協会公認スポーツ・ドクターでもあり、1980年からはランナーズ・クリニックを開設、自らジョギング(ホノルル・マラソンにも参加)、テニス、スキーなども楽しんでいる。
 本書はその経験と知識を活かし、誰にもわかりやすく、スポーツ障害を扱ったもので、全体は、全身と各部位の解剖図の章、各部位別障害の章、ランニング障害の予防法の章の3つに分けられる。なかでも2番目の章では、いきなり病名から入らず、症例、診断、治療、予防という構成で読みやすい。たとえば、肩鎖関節(亜)脱臼の頁では、「肩から転倒したら肩の骨が上方に突出した」という見出しがつけられ、症例として「(32歳・男性・テニス歴半年)テニスをやっていて転倒、肩から地面に落ちた。肩の痛みがひどくプレーを中止した。友人に肩が変形していると言われた」と書かれ、以下診断、治療へと続く。いってみれば、実際に医師の診察を受ける感じで読めるようになっているわけだ。最後のランニング障害の予防法も著者の豊富な経験がうかがえ、巻末の病名別索引、スポーツ別索引、また随所に収録された「ワンポイント・アドバイス」も便利である。図、イラストが多いのもわかりやすい。
 ややもすればとっつきにくいこの分野に、一般書が刊行されるのはとても望ましい。本書はその好例である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ランナーズ

(掲載日:1984-03-10)

タグ:スポーツ傷害 競技別 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:役に立つスポーツ障害事典
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:役に立つスポーツ障害事典
e-hon

野球のトレーニング
平野 裕一

 著者については今さら説明するまでもない。本誌読者、またT.J.ブックス『ダニーのベースボール・ドリル294集』の読者にとってはお馴染みのはずである。何度か本誌に執筆していただいたこともあるし、『ダニーの…』の訳者でもある。東京大学の教育学部において体育学を研究し(大学院卒)、1980〜82年同大学の野球部監督を務めた人である(現在は同大学教養学部体育学科教官)。
 こういう経歴をあえて記したのは、この著書にその足跡がにじみ出ているからである。『野球のトレーニング』という書名から、人はすぐにバッティングやピッチング、走塁、フィールディングに直結するものを想像するであろうが(著者はもちろんそれを念頭に置いているだろうが)、前半は直結というよりは、これまでなおざりにされがちであった野球の科学的側面に正面から取り組んでいる。少しでもそのような姿勢を持つ野球関係者には待望の記述がそこにあふれている。科学的視点を有し、実践的経験を踏まえた著者が、科学の舟から野球へ矢を放つのである。あえていわせていただければ、もうこの種の本を硬いとか、取っつきにくいとかいうようでは、怠慢のそしりは免れないのである。野球を熟知する人なら素直に読み進める科学的野球のトレーニング解説書なのである。
 後半は写真を豊富に使用し、具体的にトレーニングを理解し、利用できるようになっている。
 時代は変わるものである。若い時代に学問的基礎を身につけ(つまり視点を確立し)、実践を踏まえてものを語ること、そしてさらに研究を続けること(あくまで現場から離れず)、これができる人が今以上に増えねばならない。その1つの兆しがこの書であるといっても過言ではない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1984-05-10)

タグ:野球 
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:野球のトレーニング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:野球のトレーニング
e-hon

力士100年の診断書(カルテ)
林 盈六

 日本の国技、相撲。日本の少年は必ずと言ってよいほど遊びや競技で相撲を経験している。大相撲の人気は多少の波はあっても、決して衰えるものではない。しかし、他の競技に比べ、包帯姿の故障者が目立ったり、力士生命も、また人生そのものも短かったりする。そして、それを「そりゃあそうだろう」と思い込んでしまう。だが明治時代、力士は一般人よりはるかに丈夫で長寿だった。
 相撲ドクターとしてあまりにも著名な著者が一般の人によくわかり、しかもどんどん引きつけられるような文章で書き記した本書は、そのままスポーツ医学入門の書ともなっている。力士たちへの警鐘であり、力士の健康から真の健康を考える内容は、したがって日本人すべてに通じるものといえよう。とにかく面白く、またよくわかる。極めて医学的、科学的記述であるのに、学問的困難を感じることなく読み進める。相撲は関係ないと簡単に決めつけず、ぜひ手に取ってみていただきたい。
 胸を患い5年間の養生経験を持つ著者の文章からは相撲や力士への愛情のみならず、深い人間への愛情が自ずと読み取れることも記しておきたい。
 そもそもスポーツ医学あるいは科学とはあくまで人間を対象とするものであるから、必ず人間への愛情や人生への洞察が根底になくてはならない。単に勝利や記録のためのものであるべきではない。だからこそ、スポーツ医科学は人間性のすべてに関わってくるのだといえないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:1984-05-10)

タグ:相撲 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:力士100年の診断書(カルテ)
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:力士100年の診断書(カルテ)
e-hon

マラソンの科学 安全に速く走るために
山地 啓司

 タイトルが示す通り、マラソンという競技を科学的に、しかもわかりやすく解説した書である。
 全体は9章から成り、第1章の“マラソンとは”では、マラソンの起源、女子マラソンの歴史、マラソンの魅力について、さらにマラソンのルールまで概説する。
 第2章以下は、マラソンにおける体力、技術、トレーニング、コンディショニング、健康、事故と障害など、スポーツ医科学の基本的な内容を総合的に取り上げている。各章のなかの1つ1つの項目をみるだけでも読者の興味を引く内容が多いので以下に抜粋しよう。
 競技マラソンでは何歳でベスト記録を出すか/健康マラソンを目指すには何歳からがよいか/スポーツ選手と一般人の最大酸素摂取量/酸素摂取水準はマラソンの記録を左右する/マラソンと集団──欧米人と日本人の違い/ランニングと空気抵抗──先頭よりも二番目を走るべきか/最大酸素摂取量を高めるトレーニングとは/よいウォーミング・アップの方法/暑さ・寒さと記録──君原・寺沢選手の違い/マラソン・ランナーは長命か/心拍数の少ない動物ほど長命/ランニングは高血圧症にきく/糖尿病はランニングでどうなるか/欧米人と日本人のランニングへの取り組みの違い/ランナーは攻撃的性格か/ランニング中毒とは/アベベ選手と高地トレーニング/ショーター選手と科学嗜好/マラソンは月経に悪影響を与えるか
 興味深い一例を挙げよう。ミュンヘン・オリンピックの金メダリスト、ショーター選手は、最大酸素摂取量は普通の選手並みであったが、酸素摂取水準がズバ抜けて高く(世界の一流ランナーが75〜80%であるのに対し、85%あった)、体脂肪率も極端に低かった(1.7%)。しかも彼は、高地トレーニングや炭水化物ローディングなどをすでに採り入れていたという。ここで出てきた最大酸素摂取量や酸素摂取水準などの語句もわかりやすく説明が加えられているし、それらを高めるトレーニングはどういうものがよいかという点まで取り上げてある。
 マラソンやジョギングを行う人でなくとも、興味深く読める書である。一読をお勧めしたい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1984-06-10)

タグ:マラソン 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:マラソンの科学 安全に速く走るために
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:マラソンの科学 安全に速く走るために
e-hon

コーチングの心理学 こんなコーチをしていませんか
武田 建 柳 敏晴

 優れた監督やコーチの指導をみていると、人間の心理をよく心得ているな、と感心することが度々ある。どんなに素晴らしい技術を教えようとしても、心理面を無視してはうまく伝わらないものだ。
 本書は、関西学院大学および関西学院高校のアメリカン・フットボール部の監督を長年務めてきた武田建氏(同大学の心理学の教授でもある)と神戸YMCA総合体育館体育主事、柳敏晴氏の共著である。
 内容は、心理学の基礎的な理論を、“現場”の言葉でわかりやすく解き明かしている。「若い頃の私は、母校の後輩のチームをコーチしながらも、心理学の勉強とスポーツの指導とはまったく別の次元のものであり、それぞれの領域でお互いに無関係で努力していたという状態であった」ところが、「良いコーチ、上手なコーチと言われる人の教え方を観察していると、行動理論の原理と多くの点で合致していることがわかってきた。そして、自分なりに実践してみると、その効果は絶大であった」(武田氏)
 長年のコーチングの経験に裏付けられた説得力ある書である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:日本YMCA同盟出版部

(掲載日:1984-06-10)

タグ:コーチング 心理学 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:コーチングの心理学 こんなコーチをしていませんか
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:コーチングの心理学 こんなコーチをしていませんか
e-hon

スポーツ医学・健康シリーズ


 これまでに特殊な扱いになるが、全8巻のシリーズ本全体の紹介である。この号の編集時点で既刊4冊(『スポーツ解剖学』『チームスポーツのためのスポーツ医学』『スポーツ負傷学』『スポーツ選手の筋肉学』)、さらに『最適トレーニング』『慢性病とスポーツ』『スポーツ外傷学』『女性とスポーツ』の4冊が6〜7月に刊行される予定である。
 すべて西ドイツのPerimed社の出版によるものの翻訳版であるが、スポーツ医学に関しては、どうしてもアメリカやソ連に偏ってきた傾向のある出版界にあって、ヨーロッパ、とくに西ドイツの成果を翻訳出版する試みは大いに評価できる。値は少し張るが、ハード・カバー、2色刷りであることを考えれば、さほどの障害とはならないだろう。
 パンフレット中の「シリーズの特長」には「医師・看護師に必要なスポーツの知識と、コーチ・トレーナー・体育教育者に必要な医学の知識との接点を追求した『現代スポーツ医学』の決定版」が第1項に掲げられているが、これはスポーツ医学という学問の要諦であり、的を射た編集コンセプトである。小誌も真に同様のコンセプトを抱いているわけで、その点、図表、写真を2色刷りで展開していく手法は、時代のニーズによく応えるものといえよう。
 スポーツ医科学は、もはや特殊なジャンルではなく、人間全般に関わる一般的分野であることを示唆するシリーズ刊行である。スポーツ医科学は決してやさしい学問ではないが、極力わかりやすく表現しようとするこのシリーズには好感が持たれる。
 なお、このシリーズはオーム社創立70周年記念出版である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:オーム社

(掲載日:1984-07-10)

タグ:シリーズ 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツ医学・健康シリーズ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ医学・健康シリーズ
e-hon

水泳療法の理論と実際
宮下 充正 武藤 芳照

 編者のひとりである武藤氏には、小社刊の『水泳の医学』という著書があるが、本書は24人の執筆陣によって「医学的治療や予防を目的として水泳を行う場合の指針となるよう」まとめられたもの。全体は16章に分けられ、「水泳運動の特性」「水中運動時の生体内変化」というバイオメカニックな面、運動生理学的な面を冒頭に置き、以下乳幼児、妊婦、喘息児、脳性まひ児、自閉症児、身体障害者、脳神経疾患、心疾患児、循環器疾患、呼吸器疾患、骨・関節疾患、皮膚疾患、健康と体力の保持・増進のための水泳、そして水泳中に発生する疾病と事故の原因といった章が続く。図表、写真もよく整理され、各章における水泳療法について「その適応と禁忌、目的(意義)、効果、国内外における現況、指導手順、注意と問題点等が理解されやすいよう」(序)配慮されている。
 水泳は、競技スポーツやレクリエーション・スポーツ、教育のためのスポーツのみならず、このように、健康・体力の保持・増進、疾病・障害の治療・予防に用いられている。読者も新聞、雑誌、テレビなどでさまざまな水泳の現場を垣間みたことがあることだろう。しかし、これまではこのように、1冊にまとまったテキストがなく、水泳療法の全体を捉えることが難しかった。本書の刊行により、一般臨床医はもちろんのこと、運動生理学やスポーツ医学の研究者、そして現場で指導にあたる水泳指導者、社会体育関係者などが正しく水泳療法の理論と実際を把握できるようになったといえよう。
 競技レベルにおいてもこれらの知識を有していることは有益だろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:金原出版

(掲載日:1984-07-10)

タグ:水泳療法 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:水泳療法の理論と実際
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:水泳療法の理論と実際
e-hon

on foot誌
ナイキ・ジャパン

 もうひとつ、ユニークな雑誌が(株)ナイキ・ジャパンから出された。「on foot」誌(当面は季刊、B4判、17頁、無料)がそれである。B4判というと週刊誌を広げた大きさ。頁数は少ないが、大判総カラーのPR誌で、レイアウトもよい。「足にこだわって創刊」と謳われており、創刊号では井上ひさし氏の「足にこだわって話は伊能忠敬に及ぶ」、中条一雄氏の「マラソンの面白さ」、アキコ・カンダさんの「足は足だけの足ではない……」、武田太加志氏の「能の修練はまず足から始まる」久保田競氏「ランニングと脳」などが掲載されている。同社トレーナーの白石宏氏による「ナイキトレーナーズルームから」という連載も今後が期待される。
 この「on foot」誌は、とくに科学にこだわらず、職人の話や舞踏家の話なども含め、足を広くみていこうとしている。運動の基本が歩くこと、走ることとするなら、足は人間の身体のベースともいえる。小社ではこの秋に『スポーツマンの足の本』を翻訳出版の予定だが、私たちは足に対する関心をもっと高めるべきかもしれない。「じっと手をみる」こともあれば「じっと足をみる」こともあってよいのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナイキ・ジャパン

(掲載日:1982-10-10)

タグ:雑誌 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:on foot誌
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:on foot誌
e-hon

危険なジョギング 歩け歩け健康法
サイモン・ウィクラー 有吉 正博

 本書の原題は“Walk Don’t run”、つまり、「走らないで、歩こう」という意味であるが、決してジョギングを否定しているわけでなく、ジョギングの危険性を指摘、その危険をこうむる可能性がある人は、歩くことに目を向け、積極的に速歩を試みようというものだ。
 全体15章の章題を並べると、内容がおおよそ理解できるだろう。以下順に記そう。「なぜ歩かなければいけないか」「歩き方のコツ」「どのくらい歩けばよいか」「歩行の高揚感」「危険だらけのジョギング」「裸足のすすめ」「子供の足に注意」「足の自己診断法」「足を強くする方法」「こんな靴は履くな」「足の手入れ」「こんなときは歩くな」「歩かないとどうなるか」「遅れている足の研究」「クルマに乗るか」
 また、各章から印象深いくだりを列記しておこう。
「自然観察のための山歩きや野歩きも十分とは言えない。ただそれを毎日の習慣とし、しかも最低1.6キロくらいはとまらずに速足で歩くことができるならばよい」「美容体操もよいが、歩行の代わりにはならない。1.6キロ歩けば、およそ2000回もお尻を大きくゆすることになるが、美容体操ではどうだろうか」「完璧な足は存在するが、完璧な靴などない」
 歩くことは人間にとって自然なことだが、その自然性から私たちは遠く離れて生活し始めた。ふと立ち止まり、本書を読むことも意義あることだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:TBSブリタニカ

(掲載日:1984-08-10)

タグ:ウォーキング 速歩 健康 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:危険なジョギング 歩け歩け健康法
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:危険なジョギング 歩け歩け健康法
e-hon

基本レッスン バレーボール
山田 重雄 大木 正彦

 著者の1人である山田重雄氏は、現在全日本女子バレーボール・チームの総監督を務める。その活躍、実績は、改めて記すまでもなく、よく知られるところである。
 その山田氏が「バレーボールを始める小・中学生のレベルが向上し、さらに高校・大学が強くなるという積み重ねの中で、はじめて世界で活躍できる選手が育ち、強いチームづくりが可能になるのです」との観点から、初心者にバレーボールの基本についてわかりやすく解説したのが本書である。「私がトッププレーヤーを指導し始めて30年になりますが、その体験から切実に感じるのは『もし、この選手が最初から正しい基本を学んでいたら頂点をきわめたであろう』と思うことがあまりに多いことです」(著者はしがきより)
 基本の動きがわかりやすいよう、写真を中心にし、文章は必要最小限にとどめてある。いわば、読むより、見て覚えられるように工夫しているのが本書の特徴である。
 基本編(レッスン1〜9)、応用編(レッスン1〜23)と分かれ、レッスンが進められていくが、そのほかにストレッチングやボールを使っての準備体操、練習での工夫なども写真とともに解説され、実際的な内容になっている。
 最後のところでは、現役トップ・プレーヤーからのメッセージという、読者への“サービス”もある。初心者にとって、練習への意欲が一段とかきたてられることであろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1984-09-10)

タグ:バレーボール 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:基本レッスン バレーボール
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:基本レッスン バレーボール
e-hon

見つける育てる生かす
中村 清

「精神論だけで勝てる──とんでもございません。一所懸命トレーニングする選手に、それなりのトレーニング法を与えられなかったら、コーチ失格です。レースにおいて戦術を練る、このことも日頃の情報、分析、研究が大きくモノをいうのであります」
 瀬古、佐々木七恵を初め、世界、日本のトップ・ランナーを育ててきた著者、中村氏の言葉である。本書は「半世紀以上におよぶ陸上競技行脚の道」を歩んできた著者が、自分の信じて行ってきた指導についてを率直に語った書である。
 中村氏の指導がマスコミで取り上げられるとき、そのほとんどが、「天才は有限、努力は無限」という言葉に代表されるような、“精神論”に関するものばかりである。『正法眼蔵』や聖書などの言葉から、選手たちに“精神論”を説くのは、実際、練習の1つとでもいえるもののようだ。しかし、冒頭に引用した言葉からもわかる通り、中村氏自身、“精神論”で勝てるなどとは決して思っていない。むしろ誰よりも、情報収集・分析・研究、そして科学的トレーニングに熱心であり「中村はまた、世界の一線級のいかなる選手の練習法、理論といったものもみな知っております」という言葉のなかにも、そのことがよく現れている。
 中村氏の場合、いわば方法を知り、実践を行うなかでの“精神論”なのだということが、この本からよくわかる。もっといえば、方法を知り、実践をするなかでこそ、“精神論”が真にその意味を持ってくるのである。実践の伴わない“精神論”の多いなかで、この本は、“精神論”だけでは何も成り立たないということを解き明かしてくれていると読むこともできるだろう。
 選手を「見つける育てる生かす」ための指導書であるとともに、陸上競技に打ち込んできた中村氏自身の“自伝”でもある。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:二見書房

(掲載日:1984-09-10)

タグ:マラソン 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:見つける育てる生かす
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:見つける育てる生かす
e-hon

シンクロナイズド・スイミング
日本水泳連盟シンクロナイズド・スイミング委員会、科学技術委員会

 フィギュア・スケート、新体操など、競技力とともに芸術的な美しさがとくに要求される競技の人気が高まっている。シンクロナイズド・スイミング(以下シンクロ)も同様である。シンクロは新しい競技のイメージがあるが、その発祥は1920年頃といわれ、日本に初めて紹介されたのはちょうど30年前の1954年である。日本水泳連盟が競技会に採用したのが1957年というから、その対応の早さもさることながら、決して昨日今日の競技ではないことが改めてわかる。まだ普及度の点ではこれからとはいえ、日本のレベルが世界にあってかなり高いのは読者周知のことだろう。
 そのシンクロの画期的なテキストが本書であり、スポーツ指導書としても注目に値する内容である。
 第1章「さあ始めようシンクロナイズド・スイミング」ではシンクロの歴史と魅力などを説き、第2章「楽しいリズム水泳」では、リズム水泳の技術を中心に、基本、応用、リズムのとり方、練習のポイントと項目を起こして、極めてわかりやすく紹介。第3章「シンクロの技術」では基本、フィギュア(第1〜4群、38種)、ルーティンを写真、図を多数、工夫して解説、以下第4章「シンクロのトレーニング」、第5章「シンクロの科学」といった技術のバックグラウンドも付している(さらに付録として成績一覧表も)。
 とくに注目すべきは、技術解説の巧みさであり、本という手段で動作を説明する困難を最大限カバーしている。またトレーニングや科学(医学を含む)をわかりやすく要領よくまとめるのは、この種の指導書として必須であるにかかわらず、おろそかにされていたことを考えると、スポーツの新しい局面がここに垣間見られるといってもよいだろう。競技者のみならず、コーチ、指導者必携の書と謳われているのもうなずける。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1984-10-10)

タグ:シンクロナイズド・スイミング 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:シンクロナイズド・スイミング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:シンクロナイズド・スイミング
e-hon

エアロビック・テニス
ビル・ライト 水野 忠和 友末 亮三 宮下 充正

 著者(カリフォルニア大学バークレー、テニス・コーチ)は、長年の経験と観察から、常によいショットを打てる選手には次のような共通点があることを見出した。
(1)ボールを打つ前も打った後も、からだ全体を大きく動かしている。
(2)打球の方向に一歩踏み込んで打てるように、いったんボールから遠ざかっている。
(3)小手先の技術にこだわっていない。
(4)「ラケットをもっと後方に引くように」「ネットに対して横向きになるように」などといった注意にわずらわされていない。
(5)ラケットはまるで腕の延長したもののように見える。
(6)ストロークは流れるようにしかもリズミカルに行われている。
(7)コート内を走り回ってボールを打つことを心から楽しんでいるように見える。
 これらの共通点から著者は、エアロビック・テニスを3つの特徴で説明する。つまり、1.フォームは各自の個性を生かしたうえで決めていかねばならない。2.テニスは「分かる」というより「感じる」、感じをつかむことで上達する、3.肘や膝などからだの一部分に注意を払わず、からだ全体で打つこと、の3点である。
 解説のうまさ、例の挙げ方の巧みさ、エピソードの妙など、技術指導書として、多くのヒントを含んだ書である。2色刷りでイラストも豊富に収められている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ソニー企業

(掲載日:1984-10-10)

タグ:テニス 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:エアロビック・テニス
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:エアロビック・テニス
e-hon

体育とはなにか 改めて問う 体育の内容と本質
宮下 充正

 東京大学での大学院時代から数えて、体育学に入って25年という著者が、海外研修を前にして、自分自身の反省材料としてそれまでの文章を書き改めながらまとめ直したものであり、「体育にこれからたずさわろうとする若い人びとに読まれ、新しい世紀での活躍に役立てば」という願いもあって刊行となった。
 歯に衣着せぬ口調は深い洞察を感じさせ、読中・読後とも、改めて体育学とは何かを考えさせられる書で、体育に関わる人々にはぜひとも一読しておいていただきたいものである。
「(前略)すなわち、体育学は応用科学としてのその存在を世に示すことができるのである。それゆえ、私たちは、世間があっと驚くような新しい研究を追い求める必要はなく、着実に事実を積み重ねていくよう努力すべきではないかと、私は思っている」(第3章体育学はなにをしてきたのか、P55より)
「そこで私は次のようなことを提案したい。親と旅行する場合は、学校を休んでも欠席あつかいとしない、ということである。一週間分の学習予定を先生からもらって、それにしたがって親が教育の代替えをするという制度である」(第9章季節に感じる運動の必要性、P153より)
「それではスポーツ科学は万能か、科学だけで勝てるのだろうか。決してそんなことはないといえる。理屈はしょせん理屈であって、それ以上のものではない。私どもは基礎的な平均データを提供するが、それを生かすも殺すもコーチと選手しだいである」(第10章新しいスポーツ科学について、P185より)
 日本の選手を強くしたい、勝たせたいという夢を抱く著者は、水泳を初めとし、各競技に熱心に取り組んできた。研究、実践を通じての明晰さに副題が光る書である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1984-11-10)

タグ:体育 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:体育とはなにか 改めて問う 体育の内容と本質
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:体育とはなにか 改めて問う 体育の内容と本質
e-hon

だれにもわかる 運動処方入門
堀居 昭

 医学が予防に目を向ける時代がきているように、体育・スポーツにも健康・体力づくりの掛け声とともにその科学的成果に基づく実際的方法が求められている。「運動処方」という言葉が示すように、近年とみにクローズ・アップされてきた積極的健康づくり、それを通じての予防は、スポーツ医科学の集大成ともいえるだろう。
 だが、医学であれ科学であれ、やはり一般人にはとっつきにくい難解なものであり、「運動処方」はまだ生活にその位置をすえ切ってはいない。「だれにもわかる」と書名に冠された本書は、その意味で運動処方に興味・関心はあるが馴染めなかった人にとくにおすすめしたいものである。
 本書でも数多く執筆していただいている著者は、日本体育大学のトレーニング研究室主任教授として、日々実践の場に立ち研究生活を過ごしておられるが、その成果がいかんなく発揮されている。理論面をわかりやすく説き、実際を具体的に提示する一貫した論述は、実際に運動を処方するうえで極めて優れたガイド・ラインとなるだろう。たとえば、ジョギングは「分速は250m以下とし、距離を2〜5km程度、週に3日ぐらいが健康・体力づくりには適した運動処方といえる」といった記述がそれである。各指導者、管理者はもとより一般の方に広くおすすめする。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:共栄出版

(掲載日:1984-11-10)

タグ:運動処方 入門 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:だれにもわかる 運動処方入門
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:だれにもわかる 運動処方入門
e-hon

リラックス プレッシャーへの挑戦
バド・ウィンター 荒井 貞光 織田 幹雄

 リラックスという言葉から、どちらかというと、消極的な感じを持つ人が多いかもしれないが、本書が解き明かすリラックスとは、積極的な姿勢、方法論としてのリラックスである。
 最近は、試合での緊張状態から実力が出せなかったときに、プレッシャーという言葉がよく使われる。それとともにリラックスすることの重要性は、前よりも一層認識されてきている。だが、それにもかかわらず、プレッシャーやリラックスということに対し明確な指針を持って対処している人は少ない。たとえば、緊張している人、プレッシャーを受けている人に、ただ単にリラックスしろといっても、それはほとんど効果を持たないということはおわかりいただけるだろう。つまり、リラックスという状態をつくるにも、精神的技術、方法が必要なのである。
 本書はその方法を、多くの競技の実例を入れながら、コーチが選手に説明するように、わかりやすく解説したものである。
 本書の成立の背景には、第二次世界大戦中、アメリカ海軍飛行兵に試み、成功したリラックスの方法がある。戦闘という大きなプレッシャーのもとで心身ともに消耗してしまう飛行兵をリラックスさせる方法をみつけることは、当時火急の要請であったという。多額な予算がかけられ、本書の著者であるバド・ウィンター氏を中心に、心理学者なども参加して意欲的な試みが行われたのである。
 バド・ウィンター氏は、戦後、このリラックスの方法を陸上競技に応用し、多大の成功を得るとともに、多くの世界チャンピオンを育てた。そして、陸上競技だけでなく、ほかのすべての競技で、この方法が有効なことを説いている。
 本書のリラックスの方法は、最近注目されているメンタル・トレーニングの1つだと考えてよいだろう。リラックスというメンタル・トレーニングである。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:1984-12-10)

タグ:メンタル 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:リラックス プレッシャーへの挑戦
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:リラックス プレッシャーへの挑戦
e-hon

スポーツ少年の危機
武藤 芳照

 以前『子どもの成長とスポーツのしかた』(築地書館)を紹介したが、同じ著者による10月10日体育の日刊行されたのが『スポーツ少年の危機』だ。「少年スポーツの今」「使い過ぎ症候群」「スポーツ少年の心のひずみ」「育ちざかりのスポーツのやり方」「よく見られる親やコーチの誤解と疑問」「スポーツ現場で役立つ応急処置」の各章からなり、著者が日頃から訴えていることがわかりやすく、各項要領よくまとめられている。新書判の200頁ほどの本だが、収められた内容は、子どものスポーツに関する事柄の相当な範囲に及び、指導者や両親にとっては一読、さらにことあるごとに開いていただきたいものだ。書名が示す通り、私たちはもっと危機感を持って、子どもたちのスポーツを見直す必要があるだろう。「たかがスポーツ、されどスポーツ」ではなく、「スポーツだからこそ、だからこそスポーツ」の観点を大切にしたい。とくに子どもたちのためには。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:朝日新聞社

(掲載日:1986-01-10)

タグ:子ども 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツ少年の危機
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ少年の危機
e-hon

非常識なテニス上達法則
田中 信弥

 プロ選手として活躍後、多くの指導現場に立ってきた著者が、「ウィークエンドプレーヤー」のために独自の上達法をまとめた。
 上達とはつまり自己改革であり、自分を変えていくポイントとなるのは「現場感覚」だという。理論やトップ選手のパフォーマンス、さらには自分はこう動いているつもり、という状態と、実際の動きとの齟齬を埋めるべく、とにかく行動する。ただ指導するのではなくその選手を動かす方法論でもある。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2013-02-15)

タグ:テニス 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:非常識なテニス上達法則
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:非常識なテニス上達法則
e-hon

健康・運動の科学 介護と生活習慣病予防のための運動処方
田口 貞善 小野寺 孝一 山崎 先也 村田 伸 中澤 公孝

 生活習慣病や介護、というと中高年の問題というイメージがあるが、その前から自らの健康を考えてもらえるようなアプローチも含んでいる。高齢化が進む社会において、スポーツ科学は教養として知っておくべき分野かもしれない。その点で本書は図表や写真が多用されていて、わかりやすく説得力がある。
 また、骨粗鬆症や転倒など、症状ごとの予防対策はもちろん、肥満者や身体に痛みのある人に対して運動を処方する場合の注意点にも多くページを割いている。すでに運動指導の現場で活躍している人にとっても、今後は健康な人ばかりが指導を受けにくるわけではなくなっていくことを考えると、大いに参考になるのではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2013-02-27)

タグ:運動処方 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:健康・運動の科学 介護と生活習慣病予防のための運動処方
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:健康・運動の科学 介護と生活習慣病予防のための運動処方
e-hon

1から学ぶスポーツ生理学
中里 浩一 岡本 孝信 須永 美歌子

「1から学ぶ」と銘打たれている通り、初学者向けのテキスト。最後まで読み理解し終えたときには、最新の知見を含む十分な知識が身についているはずだ。
 序章および12の章に分けて、ATP合成や骨格筋、神経、循環器系、内分泌系など生理学の基礎がバランスよくまとめられている。また、ウェイトコントロールや、環境温・加齢など内外の要因にも触れられており、生理学の知識と実際のスポーツ現場とを結びつけて考える道筋も示している。大学で教壇に立つ著者らの経験を生かした、わかりやすい内容だ。選手に自分の身体を知ってもらいたいときにも使用できそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナップ

(掲載日:2013-03-06)

タグ:生理学 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:1から学ぶスポーツ生理学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:1から学ぶスポーツ生理学
e-hon

ジュニア格闘技・武道「安心安全」強化書
二重作 拓也

 ドクターでカラテの段位も持つ著者。自身も8歳からカラテを続け、指導にも当たる中で、またドクターとして親として子どもと接する中で見えてきた、ジュニア世代が安全に健やかに強くなるためのポイントをまとめた一冊だ。前半は11歳、12〜14歳、15〜18歳と年代ごとの発達系統に合わせた武道のトレーニングを紹介。後半では、脳震盪や心臓震盪の予防について言及している。そして締めくくりに「一流アスリートに導く10の視点」として、保護者、そして指導者の心構えについても触れている。武道に限らずさまざまなスポーツの現場、指導の現場に応用できるものだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2013-03-08)

タグ:子ども 格闘技 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:ジュニア格闘技・武道「安心安全」強化書
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ジュニア格闘技・武道「安心安全」強化書
e-hon

最強ランナーの法則
伊東 浩司 鈴木 博美 山口 典孝

 レースを続ける中で、自分の身体との対話が、記録向上には不可欠であると強く感じた伊東浩司氏。短距離種目では、正しい姿勢でバランスよく走ることを基礎に、ストレッチングやトレーニングを紹介する。マラソンの項目には鈴木博美氏が登場。こちらも正しい姿勢を保って極力ロスを少なくする走り方を会得するために役立つ、フォームのチェック方法やドリルなど、さまざまなノウハウがまとまっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:MCプレス

(掲載日:2007-04-10)

タグ:短距離 マラソン 走り方 ランナー  
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:最強ランナーの法則
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:最強ランナーの法則
e-hon

理想のカラダをつくる筋肉トレーニングBOOK
横山 格郎

 スロートレーニングとスピードトレーニング、プログラムのつくり方の実例の全3パートで構成。各種目を見開き2ページに収め、狙いを絞ってわかりやすく解説している。動かし方やスピードに関しては、DVDでチェックできる。自重のほか、ダンベル、バランスボール、バランスマットを使った部位別トレーニング種目を紹介。コラムには水分補給やシェイプアップに向けた食事、各トレーニングの意義について書かれている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:成美堂出版

(掲載日:2007-06-10)

タグ:トレーニング  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:理想のカラダをつくる筋肉トレーニングBOOK
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:理想のカラダをつくる筋肉トレーニングBOOK
e-hon

スポーツマーケティングを学ぶ
広瀬 一郎

 歴史の流れの中で、社会におけるスポーツのあり方が変化してきたことを概観し、近年のマスメディアの普及によって、スポーツというコンテンツが「商品化」されるようになった経緯をまとめた。そしてスポーツマーケティングの定義を試みている。サッカーにおける、広瀬氏の経験に基づく記述は圧巻。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:創文企画

(掲載日:2007-07-10)

タグ:スポーツマーケティング スポーツビジネス サッカー  
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:スポーツマーケティングを学ぶ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツマーケティングを学ぶ
e-hon

変身力 できるビジネスマンに変わる
高畑 好秀

 自分の力が最大限発揮できるような軸を持って世界を生き抜いていくために、絶頂期に変身すべきと高畑氏は語る。なりたい自分に変えていく力のことを変身力とよび、それを身につけるためには、信じる、捨てる、融合する、楽しむ、ブレーンをつくる、といった5つが必要だそうだ。変わるための具体的方策と心のもち方について、多くの成功例やスポーツ選手の変身を取り上げている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:長崎出版

(掲載日:2007-08-10)

タグ:メンタルトレーニング  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:変身力 できるビジネスマンに変わる
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:変身力 できるビジネスマンに変わる
e-hon

“遊んで”伸ばす! 子どもの運動能力 楽しみながらできる「親子遊び」ドリル80
佐藤 雅弘

 運動能力を高めるためにはどうすればよいかについて、両親に向けて書かれたもの。まず基本姿勢やアライメントについて立った姿勢、歩き方でみていく。足のチェックや柔軟性も確認し、改善のためのレッスンや、遊び(飛行機やクモ歩き)の中でのコーディネーショントレーニングが、身体を支える能力、反応力、バランス能力、リズム・タイミング、組み合わせてのコーディネーションという流れで紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:山海堂

(掲載日:2007-09-10)

タグ:遊び 姿勢 子ども  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:“遊んで”伸ばす! 子どもの運動能力 楽しみながらできる「親子遊び」ドリル80
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:“遊んで”伸ばす! 子どもの運動能力 楽しみながらできる「親子遊び」ドリル80
e-hon

筋肉まるわかりバイブル
石井 直方

 筋肉の基礎知識、トレーニング(初級と中・上級)、栄養、食事、雑学の分野で網羅し、100のQ&A方式、1ページに1項目で解説。筋肉について、それをどのようにトレーニングするかについて、また何が必要なのかについてわかりやすい言葉で説明されている。内容を踏まえて描かれたイラストが、ユーモアにあふれている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2007-10-10)

タグ:筋肉 トレーニング 栄養 食事  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:筋肉まるわかりバイブル
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:筋肉まるわかりバイブル
e-hon

筋力トレーニング100年史
窪田 登

 具体的なトレーニング例と同時に、そのバックグラウンドとなる理論がまとめられている。窪田氏の個人的なエピソードも紹介され、紀元前から近代にかけて、トレーニングに関する100年をみわたすことができる。さまざまなトレーニング方法が生まれ、普及していく様子がうかがえる。1986年の「筋力トレーニング法の変遷――100年史」を大幅に加筆訂正されたもの。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:体育とスポーツ出版社

(掲載日:2007-11-10)

タグ:トレーニング 歴史  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:筋力トレーニング100年史
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:筋力トレーニング100年史
e-hon

日本一への挑戦 伝説の釜利谷高校男子バレーボール部の秘密
蔦宗 浩二

 日本一になるために、どうすればよいか。効果の高い練習内容、選手の起用方法、勝負に対する心構え、チームメンバーの性格の把握、ムードメーカーのつくり方など、具体的な記述を中心に、その思想が語られる。公立高校の部活ではあるもののスカウト、練習試合、海外遠征まで行っているが、それらはすべて勝つためにつながっている。日々の努力が日本一を狙ううえで必須となるようだ。
 根幹となる部分はバレーボールのみではなく、チーム運営に携わる方にとって参考となる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:バレーボールアンリミテッド

(掲載日:2007-11-10)

タグ:バレーボール 指導  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:日本一への挑戦 伝説の釜利谷高校男子バレーボール部の秘密
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:日本一への挑戦 伝説の釜利谷高校男子バレーボール部の秘密
e-hon

パワー獲得トレーニング よくわかるプライオメトリクス
有賀 誠司

 プライオメトリクスに関して、日本人によって記述されたおそらく国内初の専門書籍。カラー写真を多用し、動作のポイントを示すとともに、100種目について動画(63分のDVD)で確認できる。プライオメトリクスとは何かから始まり、導入にあたっての注意点、プログラムの組み方、実際の内容についてまとめられている。65の基本種目と、スポーツ動作に応じた専門種目に分けて丁寧に解説し、種目別のプログラム例も紹介している。トレーニング内容やコンディショニングに関して澤野大地選手(棒高跳び)へのスペシャルインタビューや、著者の有賀氏と東海大学バレーボール部との座談会も掲載。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:新星出版社

(掲載日:2007-11-10)

タグ:トレーニング プライオメトリクス  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:パワー獲得トレーニング よくわかるプライオメトリクス
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:パワー獲得トレーニング よくわかるプライオメトリクス
e-hon

ひかる先生のやさしい体育 スポーツのコツを楽しく学ぼう
田中 光

 スポーツの基本から始まり、そして鉄棒、とび箱、マット、なわとびといった基本的な運動、さらには水泳や球技、陸上まで、「コツ」のつかみ方についてわかりやすく説明している。イラストには、ポイントとなる動きが言葉で付加されている。身体軸を安定させ、バランスをとるための一連の動きが「カエル支持・カニ支持・サソリ支持」であり、鉄棒では「ふとんほし・だんごむし・ブタの丸焼き」などのネーミングがされ、子どもたちにも理解しやすい工夫が重ねられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:PHP研究所

(掲載日:2007-12-10)

タグ:子ども コツ 体育  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:ひかる先生のやさしい体育 スポーツのコツを楽しく学ぼう
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ひかる先生のやさしい体育 スポーツのコツを楽しく学ぼう
e-hon

スポーツトレーニングの常識を疑え
日本トレーニング指導者協会

 タイトルでは「常識を疑え」、また目次をみても、「“ベンチプレス&スクワット信仰”を疑え」などと刺激的な言葉が並んでいる。しかし、内容的には理にかなったことを行おうというものであって、決して従来のトレーニング方法を単純に否定するものではない。前書きににあるように、新しいアイデアや仮説が生み出され、検証されていくプロセスは「教条主義とは無縁の、素朴な疑問や眼前の事実を大切にする、ある意味で『勇気ある』コーチによってのみ進められていく」(長谷川裕氏)という立場から、誤解されやすいトレーニング方法や理論に対して、正しい理解を促し、最新の考え方に触れてほしいというメッセージが込められている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベースボール・マガジン社

(掲載日:2007-12-10)

タグ:指導 トレーニング  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:スポーツトレーニングの常識を疑え
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツトレーニングの常識を疑え
e-hon

バレーボールのメンタルマネジメント 精神的に強いチーム・選手になるために
遠藤 俊郎

 本誌および『Coaching and Playing Volleyball』誌での連載を再構成してまとまった著書。
 著者によると、メンタルトレーニングとは「競技力向上に劇的に作用する特効薬というよりも、好不調の波を高値安定に調整する、心身の調子を整えるサプリメント」なのだそうだ。練習日誌に自己分析のためのチェック項目を設けることを提案するなど、具体的なエピソードを交えながら、どうすればよいのかについて書かれている。メンタルトレーニングは決まりきったメニューを行うのではなく、状況に応じて自在に変化させ得るものだと認識が新たになる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2007-12-10)

タグ:メンタルトレーニング  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:バレーボールのメンタルマネジメント 精神的に強いチーム・選手になるために
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:バレーボールのメンタルマネジメント 精神的に強いチーム・選手になるために
e-hon

乳酸 「運動」「疲労」「健康」との関係は?
八田 秀雄

 からだワンテーマシリーズの1つ。…について、見開き2ページのQ&A方式(70項目)で解き明かしていく。1ページを質問と回答に、もう1ページをイラストやマンガで説明している。
 乳酸は、これまで疲労物質と考えられてきており、現在も根強いものがある。これはおそらく運動負荷と相関があり、比較的安定している物質であること、さらに簡便な計測装置が開発されたために起こってしまった誤解であろう。乳酸は、実は運動時のエネルギー輸送にも大きく関わっているようだ。また、高強度運動時に乳酸が蓄積していると、(酸性条件のために)筋内のカリウム漏出を抑えている働きがある可能性があるという。
 結局のところ「疲労を乳酸だけで説明づけてしまうのはおかしなことです」という一言に集約されるが、ある時点での正しいとされる概念も、常に科学的姿勢で向かい合っていく、あるいは根拠ある主張であれば耳を傾け、改めるべきものは改めるべきであろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2007-12-10)

タグ:スポーツ生理学 乳酸  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索: 乳酸 「運動」「疲労」「健康」との関係は?
紀伊國屋書店ウェブストアで検索: 乳酸 「運動」「疲労」「健康」との関係は?
e-hon

保健体育講義資料
東京大学教養学部体育研究室

 少し古い本だが、手許に置いておくととても便利なもの。書名が『保健体育講義資料』(東京大学教養学部体育研究室編、<財>東京大学出版会)とちょっととっつきにくい雰囲気だが、要はスポーツ医科学に関する主要な図表を編んだもので、大きく①体力論、②健康論、③体育論の3つに分けられ、これまでの研究の成果が一堂に会しているというもので、何かを調べる、考える際の材料になる。そこで書名をもう一度考えてみると、この本の性格がつかみやすいのではないだろうか。だが、別に講義のためだけでなく、これはアイデアの宝庫のような本で、監督・コーチ・トレーナーなど、時間が空いたときに、なんとなく頁を繰っていると、ひょっとすると大変なヒラメキが生ずるかもしれない。本の使い方は様々なのだという好例の一冊だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東京大学出版会

(掲載日:1986-04-10)

タグ:資料集 スポーツ医科学 図表  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:保健体育講義資料
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:保健体育講義資料
e-hon

じょうずになろう はしること
宮下 充正 加古 里子 武藤 芳照 八田 秀雄

“はしること”なんて、かんたんさ! でも、きみは“じょうずにはしること”ができるかな? と帯に書いてある。子どもは、走る、走り回るのが自然である。歩くのも楽しいが、走ることの楽しさのほうが、子どもにとっては勝っているだろう。しかし、帯の文章通り、“じょうずにはしること”は難しいものだ。子どもに、走ることを、“じょうずにはしること”をわかりやすく、絵本形式で示したのが『じょうずになろう はしること』(監修/宮下充正、え/加古里子、ぶん/武藤芳照、八田秀雄、評論社)だ。“じょうずになろう”シリーズの4巻目である。すでに「およぐこと」「とぶこと」「なげること」が刊行されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:評論社

(掲載日:1986-05-10)

タグ:子ども 走り  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:じょうずになろう はしること
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:じょうずになろう はしること
e-hon

トータル・フィットネスでヘルシー・シェイプ・アップ
鈴木 正之

「シェイプ・アップ」という言葉は雑誌・新聞・テレビなどで盛んに使われるようになった。「となりの女」というテレビ番組でも、奥様たちが「ひと汗流そうか」といって、エアロビック・ダンスをし、マシーンで筋力トレーニングをするといったように、“ライフ・スタイル”のなかにシェイプ・アップが入ってきたようだ。『トータル・フィットネスでヘルシー・シェイプ・アップ』(鈴木正之著、黎明書房)は、小さなウェイトを手に持って行う運動(ダンス)を中心にした一般向けの本。モデルに’85ミス日本ヘルス・ビューティの田吹美智代さんを起用。彼女は著者の愛弟子だそうだ。写真が豊富でわかりやすい。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:黎明書房

(掲載日:1986-06-10)

タグ:フィットネス  
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:トータル・フィットネスでヘルシー・シェイプ・アップ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:トータル・フィットネスでヘルシー・シェイプ・アップ
e-hon

心身のびのび操体術
新井 節男 ふくい かなめ

 フィットネスや体力づくりの本はイラストや写真などで運動が示されていることが多いが、それに文章がつき、必ずしもわかりやすいとはいえない。動きのあるものは、本よりビデオのほうが向いているのは確かなのだが、細かい点がイマイチ不明だったりする。動きを教えるというのは難しいものだ。
 健康のため普段行う運動は、さほど動きが複雑でないので、どちらかというと、楽しいイラストで「やってみようかな」と思わせるものがいい。『心身のびのび操体術』(新井節男編著、六甲出版)は、「現代人のためのコンディショニング8章」という副題が付されているが、1頁にイラスト1点、文章が1〜2行という構成で楽しくわかりやすい。執筆は「健康操体術研究会」のメンバーである。
1. からだに良いことABC、2. 呼吸術、3. 操体術、4. 移動術、5. 跳躍術、6. 協力術、7. 浴中術、8. 遊泳術の8章から成る。術という呼び方をしているが、小難しいものではない。編著者は、本誌の投稿欄で何度か登場されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:六甲出版

(掲載日:1986-07-10)

タグ:操体  
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:心身のびのび操体術
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:心身のびのび操体術
e-hon

オーストリア方式のアルペンスキー トレーニング・マニュアル
ウドー アルブル 岡野 五郎 菅原 誠 加藤 満 乗安 整而

 スキーはとても素敵なスポーツで人気も高いが、競技となる世界レベルにおける日本人の活躍は稀である。これまでスキーの技術書はたくさん書かれているが、それ以前のトレーニングに関する本というのは少ない。『オーストリア方式のアルペンスキー トレーニング・マニュアル』(ウドー・アルブル、加藤満、岡野五郎、菅原誠、乗安整而著、富士書院)は、「スキー選手の体力トレーニングを展開していくうえで必要とされるトレーニング学の基礎についてまとめたもの」であり、「できるだけ実例をあげてわかりやすく」なっている。運動生理学、解剖学、栄養学、スポーツ医学など諸分野からアプローチされていて、スキーを専門としていなくとも、スポーツ・トレーニングを知るうえで大いに参考になる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:富士書院

(掲載日:1986-08-10)

タグ:スキー アルペンスキー  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:オーストリア方式のアルペンスキー トレーニング・マニュアル
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:オーストリア方式のアルペンスキー トレーニング・マニュアル
e-hon

これで試合に強くなる! 野球メンタル強化書
高畑 好秀

 野球の試合で勝つためにはどうしたらよいかについてメンタル面での具体的なアドバイスをまとめた書籍。塗り絵方式での変化球のイメージ化、シルエットを利用したピッチングフォームの変化を見抜く方法などがエクササイズとして紹介されているのが興味深い。練習から試合中まで場面ごとにで陥りがちな悩みに対して明快な答えを示すなど、メンタル「強化」書として活用できるだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:実業之日本社

(掲載日:2008-01-10)

タグ:メンタル 野球  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:これで試合に強くなる! 野球メンタル強化書
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:これで試合に強くなる! 野球メンタル強化書
e-hon

野球肩・ひじ・腰を治す 野球の障害でもう泣かない! 自分でできる治し方+予防法
石橋 秀幸 大西 祥平

 元プロ野球トレーニングコーチと、スポーツドクターによる共著。タイトルにあるように、野球におけるさまざまな障害を予防するために書かれている。最初に投球のメカニズムを解説し、身体の各部位に起こりがちな障害に対して、フローチャート形式でアドバイス。そして、可動域のチェックやストレッチング、トレーニングの方法について写真を多く使った説明が行われる。ケガを克服した選手の体験談、指導者のあるべき姿勢についても紹介し、野球に対していかに前向きに取り組むことが大切かについてまとめている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:西東社

(掲載日:2008-01-10)

タグ:野球 トレーニング 予防  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:野球肩・ひじ・腰を治す 野球の障害でもう泣かない! 自分でできる治し方+予防法
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:野球肩・ひじ・腰を治す 野球の障害でもう泣かない! 自分でできる治し方+予防法
e-hon

「言語技術」が日本のサッカーを変える
田嶋 幸三

 監督としてU-17日本代表を率いていた田嶋氏。海外のサッカー代表チームの立ち居振舞いを見て「瞬時に『勝負あった』と思ったとある。この強烈な危機感から、エリート教育の場を用意するという構想が生まれた。
 本書はJFAアカデミー福島設立に向けてどのような試行錯誤が行われたか、またそこで行われている教育内容と、自立に向けての寄宿舎生活、その生活の中で自分の考えを論理的に表現する能力を養っていく様子をまとめている。なお、こうした若手育成で得られたヒントは、S級までの指導者向けライセンス認定のカリキュラムの中に、言語技術学習として導入されている。このような長期的視野に立った選手育成は、最終的には日本のサッカーそのものを育てていくことにもつながってくる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:光文社

(掲載日:2008-01-10)

タグ:サッカー コミュニケーション  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:「言語技術」が日本のサッカーを変える
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:「言語技術」が日本のサッカーを変える
e-hon

競技スポーツ別ウエイトトレーニングマニュアル
有賀 誠司

 トレーニングを通して、いかに成果に結び付けていくか。このコンセプトに基づき、トレーニングに関する理論をコンパクトにまとめ、代表的なスポーツ動作改善を目的とした専門的エクササイズを紹介している。これはスプリント、ジャンプ、方向転換など63種目にわたる。次にスポーツ競技に特化したトレーニング計142種目を紹介。動作ごとにウェイトトレーニングからプライオメトリックまでの組み立てが可能。示唆に富むコラムも参考となる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:体育とスポーツ出版社

(掲載日:2008-01-10)

タグ:トレーニング 競技別  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:競技スポーツ別ウエイトトレーニングマニュアル
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:競技スポーツ別ウエイトトレーニングマニュアル
e-hon

スポーツとリハビリテーション医学
佐藤 揵

「14年間携わってきた高次神経機能(とくに失語症)のリハビリテーションの臨床から、スポーツ分野のリハビリテーションの道へ移って」26年にして、「なるほどといえる体系化ができていないスポーツのリハビリテーションの分野に、一試論を投ずるのも意味がないわけではあるまいと独断し、まとめたのが本書である」。仙台大学教授、同大学健康管理センター所長・佐藤揵氏による『スポーツとリハビリテーション医学』(廣川書店)がそれである。
 冒頭4頁にわたる文献リストが示す通り、多数の文献を駆使し、スポーツにおけるリハビリテーションの概観と実際について述べられている。著者も記している通り、これから体系化がなされる分野であり、この1冊を編むことは並々ならぬところがあったと思われる。内容は専門的だが、この分野に興味を持つ学生の方にも大いに参考になるだろう。この分野の書籍にしては価格も手頃だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:廣川書店

(掲載日:1986-09-10)

タグ:リハビリテーション  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツとリハビリテーション医学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツとリハビリテーション医学
e-hon

DVD日本人に適した最速の走り方
伊東 浩司 山口 典孝

 日本人選手は黒人選手と比較して骨盤が後傾して大腿前面の筋が発達する傾向にあることを指摘。日本人に適した「すり足走法」を実現するための歩き方、腕の振り方、大股走やスキップなど股関節を動かす各種のエクササイズ、スタートの方法などが豊富な写真とともに紹介されている。この走り方を応用してサッカーや野球などでも使えるような練習も含まれる。50分のドキュメンタリー風の番組が収められたDVDが付属する。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:西東社

(掲載日:2008-03-10)

タグ:走り方  
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:DVD日本人に適した最速の走り方
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:DVD日本人に適した最速の走り方
e-hon

トレーニング指導者テキスト理論編・実践編
日本トレーニング指導者協会

 JATI認定トレーニング指導者の公式のテキストとして、理論および実技について広い範囲にわたる内容がコンパクトにまとめられている。理論編では体力学、機能解剖、バイオメカニクス、運動生理学、栄養、心理などが網羅され、救急処置も詳しく解説されている。機能解剖では、大きな図版が多く使われ、理解を助けている。実践編では、目的に応じてどのようなトレーニングを行うか、その指導にあたっての理論的な裏づけや実際の方法、その効果をどう測定していくかについて詳しく書かれている。トレーニング方法については、1つの項目に多くの写真が使われており、ポイントや応用のヒントが詰まっている。情報の収集や活用の仕方についても述べられている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:2008-03-10)

タグ:トレーニング  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:トレーニング指導者テキスト理論編・実践編
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:トレーニング指導者テキスト理論編・実践編
e-hon

関節可動域制限 病態の理解と治療の考え方
沖田 実

 本書は、関節可動域制限に関して、この病態をもたらしているのは何であるかの発生要因を捉えなおし、治療に向けた考え方をまとめている。編者の「関節可動域制限との戦い」をベースとする、理学療法士向けの専門書である。
 まず第1章では、発生状況についての調査をまとめ、定義や分類について検討し、さらに筋や靭帯、関節包といった関節の構造と機能について要素ごとに解説される。そして各要素がどのように関節可動域制限に関与しているかを述べる。第2章からは、実験動物モデルによって関節可動域制限のメカニズムを探るために行われている関節を固定する(不動化)実験について具体的な方法が紹介される。また、筋や筋膜、靭帯、関節構成体(関節包、滑液、関節軟骨)にそれぞれ着目して、どのように変化しているか、顕微鏡写真やグラフ、図を用いて解説している。こうしたことを基礎として、第3章ではより臨床に近づいた観点から、どういう治療手段を用いてアプローチしていくか、またその治療効果の検証について検討している。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:三輪書店

(掲載日:2008-03-10)

タグ:可動域  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:関節可動域制限 病態の理解と治療の考え方
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:関節可動域制限 病態の理解と治療の考え方
e-hon

体幹ランニング
金 哲彦

 本書は、走行フォームの比較写真から始まる。ありがちな「脚だけランニング」と「体幹ランニング」を並べたもの。体幹ランニングで意識するポイントは丹田、肩甲骨、骨盤の3つ。「歯車」の働きをする体幹の筋がバランスよく働くことで、効率のよい走り方が可能になるという。体幹が使われているかどうかを簡単なチェックテストで確認し、日常生活の中で体幹を鍛えることができる立ち方、歩き方についても写真入りで解説。巻末にはエクササイズシートもついている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2008-03-10)

タグ:ランニング 体幹  
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:体幹ランニング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:体幹ランニング
e-hon

スポーツトレーニングの心理学
R.N.シンガー 松田 岩男

 昔、レオナルド・ダビンチという偉人がいた。今でいえば、美術も科学も医学も、彼は広範囲において天才を発揮した。各分野が専門分化していく今日、彼の偉業を再現することは一個人、いかなる大天才にとっても不可能であろう。世にいうマルチ人間でも、その水準で事をなしていくのは困難なはずだ。
 スポーツ心理学も例外ではない。「他の書物を分析した結果、私はこの領域に関する最も包括的な本を書こうと思いたった」(序文より)と記されている通り、スポーツと心理学について、1968年初版、1975年改訂第2版、そして1980年にその第3版が出されたものの翻訳本が『スポーツトレーニングの心理学』(R.N.シンガー著、松田岩男監訳、大修館書店)である。
 日本語版への序文から察するところ、これは初版翻訳の次の翻訳となり、その改訂の意味は極めて大だろう。著者が「話題は興味深く、エキサイティングですらある──少なくとも私には」と記されている通り、そもそも学問はエキサイティングなところがあるべきなのだ。スポーツ心理学の体系を知るために、この1冊はありがたい1冊といえる。なお、原題は“Motor Learning and Human Performance”であり、著者はアメリカ・フロリダ州立大学教授、国際スポーツ心理学会会長である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:大修館書店

(掲載日:1986-10-10)

タグ:スポーツ心理学  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツトレーニングの心理学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツトレーニングの心理学
e-hon

新版これでなっとく使えるスポーツサイエンス
征矢 英昭 本山 貢 石井 好二郎

 たとえば、「1日に何度も競技がある場合のウォーミングアップは?」という質問があった場合、どのように答えるだろうか。本書は最新の研究成果に基づき、現在考えられる回答を分かりやすい口調でまとめられている。1つの項目が2〜4ページとコンパクトにまとめられているのも特徴。各項目で「まとめ」として要約がついているので、結論部分を知りたいときに素早く回答が得られる。また、データがグラフとして、あるいは図として示されており、考えを深めることができる。2002年に出版されたものに改訂が加えられて新版となった。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2008-04-10)

タグ:スポーツ医科学 入門  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:新版これでなっとく使えるスポーツサイエンス
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:新版これでなっとく使えるスポーツサイエンス
e-hon

スポーツ・コーディネーショントレーニング バスケットボール編
竹内 敏康 日本コーディネーショントレーニング協会

 バスケットボールに特化した48のコーディネーショントレーニングのメニューを紹介。書籍では意識すべきポイントをわかりやすく解説し、55分のDVDで実際の動きを見ることができる。狙いは神経系への多面的な刺激により状況判断や情報処理の力を高めること。そのためエクササイズはバリエーションを豊かにすることが重要だという。ウォーミングアップに用いることも可能。工夫次第で無限のバリエーションが展開できそうだ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スキージャーナル

(掲載日:2008-04-10)

タグ:コーディネーショントレーニング バスケットボール  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:スポーツ・コーディネーショントレーニング バスケットボール編
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ・コーディネーショントレーニング バスケットボール編
e-hon

サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法
池上 正

 少年サッカーの指導にあたる著者は、「子どもが困ったとき、大人の顔を見る状況」であることを問題視する。これまでのスポーツ指導は、本当にその選手の成長に結びつくものであったのだろうか。本書で紹介される11の魔法は、一言で集約される「気づかせる」「考えさせる」など。支配ではなく対話によって選手の自立心や表現力を養っていくことが共通している。そのために核となる考え方や具体的な方法を紹介している。今までのやり方を変えることは、ブーイングも起こるし、勇気も必要になるが、子ども、そして自分自身を進化させるためには必要なこと。「中途半端にサッカーを知っているコーチが一番危ない」という指摘には重みがある。本書は著者自身のサッカーの指導や子育ての反省と経験に基づく試行錯誤の産物である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:小学館

(掲載日:2008-04-10)

タグ:サッカー 子ども  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法
e-hon

筋肉を「高反発ゴム」に変える 全身がバネになる運動バイブル
池上 信三 西山 由起 池上 悟朗

 遠投をすると肩が痛くなるほどの運動音痴だったという著者だが、足首の角度を維持しようと力を入れておくと自然な反発力で飛び跳ねることができることを発見し「プライマリーモーション」を提唱する。それは「筋肉をゴムとして使い、動きをバネにする」ことであり、習得するステップが紹介されている。本書を読むことによって動きの見方や指導のポイントが変わるかもしれない。水津瑠美(フィギュアスケート)、加藤季温(テニス)の両氏との対談も収録。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:健康ジャーナル社

(掲載日:2008-04-10)

タグ:動きづくり  
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:筋肉を「高反発ゴム」に変える 全身がバネになる運動バイブル
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:筋肉を「高反発ゴム」に変える 全身がバネになる運動バイブル
e-hon

明日から朝食をやめなさい
小山内 博 片岡 幸雄 生山 匡

 昔、江戸時代は1日2食だったとはよくいわれることである。1日3食になった歴史は極めて浅いというわけだ。狩猟時代のことを考えると、朝起きたとき食べ物があること自体おかしなことだった。
 1日2食でもよいのではないか、いや1日2食のほうがからだによいのだと、朝食抜き、すきっ腹トレーニングを提唱するのが『明日から朝食をやめなさい』(小山内博、片岡幸雄、生山匡共著、主婦と生活社)だ。
 著者らは、朝食抜きだから貧血になる、朝食抜きだから太る、朝食抜きだから朝礼で倒れる、といった一般常識を根拠なしとし、むしろ朝食を抜いて、その時間エアロビックな運動をするほうが健康になるという。
「私たちの考えによれば、朝食を抜く生活こそ、運動量を増やし、食事量を減らせる絶好のチャンスなのである。批判されなければならないのは、朝食を抜くそのことではなく、そのチャンスを運動量を増やすことに生かさず、かえって一回の食事量を増やし、肥満への道をつくり、さまざまな成人病を引き起こす方向へやすやすと流されていっていることなのだ」(P31〜32)
 ちょっと異色の健康ブック。食事と栄養、運動と肥満などに関心のある方は読んでみてはいかが。具体的な体験談も収録されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:主婦と生活社

(掲載日:1986-11-10)

タグ:栄養 食事  
カテゴリ
CiNii Booksで検索:明日から朝食をやめなさい
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:明日から朝食をやめなさい
e-hon

らいなー チームと親子で読む幸福野球
井上 光成 スポーツGEAR

「説明」「実例」「コーチへ」「スポーツ心理入門」という形式で、26項目が並­ぶ。野球を楽しくプレーするために役立つ心構えや具体的な動き方などがわかりやすく書かれている。これらのアドバイスは、スポーツ心理学会などで発表されたものをベースに、より噛み砕いた言葉で伝わるように工夫されているが、非常に短くまとまっていて、読みやすい。
 各章のタイトルを紹介すると、「楽しく野球をやりたい」に始まり、「死ぬほど走れ」「長嶋語のすすめ」など、ユニークな考え方を紹介。そして「軸を感じる」「軸の修正」「フォームを習うと体をこわす」など、動作習得についても紹介し、「割算野球」「戦略通りにならない」など、戦術・戦略面へのアドバイスもある。締めくくるのは「生きること」。このように、内容は多岐にわたっているが、いずれもサブタイトルにあるように「幸福野球」を実現していくためのものである。随所に見られる、柔らかなタッチのイラストにはユーモアが盛り込まれ、理解を助けるものとなっている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:せいうん

(掲載日:2008-05-10)

タグ:スポーツ心理学 野球  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:らいなー チームと親子で読む幸福野球
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:らいなー チームと親子で読む幸福野球
e-hon

楽して走ろうフルマラソン 正しいフォームづくりは走りの基本です
牧野 仁

 ボクシング経験を持つ筆者は、かつて「どうせ出るならフルマラソンにしよう」といきなりマラソンに挑戦。本番まで2カ月間の練習の中で、事前にフルマラソンの距離を体験しようとして腸脛靭帯損傷してしまう。これを機にスポーツ医科学を学んだという。
 本書の面白いポイントは、「ランニングフォームは走るだけではよくならない」と最初に述べ、基本的動作の練習が必要であると説いていることである。本当に必要なのは「走らない練習」であるそうだ。フォームを意識すると変な走り方になってしまうため、無意識的な(小脳のコントロールによる)動作ができる必要がある。体幹をしっかり固定することで安定させ、四肢をうまく動かすために肩甲骨と股関節の動きを出す方法について、わかりやすく解説している。楽に走るための具体的な方法として6項目のチェックと9ステップのドリルが紹介されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ランナーズ

(掲載日:2008-05-10)

タグ:ランニング マラソン 走り方  
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:楽して走ろうフルマラソン 正しいフォームづくりは走りの基本です
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:楽して走ろうフルマラソン 正しいフォームづくりは走りの基本です
e-hon

乳酸をどう活かすか
八田 秀雄

 2005年から毎年行われている乳酸研究会での発表内容をもとに、18名のスポーツ科学研究者、コーチほかによるこれまでの成果をまとめたのが本書である。最初に血中乳酸濃度の意味、代謝のメカニズム、測定の具体的な方法について述べられ、陸上競技やスピードスケート、スキー、ボート、サッカーなどでの活用事例が紹介されている。乳酸摂取や工業・医薬品についての話題も。いずれも表やグラフが多く用いられ、よりわかりやすくなるような工夫が盛り込まれている。乳酸に関する、より妥当な理解とその活かし方について現時点での知識を得ることができる1冊である。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:杏林書院

(掲載日:2008-05-10)

タグ:乳酸  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:乳酸をどう活かすか
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:乳酸をどう活かすか
e-hon

復活 all for victory 全日本男子バレ-ボ-ルチ-ムの挑戦
市川 忍

 全日本男子バレーボールチームを、綿密かつ膨大なインタビューによって、エース、セッター、リベロ、監督など、個々が浮き彫りにされる全16章。選手自身の言葉も綴られ、苦悩や試行錯誤の様子がよくわかる。チームの一人一人にスポットが当たることによって、個性が際立ってくる。試合会場へ足を運び、あるいはテレビ観戦で目にするプレーは、こうした積み重ねがあってこそのもの。ひたむきな努力、個と個のぶつかり合いなど、すべてのエピソードが北京オリンピックへの挑戦の道程となるのだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:角川書店

(掲載日:2008-05-10)

タグ:バレーボール  
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:復活 all for victory 全日本男子バレ-ボ-ルチ-ムの挑戦
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:復活 all for victory 全日本男子バレ-ボ-ルチ-ムの挑戦
e-hon

図解 成人病の運動処方・運動療法 虚血性心疾患編
伊賀 六一 波多野 義郎 野矢 久美子

 先月の「スポーツドクター・インタビュー」の頁で南谷和利・順天堂大学教授が、西ドイツとアメリカの心疾患患者のリハビリテーション施設を紹介、日本はまだこの方面では立ち遅れているとの指摘があった。
 その数少ない日本の施設として、虚血性心疾患の運動療法を行う「PFセンター」(Physical Fitness Center)と名づけられたものが社会保険埼玉中央病院にある。そこでの運動療法を中心に、図、写真、表を駆使して、非常に視覚的にわかりやすくまとめられているのが『図解 成人病の運動処方・運動療法 虚血性心疾患編』(伊賀六一、波多野義郎編、伊賀六一、野矢久美子著、医歯薬出版)である。
 “図解”と銘打たれているだけに、文章より図版のほうが多い。PFリーダーの設置など、これからのこの分野に対する提言も多く含まれている。日本における心臓病は、脳卒中を抜いて、死亡率2位となった。専門家だけでなく、一般にもこういった知識の必要性は高まっている。どんな人にも抵抗のない手引書である。またそれだけに医学の広まりもうかがえる本だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:医歯薬出版

(掲載日:1986-12-10)

タグ:成人病 運動処方 心疾患  
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:図解 成人病の運動処方・運動療法 虚血性心疾患編
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:図解 成人病の運動処方・運動療法 虚血性心疾患編
e-hon

トップアスリートの勝つコトバ 強運を引き寄せるスポーツ名言集
根本 真吾

 イチロー、浅田真央など、国内外のトップアスリートの語った言葉を集め、解説を加えたもの。紹介される言葉は確信に満ち、前向きな姿勢を表すものになっている。解説では、「勝つコトバ」が生まれた背景が描写され、場合によって著者自身の実体験と重ねて述べられている。著者が、その言葉に触発されて自らと対話している過程である。これによって、アスリートの言葉に重みが増している。これは読み手を問わない。つまり、読み手の置かれた状況によって、言葉から読み取ることのできる意味が変わってくるのだろう。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:秀和システム

(掲載日:2008-06-10)

タグ:アスリートの言葉  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:トップアスリートの勝つコトバ 強運を引き寄せるスポーツ名言集
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:トップアスリートの勝つコトバ 強運を引き寄せるスポーツ名言集
e-hon

天才キッカー岩本輝雄のサッカーキックバイブル
岩本 輝雄

 サッカー日本代表への選抜経験もある岩本輝雄氏が、さまざまな種類のキックを基本から教えている。そしてトラッピングやコーナーキック、フリーキックなど、場面ごとのポイントも解説。これらはDVDでも動画を見ることができる。各プレーに対してワンポイントアドバイスがついているため、どのような感覚で蹴るのかがわかりやすい。フリーキックの科学というコーナーでは、浅井武氏(筑波大)の解説記事も掲載されている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:カンゼン

(掲載日:2008-06-10)

タグ:サッカー  
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:天才キッカー岩本輝雄のサッカーキックバイブル
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:天才キッカー岩本輝雄のサッカーキックバイブル
e-hon

インナーマッスルを使った動きづくり革命 part1
森川 靖

 バスケットボール界で選手および指導者として経験を積んできた著者。あるとき、上手な選手とそうでない選手の間で、ウォーキングランジの動きが違っていることを見つける。そこから、インナーマッスルの重要性、柔軟性の重要性に気づき、コンディショニングエクササイズを考案する。梨状筋などの位置を確認する方法を紹介し、それらをゆるめるための「レッグ・ボールローリング」などを写真を多用して解説。これは自分で動かしてよりよく機能させる方法である。また、尻を締めたスクワットやハックスクワットを正しいフォームを行い、「尻締めジャンプ」を行うことで、大腿四頭筋ではなく大殿筋を使った動きを可能にするという。『マッスル・アンド・フィットネス 日本版』にて掲載された内容をまとめたもの。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:あほうせん

(掲載日:2008-06-10)

タグ:バスケットボール インナーマッスル  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:インナーマッスルを使った動きづくり革命 part1
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:インナーマッスルを使った動きづくり革命 part1
e-hon

子どもを輝かせる スポーツコミュニケーションスキル
山口 文子

 本書で最初に出てくるのが「親の仕事とは」「指導者の仕事とは」である。叱ることと怒ること、またヘルプとサポートの違いについて触れながら、子どもがスポーツにおいて輝いていくためにはどのような姿勢でいるのがよいかが書かれている。選手や子どもたちが主役であることが一貫したメッセージとなっている。白井一幸氏(元日本ハムファイターズヘッドコーチ)との対談では、実体験に由来する深みのある言葉が出ている。また、著者が全力で聴く姿勢でいることもわかる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:体育とスポーツ出版社

(掲載日:2008-06-10)

タグ:子ども スポーツコミュニケーション  
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索:子どもを輝かせる スポーツコミュニケーションスキル
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:子どもを輝かせる スポーツコミュニケーションスキル
e-hon

プロが教える骨と関節のしくみ・はたらきパーフェクト事典
石井 直方 岡田 隆

 身体の骨と骨で構成される関節を、コンピュータグラフィックスを使って1つずつ丁寧に解説した一冊。骨と関節、靭帯、関節運動が中心であり、全ページがカラーである。
 なお、筋については起始停止を記述するのみにとどまっていて、同じシリーズの別の著(『筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典』)が担当している形である。
 立体的に描かれたたくさんの骨が、さまざまな角度から描かれている。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナツメ社

(掲載日:2014-10-25)

タグ:解剖学 機能解剖学 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:プロが教える骨と関節のしくみ・はたらきパーフェクト事典
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:プロが教える骨と関節のしくみ・はたらきパーフェクト事典
e-hon

山本博のアーチェリー上達バイブル 的中率を上げる50のコツ
山本 博

 アーチェリー競技において、弓の組み立て方からメンテナンスの方法、弓を射る際の気をつけるべきポイント、ルールなど、気をつけないといけないポイントがわかりやすくコンパクトにまとめられている。
 上達につれて矢を引く長さ(矢尺)が変わり、弓を引く力の強さ(ポンド数)も変わっていく。若年選手では身体も変化していく中で、フォームをつくりあげていくことが重要であるということが書かれてある。筋力やメンタル面の強化についても触れている。アーチェリーに特化した形でストレッチングやトレーニング、アイシング、ホットパックについても言及があり、肩周りのコンディショニングなど、参考になる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:メイツ出版

(掲載日:2015-05-07)

タグ:アーチェリー 入門書 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:山本博のアーチェリー上達バイブル 的中率を上げる50のコツ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:山本博のアーチェリー上達バイブル 的中率を上げる50のコツ
e-hon

Essentials of Strength Training and Conditioning 4th Edition
National Strength and Conditioning Association G. Gregory Haff

1994年の初版以来、版を重ねてきたEssentials of Strength Training and Conditioning、4th edition(第4版)が出版された。本書は英語で書かれている。トレーニングプログラムを考案したり、指導するにあたって、必要となる科学的知識やテスト、トレーニング方法などについて体系的に学ぶことができる書籍である。現時点では第3版までは日本語の翻訳が出版されている。改訂にあたって、主な変更点は以下の通りである(Updates to Fourth Editionの項目を参考とした)。

・適切なエクササイズフォームによる21のレジスタンストレーニングエクササイズのデモンストレーションがオンラインビデオで用意され、授業や実際の使用に用いることができる(訳注:翻訳版においてオンラインビデオが利用できるかどうかは未定)。
・アップデートされた研究──高強度インターバルトレーニング(HIIT)、オーバートレーニング、アジリティと方向転換、栄養、ピリオダイゼーション──により、業界で広がったトレンドを理解するのに役立つ。
・新たに、指示や写真による、代替的な様式や非伝統的(nontraditional)な用具を用いたエクササイズのテクニックを示す章を設けた。
・10の追加的なテスト、最大筋力、パワー、有酸素性能力、柔軟性、レジスタンストレーニング、プライオメトリックエクササイズ、スピード&アジリティドリルは、専門職がプログラムをデザインし、現行のガイドラインを反映させるうえで手助けとなるだろう。

以下は各章の章タイトルを仮訳したものである。

1. 人体の構造と機能
2. レジスタンスエクササイズのバイオメカニクス
3. 運動とトレーニングの生体エネルギー論
4. レジスタンスエクササイズに対する内分泌応答
5. 無酸素的トレーニングプログラムに対する適応
6. 有酸素的持久的トレーニングプログラムに対する適応
7. レジスタンストレーニングに対する年齢差・性差と関連すること
8. 競技への準備とパフォーマンスにおける心理学
9. 健康における基本的な栄養的要因
10. パフォーマンスを最大化するための栄養戦略
11. パフォーマンスを向上させる物質と方法
12. テストの選択と実施の原則
13. 選択されたテストの実施やスコアづけ、解釈
14. ウォーミングアップと柔軟性トレーニング
15. フリーウェイトとマシーントレーニングのエクササイズテクニック
16. 代替的な様式および非伝統的な用具のトレーニングにおけるエクササイズテクニック
17. レジスタンストレーニングのプログラムデザイン
18. プライオメトリックトレーニングにおけるプログラムデザインとテクニック
19. スピードおよびアジリティトレーニングにおけるプログラムデザイン
20. 有酸素的持久的トレーニングにおけるプログラムデザイン
21. ピリオダイゼーション
22. リハビリテーションとリコンディショニング
23. 施設のデザイン、レイアウト、運営
24. 施設の方針、手順、法的問題

ページ数は約735ページ。ほぼ第3版の内容を踏襲し、ところどころ新しい記述が入っている。たとえば第4章までに関しては、高強度インターバルトレーニング(HIIT)の生理学的な分析や、成長ホルモンについて明らかになったことが盛り込まれていることが確認できた。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:Human Kinetics

(掲載日:2016-04-01)

タグ:トレーニング  
カテゴリ トレーニング
CiNii Booksで検索:Essentials of Strength Training and Conditioning 4th Edition
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:Essentials of Strength Training and Conditioning 4th Edition
e-hon

最強パンチ理論 身体運用編
三宅 満

 強いパンチを効率よく打つにはどう身体を使えばよいかを、バイオメカニクスをはじめとしたスポーツ科学にもとづいて解説している。どのスポーツにも共通する、パワーポジションなどの基本を、格闘技の動きにも取り入れようというものだ。元ボクサーの著者がモデルとなった写真も豊富に用いられており、身体運用、格闘技のわかりやすい入門書となっている。







(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2012-05-10)

タグ:格闘技  
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:最強パンチ理論 身体運用編
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:最強パンチ理論 身体運用編
e-hon

関節ストレッチ&トレーニング からだの動きを自力で取り戻す
矢野 啓介 加藤 賢二

 日本関節コンディショニング協会が監修した、セルフケアのための本。全5章中2章を割いて、関節の仕組みやトレーニングの種類を説明している。後半は、関節ごとに可動域チェック・ストレッチ・トレーニングを1セットとして紹介。
 ストレッチによって取り戻した動きを維持するには、トレーニングと組み合わせるのが効果的だという。治療院での治療効果の維持からスポーツ選手のパフォーマンスアップまで応用可能だ。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:スタジオタッククリエイティブ

(掲載日:2012-05-10)

タグ:ストレッチング トレーニング 
カテゴリ ストレッチング
CiNii Booksで検索:関節ストレッチ&トレーニング からだの動きを自力で取り戻す
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:関節ストレッチ&トレーニング からだの動きを自力で取り戻す
e-hon

動作でわかる筋肉の基本としくみ
山口 典孝 左 明 石井 直方

 筋学の基礎にはじまり、各骨格筋の解剖学的位置と働き、さらにどんなトレーニングやストレッチが効くかが、CGモデルを使って示されている。上肢帯・肩関節、足関節・足指といった部位ごとに章立てされていて、各筋が見開き1ページにまとめられているので見たい筋にすぐたどりつける。
 さらに付録として筋の起始・停止・作用・支配神経・生活動作の一覧もついており、重要点は赤シートで隠して覚えられる赤字表記となっている。
 実際に身体を動かして仕組みを確認することも容易で、トレーニングやリハビリテーションの現場を志す人に最適な一冊といえる。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:マイナビ

(掲載日:2012-05-10)

タグ:解剖学 機能解剖学 筋 
カテゴリ スポーツ医学
CiNii Booksで検索:動作でわかる筋肉の基本としくみ
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:動作でわかる筋肉の基本としくみ
e-hon

なりたいカラダになる食材のルール トータル・ワークアウト式ダイエット
池澤 智

 トータル・ワークアウトでは、ジム入会者に「食事の仕方」の話をまずするという。それを体系的にまとめたのが本書だ。
 食材・レシピの選び方、食べる量・間隔、そして日常的なエクササイズとの併用という3つのルールに則って、「なりたいカラダ」別に3種類のダイエット法(食べ方)を紹介している。食材の選び方に多くのページを割いているのは、とくに女性の場合「○○は美容にいい」といった健康知識が豊富で、それをもとにアレンジを加えてしまいがちなことを考慮した結果だ。
 主に一般女性向けの内容ではあるが、食材の基本情報やレシピなどは、チームやアスリート、ジュニア世代への食事指導の際に大いに参考になるだろう。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:実業之日本社

(掲載日:2012-05-10)

タグ:食事 ダイエット 
カテゴリ
CiNii Booksで検索:なりたいカラダになる食材のルール トータル・ワークアウト式ダイエット
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:なりたいカラダになる食材のルール トータル・ワークアウト式ダイエット
e-hon

姿勢の脳・神経科学 その基礎から臨床まで
大築 立志 鈴木 三央 柳原 大 大槻 利夫 神﨑 素樹 高草木 薫 内藤 寛 平島 雅也 政二 慶

「ヒトの動きの神経科学シリーズ」の刊行が開始された。その1冊目として、スポーツはもちろん日常の中でのヒトの動きと密接な関係にある姿勢が取り上げられている。姿勢(フォーム)の制御メカニズムを、脳科学、神経科学はもちろんバイオメカニクスなどさまざまな切り口から迫る。
 それぞれの姿勢を制御する際に内部で何が起きているかについて、研究成果がコンパクトにまとめられており、原理を知りたい人には待望の書ではないだろうか。後半では脳卒中後遺症や姿勢反射障害の患者への治療にも触れ、臨床への応用までカバーしている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:市村出版

(掲載日:2012-05-10)

タグ:神経科学 姿勢 脳 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:姿勢の脳・神経科学 その基礎から臨床まで
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:姿勢の脳・神経科学 その基礎から臨床まで
e-hon

アスリート食堂 筋力向上のための一週間献立集 体づくりと試合に向けて
吉谷 佳代 小清水 孝子

 研究成果に基づいて栄養素を配分したメニューであるのはもちろんだが、本書はさらに「食べてもらえる」ことに焦点を絞っている。
 週末に試合のある一週間を想定して紹介されていくメニューは、どれも食欲を誘うもので、かつ朝食・昼食の調理時間は10分程度に抑えられており、取り入れやすい。
 自炊するアスリートや選手の家族に勧めるのにちょうどよい1冊だ。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:文光堂

(掲載日:2012-06-10)

タグ:食事 献立 
カテゴリ
CiNii Booksで検索:アスリート食堂 筋力向上のための一週間献立集 体づくりと試合に向けて
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:アスリート食堂 筋力向上のための一週間献立集 体づくりと試合に向けて
e-hon

2ギア理論 強い人の『身体操作』の秘密
湊谷 秀文

 空手の正道会館師範である湊谷氏が、打撃格闘技における身体操作のコツを「M式打撃術」としてまとめた。その中核となるのが「2ギア理論」で、2つの歯車(ギア)がショルダー、ヒップ、両サイド、そして身体の中心をクロスするように存在するとイメージして、パンチやキック、さらにはスポーツ全般の動きを行うというものだ。
 この理論はスポーツ力学とは関係がないと著者自身も断りを入れており、まさに独自の指導法と言えるが、効率的な動きを「イメージ」を使って伝える際の、1つの参考になるのではないだろうか。



(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:東邦出版

(掲載日:2012-06-10)

タグ:格闘技 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:2ギア理論 強い人の『身体操作』の秘密
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:2ギア理論 強い人の『身体操作』の秘密
e-hon

からだの動きを科学する 一流選手の動きはなぜ美しいのか
小田 伸午

 研究・大学教育に長く携わる中で、スポーツ科学とスポーツ実践という「二つの真実」があると気付いたと著者は言う。研究から得られた理論と、定量的に表しにくい感覚とを、どちらかに偏ることなく、双方を生かす。それをうまく行っているのが一流選手だという。これを、スプリントや相撲など、豊富な例を用いて解説している。とくに、床反力など外力を生かす力の「抜き」と、関節を正しい位置に置く姿勢とが本書におけるポイントになるが、これを自然に実践しているのが子どもや動物なのだそうだ。
 研究知見をどのように現場に生かすか、選手の感覚をどのようにトレーニングに結びつけるかといったヒントが詰まっている。




(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:角川学芸出版

(掲載日:2012-06-10)

タグ:動き 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:からだの動きを科学する 一流選手の動きはなぜ美しいのか
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:からだの動きを科学する 一流選手の動きはなぜ美しいのか
e-hon

コ-チとプレーヤーのためのサッカー医学テキスト
財団法人日本サッカー協会スポーツ医学委員会

 国際サッカー連盟(FIFA)スポーツ医学委員会が力を入れて取り組んでいるアンチドーピングなどのトピックを中心に、サッカー競技に関わる指導者、選手自身が知っておくべき内容を網羅している。とくに外傷・傷害については多くのページを割き、症例と対応を豊富に紹介。
 また、FIFAの提唱する外傷予防のためのウォームアッププログラム「11+(イレブンプラス)」をDVDを用いて解説するほかにも、Jリーグチームに義務づけられている健康管理記録「サッカーヘルスメイト」や大会医事運営についても触れており、地域・レベルにかかわらずサッカー現場の安全性と質を底上げしようという姿勢がうかがえる。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:金原出版

(掲載日:2012-06-10)

タグ:サッカー  
カテゴリ スポーツ医学
CiNii Booksで検索:コ-チとプレーヤーのためのサッカー医学テキスト
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:コ-チとプレーヤーのためのサッカー医学テキスト
e-hon

腹を凹ます体幹トレーニング


「腹を凹ます」ことにフォーカスした、トレーニング入門ムック。人体図を用いて各トレーニングがどの筋肉に働きかけているか明示するなど、確かな理論にもとづいて展開される。
 デスクや椅子を使ったエクササイズは、一般アスリートに広く活用できるだろう。
 後半では食事や睡眠にも触れており、体幹トレーニングと合わせて継続することで根本から太りにくい身体がつくられると説く。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ベストセラーズ

(掲載日:2012-04-10)

タグ:体幹 トレーニング 
カテゴリ 運動実践
CiNii Booksで検索:腹を凹ます体幹トレーニング
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:腹を凹ます体幹トレーニング
e-hon

ローイングの健康スポーツ科学
樋口 満

 ローイングとはボート漕ぎのこと。欧米では生涯スポーツの1つとして認知されている。日本でも普及することを願って、本書が編纂された。
 座って行えるローイングは健康づくりのエクササイズに適していることから、中高年者の身体への影響や実施時の注意点についても詳しく記述されているのが特色と言える。
 ローイングの研究者としても愛好者としてもキャリアの長い樋口氏の情熱がうかがえる。


(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:市村出版

(掲載日:2012-04-10)

タグ:漕艇 トレーニング 健康 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:ローイングの健康スポーツ科学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:ローイングの健康スポーツ科学
e-hon

観察眼
遠藤 保仁 今野 泰幸

 スポーツに携わる人にとっては身につけたいであろう「観察眼」。言葉そのものは本書終盤まで登場しないが、示唆に富み引き込まれる内容だ。
 第一部は、センターバックとして評価の高い今野泰幸のサッカー半生。自分の武器に気付くことも、サッカーを知ることも「人より遅かった」と言うが、自身や所属チーム、日本代表にも及ぶ分析は鋭い。第二部では今野と遠藤保仁との対談を挟み、2011年のアジアカップでの一戦を振り返る中で、ようやく遠藤が「観察眼」について触れる。それをふまえて、第三部で遠藤が何を考えてプレーし、プレーを通して何を感じているかが書かれている。
 遠藤は「観察眼」を、「試合を読む力」と言い換えた。そこから第一部を見返すと、今野が「試合の流れを読むために重要な要素は嗅覚」と言っている部分がある。この感覚は、試合経験を積むことで培われていくという。現在の日本代表を支える2人のサッカー観が凝縮された一冊となっている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:角川書店

(掲載日:2012-04-10)

タグ:サッカー 
カテゴリ 人生
CiNii Booksで検索:観察眼
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:観察眼
e-hon

鍼療法図鑑
ハンス-ウルリッヒ・ヘッカー アンゲリカ・シュテフェリング エルマー・T・ポイカー ヨルグ・ケストナー カイ・リープヘン 兵頭 明 東出 顕子

 原題は『Color Atlas of Acupuncture』で、ドイツで出版された東洋医学のポケットアトラスである。
 内容は3つに分かれ、取穴法では取穴部位、刺入の深さ、適応症、中国伝統医学における主治という項目があり、カラーイラストや写真でも解説されている。臨床上で注意すべき点や、文献に関する記述もある。耳穴はノジェ式と中国式の2つが紹介されている。トリガーポイントについては、定義から入り、どのように治療を行うのかについてまとめている。その後、個別の筋肉の説明、トリガーポイントや痛みの投射領域について解説される。
 鍼治療の組み立てのヒントにもなる書籍である。盛り込まれている内容の割に、コンパクトにまとめてあり、持ち運びにも適している。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ガイアブックス

(掲載日:2012-04-10)

タグ:鍼 
カテゴリ 東洋医学
CiNii Booksで検索:鍼療法図鑑
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:鍼療法図鑑
e-hon

スポーツ科学の教科書 強くなる・うまくなる近道
谷本 道哉 石井 直方

 運動生理学、機能解剖学などの章立てとなっているが、順番に読む必要はないと筆者は言う。確かに、スポーツに関する素朴な疑問が生まれたタイミングでそれに合った項目を開くほうが、すんなりと頭に入っていきそうだ。
 疑問が生まれたり考えたりするのは、強くなりたい、うまくなりたいときに他ならない。そんなとき正しい方向へ導く助けとなる、指導者代わりの一冊と言える
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:岩波書店

(掲載日:2012-07-10)

タグ:スポーツ科学 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:スポーツ科学の教科書 強くなる・うまくなる近道
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ科学の教科書 強くなる・うまくなる近道
e-hon

動きが心をつくる 身体心理学への招待
春木 豊

 長年の研究成果をまとめた著書「身体心理学」に続き、身体の動きと心の関係を明らかにしていく。「身体」ではなく「身体の動き」に着目しているのが興味深い。例示された中でも呼吸や姿勢を始め、筋反応といった切り口はスポーツにも通ずる。筋弛緩により心の緊張もほぐれるといった具合である。
 全体としてはアカデミックな内容で、直接日々のスポーツ活動に応用できるというわけではないが、普段と違った視点から動きについて考えると、新たな発見があるのではないだろうか。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:講談社

(掲載日:2012-07-10)

タグ:身体 動き 
カテゴリ 身体
CiNii Booksで検索:動きが心をつくる 身体心理学への招待
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:動きが心をつくる 身体心理学への招待
e-hon

食と健康のホントがみえる栄養学 健康検定協会推奨 知りたいトピックから学べる実践参考書
古畑 公 木村 康一 岡村 博貴 望月 理恵子

 正しい知識をもとに望ましい生活習慣を身につけることさえできれば、健康やパフォーマンスアップにぐっと近づく。だが、食や身体に関してはさまざまな情報が溢れ、どれを信じてよいのかわからない。そこで本書によって、科学的根拠を理解するとともに「健康力」を身につけようというわけだ。
 〇╳形式でトピックがわかりやすく解説され、冷え性や腰痛など症状から索引をたどることもできる。栄養について1から説明していく形ではなく、日々の生活から食を振り返ることのできる形式となっている。選手や患者を24時間見張ることはできないが、本書によって自主性を育てることはできるかもしれない。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:誠文堂新光社

(掲載日:2012-07-10)

タグ:栄養 食事 
カテゴリ
CiNii Booksで検索:食と健康のホントがみえる栄養学 健康検定協会推奨 知りたいトピックから学べる実践参考書
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:食と健康のホントがみえる栄養学 健康検定協会推奨 知りたいトピックから学べる実践参考書
e-hon

オーチスのキネシオロジ- 身体運動の力学と病態力学
キャロル・A.オ-チス 山崎 敦 佐藤 俊輔 白星 伸一 藤川 孝満

 これから身体の構造と動きについて学び始める人にも、すでに治療家として第一線で活躍している人にも必携の書と言える原著第2版が完全翻訳された。
 厚さ約5cmと辞書のようなボリュームの本書は全5部からなり、まず運動学のベースとなるバイオメカニクスについて触れた後、上肢、頭部と脊柱、下肢の機能を豊富な写真・図版を用いて解説している。これらの記述はもちろん、確かなエビデンスに基づく。また、コラムとして挟まれる臨床との関連についての記述は、治療家1人では難しい臨床例の蓄積の一助となるだろう。第5部では、さまざまな動作に影響する姿勢と歩行についても言及されている。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ラウンドフラット

(掲載日:2012-07-10)

タグ:キネシオロジー 機能解剖学 解剖学 
カテゴリ スポーツ医科学
CiNii Booksで検索:オーチスのキネシオロジ- 身体運動の力学と病態力学
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:オーチスのキネシオロジ- 身体運動の力学と病態力学
e-hon

スポーツ哲学の入門 スポーツの本質と倫理的諸問題
シェリル・ベルクマン・ドゥルー 川谷 茂樹

 タイトルに入門とある通り、スポーツ哲学のトピックが網羅された労作だ。とくに現代社会におけるスポーツの価値や、ドーピングなどの倫理的問題について多くのページを割いている。
 すぐに目を通せる分量でも、結論を得られる分野でもないが、スポーツに関わるなら知っておくべき内容ではないだろうか。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ナカニシヤ出版

(掲載日:2012-08-10)

タグ:哲学 倫理  
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:スポーツ哲学の入門 スポーツの本質と倫理的諸問題
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:スポーツ哲学の入門 スポーツの本質と倫理的諸問題
e-hon

よくわかるスポーツ文化論
井上 俊 菊 幸一

 教科書のような体裁で、多岐に渡るトピックがコンパクトにまとめられている。欄外にて用語説明や文献紹介がなされ、基礎から発展までカバーする。
 教育、ビジネス、地域といった様々な視点を含み、調査法にまで言及している本書は、スポーツを学ぼうとする人にとって必携の書と言っても過言ではない。
(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元:ミネルヴァ書房

(掲載日:2012-08-10)

タグ:スポーツ文化  
カテゴリ その他
CiNii Booksで検索:よくわかるスポーツ文化論
紀伊國屋書店ウェブストアで検索:よくわかるスポーツ文化論
e-hon

なぜ全日本女子バレーは世界と互角に戦えるのか
渡辺 啓太 大塚 一樹

 全日本女子バレーのテレビ中継にて、タブレット端末を手にする監督の姿がよく映る。そこにはどんな情報が送られているのか、誰がデータを収集しまとめているのか。そこにスポットを当てた。
 表紙の数字とアルファベットの文字列は、実際の試合時に入力されたものだ。激しい情報戦の中、公開してしまっていいのかと感じるかもしれないが、各国代表ともデータの活用方法は日々進化している。では日本代表にて試行錯誤を積み重ねてきたのはと言えば、二十代の若き渡辺氏であった。
 渡辺氏が出身校の恩師や代表監督、選手たち、チームメイト、そして家族に支えられながら、「アナリスト」として認められていく様が伝わってくる。スポーツ現場を支えるスタッフにとっては、ここまで全力を注げているかと振り返ったり、真摯に取り組めばきっと認めてもらえると勇気づけられたりもする一冊と言える。

(月刊トレーニング・ジャーナル編集部)

出版元: 東邦出版

(掲載日:2012-08-10)

タグ:データ分析 アナリティクス アナリスト 
カテゴリ 指導
CiNii Booksで検索: